JPH1173722A - ディスク保持装置 - Google Patents

ディスク保持装置

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Publication number
JPH1173722A
JPH1173722A JP9333854A JP33385497A JPH1173722A JP H1173722 A JPH1173722 A JP H1173722A JP 9333854 A JP9333854 A JP 9333854A JP 33385497 A JP33385497 A JP 33385497A JP H1173722 A JPH1173722 A JP H1173722A
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JP
Japan
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disk
disc
claw
holding
holding device
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Application number
JP9333854A
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English (en)
Inventor
Kensei Ootsubo
研成 大坪
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚みの異なるディスクを確実に自己保持し、
同時に自動調心を行うことができる薄型のディスク保持
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の爪状部材226と、爪状部材22
6を収納するセンターハブ225と、センターハブ22
5内に収納され、爪状部材226を外周方向に付勢する
弾性部材227と、ディスクを載置するターンテーブル
221と、スピンドルシャフト24の軸方向に移動可能
に設けられたロケットリング228と、ロケットリング
228をディスクを排出する方向に押圧付勢する付勢手
段229とを有し、このロケットリング228にはディ
スクのセンターホール部と係合する傾斜部228aが配
置され、爪状部材226はディスクの径方向に摺動可能
とするとともにディスク23を排出する方向に回動可能
とするようにセンターハブ225に収納されていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光もしくは光磁気
によって情報をディスク媒体に記録または再生する光デ
ィスク駆動装置に用いられ、ディスク媒体を保持し、回
転駆動するためのディスク保持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光を利用して情報を記録再生する
技術がめざましい進歩を遂げている。再生専用の光学装
置として、いわゆるCD(コンパクトディスク)、CD
−ROM、レーザディスクなどがある。また、記録再生
両用の光学装置として、コンピュータの2次記憶装置、
リライタブルファイリング装置などの分野に近年ますま
すその利用範囲が広がってきている。またこれからの市
場を担う大規模容量の光ディスク装置、例えば、DVD
(ディジタルバーサタイルディスク)が市場規模拡大の
時期を向かえつつある。
【0003】そして、それぞれに特徴のある光ディスク
の規格が存在する。これはそのパフォーマンスに対する
要請や技術の進展の時期の違いから生まれたものであ
る。しかしながら、数多くの光ディスク規格が混在し、
その互換性を犠牲にすることはその取り扱いや市場規模
の拡大の点でマイナスとなってしまう。特に、家庭など
でそれぞれ大きな市場規模を構成し、その見かけ上の形
態も直径12cmディスクとほとんど同様な外観を示す
CDとDVDとでは光学的に直接の互換性がない。その
結果、DVDディスクはCDプレーヤで再生することは
できす、また逆も同様である。これはディスクの基板厚
の違い(CDは1.2mm、DVDは0.6mmの2枚
貼り合わせ)や対物レンズの特性、使用レーザ光の波長
の違いなどによるもので、DVDをCDより高密度にす
るためである。
【0004】そこで、CDとDVDとの2つの異なる規
格のディスクを1つのディスクドライブで利用できるよ
うにとの市場の要請は大きいものがある。こうした要望
に応えて提供された、2つの異なる光ディスクを保持で
きる機構をもつ従来のディスク保持装置を以下に図を参
照しながら説明を行う。一般に、従来のディスク保持装
置は、2つの機構部によってディスクを挟んで保持する
クランプ形式のもの(例えば、特登1509217)
と、1つの載置台にディスクを装着するとその保持機構
が保持する自己保持形式のものとがある。ディスクドラ
イブを小型化、薄型化するには、自己保持形式のものが
有利である。以下に自己保持形式のディスク保持装置に
ついて説明する。
【0005】図15は従来の自己保持形式のディスク保
持装置の構成図である。図15において、ディスク23
を自己保持できるディスク保持機構部30を説明する。
図中、スピンドルモータ34は、主にディスク23を保
持するターンテーブルユニット136とディスク23を
回転させる駆動部40とに大別される。
【0006】先ず、ターンテーブルユニット36につい
て説明する。ディスク23を保持するにあたり、まず、
爪状部材26がディスク23の内径部端面と干渉する。
爪状部材26は少なくともターンテーブル21上に3ヵ
所設置されている。爪状部材26は弾性部材27によっ
て外周方向に押圧され、かつ爪状部材26の両サイドに
設けられたボス(図示省略)はセンターハブ25のガイ
ド(図示省略)に支持される。
【0007】他方、駆動部40は主に磁気回路を構成す
る部品で、ロータヨーク37、マグネット38、コイル
39、バックヨーク42及びターンテーブル21に圧入
されたスピンドルシャフト24を支持する軸受けメタル
ユニット41等から構成される。スピンドルシャフト2
4はスラスト受け46上で回転可能に支持される。ま
た、FPC48にはホール素子47がバックヨーク42
表面にマグネット38と対向するように配置されてい
る。なお、本例は周対向型のスピンドルモータを示して
いるが、これが面対向型であっても全く同一の機能を有
するものである。
【0008】図16は、図15のディスク保持機構部3
0の動作説明図である。図16において、ディスク23
