JPH08329580A - ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構 - Google Patents

ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構

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Publication number
JPH08329580A
JPH08329580A JP8072341A JP7234196A JPH08329580A JP H08329580 A JPH08329580 A JP H08329580A JP 8072341 A JP8072341 A JP 8072341A JP 7234196 A JP7234196 A JP 7234196A JP H08329580 A JPH08329580 A JP H08329580A
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JP
Japan
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opening
cartridge
shutter
pin
closing
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Application number
JP8072341A
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English (en)
Inventor
Kunio Yamamiya
国雄 山宮
Yoshihiko Masakawa
仁彦 正川
Katsumi Sugata
勝美 菅田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面記録が可能なディスクを収納したディス
クカートリッジをカートリッジホルダ内への挿入及び排
出を可能にしたディスクカートリッジのシャッタ開閉機
構を提供すること。 【解決手段】 ディスク5を収納したディスクカートリ
ッジ1の前端の両側にはそれぞれ第1の係合部8Aと第
2の係合部8Bとが形成され、アクセス用の開口6を覆
うシャッタ2には第1の係合部8Aに近接する位置まで
作動片7が延出されている。カートリッジホルダ4には
左右両側に対称的にV字形状のカムスリット11、12
が形成され、ピン13、14を係入してアーム15、1
6等により挿入口側に付勢し、ディスクカートリッジ1
が挿入されると、第1の係合部8A側の傾斜面ではピン
13を斜めに延びる開閉スリット部11a側にガイドし
つつ作動片7を介してシャッタ2を開き、第2の係合部
8B側の傾斜面ではピン14を保持して垂直スリット部
12b側にガイドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面での記録が可
能なディスクを収納したディスクカートリッジのシャッ
タ開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、円板状の記録媒体を用いた光学式
記録媒体としてのディスクを用いた光学式の記録再生装
置が画像データ等の記録等に採用されている。これらの
ディスクは埃等により記録エラーとか再生エラー等が発
生するため、シャッタを備えたディスク収納容器として
のカートリッジに収納され、記録或いは再生装置にロー
ディングされる場合にシャッタを開く構造にしている。
例えば特開平6−131787号公報には図5及び図6
に示す第1の従来例が開示されている。
【0003】図5はシャッタ開放機構を示す分解斜視
図、図6は図5のシャッタ開放機構の組立状態を示す説
明図であり、ディスクカートリッジ49における記録用
ディスク50へのアクセス用の開口部51は、閉鎖方向
に付勢されているシャッタ52によって閉鎖されてお
り、ローディング時にシャッタ52の移動により開放さ
れる。
【0004】このシャッタ開放機構は、カートリッジホ
ルダ内に設けられたショートレバー55とロングレバー
56とから構成されており、ロングレバー56は矢印A
方向に付勢され、ショートレバー55は矢印B方向に付
勢されている。さらにショートレバー55は、両端部に
ピン57,58が設けられ、中央部でロングレバー56
に回転ピン59を介して連結されている。又、ロングレ
バー56の端部60は、ラッチ機構のラッチピンと係合
する。
【0005】前記シャッタ52に設けられた延長腕61
の端部には突起部61aが形成され、この突起部61a
がショートレバー55の一方のピン57と係合可能にな
っている。さらにショートレバー55の前記一方のピン
57の近傍には、切欠凹部62が形成され、この切欠凹
部62の側部でシャッタ52の突起部61aをシャッタ
閉鎖方向に押圧できるようになっている。
【0006】上記の構成のシャッタ開放機構では、ディ
スクカートリッジ49がカートリッジホルダに挿入され
ると、ショートレバー55のピン57がシャッタ52の
突起部61aと係合する。ディスクカートリッジ49を
カートリッジホルダ内方へさらに挿入していくと、ロン
グレバー56が押圧されてショートレバー55を図6の
左方へ移動させることになり、このことでシャッタ52
が移動されて、開口部51を開放させる。
