JPH0237622B2 - Deisukupureeya - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔従来技術〕 本発明は、情報を有する硬質の情報デイスクに
用いるデイスクプレーヤであつて、該デイスクプ
レーヤがデイスクホルダを具えており、情報の再
生に当り前記のデイスクホルダ上で情報デイスク
が回転するようになつており、前記のデイスクホ
ルダがターンテーブルと心出し装置とを有してお
り、この心出し装置が円に沿つて配置した複数個
の心出し素子を有しており、これら心出し素子の
各々が放射方向の弾性を有し、情報デイスクの中
心孔の壁面に作用する心出し素子が情報デイスク
を、その回転中、心出し状態に保持するようにな
つており、前記のデイスクプレーヤが更に、開放
および閉成位置間で移動しうる蓋を有しており、
この蓋はデイスクローダを有し、この蓋を閉成位
置に移動させた際に情報デイスクがデイスクロー
ダによつて心出し装置およびターンテーブル上に
弾性的に押圧されるようにしたデイスクプレーヤ
に関するものである。

情報デイスクに対するデイスクプレーヤに用い
るデイスククランピング装置は米国特許第
4218065号明細書から既知である。この既知のデ
イスクプレーヤのデイスクローダは、ばねによつ
てデイスクプレーヤの蓋に装着された永久磁気リ
ングを有している。デイスクプレーヤの蓋を閉じ
ると、ばね作用やターンテーブルに対する磁気吸
引力の為にこの永久磁気リングが情報デイスクに
作用する。情報デイスクの再生中、デイスクロー
ダの磁気リングが情報デイスクに圧接し、これに
より情報デイスクを保持している。このようにす
る為の条件は、デイスクローダをデイスクプレー
ヤの蓋内に回転しうるように装着するということ
である。このようにするには機械的な構成を特別
なものとする必要があり、更にターンテーブルの
駆動に加えて追加の負荷がかかる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、作動中ターンテーブルの回転
を妨害することなく情報デイスクをターンテーブ
ル上に押圧するようにした硬質情報デイスク用デ
イスクプレーヤを提供せんとするにある。

〔発明の構成〕

本発明は、情報を有する硬質の情報デイスクに
用いるデイスクプレーヤであつて、該デイスクプ
レーヤがデイスクホルダを具えており、情報の再
生に当り前記のデイスクホルダ上で情報デイスク
が回転するようになつており、前記のデイスクホ
ルダがターンテーブルと心出し装置とを有してお
り、この心出し装置が円に沿つて配置した複数個
の心出し素子を有しており、これら心出し素子の
各々が放射方向の弾性を有し、情報デイスクの中
心孔の壁面に作用する心出し素子が情報デイスク
を、その回転中、心出し状態に保持するようにな
つており、前記のデイスクプレーヤが更に、開放
および閉成位置間で移動しうる蓋を有しており、
この蓋はデイスクローダを有し、この蓋を閉成位
置に移動させた際に情報デイスクがデイスクロー
ダによつて心出し装置およびターンテーブル上に
弾性的に押圧されるようにしたデイスクプレーヤ
において、前記の蓋を開放位置から閉成位置に２
段階で移動しうるようにし、前記の蓋を持上げ手
段に結合し、蓋の閉成運動の第１段階においてデ
イスクローダが心出し装置およびターンテーブル
に弾性的に押圧された後の第２段階で前記の持上
げ手段により、心出し装置上にクランプされた情
報デイスクからデイスクローダが再び離れるまで
蓋を持上げ、弾性的な心出し素子が放射方向で外
方に弾性偏移することにより情報デイスクがター
ンテーブル上で心出し位置に保持されるようにし
たことを特徴とする。

情報デイスクをデイスクプレーヤ上に配置した
後に、デイスクプレーヤの蓋が持上れば、デイス
クローダは最早やデイスクと接触しない為、この
デイスクローダによつてターンテーブルの回転に
悪影響を及ぼさない。この場合、弾性心出し素子
の外方偏移は情報デイスクをターンテーブル上に
保持するのに充分なものとなつている。

本発明の他の例では、デイスクローダを環状と
し、このデイスクローダ内にスラスト部材を配置
し、このスラスト部材は蓋に独立的にばね装着
し、作動中このスラスト部材が心出し装置に作用
し、心出し素子を情報デイスクの中心孔の壁面に
対し放射方向で且つ外方に押圧するようにする。
このような構成のデイスクプレーヤは、デイスク
を垂直位置にして作動するものに特に適してい
る。スラスト部材により弾性心出し素子を拡張す
ることにより、弾性心出し素子と情報デイスクの
中心孔の縁部との間の接触が可成り改善される。

