JP3396031B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3396031B2
JP3396031B2 JP2001274344A JP2001274344A JP3396031B2 JP 3396031 B2 JP3396031 B2 JP 3396031B2 JP 2001274344 A JP2001274344 A JP 2001274344A JP 2001274344 A JP2001274344 A JP 2001274344A JP 3396031 B2 JP3396031 B2 JP 3396031B2
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輝之 滝沢
義人 佐治
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、DVD等の
ディスク状記録媒体の記録または再生を行うディスク装
置に関し、特に、ディスクの自動装着/開放を行う、家
庭用映像機器やコンピュータの周辺装置として用いられ
るディスク装置の薄型化に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータの小型、薄型化に対
応して、これに搭載されるCD−ROMなどのディスク
装置についても小型・薄型化への要望が高まっている。
一般に、CD、DVD等の可換型のディスク状記録媒体
を記録・再生するディスク装置では、ディスクを交換す
るために、ディスクを載置するターンテーブルにディス
クを装着/開放する手段が必要となる。一方、より快適
な操作性を提供するために、操作者によるディスクの着
脱操作を必要としないディスクの自動装着/開放手段を
備えるディスク装置が求められている。
【0003】従来、このディスクの自動装着/開放の手
段として、搬送機構によりディスクを搬送した後、ディ
スク下面のターンテーブルと、ディスク上面のクランパ
と呼ばれるディスク保持用のクランプ部材により、ディ
スクを上下から挟み込むことで、ディスクの保持または
開放を行っていた。
【0004】このような機能を有するディスク装置は、
特開平10−116458号公報に開示されている。こ
の公報には、ローディング機構により、ディスクをター
ンテーブルまで搬送し、ターンテーブル上に載置した
後、ディスクの上方向から磁性体を用いたクランプ部材
が、その磁気力でディスクをターンテーブルに押し付け
てディスクをターンテーブルに保持し、この磁気力に対
抗して、クランプ部材またはターンテーブルをディスク
から離すことで、ディスクの開放を行うディスク装置が
記載されている。
【0005】また、特開平11−31350号公報に
は、ローディング機構により、ディスクをターンテーブ
ルまで搬送し、ターンテーブル上に載置した後、ディス
クの上方向からばねの弾性力でクランプ部材をディスク
に押圧することにより、ディスクをターンテーブルに保
持し、このばねによる弾性力を除去する方向にクランプ
部材またはターンテーブルをディスクから離すことで、
ディスクの開放を行うディスク装置が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成の従来のディスク装置では、ディスクの自動
装着/開放を行うにあたり、ディスク上面に設けた厚み
のあるクランプ部材(クランパ)が存在するために、デ
ィスク装置の薄型化を行うことが困難であるという問題
を有していた。
【0007】本発明は、上記問題点を解決し、ディスク
上面にクランプ部材(クランパ)を必要としないディス
クの自動装着/開放機構を備える小型・薄型のディスク
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク装置
は、中心孔をそれぞれ有し、かつ、厚さの異なる複数の
ディスクのうちの1つのディスクを置くための面を有
し、回転軸の周りに回転可能なターンテーブルと、前記
ディスクが前記回転軸の周りに回転可能であり、かつ、
前記ディスクの前記中心孔に係合するように前記ディス
クを前記ターンテーブルの上に保持する第1の状態と、
前記第1の状態とは異なる第2の状態とを有するディス
ク保持機構と、第1の当接部材と、前記第1の当接部材
に対して前記ターンテーブルを相対的に移動させる移動
機構と、前記移動機構により前記第1の当接部材に対し
て前記ターンテーブルを相対的に移動させる方向に弾性
変形する弾性部材とを備え、前記ディスク保持機構が前
記第2の状態にある場合において、前記移動機構は、前
記第1の当接部材が前記ディスクに当接するように、前
記第1の当接部材に対して前記ターンテーブルを相対的
に移動させ、前記第1の当接部材が前記ディスクに当接
した状態において、前記移動機構は、前記第1の当接部
材が前記ディスクを前記ターンテーブルに押圧するよう
に、前記第1の当接部材に対して前記ターンテーブルを
相対的にさらに移動させ、これにより、前記ディスク保
持機構の状態が前記第2の状態から前記第1の状態に遷
移し、前記ディスク保持機構が前記第2の状態から遷移
した前記第1の状態にある場合において、前記弾性部材
は、前記厚さの異なる複数のディスクの厚さの違いを吸
収するように弾性変形し、前記移動機構は、前記第1の
当接部材が前記ディスクに当接しない位置まで、前記第
1の当接部材に対して前記ターンテーブルを相対的にさ
らに移動させ、前記ディスクは、前記第1の当接部材が
前記ディスクに当接しない前記位置において、前記ディ
スク保持機構に保持されたままで前記ターンテーブルと
ともに回転可能であり、これにより、上記目的が達成さ
れる。 前記ディスク保持機構の状態が時刻t 1 で前記第
2の状態にあり、時刻t 1 より後の時刻t 4 で前記ディス
ク保持機構の状態が前記第2の状態から前記第1の状態
に遷移し、時刻t 4 より後の時刻t 5 で前記ディスク保持
機構の状態が前記第1の状態にあるように、前記移動機
構は、前記第1の当接部材に対して前記ターンテーブル
を相対的に移動させてもよい。 前記第1の当接部材の位
置が固定されており、前記移動機構は前記ターンテーブ