【0007】一方、特開平6−180961号公報は図
7に示すようなシャッタ開放ピン73が円弧状部72b
の後端縁に達するとディスクカートリッジ75の開口が
全開するような第2の従来例のシャッタ開閉機構を備え
たディスクカートリッジ駆動装置を開示している。カー
トリッジホルダ71にはカム溝72と、このカム溝72
に臨んで移動するシャッタ開放部材たるシャッタ開放ピ
ン73が設けられた支持部材としてのシャッタ開放ピン
支持部材74とが設けられている。
【0008】カム溝72はカートリッジホルダ71内に
挿入されていくディスクカートリッジ75のシャッタ7
6を、ディスクカートリッジ75の挿入動作と連動して
開放するような軌跡を描くように形成されている。
【0009】即ち、カム溝72はディスクカーットリッ
ジ75の挿入方向Sに対して斜めに傾斜された始点側に
形成された傾斜部72aと、この傾斜部72aに連続し
て設けられる円弧をなす円弧状部72bと、この円弧状
部72bに連続して設けられ、ディスクカートリッジ7
5の挿入方向Sに対して略平行な後端側に設けられる直
線部72cとからなる。
【0010】シャッタ開放ピン支持部材74は略長方形
状の板状体であり、その先端部にカム溝72に臨むシャ
ッタ開放ピン73を有する。また、シャッタ開放ピン支
持部材74には長穴形状をなすスライド溝77が形成し
てあり、このスライド溝77にはガイド部78に沿って
移動自在となる移動ガイドピン79が係合している。そ
して、ガイド部78はカム溝72の直線部72cと平行
に長溝として形成され、移動ガイドピン79が移動自在
である。
【0011】また、シャッタ開放ピン73は引っ張りコ
イルバネ80により矢印F方向にシャッタ開放ピン73
をカム溝72の始点側に位置せしめる方向に常時付勢さ
れている。
【0012】ディスクカートリジ75の前面部にはシャ
ッタ76から作動片81が一方に延出され、その先端に
係合凹部82が形成されている。また、ディスクカート
リジ75の前面部の両端には半円形状に突出することに
より形成された傾斜面を有する第1の係合部83と、切
り欠いた傾斜面を有する第2の係合部84が設けられ、
この係合部84に隣接して凹部85が形成されている。
【0013】この構成のディスクカートリッジ駆動装置
にディスクカートリッジ75を装着する動作について説
明する。先ず、ディスクカートリッジ75を、正規の向
きとしてカートリッジホルダ71のカートリッジ挿脱口
よりその内部へと挿入する。すると、図7に示すよう
に、ディスクカートリッジ75の前面部の係合部83に
シャッタ開放ピン73が当接する。
【0014】そしてこの状態からさらに、ディスクカー
トリッジ75をカートリッジホルダ71の内方向へ挿入
すると、このディスクカートリッジ75に押されてシャ
ッタ開放ピン73に分力が発生し、シャッタ開放ピン7
3がカム溝部72の傾斜部72aに沿って移動せしめら
れる。
【0015】そして、ディスクカートリッジ75がカー
トリッジホルダ71の内方向へと押し込まれることによ
り、シャッタ開放ピン支持部材74がカートリッジホル
ダ71とに亘って掛けられた引っ張りコイルバネ80の
付勢力に抗して、カートリッジホルダ71に設けられる
ガイド部78の一端側である初期位置にある移動ガイド
ピン79を中心として回動し、その先端部に設けたシャ
ッタ開放ピン73をカム溝部72の直線部72cに沿っ
て移動せしめる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1及び第2の従来例は両面記録再生可能な光学式ディス
クが収納したディスクカートリッジに対しては以下のよ
うな不具合がある。両面記録可能な場合に対応するため
には図5及び図6に示す開閉機構を左右に配置する必要
がある。この場合、図6にC−C′の中心線で示すよう
に右側に配置された一方のショートレバー55は中心線
を越えて左側まで延びる。
【0017】仮に、中心線を越えない場合でもロングレ
バー56、ショートレバー55およびピン57がシャッ
タ52の突起部61aと係合し、ディスクカートリッジ
49をカートリッジホルダ内方へ挿入していくと、ショ
ートレバー55が左方へ移動することになり、他方のシ
ョートレバー55に衝突し、開口部51が開放されない
欠点が発生する。つまり、ディスクカートリッジ49が
それ以上、内方向に入らない。
【0018】一方、第2の従来例の場合には図7のD−
D′の中心線の両側にシャッタ開放ピン73、開放ピン
支持部材74と円弧状部72bを有するカム溝部72を
対称的に2個配置したとき、図7に示す凹部85にシャ
ッタ開放ピン73が落とし込まれて係合し、それ以上デ
ィスクカートリッジ75がカートリッジホルダ71内に
挿入されない不具合が生ずる。
【0019】この不具合を図7でさらに説明する。図7
では2点鎖線で示すようにシャッタ開放ピン73′、カ
ム溝部72′の一部をシャッタ開放ピン73、カム溝部
72に対称的に設けた場合を示す。
【0020】この状態でディスクカートリッジ75を挿
入した場合には最初には第2の係合部84にピン73′
は接触するが、さらにディスクカートリッジ75を挿入
した場合にはピン73′は傾斜部72a′内に沿って右
上側に移動する。この移動の際にピン73′は凹部85
内に入り込む。
【0021】この凹部85の右側部は垂直に立ち上がる
段差部であるので、ディスクカートリッジ75をさらに
挿入するように押した場合にはピン73′はこの凹部8
