JP3067533B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3067533B2
JP3067533B2 JP6190730A JP19073094A JP3067533B2 JP 3067533 B2 JP3067533 B2 JP 3067533B2 JP 6190730 A JP6190730 A JP 6190730A JP 19073094 A JP19073094 A JP 19073094A JP 3067533 B2 JP3067533 B2 JP 3067533B2
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク装置に係り、特
に、トレイ方式のディスクローディング機構を備えたデ
ィスク装置に関する。この種のディスク装置は、パソコ
ン等に搭載される場合に、設置する向きの制限が少ない
ことが望まれている。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置の一例としての光ディスク
装置では、光ディスクの装着方法として、トレイによ
る方法、スピンドルモータに直接光ディスクを装着す
る方法、カートリッジを使用する方法がある。3.5
インチ光磁気ディスクや、ミニディスク等では、予め光
ディスクがカートリッジに収納されているため、の方
式となっている。また、業務用CDプレーヤーや一部の
CD−ROMドライブでもの方法を採っている。ま
た、ポータブルCDプレーヤー等では、の方法を採っ
ている。
【0003】一般のCDプレーヤー,CD−ROMドラ
イブ,レーザディスクプレーヤー等では、の方法を採
っている。コンパクトディスク(CD)を用いる光ディ
スク装置では、一般的に、のトレイを用いる方法が採
用されることが多い。トレイ方式の光ディスク装置で
は、トレイは、光ディスク装置本体に対して、排出位置
と収納位置との間を移動自在に設けられている。この光
ディスク装置は、トレイのディスク載置面が水平方向と
なる向きで使用される。
【0004】光ディスクの装着の際には、トレイが排出
位置にあるときに、トレイのディスク載置面に光ディス
クがトレイ上方から載置される。この後、光ディスク装
置の収納操作が行われると、トレイが光ディスク装置本
体に収納されて、光ディスクが光ディスク装置に装着さ
れる。光ディスクの排出の際には、排出操作を行うと、
トレイが収納位置から排出位置に移動して、トレイから
光ディスクを取り出し可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のトレイ方式の光
ディスク装置では、上下方向に関して、光ディスクをト
レイに保持する機構を持っておらず、光ディスクをトレ
イのディスク載置面に上方から載せただけの状態で使用
される。従って、トレイのディスク載置面が水平方向と
なる向きに、光ディスク装置を設置する必要がある。
【0006】このため、従来のトレイ方式の光ディスク
装置を搭載したパソコン等の機器は、トレイのディスク
載置面が水平方向となる向きに設置方向が限定されてし
まう問題がある。しかし、機器のユーザとしては、設置
スペースの点から、トレイのディスク載置面が鉛直方向
となる向きで機器を設置できることが望ましい。本発明
は上記の点に鑑みてなされたもので、トレイのディスク
載置面が鉛直方向となる向きでの設置ができるディスク
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のディス
ク装置は、ディスク状記録媒体を着脱可能な排出位置及
び、前記ディスク状記録媒体を装置本体内に収納する収
納位置との間を移動自在に設けられ、ディスク載置部を
持つトレイと、 前記ディスク状記録媒体を回転可能に支
持するターンテーブルを支持しており、前記ターンテー
ブルが前記ディスク状記録媒体を回転可能に支持する第
1の位置及び、前記ターンテーブルが前記ディスク状記
録媒体から離間する第2の位置との間を移動自在に設け
られた可動ベースと、を有するディスク装置において、
前記トレイのディスク載置面を略鉛直方向とした状態
で、前記トレイのディスク載置部に前記ディスク状記録
媒体を保持するディスク保持位置と、前記ディスク載置
部に前記ディスク状記録媒体を保持しない退避位置とを
移動自在であるディスク保持部材と、前記可動ベースに
設けられており、前記可動ベースが第2の位置から第1
の位置へと移動する時に、前記ディスク保持部材をディ
スク保持位置から退避位置へと移動させる押圧部と、
設けた構成とする。
【0008】請求項2の発明のディスク装置は、ディス
ク状記録媒体を着脱可能な排出位置及び、前記ディスク
状記録媒体を装置本体内に収納する収納位置との間を移
動自在に設けられ、ディスク載置部を持つトレイと、
記ディスク状記録媒体を前記トレイのディスク載置面か
ら離間させた状態に支持して回転させるターンテーブル
と、を有するディスク装置において、 前記ディスク載置
部に対向しており、 前記トレイのディスク載置面を略鉛
直方向とした状態で、前記トレイが排出位置に位置した
時には、前記ディスク載置部との間にディスクを保持す
る位置であって、且つ、前記トレイが収納位置に位置し
て前記ターンテーブルが前記ディスクを支持した時に
は、前記ディスク状記録媒体に接触しない位置に配され
たディスク保持部材を設けた構成とする。
【0009】請求項3の発明のディスク装置は、ディス
ク状記録媒体を着脱可能な排出位置及び、前記ディスク
状記録媒体を装置本体内に収納する収納位置との間を移
動自在に設けられ、ディスク載置部を持つトレイを有す
るディスク装置において、前記トレイ載置部に対向して