ルを昇降することにより、前記第1の当接部材に対して
前記ターンテーブルを相対的に移動させてもよい。 前記
ディスクが内周領域を有しており、前記第1の当接部材
は前記ディスクの前記内周領域に当接してもよい。 前記
第1の当接部材は、前記ディスク装置の筐体の一部に設
けられた突出部であってもよい。 前記突出部は、リング
形状を有していてもよい。 前記第1の当接部材は、前記
ディスク装置を収容する情報機器の一部に設けられた突
出部であってもよい。 前記突出部は、リング形状を有し
ていてもよい。 前記内周領域は、前記ディスクの非記録
領域であってもよい。 前記ディスク装置は、前記弾性部
材を介して前記ターンテーブルを支持する昇降ベースを
さらに備えており、前記移動機構は、前記昇降ベースを
昇降することにより前記ターンテーブルを昇降してもよ
い。 前記弾性部材は、前記ディスク装置の振動を緩衝す
る振動緩衝部材を兼ねてもよい。 前記第1の当接部材と
前記ディスクとが当接するとき、前記ターンテーブルは
前記第1の当接部材に対して略平行であってもよい。
記第1の当接部材と前記ディスクとが当接するとき、前
記ターンテーブルは前記第1の当接部材に対して所定の
角度を有していてもよい。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】以下、作用について説明する。
【0031】本発明のディスク装置によれば、従来のよ
うにディスク上面にクランプ部材(クランパ)を用いて
ディスク下面のターンテーブルとともに挟み込む構成と
しなくても、ディスクの自動着脱操作を行うことができ
る。
【0032】従って、クランプ部材(クランパ)を構成
する必要がないため、部品点数を削減することができ
る。さらに、クランパの分の厚みを必要としないので、
ディスク装置の薄型化を行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0034】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1におけるディスク装置1000の構成を示す分解
斜視図である。
【0035】ディスク装置1000は、ターンテーブル
110と、ターンテーブル110上に配置されるディス
ク保持機構120と、第1の当接部材(ディスク係止用
当接部材)215と、第2の当接部材(ディスク脱抜用
当接部材)225とを備える。
【0036】ターンテーブル110は、ディスク10を
置くための面を有し、回転軸Aの周りに回転可能であ
る。
【0037】ディスク保持機構120は、ハブ部121
と保持ツメ122と弾性部材123とを含んでおり、デ
ィスク10が回転軸Aの周りに回転可能なようにディス
ク10をターンテーブル110の上に保持する第1の状
態と、第1の状態とは異なる第2の状態とを有する。ハ
ブ部121はディスク10の中心孔に嵌合し、保持ツメ
122および保持ツメ122を付勢する弾性部材123
によりディスク10がターンテーブル110上に保持さ
れる。
【0038】第1の当接部材215は、本実施の形態1
ではディスク装置1000の外殻をなす上部筐体210
の一部に設けられたリング形状の突出部であり、ディス
ク10の内周領域である非記録領域に当接する。また、
リング形状の突出部である第1の当接部材215には、
ディスク10をディスク保持機構120に導くためのス
ロープ230が設けられている。このスロープ230に
より、ディスク搬送手段(図示せず)はディスク10を
スムーズにターンテーブル110上方に導入することが
できる。しかし、第1の当接部材215はこのような形
態に限定されず、ディスク10の内周領域である非記録
領域に当接する構成であれば他のどんな形態であっても
よい。
【0039】第2の当接部材225は、実施の形態1で
はディスク装置1000の外殻をなす下部筐体220に
設けられた棒状の突出部であり、ディスク10の内周領
域または外周領域である非記録領域に当接する。しか
し、第2の当接部材225はこのような形態に限定され
ず、ディスク10の内周領域または外周領域に当接する
構成であれば他のどんな形態であってもよい。また、第
2の当接部材225は、複数設けられていてもよい。
【0040】ディスク装置1000は、第1の当接部材
215または第2の当接部材225に対してターンテー
ブル110を相対的に移動させる移動機構300をさら
に備えている。移動機構300は、ターンテーブル11
0が移動する構成であってもよく、あるいは第1の当接
部材215または第2の当接部材225が移動する構成
であってもよい。あるいは、ターンテーブル110、お
よび第1の当接部材215または第2の当接部材225
の双方が移動する構成であってもよい。好ましくは、移
動機構300はターンテーブル110を昇降させる昇降
手段である。
【0041】移動機構300は、図3〜図7および図9
〜図10に示される。
【0042】移動機構300は、ディスク保持機構12
0が第2の状態にある場合において、第1の当接部材2
15がディスク10に当接するように、ターンテーブル
110を第1の当接部材215に対して相対的に移動さ
せる。そして、第1の当接部材215がディスク10に
当接した状態からもさらに移動機構300がターンテー
ブル110を第1の当接部材215に対して相対的に移
動させることで、第1の当接部材215はディスク10
をターンテーブル110へ向ける方向に押圧し、これに
より、ディスク保持機構120の状態が第2の状態から
第1の状態に遷移する。また、ディスク保持機構120
が第1の状態にある場合において、第2の当接部材22
5がディスク10に当接するように、ターンテーブル1
10を第2の当接部材225に対して相対的に移動させ
る。そして、第2の当接部材225がディスク10に当
接した状態からもさらに前記移動機構300がターンテ
ーブル110を第2の当接部材225に対して相対的に
移動させることで、第2の当接部材225はディスク1
0をターンテーブル110より離す方向に押圧し、これ
により、ディスク保持機構120の状態が第1の状態か
ら第2の状態に遷移する。