を装着する際には少なくとも3ヵ所に配置された爪状部
材26のR部26bを上部から押しながらディスク23
をターンテーブル21上に装着する。このとき、爪状部
材26は弾性部材27に抗してディスク23に押されて
センターハブ25内のガイドに従って、スライドしなが
らセンターハブ25の内周方向に後退する。
【0009】こうして、爪状部材26のR部26bを上
部から押しながらディスク23の内径部端面が通過す
る。そして、ディスク23はターンテーブル21上に貼
り合わされたスリップシート22上に密着するまで押さ
れる。
【0010】次に、ディスク23の内径部端面が通過す
ると、爪状部材26は弾性部材27に押されて突出し、
爪状部材26のR部26bの下部傾斜面がディスク23
の内径部端面に当接する。その結果、ディスク23は、
少なくとも3ヵ所に配置された爪状部材26にて自己保
持される。但し、このときスピンドルシャフト24に対
するディスク23の偏心があっても、当接する爪状部材
26の押圧付勢力に依存して保持され、駆動部40にて
回転されることになる。
【0011】次に、クランプ形式のディスク保持装置に
ついて説明し、併せて、前述の偏心の対策について説明
する。図17は従来のクランプ形式のディスク保持装置
の構成図である。図17において、ディスク23をクラ
ンプするターンテーブルユニット36を説明する。図
中、マグネット(図示省略)が埋め込まれたマグネット
クランパー44は、その中心にセンターボス45が配置
されている。センターボス45はスピンドルシャフト2
4に係合する。その結果、マグネットクランパー44を
閉じると、マグネットクランパー44のマグネットはロ
ケットリング(cone ring)28に埋め込まれた強磁性
体(例えば鉄板)42と磁気吸引力を生じる。またマグ
ネットクランパー44のセンターボス45によって、そ
の中心位置の精度が維持される。そして、ディスク23
面はマグネットクランパー44によってターンテーブル
21に均一に押圧される。
【0012】さらに、前述の偏心の対策のためにディス
ク23の調心を行うディスク調心機構部について、図1
7に基づいて説明する。駆動部40から上に延長された
スピンドルシャフト24には、ディスク調心機構部31
を搭載したターンテーブルユニット36が組み込まれ
る。即ち、スピンドルシャフト24がターンテーブル2
1に圧入される。そのターンテーブル21にはロケット
リング28が摺動可能に装着され、復帰コイルバネ29
でディスクを排出する方向に押圧付勢される。ロケット
リング28の摺動端はCリング43で規制される。ロケ
ットリング28がディスク23の内径部端面に当接する
面は、ディスクを排出する方向に次第に細くなるほぼ円
錐形の面に形成されている。
【0013】以上のように構成されたディスク調心機構
部31にディスク23を装着してマグネットクランパー
44を閉じると、前述のように、ディスク23面はター
ンテーブル21に押圧され、その途中でディスク23の
内径部端面はロケットリング28の円錐形の面に倣いな
がら押圧される。この結果、ディスク23を正確に保持
しながらかつ調心をとることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のディスク保持装置において、ディスクの板厚の
異なるCD、DVDに対応し、小型化、薄型化を実現す
るためには、ディスクを自己保持し同時に調心すること
のできるディスク保持装置であることが必要となる。と
ころが、母体となるターンテーブルの厚みを薄くするこ
とは、特に樹脂材のターンテーブルにおいては、剛性や
回転の精度に大きく影響を及ぼすことになる。また、自
己保持かつ調心できる機構部をターンテーブルユニット
に搭載するには、ディスク23の厚み方向に薄型化を図
ることが困難であった。
【0015】このような現状にあって、CD、DVDに
対応し、しかもモバイル型コンピュータに搭載可能なほ
どに小型化薄型化できることが要求されている。
【0016】本発明は上記の課題を解決するもので、基
板厚の異なるCD、DVDなどのディスクの厚みの差や
内径差などに対応し、ディスクの着脱が容易に行えて、
確実に装着して安定に回転することができ、しかも、簡
単な機構で小型化薄型化できるなディスク保持装置を提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、複数の爪状部材と、爪状部材を収納する
センターハブと、センターハブ内に収納され、爪状部材
をディスクの径方向に付勢する弾性部材と、ディスクを
載置するターンテーブルと、センターハブの下面に位置
し、スピンドルシャフトの軸方向に移動可能に設けられ
たロケットリングと、ロケットリングをターンテーブル
の上面からディスク面に対しディスクを排出する方向に
押圧付勢する付勢手段とを有し、このロケットリングに
はディスクのセンターホール部と係合する傾斜部が配置
され、爪状部材はディスクの径方向に摺動可能とすると
ともに回動可能とするようにセンターハブに収納されて
いることを特徴とするディスク保持装置である。
【0018】以上の構成により、厚みの異なるディスク
や及びセンターホール部の端面の異なるディスク等であ
っても、ディスク保持装置におけるディスク保持力を適
切にして確実に自己保持し、同時に自動調心を行うこと
ができる。また、ディスク取り外しの際の取り外し力を
小さく抑えてディスクの変形、歪み等を最小限に抑える
ことができる。しかも、ディスク保持機構とディスク調
心機構とを一体化して薄型に構成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1から請求項3に
記載の発明は、ディスクのセンターホール部に挿通して
ディスクを保持するディスク保持装置であって、ディス
クのセンターホール部に係合し保持する複数の爪状保持
手段と、爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧付勢
する第1の付勢手段と、爪状保持手段をディスクの半径
方向に摺動自在に収納し第1の付勢手段を収納する中心
支持手段と、ディスクのセンターホール部に当接しディ
スクの中心を整合させる調心斜面部を有しディスクの着
脱方向に摺動可能に配置されたディスク調心手段と、デ
ィスク調心手段をディスクを取り外す方向に押圧付勢す
る第2の付勢手段と、ディスクを載置する回転円盤手段
とを有し、回転円盤手段の回転軸と同軸状にディスク調
心手段と中心支持手段とを配置し、ディスクを装着する
場合、爪状保持手段が中心支持手段の内周方向に後退し
