JP2511109Y2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2511109Y2
JP2511109Y2 JP1905291U JP1905291U JP2511109Y2 JP 2511109 Y2 JP2511109 Y2 JP 2511109Y2 JP 1905291 U JP1905291 U JP 1905291U JP 1905291 U JP1905291 U JP 1905291U JP 2511109 Y2 JP2511109 Y2 JP 2511109Y2
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adapter
disk
cartridge
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秀朗 前島
英司 ▲吉▼田
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はディスク装置に係り、特
にディスクを収納したディスクカートリッジを装着でき
るとともにディスクを直接装着することができるよう構
成したディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばCD(コンパクトディスク)等の
ディスク状の記録媒体が装着されるディスク装置として
は、前面パネルより突出するようにスライドするトレイ
にディスクを載置し、トレイが装置内に引き込まれるこ
とによりディスクを装着する装置が知られている。
【0003】又、車載用のCDプレーヤあるいは光磁気
ディスク装置の場合、ディスクが箱状のカートリッジ内
に収納されており、カートリッジごと装着するよう構成
された装置がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記トレイ式のディス
ク装置では、ディスクを直接トレイに載置すれば良いの
で、例えばカートリッジに収納されているディスクを装
着する場合、ディスクをカートリッジから取り出して装
着することができる。
【0005】しかるに、上記カートリッジ式のディスク
装置では、カートリッジに収納されているディスクのみ
しか装着できないため、通常トレイ式の装置を使用して
いる利用者がカートリッジ式の装置を使用する場合、カ
ートリッジを購入しなければディスクを装着することが
できず、不便であるといった課題がある。
【0006】又、カートリッジ式の装置においては、デ
ィスクのみを入れ替えられるようにする簡易手段とし
て、開閉蓋付きカートリッジを装着することができるよ
うになっている。この開閉蓋付きカートリッジは通常の
カートリッジと同様装置内に挿入されるが、イジェクト
時はカートリッジ突出長さが比較的短く、ディスクの1
/2が突出するだけなので開閉蓋を開けてディスクを取
り出す際ディスクがつかみにくいといった課題がある。
【0007】そこで、本考案は上記課題を解決したディ
スク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の考案は、
ディスクが着脱自在に収納されたディスクカートリッジ
を挿入する挿入部を有し、該挿入部に挿入されたディス
クカートリッジを記録又は再生位置に装着するディスク
装置において、前記ディスクが載置されるトレイ部と、
イジェクト動作時において、前記トレイ部に載置された
前記ディスク全体が前記挿入部より突出した位置で保持
される長さを有するよう前記トレイ部からディスク挿入
方向に向かって延在する腕部と、を有するアダプタを、
前記挿入部に摺動自在且つ取り外し可能に取り付けたこ
とを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2の考案は、前記腕部が、イ
ジェクト動作時に前記挿入部内に係止される係止部を有
してなることを特徴とするものである。 また、請求項3
の考案は、前記アダプタは、前記トレイ部に載置された
前記ディスクをターンテーブルに保持するチャッキング
部を有してなることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項4の考案は、前記挿入部が、
前記トレイ部に載置された前記ディスクをターンテーブ
ルに保持するチャッキング部を有してなることを特徴と
するものである。
【0011】
【作用】上記請求項1によれば、ディスクが載置される