【0043】さらに、図1には、ディスク保持機構12
0をその上に配置したターンテーブル110を回転駆動
するスピンドルモータ100と、スピンドルモータ10
0を支持するスピンドルモータ支持板20と、移動機構
300によりターンテーブル110をディスク10の面
に対して垂直方向(矢印10A、10B)に昇降するた
めの昇降ベース30と、スピンドルモータ支持板20を
支持するためのゴムなどの弾性部材からできている振動
緩衝部材40とが示される。
【0044】図2は、本発明の実施の形態1におけるデ
ィスク装置1000のディスク保持機構120の動作を
示す図である。図2(a)は、ディスク10をターンテ
ーブル110に装着する前またはターンテーブル110
から開放した後のディスク保持機構120の状態を示
す。図2(b)は、ディスク10をターンテーブル11
0に装着または開放する途中のディスク保持機構120
の状態を示す。図2(c)は、ディスク10をターンテ
ーブル110に装着したときのディスク保持機構120
の状態を示す。
【0045】なお、上記の状態のうち、ディスクがディ
スク保持機構によって完全に保持されている図2(c)
の状態は第1の状態であり、それ以外の図2(a)およ
び図2(b)の状態は第2の状態である。
【0046】まず、ディスク保持機構120の構成を説
明する。本発明の実施の形態1におけるディスク装置1
000のディスク保持機構120は、ハブ部121と、
保持ツメ122と、弾性部材123とから構成され、タ
ーンテーブル110上に配置されている。ハブ部121
はディスク10の中心孔に嵌合し、ディスク10をガイ
ドする。保持ツメ122は、ハブ部121の外周から突
出する方向(矢印120A)、または引き込む方向(矢
印120B)に移動自在である。保持ツメ122には弾
性部材123が連結されており、保持ツメ122がガイ
ドされたディスク10の中心孔と係合すると、弾性部材
123が保持ツメ122をハブ部121から突出する方
向(矢印120A)に付勢し、ディスク10はターンテ
ーブル110に押圧される。
【0047】図2(a)に示すように、ターンテーブル
110の上方に位置決めされたディスク10を矢印10
B方向に押す。ディスク10の中心孔がハブ部121に
ガイドされると、弾性部材123が圧縮されて保持ツメ
122が矢印120B方向に引き込み、図2(b)に示
すように、ディスク10が保持ツメ122を通過する。
図2(b)の状態からディスク10をさらに矢印10B
方向に押すと、弾性部材123が圧縮から開放されて保
持ツメ122は矢印120Aの方向に突出し、ディスク
10の中心孔と係合する。そしてディスク10は、図2
(c)に示すように、弾性部材123の付勢力によりタ
ーンテーブル110に押圧されて、ディスク10のター
ンテーブル110への装着が完了する。
【0048】一方、ターンテーブル110に装着された
ディスク10をターンテーブル110から開放するに
は、上記装着動作と逆の動作を行えばよい。すなわち、
装着されたディスク10を矢印10A方向に押し上げる
と、図2(c)の状態から図2(b)の状態を経て、図
2(a)の状態へとディスク10が移動し、ディスク1
0がディスク保持機構120から抜けてターンテーブル
110から開放される。
【0049】次に、図3〜図8を用いて本実施の形態1
におけるディスク装置1000のディスク装着動作を説
明する。図3はターンテーブル110へディスク10を
装着する前の状態を示す図である。図4はターンテーブ
ル110へディスク10を装着する途中の状態を示す図
である。図5はターンテーブル110へディスク10を
装着する途中の状態であって、ディスク10が第1の当
接部材215と当接している図である。図6はターンテ
ーブル110へディスク10を装着した後の状態を示す
図である。図7はターンテーブル110へディスク10
が装着された後であって、ディスク10が回転可能な位
置にある状態を示す図である。図8は厚さが異なる2種
類のディスク(1010、2010)を第1の当接部材
215に当接させて、ターンテーブル110へディスク
(1010、2010)を装着したときの状態を示す図
である。
【0050】図3において、ディスク10がディスク搬
送手段(図示せず)により搬送されてターンテーブル1
10の上方に配置される。ここで、ディスク10の中心
孔の中心線とハブ部121の中心線とはほぼ一致してい
る。また、このときの時刻をt1とし、ターンテーブル
110の高さをh1とする。この位置から移動機構30
0によって、ターンテーブル110を矢印10A方向へ
上昇させると、ディスク保持機構120の保持ツメ12
2がディスク10の下部に当接する(図4)。このとき
の時刻をt2とし、ターンテーブル110の高さをh2
する。ターンテーブル110をさらに上昇し続けると、
ディスク10は保持ツメ122と当接した状態で上昇し
続け、やがてディスク10の上面が第1の当接部材21
5に当接する(図5)。このときの時刻をt3とし、タ
ーンテーブル110の高さをh3とする。そしてさらに
ターンテーブル110を上昇し続けると、ディスク10
は第1の当接部材215により上昇方向10Aへの移動
が制限されるが、ディスク保持機構120はディスク1
0の中心孔を通過できるので、ターンテーブル110は
さらに上昇する。ターンテーブル110の上昇中、第1
の当接部材215がディスク10をターンテーブル11
0に対して押圧し続け、やがてディスク保持機構120
の保持ツメ122が弾性部材123によりディスク10
の中心孔上部を付勢し、ディスク10のターンテーブル
110への装着が達成される(図6)。このときの時刻
をt4とし、ターンテーブル110の高さをh4とする。
ディスク10の装着が完了すると、移動機構300によ
りターンテーブル110を第1の当接部材215および
第2の当接部材225と接触しない位置まで下降させ、
ディスク10が保持機構120に保持されたままでター
ンテーブルとともに回転可能となる(図7)。このとき
の時刻をt5とし、ターンテーブル110の高さをh5
する。
【0051】ところで、上記の時刻t1〜t4までの動作