てディスクの挿入を容易にし、ディスク調心手段の調心
斜面部にディスクのセンターホール部を当接させ、第1
の付勢手段の押圧付勢により爪状保持手段の下部がディ
スクのセンターホール部に乗り上げてディスクを調心す
ると共にディスクを保持し、ディスクを排除する場合、
ディスクを持ち上げる力により爪状保持手段がディスク
排出方向に回動してディスクの排除を容易にすることを
特徴とするディスク保持装置であって、特に、爪状保持
手段は、ディスク装着時に当接する傾斜部と、ディスク
のセンターホール部の貫通時にディスクに当接する正面
突出部と、ディスクのセンターホール部に係合し保持す
る下面突出部とを有し、傾斜部は回転軸に直交する面を
基準として130°から150°の範囲に形成し、さら
に、ディスク調心手段の調心斜面部は、回転軸に直交す
る面を基準として68.7°から88.7°の範囲に形
成したことを特徴とするものである。
【0020】以上の構成により、厚みの異なるディスク
や及びセンターホール部の端面の異なるディスク等であ
っても、ディスク保持装置におけるディスク保持力を適
切にして確実に自己保持し、同時に自動調心を行うこと
ができる。また、ディスク取り外しの際の取り外し力を
小さく抑えてディスクの変形、歪み等を最小限に抑える
ことができる。
【0021】本発明の請求項4から請求項6に記載の発
明は、ディスクのセンターホール部に挿通してディスク
を保持するディスク保持装置であって、ディスクのセン
ターホール部に係合し保持する複数の爪状保持手段と、
爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧付勢する第1
の付勢手段と、爪状保持手段をディスクの半径方向に摺
動自在に収納し第1の付勢手段を収納する中心支持手段
と、ディスクのセンターホール部に当接しディスクの中
心を整合させる調心斜面部を有しディスクの着脱方向に
摺動可能に配置されたディスク調心手段と、ディスク調
心手段をディスクを取り外す方向に押圧付勢する第2の
付勢手段と、ディスクを載置する回転円盤手段とを有
し、回転円盤手段の回転軸と同軸状にディスク調心手段
と中心支持手段とを配置し、ディスクを装着する場合、
爪状保持手段が中心支持手段の内周方向に後退してディ
スクの挿入を容易にし、第2の付勢手段により押圧付勢
されたディスク調心手段の調心斜面部にディスクのセン
ターホール部を当接させ、第1の付勢手段の押圧付勢に
より爪状保持手段がディスクのセンターホール部を押圧
して、調心斜面部と前記爪状保持手段とによりセンター
ホール部を挟むことによりディスクを調心すると共にデ
ィスクを保持し、ディスクを排除する場合、ディスクを
持ち上げる力により爪状保持手段がディスク排出方向に
回動してディスクの排除を容易にすることを特徴とする
ディスク保持装置であって、特に、爪状保持手段は、デ
ィスク装着時に当接する傾斜部と、ディスクのセンター
ホール部の貫通時にディスクに当接する正面突出部と、
ディスクのセンターホール部に係合し保持する逆傾斜面
とを有し、さらに、傾斜部は前記回転軸に直交する面を
基準として140°から160°の範囲に形成し、逆傾
斜面は回転軸に直交する面を基準として100°から1
28°の範囲に形成し、また、ディスク調心手段の調心
斜面部は、回転軸に直交する面を基準として68.7°
から88.7°の範囲に形成したことを特徴とするもの
である。
【0022】以上の構成により、厚みの異なるディスク
や及びセンターホール部の端面の異なるディスク等であ
っても、ディスク保持装置におけるディスク保持力を適
切にして確実に自己保持し、同時に自動調心を行うこと
ができる。また、ディスク取り外しの際の取り外し力を
小さく抑えてディスクの変形、歪み等を最小限に抑える
ことができる。
【0023】本発明の請求項7から請求項17に記載の
発明は、ディスクのセンターホール部に挿通してディス
クを保持するディスク保持装置であって、ディスクのセ
ンターホール部に係合し保持する複数の爪状保持手段
と、爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧付勢する
第1の付勢手段と、爪状保持手段をディスクの半径方向
に摺動自在に収納し第1の付勢手段を収納する中心支持
手段と、ディスクのセンターホール部に当接しディスク
の中心を整合させる調心斜面部と調心斜面部の延長線上
の複数の部分に配置された突出部とを有しディスクの着
脱方向に摺動可能に配置されたディスク調心手段と、デ
ィスク調心手段をディスクを取り外す方向に押圧付勢す
る第2の付勢手段と、ディスクを載置したときディスク
のスリップを防止するスリップ防止手段を配置した回転
円盤手段とを有し、爪状保持手段は、ディスク装着時に
当接する傾斜部と、ディスクのセンターホール部の貫通
時にディスクに当接する正面突出部と、ディスクのセン
ターホール部に係合し保持する下面突出部とを有し、傾
斜部は回転軸に直交する面を基準として130°から1
50°の範囲に形成し、また、ディスク調心手段の調心
斜面部は、回転軸に直交する面を基準として68.7°
から88.7°の範囲に形成し、さらに、回転円盤手段
の回転軸と同軸状にディスク調心手段と中心支持手段と
を配置し、ディスクを装着する場合、爪状保持手段が中
心支持手段の内周方向に後退してディスクの挿入を容易
にし、ディスク調心手段の調心斜面部にディスクのセン
ターホール部を当接させ、第1の付勢手段の押圧付勢に
より爪状保持手段の下部がディスクのセンターホール部
に乗り上げてディスクを調心すると共にディスクを保持
し、ディスクを排除する場合、ディスクを持ち上げる力
により爪状保持手段がディスク排出方向に回動してディ
スクの排除を容易にすることを特徴とするディスク保持
装置であって、特に、爪状保持手段の下面突出部の突出
量は爪状保持手段の全体の厚みに対して約10%に形成
し、ディスク調心手段の突出部の突出量はディスク調心
手段の全体の厚みに対して約20%に形成し、さらに、
ディスク調心手段の突出部の突出量はディスク調心手段
の全体の厚みに対して約20%に形成したものであり、
さらに、第1の付勢手段は前記中心支持手段と前記爪状
保持手段との間に掛け渡され、前記中心支持手段内に収
納される圧縮バネであり、第2の付勢手段は回転円盤手
段を支持点としてディスク調心手段を押圧付勢し、円錐
状に巻回された円錐コイルバネであり、または、波形状
に形成された波形状平座金であり、もしくは、第2の付
勢手段は回転円盤手段とディスク調心手段とに対向して
配置されたそれぞれ同極に着磁した磁性体であり、ま