本発明の更に他の例では、心出し素子の内方脚
部を、ターンテーブル上の内方リム上を摺動する
心出しスリーブに連結し、Ｕ字状部材をターンテ
ーブル上の外方リム上を摺動させ、この外方リム
はその外側壁面上に環状の突起部を有しており、
前記の心出し装置がばね力に抗して前記の外方リ
ムおよび環状突起部上を摺動しうるようにし、前
記の心出し装置を前記の外方リム上に摺動させた
際に心出し素子の外方脚部が前記の環状突起部に
より放射方向で外方に押圧されるようにする。

環状突起部によるこの拡張の為に、心出し素子
が中心孔の壁面にしつかりと押圧され、これによ
りクランピング作用が更に改善される。

図面につき本発明を説明する。

第１図に示す本発明デイスクプレーヤのシヤシ
３は駆動モータ５を有する。このモータ５から突
出する駆動軸７は、情報を有する硬質なデイスク
（以後情報デイスクと称する）１１（第２図参照）
に対するターンテーブル９を具えている。ターン
テーブル９の中央にはフランジ付スリーブ１０を
設け、このスリーブ１０上にはクランピングスリ
ーブ１２を押しつけうる。このスリーブ１０を、
ターンテーブル９に形成した環状凹所１３により
囲む。この環状凹所は軸７に対し放射方向に延在
する切込み部１５を有する。

ターンテーブル９内に配置しうる心出し（位置
決め）装置１７はベースリング１９を具え、この
ベースリング１９には固有的に弾性的なＵ字状プ
ラスチツク部材２１が連結されており、これらプ
ラスチツク部材２１は心出し素子を構成し、円に
沿つて設けられている。プラスチツク部材２１の
内方脚部２３の端部はベースリング１９に連結さ
れており、外方脚部２５は放射方向で外方に弾性
的に移動しうる。外方脚部２５の遊端２７におけ
る突起部２９はターンテーブル９に形成した凹所
の切込み部１５に掛合する。プラスチツク部材２
１とベースリング１９とはプラスチツクから互い
に一体に型成形するのが好ましい。

心出し装置１７はターンテーブル９上の情報デ
イスク１１を軸７の回転軸線７Ａに対して正確に
心出しするようにするのが重要である。この目的
の為、クランピングスリーブ１２がまだ設けられ
ていない際に心出し装置１７をターンテーブル９
上に配置する。これによりベースリング１９の突
起部２９を切込み部１５に掛合させる。外方脚部
２５の外壁３１は、回転軸線７Ａに対して正確に
同心的となつている凹所１３の内壁３２を弾性的
に押圧する。各別の心出し素子２１が、互いに補
償するばね力（弾性力）を生じる場合には、ベー
スリング１９は中心位置を占める。この中心位置
は回転軸線７Ａに対し正確に心出しする必要はな
く、心出し装置１７のばね補償中心に相当すれば
よい。ベースリング１９のこの自動心出し後、ク
ランピングスリーブ１２がフランジ付スリーブ１
０を押圧するとともにベースリング１９を適所に
クランプするようにする。これにより心出し装置
１７のばね補償中心がいかなる特別な補助工具を
用いることなく決定される。

第２〜５図に示すように、情報デイスク１１を
ターンテーブル９の支持表面３３上に配置した場
合、外方脚部２５が情報デイスク１１の中心孔の
壁面３５に作用しているＵ字状部材２１のばね作
用がターンテーブル９上の情報デイスク１１を心
出し位置に維持するのに充分なものとなる。従つ
て、ターンテーブル９および心出し装置１７が相
俟つて情報デイスク１１に対するデイスクホルダ
を構成する。

デイスクプレーヤの蓋３７は、軸線方向に移動
しうるデイスクローダ３９を有する。このデイス
クローダ３９のカラー４３にはらせんばね４１が
作用し、このデイスクローダ３９は、蓋３７に設
けられたストツパ４５に、ターンテーブル９に向
う方向で押圧されている。デイスクローダ３９は
ターンテーブル９に向う方向に延在するリング４
７を有する。

蓋３７は更に第３図に示すように、蓋３７から
シヤシに向う方向に突出する少なくとも１つのス
ラスト部材５５を有する。このスラスト部材５５
の下方の端面５７は接触面を構成する。この端面
５７はワイヤばね５９と共働する。