5から抜け出すことができない状態になってしまい(図
7の符号Cの状態)、それ以上ディスクカートリッジ7
5をカートリッジホルダ71内に挿入できない。
【0022】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、両面記録が可能なディスクを収納したディスクカ
ートリッジをカートリッジホルダ内への挿入及び排出を
可能にしたディスクカートリッジのシャッタ開閉機構を
提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】内部にディスクを収納
し、前面に第1の傾斜面を有する第1の係合部を設け、
ディスクにアクセスするための開口を作動片を設けたシ
ャッタで閉じたディスクカートリッジをカートリッジホ
ルダの挿入口からの挿脱により前記シャッタを開閉する
ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構において、カ
ートリッジホルダへの挿入方向の両側に一対の開閉用ピ
ンと、前記開閉用ピンをそれぞれ挿入口側に付勢する付
勢手段とを設け、前記作動片に近接する側の第1の係合
部の第1の傾斜面により、一方の開閉用ピンを押圧し、
シャッタを開く前に他方の開閉用ピンはディスクカート
リッジの前面で凹部に係合しない状態で保持された後、
ディスクカートリッジの前面に接触しながら動くことに
より、両面での記録再生用ディスクが収納されたディス
クカートリッジの場合での挿脱の移動の際にシャッタを
開閉できる。又、実用化された3.5インチ光磁気ディ
スクドライブ装置のマグネットクランプ方式をそのまま
使用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図2は本発明の第1の実
施の形態に係り、図1(A)は第1の実施の形態のディ
スクカートリッジのシャッタ開閉機構の構造を示し、図
1(B)はシャッタ開閉用の2つのアームを拡大して示
し、図2(A)及び(B)はカートリッジホルダにディ
スクカートリッジを挿入した場合におけるピンに係合部
が接触する前と接触した時の一部をそれぞれ拡大して示
す。
【0025】図示しない光磁気記録再生装置は図1に示
すようにディスクカートリッジ1の挿入操作により、デ
ィスクカートリッジ1のシャッタ2を開閉するシャッタ
開閉機構(より詳しくは第1の実施の形態のディスクカ
ートリッジのシャッタ開閉機構)3を備えたカートリッ
ジホルダ4を有する。
【0026】ディスクカートリッジ1は内部に円板形状
で、例えば直径15mmで厚さ1.2mmのハブを接合
した0.6mmの片面記録用光磁気ディスクを2枚張り
合わせて両面記録が可能(勿論、両面再生も可能)にし
た光磁気ディスク(単にディスクとも記す)5を収納す
る円板状の収納部を設けた薄い正方形状であり、挿脱側
となる端面(図1では上部側の端面となり、この明細書
では先端面と記す)の中央部はディスク5の中心より後
方付近にかけて切り欠かれて略長方形状の開口6が設け
てあり、この開口6はディスク5の一部を露出させて光
ビームの照射により記録及び再生等のディスク5へのア
クセス動作を行うのに利用されると共に、ディスク5の
中心付近を露出させる開口部分はターンテーブルへの装
着に利用される。
【0027】この開口6は通常はシャッタ2によって閉
塞され、このシャッタ2は(ディスクカートリッジ1
の)挿脱方向Eと直交する一方の方向P(図1(A)で
は右方向となる。両面記録が可能であるので、ひっくり
返して図1(A)の反対側の面を表面にして挿入する場
合には、一方の方向Pは左方向となる。)に移動自在で
ある。
【0028】このシャッタ2はディスクカートリッジ1
内部の図示しないバネによりシャッタ2が開く開放方向
(つまり図1(A)の符号P)と反対側に付勢され、こ
の付勢により通常は図1(A)に示すように開口6は閉
塞されている。
【0029】このシャッタ2はディスクカートリッジ1
の先端面に沿って一方(図1(A)では左側)の側面付
近まで延出された作動片7と一体的に接続されている。
【0030】また、ディスクカートリッジ1の先端面の
両側部には、半円状に突出し、基端側ではなだらかに傾
斜する傾斜面を有する第1の係合部8Aと、ほぼ45°
程度の角度で切り欠いた傾斜面が形成された第2の係合
部8Bとがそれぞれ形成され、この傾斜面に隣接する凹
部の側面でシャッタ2の開放位置以上に開くのを規制す
るようにしている。
【0031】図1(A)に示すように第1の係合部8A
は作動片7の端部に近接する側に配置され、第2の係合
部8Bは作動片7が延出させる側の反対側に形成されて
いる。また、第1の係合部8Aの傾斜面よりも第2の係
合部8Bの傾斜面の方が長く形成されている。
【0032】一方、このディスクカートリッジ1が着脱
される光磁気記録再生装置には図1(A)に示すように
ディスクカートリッジ1を収納する収納部を設けたカー
トリッジホルダ4が設けられ、このカートリッジホルダ
4におけるディスクカートリッジ1の挿入側(より厳密
には挿脱側)の端部はディスクカートリッジ1の先端外
形で開口する挿入口(挿脱口)が形成されている。
【0033】この挿入口から挿入されるディスクカート
リッジ1は両側のガイド片9a,9bにガイドされて深
部側に案内されると共に、以下に説明するシャッタ開閉
機構3によりシャッタ2の作動片7が移動してシャッタ
2を全開状態に設定する構造にしている。