た、上記各付勢手段は、ディスクを調心すると共にディ
スクを保持した状態を適切に維持するために、第1の付
勢手段を200gf±50gfの弾発力に設定し、第2
の付勢手段を100gf±50gfの弾発力に設定し、
スリップ防止手段のスリップ力を200gf±50gf
に設定し、なおかつ、ディスクを装着したとき、回転円
盤手段のディスク載置面を基準として、ディスク排出側
に2.7mm以下、ディスク挿入側(回転円盤手段側)
に1.3mm以下で、合計の厚みを4.0mm以下に配
置したことを特徴とするものである。
【0024】以上の構成により、厚みの異なるディスク
や及びセンターホール部の端面の異なるディスク等であ
っても、ディスク保持装置におけるディスク保持力を適
切にして確実に自己保持し、同時に自動調心を行うこと
ができる。また、ディスク取り外しの際の取り外し力を
小さく抑えてディスクの変形、歪み等を最小限に抑える
ことができる。しかも、ディスク保持機構とディスク調
心機構とを一体化して合計の厚みを4.0mm以下の薄
型に構成することができる。
【0025】本発明の請求項18から請求項28に記載
の発明は、ディスクのセンターホール部に挿通してディ
スクを保持するディスク保持装置であって、ディスクの
センターホール部に係合し保持する複数の爪状保持手段
と、爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧付勢する
第1の付勢手段と、爪状保持手段をディスクの半径方向
に摺動自在に収納し第1の付勢手段を収納する中心支持
手段と、ディスクのセンターホール部に当接しディスク
の中心を整合させる調心斜面部と調心斜面部の延長線上
の複数の部分に配置された突出部とを有しディスクの着
脱方向に摺動可能に配置されたディスク調心手段と、デ
ィスク調心手段をディスクを取り外す方向に押圧付勢す
る第2の付勢手段と、ディスクを載置したときディスク
のスリップを防止するスリップ防止手段を配置した回転
円盤手段とを有し、爪状保持手段は、ディスク装着時に
当接する傾斜部と、ディスクのセンターホール部の貫通
時にディスクに当接する正面突出部と、ディスクのセン
ターホール部に係合し保持する逆傾斜面とを有し、傾斜
部は回転軸に直交する面を基準として140°から16
0°の範囲に形成し、逆傾斜面は回転軸に直交する面を
基準として100°から128°の範囲に形成し、ま
た、ディスク調心手段の調心斜面部は、回転軸に直交す
る面を基準として68.7°から88.7°の範囲に形
成し、さらに、回転円盤手段の回転軸と同軸状にディス
ク調心手段と中心支持手段とを配置し、ディスクを装着
する場合、爪状保持手段が中心支持手段の内周方向に後
退してディスクの挿入を容易にし、第2の付勢手段によ
り押圧付勢されたディスク調心手段の調心斜面部にディ
スクのセンターホール部を当接させ、第1の付勢手段の
押圧付勢により爪状保持手段がディスクのセンターホー
ル部を押圧して、前記調心斜面部と前記爪状保持手段と
によりセンターホール部を挟むことによりディスクを調
心すると共にディスクを保持し、ディスクを排除する場
合、ディスクを持ち上げる力により爪状保持手段がディ
スク排出方向に回動してディスクの排除を容易にするこ
とを特徴とするディスク保持装置であって、特に、中心
支持手段は爪状保持手段を摺動自在に収納する部分に、
爪状保持手段がディスクから受ける押圧力を支持する底
面突出部を有し、爪状保持手段の逆傾斜面の全体長は爪
状保持手段の本体部分の厚みに対して約35%延長され
た長さを有し、ディスク調心手段の調心斜面部全体の長
さはディスクの厚みの1.0倍から2.0倍の範囲に形
成したものであり、さらに、第1の付勢手段は中心支持
手段と爪状保持手段との間に掛け渡され、中心支持手段
内に収納される圧縮バネであり、第2の付勢手段は回転
円盤手段を支持点としてディスク調心手段を押圧付勢
し、円錐状に巻回された円錐コイルバネであり、また
は、波形状に形成された波形状平座金であり、もしく
は、第2の付勢手段は回転円盤手段とディスク調心手段
とに対向して配置されたそれぞれ同極に着磁した磁性体
であり、また、上記各付勢手段は、ディスクを調心する
と共にディスクを保持し、調心斜面部と爪状保持手段と
によりセンターホール部を挟む状態を適切に維持するた
めに、第1の付勢手段を200gf±50gfの弾発力
に設定し、第2の付勢手段を100gf±50gfの弾
発力に設定し、スリップ防止手段のスリップ力を200
gf±50gfに設定し、なおかつ、ディスクを装着し
たとき、回転円盤手段のディスク載置面を基準として、
ディスク排出側に2.5mm以下、ディスク挿入側(回
転円盤手段側)に1.3mm以下で、合計の厚みを3.
8mm以下に配置したことを特徴とするものである。
【0026】以下、本発明の実施の形態について、図に
基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
るディスク保持装置の部分断面図である。図2は、図1
のディスク保持装置の平面図である。図3は、図1のデ
ィスクがない場合の爪状部材226部分の拡大断面図で
ある。図1において、中央のスピンドルシャフト24中
心の右側にはディスク装着前のディスク保持装置の断面
図を示しており、スピンドルシャフト24中心の左側に
はディスク装着後のディスク保持装置の側面図を示して
いる。
【0027】また、ターンテーブルユニット236上に
は、ディスク23を調心するディスク調心機構部231
を配置する。ディスク調心機構部231上部のスピンド
ルシャフト24の同軸上にディスク23を自己保持する
ディスク保持機構部230を配置する。そして、これら
2種類の機構が一体的に構成された構造とする。
【0028】他方、駆動部40は従来の配置と同様であ
るから、同一の符号を付して説明の重複を省略する。
【0029】さて、前述のディスク調心機構部231は
ロケットリング228と復帰コイルバネ229とで構成
される。図4はロケットリング228の拡大部品図であ
る。図4に詳細に示すように、ロケットリング228の
突出部228bは、ロケットリング228の傾斜部22
8aの延長線上であって、ディスク保持機構部230の
周囲のうち3箇所の範囲に渡り引き回されており、その
突出量はロケットリング228全体の厚みに対してほぼ
20%に設定される。ロケットリング228はディスク
保持機構部230の下部に位置する。そして、ロケット
リング228はターンテーブル221に摺動可能に装着
され、ロケットリング228全体がディスク面に対し垂
直方向に可動に配置される。そのターンテーブル221