トレイ部と、イジェクト動作時において、トレイ部に載
置されたディスク全体が挿入部より突出した位置で保持
される長さを有するようトレイ部からディスク挿入方向
に向かって延在する腕部と、を有するアダプタを、挿入
部に摺動自在且つ取り外し可能に取り付けたため、ディ
スクが収納されたカートリッジを装着する場合はそのま
まカートリッジを挿入部に挿入して装置内に装着するこ
とができると共に、ディスクのみの場合には挿入部にア
ダプタを挿入し、このアダプタのトレイ部にディスクを
載置することにより、ディスクがアダプタとともに装置
内に装着される。又、イジェクト操 作時はアダプタをデ
ィスク全体が挿入部より突出した位置で保持できるた
め、ディスクの取り出し操作が容易となる。
【0012】また、請求項2によれば、アダプタの腕部
が、イジェクト動作時に挿入部内に係止される係止部を
有するため、アダプタをディスク全体が挿入部より突出
した位置で係止でき、アダプタの脱落を防止できる。
た、請求項3によれば、アダプタがトレイ部に載置され
たディスクをターンテーブルに保持するチャッキング部
を有するため、カートリッジに収納されていないディス
クのみを装着する場合でもディスクをターンテーブルに
保持することができる。
【0013】また、請求項4によれば、挿入部がトレイ
部に載置されたディスクをターンテーブルに保持するチ
ャッキング部を有するため、カートリッジに収納されて
いないディスクのみを装着する場合でもディスクをター
ンテーブルに保持することができる。従って、アダプタ
にチャッキング部を設ける必要がなく、アダプタの構成
を簡略化することができる。
【0014】
【実施例】まず、図1乃至図3を参照してカートリッジ
式のディスク装置として使用する場合について説明す
る。各図中、ディスク装置1は箱状の筺体2内にシャー
シ3と、シャーシ3上を摺動するスライダ4と、スライ
ダ4に昇降自在に保持されたホルダ5とを有する。
【0015】シャーシ3は四隅をコイルバネ6により弾
力的に支持されており、外部振動はバネ6により吸収さ
れる。又、シャーシ3は正面から見ると(図2参照)ス
ライダ4が前後方向に摺動する底板3aと、底板3aの
両側より上方に折曲された側板3b,3cとよりなる。
この側板3b,3cには上、下方向に延在するU字状の
溝3d,3eが設けられている。
【0016】スライダ4は上方から見ると(図1参照)
中央部に四角形状の開口4aと、シャーシ3の底板3よ
り突出するピン3fに嵌合するガイド孔4bとを有する
底板4cと、底板4cの両側より上方に起立する側板4
d,4eとを有する。この側板4d,4eには前側が高
く後側が低くなるように傾斜した傾斜溝4fが設けられ
ている。
【0017】ホルダ5はスライダ4の内側に設けられ、
天板5aと、天板5aの両側より下方に折曲された側板
5b,5cと、側板5b,5cの下端より内側に折曲さ
れた支持部5d,5eとを有する。ホルダ5の側板5
b,5cは前記シャーシ3の溝3d,3e及びスライダ
4の傾斜溝4fに嵌合する突出ピン5fを有する。その
ため、ホルダ5はスライダ4が前後方向へ摺動すること
により上、下方向に昇降する。
【0018】又、ホルダ5の支持部材5d,5eには、
後述するカートリッジ及びアダプタが摺動する摺動部5
g,5hが設けられている。そして、ホルダ5の側板5
b,5cの内側にはアダプタの摺動をガイドするガイド
部材7と、アダプタの脱落を防止するストッパ8とが設
けられている。
【0019】9はアダプタ用駆動ユニットで、ホルダ5
の天板5a上に設けられている。このアダプタ用駆動ユ
ニット9は、モータ10と、モータ10の出力軸10a
に嵌合するゴム製のローラ11と、ローラ11の回転を
アダプタに伝達するよう回転自在に支持されたローラ1
2,13とよりなる。尚、ローラ13は天板5aの開口
よりアダプタの上面に摺接するが、カートリッジには当
接しないよう天板5aの右側縁部に設けられている。
【0020】図3に示す、14はスライダ用駆動ユニッ
トで、シャーシ13の下面に設けられている。このスラ
イダ用駆動ユニット14は、モータ15と、モータ15
の出力軸に設けられたウォーム16と、ウォーム16に
噛合するピニオン17と、よりなる。ピニオン17はス
ライダ4の底板4cに設けられたラック18に噛合して
おり、モータ15の駆動力をスライダ4に伝達してホル
ダ5を昇降させる。
【0021】再び図1に戻って説明する。19はコイル
バネで、一端がシャーシ13の掛止部3gに掛止され、