において、ディスクの厚みが異なる場合、弾性変形可能
な振動緩衝部材40を昇降ベース30上に設けることに
より、異なる厚みを有するディスクのターンテーブル1
10への確実な装着が可能となる。例として、薄いディ
スク(1.1mm程度)1010を第1の当接部材21
5に押し付けた場合を図8(a)に、厚いディスク
(1.5mm程度)2010を第1の当接部材215に
押し付けた場合を図8(b)にそれぞれ示す。図8から
明らかなように、ディスクの厚さが異なると、ディスク
(1010、2010)を第1の当接部材215に押し
付けたときのそれぞれのディスクの下面の高さ位置、す
なわちターンテーブル110の高さ位置が異なる(図8
における高さT1と高さT2)。
【0052】本実施の形態1のディスク装置1000で
は、スピンドルモータ支持板20が昇降ベース30に弾
性部材である振動緩衝部40を介して支持されており、
この振動緩衝部40が弾性変形することでターンテーブ
ル110の高さ位置を変化させることができる。従っ
て、図8に示すように、振動緩衝部材40を介して、昇
降ベース30を同じ高さh6の位置まで上昇させること
により、ディスク10の厚みのばらつきに関係なく、常
にディスク10をターンテーブル110に装着すること
ができる。
【0053】さらに、ディスク10の厚さのばらつき以
外の誤差(例えば、ディスク装置の高さに誤差)がある
場合においても、振動緩衝部材40が弾性変形すること
により、同様にターンテーブル110の高さ位置変化さ
せることができる。従って、振動緩衝部材40が弾性変
形することでディスク10の厚さのばらつき、またはデ
ィスク装置の高さの誤差を吸収してディスク10を完全
にターンテーブル110へ押し付け、よって確実にディ
スク10をターンテーブル110に装着することができ
る。なお、この振動緩衝部材40は、ディスク装置の振
動を緩衝する機能を有し得る。
【0054】以上述べたように、ターンテーブル110
を上昇させ、第1の当接部材215にディスク10が押
さえ付けられることで、ディスク10をターンテーブル
110に装着することができる。
【0055】次に、図7、図9および図10を用いて本
実施の形態1のディスク装置1000のディスク開放動
作を説明する。図7は前述のディスク装着動作の説明で
用いた図と同じであり、ターンテーブル110からディ
スク10が開放される前のディスク10が回転可能な位
置にある状態を示す図である。図9はターンテーブル1
10からディスク10が開放される途中の状態を示す図
である。図10はターンテーブル110からディスク1
0が開放された後の状態を示す図である。
【0056】ディスク10の開放動作は、前述した装着
動作と逆の動作を行うことで達成される。ディスク10
の開放動作を開始するとき、ディスク10はターンテー
ブル110に固定されているがターンテーブル110と
ともに回転可能な状態であり、第2の当接部材225と
は接触していない(図7)。このときの時刻をt7
し、ターンテーブル110の高さをh7とする。なお、
この高さh7は、前述の装着動作における高さh5と実質
的に同じである。次に、移動機構300により矢印B方
向へターンテーブル110を下降させると、ディスク1
0は第2の当接部材225に当接する(図9)。このと
きの時刻をt8とし、ターンテーブル110の高さをh8
とする。そしてさらにディスク10の下降を続けると、
第2の当接部材225がディスク10をターンテーブル
110より離す方向に相対的に押圧し続け、やがてディ
スク保持機構120の保持ツメ122がディスク10の
中心孔から抜け、ディスク10のターンテーブル110
からの開放が達成される(図10)。このときの時刻を
9とし、ターンテーブル110の高さをh9とする。
【0057】なお、ディスク10の開放動作において、
図7の状態からターンテーブル110を下降させようと
すると、ターンテーブル110は前述のディスク装着動
作と全く逆の過程をたどるため、一時的にターンテーブ
ル110は上昇してディスク10が第1の当接部材21
5と当接し、その後直ちにターンテーブル110は下降
する。この一時的なターンテーブル110の上昇によっ
てディスク10の開放動作は何ら影響を及ぼされるもの
ではないが、図示される移動機構300のような溝のプ
ロフィールを利用して昇降を行う機械的な手段ではな
く、例えば電気的手段(コンピュータ)などの非機械的
手段による昇降手段を用いれば、図18に点線で示すよ
うな経路をたどって下降することができるので、このよ
うなターンテーブル10の一時的な上昇をなくすことが
可能である。
【0058】以上述べたように、ターンテーブル110
を下降させ、第2の当接部材225にディスク10が押
さえ付けられることで、ディスク10をターンテーブル
110から開放することができる。
【0059】図11は、第2の当接部材225をディス
ク10の外周側の非記録領域13に当接する位置に配置
した場合の図である。図11(a)は、第2の当接部材
225をディスク装置の下部筐体220に固定した場合
である。図11(b)は、ディスク10の外周側の非記
録領域13をガイドするディスクガイド部材に第2の当
接部材225を兼ねさせた場合である。図11に示すよ
うに、第2の当接部材225をディスク10の外周側の
非記録領域13に当接させる場合においても、ディスク
10は下方向(矢印10B方向)への移動が制限される
ので、ターンテーブル110を図11に示す位置からさ
らに下降させるとディスク10は第2の当接部材225
によって上方向(矢印10A方向)に相対的に押し上げ
られる。従って、上記の場合においてもディスク10の
内周側の非記録領域に当接させた場合と同様にディスク
保持機構120は動作し、ディスク10をターンテーブ
ル110から開放することができる。なお、ディスク1
0の外周側の非記録領域13をガイドする第2の当接部
材225は、例えば、ピン、トレイなどのディスク10
を搬送する手段で構成してもよい。
【0060】本実施の形態1では、第1の当接部材21
5をディスク装置の外殻をなす上部筐体に設けたが、こ