の外周部の半径12〜14mmの範囲には、ディスク2
3に対するすべり摩擦トルクを適正に与えられるように
スリップシート222が貼付されている。
【0030】また、復帰コイルバネ229はターンテー
ブル221の窪み部分(ロケットリング228の最下端
の摺動位置)とロケットリング228の裏面の窪み部分
との間に掛け渡される。従って、ロケットリング228
は復帰コイルバネ229によりディスクを排出する方向
に押圧付勢される。さらに、復帰コイルバネ229は円
錐状に巻回されている(図1参照)。ロケットリング2
28の摺動端はセンターハブ225で規制される。
【0031】以上の構成により、従来の規制用のCリン
グ等の部材を必要としないため、本発明のディスク調心
機構部231は簡単な構造で、製造工程も簡略化され、
低コストとすることができる。さらに、ロケットリング
228を最大ストロークまで押し込んだとき復帰コイル
バネ229の径の影響をなくすことができる。
【0032】さらに、ロケットリング228がディスク
23の内径部端面に当接する面は、ディスク23を取り
外す方向に次第に細くなるほぼ円錐形の傾斜部228a
に形成されている。ここで、図3及び図4に示すよう
に、傾斜部228aはロケットリング228が摺動する
領域を(ディスクを装着する場合のスラスト方向に)最
大0.5mmと規定した場合に、最も調心をバランスよ
く行うためには、傾斜部228aの傾斜角度を、スピン
ドルシャフト24に直交する面(水平面)を基準として
68.7°から88.7°の範囲に設定すると良好な調
心作用を発揮し、最適設定角度は78.7°に設定す
る。また、ディスク23の内径部端面は傾斜部228a
と係合するとともに、端面の形状によってはさらに傾斜
部228aの延長線上の突出部228bによって後述す
る爪状部材226とも確実に係合する。
【0033】以上の構成により、ディスク23の内径に
ばらつきがある場合でも、傾斜部128aが内径のばら
つきを吸収することができる。そして、ディスク23は
調心されるとともにターンテーブル221に保持される
こととなる。
【0034】次に、前述のディスク保持機構部230は
図1及び図2に示すように、爪状部材226をセンター
ハブ225の外周に沿って例えば3ヵ所120度おきに
配置した構造をとる。図5はその爪状部材226の拡大
部品図、図6はそのセンターハブ225の拡大部品図で
ある。
【0035】図1、2、3及び5において、爪状部材2
26は両側面にボス226aを有し、後面に係合突起部
126eを有する略十字形状である。爪状部材226の
先端部分は先端(ディスクの外周方向)に向かって細く
なる傾斜部226bを有する。その傾斜角度はスピンド
ルシャフト24に直交する面(水平面)を基準として1
30°から150°の範囲に設定すると良好なディスク
装着作用を発揮し、最適設定角度は140°に設定す
る。続く爪状部材226の正面突出部226cは、変形
楕円形状の断面を有する曲線(図5参照)を形成して、
傾斜部226bにほぼ直交する逆傾斜面を経て逆傾斜面
に続く面で構成される下面突出部226dを形成する。
下面突出部226dの突出量は爪状部材26の全体厚み
に対してほぼ10%に設定する。爪状部材226は、例
えば樹脂で形成される。
【0036】この下面突出部226dを設けた形状によ
り、規格内の最薄ディスクを装着した場合には、爪状部
材226の下面突出部226dにて確実にディスク23
を保持できるようにすることができる。さらに、以上の
ディスク保持機構部230の構成によりディスク保持機
構部230の全体の厚みの薄型化を可能にするとともに
ディスク23を取り外す際の取り外しの力を小さく抑え
ることができる。
【0037】センターハブ225はその周囲に3ヵ所1
20度おきにセンターハブ窓225aを有する。センタ
ーハブ窓225aの裏面側にはガイド溝225bの窪み
を有し、センターハブ窓225aの内周側には係合突起
部225cを有する。爪状部材226のボス226aは
センターハブ225のガイド溝225bに係合される。
そして、ボス226aはガイド溝225bに係合して、
ディスク半径方向に摺動可能で、かつ、ガイド溝225
bの最外周部を中心にディスク面と直交する方向に回動
可能にセンターハブ225に支持されている。
【0038】弾性部材227はセンターハブ225の係
合突起部225bと爪状部材226の係合突起部226
eとの間に掛け渡され、センターハブ225内に収納さ
れる。弾性部材227は例えば圧縮バネ等が用いられ
る。さらに、3ヵ所の弾性部材227の下部のターンテ
ーブル221の一部に弾性部材227がたわむことがで
きるような空間235を設けている。従って、爪状部材
226は弾性部材227によってディスク外周方向に押
圧付勢されて、ガイド溝225cの最外周部にボス22
6aが係合して待機する。
【0039】以上のように構成されたターンテーブルユ
ニット236は、図1に示すように、ディスクの装着面
(スリップシート222の上面)を基準に、ディスク排
出側に2.7mm以下、実質的に2.5mmで、ディス
ク挿入側(ターンテーブル221側)に1.3mm以
下、実質的に1.25mmで、合計の厚みを4.0mm
以下、実質的に3.75mmに構成することができる。
【0040】以上のように構成されたターンテーブルユ
ニット236のディスク着脱動作を説明する。図7は、
図1のディスク保持装置のディスク脱着動作図である。
図1、3および図7に基づいて、本発明のディスク保持
機構部230及びディスク調心機構部231の両機構部
の相互関係並びにディスク23を着脱する際の爪状部材
226の動作について詳細説明する。
【0041】まず、ディスク23を装着する場合を説明
する。操作者はディスク23をディスク保持機構部23
0に押し当てる(図7(a))。すると、3ヵ所に配置
された爪状部材226の斜面部226bを上部から押し
ながらディスク23をターンテーブル221上に装着す
ることになる。この時、爪状部材226はディスク23
に押されて弾性部材227に抗してディスク内周方向に
ガイド溝225bを摺動して後退する(図7(b))。
【0042】さらにディスク23が押されると、爪状部
材226の先端の正面突出部226cをディスク23の
内径部端面が通過する。通過する過程で、ディスク23
の内径部端面の下面側コーナー部は、ロケットリング2
28の傾斜部228aに当接する。さらにディスク23
は押し込まれ、ロケットリング228は復帰コイルバネ
229に抗して降下し、同時にディスク23は傾斜部2
28aにて中心の位置規制(自動調心)が行われる。こ