おり、前記トレイのディスク載置面を略鉛直方向とした
状態で、前記ディスク載置部との間にディスクを保持す
る第1の位置、及び前記トレイ載置部の裏側方向に移動
した、前記トレイ載置部から突出しない第2の位置とを
移動自在に構成されたディスク保持部材を設けた構成と
する。
【0010】請求項4の発明のディスク装置は、請求項
3に記載のディスク装置において、前記トレイの前記デ
ィスク載置部は、第1のディスク状記録媒体または該第
1のディスク状記録媒体よりも径が小さい第2のディス
ク状記録媒体が載置されるように構成されており、前記
ディスク保持部材は、前記トレイのディスク載置面を略
鉛直方向とした状態で、第2のディスク状記録媒体が載
置される時には、第1の位置に位置して第2のディスク
状記録媒体を保持し、第1のディスク状記録媒体が載置
されるときには前記第2の位置に位置して第1のディス
ク状記録媒体が載置されることを妨げないように構成と
される。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、トレイのディスク載置面
を略鉛直方向とした状態で、ディスク状記録媒体がトレ
イに載置されて装置本体に装着される際には、ディスク
保持部材により、ディスク状記録媒体をトレイのディス
ク載置部に確実に保持することができ、記録又は再生動
作時には、自動的に、ディスク状記録媒体の保持を解除
できる。これにより、トレイのディスク載置面を略鉛直
方向とした状態で、ディスク装置を使用することを可能
とし、かつ、ディスク状記録媒体の確実な装着を可能と
する。
【0012】請求項2の発明では、ディスク保持部材を
退避させることなくディスク状記録媒体の保持が可能と
なる。 請求項3の発明では、ディスク載置面を略水平方
向とした状態では、ディスク保持部材を第2の位置に移
動させることで、ディスクの着脱時にディスク保持部材
が邪魔になることはない。
【0013】請求項4の発明では、サイズの小さなディ
スクを保持する保持部材を設けることが可能となる。
【0014】
【実施例】〔概略構成及び動作〕 図1は、本発明のディスク装置の第1実施例になるCD
−ROM装置10の平面図を示す。また、図2は、図1
のCD−ROM装置10の分解斜視図を示す。なお、図
2では、ディスクローディング駆動機構組立体は省略し
ている。図3は図1中III −III 線に沿った断面図を示
し、図4は図1中IV−IV線に沿った断面図を示す。
【0015】CD−ROM装置10は、シャーシ11
と、シャーシ11に取り付けてあるベース12と、ベー
ス12に取り付けてある可動ベース組立体13と、ベー
ス12に支持されているトレイ14と、ベース12に取
り付けてあるディスクローディング駆動機構組立体15
と、ベース12に支持されているクランパ16と、シャ
ーシ11の前面に取り付けてあるフロントベゼル17
と、上側を覆うカバー部材(図示せず)とを有する。
【0016】可動ベース組立体13は、可動ベース本体
19に、ターンテーブル20,ターンテーブル20を回
転させるターンテーブル用モータ21,光学ヘッド2
2,及び光学ヘッド22を移動させる光学ヘッド移動機
構(モータ55及びギヤ機構58)が取り付けられた構
成である。CD−ROMを装着するに際して、CD−R
OM装置10は、図9(A)に示すように、トレイ14
が、Y2 方向に移動して、CD−ROM装置本体25よ
り外に突き出す。また、可動ベース組立体13は下方に
傾斜している。
【0017】操作者がCD−ROM26をトレイ14上
に載置する。この際、後述するように、ディスク保持部
材86により、CD−ROM26がトレイ14に保持さ
れる。この後、所定のローディング操作をすると、、C
D−ROMローディング駆動機構組立体15が動作を開
始し、トレイ14がY1 方向に移動され、収納位置まで
引き込まれる。(図9(B)参照)続いて、可動ベース
組立体13が水平となる方向に回動される。これによ
り、図9(C)に示すように、CD−ROM26が、タ
ーンテーブル20により支持され、トレイ14より浮き
上がって、クランパ16によってクランプされ、再生が
可能となる状態となる。なお、この際、後述するよう
に、ディスク保持部材86によるCD−ROM26の保
持が解除される。
【0018】〔CD−ROMのローディング及び再生に
関する部分の構成〕 (ベース12) 図1乃至図4に示すように、ベース12は、略四角の枠
形状を有し、略矩形状開口よりなる可動ベース組立体取
付け部30を有し、Y2 方向端側に、切欠よりなるCD
−ROMローディング駆動機構組立体取り付け部31を
有する。
【0019】ベース12は、X1 ,X2 方向端側に、立
上げ壁部32,33を有し、Y1 方向端側に、立上げリ
ブ34を有する。ベース12は、切り起こしてなる4つ
の脚部35を、インシュレータ36を介して略箱形状の
シャーシ11の底板11a上に浮いた状態で、取り付け
られておりシャーシ11内に収まっている。
【0020】ベース12上には、X2 ,X1 端側に、ト
レイガイド部材37,38が後述するように取り付けら
れている。またベース12上、X2 端側にトレイ押し出
し板39がY1 ,Y2 方向に移動可能に設けてある。ト
レイ押し出し板39は、ばね40によって、Y2 方向に
付勢されている。
【0021】(可動ベース組立体13) 図1乃至図4に示すように、可動ベース組立体13は、
略四角枠形状の可動ベース本体19を有する。この可動
ベース本体19のY2 方向端側に、ターンテーブル用モ
ータ21が取り付けている。モータ21のスピンドル
に、ターンテーブル20が固定してある。ターンテーブ
ル20は、可動ベース本体19より上方(Z1 方向)に