シヤシ３上には両方向矢印６３で示す方向に摺
動しうるようにスライド６１を装着する。このス
ライド６１はその先端に作動釦６５を有し、この
釦によりスライド６１を外部から作動せしめてデ
イスクプレーヤ内に押し入れうるようにする。ワ
イヤばね５９はスライド６１に形成した溝６７内
に配置する。第３図に示すように、ばね５９のば
ね力（弾性力）は、溝６７内でこのばねが部材５
５の方向に偏移している位置を占めるようなもの
とする。

蓋３７をその閉成運動の第１段階で、矢印６９
で示す方向に押し下げると、デイスクローダ３９
により情報デイスク１１を心出し装置１７上にし
つかりと押圧し、従つてＵ字状プラスチツク部材
２１を介してターンテーブル９上に押圧する。情
報デイスク１１の中心孔の壁面３５は、Ｕ字状部
材２１の外方脚部２５をこれらの初期ばね力に抗
して放射方向で内方に押圧する。これにより、情
報デイスク１１の中心孔の内側壁面３５と脚部２
５の外壁３１との間の接触圧は、デイスク１１が
ターンテーブル９上に保持されるような圧力とな
る。Ｕ字状部材２１の構成は、情報デイスクが心
出し位置にクランプされるような接触圧が得られ
るようにする。第３図に示す状態では、スラスト
部材５５がワイヤばね５９に対向して位置してい
る。このことは、接触面５７が作動方向に見てワ
イヤばね５９よりも深い位置に位置しているとい
うことを意味する。このようにするには、作動時
にスライド６１が第３図に示す位置にもたらされ
ていることが条件となる。この条件は、蓋３７に
結合されておりその閉成運動の第１段階中にスラ
イド６１を後方に移動させるラツチ板７２の傾斜
面７０によつて満足される。ラツチ板７２は、蓋
３７に対し垂直に延在するピン７６によりこの蓋
に結合された取付部分７５を有する。これにより
蓋３７をラツチ板７２に対してわずかに移動させ
る。蓋３７の閉成運動の第１段階中、取付部分７
５におけるストツパ７７はこの蓋３７に作用し、
従つてラツチ板７２は蓋の下方への運動を追従す
る。

スライド６１がラツチ板７２におけた孔７４に
達すると、ばね（図示せず）によりスライド６１
を外方に移動させ、ワイヤばね５９がスラスト部
材５５の縁部７１に当たる。この状態は、矢印６
９の方向、すなわち下方の連続的な圧力を例えば
手で押すことにより蓋に与える際に常に生じる。
閉成運動の第２段階で矢印６９の方向の圧力を止
めると、線図的に示す圧縮ばね７３より成る持上
げ手段により蓋３７を情報デイスク１１から離れ
る方向で上方に持上げる。これにより、リング４
７を有するデイスクローダ３９がデイスク１１の
上側面から持上がり、このデイスク１１は第２図
に示すように心出し装置１７およびターンテーブ
ル９とだけ接触するようになる。デイスクローダ
３９が持上がると、スラスト部材５５も上方に移
動し、第４図に示すように溝６７内で左に移動し
たワイヤばね５９が釈放され、第３図に示す位置
に復帰しうる。ピン７６に設けたストツパ７８が
取付部分７５に衝合することにより決まる閉成運
動のこの第３段階では、ワイヤばね６９が第５図
に示すように接触面５７の下側に位置する。従つ
て、蓋３７を再び下方に押すことができない。そ
の理由は、この下方の押圧がワイヤばね５９によ
り抑止される為である。従つて、閉成運動の第３
段階が終了する。次に行なわれる再生作動中は、
情報デイスクの心出しが心出し装置１７の作用に
よつて維持される。更に、心出し装置１７は、情
報デイスクがターンテーブル９から外れないよう
にする。釦６５を再び作動させると、蓋３７を第
３図に示す位置に復帰せしめうる。

第６および第７図は第１図に示す例の変形例を
示し、本例の場合、駆動モータ５と、駆動軸７
と、硬質の情報デイスク１１に対するターンテー
ブル１０９と、蓋１３７を開いた際に釈放され、
情報デイスク１１をターンテーブル１０９から取
外しうるようになつている心出し装置とを有して
いる。

