JPH025A - カメラの視線方向検出装置 - Google Patents
カメラの視線方向検出装置Info
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- JPH025A JPH025A JP63143259A JP14325988A JPH025A JP H025 A JPH025 A JP H025A JP 63143259 A JP63143259 A JP 63143259A JP 14325988 A JP14325988 A JP 14325988A JP H025 A JPH025 A JP H025A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2213/00—Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
- G03B2213/02—Viewfinders
- G03B2213/025—Sightline detection
Landscapes
- Viewfinders (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Eye Examination Apparatus (AREA)
- Focusing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、カメラの視線方向検出装置に関し、とりわけ
、ファインダーの視野内に設けられた複数個の合焦用ゾ
ーンと光学的に略共役な位置にそのファインダーの各合
焦用ゾーンに対応するオートフォーカス光学系の合焦用
ゾーンを設け、そのファインダーの各合焦用ゾーンのい
ず九かーっを選択してその選択された合焦用ゾーンに対
応するオートフォーカス光学系を用いて、その合焦用ゾ
ーンに重なって見える被写体に合焦を行なう自動台焦装
置を有するカメラに好適の視線方向検出装置に関するも
のである。
、ファインダーの視野内に設けられた複数個の合焦用ゾ
ーンと光学的に略共役な位置にそのファインダーの各合
焦用ゾーンに対応するオートフォーカス光学系の合焦用
ゾーンを設け、そのファインダーの各合焦用ゾーンのい
ず九かーっを選択してその選択された合焦用ゾーンに対
応するオートフォーカス光学系を用いて、その合焦用ゾ
ーンに重なって見える被写体に合焦を行なう自動台焦装
置を有するカメラに好適の視線方向検出装置に関するも
のである。
(発明の背景)
従来から、カメラには、オートフォーカス光学系を備え
たものがある。たとえば、第39図は、このオートフォ
ーカス光学系を備えた一眼レフカメラの光学系の概略構
成を示すもので、その第39図において、1は撮影レン
ズ、2は被写体、3は視野マスク、4はコンデンサレン
ズ、5は絞りマスク、6,7はセパレータレンズ、8は
受光部としてのCCOである。ここで、視野マスク3.
コンデンサレンズ4.絞りマスク5.セパレータレンズ
6、?、CCD8は、一体にモジュール化されて。
たものがある。たとえば、第39図は、このオートフォ
ーカス光学系を備えた一眼レフカメラの光学系の概略構
成を示すもので、その第39図において、1は撮影レン
ズ、2は被写体、3は視野マスク、4はコンデンサレン
ズ、5は絞りマスク、6,7はセパレータレンズ、8は
受光部としてのCCOである。ここで、視野マスク3.
コンデンサレンズ4.絞りマスク5.セパレータレンズ
6、?、CCD8は、一体にモジュール化されて。
オートフォーカス光学系9を構成する。
このオートフォーカス光学系9は、視野マスク3がフィ
ルム等価面10の近傍に設けられている。
ルム等価面10の近傍に設けられている。
フィルム等価面1Gは、撮影レンズ1を介して被写体2
と光学的に共役な位置にある。このフィルム等価面10
には、撮影レンズ1が合焦状態にあるときに、被写体2
の像11がピントの合った状態で形成される。コンデン
サレンズ4と絞りマスク5とは、撮影レンズlの左右を
通過する撮影光を2つの光束に分割する機能を有し、セ
パレータレンズ6.7は、コンデンサレンズ4を介して
撮影レンズ1と光学的に共役な位置にある。
と光学的に共役な位置にある。このフィルム等価面10
には、撮影レンズ1が合焦状態にあるときに、被写体2
の像11がピントの合った状態で形成される。コンデン
サレンズ4と絞りマスク5とは、撮影レンズlの左右を
通過する撮影光を2つの光束に分割する機能を有し、セ
パレータレンズ6.7は、コンデンサレンズ4を介して
撮影レンズ1と光学的に共役な位置にある。
セパレータレンズ6.7は、第40図に模式的に示すよ
うに、水平方向に配置されている。このセパレータレン
ズ6.7は、後述するファインダーの中央合焦用ゾーン
と光学的に共役な位置にある合焦用ゾーン12を介して
撮影レンズ1の射出瞳13の仮想的な開口領域14.1
5を覗いている。セパレータレンズ6.7には、その開
口領域14.15を通過した光束が取り込まれる。フィ
ルム等価面10に形成された像tiは、そのセパレータ
レンズ6.7によって、CCD8の2つの領域に像11
として再結像される。
うに、水平方向に配置されている。このセパレータレン
ズ6.7は、後述するファインダーの中央合焦用ゾーン
と光学的に共役な位置にある合焦用ゾーン12を介して
撮影レンズ1の射出瞳13の仮想的な開口領域14.1
5を覗いている。セパレータレンズ6.7には、その開
口領域14.15を通過した光束が取り込まれる。フィ
ルム等価面10に形成された像tiは、そのセパレータ
レンズ6.7によって、CCD8の2つの領域に像11
として再結像される。
この再結像された像11の合焦時(第41図(a)参照
)の像間隔に対応する信号Sの間隔を第42図に示すよ
うに悲。とする。ここで、第41図(b)に示すように
合焦時に較べて、m側で撮影レンズ1のピントが合って
いるときには、第42図に示すように像間隔が狭まって
、これに対応する信号Sの間隔が悲。よりも小さくなる
。反対に、第41図(c)に示すように、合焦時に較べ
て後側で撮影レンズ1のピントが合っているときには、
第42図に示すように、像間隔が広がって、これに対応
する信号Sの間隔が悲。よりも大きくなる。この像間隔
の変化は、撮影レンズ1のデフォーカス量に比例するの
で、従来の一眼レフカメラでは、そのCCD 8の像間
隔を検出し、これを演算処理して撮影レンズ1のデフォ
ーカス方向とデフォーカス量とにより。
)の像間隔に対応する信号Sの間隔を第42図に示すよ
うに悲。とする。ここで、第41図(b)に示すように
合焦時に較べて、m側で撮影レンズ1のピントが合って
いるときには、第42図に示すように像間隔が狭まって
、これに対応する信号Sの間隔が悲。よりも小さくなる
。反対に、第41図(c)に示すように、合焦時に較べ
て後側で撮影レンズ1のピントが合っているときには、
第42図に示すように、像間隔が広がって、これに対応
する信号Sの間隔が悲。よりも大きくなる。この像間隔
の変化は、撮影レンズ1のデフォーカス量に比例するの
で、従来の一眼レフカメラでは、そのCCD 8の像間
隔を検出し、これを演算処理して撮影レンズ1のデフォ
ーカス方向とデフォーカス量とにより。
撮影レンズ1を合焦位置に駆動させるようにしている。
そして、たとえば、第43図に示すように、ファインダ
ー16の中央に設けられた中央合焦用ゾーン17に所望
の被写体2が入るように構図を決め、ボタンを操作する
と、デフォーカス方向とデフォーカス量とが自動的に演
算され、被写体2にピントの合った撮影写真を得ること
ができる。
ー16の中央に設けられた中央合焦用ゾーン17に所望
の被写体2が入るように構図を決め、ボタンを操作する
と、デフォーカス方向とデフォーカス量とが自動的に演
算され、被写体2にピントの合った撮影写真を得ること
ができる。
ところで、この種の一眼レフカメラでは、合焦用ゾーン
がファインダー16の中央に設けられているので、この
ままでは、被写体2が写真中央に位置することになる。
がファインダー16の中央に設けられているので、この
ままでは、被写体2が写真中央に位置することになる。
しかし、周辺に被写体2を配置した撮影写真を得たい場
合もある。
合もある。
従来の一眼レフカメラでは、これを考慮してフォーカス
ロック機構が設けられている。このフォーカスロツク機
構番用いれば、被写体2をファインダーの中央に位置さ
せ、被写体2に撮影レンズを合焦させ、この状態でフォ
ーカスロックを行ない、第441i1に示すように、フ
レーミングを行なって撮影すれば、周辺部に所望の被写
体2を配置した撮影写真を得ることができる。
ロック機構が設けられている。このフォーカスロツク機
構番用いれば、被写体2をファインダーの中央に位置さ
せ、被写体2に撮影レンズを合焦させ、この状態でフォ
ーカスロックを行ない、第441i1に示すように、フ
レーミングを行なって撮影すれば、周辺部に所望の被写
体2を配置した撮影写真を得ることができる。
ところが、この一眼レフカメラでは、構図を決め直して
撮影を行なうという手順を踏むため、撮影に手間がかか
りすぎる開運がある。
撮影を行なうという手順を踏むため、撮影に手間がかか
りすぎる開運がある。
そこで、本件出願人は、周辺部に所望の被写体を配置し
た撮影写真を得るための撮影操作を迅速に行なうことの
できる一眼レフカメラの自動測距装置を先に出願した(
特l[@62−22561号)。
た撮影写真を得るための撮影操作を迅速に行なうことの
できる一眼レフカメラの自動測距装置を先に出願した(
特l[@62−22561号)。
この先に出願に開示のものを、第27図〜第30図を参
照しつつ概略説明する。
照しつつ概略説明する。
第27図において、実線で示す13はオートフォーカス
光学系9の合焦用ゾーン12から覗いた射出瞳である。
光学系9の合焦用ゾーン12から覗いた射出瞳である。
この射出瞳13は第28図に示すように略円形である。
°一方、セパレータレンズ6.7から覗いた開口領域1
4.15は略楕円形である。
4.15は略楕円形である。
オートフォーカス光学系9の左右両側には、周辺部合焦
用のオートフオーカス光学系I11.19が設けられて
いる。オートフォーカス光学系18は一対のセパレータ
レンズ20.21− CCD22を有し、オートフォー
カス光学系19は一対のセパレータレンズ23、24、
CCD25を有する。
用のオートフオーカス光学系I11.19が設けられて
いる。オートフォーカス光学系18は一対のセパレータ
レンズ20.21− CCD22を有し、オートフォー
カス光学系19は一対のセパレータレンズ23、24、
CCD25を有する。
ファインダー16の視野内には、第29図に示すように
、その中央合焦用ゾーン17の左右両側に、周辺部合焦
用のオートフォーカス光学系1g、19に対応させて、
周辺部合焦用ゾーン26.27が並べて設けられている
。
、その中央合焦用ゾーン17の左右両側に、周辺部合焦
用のオートフォーカス光学系1g、19に対応させて、
周辺部合焦用ゾーン26.27が並べて設けられている
。
この周辺部合焦用ゾーン26.27はオートフォーカス
合焦用ゾーン2g、29と光学的に略共役な位置関係に
ある。セパレータレンズ20.21.セパレータレンズ
23,24は、上下方向に配置され、図示を略すコンデ
ンサレンズ4を介して撮影レンズ1の破線で示す射出瞳
13と光学的に略共役であり、合焦用ゾーン28.29
を介してその破線で示された射出瞳13の上下方向の開
口領域30.31を覗いている。
合焦用ゾーン2g、29と光学的に略共役な位置関係に
ある。セパレータレンズ20.21.セパレータレンズ
23,24は、上下方向に配置され、図示を略すコンデ
ンサレンズ4を介して撮影レンズ1の破線で示す射出瞳
13と光学的に略共役であり、合焦用ゾーン28.29
を介してその破線で示された射出瞳13の上下方向の開
口領域30.31を覗いている。
このようにセパレータレンズ20.21.セパレータレ
ンズ23,24を上下方向に配置したのは、撮影レンズ
lを介して合焦用ゾーン28.29に入射する光束は、
第30111に示すようにビネッティングの影響を受け
て斜光束となり、合焦用ゾーン28.29から見た撮影
レンズ1の破線で示す射出瞳13はビネッティングを受
けて、偏平につぶれた形状となり、水平方向に開口領域
30.31を設けると、セパレータレンズ20.21(
セパレータレンズ20.21)のレンズ間の基線長を十
分に確保することができず。
ンズ23,24を上下方向に配置したのは、撮影レンズ
lを介して合焦用ゾーン28.29に入射する光束は、
第30111に示すようにビネッティングの影響を受け
て斜光束となり、合焦用ゾーン28.29から見た撮影
レンズ1の破線で示す射出瞳13はビネッティングを受
けて、偏平につぶれた形状となり、水平方向に開口領域
30.31を設けると、セパレータレンズ20.21(
セパレータレンズ20.21)のレンズ間の基線長を十
分に確保することができず。
レンズの性能に低下をきたして像間隔の検出精度が劣化
するからである。
するからである。
なお、その第27図において、息は撮影レンズ1の光軸
、虞□はオートフォーカス光学系18の中心光軸、jl
、はオート・フォーカス光学系19の中心光軸、中心光
軸處い童、は実線で示された射出瞳13の中心01で交
わっている。また。處、1はセパレータレンズ20の光
軸、悲□、はセパレータレンズ21の光軸、n2□はセ
パレータレンズ23の光軸、attはセパレータレンズ
24の光軸であり、光軸愈□、、j1.□は開口領域3
1′の中心02で交おっており。
、虞□はオートフォーカス光学系18の中心光軸、jl
、はオート・フォーカス光学系19の中心光軸、中心光
軸處い童、は実線で示された射出瞳13の中心01で交
わっている。また。處、1はセパレータレンズ20の光
軸、悲□、はセパレータレンズ21の光軸、n2□はセ
パレータレンズ23の光軸、attはセパレータレンズ
24の光軸であり、光軸愈□、、j1.□は開口領域3
1′の中心02で交おっており。
光軸Q□7+ a、2は開口領域の中心03で交わって
いる。
いる。
このように、ファインダー16の視野内に複数個の合焦
用ゾーンを設けると共に、その複数個の合焦用ゾーンと
光学的に略共役な位置にファインダー16の各合焦用ゾ
ーンに対応するオートフォーカス光学系の合焦用ゾーン
を設け、J11影者の意図する合焦用ゾーン(第29図
参照)に対応するCCDを駆動させるために、ボタン操
作によりその意図する合焦用ゾーンを選択するようにす
れば、その選択された合焦用ゾーンに対応するオートフ
ォーカス光学系を用いて、その選択された合焦用ゾーン
を通じて見える被写体2に撮影レンズを自動的に合焦さ
せることができることになる。
用ゾーンを設けると共に、その複数個の合焦用ゾーンと
光学的に略共役な位置にファインダー16の各合焦用ゾ
ーンに対応するオートフォーカス光学系の合焦用ゾーン
を設け、J11影者の意図する合焦用ゾーン(第29図
参照)に対応するCCDを駆動させるために、ボタン操
作によりその意図する合焦用ゾーンを選択するようにす
れば、その選択された合焦用ゾーンに対応するオートフ
ォーカス光学系を用いて、その選択された合焦用ゾーン
を通じて見える被写体2に撮影レンズを自動的に合焦さ
せることができることになる。
よって、この一眼レフカメラを用いれば、構図を決める
ためにフォーカスロックを行なう傾わしさな解消できる
。
ためにフォーカスロックを行なう傾わしさな解消できる
。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、せっかく、そのファインダー16の視野内に
複数個の合焦用ゾーン17.26.27を設けると共に
、その複数個の合焦用ゾーン17.26.27と光学的
に略共役な位置にファインダー16の各合焦用ゾーン1
7,26.27に対応するオートフォーカス光学系の合
焦用ゾーン9.18.19を設けたのであるから、その
ファインダー16の視野内の複数個の合焦用ゾーンのう
ちのいずれかが選択されたことを自動的に検出できるよ
うにすれば、ファインダー16の視野内に設けられた複
数個の合焦用ゾーン17.26.27のうちの一つを手
動により選択する煩わしさも解消することができ、カメ
ラとしてより一層便利なものとなる。
複数個の合焦用ゾーン17.26.27を設けると共に
、その複数個の合焦用ゾーン17.26.27と光学的
に略共役な位置にファインダー16の各合焦用ゾーン1
7,26.27に対応するオートフォーカス光学系の合
焦用ゾーン9.18.19を設けたのであるから、その
ファインダー16の視野内の複数個の合焦用ゾーンのう
ちのいずれかが選択されたことを自動的に検出できるよ
うにすれば、ファインダー16の視野内に設けられた複
数個の合焦用ゾーン17.26.27のうちの一つを手
動により選択する煩わしさも解消することができ、カメ
ラとしてより一層便利なものとなる。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので。
本発明の第1の目的は、撮影者の眼の視線方向を検出す
るカメラの視線方向検出装置を提供することにある。
るカメラの視線方向検出装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、ファインダーの視野内に設けら