位置している。ターンテーブル20には、永久磁石20
aが組込まれている。
【0022】可動ベース本体19の下面側には、一対の
ガイド軸50,51が、保持部52,53により両端を
保持されて、Y1 ,Y2 方向に延在して、平行に取り付
けられている。また、光学ヘッド22が、両側を上記ガ
イド軸50,51に支持されて、可動ベース本体19の
開口54内を、Y1 ,Y2 方向に移動可能に設けてあ
る。
【0023】また、可動ベース本体19には、光学ヘッ
ド移動機構が設けてある。光学ヘッド移動機構は、モー
タ55と、モータ55により駆動されるギヤ機構58と
よりなる。可動ベース組立体13は、可動ベース本体1
9のY1 方向端側を、板ばね部材56を介して、ベース
12のY1 方向端側に取り付けられて、取付部30内に
取り付けてあり、板ばね部材56が撓むことによって、
図3中、A,B方向に回動しうる。
【0024】可動ベース本体19のY2 方向端の、
1 ,X2 方向上の中央に、ピン57が、Y2 方向に突
き出して設けてある。また、可動ベース本体19のX2
方向端側のY1 方向側に、上方に突出した、側面が略台
形状の押圧部材121が設けてある。後述するように、
押圧部材121は、ディスク保持部材86を押圧する。
【0025】(トレイ14) 図5は、トレイ14の表から見た平面図、図6は、ディ
スク保持部材86付近をトレイ14の裏側から見た平面
図を示す。また、図7は、トレイ14の裏側から見た斜
視図を示し、図8は、ディスク保持部材86付近をX2
方向に見た側面図を示す。
【0026】図2,図5,図7に示すように、トレイ1
4は、CD−ROM26が載置される皿状のディスク載
置部60を有し、ディスク載置部60の前方側(Y
2 側)に形成された縁部80、ディスク載置部60の後
方側(Y1 側)の両側部に形成された板状の基部81,
82を有する。且つ、基部82,81夫々からY1 方向
に延在する腕部61,62,及び基部81,82間をつ
なぐ梁部63を有し、更に中央に、ターンテーブル2
0、及び光学ヘッド22が嵌合する開口64を有する。
【0027】更に、トレイ14は、X1 ,X2 側端に沿
って、夫々、一段下がった細長の鍔部65,66を有す
る。図7に示すように、トレイ14は、X1 端側に、カ
イド溝67及び突部68を有する。また、トレイ14
は、裏面のX2 方向側にガイド溝69,ギヤ面としての
ラック70,凸部71,係合部73を有する。腕部62
の根元付近には、係合部73の近くに、孔74が形成し
てある。
【0028】トレイ14は、図1及び図2に示すよう
に、ガイド溝67を、トレイガイド部材38の三連の突
部75-1〜75-3に嵌合させ、ガイド溝68を、トレイ
ガイド部材37の三連の突部76-1〜76-3に嵌合させ
て、両側を案内されて、且つ、鍔部65をトレイガイド
部材38の三連の押え腕部77-1〜77-3により押さえ
られ、鍔部66をトレイガイド部材37の三連の押え腕
部78-1〜78-3に押さえられて、両側を押さえられ
て、Y1 ,Y2 方向に摺動可能である。
【0029】トレイ14は、CD−ROM26を着脱可
能である、図9(A)に示す排出位置と、CD−ROM
26をCD−ROM装置本体25内に収納する、図9
(B),(C)、及び図1に示す収納位置との間を摺動
する。なお、ラック70は、後述するギヤ96と噛合し
ている。次に、ディスク保持機構に関する部分について
説明する。トレイ14のディスク載置部60と縁部80
の境界部分には、傾斜した段差状の段部85aが形成さ
れている。同様に、ディスク載置部60と基部81,8
2の境界部分には、段差状の段部85b,85cが形成
されている。
【0030】縁部80,基部81,82の上面は、この
段差分だけ、ディスク載置部60のディスク載置面60
aより高い位置にある。段部85bの開口64側付近に
は、板バネ98,可動ベース組立体13の押圧部材12
1と共にディスク保持機構を構成する、ディスク保持部
材86が配設されている。ディスク保持部材86は、略
薄板状の腕部87と、腕部87の端部に形成された薄板
状のディスク保持部88、腕部87から突出した係合部
89から構成される。
【0031】腕部87の後端は、X1 ,X2 方向に延在
し、腕部87と直交する軸83aで、基部81の開口6
4側に形成された端部83に軸支されている。これによ
り、ディスク保持部材86は、腕部87がY1 ,Y2
向に延在する状態で、図8に示すように、E,F方向に
回動自在となっている。この状態で、係合部89は、腕
部87からX2 方向に突出しており、ディスク保持部8
8は、ディスク載置面60aと略平行となっている。ま
た、ディスク保持部88の端部88aは、円弧状で、段
部85bの縁に沿って位置している。
【0032】図6に示すように、トレイ14の基部81
の裏面には、側面がL字状の板バネ98(弾性部材)が
基部98a部分で固定されている。板バネ98の先端部
98aは、軸83aで回動自在に軸支されたディスク保
持部材86の係合部89を上方から押圧しており、弾性
力により、係合部89を下方(Z2 方向)に付勢してい
る。従って、ディスク保持部材86は、板バネ98によ
り、F方向に回動付勢されている。
【0033】なお、端部83には、切欠部84が形成さ
れており、係合部89と板バネ98の先端部98bは、
切欠部84の空間に突出している。トレイ14が排出状
態のとき、CD−ROM26は、外周縁部が段部85
a,85B,85cに位置決めされた状態で、トレイ載
置面60a上に載置される。CD−ROM26をトレイ
14のディスク載置面60a上に載置したときは、図8
に示すように、CD−ROM26の上面の外周縁部付近
を、板バネ98により付勢されているディスク保持部材