【0034】なお、シャッタ2が全開状態に設定された
後は図示しない昇降機構によりディスクカートリッジ1
を収納したカートリッジホルダ4は降下されてターンテ
ーブルに装着され、スピンドルモータにより回転可能な
状態に設定される。また、記録或いは再生の終了後のイ
ジェクト操作が行われると、昇降機構によりターンテー
ブルから上昇移動された後、ディスクカートリッジ1は
挿入方向と逆方向に移動され、挿入口から排出される。
【0035】このカートリッジホルダ4の開口端の深部
側の位置には挿脱方向の両側に左右対称にほぼV字を傾
けた形状のカムスリット11、12が形成され、各カム
スリット11、12にはそれぞれシャッタ開閉用のピン
13、14が係入されている。
【0036】カムスリット11はほぼ45°の角度で左
右方向と傾斜し、シャッタ開閉用のスリット或いはガイ
ド溝として機能する開閉スリット部11aと、ガイド片
9aに沿って深部側にほぼ垂直(或いは縦)に延びるよ
うに形成され、開閉に使用しないピンをガイドするスリ
ット或いはガイド溝として機能する垂直スリット部11
bとからなる。
【0037】図1(A)に示すように右上あがりの開閉
スリット部11aのスリット長は、その水平方向の成分
長が少なくともシャッタ2を開口6の水平方向の幅以上
(つまり開口6を全開させる幅以上)に移動させること
ができるように形成されている。また、殆ど挿脱方向E
に沿って形成される垂直スリット部11bのスリット先
端の位置は、少なくとも開閉スリット部11aのスリッ
ト先端の位置付近まで延びるように形成されている。
【0038】そして、ピン13が開閉スリット部11a
内に沿ってそのスリット先端まで移動することによって
ピン13に係合してシャッタ2が全開する状態になり、
この状態に達すると、ディスクカートリッジ1はカトリ
ッジホルダ4の図示しないストッパに当接し、この当接
した位置よりさらに挿脱方向Eへ移動することは規制さ
れる。
【0039】他方のカムスリット12もこのカムスリッ
ト11と左右対称に形成された開閉スリット部12a及
び垂直スリット部12bとからなる。カムスリット1
1、12にそれぞれ係入されたピン13、14は左右対
称に形成されたシャッタ開閉用のアーム15、16の一
端にそれぞれ取り付けられ、アーム15、16の他端は
カートリッジホルダ4の最深部で固定されている。なお
アーム15、16の端部に取り付けられるピン13、1
4は図示しない筒部に嵌入され、アーム15、16に対
して回転自在に取り付かれている。
【0040】このアーム15は弾性を有するワイヤ材或
いは板材で捩りバネが形成されている。捩りバネ部15
aはピン13をガイド片9a側と反対側に付勢する機能
を有し、ピン13に一端が連結されている。
【0041】この捩りバネ部15aの他端或いは他端付
近付近に形成され、支点が移動する第1の回動支点部1
5bと、この第1の回動支点部15bと連結された連結
部材15cを介して回動自在に支持し、固定した支点と
なる第2の回動支点部15dと、この第2の回動支点部
15dとカートリッジホルダ4の最深部とを連結し、連
結部材15cと一体で、位置が固定され(移動せず)、
かつ回動自在の支点として作用する第2の回動支点部1
5dを中心にアーム15全体をカイド片9a側に付勢す
る捩りバネ部15eとを有する。
【0042】第1及び第2の回動支点部15b及び15
dは、例えば断面が円形状の弾性部材を渦巻き形状に2
重に巻き、第1及び第2の回動支点部15b及び15d
では巻く方向が互いに逆となるようにしている。例えば
第1の回動支点部15bは左巻き(反時計方向)とする
と、第2の回動支点部15dは右巻き(時計方向)とす
る。
【0043】他方のアーム16もアーム15と左右対称
な位置関係となるように捩りバネ部16a及び16e
と、第1の回動支点部16bと、連結部材16cと、第
2の回動支点部16dとを有する。
【0044】これらアーム15及び16のより具体的な
構成を図1(B)に示す。ピン13に一端が接続された
捩りバネ部15aの他端側は渦巻き形状に巻かれて第1
の回動支点部15bが形成されている。この場合、捩り
バネ部15aは紙面の上側から第1の回動支点部15b
を形成する渦巻きに入り、反時計方向に巻回されて紙面
の下側から接続部材15cの一端に接続される。
【0045】また、この接続部材15cは途中で、渦巻
き形状に巻かれて第2の回動支点部15dが形成されて
いる。この場合は上記捩りバネ部15aによる渦巻きと
は逆向きである。つまり、接続部材15cは紙面の下側
から渦巻きに入り、時計方向に巻回されて紙面の上側か
ら捩りバネ部15e側に出る。
【0046】また、図1(A)及び図1(B)に示すよ
うにアーム15は第1の回動支点部15bで“く”の字
の屈曲と反対側に屈曲している。つまり、ピン13と第
2の回動支点部15dはほぼ挿脱方向Eに沿った位置に
あり、これらを結ぶ線に対して第1の回動支点部15b
は内側寄りに位置するようになっている。
【0047】一方、他方のアーム16はアーム15を反
転させたような構成である。具体的には図1(B)のア
ーム15を紙面の下側から見たような形状であり、ピン
14に一端が接続された捩りバネ部16aの他端側は渦
巻き形状に巻かれて第1の回動支点部16bが形成され
ている。この場合、捩りバネ部16aは紙面の下側から
渦巻きに入り、時計方向に巻回されて紙面の上側から接
続部材16cの一端に接続される。 また、この接続部