の時、復帰コイルバネ229は円錐状に巻回されている
ので、ディスク23が押し込まれた時、コイルバネの圧
縮スペースがロケットリング228の後退ストロークを
制限することが無くなる。
【0043】さらに、ディスク23はターンテーブル2
21上に貼り合わされたスリップシート222上に密着
するまで押される。その過程で、正面突出部226cは
ディスク23の厚みを通過し、爪状部材226は弾性部
材227の押圧付勢力によりディスク外周方向にガイド
溝225bを摺動して突出する。
【0044】この時ディスク23の厚みが標準的な厚み
である場合は、爪状部材226の逆傾斜面とそれに続く
下面突出部226dはディスク23の内径部端面の上面
側コーナー部に当接しつつ、弾性部材227の押圧付勢
力によりディスク23をターンテーブル221上に押さ
えつける(図7(c))。他方、ディスク23の厚みが
薄い場合は、下面突出部226dはディスク23の内径
部端面の上面側コーナー部に当接しさらにディスク23
の上面側へ乗り上げてディスク23をターンテーブル2
21上に押さえつける(図7(d))。こうして、操作
者はディスク23を押し当てて、押し込むだけで、自動
調心と自己保持とが完了する。
【0045】次に、ディスク23を取り外す場合を説明
する。操作者はディスク23を取り外し方向に持ち上げ
る。すると、爪状部材226の逆傾斜面とそれに続く下
面突出部226dは上方向に引き上げられる力を受け
る。爪状部材226はガイド溝225bの最外周部の位
置でボス226aに係合していて、このガイド溝225
bの最外周部の位置を中心にディスク面と直交する方向
に回動(図7(e)及び(f)の矢印参照)する。この
時、係合突起部226eはターンテーブル221方向に
回動すると共に、弾性部材227は撓み、いずれも空間
235の中で動作する。よって、爪状部材226の逆傾
斜面とそれに続く下面突出部226dはその回動動作に
何ら制限を受けることなく回動し、ディスク23は容易
に解除され、取り外すことができる(図7(g))。
【0046】以上詳細に説明したように、爪状部材22
6は爪状部材226を押し戻す力に対してディスク半径
方向に摺動して後退し、ディスク23を取り外す力に対
してガイド溝225bの最外周部を中心にディスク面と
直交する上方向に回動する。また、弾性部材227は下
方にたわむことができる。即ち、爪状部材226はセン
ターハブ225に収納され、ディスク23の径方向に摺
動可能でかつ回動可能な構成とされる。この構成により
ディスク保持機構230を薄型化可能にすると共に、操
作者は簡単な操作でディスクの自動調心と自己保持とを
完了させることができる。さらに、ディスク23を取り
外す時は小さな力で容易に取り外すことができるので、
ディスクに無理な力を加えることも無くなる。
【0047】次に、以上の動作における調心機能と自己
保持機能の力のバランスについて、さらに詳細に説明す
る。図1に示すように、ディスク23は、ターンテーブ
ル221に貼付されたスリップシート222を受け面と
して、ある静摩擦係数を維持しながら装着される。この
結果、ディスク23を回転駆動する時の角加速度に耐え
るスリップ力が発生する。このスリップ力は強すぎても
弱すぎてもディスク保持装置として成り立たない。ま
た、このスリップ力は、3箇所の爪状部材226により
ディスク23のセンターホールの上部を押圧する保持力
を原因として発生する。保持力が大になればなるほど、
スリップ力も大になる。
【0048】さらに、この保持力はディスク23のセン
ターホールの下部をロケットリング228にて均一に押
圧する力によっても影響を受ける。保持力を大にすれば
するほど、ロケットリング228をディスクを排出する
方向に押圧付勢する付勢手段、例えば復帰コイルバネ2
29のバネ力を強くしていかないと、ディスク23をバ
ランスよく調心することができない。
【0049】従って、これらの3ポイントの力関係は、
まず、3箇所の爪状部材226で自己保持するのに要す
る弾性部材227の圧縮時のバネ力を200gf±50
gfとする。次に、ロケットリング228を均一に押圧
付勢するために、復帰コイルバネ229のバネ力を10
0gf±50gfとし、さらにディスクのスリップ力を
200gf±50gfとすることで、ディスク23にか
かるこれらの力のバランスを適合させることができる。
【0050】次に、ディスク調心機構部231における
付勢手段として、復帰コイルバネ229に代えて他の部
材を用いた例を説明する。図8は他の付勢手段を用いた
ディスク保持装置の拡大断面図である。図8の図1に対
する相違点は、復帰コイルバネ229に代えてウェーブ
ワッシャ229aをターンテーブル221とロケットリ
ング228との間に用いたものである。その他の構成要
素は図1と同一であり、付勢手段の作用とロケットリン
グ228の動作作用が図1の場合とほぼ同等に得られ
る。
【0051】このウェーブワッシャ229aを用いるこ
との特徴を以下に説明する。ウェーブワッシャ229a
の波形の形状は、波の谷がターンテーブル221の窪み
に接し、波の頂上がロケットリング228の下部に接す
る。そして、この波の谷と頂上との間の波高が、ディス
ク調心機構部231の動作範囲、即ちロケットリング2
28の軸方向の摺動領域0.5mmを満足する。さら
に、ウェーブワッシャ229aを用いることの特徴は、
波の数を最適な数に選択できることにある。つまり、図
2において、本実施の形態は3箇所の爪状部材226と
ロケットリング228の3箇所の傾斜部228aとを有
する。従って、ウェーブワッシャ229aの波の頂上
(即ち波の数)を3の倍数に設定すると、ロケットリン
グ228の荷重点が周囲均等に押圧付勢されることにな
る。なお、波の数は以上の例に限定するものではなく、
3〜6の範囲で設定することにより、ロケットリング2
28の荷重点が周囲均等に押圧付勢される効果を発揮で
きることは言うまでもない。勿論、この時の付勢力は、
前述の復帰コイルバネ229のバネ力100gf±50
gfと同等に設定されている。さらに、この押圧付勢力
を発生する波の歪みはターンテーブル221の窪みとロ
ケットリング228の底面との間で行われるので、ロケ
ットリング228の軸方向の摺動領域0.5mmを何ら
妨げることなく行われる。こうして、薄型化構造で、デ
ィスクのセンターホール部の自己保持と自動調心とを行
うことができるものである。
【0052】次に、ディスク調心機構部231における
付勢手段として、復帰コイルバネ229に代えてさらに
他の部材を用いた例を説明する。図9はさらに他の付勢