れた複数個の合焦用ゾーンと光学的に略共役な位置にそ
のファインダーの各合焦用ゾーンに対応するオートフォ
ーカス光学系の合焦用ゾーンを設け、そのファインダー
の各合焦用ゾーンのいずれか一つを選択してその選択さ
れた合焦用ゾーンに対応するオートフォーカス光学系を
用いて。
れた複数個の合焦用ゾーンと光学的に略共役な位置にそ
のファインダーの各合焦用ゾーンに対応するオートフォ
ーカス光学系の合焦用ゾーンを設け、そのファインダー
の各合焦用ゾーンのいずれか一つを選択してその選択さ
れた合焦用ゾーンに対応するオートフォーカス光学系を
用いて。
その合焦用ゾーンに重なって見える被写体に合焦を行な
う自動合焦装置を有するカメラに好適のカメラの視線方
向検出装置を提供することにある。
う自動合焦装置を有するカメラに好適のカメラの視線方
向検出装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、一次元ラインセンサを用いて撮
影者の眼の視線方向を検出するカメラの視線方向検出装
置を提供することにある。
影者の眼の視線方向を検出するカメラの視線方向検出装
置を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明に係るカメラの視線検出装置の特徴は、撮影者の
眼に平行光束を導く送光系と、受光部を有しかつ前記眼
の角膜鏡面反射に基づき第1プルキンエ像を形成する反
射光と前記眼の眼底からの反射光とを受光する受光系と
前記受光部の受光出力に基づき前記撮影者の眼の視線方
向を検出するための処理回路とがカメラ本体に設けられ
ているところにある。
眼に平行光束を導く送光系と、受光部を有しかつ前記眼
の角膜鏡面反射に基づき第1プルキンエ像を形成する反
射光と前記眼の眼底からの反射光とを受光する受光系と
前記受光部の受光出力に基づき前記撮影者の眼の視線方
向を検出するための処理回路とがカメラ本体に設けられ
ているところにある。
本発明に係るカメラの視線検出装置の他の特徴は、カメ
ラ本体のファインダーの視野内に複数個の合焦用ゾーン
を設けると共に、この合焦用ゾーンと略光学的に共役な
位置にこの合焦用ゾーンに対応するオートフォーカス光
学系の合焦ゾーンを設け、処理回路に、そのファインダ
ーの各合焦用ゾーンのいずれか一つが選択されたことを
自動的 −に感知させる構成としたところにある。
ラ本体のファインダーの視野内に複数個の合焦用ゾーン
を設けると共に、この合焦用ゾーンと略光学的に共役な
位置にこの合焦用ゾーンに対応するオートフォーカス光
学系の合焦ゾーンを設け、処理回路に、そのファインダ
ーの各合焦用ゾーンのいずれか一つが選択されたことを
自動的 −に感知させる構成としたところにある。
本発明に係るカメラの視線検出装置のさらなる特徴は、
受光部が一次元ラインセンサから構成され、処理回路が
その一次元ラインセンサからの出力を眼底からの反射光
に対応する眼底反射光対応出力°成分と第1プルキンエ
像を形成する反射光に対応する第1プルキンエ像形成反
射光対応出力成分とに分離する分離手段を備え、分離さ
れた眼底反射光対応出力成分の重心位置と第1プルキン
エ像形成反射光対応出力成分の重心位置とをそれぞれ求
め、眼の視線方向を検出するところにある。
受光部が一次元ラインセンサから構成され、処理回路が
その一次元ラインセンサからの出力を眼底からの反射光
に対応する眼底反射光対応出力°成分と第1プルキンエ
像を形成する反射光に対応する第1プルキンエ像形成反
射光対応出力成分とに分離する分離手段を備え、分離さ
れた眼底反射光対応出力成分の重心位置と第1プルキン
エ像形成反射光対応出力成分の重心位置とをそれぞれ求
め、眼の視線方向を検出するところにある。
その他の特徴は、本件発明の明細書から明らかとなるで
あろう。
あろう。
(発明の原理)
まず、実施例の説明前に、本発明の原理を説明する。
視線方向を検出する検出方法は、たとえば、池田光男著
のr視覚の心理物理学」に記載されているが、カメラに
適用する場合、撮影者の眼の平行移動は検出しないよう
にしなければならない、というのは、眼の視線方向の検
出と共にその眼の平行移動を検出するものの場合には、
眼の平行移動による視線方向の情報が角度方向の情報に
重なり、撮影者がいずれの合焦用ゾーンを注視している
か否かを区別することができないからである。
のr視覚の心理物理学」に記載されているが、カメラに
適用する場合、撮影者の眼の平行移動は検出しないよう
にしなければならない、というのは、眼の視線方向の検
出と共にその眼の平行移動を検出するものの場合には、
眼の平行移動による視線方向の情報が角度方向の情報に
重なり、撮影者がいずれの合焦用ゾーンを注視している
か否かを区別することができないからである。
あえて、平行移動も検出できる視線方向検出光学系を採
用するものとすると、カメラのファインダーの光軸と撮
影者の眼球の回旋中心との相対距腫を一定にしておかな
ければならないが、これは、手持ち式のカメラが一般的
であることに鑑みると、眼がファインダー16に対して
相対的に左右にふれるため、事実上不可能である。
用するものとすると、カメラのファインダーの光軸と撮
影者の眼球の回旋中心との相対距腫を一定にしておかな
ければならないが、これは、手持ち式のカメラが一般的
であることに鑑みると、眼がファインダー16に対して
相対的に左右にふれるため、事実上不可能である。
角度方向のみの視線を検出する視線方向検出光学系とし
ては、たとえば、1974年のOptical fin
gineering誌の778月号VOL、13.NO
4,P339〜P342に、Fixation Poi
nt Naasuraw+ent by theOcu
lometar Techniqueに紹介されている
ものがある。
ては、たとえば、1974年のOptical fin
gineering誌の778月号VOL、13.NO
4,P339〜P342に、Fixation Poi
nt Naasuraw+ent by theOcu
lometar Techniqueに紹介されている
ものがある。
このものに詔介されている視線方向検出光学系の原理は
、第22図に示すように、凸面鏡30に光軸患、に平行
な平行光束Pを照射すると、光学的に無限大の躍層にあ
る光源の像は、凸面鏡30の曲率中心kと光軸悲、が鏡
面に交する光点Kとの間の中点Qに光点として生じる。
、第22図に示すように、凸面鏡30に光軸患、に平行
な平行光束Pを照射すると、光学的に無限大の躍層にあ
る光源の像は、凸面鏡30の曲率中心kと光軸悲、が鏡
面に交する光点Kとの間の中点Qに光点として生じる。
ここで、第23図に示すように人眼31の角膜32に光
軸り、に平行な平行光束Pを照射した場合にも、光学的
に無限大の距離にある光源の像が角膜32の曲率中心R
と角膜頂点K′との間の中点Qに光点として生じる(こ
の光点を第1プルキンエ像PIという)、なお、符号3
3は虹彩、34は瞳孔の中心−、SA′は眼球の旋回中
心である。
軸り、に平行な平行光束Pを照射した場合にも、光学的
に無限大の距離にある光源の像が角膜32の曲率中心R
と角膜頂点K′との間の中点Qに光点として生じる(こ
の光点を第1プルキンエ像PIという)、なお、符号3
3は虹彩、34は瞳孔の中心−、SA′は眼球の旋回中
心である。
角[132を照明する光束Pの光軸1諸人眼の視線方向
を示す視軸悲、′とが一致しているときに。
を示す視軸悲、′とが一致しているときに。
瞳孔の中心34.第1プルキンエ像P1.角膜32の曲
率中心R,@球の回旋中心SA′は光軸ml、上にある
。カメラについて考えると、ファインダーの光軸1.上
に眼球の回旋中心SA′があるものとして。
率中心R,@球の回旋中心SA′は光軸ml、上にある
。カメラについて考えると、ファインダーの光軸1.上
に眼球の回旋中心SA′があるものとして。
眼球を回旋中心SA′を中心に左右方向に旋回させたと
する。すると、第24図に示すように、瞳孔の中心34
と第1プルキンエ像PIとの間に相対的なずれが生じる
。
する。すると、第24図に示すように、瞳孔の中心34
と第1プルキンエ像PIとの間に相対的なずれが生じる
。
また。仮りに、光軸11に対して角度0だけ眼を旋回さ
せ、瞳孔の中心34から角膜32に垂直に入射する光線
P′に下ろした垂線の長さをdとすると。
せ、瞳孔の中心34から角膜32に垂直に入射する光線
P′に下ろした垂線の長さをdとすると。
d=kユ・sin II ・・・・・・■ここで、k
□は瞳孔の中心34から角膜32の曲率中心Rまでの距
離であり、個人差があるが、アメリカ合衆国の国防省編
集によるにIL−HDBK−141rOPTICAL
DESINJによれば、約4.5■諷である。なお、符
号Hは瞳孔の中心34から角膜32に垂直に入射する光
線P′に下ろした垂線とその光線P′との交点を示す。
□は瞳孔の中心34から角膜32の曲率中心Rまでの距
離であり、個人差があるが、アメリカ合衆国の国防省編
集によるにIL−HDBK−141rOPTICAL
DESINJによれば、約4.5■諷である。なお、符
号Hは瞳孔の中心34から角膜32に垂直に入射する光
線P′に下ろした垂線とその光線P′との交点を示す。
上記■式から明らかなように、距離k、が既知であるの
で、長さdを求めれば、回旋角0を求めることができる
。
で、長さdを求めれば、回旋角0を求めることができる
。
ここで、交点Hと第1プルキンエ像PIとが光線P′上
にあるものであるという点に鑑みると、角膜32に向け
て平行光束Pを照射し、角膜32からの鏡面反射光のう
ち、入射光束と平行な方向に反射して戻ってくる光線P
”を検出し、瞳孔の中心34と第1プルキンエ像PIと
の関係を求めれば、眼の回旋角0を知ることができる。
にあるものであるという点に鑑みると、角膜32に向け
て平行光束Pを照射し、角膜32からの鏡面反射光のう
ち、入射光束と平行な方向に反射して戻ってくる光線P
”を検出し、瞳孔の中心34と第1プルキンエ像PIと
の関係を求めれば、眼の回旋角0を知ることができる。
そこで、平行光束Pを眼に投影し、第25!l−第26
図に示すように、眼底からの反射光に基づきシルエット
として浮び上がった瞳孔の周縁34′と、第1プルキン
エ像PIとを受光素子(たとえば、一次元ラインセンサ
)に結像させると、その受光素子上での受光出力は、第
1プルキンエ像PIに対応 ″する箇所にピークを有し
、眼底からの反射光に対応する箇所が台形状となる。よ
って、スライスレベルL、により瞳孔の周縁34,34
に対応する瞳孔周縁対応座標11+1.を求めると共に
、スライスレベルト2により第1プルキンエ像PIに対
応する第1プルキンエ像対応座標PIいPI、を求めて
、下記の式■、弐〇により瞳孔の中心34に対応する中
心座標i′と中心座I!IPI との差d=PI−i を演算する。ここで検出光学系の倍率をmとすると、距
離dは以下に示す■式から求められる。
図に示すように、眼底からの反射光に基づきシルエット
として浮び上がった瞳孔の周縁34′と、第1プルキン
エ像PIとを受光素子(たとえば、一次元ラインセンサ
)に結像させると、その受光素子上での受光出力は、第
1プルキンエ像PIに対応 ″する箇所にピークを有し
、眼底からの反射光に対応する箇所が台形状となる。よ
って、スライスレベルL、により瞳孔の周縁34,34
に対応する瞳孔周縁対応座標11+1.を求めると共に
、スライスレベルト2により第1プルキンエ像PIに対
応する第1プルキンエ像対応座標PIいPI、を求めて
、下記の式■、弐〇により瞳孔の中心34に対応する中
心座標i′と中心座I!IPI との差d=PI−i を演算する。ここで検出光学系の倍率をmとすると、距
離dは以下に示す■式から求められる。
i ==(in+ i 1) / 2 ・・・・・
・■p■′= (pzl+pu、)/ 2 ・・・・
・・0d=d/m ・・・・・・■ したがって、このような処理回路を備えた視線方向検出
装置を用いれば、ファインダー16に設けられた複数個
の合焦用ゾーンのうちのいず九を注視しているか否かを
自動的に選択できることになる。
・■p■′= (pzl+pu、)/ 2 ・・・・
・・0d=d/m ・・・・・・■ したがって、このような処理回路を備えた視線方向検出
装置を用いれば、ファインダー16に設けられた複数個
の合焦用ゾーンのうちのいず九を注視しているか否かを
自動的に選択できることになる。
(実施例)
以下に、本発明に係るカメラの視線方向検出装置の実施
例を図面を参照しつつ説明する。
例を図面を参照しつつ説明する。
第1図において、40はカメラに組み込まれているペン
タプリズム、41はクイックリターンミラー。
タプリズム、41はクイックリターンミラー。
42はピント板、43はコンデンサレンズ、44はファ
インダールーペ、45は撮影者の眼、I18ft4述の
ファインダー光学系の光軸である。ここで、ファインダ
ールーペ44は、レンズ44a、 44bから構成され
る装置 カメラ本体には,ペンタプリズム40を境にファインダ
ールーペと反対側に,ファインダーl6を覗く撮影者の
眼45の視線方向を検出する視線方向検出装!i46が
組み込まれている.第1図には,その視線方向検出装置
46の枠体47が示されている.視線方向検出装[46
は送光系46Aと受光系46Bとを有する.送光系46
Aは第2図,第3図に示すように,赤外光を発生する赤
外光源(たとえば.赤外発光ダイオード)48を有する
,この赤外光は、ハーフミラ−49、縮小レンズ50,
フンベンセータプリズム51、ペンタプリズム40,フ
ァインダールーぺ44を介して平行光束として撮影者の
眼45に照射される.これによって、角膜32の鏡面反
射に基づく第1プルキンエ像PIが形成される。
インダールーペ、45は撮影者の眼、I18ft4述の
ファインダー光学系の光軸である。ここで、ファインダ
ールーペ44は、レンズ44a、 44bから構成され
る装置 カメラ本体には,ペンタプリズム40を境にファインダ
ールーペと反対側に,ファインダーl6を覗く撮影者の
眼45の視線方向を検出する視線方向検出装!i46が
組み込まれている.第1図には,その視線方向検出装置
46の枠体47が示されている.視線方向検出装[46
は送光系46Aと受光系46Bとを有する.送光系46
Aは第2図,第3図に示すように,赤外光を発生する赤
外光源(たとえば.赤外発光ダイオード)48を有する
,この赤外光は、ハーフミラ−49、縮小レンズ50,
フンベンセータプリズム51、ペンタプリズム40,フ
ァインダールーぺ44を介して平行光束として撮影者の
眼45に照射される.これによって、角膜32の鏡面反
射に基づく第1プルキンエ像PIが形成される。
ここで、赤外光を用いたのは,撮影者に視線方向検出装
[46の光学系の照明に基づくまぶしさを与えないよう
に配慮したのである.一方、縮小レンズ50を用いるこ
とにしたのは,以下の理由からである。
[46の光学系の照明に基づくまぶしさを与えないよう
に配慮したのである.一方、縮小レンズ50を用いるこ
とにしたのは,以下の理由からである。
まず.視線方向検出装[46の光学系の光路長を極力短
かくしてカメラにコンパクトに組み込めるようにしたか
らである.次に,光軸j1.に平行な赤外反射光のみを
用いるので,眼45からの反射光量が少ないと考えられ
,後述する受光部としての一次元ラインセンサの受光面
のできるだけ狭い面積に反射光を結像させ,受光素子の
受光面での感度を高くするようにすることも配慮したか
らである。
かくしてカメラにコンパクトに組み込めるようにしたか
らである.次に,光軸j1.に平行な赤外反射光のみを
用いるので,眼45からの反射光量が少ないと考えられ
,後述する受光部としての一次元ラインセンサの受光面
のできるだけ狭い面積に反射光を結像させ,受光素子の
受光面での感度を高くするようにすることも配慮したか
らである。
その眼45の角膜32からの反射光のうち、入射光束と
平行な光束は,ファインダールーぺ44,ペンタプリズ
ム40,コンペンセータプリズム51.縮小レンズ5G
を介してハーフミラ−49に導かれ,そのハーフミラ−
49によって再結像レンズ52に導かれ。
平行な光束は,ファインダールーぺ44,ペンタプリズ
ム40,コンペンセータプリズム51.縮小レンズ5G
を介してハーフミラ−49に導かれ,そのハーフミラ−
49によって再結像レンズ52に導かれ。
その再結像レンズ52によって受光素子としての一次元
ラインセンサ(たとえば、 CCD)53に結像される
,結像レンズ52には.第4図に示すように、マスク5
4が設けられ,そのマスク54には開口55が設けられ
,その間口55の中心は再結像レンズ52の曲率中心Y
に位置する.ここで−a口55の直径は約L2mmであ
る。
ラインセンサ(たとえば、 CCD)53に結像される
,結像レンズ52には.第4図に示すように、マスク5
4が設けられ,そのマスク54には開口55が設けられ
,その間口55の中心は再結像レンズ52の曲率中心Y
に位置する.ここで−a口55の直径は約L2mmであ
る。
撮影者の眼45は,通常、アイポイントに置かれるもの
として,一次元ラインセンサ53とその撮影者の眼45
の瞳孔とは,第5図に模式的に示すように.ファインダ
ールーぺ44,縮小レンズ50,再結像レンズ52を介
して光学的に共役な位置関係にあるものとされている.