材16cは途中で、渦巻き形状に巻かれて第2の回動支
点部16dが形成されている。この場合、接続部材16
cは紙面の上側から渦巻きに入り、反時計方向に巻回さ
れて紙面の下側から捩りバネ部16e側に出る。
【0048】また、図1(A)及び図1(B)に示すよ
うにアーム16は第1の回動支点部16bで“く”の字
ように屈曲している。つまり、ピン14と第2の回動支
点部16dはほぼ挿脱方向Eに沿った位置にあり、これ
らを結ぶ線に対して第1の回動支点部16bは内側寄り
に位置するようになっている。
【0049】このように構成されたシャッタ開閉機構3
によるディスクカートリッジ1の挿入によるシャッタ2
の開閉の作用を以下に説明する。図2(A)及び図2
(B)は図1(A)に示すディスクカートリッジ1をカ
ートリッジホルダ4に挿入した場合におけるシャッタ開
閉の説明図を示す。
【0050】ディスクカートリッジ1をカートリッジホ
ルダ4の挿入口からその深部側にガイド片9a,9bの
内面に沿って挿入していくと、図2(A)に示すように
ディスクカートリッジ1の先端面の第1の係合部8Aは
ピン13に対向し、第2の係合部8Bはピン14に対向
し、さらに深部側に挿入すると、図2(B)に示すよう
にそれぞれピン13、14に当たる。
【0051】この当たる直前ではピン13は図2(A)
に示すように捩りバネ部15a等の付勢力によりカムス
リット11の垂直スリット部11bと開閉スリット部1
1aとの境界付近にあり、他方のピン14も垂直スリッ
ト部12bと開閉スリット部12aとの境界付近にあ
り、図2(B)に示すように第1の係合部8Aがピン1
3に接触した状態では、第1の係合部8Aの左上方向の
傾斜面付近の部分がピン13に接触し、第2の係合部8
Bがピン14に接触した状態では、第2の係合部8Bの
左上方向の傾斜面付近の部分がピン14に接触する。
【0052】従って、この状態からさらにディスクカー
トリッジ1を押して挿入していくと、第1の係合部8A
はその左上方向の傾斜面でピン13を押すので、ピン1
3を右上方向に移動させる力が作用し、従ってピン13
は第2の回動支点部15dを中心としたアーム15の付
勢力に抗して右上方向に沿ってスリットが形成された開
閉スリット部11a内を移動する。この移動と共に、第
1の回動支点部15bは第2の回動支点部15dを中心
として円弧を描くように移動する。
【0053】また、第2の係合部8Bはその左上方向の
傾斜面でピン14を押すので、ピン14を右上方向に移
動させる力が作用し、従ってピン14は第2の回動支点
部16dを中心としたアーム16の付勢力に抗して垂直
方向に沿ってスリットが形成された垂直スリット部12
b内を移動する。この移動と共に、第1の回動支点部1
6bは第2の回動支点部16dを中心として円弧を描く
ように移動する。第1の係合部8Aの傾斜面は短いの
で、少しピン13を開閉スリット部11a内を移動した
後は、ディスクカートリッジ1の前端がピン13に当接
し、このピン13を押圧移動させることになる。
【0054】この場合、捩りバネ部15aはピン13を
介して押圧されるので、ピン13より内側に位置する第
1の回動支点部15bを中心により屈曲した形状になる
と共に、第2の回動支点部15dを回転の中心とした円
弧を描くように右上側に移動する。
【0055】そして、図1(A)の2点鎖線で示すよう
にピン13が開閉スリット部11aの最深部まで移動し
た状態は、第1の回動支点部15bも2点鎖線で示すよ
うな位置まで移動する。
【0056】また、このピン13が開閉スリット部11
a内を移動する場合、第1の係合部8Aに近接して作動
片7の端部が位置するので、ピン13が右方向に移動す
る(成分がある)と、ピン13は作動片7の端部に当接
し、さらにピン13が右方向に移動する時に作動片7を
押してシャッタ2を開放方向P(図1(A)及び図2
(B)では右側)に移動させる。
【0057】つまり、ディスクカートリッジ1の挿入に
よりピン13が開閉スリット部11a内を右上方向に移
動すると、その右方向への移動成分により作動片7が図
2(B)の開放方向Pに移動し、これと共にシャッタ7
も開放方向Pに移動する。この移動と共に、開口6が露
出し始め、その内側のディスク6も露出するようにな
る。
【0058】一方、第2の係合部8Bの斜面面に押され
てピン14が垂直スリット部12bを移動する際、垂直
スリット部12bは殆ど垂直に立ち上がるスリットであ
るので、第2の係合部8Bの傾斜面にピン14が当接し
た係合状態からディスクカートリッジ1の挿入操作によ
り(ピン14が傾斜面の)左側に移動して係合が外れる
ことはない。ピン14が垂直スリット部12bを移動す
る際、アーム16も深部側に押されるので、捩りバネ部
16aは第1の回動支点部16bでより屈曲量が大きく
なるように屈曲すると共に、第2の回動支点部16dを
中心に第1の回動支点部16bは円弧を描くように移動
し、図1(A)の2点鎖線で示すようにピン14が最深
部まで移動した状態では、第1の回動支点部16bも図
1(A)の2点鎖線で示す位置まで移動する。
【0059】上述したように第1の係合部8Aの傾斜面
は短いので、ディスクカートリッジ1の挿入により少し
ピン13を押して開閉スリット部11a内に移動した後
はこの傾斜面のすそ側に続くディスクカートリッジ1の
前端でピン13を介して作動片7を移動させてシャッタ
2を開放させることになる。この後は昇降機構により、
ターンテーブルに装着される。