手段を用いたディスク保持装置の拡大断面図である。図
9の図1に対する相違点は、復帰コイルバネ229に代
えてマグネット229bをターンテーブル221とロケ
ットリング228との間に用いたものである。その他の
構成要素は図1と同一であり、付勢手段の作用とロケッ
トリング228の動作作用が図1の場合とほぼ同等に得
られる。
【0053】このマグネット229bを用いることの特
徴を以下に説明する。図9において、マグネット229
bは同極となる面同士(例えば、N極とN極あるいはS
極とS極)に面対向になるように配置する。また、ディ
スク調心機構部231としての動作範囲が得られるよう
なエアーギャップを保つように配置にする。そして、マ
グネット229bの磁気反発力は、前述の復帰コイルバ
ネ229のバネ力と同様に、ディスクの無い無負荷状態
で100gf±50gfとなるようにマグネットを選定
する。マグネット229bの形状は、円環状の強磁性体
を用いて、全周にわたって着磁させても良く、周囲を分
割して着磁させても良い。また、扇形の強磁性体片を用
いて着磁して周囲に均等に配置しても良い。こうして、
ロケットリング228の荷重点が周囲均等に押圧付勢さ
れることになる。こうして、薄型化構造で、ディスクの
センターホール部の自己保持と自動調心とを行うことが
できるものである。
【0054】(実施の形態2)図10は、本発明の実施
の形態2におけるディスク保持装置の部分断面図であ
る。図10において、中央のスピンドルシャフト24中
心の右側にはディスク装着前のディスク保持装置の側面
図を示しており、スピンドルシャフト24中心の左側に
はディスク装着後のディスク保持装置の部分断面図を示
している。
【0055】また、ターンテーブルユニット336上に
は、ディスク23を調心するディスク調心機構部331
を配置する。ディスク調心機構部331上部のスピンド
ルシャフト24の同軸上にディスク23を自己保持する
ディスク保持機構部330を配置する。実施の形態1の
場合と同様に、これら2種類の機構が一体的に構成され
た構造とする。
【0056】他方、駆動部40は実施の形態1の場合及
び従来の配置と同様であるから、同一の符号を付して説
明の重複を省略する。
【0057】さて、前述のディスク調心機構部331は
ロケットリング328とウェーブワッシャ329aとで
構成される。図11はロケットリング328の拡大部品
図である。図11に詳細に示すように、ロケットリング
328の突出部328bは、ロケットリング328の傾
斜部328aの延長線上であって、ディスクの排出方向
に延長されている。そして、突出部328bの設けられ
た位置はディスク保持機構部330の周囲のうち3箇所
の範囲に渡り引き回されている。傾斜部328aの斜面
全体の長さはディスク板の厚みの1.0〜2.0倍に設
定されている。そして、ロケットリング328はディス
ク保持機構部330の下部に位置する。ロケットリング
328はターンテーブル321に摺動可能に装着され、
ロケットリング328全体がディスク面に対し垂直方向
に可動に配置される。そのターンテーブル321の外周
部の半径9〜14mmの範囲には、ディスク23に対す
るすべり摩擦トルクを適正に与えられるようにスリップ
シート322が貼付されている。
【0058】次に、ディスク調心機構部331における
付勢手段として、ウェーブワッシャ329aを用いた例
を説明する。図10の図1に対する相違点は、復帰コイ
ルバネ229に代えてウェーブワッシャ329aをター
ンテーブル321とロケットリング328との間に用い
たものである。図8及び図10において、ウェーブワッ
シャ329aの波形の形状は、波の谷がターンテーブル
321の窪みに接し、波の頂上がロケットリング328
の下部に接する。そして、この波の谷と頂上との間の波
高が、ディスク調心機構部331の動作範囲、即ちロケ
ットリング328の軸方向の摺動領域最大0.6mm
(標準的ディスクの期待ストロークはディスク板の厚み
の約1/2以下であって0.4mm)を満足する。従っ
て、ロケットリング328はウェーブワッシャ329a
によりディスクを排出する方向に押圧付勢される。さら
に、ロケットリング328の摺動端はセンターハブ32
5で規制される。さらに、ウェーブワッシャ329aを
用いると、波の数を最適な数に選択することができる。
つまり、図2と同様に、本実施例は3箇所の爪状部材3
26とロケットリング328の3箇所の傾斜部328a
とを有する。従って、ウェーブワッシャ329aの波の
頂上(即ち波の数)を3の倍数に設定すると、ロケット
リング328の荷重点が周囲均等に押圧付勢されること
になる。なお、波の数は以上の例に限定するものではな
く、3〜6の範囲で設定することにより、ロケットリン
グ328の荷重点が周囲均等に押圧付勢される効果を発
揮できることは言うまでもない。この押圧付勢力を発生
する波の歪みはターンテーブル321の窪みとロケット
リング328の底面との間で行われるので、ロケットリ
ング328の軸方向の摺動領域最大0.6mmを何ら妨
げることなく行われる。こうして、薄型化構造で、ディ
スクのセンターホール部の自己保持と自動調心とを行う
ことができるものである。
【0059】以上の構成により、従来の規制用のCリン
グ等の部材を必要としなくなるため、本発明のディスク
調心機構部331は簡単な構造で、製造工程も簡略化さ
れ、低コストとすることができる。さらに、ロケットリ
ング328を最大摺動領域まで押し込んだとき復帰コイ
ルバネ329の径の影響をなくすことができる。
【0060】また、ロケットリング328がディスク2
3の内径部端面に当接する面は、ディスクを取り外す方
向に次第に細くなるほぼ円錐形の傾斜部328aに形成
されている。ここで、図11に基づいて傾斜部328a
について詳細に説明する。傾斜部328aは、ディスク
23が最大0.6mmの押し込みストロークで装着され
るものとして設定する。すると、ロケットリング328
が摺動する領域を(ディスクを装着する場合のスラスト
方向に)最大0.6mmと規定した場合に、最も調心を
バランスよく行うためには、傾斜部328aの傾斜角度
を、スピンドルシャフト24に直交する面(水平面)を
基準として68.7°から88.7°の範囲に設定する
と良好な調心作用を発揮し、最適設定角度は78.7°
に設定する。また、ディスク23の内径部端面は傾斜部
328aと係合するとともに、端面の形状によってはさ
らに傾斜部328aの延長線上の突出部328bによっ
て後述する爪状部材326とも確実に係合する。
【0061】なお、以上の傾斜部328aの説明はほぼ