86のディスク保持部88が下方(Z2 方向)に押圧す
る。これにより、CD−ROM26は、ディスク載置部
60に固定される。
【0034】トレイ14のディスク載置面60aが略鉛
直方向となる状態においても、CD−ROM26は、デ
ィスク保持部材86のディスク保持部88により、ディ
スク載置面60aに対して確実に固定される。また、縁
部80と段部85aとの境界付近には、ディスク載置部
60側に斜め上方に突出した係止部99が形成されてい
る。万一、保持部材86による保持が不十分であったと
しても、係止部99にCD−ROM26の外周縁部が係
止されるため、トレイ載置部60からCD−ROM26
が外れることがない。
【0035】なお、ディスク保持部材移動機構は、板バ
ネ98と可動ベース13に設けた押圧部材121から構
成される。 (CD−ROMローディング駆動機構組立体15) 図1,図3に示すように、ローディング駆動機構組立体
15は、各部品を支持するベースプレート90を有す
る。
【0036】このベースプレート90には、X1 方向寄
り側に、駆動手段としてのローディングモータ91が取
り付けてあり、X2 方向寄り側に、図示しないギヤ群、
このギヤ群を介してモータ91により駆動されるギヤ9
6等が取り付けてあり、Y1方向端側に、可動ベース移
動手段としてのスライダ100が取り付けてある。ギヤ
96が、前記のラック70と噛合している。
【0037】スライダー100は、ベースプレート90
に対して、X1 ,X2 方向に摺動可能に取り付けてあ
る。図4に示すように、スライダ100には、傾斜長孔
100eが形成してある。傾斜長孔100e内には、可
動ベース組立体13のピン57が嵌合している。上記構
成のローディング駆動機構組立体組立体15は、図1に
示すように、ベースプレート90の両端側をベース12
にねじ止めして、図2中の取付け部31に収まって取り
付けてある。
【0038】(クランパ16及びこれに関連する部分) 図1,図2,図3に示すように、クランパ16は、上面
に円形鉄板130が固定してあり、クランパホルダ13
1の中央の開口132の部分に、クランパホルダ131
に固定されたクランパストッパ133により保持されて
いる。クランパホルダ131は、長方形状を有し、ベー
ス12の両側の立上げ壁部32,33の間にまたがって
取り付けてある。
【0039】(フロントベゼル17) 図2に示すように、フロントベゼル17は、開口14
0,この開口140を塞ぐクラップ141操作釦143
等を有し、シャーシ11に取り付けてある。(CD−R
OMローディング動作) 次に、上記構成のCD−ROM装置10の動作について
説明する。図9は、CD−ROM装置10のローディン
グ動作の説明用概略図を示す。
【0040】図9(A)に示す最初の状態では、トレイ
14は排出位置に位置しており、CD−ROM載置部6
0は、装置本体25外に露出している。可動ベース組立
体13は、B方向に回動して、斜め下方に傾斜した位置
にある。また、スライダ100は、X1 方向にスライド
した位置にある。 ・CD−ROM収納動作 操作者がCD−ROM26をトレイ14のCD−ROM
載置部60に載置する。この際、CD−ROM26のY
1 方向側の外周縁部を、ディスク保持部材86のディス
ク保持部88とディスク載置面60aとの間に挟みこ
み、かつ、Y2 方向側の外周縁部を、ディスク係止部9
9の内側(ディスク載置面60a側)に入る状態とす
る。
【0041】CD−ROM26は、外周縁部が段部85
a〜85cで位置決めされ、ディスク保持部材86によ
り、ディスク載置面60aに押圧されて、ディスク載置
部60に対して、確実に固定される。A,B方向に回動
可能なディスク保持部材86は、このとき、ディスク保
持位置にある。図10は、CD−ROM装置10を縦置
きに設置したときの斜視図を示す。図10の例では、ト
レイ載置面60aの方向(X1 ,X2 方向)を略鉛直方
向にしている。この場合、CD−ROM26を斜め上方
から、外周縁部をディスク保持部材86と係止部99の
内側に入れるようにして、トレイ載置面60aに載置す
ることで、容易にCD−ROM26を載置することがで
きる。このように、ディスク載置面60aが、略鉛直方
向の状態においても、ディスク保持部材86により、C
D−ROM26をディスク載置部60に確実に固定する
ことができる。
【0042】上記のように、CD−ROM26がトレイ
14のディスク載置部60に載置された後、操作者は、
ローディングを行わせるための操作として、操作釦14
3を押す。これにより、モータ91が始動し、正転し、
ギヤ96が時計方向に回転する。ギヤ96の回転により
ラック70が駆動されて、トレイ14が、Y1 方向に移
動し始める。
【0043】ギヤ96が約1.3回転し、図9(B)に
示すように、トレイ14は、収納位置まで移動され、C
D−ROM26は、装置本体25内に収納される。トレ
イ14のY1 方向への移動中も、CD−ROM26は、
ディスク保持部材86により、トレイ載置部60に確実
に固定されている。 ・CD−ROMクランプ動作 トレイ14が収納位置に達すると、トレイ14の裏側の
凸部71がトレイロックアーム118(図1参照)によ
り係止される。これによりトレイ14の移動が規制され
る。
【0044】トレイ14の収納後、モータ91は、なお
も正転し続ける。これにより、スライダ100(図4参
照)が、ベースプレート90に対してX2 方向に摺動す
る。スライダ100がX2 方向に摺動すると、傾斜長孔
100eがピン57を押し上げ、可動ベース組立体13
が、A方向に回動される。最終的には、傾斜長孔100
eの端の水平長孔部100e-1がピン57を案内する状