れに限定されることなく、例えば、第1の当接部材21
5をディスク装置を収容する情報機器の一部に設けられ
た突出部としても、前述のディスク装着動作と同様の働
きをすることができる。
【0061】また、本実施の形態1では、第1の当接部
材215をディスク10の内周領域に当接する位置に設
けたが、これに限定されることなく、例えば、ディスク
搬送手段に当接部材215を兼ねさせて、当接部材21
5がディスク10の外周領域に当接するようにしてもよ
い。
【0062】また、本実施の形態1では、第1の当接部
材215をリング形状を有する突出部として構成した
が、これに限定されることなく、例えば、楕円状、多角
形状を有する突出部、複数の当接点としての突出部など
としても同様の効果が得られる。
【0063】また、本実施の形態1では、ディスク保持
機構120として、複数個設けられた保持ツメ122に
よりディスク10をターンテーブル110に保持固定す
る構成としたが、これに限定されることなく、例えば、
球状の部材、リング状の弾性部材などでディスク10を
ターンテーブル110に保持固定してもよい。
【0064】また、本発明の実施の形態1では、振動緩
衝部材を兼ねた振動弾性部材40を介してターンテーブ
ルを昇降させる構成としたが、これに限定されることな
く、コイルバネ等を介してターンテーブルを昇降させる
構成としてもよい。
【0065】(実施の形態2)図12は、本発明の実施
の形態2におけるディスク装置2000の構成を示す分
解斜視図である。図12のディスク装置2000におい
て、図1に示されるディスク装置1000の構成要素と
同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その説明を
省略する。
【0066】図12に示される本実施の形態2のディス
ク装置2000は、以下(a)移動機構により昇降ベー
ス30を介してターンテーブル110をディスク10の
面に垂直な方向(矢印10A、10B)に昇降し、第1
の当接部材215とディスク10とを当接させたとき
に、ターンテーブル110(昇降ベース30)が第1の
当接部材215(ディスク10)に対して角度θ傾いて
いること;(b)第2の当接部材225が回転軸Aに対
して90度の間隔で2本(225a、225b)配置さ
れていること、の2点で、図1に示される実施の形態1
のディスク装置1000と異なっている。
【0067】次に、図3、図6、図7および図13、図
14を用いて本実施の形態2におけるディスク装置20
00のディスク装着動作を説明する。なお、図3、図
6、図7は、本発明の実施の形態1と共通の図である。
図3はターンテーブル110へディスク10を装着する
前の状態を示す図である。図6はターンテーブル110
へディスク10を装着した後の状態を示す図である。図
7はターンテーブル110へディスク10が装着され、
ディスク10が回転可能な位置にある状態を示す図であ
る。
【0068】また、図13はターンテーブル110が第
1の当接部材215に対して所定の角度を有してディス
ク10と第1の当接部材215とを当接させたときのデ
ィスク装着前の状態を示す図である。図14はターンテ
ーブル110が第1の当接部材215に対して所定の角
度を有してディスク10と第1の当接部材215とを当
接させたときのディスク保持機構120の動作を示す図
である。ここで、図14(a)は1つの保持ツメ122
aが引き込み始める状態であり、図14(b)は他の保
持ツメ122b、122cが引き込み始める状態をそれ
ぞれ示す。
【0069】本発明の実施の形態1と同様に、図3にお
いて、ディスク10がディスク搬送手段(図示せず)に
より搬送されてターンテーブル110の上方に配置され
る。ここで、ディスク10の中心孔の中心線とハブ部1
21の中心線とはほぼ一致している。この位置から移動
機構300によって、ターンテーブル110をディスク
10の面に対して角度θ傾けながら矢印10A方向へ上
昇させると、ディスク保持機構120の保持ツメ122
がディスク10の下部に当接する。ターンテーブル11
0をさらに上昇し続けると、ディスク10は保持ツメ1
22と当接した状態で上昇し続け、やがてディスク10
の上面が第1の当接部材215に当接する(図13)。
なおさらにターンテーブル110をディスク10の面に
対して角度θ傾けながら上昇し続けると、ディスク10
は第1の当接部材215により上昇方向10Aへの移動
が制限されるが、ディスク保持機構120はディスク1
0の中心孔を通過できるので、ターンテーブル110は
さらに上昇しようとする。このとき、図14(a)に示
すように、ディスク保持機構120の3つの保持ツメ1
22a、122b、122cのうち、ディスク10の中
心孔に既に当接している保持ツメ122aが、弾性部材
123の付勢力に抗して矢印120B方向に引き込みを
始める。他の保持ツメ122bおよび122cは弾性部
材123によりまだ付勢されている状態なので引き込み
を開始していない。次いで、ターンテーブル110の傾
き角度θを徐々に小さくしながらさらにターンテーブル
110を上昇させると保持ツメ122aの引き込みは完
了し、他の保持ツメ122bおよび122cが弾性部材
123の付勢力に抗して矢印120B方向に引き込みを
始める(図14(b))。このように、保持ツメ122
aの引き込み完了後は、保持ツメ122bおよび122
cにのみ矢印120B方向へ引き込ませる力が働く。従
って、3つの保持ツメ122a、122b、122cを
矢印120B方向に引き込ませるために必要な力は分散
されるため、ディスク保持機構120を動作させるのに
必要な力を低減することができる。
【0070】ディスク保持機構120がディスク10の
中心孔を通過してターンテーブル110が高さh4まで
上昇すると、ディスク保持機構120の弾性部材123
の付勢力によりディスク10はターンテーブル110に
押圧されてターンテーブル110に保持、装着される
(図6)。なお、ディスク10の厚さのばらつき、また
はディスク装置の高さの誤差がある場合は、実施の形態
1と同様に、振動緩衝部材40が弾性変形することで、
確実にディスク10をターンテーブル110に保持、装