本例の場合、ターンテーブル１０９に内方スリ
ーブ１１３および外方スリーブ１１５を設ける。
外方スリーブ１１５には環状の突起部１１７を設
ける。２つのスリーブ１１３および１１５上には
心出し装置１２０を配置しうる。この心出し装置
１２０は弾性プラスチツクから造り、この心出し
装置は心出しスリーブ１２１を有するようにす
る。この心出しスリーブ１２１はターンテーブル
１０９の内方スリーブ１１３上を摺動する。心出
し装置１２０の中央本体１２３の周囲には、回転
軸線７Ａに対して放射方向に延在するＵ字状クラ
ンピング部材１２４を配置する。クランピング部
材１２４の内方脚部１２７は中央本体１２３に連
結し、外方脚部１２５は外方スリーブ１１５の外
方に自由に突出させる。外方スリーブ１１５の環
状突起部１１７は、クランピング部材の外方脚部
１２５の内面に形成した凹所１３１に掛合させ
る。また、クランピング部材の外方脚部１２５の
遊端１３３を外方で囲むように止め輪１３５を配
置する。

前述した例と同様に、蓋１３７にデイスクロー
ダ３９を設け、このデイスクローダ３９を、その
カラー４３に作用するらせんばね４１によりスト
ツパ４５に押圧する。デイスクローダ３９内に設
けたスラスト部材１３９はデイスクローダに対し
て独立的に移動しうるようにする。スラスト部材
１３９およびデイスクローダ３９は回転軸線７Ａ
に沿つて移動しうる。スラスト部材１３９は円錐
コイルばね１４３によつてターンテーブル１０９
の方向に押圧される。スラスト部材１３９は球状
体１４５の表面とほぼ点状に接触する。この球状
体１４５は中央本体１２３の中心に配置し、軸線
方向で少なくとも部分的に中央本体１２３から突
出させる。

まず最初に情報デイスクを第６図に示すように
デイスクプレーヤ上に配置する場合、脚部１２５
の周縁部での心出し装置１２０の直径は、止め輪
１３５の為に、情報デイスク１１をターンテーブ
ル１０９上に自由に配置しうるような直径となつ
ている。この場合、スラスト部材１３９の外側リ
ム１４６はデイスクローダ３９の環状突起部１４
８に対接している。またスラスト部材１３９はま
だ球状体１４５に接触していない。次に開始する
蓋１３７の閉成運動中、デイスク１１がデイスク
ローダ３９によりターンテーブル１０９の表面３
３上に押圧される。更に、スラスト部材１３９が
心出し装置１２０の中央本体１２３をターンテー
ブル１０９の方向に移動させる。球状体１４５は
外方脚部１２５を外方スリーブ１１５の傾斜面１
４７上に押圧させ、これらの外方脚部を放射方向
で外方に偏移させる（第７図）。従つて、外方脚
部１２５の外側面１４９が情報デイスク１１の中
心孔の壁面３５にしつかりと押圧される。従つ
て、情報デイスクはターンテーブル１０９上にし
つかりと保持され、この情報デイスクを垂直位置
でも再生せしめることができる。従つて、スラス
ト部材１３９のばね１４３によつてすき間が残存
しなくなる。本例によれば、情報デイスクの中心
孔の直径や情報デイスクの厚さの誤差が大きい場
合でもこの誤差を補償することができる。