他端がスライダ4の掛止部4gに掛止され、スライダ4
をイジェクト方向(A方向)に押圧している。よって、
スライダ4はバネ19の押圧力にガタツキを防止されて
いる。
【0022】20はターンテーブルで、装着されたディ
スクを回転駆動する。21は光学ピックアップで、ガイ
ドロッド22にガイドされディスク半径方向に移動する
よう設けられている。23はシャッタ開閉レバーで、ス
ライダ4の奥部の軸24により回動自在に支承され、図
示しないバネ部材により反時計方向に附勢されている。
又、シャッタ開閉レバー23の先端には後述するシャッ
タに当接するローラ25が設けられ、基端部にはスライ
ダ4の溝26に嵌合する突部27が突出している。
【0023】尚、溝26は円弧部26aと、A,B方向
に延在する直線部26bとを有し、突部27が円弧部2
6aに嵌合しているときスライダ4の移動が制限され、
突部27が直線部26bに嵌合しているときスライダ4
の移動が可能となる。図4に示す如く、カートリッジ2
8は薄板状のプラスチックケースよりなり、内部にコン
パクトディスク29(1点鎖線で示す)が載置される載
置部28aと、底面側で開口し前述のターンテーブル2
0及び光学ピックアップ21が対向する開口部28bと
を有する。30はシャッタで、カートリッジ28の前部
28c及び底面側を摺動し、底面側の開口部28bを開
閉するようC,D方向に摺動自在に設けられている。通
常シャッタ30は図示しないバネにより図4中破線で示
す閉位置に附勢されている。
【0024】又、カートリッジ28の蓋28dの下面に
はディスク29の中央孔に嵌合し、これを保持するクラ
ンパ28e(破線で示す)が設けられている。ここで、
上記カートリッジ28がディスク装置1に装着される際
の装着動作について図5乃至図7を参照して説明する。
【0025】図5に示す如く、カートリッジ28内のデ
ィスク29を再生する場合、カートリッジ28は前部2
8cを先頭にしてホルダ5内に挿入される。カートリッ
ジ28は両側がホルダ5の摺動部5g,5hを摺動しな
がらB方向へ移動する。上記カートリッジ28の挿入操
作とともに、前部28cがシャッタ開閉レバー23のロ
ーラ25に当接し、レバー23を時計方向に回動させ
る。従って、レバー23の回動によりカートリッジ28
のシャッタ30は、C方向にスライドし開口部28bを
開く。
【0026】図6に示す如く、カートリッジ28がホル
ダ5内に挿入完了されると、シャッタ30は全開し、且
つレバー23の突部27が溝26の直線部26bに嵌合
する。ここで、図示しないリミットスイッチがオンにな
りスライダ用駆動ユニット14のモータ15が駆動され
る。モータ15の駆動力はウォーム16,ピニオン1
7,ラック18を介してスライダ4に伝達される。
【0027】そのため、スライダ4はA方向に摺動し、
ホルダ5を降下させる。このようにしてホルダ5内に挿
入されたカートリッジ28はディスク装置1の装着位置
に装着される。即ち、カートリッジ28内に収納された
ディスク29は、ターンテーブル20上に載置され、ク
ランパ28eとターンテーブル20との間でクランプさ
れる。又、光学ピックアップ21が開口部28bを介し
てディスク29の記録面に対向する。これで、ディスク
29の再生可能状態となり、装着動作は完了する。
【0028】尚、イジェクト動作は上記装着動作と逆の
動作となる。即ち、イジェクトスイッチ(図示せず)が
オンに操作されると、前記スライダ用駆動ユニット14
のモータ15が逆回転し、スライダ4をB方向に駆動す
る。スライダ4がB方向へスライドするとともにホルダ
5が上昇する。そして、レバー23の突部27が溝26
の直線部26bから円弧部26aに至ると、レバー23
は反時計方向に回動してカートリッジ28をA方向に押
圧してイジェクトする。
【0029】次に、カートリッジ28に収納されていな
いディスク29を装着する場合につき説明する。ディス
ク29のみを装着する場合は、図8乃至図9に示すよう
なアダプタ31をホルダ(挿入部)5内に装着する。
【0030】このアダプタ31は本考案の要部を構成す
るものであり、直径12cmのコンパクトディスク32が
載置される第1のトレイ部33と、直径8cmのコンパク
トディスク34が載置される第2のトレイ部35とが段
違いに設けられている。36はターンテーブル20及び
光学ピックアップ21がディスク32,34に対向する
開口で、37はディスク取り出し用の凹部である。