着することができる。
【0071】ディスク10をターンテーブル110に装
着した後、移動機構300によりターンテーブル110
を第1の当接部材215および第2の当接部材225と
接触しない位置まで下降させ、ディスク10が保持機構
120によって保持されたままでターンテーブル110
とともに回転可能となる(図7)。
【0072】以上のように、ターンテーブル110をデ
ィスク10の面に対して所定の角度傾けた状態で上昇さ
せ、第1の当接部材215にディスク10を押し付ける
ことで、ディスク10をターンテーブル110に保持、
装着することができる。また、本発明の実施の形態1と
は異なり、実施の形態2のディスク装置では、同時に3
つの保持ツメ122に弾性部材123に抗して矢印12
0B方向に引き込ませる力が働かないので、ディスク保
持機構120を動作させる力、すなわち、ディスク10
のターンテーブル110への保持、装着を行う力を低減
することができる。なお、本実施の形態2では、最初に
1つの保持ツメが引き込みを始める場合を説明したが、
最初に2つの保持ツメが引き込みを始めても同様に3つ
の保持ツメ122を引き込ませるために必要な力が分散
されるので、ディスク10のターンテーブル110への
保持、装着を行う力を低減することができる。
【0073】次に、本実施の形態2におけるディスク開
放動作について説明する。本実施の形態2のディスク装
置は、2つの第2の当接部材が回転軸Aを中心とし、9
0度の間隔で配置されている点で、実施の形態1の第2
の当接部材の構成とは異なるが、一連のディスク開放動
作は同様である。ここで、第2の当接部材225の構成
について詳しく説明する。
【0074】図15は、第2の当接部材225を1つだ
け配置した場合の第2の当接部材225とディスク保持
機構120の3つの保持ツメ122との位置関係を示し
た平面図である。図15に示すように、ディスク保持機
構120の3つの保持ツメ122a、122bおよび1
22cは、ターンテーブル110の回転中心Oを中心と
して、ターンテーブル110の円周上に120度の等間
隔で配置されている。図15(a)は、回転中心Oを有
するターンテーブル110の半径方向において、第2の
当接部材225と1つの保持ツメ122aとの位置が一
致する場合である。図15(b)は、回転中心Oを有す
るターンテーブル110の半径方向において、第2の当
接部材225と3つの保持ツメ122a、122bおよ
び122cとの位置がいずれも一致しない場合である。
【0075】ここで、回転中心Oを有するターンテーブ
ル110の半径方向において、図15(a)に示すよう
に第2の当接部材225と1つの保持ツメ122aとの
位置が一致する場合について説明する。この位置関係で
は、ディスク開放動作が不安定となる。
【0076】図16は、回転中心Oを有するターンテー
ブル110の半径方向において、第2の当接部材225
と保持ツメ122aとの位置が一致した場合のディスク
開放動作を示す図である。本実施の形態2においても、
ディスク開放動作は実施の形態1で述べたように、ター
ンテーブル110を下降させ、第2の当接部材225に
よりディスク10を相対的に押し上げてディスク10を
ターンテーブル110から取り外すことにより行われ
る。図16(a)に示されるように、ターンテーブル1
10が矢印10B方向に下降すると、ディスク10は第
2の当接部材225によりターンテーブル110から矢
印10A方向に相対的に押し上げられ、保持ツメ122
aは弾性部材123の付勢力に抗して矢印120B方向
に移動を開始する。
【0077】ところが、回転中心Oを有するターンテー
ブル110の半径方向において、第2の当接部材225
と保持ツメ122aとの位置が一致する場合では、1つ
の保持ツメ122aに矢印10A方向へ押し上げる力が
大きく働くため、保持ツメ122aは矢印10A方向へ
の移動が大きくなり、ディスク10に乗り上げる状態が
発生する。そしてこの状態から、ターンテーブル110
をディスク10が第2の当接部材に当接する位置まで下
降させると(図16(b))、保持ツメ122aがディ
スク10の中心孔に引っ掛かる状態が発生し、ディスク
10のターンテーブル110からの開放が完全に達成さ
れない。このような状態になると、ディスク搬送手段
(図示せず)によりディスク10を搬送しようとして
も、保持ツメ122aがディスク10に引っ掛かってデ
ィスク10を搬送することができない。従って、回転中
心Oを有するターンテーブル110の半径方向におい
て、第2の当接部材225と保持ツメ122aとの位置
が一致する場合では、ディスク保持機構120の開放動
作を安定して行うことができない。
【0078】本実施の形態2では、図17に示すよう
に、ターンテーブル110の回転中心Oを中心として、
ターンテーブル110の円周上に等間隔に配置された3
つの保持ツメ122a、122b、122cの間の角度
120度とは異なって、2つの第2の当接部材225
a、225bがターンテーブル110の回転中心Oを中
心として90度の間隔で配置されている。このような配
置のため、回転中心Oを有するターンテーブル110の
半径方向において、たとえ1つの保持ツメ122aと1
つの第2の当接部材225aとの配置が一致したとして
も、他の保持ツメ122bまたは122cと第2の当接
部材225bとの配置が一致することはない(図17
(a))。従って、ディスク保持機構120の開放動作
を安定して行うことができる。なお、この保持ツメと第
2の当接部材との配置の関係は、上記の角度以外の配置
においても可能であることは言うまでもない。また、図
17(b)に示すように、回転中心Oを有するターンテ
ーブル110の半径方向において、2つの第2の当接部
材225の配置が3つの保持ツメ122a、122b、
122cの配置のいずれとも一致しない場合もあり得
る。この場合においても、ディスク保持機構120の開
放動作を安定して行うことができる。
【0079】以上のように、第2の当接部材のうちの少
なくとも1つは、ターンテーブル110の停止位置に関
係なく、回転中心Oを有するターンテーブル110の半
