JPH09245405A - ディスク保持装置 - Google Patents

ディスク保持装置

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JPH09245405A
JPH09245405A JP8047780A JP4778096A JPH09245405A JP H09245405 A JPH09245405 A JP H09245405A JP 8047780 A JP8047780 A JP 8047780A JP 4778096 A JP4778096 A JP 4778096A JP H09245405 A JPH09245405 A JP H09245405A
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rotary table
holding
disk
chassis
disc
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Kazunari Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランパを用いたディスク保持装置では回転
テーブル上の機構スペースが広くなって薄型化を阻害す
る。また保持爪方式のディスク保持装置では、ディスク
を装着・離脱時の抵抗が大きかったり、あるいは保持爪
を昇降させるためのかさばる機構が必要になる。 【解決手段】 回転テーブル31上に放射方向へ移動す
る複数の保持爪35が設けられ、ディスクの中心穴に前
記保持爪35が弾性的に係止されてディスクが保持され
る。保持爪35の駆動突起35cは回転テーブル31の
下方に延びている。回転テーブル31の下方で駆動板4
1と42が接近する方向へ移動すると、駆動突起35c
が押され、保持爪35が中心方向へ移動して、ディスク
の装填と離脱が可能になる。保持爪35と駆動板41,
42は水平方向へ移動するため、薄型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(CD)やCD−ROM、またはディジタルビデオデ
ィスク(DVD)などのように、中心部にクランプ用の
穴が形成されたディスクを回転テーブル上に保持するデ
ィスク保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用のディスク装置などでは、ディス
クの中心に形成された穴が回転テーブルの中心のセンタ
リング突部に嵌着され、回転テーブルと一体に回転でき
るようにクランプ固定される。このクランプ固定手段と
しての一般的な構造は、回転テーブル上にて昇降自在に
動作するクランプアームと、このクランプアームの先部
に回転自在に設けられたクランパとを有するものとなっ
ている。そして、ディスクの中心の穴が前記センタリン
グ突部に嵌着されたときに、前記クランプアームがばね
力などにより下降させられ、このばね力によりクランパ
がディスクを回転テーブルの上面に押し付けるように動
作する。
【0003】しかし、上記のクランプ固定手段では、デ
ィスクが設置される回転テーブル上にクランプアームお
よびクランパが位置し、しかもこれらが昇降するスペー
スが必要になるため、装置全体の高さ寸法が非常に大き
くなる。車載用のディスク装置では、1つの筐体の中に
ディスク装置および他の機構およびアンプなどの回路ま
たは回路基板が一緒に収納されるため、装置内の機構の
集約化を図り多機能の装置とするためには、前記クラン
プ固定手段を改良し、ディスク装置の薄型化を実現する
ことが必要である。従来、前記クランプアームおよびク
ランパを用いないディスク保持装置としては、例えば図
10に示すものがある。このディスク保持装置は、実公
昭61−5645号公報に記載されているものと同種の
ものであり、ビデオディスクプレーヤなどに用いられ
る。
【0004】図10に示すディスク保持装置は、スピン
ドル軸1と共に回転駆動される回転テーブル2の中心部
に上方へ突出するセンタリング突部3が設けられ、この
センタリング突部3の外周面から放射方向へ突出する保
持爪4が複数設けられている。各保持爪4はセンタリン
グ突部3の外周から突出する方向へ弾性付勢されてお
り、各保持爪4には上部傾斜面4aと下部傾斜面4bが
形成されている。ディスクDの中心の穴Hを、前記セン
タリング突部3の外周に嵌着して下方へ押し下げると、
穴Hの縁部が前記傾斜面4aを摺動して保持爪4がセン
タリング突部3内に引っ込み、ディスクDが回転テーブ
ル2の上面に設置されると、保持爪4が弾性的に突出
し、傾斜面4bが穴Hの内周縁に係合して、ディスクD
が保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示す
ディスク保持装置では、ディスクDを回転テーブル2の
上に設置するときに、各保持爪4が弾性力に対抗してセ
ンタリング突部3内に退行できるよう、かなり強い力で
ディスクDを押し込む必要がある。また、ディスクDを
回転テーブル2から離脱させるときには、ディスクDを
持ち上げる力が各保持爪4の傾斜面4bに与えられ、こ
の力で各保持爪4がセンタリング突部3内に退行させら