【0060】一方、カートリジホルダ4からディスクカ
ートリッジ1を排出する時は、ピン13及び14と、ア
ーム15及び16は図1(A)の2点鎖線で示す位置に
(昇降機構で)設定された後、第2の回動支点部15d
を中心としたアーム15の復元力によりピン13は押さ
れて開閉スリット部11a内を左下方向に移動し、これ
と共にシャッタ2も開放方向Pとは逆の方向、つまり開
放から閉じる方向に移動する。
【0061】また、他方のピン14も第2の回動支点部
16dを中心としたアーム16の復元力により押されて
垂直スリット部12b内を下方向に移動し、これと共に
ディスクカートリッジ1は押されて下方向に移動する。
そして、ディスクカートリッジ1及びシャッタ開閉機構
3は図2(B)で示す状態になり、この状態ではシャッ
タ2が閉じ、さらに図2(A)に示す状態を経てディス
クカートリッジ1は排出される。
【0062】なお、ディスクカートリッジ1の面を反転
させて挿入した場合にはピン14が開閉スリット部12
a内を移動し、その際作動片7を押圧してシャッタ2を
開き、一方ピン13が垂直スリット部11bを移動する
ことになる。
【0063】この第1の実施の形態によれば、ディスク
カートリッジ1のカートリッジホルダ4への挿入操作に
対し、作動片7に近接する側の第1の係合部8Aの傾斜
面に係合するピン13に対してはその傾斜面で押される
方向に延びる開閉スリット部11a或いは12a側に導
き、作動片7の反対側の第2の係合部8Bの傾斜面に係
合するピン14に対してはその傾斜面にで押される方向
に延びる垂直スリット部11b或いは12bに導くよう
にしているので、両面記録が可能なディスク5を収納し
たディスクカートリッジ1がいずれの面を表面(或いは
裏面)にして挿入しても、挿入操作によりシャッタ2を
円滑に全開できる。また、排出の場合には挿入の場合と
逆の動作でシャッタ2を閉じることができる。
【0064】また、この実施の形態は0.6mmの厚みの
ディスクを2枚貼り合わせた両面記録再生用のディスク
5を収納したディスクカートリッジ1に対応できるもの
に限らず、1.2mmの厚みの片面記録再生用ディスクを
収納したディスクカートリッジの場合にも、挿入操作に
よりそのシャッタを開閉させて記録或いは再生を行う状
態にガイドできるし、排出時にはシャッタを閉じるよう
にできる。
【0065】さらに、カートリッジホルダ4内にディス
クカートリッジを厚み方向に付勢する手段(バネ等の弾
性部材)を設けるようにすればディスクカートリッジの
厚みが異なる場合(例えばディスクの厚みが異なるため
にディスクカートリッジの厚みを変えたもの)に対して
も対応できる。
【0066】なお、第2の従来例のようにカートリッジ
ホルダのピンの案内溝を円弧状にすれば第2の回動支点
部15d、16dは固定され、この第2の回動支点部1
5d、16dとガイド片9a,9bとの位置が接近して
いることからより小型化に有効となる。
【0067】なお、第1の実施の形態におけるシャッタ
開閉機構3はカートリッジホルダ4にカムスリット1
1、12が無くても成り立つ。また、上述の説明では第
2の回動支点部15d、16dは、ピン13及び14が
カムスリット11、12内を移動した場合、移動しない
固定状態で説明したが、移動しても良い。例えば、ピン
13が押されて開閉スリット部11a内を移動した場合
に第2の回動支点部15dが外側(ガイド片9a側)に
移動しても良い。
【0068】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図3は第2の実施の形態のシャッタ開閉機構20を
示す。ディスクカートリッジ1が挿入される挿入口を設
けたカートリッジホルダ27の例えば上面には挿脱方向
の両側に左右対称にカムスリット21、22が形成さ
れ、各カムスリット21、22内にはシャッタ開閉用の
ピン23、24が収納されている。
【0069】各ピン23、24は、一端がカートリッジ
ホルダ27の挿入口側の端部でそれぞれ固定された左右
対称に配置された引っ張りバネ25,26により、挿入
口側に付勢されている。
【0070】カムスリット21はピン23をシャッタ開
閉用のガイド溝となる開閉用スリット部21aと、シャ
ッタ開閉を行うことなく、ディスクカートリッジ1の挿
入と共に挿入動作及びシャッタ開閉動作に支障がない位
置にまで第2の係合部8Bの傾斜面で係合するように保
持してピン23を移動待避する待避用スリット部21b
とを有する。
【0071】この待避用スリット部21bは殆ど挿脱方
向と平行に延びる直線形状のガイド溝である。また、開
閉用スリット部21aは第1の係合部8Aの傾斜面で押
圧される方向、つまり右上方向に延びるガイド溝を有す
る。この実施の形態では挿入操作によりシャッタ2を全
開させた状態ではまだカートリッジホルダ27の最深部
には達しないため、さらに全開状態に保持する直線スリ
ット部21cが開閉用スリット部21aの深部に連結し
て形成されている。
【0072】従って、開閉用スリット部21aの深部側
の傾きを変えて直線スリット部21cの最深部の位置に
曲線的な形状のスリットで導くようにする等しても良
い。カムスリット22もカムスリット21と左右対称に
形成された開閉用スリット部22aと、待避用スリット
部22bとを有する。また、開閉用スリット部22aの
深部側に直線スリット部22cが連結して形成されてい