径方向において、保持ツメ122の配置とは異なるの
で、ディスク10と保持ツメ122との引っ掛かりを防
止し、安定してディスク10の開放動作を行うことがで
きる。
【0080】また、本実施の形態2では、図11に示し
た実施の形態1の場合と同様に、第2の当接部材215
をディスク10の外周側の非記録領域13に当接する位
置に構成してもよい。なお、ディスク10の外周側の非
記録領域13をガイドする第2の当接部材225は、例
えば、ピン、トレイなどのディスク10を搬送する手段
で構成してもよい。
【0081】また、本実施の形態2では、ディスク保持
機構120として、3つの保持ツメ122によりディス
ク10をターンテーブル110に保持固定する構成とし
たが、これに限定されない。例えば、複数個の保持ツ
メ、球状の部材、リング状の弾性部材などでディスク1
0をターンテーブル110に保持固定してもよい。
【0082】また、本実施の形態2では、第1の当接部
材215をディスク装置の外殻をなす上部筐体に設けた
が、これに限定されることなく、例えば、第1の当接部
材215をディスク装置を収容する情報機器の一部に設
けられた突出部としても、前述のディスク装着動作と同
様の働きをすることができる。
【0083】また、本実施の形態2では、第1の当接部
材215をディスク10の内周領域に当接する位置に設
けたが、これに限定されることなく、例えば、ディスク
搬送手段に当接部材215を兼ねさせて、当接部材21
5がディスク10の外周領域に当接するようにしてもよ
い。
【0084】また、本実施の形態2では、第1の当接部
材215をリング形状を有する突出部として構成した
が、これに限定されることなく、例えば、楕円状、多角
形状を有する突出部、複数の当接点としての突出部など
としても同様の効果が得られる。
【0085】また、本実施の形態2では、振動緩衝部材
を兼ねた振動弾性部材40を介してターンテーブルを昇
降させる構成としたが、これに限定されることなく、コ
イルバネ等を介してターンテーブルを昇降させる構成と
してもよい。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明のディスク装置に
よれば、従来のようにディスク上面にクランプ部材(ク
ランパ)を用いてディスク下面のターンテーブルととも
に挟み込む構成としなくても、ディスクの自動着脱操作
を行うことができる。
【0087】従って、クランプ部材(クランパ)を構成
する必要がないため、部品点数を削減することができ
る。さらに、クランパの分の厚みを必要としないので、
ディスク装置の薄型化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディスク装置の
構成を示す分解斜視図
【図2】本発明の実施の形態1におけるディスク装置の
ディスク保持機構の動作を示す図
【図3】本発明の実施の形態1におけるディスク装置に
おいて、ターンテーブルへディスクを装着する前の状態
を示す図
【図4】本発明の実施の形態1におけるディスク装置に
おいて、ターンテーブルへディスクを装着する途中の状
態を示す図
【図5】本発明の実施の形態1におけるディスク装置に
おいて、ターンテーブルへディスクを装着する途中の状
態であって、ディスクが第1の当接部材と当接している
状態を示す図
【図6】本発明の実施の形態1におけるディスク装置に
おいて、ターンテーブルへディスクを装着した後の状態
を示す図
【図7】本発明の実施の形態1におけるディスク装置に
おいて、ターンテーブルへディスクが装着された後であ
って、ディスクが回転可能な位置にある状態を示す図
【図8】本発明の実施の形態1におけるディスク装置に
おいて、厚さが異なる2種類のディスクを第1の当接部
材に当接させて、ターンテーブルへディスクを装着した
ときの状態を示す図
【図9】本発明の実施の形態1におけるディスク装置に
おいて、ターンテーブルからディスクが開放される途中
の状態を示す図
【図10】本発明の実施の形態1におけるディスク装置
において、ターンテーブルからディスクが開放された後
の状態を示す図
【図11】第2の当接部材をディスクの外周側の非記録
領域に当接する位置に配置した場合の図
【図12】本発明の実施の形態2におけるディスク装置
の構成を示す分解斜視図
【図13】本発明の実施の形態2におけるディスク装置
において、ターンテーブルが第1の当接部材に対して所
定の角度を有してディスクと第1の当接部材とを当接さ
せたときのディスク装着前の状態を示す図
【図14】本発明の実施の形態2におけるディスク装置
において、ターンテーブルが第1の当接部材に対して所
定の角度を有してディスクと第1の当接部材とを当接さ
せたときのディスク保持機構の動作を示す図
【図15】第2の当接部材を1つだけ配置した場合の第
2の当接部材とディスク保持機構の3つの保持ツメとの
位置関係を示した平面図
【図16】回転中心Oを有するターンテーブルの半径方
向において、第2の当接部材と保持ツメとの位置が一致
した場合のディスク開放動作を示す図
【図17】ターンテーブルの回転中心Oを中心として、
ターンテーブルの円周上に3つの保持ツメが120度の
等間隔で配置され、2つの第2の当接部材がターンテー
ブルの回転中心Oを中心として90度の間隔で配置され
ている状態を示す図。
【図18】機械的手段および非機械的手段によるターン
テーブルの昇降動作を示す図
【符号の説明】
10 ディスク 20 スピンドルモータ支持板 30 昇降ベース 40 振動緩衝部材 100 スピンドルモータ 110 ターンテーブル 120 ディスク保持機構 121 ハブ部 122 保持ツメ 123 弾性部材 210 上部筐体 215 第1の当接部材 220 下部筐体 225 第2の当接部材 230 スロープ
フロントページの続き (72)発明者 西野 幸良 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−326148(JP,A) 特開 平9−320158(JP,A) 特開 平6−349177(JP,A) 特開 平5−298798(JP,A) 特開 平2−83851(JP,A) 特開2000−306304(JP,A) 特開2000−117604(JP,A) 特開 平6−215467(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/022 - 17/035 G11B 17/04