【0031】アダプタ31は両側よりB方向に突出する
一対の腕部31a,31bを有する。腕部31a,31
bは、イジェクト動作時において、トレイ部33,35
に載置されたディスク全体が挿入部としてのホルダ5よ
り突出した位置で保持される長さを有するようトレイ部
からディスク挿入方向に向かって延在する。
【0032】アダプタ31の左側の腕部31aの側面に
前述したストッパ8に当接してイジェクト動作時の脱
落を防止するための係止部38が設けられている。この
係止部38は薄板状の支持部39に支持され、先端側に
は傾斜面38aを有する。傾斜面38aは腕部31aの
側面より隙間を介して離間しているため、D方向に押圧
されると支持部39が撓み腕部31a内に変位する。
【0033】又、アダプタ31は底面両側にA,B方向
に延在するガイド溝40,41を有し、ガイド溝40,
41にはホルダ5のガイド部材7が挿入される。そのた
め、アダプタ31はホルダ5のガイド部材7に沿って摺
動可能に取り付けられる。また、アダプタ31の上面に
はディスククランプ用のクランパ42を支持するアー
43が回動自在に設けられている。
【0034】尚、アーム43は軸43aを中心に上方
(E方向)に回動するようトーションバネ44により附
勢されている。そのため、イジェクト時は図10に示す
ようにクランパ42がディスク32より離間した位置
(約45度回動)にあり、ディスク32の挿入及び取り
出しが容易に行なえる。
【0035】上記構成のアダプタ31は、図11,図1
2に示す如く、腕部31a,31bを先頭にしてホルダ
5内に挿入される。その際、アダプタ31のガイド溝4
0,41にホルダ5のガイド部材7が嵌合し、アダプタ
31のA,B方向の移動をガイドする。又、左側の腕部
31より側方に突出する係止部38は傾斜面38aがホ
ルダ5内のストッパ8を摺接することにより腕部31a
内に変位してストッパ8を乗り越える。このように、ア
ダプタ31がホルダ5内に挿入されると上面の右側縁部
がローラ13に当接する。
【0036】次に、ディスク32が図10に示すように
トレイ部33に載置される。そして、アーム43をF方
向に押圧してクランパ42をディスク32の中心孔に当
接させる。装着釦(図示せず)がオンに操作されると、
アダプタ用駆動ユニット9のモータ10が回転駆動さ
れ、モータ10の回転駆動力はローラ11,12,13
を介してアダプタ31に伝達される。
【0037】図12においてローラ13は反時計方向に
回転し、アダプタ31をB方向に移動させる。アダプタ
31はガイド部材7にガイドされ且つレバー23を押圧
しながら図13に示す挿入完了位置に摺動する。尚、ア
ダプタ31がB方向に移動する際係止部38はホルダ5
の側板5bに摺接せずアダプタ31の移動を妨げないよ
うになっている。又、クランパ42のアーム43はホル
ダ5の天板5aに抑えられてクランプ位置に保持され
る。
【0038】アダプタ31が挿入完了位置に到着する
と、前述のカートリッジ28の挿入時と同様リミットス
イッチ(図示せず)がオンになりスライダ用駆動ユニッ
ト14のモータ15が回転駆動される。そのため、スラ
イダ4はモータ15の回転駆動力によりA方向にスライ
ドし、これにより、ホルダ5はアダプタ31とともに降
下し、図14に示す装着位置に装着される。従って、ア
ダプタ31内のディスク32は、ターンテーブル20上
に載置され、且つクランパ42とターンテーブル20と
の間にクランプされて回転駆動されて光学ピックアップ
21により再生される。
【0039】尚、イジェクト動作は前述した装着動作と
逆の動作が行なわれる。即ち、イジェクトスイッチ(図
示せず)がオンに操作されると、前記スライダ用駆動ユ
ニット14のモータ15が逆回転し、スライダ4をB方
向に駆動する。スライダ4がB方向にスライドするとと
もにホルダ5が上昇し、アダプタ31を挿入完了位置に
戻す。
【0040】次に、アダプタ用駆動ユニット9のモータ
10が逆回転駆動され、ローラ13が時計方向に回転す
る。これにより、アダプタ31はA方向に摺動しディス
ク装置1よりイジェクトされる。イジェクト動作完了
時、アダプタ31は図15,図16に示すようにディス
ク装置1より大きく突出し、係止部38がストッパ8に
当接した位置に停止する。このとき、アダプタ31はト
レイ部33,35がホルダ5より外部に突出する位置ま
でA方向に摺動する。そのため、アダプタ31の上部に
回動自在に設けられたアーム43は、バネ44の弾揆力