れるため、ディスクDを回転テーブル2から離脱させる
ときには、ディスクDを大きな力で持ち上げる必要があ
る。したがって、図10に示すディスク保持装置は、例
えば家庭用のビデオディスクプレーヤなどのように、回
転テーブル2上に手でディスクを設置しまた離脱させる
ものには適用できるが、車載用のディスク装置などのよ
うにディスクを自動送りして回転テーブル2上に装填す
るものには適用できない。
【0006】また、他の従来例として、例えば特開平1
−153157号公報に記載されているものでは、ディ
スクDが装填されるときには、センタリング突部に設け
られた保持爪が回転テーブルの中心方向へ移動して、保
持爪がディスクDの穴Hの内側へ退避し、ディスクDが
回転テーブルに設置されると、保持爪が穴Hの縁部上面
に当たる位置に至り、保持爪でディスクDを回転テーブ
ルに押圧できるものとなっている。
【0007】この従来例では、ディスクDが回転テーブ
ルに装填されるとき、およびディスクDが回転テーブル
から離脱させられるときに、各保持爪がディスクDの穴
Hの内側へ逃げるため、保持爪がディスクDに負荷を与
えることがない。しかし、前記従来例では、各保持爪が
回転テーブルの面と直交する方向へ昇降動作し、上昇す
るときに保持爪が前記穴Hの内側の領域に移動し、ディ
スクDが回転テーブル上に設置したときには、保持爪が
下降するとともに放射状に突出し、ディスクDの穴Hの
縁部上面に係止できるものとなっている。
【0008】そのため、保持爪がセンタリング突部3よ
りも上方へ突出することになって、回転テーブル2の上
方に保持爪が昇降するためのスペースが必要になり、完
全な薄型化を図ることができない。しかも回転テーブル
の下側に保持爪を昇降させるための機構を設ける必要が
あり、保持爪を動作させるための機構が複雑になり、ま
た回転テーブルに前記機構が昇降するスペースを設けな
くてはならないため、シャーシと回転テーブルとを離し
て配置することが必要になり、ディスク装置の薄型化が
図れないものとなる。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、クランプアームやクランパを設けることなく、デ
ィスクを回転テーブル上に確実に保持でき、しかも回転
テーブルにて昇降する保持爪や昇降する機構を設けるこ
となく、薄型に構成でき且つ保持爪を駆動するための駆
動手段の構造も簡単にできるディスク保持装置を提供す
ることを目的としている。
【0010】また、本発明は、車載用などのように回転
テーブルを支持するシャーシが弾性支持されるものにお
いて、保持爪を駆動する駆動源を前記シャーシを一時的
に固定するロック機構と兼用することにより、個別の駆
動源を設ける必要をなくして、構造を簡単にできるよう
にしたディスク保持装置を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスク保
持装置は、中心に穴を有するディスクが設置される回転
テーブルと、この回転テーブル上に位置して回転テーブ
ルの中心から離れる保持方向と前記中心に近づく保持解
除方向とへ前記回転テーブルの上面に沿って移動する複
数の保持爪と、各保持爪を前記保持方向へ付勢する付勢
部材とを有し、前記保持爪には、前記保持方向へ移動し
たときに前記穴の縁部を前記回転テーブルに押圧し前記
保持解除方向へ移動したときに前記穴の縁部の内側に外
れる係止部が設けられ、且つ各保持爪を前記保持解除方
向へ移動させる駆動手段が設けられていることを特徴と
するものである。
【0012】上記において、各保持爪には、回転テーブ
ルの下方へ延びる駆動突起が設けられ、前記駆動手段
は、回転テーブルの下方にて回転テーブルと平行な方向
へ移動し前記駆動突起を押圧して保持爪を前記保持解除
方向へ駆動する構造とすることが可能である。
【0013】この場合に、回転テーブルが支持されるシ
ャーシを弾性支持する弾性支持部材と、前記シャーシを
一時的に固定するロック機構とが設けられており、この
ロック機構により前記シャーシが固定されるときに、こ
のロック機構の動力により前記駆動手段が前記駆動突起
を押圧する方向へ駆動されるものとすることが好まし
い。
【0014】また本発明では、前記駆動手段を、加熱し
たときに各保持爪を保持解除方向へ移動させる形状とな
る形状記憶部材とすることが可能である。
【0015】上記において、回転テーブルの下面に形成
されて前記形状記憶部材に導通する導通部と、前記回転
テーブルの下方に位置して前記形状記憶部材を加熱する
電力を供給する接触子とが設けられ、前記接触子が回転
テーブルと平行な方向へ移動して前記導通部に接触し且
つ離れる構造とすることが可能であり、
【0016】この場合に、回転テーブルが支持されるシ
ャーシを弾性支持する弾性支持部材と、前記シャーシを
一時的に固定するロック機構とが設けられており、この
ロック機構により前記シャーシが固定されるときに、こ
のロック機構の動力により前記接触子が前記導通部に接
触する方向へ駆動されるものとすることが好ましい。
【0017】本発明のディスク保持装置では、回転テー
ブル上に位置している複数の保持爪が、回転テーブルに
沿って放射方向へ移動するものとなっている。保持爪が
回転テーブルに沿って中心から離れる保持方向へ移動す