態となり、可動ベース組立体13は、図9(C)に示す
水平の位置まで回動される。
【0045】可動ベース組立体13がA方向に回動する
過程で、可動ベース13に設けた押圧部材121が、板
バネ98の下方への付勢力に逆らって、ディスク保持部
材86の腕部87を上方(Z1 方向)に押し上げる。こ
れにより、ディスク保持部材86は、軸83aを支点と
してE方向に回動し、ディスク保持部88が、CD−R
OM26から離れる。このように、ディスク保持部材8
6は、押圧部材121により押し上げられて、退避位置
に移動される。
【0046】また、可動ベース組立体13がA方向に回
動して水平位置に到る最終の過程において、ターンテー
ブル20が、CD−ROM26の中心孔の付近を支持し
て、CD−ROM26をトレイ14のCD−ROM載置
部60より若干持ち上げる。また、クランパ16がター
ンテーブル20に磁気的に吸着され、CD−ROM26
は、ターンテーブル20上にクランパ16によってクラ
ンプされて支持された状態となる。図9(C)に示すよ
うに、CD−ROM26がターンテーブル20上にクラ
ンプされたとき、ディスク保持部材86は退避位置にあ
り、ディスク保持部88はCD−ROM26から離れて
おり、CD−ROM26の再生動作が可能である。
【0047】なお、CD−ROM26がターンテーブル
20上にクランプされたとき、即ち、スライダ100
が、X2 方向端まで摺動したとき、図1中のスイッチ1
69が動作され、モータ91が停止する。以上により、
CD−ROM26のローディングが完了する。このよう
に、CD−ROM26のローディング動作に伴い、ディ
スク保持部材86によるCD−ROM26の保持を、自
動的に解除することができる。
【0048】ローディング動作の後、再生の指令に応じ
て、モータ21が始動し、CD−ROM26が回転さ
れ、光学ヘッド22によって再生される。CD−ROM
26をアンローディングして排出する動作は、ローディ
ングモータ91が逆転し、上記の各機構が、上記のロー
ディング時とは、逆の順序で逆方向に動作することによ
って行われる。
【0049】即ち、以下のように動作する。スライダ1
00がX1 方向に摺動し、可動ベース組立体13がB方
向へ回動する。これにより、CD−ROM26は、クラ
ンプを解除されて、トレイ16上に載置される。同時
に、押圧部材121が下方(Z2 方向)に移動し、ディ
スク保持部材86が板バネ98に付勢されてF方向に回
動する。これにより、CD−ROM26は、外周縁部が
ディスク保持部88により下方(Z2 方向)に押圧され
て、ディスク載置部60に固定される。
【0050】CD−ROM26のクランプ解除後、トレ
イロックアーム118による凸部71の係止が解除され
る。この後、モータ91の逆転によりギヤ96が反時計
方向に回動して、ラック70が駆動されて、トレイ14
がY2 方向に移動する。トレイ14が排出位置まで移動
されると、突部68がスイッチ171を押し、モータ9
1は停止する。
【0051】また、トレイ14の係合部73がトレイロ
ックアーム118に当接することによって、トレイ14
の抜け出しは制限される。排出されたトレイ14のディ
スク載置部60に、CD−ROM26がディスク保持部
材86により固定されている。このため、ディスク載置
面60aが鉛直方向となるようにCD−ROM装置10
を縦置きした場合でも、CD−ROM26がディスク載
置部60から外れることがない。操作者は、CD−RO
M26の外周縁部を持って、容易にCD−ROM26を
トレイ14から取り外すことができる。
【0052】なお、トレイ14がY1 方向へ移動して収
納位置へ到る最終の段階において、トレイ14の下面の
突部173(図7参照)がトレイ押し出し板39の立上
げ片39aに当接し、図1に示すように、トレイ押し出
し板39をY1 方向に寸法a移動させている。これによ
り、トレイ14は、ばね40によってY2 方向に付勢さ
れた状態にある。
【0053】ローディング駆動機構に故障等が生じた場
合、手動で、CD−ROM26のクランプを解除させた
後、バネ40のばね力によりY2 方向に付勢されたトレ
イ押し出し板39の移動により、トレイ14を排出させ
ることができる。上記のように、第1実施例では、トレ
イ14のディスク載置面60aが略鉛直方向となる向き
に、CD−ROM装置10を設置した状態でも、ディス
ク保持部材86により、CD−ROM26をトレイ14
のディスク載置部60aに確実に固定して保持すること
ができる。かつ、再生動作時には、押圧部材121の動
作により、ディスク保持部材86によるCD−ROM2
6の保持を自動的に解除できる。これにより、トレイ1
4のディスク載置面60aを略鉛直方向とした状態で、
CD−ROM装置10を使用することができ、かつ、C
D−ROM26の確実な装着ができる。
【0054】また、トレイ14に配設したディスク保持
部材86と板バネ98、及び、可動ベース13に設けた
押圧部材121からなる、簡単な構成により、ディスク
保持機構を実現することができる。なお、ディスク載置
面60aを水平方向となる向きにCD−ROM装置10
を設置した場合も、支障なく、CD−ROM26の着脱
を行うことができる。
【0055】また、ディスク保持部材86と同様のディ
スク保持部材により、ディスク載置部60に載置された
8cm径のCD−ROMの外周縁部付近を押圧する構造
とすることにより、通常の12cm径のCD−ROM2
6及び8cm径のCD−ROMのいずれを使用する場合
でも、ディスク載置面を略鉛直方向とした状態で、CD
−ROM装置10を使用することができる。
【0056】図11は、本発明の第2実施例のCD−R
OM装置における、ディスク保持機構の説明図を示す。