によりアダプタ31がホルダ5よりA方向に摺動するに
つれて図16に示すようにE方向に回動する。
【0041】従って、イジェクト動作完了時、アダプタ
31に載置されたディスク32は、全体的にディスク装
置1よりA方向に突出した位置にあり、しかもアーム4
3が上方に開いているため、容易に取り出すことができ
る。尚、ディスク取り出し操作はアダプタ31の凹部3
7に指を入れてディスク32の周縁部を持ち上げるだけ
で良い。
【0042】又、上記のようにアダプタ31がディスク
32全体が見えるように大きく突出しているため、次の
ディスク挿入操作も容易に行なえる。このように、上記
ディスク装置1ではカートリッジ28に収納されたディ
スク29を装着する場合は、カートリッジ28をホルダ
5内に挿入することにより装着でき、カートリッジ28
に収納されていないディスク32をそのまま装着する場
合は、上記アダプタ31をホルダ5内に挿入し、アダプ
タ31のトレイ部33にディスク32を載置して装着す
ることができる。従って、利用者はカートリッジ28の
有無にかかわらずディスクをディスク装置1に装着して
再生することができる。
【0043】尚、上記実施例では、クランパ42を支持
するアーム43がバネ44の弾揆力によりE方向に回動
するよう構成したが、このバネ44を無くして手動操作
でアーム43をE,F方向に回動させるようにしても良
いのは勿論である。図17,図18に本考案の変形例を
示す。両図中、筺体2内にはディスク32をクランプす
るクランプ機構51が設けられている。従って、アダプ
タ31にはクランパ42,アーム43が不要となる。
【0044】このクランプ機構51はホルダ5の両側板
5b,5cのB方向端部より横方向に突出する支持部4
5,46により回動自在に支持されたクランプアーム4
7と、クランプアーム47の先端下面に設けられたクラ
ンパ48と、クランプアーム47を附勢するコイルバネ
49とよりなる。
【0045】コイルバネ49は一端がシャーシ3に掛止
され他端がクランプアーム47の掛止部47aに掛止さ
れており、クランプアーム47をディスククランプ方向
に附勢している。クランプアーム47は掛止部47aの
両側側方に突出する突出部47b,47cを有する。こ
の突出部47b,47cはスライダ4より起立するカム
板50の傾斜部50aに摺接している。
【0046】イジェクト時又はアダプタ31の挿入前、
突出部47b,47cはカム板50の傾斜部50aの上
部に摺接しているので、上方(F方向)に変位してい
る。そのため、クランパ48がディスクの挿入、イジェ
クト動作を妨げるおそれはない。アダプタ31が挿入完
了位置に挿入され、スライダ4がA方向に摺動すると、
ホルダ5はアダプタ31とともに装着位置に降下する。
同時に、カム板50もA方向にスライドし傾斜部50a
の下部がアーム47の突出部47b,47cに摺接す
る。
【0047】従って、図19に示す如くアーム47はバ
ネ49の弾揆力によりF方向に回動し、クランパ48が
アダプタ31に載置されたディスク32をクランプす
る。このように、アダプタ31にはクランパ42及びア
ーム43が設けられていないので、イジェクト時のディ
スク交換(取付、取り出し)操作が容易に行なえる。
【0048】又、カートリッジ28を装着する場合は、
図20に示す如く、クランプ機構51が上記の如く動作
するため、クランパ48がカートリッジ28の上面に当
接する。そのため、カートリッジ28はホルダ5内にガ
タツキなく安定的に保持される。
【0049】尚、上記実施例ではコンパクトディスクプ
レーヤを例に挙げて説明したが、本考案がこれ以外の円
盤状記録媒体を使用するディスク装置にも適用できるの
は勿論である。
【0050】
【考案の効果】上述の如く、上記請求項1によれば、
ートリッジに収納されたディスクでもカートリッジに収
納されていないディスク単体でも装着することができ、
利用者はカートリッジの有無に拘わらずディスクを記録
又は再生することができる。特にディスク単体を直接装
着する場合、挿入部に摺動体を挿入して摺動体にディス
クを載置すれば良いのでトレイ式の装置と同様に扱うこ
とができ操作が容易となる。しかも、イジェクト操作時
はアダプタをディスク全体が挿入部より突出した位置で
保持できるため、ディスクの取り出し操作が容易とな
る。
【0051】また、請求項2によれば、アダプタの腕部
が、イジェクト動作時に挿入部内に係止される係止部を
有するため、アダプタをディスク全体が挿入部より突出