るときに、ディスクの中心の穴の縁部に保持爪の係止部
が係止し、ディスクがターンテーブルの方向へ押圧され
る。この係止部は、例えば回転テーブルの中心に進むに
したがって回転テーブルの方向へ向かう係止傾斜面であ
る。また保持爪が回転テーブルの中心方向へ向かう保持
解除方向へ移動すると、各保持爪はディスクの穴の内側
へ移動する。よって保持爪が保持解除方向へ移動してい
るときには、ディスクを回転テーブルに設置し、または
ディスクを回転テーブルから離脱させるときに、保持爪
がディスクの移動の妨げになることはない。
【0018】前記保持爪は、回転テーブルに沿って放射
状に移動し、保持爪が回転テーブルに対して昇降動作す
るものではないために、回転テーブル上に保持爪が大き
く突出移動することがなく、回転テーブル上の構造を薄
型化できる。また、保持爪は回転テーブルに沿って移動
するものであるため、回転テーブルの下方の領域に保持
爪の昇降のための機構を設ける必要がない。前記回転テ
ーブルに沿って移動する保持爪は、回転テーブルに対し
て平行に移動することが好ましいが、ディスクを保持す
るときに若干回動するものであってもよい。ただし、保
持爪全体が回転テーブルと直交する方向へ昇降動作しな
いことが必要である。
【0019】前記保持爪の駆動方法としては、各保持爪
に設けられた駆動突起が、回転テーブルを貫通して下方
に延びており、回転テーブルの下方位置において、回転
テーブルと平行に移動する駆動手段が設けられ、この駆
動手段により前記駆動突起が押圧されて各保持爪が回転
テーブルの中心方向(保持解除方向)へ移動するものと
なる。この構造では、前記駆動手段を回転テーブルと平
行に移動させればよく、回転テーブルと直交する方向へ
動作させる必要がないため、駆動手段およびその移動領
域がかさばることがなく、装置全体を薄型に構成でき
る、回転テーブルと平行に移動する駆動手段は、各保持
爪の駆動突起を押圧するために直線方向へ移動する駆動
板、または駆動突起を押圧する方向へ回動動作する回動
レバーなどである。
【0020】また、前記駆動手段の他の構造としては、
形状記憶合金で形成された形状記憶部材が使用される。
この形状記憶部材は、加熱されたときの形状が保持爪を
回転テーブルの中心側の保持解除方向へ移動させるよう
に機能する。形状記憶部材が保持爪を保持解除方向へ駆
動する力は、保持爪を保持方向へ付勢する付勢部材の力
よりも大きいことが必要である。形状記憶部材を使用し
たものでは、駆動手段の構造が簡単であり、また駆動手
段が占めるスペースも小さくなる。
【0021】前記形状記憶部材を加熱するための電力を
供給するための導電部を、回転テーブルの下面に設け、
前記形状記憶部材の一端を前記導電部に接続し、他端を
例えば駆動モータの回転軸などに導通させておく。回転
テーブルの下側に前記電力を供給する接触子を設け、こ
の接触子を回転テーブルと平行に移動させて前記導電部
に接触させるようにすれば、形状記憶部材に前記電力を
供給するための給電経路を、回転テーブルの下方の狭い
スペース内に配置でき、装置を薄型化できる。
【0022】さらに、前記保持爪に設けられた駆動突起
を押圧する駆動板や駆動リンクなどを動作させる動力
源、または形状記憶部材に電力を供給する接触子を動作
させる動力源として、シャーシを一時的に固定するロッ
ク機構の動力を兼用すれば、動力源を共通にできて装置
を簡略化できるとともに、シャーシを一時的に固定して
ロックするタイミングと、保持爪を保持解除方向へ動作
させるタイミングとを互いに高精度に設定できる。
【0023】なお、前記保持爪を保持方向へ付勢する付
勢部材は、保持爪と一体に形成された樹脂製のばね部、
またはこの樹脂製のばね部が金属の板ばねなどで補強さ
れたもの、または全体が金属の板ばね、あるいはコイル
ばねなどである。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明のディスク保持装置
の主要部の構造を示す分解斜視図、図2は回転テーブル
の平面図、図3(A)は保持爪と付勢部材とを示す平面
図、図3(B)は図3(A)のB−B線の断面図、図4
(A)と図5(A)はディスク保持装置を動作別に示す
平面図、図4(B)と図5(B)はそれぞれ断面図、図
6はシャーシを含むディスク保持装置の全体の構造を示
す斜視図である。図示している例は、車載用のディスク
装置に関するものであり、図6に示すように金属製のシ
ャーシ10の両側板11と12には、支持軸13が固定
されている。このシャーシ10が収納されているケース
(筐体)にはオイルダンパーやエアーダンパーなどの弾
性支持部材14が設置され、この弾性支持部材14に前
記支持軸13が挿入されて弾性支持されている。回転テ
ーブルにディスクがクランプされて光ピックアップ(図
示せず)によりディスクに記録された信号が読み取られ
るときに、前記弾性支持構造により、車体振動がシャー
シ10に直接に伝達されず、読取り動作などが振動の影
響を受けにくいものとなっている。
【0025】シャーシ10の側板11の外側にはロック
機構を構成するロック板15が設けられ、側板12の外
側には、同じくロック機構を構成するロック板17が設
けられている。またシャーシ10の側板11には、X2