る。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0073】次にこの実施の形態の作用を図4を参照し
て説明する。図4(A)は図3の第1の係合部8A付近
を拡大して示し、図4(B)は図3の第2の係合部8B
付近を拡大して示す。
【0074】ディスクカートリッジ1がカートリッジホ
ルダ27内に挿入されていくと、図3に示すように作動
片7に対向した位置のピン24は第1の係合部8Aの傾
斜面に、他方のピン23は第2の係合部8Bの傾斜面に
接触する。
【0075】さらにディスクカートリッジ1が挿入され
ると、図4(A)に示すように作動片7とピン24との
係合状態に移動し、カムスリット22の開閉用スリット
部22aに沿ってピン24はA1,A2で示すように移
動していくと、作動片7も前面の位置でディスクカート
リッジ1の挿入方向に対して直角方向に移動し、その後
はピン24はディスクカートリッジ1の前端で押されて
移動し、この移動と共にシャッタ2が全開方向に移動
し、全開後にピン24は図3に示す直線スリット部22
cに沿って奥に移動し、図示されていないロック機構に
よって保持される。
【0076】一方、第2の係合部8Bの傾斜面に当接し
たピン23はこの傾斜面で押されるため、左上方向の外
側に移動し、図4(B)の符号B1,B2で示す位置へ
移動し、ピン23はカムスリット21の待避用スリット
部21bに沿って奥に移動する。このようにしてカート
リッジホルダ27の所定の位置までディスクカートリッ
ジ1が挿入された場合には図3の2点鎖線で示す状態に
なる。この後は昇降機構によりディスク5がターンテー
ブルに装着されることになる。
【0077】排出の時には挿入とは逆に各ピン23、2
4は移動し、引っ張りバネ25、26の弾性力により、
作動片7は閉じる方向に移動し、この移動と共にシャッ
タ2は閉じることになる。
【0078】以上の説明で明らかなように、本実施の形
態はカートリッジホルダ27に1対のカムスリット2
1、22を形成し、シャッタ開閉用の1対のピン23、
24を係合させてディスクカートリッジ1のシャッタ2
を開閉動作するようにしたため、第1の実施の形態に比
べてアーム15、16が不要となり、簡単な構成で同じ
目的が達成でき、部品点数も少なくて済むメリットがあ
る。
【0079】なお、上述の2つの実施の形態では両面で
記録或いは再生を行うディスク5を収納したディスクカ
ートリッジ1のいずれの面に対してもシャッタ2を開閉
して記録或いは再生状態にガイドできると共に、片面の
記録或いは再生を行うディスクを収納したディスクカー
トリッジにも対処できると説明した。
【0080】この場合、例えば片面記録再生用の光磁気
ディスクでハブを上側にして挿入すると光磁気ディスク
面を直接ターンテーブル上に載せたまま回転してしま
い、チャッキングミスによるフォーカス制御が動作しな
いまま、リトライ動作になり使用不可能と処理されるこ
とが予想される。従って、このような無駄な動作を削除
することが望まれる。これに対しては以下のようにして
解決することができる。
【0081】イニシャル時に3.5インチのカートリッ
ジの穴の識別子を用い、これを検出した場合、ただちに
表示するかイニシャル動作〔ディスクカートリッジをカ
ートリッジホルダから手で引き出せるところ〕まで排出
する。一般にドライブ装置の中にはディスクカートリッ
ジに情報を書き込み可能か不可能かを識別するスイッチ
が設けられている。このスイッチを構成する書き込み切
替え部材の位置により識別している。ディスクカートリ
ッジ1の端面から5mmの直線上でアライメント孔に近
傍した位置に新たに片面か両面かを識別するための孔を
設けて、新たに1つのスイッチを本体側に設けて、この
孔をこのスイッチにより識別すれば良い。
【0082】また、現在使用されている3.5インチの
光磁気ディスクカートリッジの裏面の検出も必要でこの
場合には、スピンドルモータと位置決めピン上昇下降に
よるローディング機構(例えば特開平6ー111447
号公報の図3及び図14に示されている)を用いて行
う。
【0083】具体的にはカートリッジ位置決めピン7
3、74がカートリッジ位置決めピン係合孔25、22
6に接触したままの状態であるか、また完全に嵌合して
挿入された状態なのかをカートリッジ位置決めピン7
3、74の上昇位置の状態を検出すればディスクに設け
られているハブがターンテーブル上に載置し回転する以
前に検出でき、不要な上記処理が発生しない。
【0084】本発明の実施の形態は光磁気ディスクを収
納したディスクカートリッジについて説明したが、相変
化ディスクを収納したディスクカートリッジについても
適応できる。なお、上述の実施の形態などを部分的に組
み合わせる等しても良い。
【0085】[付記] 1.ディスクカートリッジの前面で他方の開閉用ピンの
保持する部分は作動片の移動範囲外としたことを特徴と
する請求項1記載のディスクカートリッジのシャッタ開
閉機構。効果としてシャッタ開閉に使用しない他方の開
閉用ピンと作動片とが交差することがないので、双方の
アームが接触したり、ピンが衝突することがない。 2.前記1対のカムスリットは前記挿入口側でほぼV字
形状であることを特徴とする請求項1記載のディスクカ
ートリッジのシャッタ開閉機構。効果としてカートリッ
ジホルダ内にディスクカートリッジが未挿入のとき、V
字形状部に開閉用ピンが適度の付勢力を持って保持する
ことができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