一次元ラインセンサ53には、第1プルキンエ像PIと
共に,眼底からの反射光により瞳孔の周縁34′がシル
エットとして形成される。そこで、第3図に示すように
,この一次元ラインセンサ53の受光出力を増幅器56
により増幅し、アナログデジタル変換器57によりデジ
タル信号に変換して,マイクロコンピュータ58のメモ
リー59に一時的に保存させる。
として,一次元ラインセンサ53とその撮影者の眼45
の瞳孔とは,第5図に模式的に示すように.ファインダ
ールーぺ44,縮小レンズ50,再結像レンズ52を介
して光学的に共役な位置関係にあるものとされている.
一次元ラインセンサ53には、第1プルキンエ像PIと
共に,眼底からの反射光により瞳孔の周縁34′がシル
エットとして形成される。そこで、第3図に示すように
,この一次元ラインセンサ53の受光出力を増幅器56
により増幅し、アナログデジタル変換器57によりデジ
タル信号に変換して,マイクロコンピュータ58のメモ
リー59に一時的に保存させる。
そのメモリー59には距離k1が情報として記録されて
いる.この距離k1の情報と受光出力の情報とを演算回
路60に呼び出し,■〜■式に基−づき演−算し,回旋
角θを求め,この回旋角θからいずれの合焦用ゾーンが
選択されたかを意味する選択44号を駆動回路61に出
力させる。
いる.この距離k1の情報と受光出力の情報とを演算回
路60に呼び出し,■〜■式に基−づき演−算し,回旋
角θを求め,この回旋角θからいずれの合焦用ゾーンが
選択されたかを意味する選択44号を駆動回路61に出
力させる。
そして,その駆動回路61によってその選択された合焦
用ゾーンに対応するオートフォーカス光学系のCCDを
駆動させると、撮影者の意図する合焦用ゾーンを通じて
見える被写体に撮影レンズを自動的に合焦させることが
できる。
用ゾーンに対応するオートフォーカス光学系のCCDを
駆動させると、撮影者の意図する合焦用ゾーンを通じて
見える被写体に撮影レンズを自動的に合焦させることが
できる。
ところで,第29図に示すように、ファインダー16の
視野中心0=(フォーカシングスクリーン中心)から左
右の合焦用ゾーン0,.0ウまでの距離(像高さ)をy
とし,ファインダールーぺ44の焦点距離をfとすると
。
視野中心0=(フォーカシングスクリーン中心)から左
右の合焦用ゾーン0,.0ウまでの距離(像高さ)をy
とし,ファインダールーぺ44の焦点距離をfとすると
。
y=f+tan θ ・・−・・・■
上記の■式に■式を代入すると。
F =f−d / (K、・eos 6) −−■すな
わち、yはd/ (K、・cost)に比例する。
わち、yはd/ (K、・cost)に比例する。
これは、一次元ラインセンサ53に形成された像のディ
ストーションをなくしたとしても、dの値からyの値を
線形には求め得ないこと、つまり。
ストーションをなくしたとしても、dの値からyの値を
線形には求め得ないこと、つまり。
非線形性の存在を意味する。
35■■カメラの場合、ビネッティング等のために。
複数個の合焦用ゾーンの像高さyは、大きくても6鵬−
〜9−臘であると考えられる。
〜9−臘であると考えられる。
ここで、視線方向検出装置46の光学系が瞳孔の像を非
線形性のあるままで、後方の一次元ラインセンサ53に
伝達するものとし、かつ、その一次元ラインセンサ53
で検出された長さdが像高さyに比例するものと仮定す
ると、実際の長さdよりもその長さが0.1%〜1.6
瓢だけ長い方に検出されるのみで、合焦用ゾーンの選択
には支障はないが、視線方向検出装置i46の光学系の
精度を向上させる観点からは、非線形性のない方が好ま
しい。
線形性のあるままで、後方の一次元ラインセンサ53に
伝達するものとし、かつ、その一次元ラインセンサ53
で検出された長さdが像高さyに比例するものと仮定す
ると、実際の長さdよりもその長さが0.1%〜1.6
瓢だけ長い方に検出されるのみで、合焦用ゾーンの選択
には支障はないが、視線方向検出装置i46の光学系の
精度を向上させる観点からは、非線形性のない方が好ま
しい。
このような場合には、マイクロコンピュータで補正が可
能である。しかし、光学系自体に、ディストーションが
存在すると、測定が不正確となるので、少なくとも光学
系のディストーションをなくす必要はある。
能である。しかし、光学系自体に、ディストーションが
存在すると、測定が不正確となるので、少なくとも光学
系のディストーションをなくす必要はある。
そこで、縮小レンズ500球面収差を小さくするために
、ファインダールーペ44に近い側の面50aを非球面
とし、かつ、再結像レンズ52の曲率中心Yに縮小レン
ズ50の焦点を位置させる。このように縮小レンズ50
を非球面とし、かつ、再結像レンズ5zの曲率中心Yに
縮小レンズ50の焦点を位置させると、開口55が再結
像レンズ52の曲率中心Yに位置されていることと相ま
ってディストーションの少ない光学系を実現でき、視線
方向検出装[46の光学系としてより一層好ましいもの
となる。
、ファインダールーペ44に近い側の面50aを非球面
とし、かつ、再結像レンズ52の曲率中心Yに縮小レン
ズ50の焦点を位置させる。このように縮小レンズ50
を非球面とし、かつ、再結像レンズ5zの曲率中心Yに
縮小レンズ50の焦点を位置させると、開口55が再結
像レンズ52の曲率中心Yに位置されていることと相ま
ってディストーションの少ない光学系を実現でき、視線
方向検出装[46の光学系としてより一層好ましいもの
となる。
次に、このような視線方向検出装置46の光学系の設計
の一例を以下に説明する。
の一例を以下に説明する。
まず、レンズ44aからアイポイントまでの間隔を14
.7l−とし、レンズ44aの中心厚は4.98mm、
レンズ44aのアイポイント側の面の曲率半径は凸の1
gt、tea−一、レンズ44aのレンズ44bに臨む
側の面の曲率半径は凸の−25,500■■、レンズ4
4aの屈折率は1.69105とする。そして、光軸處
、上でのレンズ44aとレンズ44bの間隔は3.Ol
■膳とする。また。レン−ズ44bの中心厚は4.10
m脂、レンズ446のレンズ44aに臨む側の面の曲率
半径は凹の−23,860m+m、レンズ44bのペン
タプリズム40の臨む側の面の曲率半径は凸の−48,
140mm、レンズ44bの屈折率は1.79175と
する。また、ペンタプリズム40の面40aとレンズ4
4bとの間隔は3.21鳳■とし、ペンタプリズム40
0面40aから面40bまでの光軸り上における長さは
、 28.00mm。各面40a、 40bの曲率半径
はの。
.7l−とし、レンズ44aの中心厚は4.98mm、
レンズ44aのアイポイント側の面の曲率半径は凸の1
gt、tea−一、レンズ44aのレンズ44bに臨む
側の面の曲率半径は凸の−25,500■■、レンズ4
4aの屈折率は1.69105とする。そして、光軸處
、上でのレンズ44aとレンズ44bの間隔は3.Ol
■膳とする。また。レン−ズ44bの中心厚は4.10
m脂、レンズ446のレンズ44aに臨む側の面の曲率
半径は凹の−23,860m+m、レンズ44bのペン
タプリズム40の臨む側の面の曲率半径は凸の−48,
140mm、レンズ44bの屈折率は1.79175と
する。また、ペンタプリズム40の面40aとレンズ4
4bとの間隔は3.21鳳■とし、ペンタプリズム40
0面40aから面40bまでの光軸り上における長さは
、 28.00mm。各面40a、 40bの曲率半径
はの。
ペンタプリズム40の屈折率は1.51260とする。
次に、コンペンセータプリズム51の面51aとペンタ
プリズム40の面40bとの間隔は0.10mmに設定
し、コシペンセータプリズム51の面51bと縮小レン
ズ50の面50aとの間隔も0.10mmに設定す″る
。なお、ゴンペンセータプリズム51の面51bと面5
1aとの光軸處、上における長さは+ 2.00mm、
各面51a。
プリズム40の面40bとの間隔は0.10mmに設定
し、コシペンセータプリズム51の面51bと縮小レン
ズ50の面50aとの間隔も0.10mmに設定す″る
。なお、ゴンペンセータプリズム51の面51bと面5
1aとの光軸處、上における長さは+ 2.00mm、
各面51a。
51bの曲率半径はφ、そのコンペンセータプリズム5
1の屈折率は1.51260とする。
1の屈折率は1.51260とする。
縮小レンズ50は面5◎aの曲率半径を凸の12.69
0m園(ただし、 k3=−3,00)とし、その中心
厚さは2.00su+に設計し、その屈折率は1.4J
1716とする。なお。
0m園(ただし、 k3=−3,00)とし、その中心
厚さは2.00su+に設計し、その屈折率は1.4J
1716とする。なお。
縮小レンズ50の他側の面50bの曲率半径は凸の−2
00,000mmであり、再結像レンズ52とその面5
0bとの間隔は11.48閣騰に設定されている。
00,000mmであり、再結像レンズ52とその面5
0bとの間隔は11.48閣騰に設定されている。
再結像レンズ52の面52aの曲率半径は凸の1.52
0■閤、面52bの曲率半径はΦ、その再結像レンズ5
2の中心厚さは1.52mmとし、屈折率は縮小レンズ
50と同じ1.48716のものを用いる。直径0.2
mmの開口55を有するマスク54は面52bに貼り付
けであるから、そのマスク54と面52bの間隔はOl
園であり、マスク54の厚さは0.04mmとし、マス
ク54から受光素子53の受光面までの間隔は1.46
mmとした。なお、マスク54、受光素子53の受光面
の曲率半径はの、各光学素子の間には空気が介在してい
るものとする。
0■閤、面52bの曲率半径はΦ、その再結像レンズ5
2の中心厚さは1.52mmとし、屈折率は縮小レンズ
50と同じ1.48716のものを用いる。直径0.2
mmの開口55を有するマスク54は面52bに貼り付
けであるから、そのマスク54と面52bの間隔はOl
園であり、マスク54の厚さは0.04mmとし、マス
ク54から受光素子53の受光面までの間隔は1.46
mmとした。なお、マスク54、受光素子53の受光面
の曲率半径はの、各光学素子の間には空気が介在してい
るものとする。
また+ k3は非球面係数を示しており、サグ量Xとの
間には以下の式で示す関係がある。
間には以下の式で示す関係がある。
X=h−c/(1+J l−(k3+IJ h−c−J
ここで、hは光軸a、からの高さを示しており、Cは縮
小レンズ50の曲率半径の逆数である。
ここで、hは光軸a、からの高さを示しており、Cは縮
小レンズ50の曲率半径の逆数である。
縮小レンズ50を非球面としない場合には−第6図に示
すように球面収差が生じ、第7図に示すようなディスト
ーションがあるが、上記のように設計された視線方向検
出光学系を用いると、第8図に示すように球面収差が改
善され、これに伴って第9図に示すようにディストーシ
ョンが改善される。
すように球面収差が生じ、第7図に示すようなディスト
ーションがあるが、上記のように設計された視線方向検
出光学系を用いると、第8図に示すように球面収差が改
善され、これに伴って第9図に示すようにディストーシ
ョンが改善される。
なお、この実施例において、ファインダー16の視野内
に各合焦用ゾーン17,26,27に対応するLEDを
それぞれ設け、選択された合焦用ゾーンに対応するLE
Dを点滅表示させ、撮影者の意図する合焦用ゾーンであ
るか否かを確認させる構成とすることもできる。また、
この実施例においては、ファインダー16の視野内に3
個の合焦用ゾーンがある場合について説明したが、2個
以上であれば。
に各合焦用ゾーン17,26,27に対応するLEDを
それぞれ設け、選択された合焦用ゾーンに対応するLE
Dを点滅表示させ、撮影者の意図する合焦用ゾーンであ
るか否かを確認させる構成とすることもできる。また、
この実施例においては、ファインダー16の視野内に3
個の合焦用ゾーンがある場合について説明したが、2個
以上であれば。
本発明が成立することを容易に理解できるであろう。
さらに、この実施例においては、送光系46Aと受光系
46Bとをペンタプリズム40を境にファインダールー
ペ44と反対側に組み込む構成としたが。
46Bとをペンタプリズム40を境にファインダールー
ペ44と反対側に組み込む構成としたが。
送光系46Aと受光系46Bとのいずれか一方を、ペン
タプリズム40を境にファインダールーペ44と同じ側
に設ける構成とすることもできる。これについては、後
述する。
タプリズム40を境にファインダールーペ44と同じ側
に設ける構成とすることもできる。これについては、後
述する。
次に、本発明に係る視線方向検出装置46の他の実施例
を第10図〜第13図を参照しつつ説明する。
を第10図〜第13図を参照しつつ説明する。
受光部には、二次元の固体撮像素子を用いることもでき
る。ところが、この場合、固体撮像素子の配列が二次元
であるため、固体撮像素子を走査する走査処理時間が長
くかかることが予想され。
る。ところが、この場合、固体撮像素子の配列が二次元
であるため、固体撮像素子を走査する走査処理時間が長
くかかることが予想され。
かつ、コスト高ともなる。ところで、複数個の合焦用ゾ
ーン17.26.27の中心O,,0,,0,が第29
@に示すように直線的に並ぶものにあっては。
ーン17.26.27の中心O,,0,,0,が第29
@に示すように直線的に並ぶものにあっては。
その合焦用ゾーン17.26.27の中心O,、O,,
0、が並ぶ方向と対応する方向に光電素子が配列された
一次元ラインセンサを用いることが考えられる。ところ
が、このような一次元ラインセンサを用いると、以下に
説明するような問題がある。
0、が並ぶ方向と対応する方向に光電素子が配列された
一次元ラインセンサを用いることが考えられる。ところ
が、このような一次元ラインセンサを用いると、以下に
説明するような問題がある。
第12図、第13図はこの問題を説明するための図であ
って、第12図において、lOOはファインダールーペ
、101は再結像レンズ、102は一次元ラインセンサ
である。この図に示すように、視線方向検出装置!46
の光学系の光軸!、、即ち、フアインダールーペ10G
の光軸皇、と人眼31の視軸!、′とが一致していると
きには、瞳孔のシルエット(周縁)としての瞳孔像34
a、第1プルキンエ像PIが、一次元ラインセンサ10