蓋の閉成運動の第２段階では、この蓋１３７に
圧力を与えるのを止める。前述した例と同様に、
蓋１３７がターンテーブル１０９からわずかに持
上り、従つてデイスクローダ３９がデイスクから
持上がる。この場合、デイスクローダ３９中のス
ラスト部材１３９は球状体１４５の表面に作用し
ている為、外方脚部１２５は拡張状態に維持さ
れ、これらの外側面１４９でデイスク１１を保持
する。スラスト部材１３９と球状体１４５との間
の接触は原則として点状で行なつている為、スラ
スト部材１３９従つて心出し装置１２０とターン
テーブル１０９との間の残留摩擦が特に小さくな
る。他の例では球状体１４５の代りに型成形した
球面を用いることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、蓋をわずかに持上げた状態で本発明
デイスクプレーヤの一部を示す断面図、第２図
は、情報デイスクをターンテーブル上に配置する
とともにこのターンテーブルに押圧し、蓋を情報
デイスクからわずかに持上げた状態で第１図のデ
イスクプレーヤ部分を示す断面図、第３〜５図
は、蓋の閉成運動の３段階を説明する為に第１図
よりも縮小してデイスクプレーヤの一部を示す断
面図、第６および７図は第１図に示すデイスクプ
レーヤの変形例を示す断面図である。 ３…シヤシ、５…駆動モータ、７…駆動軸、
９，１０９…ターンテーブル、１０…スリーブ、
１１…情報デイスク、１２…クランピングスリー
ブ、１３…環状凹所、１５…切込み部、１７，１
２０…心出し装置、１９…ベースリング、２１…
Ｕ字状プラスチツク部材、２３…内方脚部、２５
…外方脚部、２９…突起部、３１…２５の外壁、
３２…１３の内壁、３３…９の支持表面、３７，
１３７…蓋、３９…デイスクローダ、４１…らせ
んばね、４５…ストツパ、４７…リング、５５，
１３９…スラスト部材、５７…接触面、５９…ワ
イヤばね、６１…スライド、６５…作動釦、６７
…溝、７０…傾斜面、７２…ラツチ板、７３…圧
縮ばね、７５…７２の取付部分、７６…ピン、７
７，７８…ストツパ、１１３…内方スリーブ、１
１５…外方スリーブ、１２１…心出しスリーブ、
１２３…１２０の中央本体、１２４…Ｕ字状クラ
ンピング部材、１３１…凹所、１３５…止め輪、
１４３…円錐コイルばね、１４５…球状体、１４
６…リム、１４８…環状突起部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 情報を有する硬質の情報デイスクに用いるデ
   イスクプレーヤであつて、該デイスクプレーヤが
   デイスクホルダを具えており、情報の再生に当り
   前記のデイスクホルダ上で情報デイスクが回転す
   るようになつており、前記のデイスクホルダがタ
   ーンテーブルと心出し装置とを有しており、この
   心出し装置が円に沿つて配置した複数個の心出し
   素子を有しており、これら心出し素子の各々が放
   射方向の弾性を有し、情報デイスクの中心孔の壁
   面に作用する心出し素子が情報デイスクを、その
   回転中、心出し状態に保持するようになつてお
   り、前記のデイスクプレーヤが更に、開放および
   閉成位置間で移動しうる蓋を有しており、この蓋
   はデイスクローダを有し、この蓋を閉成位置に移
   動させた際に情報デイスクがデイスクローダによ
   つて心出し装置およびターンテーブル上に弾性的
   に押圧されるようにしたデイスクプレーヤにおい
   て、前記の蓋を開放位置から閉成位置に２段階で
   移動しうるようにし、前記の蓋を持上げ手段に結
   合し、蓋の閉成運動の第１段階においてデイスク
   ローダが心出し装置およびターンテーブルに弾性
   的に押圧された後の第２段階で前記の持上げ手段
   により、心出し装置上にクランプされた情報デイ
   スクからデイスクローダが再び離れるまで蓋を持
   上げ、弾性的な心出し素子が放射方向で外方に弾
   性偏移することにより情報デイスクがターンテー
   ブル上で心出し位置に保持されるようにしたこと
   を特徴とするデイスクプレーヤ。 ２ 特許請求の範囲１記載のデイスクプレーヤに
   おいて、心出し素子をＵ字状部材として構成し、
   これらＵ字状部材の内方脚部を互いに連結し、外
   方脚部は弾性的に外方に偏移するようにしたこと
   を特徴とするデイスクプレーヤ。 ３ 特許請求の範囲２記載のデイスクプレーヤに
   おいて、心出し素子の内方脚部を、ターンテーブ
   ル上の内方リム上を摺動する心出しスリーブに連
   結し、Ｕ字状部材をターンテーブル上の外方リム
   上を摺動させ、この外方リムはその外側壁面上に
   環状の突起部を有しており、前記の心出し装置が
   ばね力に抗して前記の外方リムおよび環状突起部
   上を摺動しうるようにし、前記の心出し装置を前
   記の外方リム上に摺動させた際に心出し素子の外
   方脚部が前記の環状突起部により放射方向で外方
   に押圧されるようにしたことを特徴とするデイス
   クプレーヤ。 ４ 特許請求の範囲１〜３のいずれか１つに記載
   のデイスクプレーヤにおいて、デイスクローダを
   環状とし、このデイスクローダ内にスラスト部材
   を配置し、このスラスト部材は蓋に独立的にばね
   装着し、作動中このスラスト部材が心出し装置に
   作用し、心出し素子を情報デイスクの中心孔の壁
   面に対し放射方向で且つ外方に押圧するようにし
   たことを特徴とするデイスクプレーヤ。 ５ 特許請求の範囲４記載のデイスクプレーヤに
   おいて、蓋に近い心出し装置の上側面上に球面の
   形態の拡張部材を設け、スラスト部材が作動中前
   記の球面に作用するようにしたことを特徴とする
   デイスクプレーヤ。 ６ 特許請求の範囲５記載のデイスクプレーヤに
   おいて、前記の球面を、心出し装置の上側面内に
   設けた球状体を以つて構成したことを特徴とする
   デイスクプレーヤ。