許請求の範囲の請求項1の構成により、両面記録再生用
ディスクが収納されたディスクカートリッジの場合でも
挿脱の移動の際にシャッタを開閉できる。又、実用化さ
れた3.5インチ光磁気ディスクドライブ装置のマグネ
ットクランプ方式をそのまま使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のディスクカートリ
ッジのシャッタ開閉機構の構造及びアームを拡大して示
す図。
【図2】カートリッジホルダにディスクカートリッジを
挿入した場合における第1及び第2の係合部がピンに接
触する前と接触した時の要部を拡大して示す説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態のディスクカートリ
ッジのシャッタ開閉機構の構造を示す平面図。
【図4】第2の実施の形態の作用の説明図。
【図5】第1の従来例の斜視図。
【図6】第1の従来例の作用説明図。
【図7】第2の従来例の概略平面図。
【符号の説明】
1…ディスクカートリッジ 2…シャッタ 3…シャッタ開閉機構 4…カートリッジホルダ 5…ディスク 6…開口 7…作動片 8A…第1の係合部 8B…第2の係合部 9a,9b…ガイド片 11、12…カムスリット 13、14…ピン 15、16…アーム 17A,17B…調整バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にディスクを収納し、前面に第1の
    傾斜面を有する第1の係合部を設け、ディスクにアクセ
    スするための開口を作動片を設けたシャッタで閉じたデ
    ィスクカートリッジをカートリッジホルダの挿入口から
    の挿脱により前記シャッタを開閉するディスクカートリ
    ッジのシャッタ開閉機構において、 カートリッジホルダへの挿入方向の両側に一対の開閉用
    ピンと、前記開閉用ピンをそれぞれ挿入口側に付勢する
    付勢手段とを設け、前記作動片に近接する側の第1の係
    合部の第1の傾斜面により、一方の開閉用ピンを押圧
    し、シャッタを開く前に他方の開閉用ピンはディスクカ
    ートリッジの前面で凹部に係合しない状態で保持された
    後、ディスクカートリッジの前面に接触しながら動くこ
    とを特徴とするディスクカートリッジのシャッタ開閉機
    構。
  2. 【請求項2】 直径15ミリで、厚さ1.2ミリのハブ
    を有する0.6ミリを両面張り合わせた記録用ディスク
    を収納したディスクカートリッジを用いたことを特徴と
    する請求項1記載のディスクカートリッジのシャッタ開
    閉機構。
JP8072341A 1995-03-30 1996-03-27 ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構 Pending JPH08329580A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8072341A JPH08329580A (ja) 1995-03-30 1996-03-27 ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7412495 1995-03-30
JP7-74124 1995-03-30
JP8072341A JPH08329580A (ja) 1995-03-30 1996-03-27 ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構

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ID=26413479

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JP8072341A Pending JPH08329580A (ja) 1995-03-30 1996-03-27 ディスクカートリッジのシャッタ開閉機構

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JP (1) JPH08329580A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6388975B2 (en) 1997-10-31 2002-05-14 Fujitsu Limited Mechanism for loading disk into disk drive apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6388975B2 (en) 1997-10-31 2002-05-14 Fujitsu Limited Mechanism for loading disk into disk drive apparatus
US6535471B2 (en) 1997-10-31 2003-03-18 Fujitsu Limited Mechanism for loading disk into disk drive apparatus with shifted oblique guiding surfaces

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