2上に形成されるので正常に視線方向の検出を行なうこ
とができる。ところが。
って、第12図において、lOOはファインダールーペ
、101は再結像レンズ、102は一次元ラインセンサ
である。この図に示すように、視線方向検出装置!46
の光学系の光軸!、、即ち、フアインダールーペ10G
の光軸皇、と人眼31の視軸!、′とが一致していると
きには、瞳孔のシルエット(周縁)としての瞳孔像34
a、第1プルキンエ像PIが、一次元ラインセンサ10
2上に形成されるので正常に視線方向の検出を行なうこ
とができる。ところが。
カメラ本体に対して人眼31が上下方向に動いた場合に
は、第13図に示すようにシルエットとしての瞳孔像3
4a、第1プルキンエ像PIが一次元ラインセンサ10
2から外れてしまって、視線方向検出を正常に行なうこ
とができない不都合を生じる。
は、第13図に示すようにシルエットとしての瞳孔像3
4a、第1プルキンエ像PIが一次元ラインセンサ10
2から外れてしまって、視線方向検出を正常に行なうこ
とができない不都合を生じる。
そこで、第11図に示すように、再結像レンズ52に、
たとえばシリコントリカルレンズを用いる。
たとえばシリコントリカルレンズを用いる。
このシリコントリカルレンズの平坦面側には、第4図に
示すと同様構成のマスク54が設けられている。そのマ
スク54には開口55が設けられ、その開口55の中心
は再結像レンズ52の曲率中心Yに位置している。ここ
で、開口55は矩形上のスリット孔とされ、そのスリッ
ト孔の延びる方向は一次元ラインセンサ53の光電素子
53aの配列方向と直交している。再結像レンズ52は
その曲面を構成する側がファインダールーペ44の側に
設けられてい、る。
示すと同様構成のマスク54が設けられている。そのマ
スク54には開口55が設けられ、その開口55の中心
は再結像レンズ52の曲率中心Yに位置している。ここ
で、開口55は矩形上のスリット孔とされ、そのスリッ
ト孔の延びる方向は一次元ラインセンサ53の光電素子
53aの配列方向と直交している。再結像レンズ52は
その曲面を構成する側がファインダールーペ44の側に
設けられてい、る。
、このように、一次元ラインセンサ53の光電素子53
11が複数個のオートフォーカス光学系の合焦用ゾーン
に対応させて配列されているものにあっては、この再結
像レンズ52にシリンドリカルレンズを用いて一次元ラ
インセンサ53の配列方向と直交する方向に縦長の第1
プルキンエ像PIとシルエットとしての瞳孔像34aと
を一次元ラインセンサ53を含む平面上に形成するよう
に配置しであるので、第11図に示すように、眼45が
カメラ本体に対して上下方向に移動したとしても、それ
らの各像PI。
11が複数個のオートフォーカス光学系の合焦用ゾーン
に対応させて配列されているものにあっては、この再結
像レンズ52にシリンドリカルレンズを用いて一次元ラ
インセンサ53の配列方向と直交する方向に縦長の第1
プルキンエ像PIとシルエットとしての瞳孔像34aと
を一次元ラインセンサ53を含む平面上に形成するよう
に配置しであるので、第11図に示すように、眼45が
カメラ本体に対して上下方向に移動したとしても、それ
らの各像PI。
34aの一部が一次元ラインセンサ102に少なくとも
形成されていることになる。また、マスク54の開口5
5も一次元ラインセンサ53の光電素子53aの配列方
向と直交する方向に長く延びるスリット孔としたので、
一次元ラインセンサ53を含む面上に形成される瞳孔像
34.第1プルキンエ像PIが配列方向と直交する方向
により一層縦長となり、確実に視線方向の検出を行なう
ことができる。
形成されていることになる。また、マスク54の開口5
5も一次元ラインセンサ53の光電素子53aの配列方
向と直交する方向に長く延びるスリット孔としたので、
一次元ラインセンサ53を含む面上に形成される瞳孔像
34.第1プルキンエ像PIが配列方向と直交する方向
により一層縦長となり、確実に視線方向の検出を行なう
ことができる。
なお、この実施例では、再結像レンズ52にシリンドリ
カルレンズを用いであるが、トーリックレンズを用いる
こともできる。
カルレンズを用いであるが、トーリックレンズを用いる
こともできる。
次に、本発明に係る視線方向検出装置46の処理回路の
他の例について説明する。
他の例について説明する。
カメラ本体に視線方向検出装置46の光学系を組み込む
こと、コストアップを極力避けることに鑑み九ば、その
光学系が極力単純であることが望ましく、再結像レンズ
52に関していえば、単レンズであることが好ましい。
こと、コストアップを極力避けることに鑑み九ば、その
光学系が極力単純であることが望ましく、再結像レンズ
52に関していえば、単レンズであることが好ましい。
ところが、このような再結像レンズ52を用いた場合、
一様な光量分布の光をその再結像レンズ52に入射させ
ると、第1414に模式的に示すように。
一様な光量分布の光をその再結像レンズ52に入射させ
ると、第1414に模式的に示すように。
一次元ラインセンサ53の受光面上に結像される光の光
量が周辺部で減衰する。その第14図において。
量が周辺部で減衰する。その第14図において。
二点鎖線G、は光量減衰がないとした場合の光量分布を
示しており、破線G、は光量減衰がある場合の光量分布
を示し、處、は前記と同様に視線方向検出装置46の光
学系の光軸を示している。
示しており、破線G、は光量減衰がある場合の光量分布
を示し、處、は前記と同様に視線方向検出装置46の光
学系の光軸を示している。
このような光量減衰がある状態で、一次元ラインセンサ
53の出力に基づき光量分布の重心位置を求めることに
すると、求めた重心位置が実際の重心位置からずれるお
それがあり、その求めた重心位置を用いて視線方向を演
算により決定することにした場合、実際の視線方向との
間に誤差を生じる。
53の出力に基づき光量分布の重心位置を求めることに
すると、求めた重心位置が実際の重心位置からずれるお
それがあり、その求めた重心位置を用いて視線方向を演
算により決定することにした場合、実際の視線方向との
間に誤差を生じる。
区別すべき視線方向の角度が大きく離れている場合には
、この光量減衰に基づく誤差を許容できるが、区別すべ
き視線方向の角度が小さくなるに伴って、光量減衰に基
づく誤差を無視できなくなる。これに限らず、光量減衰
に基づく誤差が除去できるものであるならば、できるだ
けこれを取り除く方が、演算処理により視線方向を検出
するうえで好ましい。
、この光量減衰に基づく誤差を許容できるが、区別すべ
き視線方向の角度が小さくなるに伴って、光量減衰に基
づく誤差を無視できなくなる。これに限らず、光量減衰
に基づく誤差が除去できるものであるならば、できるだ
けこれを取り除く方が、演算処理により視線方向を検出
するうえで好ましい。
そこで、この処理回路では、あらかじめ、光量減衰を求
めて光量補正値を後述するROMに記憶させる手段を講
じている。
めて光量補正値を後述するROMに記憶させる手段を講
じている。
すなわち、光量減衰のある光量分布に対応する一次元ラ
インセンサ53の出力分布は第1411に符号G3で示
すようなものとなる。ここで、符号iはi番目の光電素
子53aを意味し、jはj番目の光電素子53aを意味
し、X、は111目の光電素子53aの出力、 Xjは
j番目の光電素子53aの出力を示している。今、j番
目の光電素子53aは光軸悲、上に −あるものとする
。すなわち、このj番目の光電素子53aはa番地とb
番地との中央の番地であるとする。この場合、j番目の
光電素子53aの出力は最大であると予想できる。
インセンサ53の出力分布は第1411に符号G3で示
すようなものとなる。ここで、符号iはi番目の光電素
子53aを意味し、jはj番目の光電素子53aを意味
し、X、は111目の光電素子53aの出力、 Xjは
j番目の光電素子53aの出力を示している。今、j番
目の光電素子53aは光軸悲、上に −あるものとする
。すなわち、このj番目の光電素子53aはa番地とb
番地との中央の番地であるとする。この場合、j番目の
光電素子53aの出力は最大であると予想できる。
そこで、a番地の光電素子53aからb番地の光電素子
53aまでの冬山力を求め、補正係数H,を求める。
53aまでの冬山力を求め、補正係数H,を求める。
この補正係数H,と出力X、と出力Xjとの間には、以
下の関係式がある。
下の関係式がある。
H,−−X、 = X、 −@そして、この補
正係数H,を正規化するためにxlで割って補正値HL
′を求め、第15図に示す処理回路のROMに記憶させ
ておく。
正係数H,を正規化するためにxlで割って補正値HL
′を求め、第15図に示す処理回路のROMに記憶させ
ておく。
HL = HL / X s ・=■このよう
に正規化した補正値HL′を、実際に得られた各番地(
a番地からb番地まで)の光電素子53aの出力に乗算
して補正すれば、符号G、に示すように、減衰のある光
量分布に対応する出力分布が補正される。つまり、一様
な光に対して。
に正規化した補正値HL′を、実際に得られた各番地(
a番地からb番地まで)の光電素子53aの出力に乗算
して補正すれば、符号G、に示すように、減衰のある光
量分布に対応する出力分布が補正される。つまり、一様
な光に対して。
再結像レンズ52の周辺部の影響に基づく光量減衰を補
正した一様な出力分布G、が得られることになる。
正した一様な出力分布G、が得られることになる。
さらに、補正値として、ファインダールーペ44から平
行な一様光を入射させたときに得られる光量分布に基づ
く補正値を用いることにし、これを書き込み書き換え可
能なEl!PRONに記憶させておけば、再結像レンズ
52以外の光学系の光学要素を含めたうえでの光量分布
に基づく誤差、一次元ラインセンサ53それ自体の各光
電素子53aの感度のバラツキを含めたうえでの補正を
行なうことができる。よって、このような補正を行なう
ことにすれば、一次元ラインセンサ53それ自体の光特
性に関する規格を緩めることが可能となり、歩留まりの
向上に基づくコストダウンを図ることができる。
行な一様光を入射させたときに得られる光量分布に基づ
く補正値を用いることにし、これを書き込み書き換え可
能なEl!PRONに記憶させておけば、再結像レンズ
52以外の光学系の光学要素を含めたうえでの光量分布
に基づく誤差、一次元ラインセンサ53それ自体の各光
電素子53aの感度のバラツキを含めたうえでの補正を
行なうことができる。よって、このような補正を行なう
ことにすれば、一次元ラインセンサ53それ自体の光特
性に関する規格を緩めることが可能となり、歩留まりの
向上に基づくコストダウンを図ることができる。
ところで、角膜鏡面反射に基づき第1プルキンエ像PI
を形成する光量分布の重心位置と眼底からの反射光の光
量分布重心位置とをそれぞれ求めるためには、一次元ラ
インセンサ53の出力を、眼底反射光に対応する眼底反
射光対応出力成分と第1プルキンエ像PIに対応する第
1プルキンエ像形成反射光対応出力成分とに分離する必
要がある。
を形成する光量分布の重心位置と眼底からの反射光の光
量分布重心位置とをそれぞれ求めるためには、一次元ラ
インセンサ53の出力を、眼底反射光に対応する眼底反
射光対応出力成分と第1プルキンエ像PIに対応する第
1プルキンエ像形成反射光対応出力成分とに分離する必
要がある。
というのは、実際の光量分布は、第16図に実線GSで
示すようなものとなり、眼底反射光対応出力成分G6と
第1プルキンエ像形成反射光対応出力成分G7とに分離
せず処理するものとすると。
示すようなものとなり、眼底反射光対応出力成分G6と
第1プルキンエ像形成反射光対応出力成分G7とに分離
せず処理するものとすると。
この両者を含んだ重心位II(座標又は番地)が求めら
れることになり、瞳孔の中心34と第1プルキンエ像P
Iの中心とが求められないからである。
れることになり、瞳孔の中心34と第1プルキンエ像P
Iの中心とが求められないからである。
この場合に、眼底反射光対応出力成分G6と第1プルキ
ンエ像形成反射光対応出力成分G1とを極力正確に分離
するようにするためには、スライスレベルSLをその境
目付近に設定する必要がある。
ンエ像形成反射光対応出力成分G1とを極力正確に分離
するようにするためには、スライスレベルSLをその境
目付近に設定する必要がある。
このために、複数個のゾーンレベルZNを設け、光電変
換素子53aの出力頻度を調べる。
換素子53aの出力頻度を調べる。
ここでは、このゾーンレベルZNを第17図に示すよう
に8個とする。なお、この8個のゾーンレベルZNを符
号211〜ZN、を用いて示す。
に8個とする。なお、この8個のゾーンレベルZNを符
号211〜ZN、を用いて示す。
そして、その光電変換素子53aの出力頻度を調べるた
めに、8個のゾーンレベルZN、〜ZN、に対応させて
、8個の出力頻度レジスタR,〜R,を準備する。なお
、この出力頻度レジスタR,〜R,のビット数は8とす
る。そして、この出力頻度レジスタR□〜R,にa番地
からb番地までの各光電素子53aの出力を順次入力さ
せる。たとえば、a番地の出力は、「0」であるから、
全ての出現頻度レジスタの内容は「0」である。今、i
番地の光電変換素子53aの出力が、「21」に対応す
る出力であるときには、出現頻度レジスタR,の内容が
「00000010Jとなり、他の出現頻度レジスタの
内容はrOJである。また、たとえば、i+1番地の光
電素子53aの出力がi番地の光電変換素子53aの出
力「zllll、よりも1ビットに相当する分だけ大き
いときには、出現頻度レジスタR3の内容はrlooo
ooloJとなる。
めに、8個のゾーンレベルZN、〜ZN、に対応させて
、8個の出力頻度レジスタR,〜R,を準備する。なお
、この出力頻度レジスタR,〜R,のビット数は8とす
る。そして、この出力頻度レジスタR□〜R,にa番地
からb番地までの各光電素子53aの出力を順次入力さ
せる。たとえば、a番地の出力は、「0」であるから、
全ての出現頻度レジスタの内容は「0」である。今、i
番地の光電変換素子53aの出力が、「21」に対応す
る出力であるときには、出現頻度レジスタR,の内容が
「00000010Jとなり、他の出現頻度レジスタの
内容はrOJである。また、たとえば、i+1番地の光
電素子53aの出力がi番地の光電変換素子53aの出