方向に開口するV字形状のロック溝11aが、側板12
には同じ形状のロック溝12aが形成されている。前記
ロック板15に固定されたロックピン16は、側板11
に形成された切欠きからシャーシ10の内方に位置して
おり、またロック板17に固定されたロックピン18
は、側板12に形成された切欠きからシャーシ10の内
方に位置している。
【0026】図6において、ディスクに記録された信号
が読み取られている再生時には、ロック板15と17が
X2方向へ移動して、各ロックピン16と18が、ロッ
ク溝11aと12aから離れており、よってシャーシ1
0は弾性支持部材14,14により弾性的に支持されて
いる。また回転テーブルにディスクが装填されるときお
よび回転テーブルからディスクが離脱するときには、前
記ロック板15と17がX1方向へ移動し、ロックピン
16および18が、シャーシ10に形成されたロック溝
11aと12aに嵌合して、シャーシ10が弾性支持状
態ではなく、一時的に固定されるロック状態となる。
【0027】シャーシ10の支持板19には軸穴19a
が穿設されており、この部分での支持板19の下面に
は、図4(B)と図5(B)に示すように、スピンドル
モータMが固定されている。このモータMの回転軸(出
力軸)21は、前記軸穴19aを経て支持板19の上面
側へ突出している。支持板19の上に突出した前記回転
軸21の先部には、回転体30が取り付けられている。
この回転体30は、回転テーブル31および後述する保
持爪35ならびに保持爪を付勢する付勢部材37などか
ら構成されている。
【0028】図1および図2に示すように、前記回転テ
ーブル31は、合成樹脂材料で円板状に形成されている
ものであり、その周縁部上面がディスクDの設置面31
aとなっている。回転テーブル31の中央の上面には、
センタリング突部32が一体に隆起形成されている。セ
ンタリング突部32は外周面32aが円筒面であり、そ
の上方に湾曲面のガイド面32bが形成されている。
【0029】前記センタリング突部32の中央部には窪
み32cが形成され、この窪み32cの中央部に円柱状
の突起33が形成され、この突起33の中心に、回転テ
ーブル31の全体を上下に貫通する軸穴33aが穿設さ
れており、前記モータMの回転軸21が前記軸穴33a
内に圧入されるなどして固定されている。また、回転テ
ーブル31には、中心に対して3分割の角度位置に配置
された貫通孔34が形成されている。この貫通孔34
は、隆起しているセンタリング突部32の上面から回転
テーブル31の下面にかけて貫通するように形成されて
いる。
【0030】図1に示すように、前記3箇所の貫通孔3
4のそれぞれには、保持爪35が挿入されている。この
保持爪35は図3にも示すように3個設けられておりそ
れぞれが同じ形状である。この保持爪35は、樹脂によ
り固定部材36および付勢部材37と一体に形成されて
いる。前記固定部材36は、リング形状であり、その中
心穴36aは、前記突起33の外周面に圧入されて回転
テーブル31に対して固定されている。前記付勢部材3
7は、固定部材36の外周面と各保持爪35との間を連
結するものであり、図3(A)に示すように、各付勢部
材37は時計回りに湾曲するように撓んで設置され、弾
性力を発揮できるようになっている。各付勢部材37の
樹脂の弾性力により、各保持爪35が放射方向すなわち
回転テーブル31の中心から離れる方向(保持方向)へ
付勢されている。
【0031】前記付勢部材37は、保持爪35および固
定部材36と共に、樹脂で一体に形成され、樹脂の弾性
により付勢力を発揮できるようになっている。この付勢
部材37の弾性力はディスクを保持する力となるため、
付勢力を増強するために、樹脂製の付勢部材37内に金
属製の板ばねがインサート成形されていてもよいし、あ
るいは付勢部材37の全体が金属製の板ばねにより形成
されていてもよい。
【0032】図3(B)の断面図に示すように、保持爪
35には外側部分に係止部35aが形成されている。こ
の係止部35aは、回転テーブル31の方向へ進むにし
たがって回転テーブルの中心方向に向かう傾斜係止部と
なっている。また前記係止部35aよりも上の部分は、
前記センタリング突部32のガイド面32bと同じ形状
の曲面35bとなっている。また保持爪35の下部は駆
動突起35cとなっている。各保持爪35は、センタリ
ング突部32に形成された貫通孔34内に設置される
が、前記駆動突起35cは前記貫通孔34内を通過し
て、回転テーブル31の下方へ延びている。
【0033】図4(B)と図5(B)および図6に示す
ように、シャーシ10の支持板19の上面で且つ回転テ
ーブル31の下側には、駆動手段として一対の駆動板4
1,42が設けられている。この駆動板41と42は対
称形状であり、その対向部には押圧凹部41aと42a
が形成されている。各駆動板41と42は、シャーシ1
0の支持板19の上面においてY1−Y2方向へ摺動自
在に支持されている。駆動板41がY1方向へ駆動さ
れ、駆動板42がY2方向へ駆動され、両駆動板41と
42が互いに接近すると、それぞれの駆動板41と42
に形成された押圧凹部41aと42aにより、各保持爪
35の駆動突起35cが押され、保持爪35が回転テー