した位置で係止でき、アダプタの脱落を防止できる。
た、請求項3によれば、アダプタがトレイ部に載置され
たディスクをターンテーブルに保持するチャッキング部
を有するため、カートリッジに収納されていないディス
クのみを装着する場合でもディスクをターンテーブルに
保持することができる。
【0052】また、請求項4によれば、挿入部がトレイ
部に載置されたディスクをターンテーブルに保持するチ
ャッキング部を有するため、カートリッジに収納されて
いないディスクのみを装着する場合でもディスクをター
ンテーブルに保持することができる。従って、アダプタ
にチャッキング部を設ける必要がなく、アダプタの構成
を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になるディスク装置の平面図である。
【図2】ディスク装置の正面図である。
【図3】ディスク装置の側断面図である。
【図4】カートリッジを説明するための図である。
【図5】カートリッジの挿入動作を説明するための図で
ある。
【図6】カートリッジが挿入完了位置に挿入された状態
を示す図である。
【図7】カートリッジが装着された状態を示す側断面図
である。
【図8】アダプタの平面図である。
【図9】図8中A−A線に沿う横断面図である。
【図10】アダプタのクランパが上方に回動した状態を
示す側断面図である。
【図11】アダプタがホルダに挿入される動作を説明す
るための平面図である。
【図12】アダプタがホルダに挿入される動作を説明す
るための側断面図である。
【図13】アダプタが挿入完了位置に挿入された状態を
示す図である。
【図14】アダプタが装着位置に装着された状態を示す
側断面図である。
【図15】アダプタがイジェクトされた状態を示す平面
図である。
【図16】アダプタがイジェクトされた状態を示す側面
図である。
【図17】本考案の変形例を説明するための平面図であ
る。
【図18】本考案の変形例を説明するための側断面図で
ある。
【図19】変形例の装着動作を説明するための図であ
る。
【図20】変形例の装置にカートリッジを挿入したとき
の装着動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 2 筺体 3 シャーシ 4 スライダ 5 ホルダ 7 ガイド部材 8 ストッパ 9 アダプタ用駆動ユニット 14 スライダ用駆動ユニット 20 ターンテーブル 21 光学ピックアップ 23 シャッタ開閉レバー 28 カートリッジ 29,32 ディスク 30 シャッタ 31 アダプタ 38 係止部 42,48 クランパ 43 アーム 47 クランプアーム 51 クランプ機構

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが着脱自在に収納されたディス
    クカートリッジを挿入する挿入部を有し、該挿入部に挿
    入されたディスクカートリッジを記録又は再生位置に装
    着するディスク装置において、前記ディスクが載置されるトレイ部と、 イジェクト動作時において、前記トレイ部に載置された
    前記ディスク全体が前記挿入部より突出した位置で保持
    される長さを有するよう前記トレイ部からディスク挿入
    方向に向かって延在する腕部と、を有するアダプタを、 前記挿入部に摺動自在且つ取り外し可能に取り付けたこ
    とを特徴とする ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記腕部は、イジェクト動作時前記挿
    入部内に係止される係止部を有してなる請求項1記載の
    ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記アダプタは、前記トレイ部に載置さ
    れた前記ディスクをターンテーブルに保持するチャッキ
    ング部を有してなる請求項1記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入部は、前記トレイ部に載置され
    前記ディスクをターンテーブルに保持するチャッキン
    グ部を有してなる請求項1記載のディスク装置。
JP1905291U 1991-03-27 1991-03-27 ディスク装置 Expired - Lifetime JP2511109Y2 (ja)

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