力「zllll、よりも1ビットに相当する分だけ大き
いときには、出現頻度レジスタR3の内容はrlooo
ooloJとなる。
そこで、出力頻度レジスタR1〜R,の上位3ビットに
着目し、上位3ビットの内容のデータが少なくとも[1
」を含むとき、その出力頻度レジスタR1−R,から「
+IJを出力させる。そして。
着目し、上位3ビットの内容のデータが少なくとも[1
」を含むとき、その出力頻度レジスタR1−R,から「
+IJを出力させる。そして。
各番地(i = aからbまで)の光電素子53aの出
力が入力され、上位3ビットの内容が「1」を含むたび
に、各出現頻度レジスタR1〜R,の出力をインクリメ
ントカウントする。なお、上位3ビットかの内容が「1
」を含まないときには、インクリメントカウントしない
、このように、各番地の光電素子53aの出力のたびに
、出現頻度レジスタR□〜R,をインクリメントカウン
トすると、この模式的に示す出力分布の場合には、ゾー
ンレベルZN2とゾーンレベルZN、との間に出力レベ
ルがある光電素子53aの個数が最も多いから、出現頻
度レジスタR3のインクリメントカウント個数が最大と
なることが予想される。
力が入力され、上位3ビットの内容が「1」を含むたび
に、各出現頻度レジスタR1〜R,の出力をインクリメ
ントカウントする。なお、上位3ビットかの内容が「1
」を含まないときには、インクリメントカウントしない
、このように、各番地の光電素子53aの出力のたびに
、出現頻度レジスタR□〜R,をインクリメントカウン
トすると、この模式的に示す出力分布の場合には、ゾー
ンレベルZN2とゾーンレベルZN、との間に出力レベ
ルがある光電素子53aの個数が最も多いから、出現頻
度レジスタR3のインクリメントカウント個数が最大と
なることが予想される。
そこで、全ての番地の光電索子53aの出力分布につい
て、インクリメントカウント後、出現頻度レジスタR1
〜R,のインクリメントカウント数が最大となったか否
かを判定する。そして、そのインクリメントカウント数
が最大となった出力頻度レジスタR,〜R,に対応する
ゾーンレベルZNをスライスレベルSLとして決定する
。このスライスレベルSLを用いれば、眼底反射光対応
出力成分G6と第1プルキンエ像形成反射光対応出力成
分とを分離することができる。
て、インクリメントカウント後、出現頻度レジスタR1
〜R,のインクリメントカウント数が最大となったか否
かを判定する。そして、そのインクリメントカウント数
が最大となった出力頻度レジスタR,〜R,に対応する
ゾーンレベルZNをスライスレベルSLとして決定する
。このスライスレベルSLを用いれば、眼底反射光対応
出力成分G6と第1プルキンエ像形成反射光対応出力成
分とを分離することができる。
ここで、ゾーンレベルZN、〜ZN、の幅は、眼底から
の反射に基づくノイズレベルに応じて決めるもので、こ
のノイズレベルの成分はローパスフィルタを通して除去
できるが、ゾーンレベルZN1〜ZN。
の反射に基づくノイズレベルに応じて決めるもので、こ
のノイズレベルの成分はローパスフィルタを通して除去
できるが、ゾーンレベルZN1〜ZN。
をオーバーラップさせるというソフトウェア処理によっ
ても行なうことができる。
ても行なうことができる。
たとえば、第18図に示すように、隣接する出力頻度レ
ジスタR□〜R,のインクリメントカウント数の和をと
り、その和が最大である出力頻度レジスタR□〜R,を
判定する。この第18図に示す例では、出現頻度レジス
タR1と出力頻度レジスタR。
ジスタR□〜R,のインクリメントカウント数の和をと
り、その和が最大である出力頻度レジスタR□〜R,を
判定する。この第18図に示す例では、出現頻度レジス
タR1と出力頻度レジスタR。
との和が最大であるので、出現頻度レジスタR4のイン
クリメントカウント数が最大であると判定される。
クリメントカウント数が最大であると判定される。
なお、眼底反射光対応出力成分G、のうち最も出現頻度
の多い出力成分は中間レベルであるので。
の多い出力成分は中間レベルであるので。
スライスレベルSLの決定に関し、ゾーンレベルZN、
、ZN、に対応する出現頻度レジスタR,。 R,は当
初から除いて考える。
、ZN、に対応する出現頻度レジスタR,。 R,は当
初から除いて考える。
このようにして、出現頻度レジスタR,に対応するゾー
ンレベルZN、を求めることができたとする。ここで、
その出現頻度レジスタR,の内容が。
ンレベルZN、を求めることができたとする。ここで、
その出現頻度レジスタR,の内容が。
rooooooolJ以上のときを第1プルキンエ像形
成反射光対応出力成分G、、r00000110」以下
のときを、眼底反射光対応出力成分G6とあらかじめ決
めておく。
成反射光対応出力成分G、、r00000110」以下
のときを、眼底反射光対応出力成分G6とあらかじめ決
めておく。
このようにすれば、その出現頻度レジスタR。
の内容に基づき、第16図に示すようにスライスレベル
SL、、SL、を、眼底反射光対応出力成分G6と第1
プルキンエ像形成反射光対応出力成分G7との境目近傍
で設定できることになる。
SL、、SL、を、眼底反射光対応出力成分G6と第1
プルキンエ像形成反射光対応出力成分G7との境目近傍
で設定できることになる。
このようにして、スライスレベルSL□、SL、を決定
し、第16図に示す光量分布特性に対応する出力成分を
スライスして像分離処理を行なうと、第19図に示す分
離出力が得られる。この第1911において、実線G、
は眼底反射光対応分離出力を示し。
し、第16図に示す光量分布特性に対応する出力成分を
スライスして像分離処理を行なうと、第19図に示す分
離出力が得られる。この第1911において、実線G、
は眼底反射光対応分離出力を示し。
実線G、は第1プルキンエ像形成反射光対応分離出力を
示している。ここで、眼底反射光対応分離出力G8は台
形となっているが、これは、一次元ラインセンサ53の
出力を、眼底反射光対応分離出力G、と第1プルキンエ
像形成反射光対応分離出力G、とに分離する前に、前述
の補正処理を行なったからである。よって、眼底反射光
対応分離出力G、の重心位置をX□、第1プルキンエ像
形成反射光対応分離出力G、の重心位置を特徴とする特
許瞳孔の中心34から第1プルキンエ像までの距lid
′は+d=X、−X、として求められる、 −重心
位置を求めるための演算アルゴリズムとしては、PSD
(ポジションセンサーダイオード)の出力を、ソフト
ウェア演算により実現したものが用いられる。すなわち
、第20図(a)、第20図(b)に示すように、重価
関数WA、 W、を用いて、重価関数WA、W、の出力
に対応する像分離出力のコンポリューシ、Jン(たたみ
こみ積分)をとった後にこれを、積分する。たとえば、
第20図(C)、第20図(d)に示す像分離、出力G
1と重価関数W、、W、とのコンポリューシ3ンをと、
り、乗算出力CA、C,を得る。そして、この乗算出力
C。、 C,を積分して積分値S、、S、を得る。
示している。ここで、眼底反射光対応分離出力G8は台
形となっているが、これは、一次元ラインセンサ53の
出力を、眼底反射光対応分離出力G、と第1プルキンエ
像形成反射光対応分離出力G、とに分離する前に、前述
の補正処理を行なったからである。よって、眼底反射光
対応分離出力G、の重心位置をX□、第1プルキンエ像
形成反射光対応分離出力G、の重心位置を特徴とする特
許瞳孔の中心34から第1プルキンエ像までの距lid
′は+d=X、−X、として求められる、 −重心
位置を求めるための演算アルゴリズムとしては、PSD
(ポジションセンサーダイオード)の出力を、ソフト
ウェア演算により実現したものが用いられる。すなわち
、第20図(a)、第20図(b)に示すように、重価
関数WA、 W、を用いて、重価関数WA、W、の出力
に対応する像分離出力のコンポリューシ、Jン(たたみ
こみ積分)をとった後にこれを、積分する。たとえば、
第20図(C)、第20図(d)に示す像分離、出力G
1と重価関数W、、W、とのコンポリューシ3ンをと、
り、乗算出力CA、C,を得る。そして、この乗算出力
C。、 C,を積分して積分値S、、S、を得る。
すると、重心位[Xは、原点0からの距離をSfとして
、。
、。
X=Sr* ((SA−S、)/(SA+S、)+1)
X1/2とし工求められる、 この方法は、コンボリューションをとるために、各ビッ
ト毎の乗算が必要である。近時は、マイクロコンピュー
タにも乗算機能を有するものが一般化してきているので
−この方法により重心位置を求めることができる。
X1/2とし工求められる、 この方法は、コンボリューションをとるために、各ビッ
ト毎の乗算が必要である。近時は、マイクロコンピュー
タにも乗算機能を有するものが一般化してきているので
−この方法により重心位置を求めることができる。
しかし、ソフトリエアでこの重心位iiixを求めるこ
とにすると、演算に時間がかかりすぎる不利な面がある
。
とにすると、演算に時間がかかりすぎる不利な面がある
。
そこで、演算時間の短縮を図って重心位Ifxの計算を
行なうことのできる処理手段をここでは採用することに
する。
行なうことのできる処理手段をここでは採用することに
する。
まず得られた分離出力G、、G、を位置座標についてビ
ット反転させて第19図に示すように反転分屋出力G、
−G、を生成する。
ット反転させて第19図に示すように反転分屋出力G、
−G、を生成する。
この方法によれば、反転前の分離出力G、、 G。
と反転後の分離出力G、′、Gg′との位相差を演算す
ることにより、上記の精度、と略同程度の精度で重心位
置を求めることができ、この位相差の演算には、公知の
オートフォーカス光学系を有する一眼レフレックスカメ
ラに用いられている位相差検出方法の相関方式演算と同
様の演算方法によって求めることができる。なお、この
演算方式は。
ることにより、上記の精度、と略同程度の精度で重心位
置を求めることができ、この位相差の演算には、公知の
オートフォーカス光学系を有する一眼レフレックスカメ
ラに用いられている位相差検出方法の相関方式演算と同
様の演算方法によって求めることができる。なお、この
演算方式は。
内挿演算によりセンサの画素の分解能の数lO〜数10
0分の1の精度で得られることが従来より知られている
。
0分の1の精度で得られることが従来より知られている
。
ところで、全く予測のつかない被写体を撮影するのと異
なり、この視線方向検出装[46の場合。
なり、この視線方向検出装[46の場合。
得られる像のパターンは予測できるものであり、眼底か
らの反射光と第1プルキンエ像PIを形成する反射光と
が一次元ラインセンサ53にスポット的に結像されたと
きには、それぞれ左右対称の分離出力G、、G、が得ら
れる。そこで、たとえば、第21図に示すように、分離
出力G、′が単純なパターンの場合には、立上りの位置
座標と立ち下がりの位置座標との中心0、が略重心位置
と予想される。よって、位相差を検出するにあたっては
。
らの反射光と第1プルキンエ像PIを形成する反射光と
が一次元ラインセンサ53にスポット的に結像されたと
きには、それぞれ左右対称の分離出力G、、G、が得ら
れる。そこで、たとえば、第21図に示すように、分離
出力G、′が単純なパターンの場合には、立上りの位置
座標と立ち下がりの位置座標との中心0、が略重心位置
と予想される。よって、位相差を検出するにあたっては
。
その中心0@の前後のみに関し、演算を行なえば。
演算時間の短縮化を図ることができる。
具体的には、一次元ラインセンサ53の出力をS(n)
とする。ここで、nは一次元ラインセンサの光電素、子
53aの番地を示している。そして、n番地とn+1番
地とに着目し、その分離出力の差出力E(n)を生成す
る。差E(n)は、以下の式によって求めら九る。
とする。ここで、nは一次元ラインセンサの光電素、子
53aの番地を示している。そして、n番地とn+1番
地とに着目し、その分離出力の差出力E(n)を生成す
る。差E(n)は、以下の式によって求めら九る。
E(n)=S(n+1)−5(n)
このようにして、第21図に示すような微分出力B1が
得られる。
得られる。
次に、E(n)が最大となる座標と最小となる座標をそ
れぞれt□、t2とすると、重心位置は。
れぞれt□、t2とすると、重心位置は。
略(t、+t、)/2にあると予想できる。
そこで、位置座標を反転させたときの反転分離出力をG
、″とし、その差出力R(n)を生成する。
、″とし、その差出力R(n)を生成する。
この差出力R(n)に対応する微分出力B、′は実線で
示すようなものとなる。ここで、全ビツト数mとして、
m−(t、+ty)の前後一対して、S(n)に対す
るR(n)の位相差を求めるための相関法演算を行なえ
ば、重心位置を求めることができる。
示すようなものとなる。ここで、全ビツト数mとして、
m−(t、+ty)の前後一対して、S(n)に対す
るR(n)の位相差を求めるための相関法演算を行なえ
ば、重心位置を求めることができる。
同様にして、B、とB6 ′との位相差を求めることも
できる。
できる。
すなわち、S (n)に対するR (n)の位相差ある
いはB、とB、′どの位相差をtとすると、S (n)
のセンサの中心座標06 ′からの重心位置はt/2で
求めることができる。
いはB、とB、′どの位相差をtとすると、S (n)
のセンサの中心座標06 ′からの重心位置はt/2で
求めることができる。
このような演算アルゴリズムを用いることにより、高精
度の視線方向検出装置を実現できる。
度の視線方向検出装置を実現できる。
ところで、B1とB、′どの位相差を求める方法を採用
するのでなければ−R(n)はS(n)が格納されてい
るメモリのアドレスが対応しているので、アドレスから
逆の順番にデータを呼び出せば、R(n)を生成するた
めのメモリの領域をつくる必要がなく、メモリの節約を
図ることができる。
するのでなければ−R(n)はS(n)が格納されてい
るメモリのアドレスが対応しているので、アドレスから
逆の順番にデータを呼び出せば、R(n)を生成するた
めのメモリの領域をつくる必要がなく、メモリの節約を
図ることができる。
また。E(n)の生成についても最大、最小の番地を求
めることが目的であり、E (n)を得ることが目的で
あるわけではないので、その生成領域も不要である。