ブル31の中心方向(保持解除方向)へ駆動される。
【0034】図6に示すように、一方の駆動板41は引
っ張りばね43によりY2方向へ付勢され、他方の駆動
板42は引っ張りばね44によりY1方向へ付勢され
て、両駆動板41と42は通常は互いに離れる方向に位
置している。図6に示す支持板19の上部には、図示右
側に駆動リンク45が、左側に駆動リンク48が位置し
ている。前記駆動リンク45は、支持板19上に設けら
れた支持軸46により回動自在に支持されており、一方
の腕部に形成された長穴45aが、駆動板41に設けら
れた連結ピン47に挿通されている。また駆動リンク4
8も、支持板19に設けられた支持軸49により回動自
在に支持されており、一方の腕部に形成された長穴48
aが、駆動板42に設けられた連結ピン51に挿通され
ている。
【0035】駆動リンク45の他方の腕部は下方に折曲
げられ、シャーシ10の切欠きを経て支持板19の下方
に延びる被押圧片45bが形成され、駆動リンク48の
他方の腕部にも、切欠きを経て支持板19の下方に延び
るように折曲げられた被押圧片48bが設けられてい
る。前記ロック板15と17にそれぞれ設けられたロッ
クピン16と18は、前記被押圧片45bと48bを押
圧できる位置に対向している。
【0036】次に図1ないし図6に示すディスク保持装
置の動作について説明する。図6に示すように、シャー
シ11は、筐体(ケース)内において弾性支持部材14
により弾性的に支持されているが、ディスクDが回転テ
ーブル31上に装着され、またはディスクDが回転テー
ブル31上から離脱させられるときには、モータまたは
ソレノイドなどの駆動源によりロック板15と17がX
1方向へ駆動され、ロック板15と17に設けられたロ
ックピン16と18が、シャーシ10の側板11と12
に形成されたロック溝11aと12aにそれぞれ嵌合し
て、シャーシ10が一時的に固定されてロックされる。
【0037】このとき、ロックピン16が駆動リンク4
5の被押圧片45bを押圧し、ロックピン18が駆動リ
ンク48の被押圧片48bを押圧する。よって、駆動リ
ンク45が反時計方向へ回動して駆動板41がY1方向
へ移動し、駆動リンク48が時計方向へ回動して駆動板
42がY2方向へ移動し、図5(A)(B)に示すよう
に、両駆動板41と42が互いに接触する。駆動板41
と42の各押圧凹部41aと42aは小径の円となるよ
うに組み合わされ、この押圧凹部41aと42aの内周
縁により保持爪35の駆動突起35cが回転テーブル3
1の中心方向へ向かって押される。各保持爪35は回転
テーブル31に形成された貫通孔34内で移動でき、各
保持爪35が回転テーブル31の中心方向へ移動する
と、図5(A)(B)に示すように、保持爪35の係止
部35aが、センタリング突部32の外周面32aと同
一面かあるいはそれよりも内側に引っ込む。また保持爪
35の上方の曲面35bは、センタリング突部32のガ
イド面32bと同一面、あるいはそれよりも内側に位置
する。
【0038】シャーシ10がロックピン16と18によ
り一時的に固定されてロックされた状態で、ディスクD
が回転テーブル31に向かって装填され、または回転テ
ーブル31からディスクDが離脱させられるが、このと
き、前記ロック動作により位置決めされた回転テーブル
31を目標としてディスクDが移送されるために、ディ
スクDの装填と離脱が確実に行われる。また図5(A)
(B)に示すように、保持爪35が回転テーブル31の
中心側の保持解除方向へ移動し、各保持爪35は、ディ
スクDの中心の穴Hよりも内側の領域に位置しているた
め、ディスクDの装填と離脱の際に、保持爪35がディ
スクDに当たることがない。すなわち装填されるときの
ディスクDの穴Hは、センタリング突部32のガイド面
32bに案内されてセンタリングされ、センタリング突
部32の外周面32aに確実に装着される。また離脱時
には、何ら抵抗を受けることなく、穴Hをセンタリング
突部32から抜き出すことができる。
【0039】次に、ディスクDの穴Hがセンタリング突
部32に嵌挿され回転テーブル31の設置面31aに設
置され、これが図示しない検知装置により検知される
と、ロック板15と17がX2方向へ移動させられ、ロ
ックピン16とロックピン18が、各駆動リンク45お
よび48の被押圧片45bと48bから離れる。よっ
て、引っ張りばね43により駆動板41がY2方向へ引
かれ、引っ張りばね44により駆動板42がY1方向へ
引かれて、両駆動板41と42が離れ、図4(A)
(B)に示すように、各駆動板41と42の押圧凹部4
1aと42aが、保持爪35の駆動突起35cから離れ
る。
【0040】その結果、各保持爪35は、付勢部材37
の弾性力により、回転テーブル31の中心から離れる保
持方向へ放射状に移動し、保持爪35の係止部35a
が、ディスクDの中心の穴Hの内周縁に係止される。係
止部35aは中心方向へ向かう傾斜面であるため、付勢
部材37の弾性力により係止部35aが、ディスクDの
穴Hの内周縁に押圧されると、前記傾斜によりディスク
Dが回転テーブル31の設置面31aに押し付けられ、
ディスクDが回転テーブル31に確実に装着される。
【0041】またロックピン16と18がX2方向へ移