第2実施例では、第1実施例のディスク保持部材86と
係止部99の代わりに、ディスク保持機構として、ディ
スク保持部材300をトレイ142 の基部81と縁部8
0のX2 方向端付近に設けている。図11では、基部8
1に設けたディスク保持部材300の例を示している。
図11(A)は、トレイ142 のディスク載置面60a
方向に見た側面図を示し、図11(B)は、トレイ14
2 の上方から見た平面図を示す。
【0057】ディスク保持部材300は、略ブロック状
の部材で、底面から突出した係合部300bが、基部8
1の長孔301に嵌入しており、I1 ,I2 方向に摺動
自在である。図11(A)中、実線は、I2 方向端に移
動した状態を示し、破線は、I1 方向端に移動した状態
を示す。I2 方向端に移動した状態で、端部300a
が、段部85bの縁から斜め上方(Z1 方向)に、トレ
イ載置部60側に突出する形状としてある。
【0058】ディスク載置面60aが略鉛直方向となる
向きに、CD−ROM装置を縦置きに設置する場合は、
ディスク保持部材300をI2 方向端に移動した状態で
使用する。ディスク載置面60aが略鉛直方向となる向
きに、CD−ROM装置を縦置きに設置する場合は、図
10に示すように、トレイ142 のX2 方向端が下側と
なるように設置する。この場合、基部81と縁部80の
下方端部付近の2か所に、ディスク保持部材300が位
置する。(図10で、ディスク保持部材88、係止部9
9を設けてある付近)上記のようにCD−ROM装置を
縦置きした状態で、CD−ROM26をトレイ142
ディスク載置部60に載置する際には、CD−ROM2
6の外周縁部を端部300aより内側(トレイ載置面6
0a側)に入るようにして、斜め上方からトレイ載置部
60に載置する。CD−ROM26の外周縁部が、ディ
スク保持部材300の端部300aに係止されるため、
ディスク載置部60から外れることなく、CD−ROM
26を保持することができる。
【0059】トレイ142 がCD−ROM装置本体25
に収納された後、CD−ROM26がクランプされたと
きは、CD−ROM26は、ディスク載置面60aから
少し浮いた状態となるが、このとき、CD−ROM26
の外周縁部は、ディスク保持部材300の端部300a
よりはディスク載置面60a側に位置する。このため、
ディスク保持部材300が再生動作に支障をきたすこと
はない。
【0060】トレイ142 のディスク載置面60aが水
平方向となる向きに、CD−ROM装置を水平置きする
場合には、ディスク保持部材300によるCD−ROM
26の保持は必要ない。この場合は、ディスク保持部材
300をI1 方向端まで移動させることで、ディスク保
持部材300の端部300aが、ディスク載置部60側
に突出しない状態となるため、より容易に、CD−RO
M26をトレイ142に載置することができる。
【0061】図12は、本発明の第3実施例のCD−R
OM装置における、ディスク保持機構の説明図を示す。
第3実施例では、第1実施例のディスク保持部材86と
係止部材89の代わりに、ディスク保持機構として、デ
ィスク保持部材302をトレイ143 の基部81と縁部
80のX2 方向端付近に設けている。図12では、基部
81に設けたディスク保持部材302の例を示してい
る。図12は、トレイ143 のディスク載置面60a方
向(X2 方向)に見た側面図を示す。
【0062】トレイ143 の基部81には、切欠部30
3が形成されている。ディスク保持部材302は、略ブ
ロック状の部材で、基部302cが、切欠部303内に
嵌入した状態で、軸302cで軸支されており、G,H
方向に回動自在である。図12中、実線は、G方向端に
回動した状態を示し、破線は、H方向端に回動した状態
を示す。
【0063】G方向端に回動した状態で、端部302a
が、段部85bの縁から斜め上方(Z1 方向)に、トレ
イ載置部60側に突出する形状としてある。ディスク載
置面60aが略鉛直方向となる向きに、CD−ROM装
置を縦置きに設置する場合は、ディスク保持部材302
をG方向端に回動した状態で使用する。
【0064】上記のようにCD−ROM装置を縦置きに
設置する場合は、図10に示すように、トレイ143
2 方向端が下側となるように設置する。この場合、基
部81と縁部80の下方端部付近の2か所に、ディスク
保持部材302が位置する。上記のようにCD−ROM
装置を縦置きした状態で、CD−ROM26をトレイ1
3 のディスク載置部60に載置する際には、CD−R
OM26の外周縁部を端部302aより内側(トレイ載
置面60a側)に入るようにして、斜め上方からトレイ
載置部60に載置する。CD−ROM26の外周縁部
が、ディスク保持部材302の端部302aに係止され
るため、ディスク載置部60から外れることなく、CD
−ROM26を保持することができる。
【0065】トレイ143 がCD−ROM装置本体25
に収納された後、CD−ROM26がクランプされたと
きは、CD−ROM26の外周縁部は、ディスク保持部
材302の端部302aよりはディスク載置面60a側
に位置する。このため、ディスク保持部材302が再生
動作に支障をきたすことはない。トレイ143 のディス
ク載置面60aが水平方向となる向きに、CD−ROM
装置を水平置きする場合には、ディスク保持部材302
をH方向端まで回動させることで、ディスク保持部材3
02の端部302aが、ディスク載置部60側に突出し
ない状態となるため、より容易に、CD−ROM26を
トレイ143 に載置することができる。
【0066】図13は、本発明の第4実施例のCD−R
OM装置における、ディスク保持機構の説明図を示す。
第4実施例では、ディスク保持機構として、第2実施