めることが目的であり、E (n)を得ることが目的で
あるわけではないので、その生成領域も不要である。
ところで、先の例の視線方向検出装置?146の光学系
は、ペンタプリズム40を境にファインダールーペ44
と反−対側に送光系46A、受光系46Bがカメラ本体
に組み込まれていたので、送光系46A、受光系46B
を構成する各光学要素の屈折面に基づく反射光が受光系
46Bにゴーストとして導かれ、受光系46Bの一次元
ラインセンサ53に第1プルキンエ像PIと共にゴース
トが形成され、ゴーストと第1プルキンエ像PIとの区
別をつけがたいという問題点が残存する。
は、ペンタプリズム40を境にファインダールーペ44
と反−対側に送光系46A、受光系46Bがカメラ本体
に組み込まれていたので、送光系46A、受光系46B
を構成する各光学要素の屈折面に基づく反射光が受光系
46Bにゴーストとして導かれ、受光系46Bの一次元
ラインセンサ53に第1プルキンエ像PIと共にゴース
トが形成され、ゴーストと第1プルキンエ像PIとの区
別をつけがたいという問題点が残存する。
そこで、次に、ゴーストが受光系46Bに極力導かれな
いようにしたカメラの視線方向検出装置の光学系を説明
する。
いようにしたカメラの視線方向検出装置の光学系を説明
する。
第31図〜第35図は、そのゴーストが受光系46Bに
極力導かれないようにしたカメラの視線方向検出装置の
光学系の説明図であって、第2図に示す光学系の構成要
素と同一構成要素については大略同一符号が付されてい
る。
極力導かれないようにしたカメラの視線方向検出装置の
光学系の説明図であって、第2図に示す光学系の構成要
素と同一構成要素については大略同一符号が付されてい
る。
ここでは、送光系46Aは、赤外光を発生する光源48
.全反射ミラー149、コリメーターレンズ150を備
えている。コリメーターレンズ150はその面Aが非球
面である。光源48から出射された赤外光は、全反射ミ
ラー149で反射され、コリメータレンズ150に導か
れる。このコリメータレンズ150の出射側の面には、
絞り151が設けられている。コリメータレンズ150
は光源48から出射された赤外光を平行光束に変換する
機能を有する。
.全反射ミラー149、コリメーターレンズ150を備
えている。コリメーターレンズ150はその面Aが非球
面である。光源48から出射された赤外光は、全反射ミ
ラー149で反射され、コリメータレンズ150に導か
れる。このコリメータレンズ150の出射側の面には、
絞り151が設けられている。コリメータレンズ150
は光源48から出射された赤外光を平行光束に変換する
機能を有する。
ファインダールーペ44の眼45が臨む側には、送光系
46Aの光軸悲、と受光系慮、の光軸とを共軸とするた
めの共軸形成用光学部材152が設けられている。この
共軸形成用光学部材152は、ここでは。
46Aの光軸悲、と受光系慮、の光軸とを共軸とするた
めの共軸形成用光学部材152が設けられている。この
共軸形成用光学部材152は、ここでは。
反射面153を有するプリズム154,155によりな
る直方体から構成されている。その共軸形成用光学部材
152は、眼45に臨む透過面156と、反射面153
を挾んで透過面156と対向する透過面157と、コリ
メーターレンズ150に臨む透過面157′とを有し。
る直方体から構成されている。その共軸形成用光学部材
152は、眼45に臨む透過面156と、反射面153
を挾んで透過面156と対向する透過面157と、コリ
メーターレンズ150に臨む透過面157′とを有し。
透過面156にはマスク15gが設けられている。
ここては・、共軸形成用光学部材152の各透過面にお
ける反射に基づくゴーストを避けるために、透過面15
6.157は光軸患、に対してごくわずかに傾けられ、
透過面157′は光軸息、に対してごくわずかに傾けら
れている。その各光軸2.、jlLに対する各透過面1
56.157.157 の傾き角は、この実施例では+
t”であり、各透過面156.157,157′が同
一の傾き角を持っているので、平行平面板が挿入された
状態と同じになり、傾斜による収差の変化がほとんどな
い。
ける反射に基づくゴーストを避けるために、透過面15
6.157は光軸患、に対してごくわずかに傾けられ、
透過面157′は光軸息、に対してごくわずかに傾けら
れている。その各光軸2.、jlLに対する各透過面1
56.157.157 の傾き角は、この実施例では+
t”であり、各透過面156.157,157′が同
一の傾き角を持っているので、平行平面板が挿入された
状態と同じになり、傾斜による収差の変化がほとんどな
い。
反射面153は、ここでは、赤外光半透過かつ可視光透
過型である。反射面153が可視光を透過するので、撮
影者は1ント板42に形成された被写体像を見ることが
できる。絞り151を通過した平行光束は、反射面15
3により眼4卆に向かう方向に反射され、アイポイント
に置かれた撮影者の眼45に投影される。なお、この実
施例では、共軸形成用光学部材152として用いである
が、赤外光半透過かつ可視光透過型のミラーを用いても
よい。
過型である。反射面153が可視光を透過するので、撮
影者は1ント板42に形成された被写体像を見ることが
できる。絞り151を通過した平行光束は、反射面15
3により眼4卆に向かう方向に反射され、アイポイント
に置かれた撮影者の眼45に投影される。なお、この実
施例では、共軸形成用光学部材152として用いである
が、赤外光半透過かつ可視光透過型のミラーを用いても
よい。
第1プルキンエ像PIを形成する角膜鏡面反射光束と、
眼底からの反射光束とは、再び共軸形成用光学部材15
2に導かれ、その反射面153を通過してファインダー
ルーペ44に導かれる。そのファインダールーペ44は
、前記同様にレンズ44a、 44bから構成される装
置 受光系46Bは,ここでは,コンペンセータプリズム1
59、縮小レンズ50,全反射ミラー161、再結像レ
ンズ52,一次元ラインセンサ53から構成されている
.再結像レンズ52には.第33図に拡大して示すよう
に前記同様構成のマスク54が一次元ラインセンサ53
に臨む面の側に設けられている。
眼底からの反射光束とは、再び共軸形成用光学部材15
2に導かれ、その反射面153を通過してファインダー
ルーペ44に導かれる。そのファインダールーペ44は
、前記同様にレンズ44a、 44bから構成される装
置 受光系46Bは,ここでは,コンペンセータプリズム1
59、縮小レンズ50,全反射ミラー161、再結像レ
ンズ52,一次元ラインセンサ53から構成されている
.再結像レンズ52には.第33図に拡大して示すよう
に前記同様構成のマスク54が一次元ラインセンサ53
に臨む面の側に設けられている。
ところで,この例においても、受光系46Bにはディス
トーションが存在しない方が好ましく,かつ,物体高と
の関係において,一次元ラインセンサ53上での光量分
布は略一様であることが望ましく,以下に記載するよう
に光学系を構成すると。
トーションが存在しない方が好ましく,かつ,物体高と
の関係において,一次元ラインセンサ53上での光量分
布は略一様であることが望ましく,以下に記載するよう
に光学系を構成すると。
第34@に示すように,必要とする物体高の範囲内で、
一次元ラインセンサ53上での光量分布を略一様に力バ
ーでき,かつ,第35図に示すようにディストーション
を1μ以下とすることができる。
一次元ラインセンサ53上での光量分布を略一様に力バ
ーでき,かつ,第35図に示すようにディストーション
を1μ以下とすることができる。
(1)送光系46Aの設計値
光源48の出射面の曲率半径・・・無限大舅lp誌のU
罎真酎と喧力8社ミラー149との黄肯一l目唾−・・
7.7am全反射ミラー149とコリメーターレンズ1
50の面Aとの距離−7.3s■コリメータレンズ15
0 面Aの曲率半径・・・to.oo一一 面Bの曲率半径一・−28.00m− 屈折率−・・−1.48304 中心厚・・・4.00醜態 マスク151とコリメータレンズ150の面Bとの光s
s+・4.(X)一マスク151 厚さ・・−0.04■■ 曲率半径・・・無限大 マスクtStと透過面156′との光軸間距離・・−0
.66m■11]y二 曲率半径−・無限大 光軸悲,に対する傾き・・−1。
罎真酎と喧力8社ミラー149との黄肯一l目唾−・・
7.7am全反射ミラー149とコリメーターレンズ1
50の面Aとの距離−7.3s■コリメータレンズ15
0 面Aの曲率半径・・・to.oo一一 面Bの曲率半径一・−28.00m− 屈折率−・・−1.48304 中心厚・・・4.00醜態 マスク151とコリメータレンズ150の面Bとの光s
s+・4.(X)一マスク151 厚さ・・−0.04■■ 曲率半径・・・無限大 マスクtStと透過面156′との光軸間距離・・−0
.66m■11]y二 曲率半径−・無限大 光軸悲,に対する傾き・・−1。
共軸形成用光学部材152の屈折率・・−1.50Jl
71透過面157′から透過面156までの光軸間距層
−・・lz−■道1而156 曲率半径・−・無限大 光軸患.に対する傾き・・・1 透過面156から角膜32までの光軸間距III−・・
・1355鵬角膜32の曲率半径・・−7.980■■
なお、コリメータレンズ150の面Aは非球面であり,
以下に記載する非球面レンズの結像公式において。
71透過面157′から透過面156までの光軸間距層
−・・lz−■道1而156 曲率半径・−・無限大 光軸患.に対する傾き・・・1 透過面156から角膜32までの光軸間距III−・・
・1355鵬角膜32の曲率半径・・−7.980■■
なお、コリメータレンズ150の面Aは非球面であり,
以下に記載する非球面レンズの結像公式において。
k=−3.165,a,=−2.95XIO−. a.
=0として,サグ量Xを求め,設計した。
=0として,サグ量Xを求め,設計した。
X=( a,h+ a.h)+c−h”/(1 +J
l −(k+ 1)♂・h2)なお,Cはコリメータレ
ンズ150の面Aの曲率半径の逆数,hは光軸息、から
の物高であり、kは非球面係数である。
l −(k+ 1)♂・h2)なお,Cはコリメータレ
ンズ150の面Aの曲率半径の逆数,hは光軸息、から
の物高であり、kは非球面係数である。
(2)受光系46Bの設計値
角a32の曲率半径・−− −7.980+am角膜3
zから透過面156までの光軸間距離・・・l3■■1
111月瓜 光軸慮、に対する傾き・・−−1” 曲率半径・・−無限大 共輪形成用光学部材152の屈折率・−・1.5087
1透過面156と透過面157どの光軸距離・・・l抛
■透過面157 光軸悲、に対する傾き・・−−t” 曲率半径−・−無限大 透過面157からレンズ44aの面Aまでの光軸間距離
−・・0.60mレンズ44a 面Aの曲率半径−・・115.895■層中心肉厚−・
1.2■鳳 屈折率・−1,69747 面Bの曲率半径−29,210−■ レンズ44b 面Bの曲率半径・−・2L210■鵬 中心肉厚・・−4,92鳳− 屈折率・・−1,61187 面Cの曲率半径・・・−47,880−鵬面Cとペンタ
プリズム40の面Aとの光軸距離・・・1.00+wペ
ンタプリズム40 面Aの曲率半径・・・無限大 屈折率・−・1.50871 面Bの曲率半径・・−無限大 光軸aJに対する面Bの傾き−・・−24゜面Aから面
Bまでの光軸間距離・・・28.80■層面Bとコンペ
ンセータプリズム159の面Aとの光軸間距離・・−0
−14■コンペンセータプリズム159 面Aの曲率半径・−・無限大 光軸悲、に対する面Aの傾き・−一−24゜面Bの曲率
半径−・・無限大 面Aと面Bとの光軸間距離−・・3■■屈折率・・・1
.50871 面Aからマスク159′までの距離・−0■■マスク1
59′ 厚さ・・−0,04■■ 曲率半径・−・無限大 マスク159′から縮小レンズ団の面Aまでの光軸間距
離−・−0,10m縮小レンズ50 面Aの曲率半径・−・11.71ロー膳肉厚−・・2.
50■■ 面Bの曲率半径・−・−60,140園園屈折率−・・
1.48304 面Bから全反射ミラー161までの光軸間距離・−・3
.00mm全反射ミラー161の曲率半径・・・無限大
全反射ミラー161から再結像レンズ52までの光軸間
距離・=1.61)m再苛鷹レンズ52 面Aの曲率半径・・−1,520層■ 屈折率・−1,48304履腸 中心肉厚−・1.520m層 面Bの曲率半径・・−無限大 面Bからマスク54までの距離・−・0.00菖薦マス
ク54 曲率半径−・・無限大 厚さ・=0.04mB なお、縮小レンズ50の面Aは、非球面であり、前記式
において、K =−1,25,a、= −8X 10−
、α、 = −10−として、設計した。
zから透過面156までの光軸間距離・・・l3■■1
111月瓜 光軸慮、に対する傾き・・−−1” 曲率半径・・−無限大 共輪形成用光学部材152の屈折率・−・1.5087
1透過面156と透過面157どの光軸距離・・・l抛
■透過面157 光軸悲、に対する傾き・・−−t” 曲率半径−・−無限大 透過面157からレンズ44aの面Aまでの光軸間距離
−・・0.60mレンズ44a 面Aの曲率半径−・・115.895■層中心肉厚−・
1.2■鳳 屈折率・−1,69747 面Bの曲率半径−29,210−■ レンズ44b 面Bの曲率半径・−・2L210■鵬 中心肉厚・・−4,92鳳− 屈折率・・−1,61187 面Cの曲率半径・・・−47,880−鵬面Cとペンタ
プリズム40の面Aとの光軸距離・・・1.00+wペ
ンタプリズム40 面Aの曲率半径・・・無限大 屈折率・−・1.50871 面Bの曲率半径・・−無限大 光軸aJに対する面Bの傾き−・・−24゜面Aから面
Bまでの光軸間距離・・・28.80■層面Bとコンペ
ンセータプリズム159の面Aとの光軸間距離・・−0
−14■コンペンセータプリズム159 面Aの曲率半径・−・無限大 光軸悲、に対する面Aの傾き・−一−24゜面Bの曲率
半径−・・無限大 面Aと面Bとの光軸間距離−・・3■■屈折率・・・1
.50871 面Aからマスク159′までの距離・−0■■マスク1
59′ 厚さ・・−0,04■■ 曲率半径・−・無限大 マスク159′から縮小レンズ団の面Aまでの光軸間距
離−・−0,10m縮小レンズ50 面Aの曲率半径・−・11.71ロー膳肉厚−・・2.