動してロック溝11aと12aから離れるため、シャー
シ10は弾性支持部材14に弾性支持された状態にな
る。弾性支持状態のシャーシ10にてモータMにより回
転テーブル31が駆動され、ディスクDが回転し、図示
しない光学式ピックアップによりディスクDに情報が記
録あるいはディスクDの情報が再生される。ディスク駆
動時には、駆動板41と42が回転テーブル31と接触
しない位置へ移動しているため、駆動板41と42がデ
ィスクDの回転の妨げになることはない。
【0042】このディスク保持装置では、ディスクDが
駆動されている状態のときに、保持爪35が付勢部材3
7に付勢された状態であり、且つ駆動板41,42も引
っ張りばね43,44により付勢された状態であり、デ
ィスク駆動時にクランプ保持装置に何ら外力を与える必
要がない。そして、ディスクDの装填時と離脱時にのみ
ロック板15と17の動力により、駆動板41,42お
よび保持爪35を動作させればよいものとなっている。
よってディスク保持装置を動作させるための消費電力は
わずかである。また保持爪35を動作させる動力源と、
ロック板15,17を動作させるロック機構の駆動源と
が共通であるため、構造を簡単にできるとともに、シャ
ーシ10をロックするタイミングと保持爪35を駆動す
るタイミングを高精度に設定できる。
【0043】また、保持爪35を付勢する付勢部材37
は、湾曲状に撓んだ状態で、センタリング突部32の窪
み32c内に位置しているため、付勢部材37の配置ス
ペースが効率的であり、また小径のセンタリング突部3
2の内部の限られた大きさの窪み32c内に納められて
いる付勢部材37は、その湾曲形状により充分な弾性力
を発揮できるようになっている。
【0044】図7ないし図9は本発明の他の構成例を示
している。図7(A)と図8(A)は、ディスク保持装
置を示す平面図、図7(B)と図8(B)はそれぞれの
断面図、図9はシャーシを含むディスク保持装置の全体
の構造を示す斜視図である。このディスク保持装置で
は、回転テーブル31の中央部に隆起形成されているセ
ンタリング突部32の形状が、図1ないし図6に示した
ものと基本的に同じであり、円筒面となる外周面32a
と、その上方の曲面状のガイド面32bとを有してい
る。またセンタリング突部32の2箇所に凹部38、3
8が形成されている。この凹部38、38の底部は回転
テーブル31の外周部上面の設置面31aとほぼ同じ高
さである。
【0045】センタリング突部32の前記凹部38,3
8内には、保持爪55,55が挿入されている。この保
持爪55の外端の形状は、傾斜した係止部55aと、曲
面55bであり、この曲面55bは前記ガイド面32b
と同じ曲面である。保持爪55,55は、固定部材56
および付勢部材57と一体に形成されている。固定部材
56と付勢部材57は、センタリング突部32の上面の
窪み32c内に位置し、リング形状の固定部材56は、
モータMの回転軸21の先部に圧入されるなどして固定
されている。
【0046】固定部材56と付勢部材57および保持爪
55は、樹脂材料により一体に形成されており、前記付
勢部材57の弾性力により、両保持爪55,55は、回
転テーブル31の中心から離れる方向へ付勢されてい
る。なお、固定部材56と付勢部材57および保持爪5
5が、金属材料により一体に形成され、付勢部材57が
金属板ばねとして機能してもよいし、付勢部材57とし
て樹脂内に金属板ばねをインサートしたものであっても
よい。
【0047】前記保持爪55と55との間は形状記憶部
材である形状記憶合金製のばね58により連結されてい
る。この形状記憶合金製のばね58のばね力は、常温で
は、付勢部材57の弾性力よりも弱く、保持爪55は付
勢部材57の弾性力により回転テーブル31の中心から
離れる保持方向へ移動している。ばね58が自らのジュ
ール熱により加熱されると、強い収縮力を発揮する形状
に戻り、このばね58の弾性力で、保持爪55と55が
付勢部材57の弾性力に対抗して回転テーブル31の中
心方向(保持解除方向)へ駆動される。すなわち、図7
以下の構成例では、前記形状記憶合金製のばね58が、
保持爪55を駆動する駆動手段として機能する。そし
て、前記回転テーブル31と保持爪55と付勢部材57
とばね58とで回転体30aが構成されている。
【0048】前記形状記憶合金製のばね58の一端に接
続されたリード線(給電線)59aは、前記回転軸21
に接続され、回転軸21からモータMの筐体を経てシャ
ーシ10に導通する接地電位となっている。ばね58の
他端に接続されたリード線59bは、回転テーブル31
を上下に貫通する小孔31bを経て回転テーブル31の
下方に延びている。回転テーブル31の下面には回転軸
21を中心としたリング形状の導電部60が設けられて
いる。この導電部60はフレキシブル基板などの絶縁基
板に形成されて、この絶縁基板が回転テーブル31の下
面に接着などで固定されて形成されている。前記小孔3
1bを通過したリード線59bは、前記導電部60に接
続されている。
【0049】図9に示すシャーシ10の基本的な構造
は、図6に示したものと同じであり、側板11と12が
弾性支持部材14,14により筐体内で弾性支持されて
いる。また側板11と12には、ロック溝11aと12