例,第3実施例で示したディスク保持部材300,30
2、及び、8cm径のCD−ROM用のディスク保持部
材312,313をトレイ144 に設けている。図13
では、基部81と縁部80のX2 方向端付近に、ディス
ク保持部材302を設けている。また、縁部80のX1
方向端付近に、ディスク保持部材300を設けている。
また、8cm径のCD−ROMを位置決めするための段
部85dに近接して、ディスク保持部材312、313
を設けている。
【0067】ディスク保持部材312は、ディスク保持
部材302と同様の構造で、基部312bが軸312c
で回動自在にトレイ144 に軸支されている。ディスク
保持部材313は、基部313bが軸313cで回動自
在にトレイ144 に軸支されている。かつ、端部313
aは、基部313bに対して、I11,I12方向に摺動自
在である。
【0068】通常のCD−ROM26(12cm径のC
D−ROM)を使用する場合は、ディスク保持部材31
2,313をトレイ144 の裏側方向に回動させてお
く。これにより、ディスク保持部材312,313は、
ディスク載置面60aから上方(Z1 方向)に突出せ
ず、支障なく、CD−ROM26をディスク載置部60
に載置できる。
【0069】図10に示すように、トレイ144 のX2
方向端が下側となるようにCD−ROM装置を設置し
て、ディスク載置面60aが略鉛直方向となる向きで使
用する場合は、ディスク保持部材302をトレイ144
の表方向(図12のG方向)に回動した状態で使用す
る。上記のようにCD−ROM装置を縦置きした状態
で、CD−ROM26をトレイ144 のディスク載置部
60に載置する際には、始めに、X1 方向端付近に設け
てあるディスク保持部材300をI1 方向にスライドさ
せておく。この状態で、CD−ROM26の外周縁部を
端部302aより内側(トレイ載置面60a側)に入る
ようにして、斜め上方からトレイ載置部60に載置す
る。この後、ディスク保持部材300をI2 方向にスラ
イドさせる。これにより、2個のディスク保持部材30
2と1個のディスク保持部材300により、CD−RO
M26の外周縁部が確実に係止されるため、ディスク載
置部60から外れることなく、CD−ROM26を保持
することができる。
【0070】トレイ144 のディスク載置面60aが水
平方向となる向きに、CD−ROM装置を水平置きする
場合には、ディスク保持部材302をトレイ144 の裏
側方向(図12のH方向)に回動させ、また、ディスク
保持部材300をI1 方向に移動させることで、ディス
ク保持部材302の端部302a、ディスク保持部材3
00の端部300aが、ディスク載置部60側に突出し
ない状態となるため、より容易に、CD−ROM26を
トレイ144 に載置することができる。
【0071】8cm径のCD−ROMを使用する場合
で、図10に示すように、トレイ144 のX2 方向端が
下側となるようにCD−ROM装置を設置して、ディス
ク載置面60a,60bが略鉛直方向となる向きで使用
する場合は、ディスク保持部材312,313をトレイ
144 の表側方向に回動させておく。これにより、ディ
スク保持部材312の端部312aが、段部85dの縁
から斜め側方(Z1 方向)に、トレイ載置部60の中心
方向に突出する。また、ディスク保持部材313の端部
313aを、基部313bに対して、I12方向に移動さ
せたとき、端部313aは、段部85dからトレイ載置
部60の中心方向に突出する。
【0072】上記のようにCD−ROM装置を縦置きし
た状態で、8cm径のCD−ROMをトレイ144 のデ
ィスク載置部60に載置する際には、始めに、ディスク
保持部材313の端部313aを、基部313bに対し
て、I11方向に移動させておく。この状態で、端部31
3aは、段部85dからトレイ載置部60の中心方向に
突出しない。
【0073】この状態で、8cm径のCD−ROMの外
周縁部を端部312aより内側(8cm径のCD−RO
M用のトレイ載置面60b側)に入るようにして、斜め
上方からトレイ載置部60に載置する。この後、ディス
ク保持部材313の端部313aをI12方向にスライド
させる。これにより、2個のディスク保持部材312と
1個のディスク保持部材313により、8cm径のCD
−ROMの外周縁部が確実に係止されるため、ディスク
載置部60から外れることなく、8cm径のCD−RO
Mを保持することができる。
【0074】トレイ144 のディスク載置面60aが水
平方向となる向きに、CD−ROM装置を水平置きする
場合には、ディスク保持部材312,313をトレイ1
4の裏側方向に回動させることで、ディスク保持部材
312,313の端部312a,313aが、ディスク
載置部60の表側に突出しない状態となるため、より容
易に、8cm径のCD−ROMをトレイ144 に載置す
ることができる。
【0075】なお、本発明は、CD−ROM装置に限ら
ず、これ以外のカートリッジを使用しない方式のディス
ク装置にも適用しうる。
【0076】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
トレイのディスク載置面を略鉛直方向とした状態で、デ
ィスク保持部材により、ディスク状記録媒体をトレイの
ディスク載置部に確実に保持することができ、記録又は
再生動作時には、自動的に、ディスク状記録媒体の保持
を解除できるため、トレイのディスク載置面を略鉛直方
向とした状態でディスク装置を使用することができ、か
つ、ディスク状記録媒体の確実な装着ができる。
【0077】請求項2の発明によれば、 ディスク保持
部材を退避させることなくディスク状記録媒体の保持が