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心孔をそれぞれ有し、かつ、厚さの異
    なる複数のディスクのうちの1つのディスクを置くため
    の面を有し、回転軸の周りに回転可能なターンテーブル
    と、 前記ディスクが前記回転軸の周りに回転可能であり、か
    つ、前記ディスクの前記中心孔に係合するように前記デ
    ィスクを前記ターンテーブルの上に保持する第1の状態
    と、前記第1の状態とは異なる第2の状態とを有するデ
    ィスク保持機構と、 第1の当接部材と、 前記第1の当接部材に対して前記ターンテーブルを相対
    的に移動させる移動機構と、前記移動機構により前記第1の当接部材に対して前記タ
    ーンテーブルを相対的に移動させる方向に弾性変形する
    弾性部材と を備え、 前記ディスク保持機構が前記第2の状態にある場合にお
    いて、前記移動機構は、前記第1の当接部材が前記ディ
    スクに当接するように、前記第1の当接部材に対して前
    記ターンテーブルを相対的に移動させ、 前記第1の当接部材が前記ディスクに当接した状態にお
    いて、前記移動機構は、前記第1の当接部材が前記ディ
    スクを前記ターンテーブルに押圧するように、前記第1
    の当接部材に対して前記ターンテーブルを相対的にさら
    に移動させ、これにより、前記ディスク保持機構の状態
    が前記第2の状態から前記第1の状態に遷移し、 前記ディスク保持機構が前記第2の状態から遷移した前
    記第1の状態にある場合において、前記弾性部材は、前
    記厚さの異なる複数のディスクの厚さの違いを吸収する
    ように弾性変形し、前記移動機構は、前記第1の当接部
    材が前記ディスクに当接しない位置まで、前記第1の当
    接部材に対して前記ターンテーブルを相対的にさらに移
    動させ、前記ディスクは、前記第1の当接部材が前記デ
    ィスクに当接しない前記位置において、前記ディスク保
    持機構に保持されたままで前記ターンテーブルとともに
    回転可能である、 ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ディスク保持機構の状態が時刻t1
    で前記第2の状態にあり、時刻t1より後の時刻t4で前
    記ディスク保持機構の状態が前記第2の状態から前記第
    1の状態に遷移し、時刻t4より後の時刻t5で前記ディ
    スク保持機構の状態が前記第1の状態にあるように、
    記移動機構は、前記第1の当接部材に対して前記ターン
    テーブルを相対的に移動させる、請求項1に記載のディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の当接部材の位置が固定されて
    おり、前記移動機構は前記ターンテーブルを昇降するこ
    とにより、前記第1の当接部材に対して前記ターンテー
    ブルを相対的に移動させる、請求項1に記載のディスク
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスクが内周領域を有しており、
    前記第1の当接部材は前記ディスクの前記内周領域に当
    接する、請求項1に記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の当接部材は、前記ディスク装
    置の筐体の一部に設けられた突出部である、請求項1に
    記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記突出部は、リング形状を有してい
    る、請求項5に記載のディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の当接部材は、前記ディスク装
    置を収容する情報機器の一部に設けられた突出部であ
    る、請求項1に記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記突出部は、リング形状を有してい
    る、請求項7に記載のディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記内周領域は、前記ディスクの非記録
    領域である、請求項4に記載のディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記ディスク装置は、前記弾性部材を
    介して前記ターンテーブルを支持する昇降ベースをさら
    に備えており、前記移動機構は、前記昇降ベースを昇降
    することにより前記ターンテーブルを昇降する、請求項
    に記載のディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記弾性部材は、前記ディスク装置の
    振動を緩衝する振動緩衝部材を兼ねる、請求項10に記
    載のディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の当接部材と前記ディスクと
    が当接するとき、前記ターンテーブルは前記第1の当接
    部材に対して略平行である、請求項1に記載のディスク
    装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の当接部材と前記ディスクと
    が当接するとき、前記ターンテーブルは前記第1の当接
    部材に対して所定の角度を有している、請求項1に記載
    のディスク装置。
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