aが形成され、X1−X2方向へ移動するロック板1
5,17に設けられたロックピン16と18が、前記ロ
ック溝11a,12aに対向している。シャーシ10の
支持板19上には、駆動板61がY1−Y2方向へ摺動
自在に支持され、この駆動板61は引っ張りばね62に
よりY2方向へ付勢されている。この駆動板61のY1
側の先端に、接触子63が設けられ、この接触子63は
図示しない電源回路に接続されている。
【0050】支持板19上には、駆動リンク64が支持
軸65により回動自在に支持されており、その腕に形成
された長穴64aが、駆動板61に設けられた連結ピン
66に挿通されている。また、駆動リンク64の他方の
腕は折曲げられて支持板19の下方に延びる被押圧片6
4bとなっており、この被押圧片64bにロックピン1
6が対向している。
【0051】次に、上記ディスク保持装置の動作につい
て説明する。ディスクDが装填され、または離脱・排出
されるとき、すなわちディスクDの信号の読取りが行わ
れていないときには、ロック板15と17がX1方向へ
移動し、ロックピン16と18が、ロック溝11a,1
2aに嵌合してシャーシ10が一時的に固定されてロッ
クされる。このとき、ロックピン16が被押圧片64b
を押し、駆動リンク64が反時計方向へ駆動されるた
め、駆動板61がY1方向へ移動し、図8(B)に示す
ように接触子63が回転テーブル31の下面の導通部6
0に接触する。
【0052】前記接触子63から導電部60に電力が供
給されていないときには、前記形状記憶合金製のばね5
8は常温であり、その引っ張り力が弱くあるいはほとん
ど無くなり、保持爪55は付勢部材57の弾性力により
回転テーブル31の中心から離れる保持位置に移動して
いる。
【0053】ディスクDが挿入され、回転テーブル31
に接近したことが検知され、あるいは、制御部からディ
スクDの排出指令が出されたときに、電源部から接触子
63に電力が与えられ、導電部60および回転軸21を
経てばね58に所定の電圧が印加される。ばね58の電
気抵抗で発生するジュール熱により、形状記憶合金製の
ばね58が収縮形状となり、保持爪55,55が回転テ
ーブル31の中心に向かう保持解除方向へ移動する。図
8(A)(B)に示すように、保持解除方向へ移動した
保持爪55の係止部55aは、センタリング突部32の
外周面32aと同一面またはそれよりも内側へ退行し、
保持爪55の曲面55bは、センタリング突部32のガ
イド面32bと同一面になりあるいはそれよりも引っ込
む。
【0054】よって、保持爪55が邪魔になることがな
く、ディスクDの穴Hがセンタリング突部32に嵌挿さ
れ、あるいはディスクDの穴Hがセンタリング突部32
から円滑に抜け出る。なお、図8(B)に示すように、
摺動子63が導電部60に接触している状態で、通電を
行なうのは、ディスクDが回転テーブル31に装着され
る時および離脱させられる時の短時間でよい。例えば、
ディスクDの装填時には、ディスクDが回転テーブル3
1に接近したのを検知したときから回転テーブル31へ
の装填の完了を検知するまでの間通電すればよく、ディ
スクを排出するときには、排出指令が出されてからディ
スクDが回転テーブル31より離れたことを検知できた
ときまでの間通電すればよい。
【0055】前記通電を止めると、ばね58が常温に自
然冷却され、そのばね力が低下し、図7(A)(B)に
示すように、付勢部材57の弾性力により各保持爪55
が回転テーブル31の中心から離れて保持方向へ移動
し、係止部55aの傾斜面が穴Hの縁部に係止され、デ
ィスクDが回転テーブル31上に設置される。
【0056】ディスクDの駆動を行なうときには、図9
に示すロック板15と17がX2方向へ移動し、ロック
ピン16と18がロック溝11aと12aから離れ、シ
ャーシ10のロックが解除されて、シャーシ10が弾性
支持部材14により弾性的に支持される。またロックピ
ン16が被押圧片64bから離れるため、駆動板61が
引っ張りばね62の弾性力によりY2方向へ引かれ、接
触子63が回転テーブル31の下面の導電部60から離
れる。したがって、モータMの動力により回転テーブル
31およびディスクDが回転駆動される間、接触子63
が回転テーブル31の回転の負荷を与えない。
【0057】なお、上記車載用のディスク装置に設けら
れるディスク保持装置で保持できるディスクとしてはコ
ンパクトディスク(CD)やディジタルビデオディスク
(DVD)、CD−ROMなどを例示できるが、これら
に限られない。また、車載用のみならず、家庭用や事務
用のディスク装置であっても実施可能である。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明では、回転テーブル
上にて複数の保持爪が保持方向と保持解除方向へ移動す
るため、ディスクの装填と離脱が円滑になされ、且つク
ランパを設けることなく、ディスクを回転テーブルに確
実に保持できる。
【0059】また保持爪は、回転テーブルに沿って移動
するものであるため、保持爪が回転テーブルと直交する
方向へ昇降することがなく、この保持爪の昇降のための
スペースが不要であり薄型化でき、また昇降機構が不要
であるため、機構も簡単である。