50■■ 面Bの曲率半径・−・−60,140園園屈折率−・・
1.48304 面Bから全反射ミラー161までの光軸間距離・−・3
.00mm全反射ミラー161の曲率半径・・・無限大
全反射ミラー161から再結像レンズ52までの光軸間
距離・=1.61)m再苛鷹レンズ52 面Aの曲率半径・・−1,520層■ 屈折率・−1,48304履腸 中心肉厚−・1.520m層 面Bの曲率半径・・−無限大 面Bからマスク54までの距離・−・0.00菖薦マス
ク54 曲率半径−・・無限大 厚さ・=0.04mB なお、縮小レンズ50の面Aは、非球面であり、前記式
において、K =−1,25,a、= −8X 10−
、α、 = −10−として、設計した。
第36図〜第38図は、本発明に係るカメラの視線方向
検出光学系の第2実施例を説明するための図であって、
この実施例は、送光系46Aをペンタプリズム40を挾
んでファインダールーペ44と反対側に設け、受光系4
6Bを共輪形成用光学部材152の透過面157′の側
に設けて、光源48から出射された赤外光を、コンベン
セータプリズム159.ペンタプリズム40を介して、
ファインダールーペ44に導き、このファインダールー
ペ44により赤外光を平行光束に変換して、眼45に投
影すると共に、その眼45の角膜鏡面反射に基づき第1
プルキンエ像PIを形成する光束と眼底からの反射光と
を、共軸形成川光学部材152の反射面153により反
射させて、受光系46Bに導く構成としたものであり、
その他の光学的構成要素は、第1実施例と大略同一であ
り、その光学的特性も、第6図、第7図に示すように第
1実施例と大略同一であるので、以下にその設計値を記
載するにとどめる。
検出光学系の第2実施例を説明するための図であって、
この実施例は、送光系46Aをペンタプリズム40を挾
んでファインダールーペ44と反対側に設け、受光系4
6Bを共輪形成用光学部材152の透過面157′の側
に設けて、光源48から出射された赤外光を、コンベン
セータプリズム159.ペンタプリズム40を介して、
ファインダールーペ44に導き、このファインダールー
ペ44により赤外光を平行光束に変換して、眼45に投
影すると共に、その眼45の角膜鏡面反射に基づき第1
プルキンエ像PIを形成する光束と眼底からの反射光と
を、共軸形成川光学部材152の反射面153により反
射させて、受光系46Bに導く構成としたものであり、
その他の光学的構成要素は、第1実施例と大略同一であ
り、その光学的特性も、第6図、第7図に示すように第
1実施例と大略同一であるので、以下にその設計値を記
載するにとどめる。
(1)送光系46Aの設計値
光源48の出射面の曲率半径・・・無限大光源48の出
射面と全反射ミラー149との光軸間距離・・・17■
全反射ミラー149の曲率半径・−無限大全反射ミラー
149とマスク159′との光軸距離−・31■マスク
159′ 厚さ・・・0.04履璽 曲率半径・・・無限大 マスク15Qとコンペンセータプリズム159の面Bと
の距離・・七、−コンペンセータプリズム159 面Bの曲率半径−・・無限大 面Aと面Bとの距離−・・3■■ 面Aの曲率半径−・・無限大 光軸れに対する面Aの傾き・−24゜ 面Aとペンタプリズム40の面Bとの光軸間距離・・−
0,14■■ペンタプリズム40 面Bの曲率半径・・・無限大 光軸iに対する面Bの傾き・−24゜ 屈折率・−1,50871 面Aの曲率半径−・・無限大 面Aから面Bまでの光軸間距離−28,80mm面Aと
レンズ44bの面Cとの光軸間距離・・・1.00−■
レンズ44b 面Cの曲率半径・・−47,880閣園面Bの曲率半径
−・・−29,210■■中心肉厚・・・4.92閣■ 屈折率・・・1.61187 レンズ44a 面Bの曲率半径・・−−29,210園−面Aの曲率半
径=−−115,895mm中心肉厚・・−1,2冒鳳 屈折率・・・1.69747 面Aと透過面57どの光軸間距離・・・0.60醜m盗
過面157 曲率半径・・・無限大 光軸處、に対する傾き・・・2゜ 共軸形成用光学部材152の屈折率・・−1,5087
1透過面1−57から透過面156までの光軸間距離−
10m■透過面156 曲率半径・・・無限大 光軸2.に対する傾き・・・2゜ 透過面156から角膜32までの光軸間距離・・・13
鵬−角膜32の曲率半径・・・7.980+++n
(2)受光系46Bの設計値 角膜32の曲率半径・・・−7,980■■角膜32か
ら透過面156までの光軸間距離・−・13mm透過面
156 曲率半径・・−無限大 光軸處、に対する傾き・・・−2゜ 透過面156から透過面157′までの光軸間距離−・
−12mm共軸形成用光学部材152の屈折率・・・1
1508711111社′ 光軸慮、に対する傾き・−・−2゜ 曲率半径−・・無限大 透過面157′からマスク151までの光軸間距離・・
・0.66龍マスク151と縮小レンズ50との間の距
離・・・0.00■■マスク151 曲率半径・・・無限大 厚さ・・−0,04部間 縮小レンズ50 面Aの曲率半径−・−28,00鵬閣 肉厚・・・4.00−一 面Bの曲率半径−−−−10,00■■屈折率・・・1
.48304 面Bから全反射ミラー161までの光軸間距離・・−7
,30mm全反射ミラー161の曲率半径・・・無限大
全反射ミラー161と再結像レンヌ32の面Aとの光軸
間距離−5,フー再結像レンズ52 面Aの曲率半径−・−2,00■■ 屈折率・・−1,48304■− 中心肉厚・・・2.00履− 面Bの曲率半径・・・無限大 面nからマスク54までの距離・・・0.00m園マス
ク54 曲率半径・・・無限大 厚さー・−0,04m■ なお、縮小レンズ50の面Bは非球面であり、前記式に
おイテ、K =−3,165、a 、 = 2.95
X 10−−α6=Oとして、設計した。
射面と全反射ミラー149との光軸間距離・・・17■
全反射ミラー149の曲率半径・−無限大全反射ミラー
149とマスク159′との光軸距離−・31■マスク
159′ 厚さ・・・0.04履璽 曲率半径・・・無限大 マスク15Qとコンペンセータプリズム159の面Bと
の距離・・七、−コンペンセータプリズム159 面Bの曲率半径−・・無限大 面Aと面Bとの距離−・・3■■ 面Aの曲率半径−・・無限大 光軸れに対する面Aの傾き・−24゜ 面Aとペンタプリズム40の面Bとの光軸間距離・・−
0,14■■ペンタプリズム40 面Bの曲率半径・・・無限大 光軸iに対する面Bの傾き・−24゜ 屈折率・−1,50871 面Aの曲率半径−・・無限大 面Aから面Bまでの光軸間距離−28,80mm面Aと
レンズ44bの面Cとの光軸間距離・・・1.00−■
レンズ44b 面Cの曲率半径・・−47,880閣園面Bの曲率半径
−・・−29,210■■中心肉厚・・・4.92閣■ 屈折率・・・1.61187 レンズ44a 面Bの曲率半径・・−−29,210園−面Aの曲率半
径=−−115,895mm中心肉厚・・−1,2冒鳳 屈折率・・・1.69747 面Aと透過面57どの光軸間距離・・・0.60醜m盗
過面157 曲率半径・・・無限大 光軸處、に対する傾き・・・2゜ 共軸形成用光学部材152の屈折率・・−1,5087
1透過面1−57から透過面156までの光軸間距離−
10m■透過面156 曲率半径・・・無限大 光軸2.に対する傾き・・・2゜ 透過面156から角膜32までの光軸間距離・・・13
鵬−角膜32の曲率半径・・・7.980+++n
(2)受光系46Bの設計値 角膜32の曲率半径・・・−7,980■■角膜32か
ら透過面156までの光軸間距離・−・13mm透過面
156 曲率半径・・−無限大 光軸處、に対する傾き・・・−2゜ 透過面156から透過面157′までの光軸間距離−・
−12mm共軸形成用光学部材152の屈折率・・・1
1508711111社′ 光軸慮、に対する傾き・−・−2゜ 曲率半径−・・無限大 透過面157′からマスク151までの光軸間距離・・
・0.66龍マスク151と縮小レンズ50との間の距
離・・・0.00■■マスク151 曲率半径・・・無限大 厚さ・・−0,04部間 縮小レンズ50 面Aの曲率半径−・−28,00鵬閣 肉厚・・・4.00−一 面Bの曲率半径−−−−10,00■■屈折率・・・1
.48304 面Bから全反射ミラー161までの光軸間距離・・−7
,30mm全反射ミラー161の曲率半径・・・無限大
全反射ミラー161と再結像レンヌ32の面Aとの光軸
間距離−5,フー再結像レンズ52 面Aの曲率半径−・−2,00■■ 屈折率・・−1,48304■− 中心肉厚・・・2.00履− 面Bの曲率半径・・・無限大 面nからマスク54までの距離・・・0.00m園マス
ク54 曲率半径・・・無限大 厚さー・−0,04m■ なお、縮小レンズ50の面Bは非球面であり、前記式に
おイテ、K =−3,165、a 、 = 2.95
X 10−−α6=Oとして、設計した。
この視線方向検出装置によれば、受光部にゴーストが生
じるのを極力避けることができるという効果を奏する。
じるのを極力避けることができるという効果を奏する。
又里又羞米
本発明に係るカメラの視線方向検出装置は、以上説明し
たように、 撮影者の眼に平行光束を導く送光系と、受光部を有しか
つその眼の角膜鏡面反射に基づき第1プルキンエ像を形
成する反射光と眼の眼底からの反射光とを受光する受光
系と、 その受光部の受光出力に基づき撮影者の眼の視線方向を
検出するための処理回路とがカメラ本体に設けられてい
るので、 カメラを覗く撮影者の眼の視線方向を検出できるという
効果を奏する。
たように、 撮影者の眼に平行光束を導く送光系と、受光部を有しか
つその眼の角膜鏡面反射に基づき第1プルキンエ像を形
成する反射光と眼の眼底からの反射光とを受光する受光
系と、 その受光部の受光出力に基づき撮影者の眼の視線方向を
検出するための処理回路とがカメラ本体に設けられてい
るので、 カメラを覗く撮影者の眼の視線方向を検出できるという
効果を奏する。
また、ファインダーに複数個の合焦ゾーンが設けられて
いるカメラにあっては、その合焦ゾーンに対応するオー
トフォーカス光学系を自動的に選択して駆動させること
ができるという効果を奏する。
いるカメラにあっては、その合焦ゾーンに対応するオー
トフォーカス光学系を自動的に選択して駆動させること
ができるという効果を奏する。
第1図〜第5図は本発明に係る視線方向検出装置を一眼
レフカメラに適用した例を説明するためのもので。 第1図は本発明に係る視線方向検出装置のカメラへの配
置状態を示す説明図、 第2図、第3図はその視線方向検出装置の詳細図。 第4図は第2図、第3図に示す再結像レンズの拡大図。 第5図はその視線方向検出装置の模式図。 第6図は第2図、第3図に示す縮小レンズを非球面とし
ない場合の球面収差のグラフ。 第7図はその第6図に示す球面収差があるときのディス
トーションのグラフ、 第8図は第2図、第3図に示す縮小レンズを非球面とし
たときの球面収差のグラフ、 第9図はその第8図に示す球面収差がないときのディス
トーションのグラフ。 第11図、第11図は本発明に係るカメラの視線方向検
出装置と再結像レンズとファインダールーペと撮影者の
眼と一次元ラインセンサとの関係を示す模式図。 第12図、第13図は視線方向検出光学系の受光素子と
しての一次元ラインセンサを用いた場合の不具合を説明
するための模式図、 第14図は、再結像レンズの周辺部における光量減衰を
補正するための補正処理手段の説明図、第15図はその
補正処理手段を有する処理回路のブロック図。 第16図は実際に得られた光量分布と一次元ラインセン
サとの関係を示す模式図、 第17図、第18図は像分離処理手段の説明図、第19
図〜第21図は像分離出力分布の重心位置を求めるため
の説明用グラフ、 第22図〜第24図は本発明に係る視線方向検出装置の
検出原理を説明するための説明図であって、第22図は
凸面鏡に平行光束を照射した場合に光点が形成される状
態を示す説明図、 第23図は眼の角膜に平行光束を照射した場合に第1プ
ルキンエ像が形成される状態を示す説明図。 第24図はその第1プルキンエ像と瞳孔の中心との関係
を説明するための眼の拡大図 第25図、第26図はその第1プルキンエ像と瞳孔の中
心とから眼の視線方向を演算して求めるための説明図、 第27図は一眼レフカメラの改良したオートフォーカス
光学系の配置状態を概略的に示す斜視図、第28図はそ
の一眼レフカメラの撮影レンズをファインダーの中央合
焦川ゾーンと光学的に略共役なオートフォーカス光学系
の合焦用ゾーンから覗いた射出瞳と開口領域との関係を
説明するための説明図、 第29図はその一眼レフカメラのファインダーの平面図
。 第30図は第27図に示す射出瞳がビネッティングを受
けた場合にその射出瞳と開口領域との関係を説明するた
めの説明図。 第31図〜第35図は本発明に係る視線方向検出装置の
光学系のさらに他の例を説明するための図であって、 第31図はその視線方向検出装置の光学系の構成図、 第32図は第31図に示す視線方向検出装置の光学系の
要部拡大図、 第33図は第31図に示す再結像レンズの拡大図。 第34図、第35図はこの第31図に示す視線方向検出
装置の光学系の光学的特性の説明図。 第36図〜第38図は第31図に示す光学系の他の例を
説明するための図であって、 第36図はその視線方向検出装置の光学系の要部構成を
示す光学図、 第37図、第38図はこの第36図に示す光学系の光学
的特性の説明図、 第39図は従来の一眼レフカメラのオートフォーカス光
学系の概略構成を示す図。 第40図は第39図に示すオートフォーカス光学系の配
置状態を概略的に示す斜視図。 第41図はそのオートフォーカス光学系による合焦を説
明するための説明図。 第42図はそのオートフォーカス光学系のCCDの検出
出力の説明図、 第43図は従来の合焦用ゾーンのファインダーへの配置
状態を説明するための説明図。 第44図はその従来の一眼レフカメラを用いて所望の被
写体が中央から左右にずれた撮影写真を得る場合の撮影
手順を説明するための説明図。 である。 9・・・オートフォーカス光学系、16・・・ファイン
ダー17・・・中央合焦用ゾーン 18.19・−・周辺部合焦用オートフォーカス光学系