可能となる。請求項3の発明によれば、ディスク載置面
を略水平方向とした状態では、ディスク保持部材を第2
の位置に移動させることで、ディスクの着脱時にディス
ク保持部材が邪魔になることはない。
【0078】請求項4の発明によれば、サイズの小さな
ディスクを保持する保持部材を設けることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例になるCD−ROM装置の
平面図である。
【図2】図1のCD−ROM装置の分解斜視図である。
【図3】図1中III-III 線に沿う断面図である。
【図4】図1中、IV-IV 線に沿う断面図である。
【図5】トレイの表から見た平面図である。
【図6】ディスク保持部材付近をトレイの裏側から見た
平面図である。
【図7】トレイの裏側から見た斜視図である。
【図8】ディスク保持部材付近をX2 方向に見た側面図
を示す。
【図9】図1のCD−ROM装置のCD−ROMローデ
ィング動作を説明する図である。
【図10】図1のCD−ROM装置を縦置きした状態を
示す斜視図である。
【図11】本発明の第2実施例のCD−ROM装置にお
ける、ディスク保持機構の説明図である。
【図12】本発明の第3実施例のCD−ROM装置にお
ける、ディスク保持機構の説明図である。
【図13】本発明の第4実施例のCD−ROM装置にお
ける、ディスク保持機構の説明図である。
【符号の説明】 10 CD−ROM装置 11 シャーシ 12 ベース 13 可動ベース組立体 14,142 ,143 ,144 トレイ 15 CD−ROMローディング駆動機構組立体 16 クランパ 17 フロントベゼル 19 可動ベース本体 20 ターンテーブル 20a 永久磁石 21 ターンテーブル用モータ 22 光学ヘッド 25 CD−ROM装置本体 26 CD−ROM 30 可動ベース組立体取付け部 31 CD−ROMローディング駆動機構組立体取付け
部 55 モータ 58 ギヤ機構 56 板ばね部材 57 ピン 60 ディスク載置部 60a ディスク載置面 61,62 腕部 63 梁部 64 開口 65,66 鍔部 67 カイド溝 68 突部 69 ガイド溝 70 ラック 71 凸部 73 係合部 80 縁部 81,82 基部 83 端部 84 切欠部 85a,85b,85c 段部 86 ディスク保持部材 87 腕部 88 ディスク保持部 89 係合部 98 板バネ 90 ベースプレート 91 ローディングモータ 100 スライダ 118 トレイロックアーム 130 円形鉄板 131 クランパホルダ 132 開口 133 クランパホルダ 140 開口 141 フラップ 143 操作釦 169 スイッチ 171 スイッチ 173 突部 300,302,312,313 ディスク保持部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体を着脱可能な排出位
    置及び、前記ディスク状記録媒体を装置本体内に収納す
    る収納位置との間を移動自在に設けられ、ディスク載置
    部を持つトレイと、 前記ディスク状記録媒体を回転可能に支持するターンテ
    ーブルを支持しており、前記ターンテーブルが前記ディ
    スク状記録媒体を回転可能に支持する第1の位置及び、
    前記ターンテーブルが前記ディスク状記録媒体から離間
    する第2の位置との間を移動自在に設けられた可動ベー
    スと、 を有するディスク装置において、 前記トレイのディスク載置面を略鉛直方向とした状態
    で、前記トレイのディスク載置部に前記ディスク状記録
    媒体を保持するディスク保持位置と、前記ディスク載置
    部に前記ディスク状記録媒体を保持しない退避位置とを
    移動自在であるディスク保持部材と、 前記可動ベースに設けられており、前記可動ベースが第
    2の位置から第1の位置へと移動する時に、前記ディス
    ク保持部材をディスク保持位置から退避位置へと移動さ
    せる押圧部と、 を設けたことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 ディスク状記録媒体を着脱可能な排出位
    置及び、前記ディスク状記録媒体を装置本体内に収納す
    る収納位置との間を移動自在に設けられ、ディスク載置
    部を持つトレイを有するディスク装置において、 前記トレイ載置部に対向しており、前記トレイのディス
    ク載置面を略鉛直方向とした状態で、前記ディスク載置
    部との間にディスクを保持する第1の位置、及び前記ト
    レイ載置部の裏側方向に移動した、前記トレイ載置部か
    ら突出しない第2の位置とを移動自在に構成されたディ
    スク保持部材を設けたことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記トレイの前記ディスク載置部は、第
    1のディスク状記録媒体または該第1のディスク状記録
    媒体よりも径が小さい第2のディスク状記録媒体が載置
    されるように構成されており、 前記ディスク保持部材は、前記トレイのディスク載置面
    を略鉛直方向とした状 態で、第2のディスク状記録媒体
    が載置される時には、第1の位置に位置して第2のディ
    スク状記録媒体を保持し、第1のディスク状記録媒体が
    載置されるときには前記第2の位置に位置して第1のデ
    ィスク状記録媒体が載置されることを妨げないように構
    成されることを特徴とする請求項2に記載のディスク装
    置。
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