【0060】また保持爪を動作させる駆動手段を、回転
テーブルの下側にて前記テーブルと平行に移動するもの
にできるため、この駆動手段も薄型に構成できる。また
駆動手段として形状記憶部材を用いることにより、駆動
手段を小型に構成できる。また回転テーブルの下面に導
電部を設け、この導電部に接触する接触子が回転テーブ
ルの下方にて回転テーブルと平行に動くようにすること
により、形状記憶部材への通電のための動作機構も薄く
狭いスペースで構成できる。
【0061】さらに駆動爪を押して動作させる駆動手段
または前記接触子を移動させる機構を、ロック機構と連
動させることにより、駆動手段のための特別な駆動源が
不要になり、また駆動爪の動作と、シャーシのロック動
作とのタイミングを高精度に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク保持装置の主要部を示す分解
斜視図、
【図2】回転テーブルの平面図、
【図3】(A)は保持爪と付勢部材と固定部材の平面
図、(B)は(A)のB−B線の断面図、
【図4】(A)はディスク保持状態のディスク保持装置
を示す平面図、(B)はその断面図、
【図5】(A)はディスク保持解除状態のディスク保持
装置を示す平面図、(B)はその断面図、
【図6】ディスク保持装置を含むディスク装置全体の構
造を示す斜視図、
【図7】本発明の他の構成例を示すものであり、(A)
はディスク保持状態のディスク保持装置を示す平面図、
(B)はその断面図、
【図8】図7に示す構成例において、(A)はディスク
保持解除状態を示す平面図、(B)はその断面図、
【図9】図7に示すディスク保持装置を含むディスク装
置全体の構造を示す斜視図、
【図10】従来のディスク保持装置の側面図、
【符号の説明】
D ディスク H ディスクの中心の穴 10 シャーシ 11a,12a ロック溝 14 弾性支持部材 15,17 ロック板 16,18 ロックピン 30,30a 回転体 31 回転テーブル 32 センタリング突部 34 貫通孔 35 保持爪 35a 係止部 35c 駆動突起 36 固定部材 37 付勢部材 41,42 駆動板 45,48 駆動リンク 55 保持爪 55a 係止部 58 形状記憶合金製のばね 60 導電部 61 駆動板 63 接触子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心に穴を有するディスクが設置される
    回転テーブルと、この回転テーブル上に位置して回転テ
    ーブルの中心から離れる保持方向と前記中心に近づく保
    持解除方向とへ前記回転テーブルの上面に沿って移動す
    る複数の保持爪と、各保持爪を前記保持方向へ付勢する
    付勢部材とを有し、前記保持爪には、前記保持方向へ移
    動したときに前記穴の縁部を前記回転テーブルに押圧し
    前記保持解除方向へ移動したときに前記穴の縁部の内側
    に外れる係止部が設けられ、且つ各保持爪を前記保持解
    除方向へ移動させる駆動手段が設けられていることを特
    徴とするディスク保持装置。
  2. 【請求項2】 各保持爪には、回転テーブルの下方へ延
    びる駆動突起が設けられ、前記駆動手段は、回転テーブ
    ルの下方にて回転テーブルと平行な方向へ移動し前記駆
    動突起を押圧して保持爪を前記保持解除方向へ駆動する
    ものである請求項1記載のディスク保持装置。
  3. 【請求項3】 回転テーブルが支持されるシャーシを弾
    性支持する弾性支持部材と、前記シャーシを一時的に固
    定するロック機構とが設けられており、このロック機構
    により前記シャーシが固定されるときに、このロック機
    構の動力により前記駆動手段が前記駆動突起を押圧する
    方向へ駆動される請求項2記載のディスク保持装置。
  4. 【請求項4】 駆動手段は、加熱したときに各保持爪を
    保持解除方向へ移動させる形状となる形状記憶部材であ
    る請求項1記載のディスク保持装置。
  5. 【請求項5】 回転テーブルの下面に形成されて前記形
    状記憶部材に導通する導通部と、前記回転テーブルの下
    方に位置して前記形状記憶部材を加熱する電力を供給す
    る接触子とが設けられ、前記接触子が回転テーブルと平
    行な方向へ移動して前記導通部に接触し且つ離れる請求
    項4記載のディスク保持装置。
  6. 【請求項6】 回転テーブルが支持されるシャーシを弾
    性支持する弾性支持部材と、前記シャーシを一時的に固
    定するロック機構とが設けられており、このロック機構
    により前記シャーシが固定されるときに、このロック機
    構の動力により前記接触子が前記導通部に接触する方向
    へ駆動される請求項5記載のディスク保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7752640B2 (en) 2005-01-20 2010-07-06 Panasonic Corp. Optical disk device
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