26.27・・・周辺部合焦用ゾーン 28.29・−・合焦用ゾーン 32・・・角膜、 4G・−・ペンタプリズム34−・
・瞳孔の中心 44・・・ファインダールーペ、45−・・撮影者の眼
46・・・視線方向検出装置 46A−・・送光系、46B−・・受光系、48・・・
赤外光源50・・・縮小レンズ、52・・・再結像レン
ズ53−・・一次元ラインセンサ、55・・・開口58
・・・マイクロコンピュータ 152・−共軸形成用光学部材 156.15フー・・透過面、皿り、 flA−・・光
軸53a・−・光電素子、0・・・回旋角、5 %・・
・回旋中心PI−−・第1プルキンエ像、G、−G、・
・・光量分布H,・・−補正係数、X、、X、・・・出
力G6・−・眼底反射光対応出力成分 G7・・−第1プルキンエ像形成反射光対応出力成分G
、・・−眼底反射光対応分離出力 −G、・・・第1プルキンエ像形成反射光対応分離出力
系 1 凶 7 1s、1 円 !l If I
l〒 !し 拓 4 」 54、口152 拓 5 図 弐5W#I$卆覧 第6− 虱目 −100to。 拓8図 讐\−0,034 −0,100,10 第 7 : @/@−t″Aストーシ参ン I 2 t、 6mm 1 mm見10= l 兎12 口 尾14図 しX 、、、Q。 53a l 、53 1 』 : 1 j l j +、−x、=x、 1 、 1 1 1 ′1 茶15= −4: lRoMli ンーム ++1 o、−%ノー 、しG5 1第18; −入 6s 。 (□ Q′ jx〜・ 0;−Qft”−鳴 ” 、1 ..1 \1 /■ 第21i 1 /7!IS。 +1jjljl1 1、 : lli8−BE(E<n))::i 鴎−AoE 第22図 Q7どー\\730 第25図 第26図 !cI + +:ii どナー。 第29図 第28図 第30図 拓31区 :58 1 iL−Ji 1第3
4 口 第37 図 ディス卜−シ1ン(#J) 10has 第39コ 拓40口
レフカメラに適用した例を説明するためのもので。 第1図は本発明に係る視線方向検出装置のカメラへの配
置状態を示す説明図、 第2図、第3図はその視線方向検出装置の詳細図。 第4図は第2図、第3図に示す再結像レンズの拡大図。 第5図はその視線方向検出装置の模式図。 第6図は第2図、第3図に示す縮小レンズを非球面とし
ない場合の球面収差のグラフ。 第7図はその第6図に示す球面収差があるときのディス
トーションのグラフ、 第8図は第2図、第3図に示す縮小レンズを非球面とし
たときの球面収差のグラフ、 第9図はその第8図に示す球面収差がないときのディス
トーションのグラフ。 第11図、第11図は本発明に係るカメラの視線方向検
出装置と再結像レンズとファインダールーペと撮影者の
眼と一次元ラインセンサとの関係を示す模式図。 第12図、第13図は視線方向検出光学系の受光素子と
しての一次元ラインセンサを用いた場合の不具合を説明
するための模式図、 第14図は、再結像レンズの周辺部における光量減衰を
補正するための補正処理手段の説明図、第15図はその
補正処理手段を有する処理回路のブロック図。 第16図は実際に得られた光量分布と一次元ラインセン
サとの関係を示す模式図、 第17図、第18図は像分離処理手段の説明図、第19
図〜第21図は像分離出力分布の重心位置を求めるため
の説明用グラフ、 第22図〜第24図は本発明に係る視線方向検出装置の
検出原理を説明するための説明図であって、第22図は
凸面鏡に平行光束を照射した場合に光点が形成される状
態を示す説明図、 第23図は眼の角膜に平行光束を照射した場合に第1プ
ルキンエ像が形成される状態を示す説明図。 第24図はその第1プルキンエ像と瞳孔の中心との関係
を説明するための眼の拡大図 第25図、第26図はその第1プルキンエ像と瞳孔の中
心とから眼の視線方向を演算して求めるための説明図、 第27図は一眼レフカメラの改良したオートフォーカス
光学系の配置状態を概略的に示す斜視図、第28図はそ
の一眼レフカメラの撮影レンズをファインダーの中央合
焦川ゾーンと光学的に略共役なオートフォーカス光学系
の合焦用ゾーンから覗いた射出瞳と開口領域との関係を
説明するための説明図、 第29図はその一眼レフカメラのファインダーの平面図
。 第30図は第27図に示す射出瞳がビネッティングを受
けた場合にその射出瞳と開口領域との関係を説明するた
めの説明図。 第31図〜第35図は本発明に係る視線方向検出装置の
光学系のさらに他の例を説明するための図であって、 第31図はその視線方向検出装置の光学系の構成図、 第32図は第31図に示す視線方向検出装置の光学系の
要部拡大図、 第33図は第31図に示す再結像レンズの拡大図。 第34図、第35図はこの第31図に示す視線方向検出
装置の光学系の光学的特性の説明図。 第36図〜第38図は第31図に示す光学系の他の例を
説明するための図であって、 第36図はその視線方向検出装置の光学系の要部構成を
示す光学図、 第37図、第38図はこの第36図に示す光学系の光学
的特性の説明図、 第39図は従来の一眼レフカメラのオートフォーカス光
学系の概略構成を示す図。 第40図は第39図に示すオートフォーカス光学系の配
置状態を概略的に示す斜視図。 第41図はそのオートフォーカス光学系による合焦を説
明するための説明図。 第42図はそのオートフォーカス光学系のCCDの検出
出力の説明図、 第43図は従来の合焦用ゾーンのファインダーへの配置
状態を説明するための説明図。 第44図はその従来の一眼レフカメラを用いて所望の被
写体が中央から左右にずれた撮影写真を得る場合の撮影
手順を説明するための説明図。 である。 9・・・オートフォーカス光学系、16・・・ファイン
ダー17・・・中央合焦用ゾーン 18.19・−・周辺部合焦用オートフォーカス光学系
26.27・・・周辺部合焦用ゾーン 28.29・−・合焦用ゾーン 32・・・角膜、 4G・−・ペンタプリズム34−・
・瞳孔の中心 44・・・ファインダールーペ、45−・・撮影者の眼
46・・・視線方向検出装置 46A−・・送光系、46B−・・受光系、48・・・
赤外光源50・・・縮小レンズ、52・・・再結像レン
ズ53−・・一次元ラインセンサ、55・・・開口58
・・・マイクロコンピュータ 152・−共軸形成用光学部材 156.15フー・・透過面、皿り、 flA−・・光
軸53a・−・光電素子、0・・・回旋角、5 %・・
・回旋中心PI−−・第1プルキンエ像、G、−G、・
・・光量分布H,・・−補正係数、X、、X、・・・出
力G6・−・眼底反射光対応出力成分 G7・・−第1プルキンエ像形成反射光対応出力成分G
、・・−眼底反射光対応分離出力 −G、・・・第1プルキンエ像形成反射光対応分離出力
系 1 凶 7 1s、1 円 !l If I
l〒 !し 拓 4 」 54、口152 拓 5 図 弐5W#I$卆覧 第6− 虱目 −100to。 拓8図 讐\−0,034 −0,100,10 第 7 : @/@−t″Aストーシ参ン I 2 t、 6mm 1 mm見10= l 兎12 口 尾14図 しX 、、、Q。 53a l 、53 1 』 : 1 j l j +、−x、=x、 1 、 1 1 1 ′1 茶15= −4: lRoMli ンーム ++1 o、−%ノー 、しG5 1第18; −入 6s 。 (□ Q′ jx〜・ 0;−Qft”−鳴 ” 、1 ..1 \1 /■ 第21i 1 /7!IS。 +1jjljl1 1、 : lli8−BE(E<n))::i 鴎−AoE 第22図 Q7どー\\730 第25図 第26図 !cI + +:ii どナー。 第29図 第28図 第30図 拓31区 :58 1 iL−Ji 1第3
4 口 第37 図 ディス卜−シ1ン(#J) 10has 第39コ 拓40口
Claims (18)
- (1)撮影者の眼に平行光束を導く送光系と、受光部を
有しかつ前記眼の角膜鏡面反射に基づき第1プルキンエ
像を形成する反射光と前記眼の眼底からの反射光とを受
光する受光系と、前記受光部の受光出力に基づき前記撮
影者の眼の視線方向を検出するための処理回路と、 がカメラ本体に設けられていることを特徴とするカメラ
の視線方向検出装置。 - (2)前記送光系と前記受光系とは、ペンタプリズムを
境に少なくともその一方がファインダールーペと反対側
で前記カメラ本体に組み込まれていることを特徴とする
請求項1に記載のカメラの視線方向検出装置。 - (3)前記平行光束が赤外光であることを特徴とする請
求項1に記載のカメラの視線方向検出装置。 - (4)前記送光系は、ファインダールーペを介して前記
撮影者の眼に向けて平行光束として出射される赤外光を
発生する赤外光源を有し、 前記受光系は、前記角膜鏡面反射に基づき第1プルキン
エ像を形成する反射光と前記眼の眼底からの反射光とを
縮小して結像させる縮小レンズを有することを特徴とす
る請求項1に記載のカメラの視線方向検出装置。 - (5)前記縮小レンズは、少なくとも一方が非球面であ
り、前記受光系には、前記第1プルキンエ像を形成する
反射光を再結像させる再結像レンズが設けられ、該再結
像レンズの曲率中心に位置させて開口が設けられると共
に、前記縮小レンズの焦点が前記再結像レンズの曲率中
心に位置されている請求項4に記載のカメラの視線方向
検出装置。 - (6)前記カメラ本体には、ファインダーの視野内に複
数個の合焦用ゾーンが設けられ、該合焦用ゾーンと略光
学的に共役な位置に該合焦用ゾーンに対応するオートフ
ォーカス光学系の合焦ゾーンが設けられ、前記処理回路
は、前記ファインダーの各合焦用ゾーンのいずれか一つ
が選択されたことを自動的に感知することを特徴とする
請求項1に記載のカメラの視線方向検出装置。 - (7)前記処理回路は前記ファインダーの各合焦用ゾー
ンのうち、選択された合焦用ゾーンに対応するオートフ
ォーカス光学系を駆動させる駆動回路に接続されている
ことを特徴とする請求項6に記載のカメラの視線方向検
出装置。 - (8)前記受光系は、角膜鏡面反射に基づき第1プルキ
ンエ像を形成する反射光を前記受光部に再結像させる再
結像レンズを備え、前記受光部は前記複数個のオートフ
ォーカス光学系の合焦ゾーンに対応させて配列された光
電素子を有する一次元ラインセンサから構成され、前記
再結像レンズと前記一次元ラインセンサとの間に開口を
有するマスクが設けられ、前記再結像レンズが、前記一
次元ラインセンサの光電素子の配列方向と直交する方向
に長く延びる像を形成するシリンドリカルレンズである
ことを特徴とする請求項1に記載のカメラの視線方向検
出装置。 - (9)前記受光系は角膜鏡面反射に基づき第1プルキン
エ像を形成する反射光を前記受光部に再結像させる再結
像レンズを備え、前記受光部は前記複数個のオートフォ
ーカス光学系の合焦ゾーンに対応させて配列された光電
変換素子を有する一次元ラインセンサから構成され、前
記再結像レンズと前記一次元ラインセンサとの間に開口
を有するマスクが設けられ、前記再結像レンズが、前記
一次元ラインセンサの光電素子の配列方向と直交する方
向に長く延びる像を形成するトーリックレンズであるこ
とを特徴とする請求項1に記載のカメラの視線方向検出
装置。 - (10)前記受光部は一次元ラインセンサからなり、前
記処理回路は前記一次元ラインセンサからの出力を、一
のスライスレベルで処理することによって瞳孔の周縁に
対応する瞳孔周縁対応座標を求めると共に、他のスライ
スレベルで処理することにより第1プルキンエ像に対応
するプルキンエ像対応座標を求め、第1プルキンエ像の
中心座標と前記瞳孔の中心座標とを演算して、前記眼の
視線方向を検出することを特徴とする請求項1に記載の
カメラの視線方向検出装置。 - (11)前記受光部は一次元ラインセンサから構成され
、前記処理回路は前記一次元ラインセンサからの出力を
、眼底からの反射光に対応する眼底反射光対応出力成分
と第1プルキンエ像を形成する反射光に対応する第1プ
ルキンエ像形成反射光対応出力成分とに分離する分離手
段を備え、分離された眼底反射光対応出力成分の重心位
置と第1プルキンエ像形成反射光対応出力成分の重心位
置とをそれぞれ求め、眼の視線方向を検出することを特
徴とする請求項1に記載のカメラの視線方向検出装置。 - (12)前記受光系は角膜鏡面反射に基づき第1プルキ
ンエ像を形成する反射光を前記一次元ラインセンサに再
結像させる再結像レンズを備え、前記処理回路は、該再
結像レンズの光量分布特性に基づく周辺部入射光量の減
少を補正する補正手段を備えていることを特徴とする請
求項11に記載のカメラの視線方向検出装置。 - (13)前記分離された眼底反射光対応出力成分と第1
プルキンエ像形成反射光対応出力成分とを、ビット反転
させて、第1プルキンエ像の位置と瞳孔の位置とを求め
ることを特徴とする請求項12に記載のカメラの視線方
向検出装置。 - (14)ファインダールーペを覗く眼に向かって検出光
を平行光束として出射する送光系と前記眼の角膜鏡面反
射に基づき虚像を形成する検出光を受光部に再結像させ
る受光系とを備え、前記ファインダールーペの前記眼に
臨まされる側に、前記送光系の光軸と前記受光系の光軸
とを共軸とするための共軸形成用光学部材が設けられて
いることを特徴とするカメラの視線方向検出装置。 - (15)前記受光系は、前記共軸形成用光学部材と前記
受光部との間に、縮小レンズと再結像レンズとを備え、
前記縮小レンズは少なくとも一面が非球面であることを
特徴とする請求項14に記載のカメラの視線方向検出装
置。 - (16)前記共軸形成用光学部材は、可視領域の光を透
過し、赤外領域の光に対して反射と透過の特性を有する
ミラーであることを特徴とする請求項14に記載のカメ
ラの視線方向検出装置。 - (17)前記ミラーに代えて反射面を有するプリズムを
用いることを特徴とする請求項16に記載のカメラの視
線方向検出装置。 - (18)前記プリズムは、前記眼に臨む透過面と前記反
射面を狭んで対向されかつ前記ファンイダールーペに臨
む透過面とを備え、前記眼に臨む透過面が少なくとも前
記共軸に対してわずかに傾いていることを特徴とする請
求項17に記載のカメラの視線方向検出装置。
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