円錐形の傾斜部328aと説明した。しかし、ディスク
23の装着される瞬間の感触によっては、上記傾斜部3
28aの面の接線が前述の傾斜角度の範囲内で、傾斜部
328aを球面の一部を構成する傾斜面としても同様の
効果が得られる。また、傾斜部328a表面の材質を金
属で形成しても良く、樹脂で形成しても良い。また、傾
斜部328aの表面に摩擦係数の低い材質(例えばテフ
ロン等)を張り付けても良い。これらの修正はいずれ
も、ディスク23の装着される瞬間の感触を調整するた
めに取りうる処置である。
【0062】以上の構成により、ディスク23の内径に
ばらつきがある場合でも、傾斜部328aが内径のばら
つきを吸収することができる。そして、ディスク23は
調心されるとともにターンテーブル321に保持される
こととなる。
【0063】次に、前述のディスク保持機構部330は
実施の形態1における図2及び前述の図10に示すよう
に、爪状部材326をセンターハブ325の外周に沿っ
て例えば3ヵ所120度おきに配置した構造をとる。図
12はその爪状部材326の拡大部品図、図13はその
センターハブ325の拡大部品図である。
【0064】図10及び12において、爪状部材326
は両側面にボス326aを有し、後面に係合突起部32
6eを有する膨出部を有するE字形状である。爪状部材
326の先端部分は先端(ディスクの外周方向)に向か
って細くなる傾斜部326bを有する。傾斜部326b
は両側面に続く面が膨出した球状の頂点から先端部分に
向かってなだらかに続く傾斜面を形成する。その傾斜角
度はスピンドルシャフト24に直交する面(水平面)を
基準として140°から160°の範囲に設定すると良
好なディスク装着作用を発揮し、最適設定角度は150
°に設定する。
【0065】続く爪状部材326の正面突出部326c
は、上下左右の面が集合する球状の頂点を有する曲面
(図12参照)を形成する。さらに、正面突出部326
cの下部は傾斜部326bにほぼ直交する平面状の逆傾
斜面326dを有し、爪状部材326の下端まで続く平
面状の逆傾斜面326dを形成する。この逆傾斜面32
6dの全体長は、爪状部材326の本体部分の厚みに対
して、正面突出部326cに相当する約35%延長され
た長さを有する。また、この逆傾斜面326dの傾斜角
度は、スピンドルシャフト24に直交する面(水平面)
を基準として、100°から128°の範囲に設定する
と良好なディスク装着作用を発揮し、最適設定角度は1
14°に設定する。
【0066】この逆傾斜面326dを設けた形状によ
り、前述のロケットリング328の傾斜部328aと共
に、ディスク23の内径部端面を挟み込み、確実にディ
スク23を保持して自動調心をすることができる。さら
に、爪状部材326の厚み全体にわたって形成された逆
傾斜面326dと前述のロケットリング328の突出部
328bとの相互の傾斜面により、ディスク23の内径
や内径部の厚みにばらつきがある場合でも、ばらつきを
吸収することができる。そして、ディスク23は調心さ
れるとともにターンテーブル321に保持されることと
なる。さらに、以上のディスク保持機構部230の構成
によりディスク保持機構部230の全体の厚みの薄型化
を可能にするとともに光ディスク23を取り外す際の取
り外しの力を小さく抑えることができる。
【0067】次に、センターハブ325はその周囲に3
ヵ所120度おきにセンターハブ窓325aを有する。
センターハブ窓325aの裏面側にはガイド溝325b
の窪みを有し、センターハブ窓325aの内周側には係
合突起部325cを有する。さらに、センターハブ窓3
25aの外周部底面にはテラス状に突出した底面突出部
325dを有する。爪状部材326のボス326aはセ
ンターハブ325のガイド溝325bに係合される。そ
して、ボス326aはガイド溝325bに係合して、デ
ィスク半径方向に摺動可能で、かつ、ガイド溝325b
の最外周部(同時に底面突出部325dの最内周部)を
中心にディスク面と直交する方向に回動可能にセンター
ハブ325に支持されている。ボス326aがガイド溝
325bを摺動するときは、底面突出部325dを案内
ガイドとして機能し、ディスク23が装着されるときは
爪状部材326が上部から受ける押圧力を支える機能を
有する。また、ディスク23が排出されるときは底面突
出部325dがボス326aの回動支点として機能す
る。なお、底面突出部325dは前述のようにセンター
ハブ窓325aの外周部であればその機能を満足する
が、センターハブ窓325aの外周部に限定するもので
なく、センターハブ325の全周を取り巻いてもよい。
この場合において、形状をより単純化することができる
ので、成型が容易となる。
【0068】弾性部材327はセンターハブ325の係
合突起部325cと爪状部材326の係合突起部326
eとの間に掛け渡され、センターハブ325内に収納さ
れる。弾性部材327は例えば圧縮バネ等が用いられ
る。さらに、3ヵ所の弾性部材327の下部のターンテ
ーブル321の一部に弾性部材327がたわむことがで
きるような空間335を設けている。従って、爪状部材
326は弾性部材327によってディスク外周方向に押
圧付勢されて、ガイド溝325bの最外周部(同時に底
面突出部325dの最内周部)にボス326aが係合し
て待機(待機位置)する。
【0069】以上のように構成されたターンテーブルユ
ニット336は、図10に示すように、ディスクの装着
面(スリップシート322の上面)を基準に、ディスク
排出側に2.5mm以下、実質的に2.25mmで、デ
ィスク挿入側(ターンテーブル321側)に1.3mm
以下、実質的に1.25mmで、合計の厚みを3.8m
m以下、実質的に3.5mmに構成することができる。
【0070】以上のように構成されたターンテーブルユ
ニット336のディスク着脱動作を説明する。図14
は、図10のディスク保持装置のディスク脱着動作図で
ある。図10から図14に基づいて、本発明のディスク
保持機構部330及びディスク調心機構部331の両機
構部の相互関係並びにディスク23を着脱する際の爪状
部材326の動作について詳細説明する。
【0071】まず、ディスク23を装着する場合を説明
する。操作者はディスク23をディスク保持機構部33
0に押し当てる(図14(a))。すると、3ヵ所に配
置された爪状部材326の斜面部326bを上部から押
しながらディスク23をターンテーブル321上に装着
することになる。この時、爪状部材326はディスク2
3に押されて、底面突出部325dに支持され、弾性部
材327に抗してディスク内周方向にガイド溝325d
を摺動して後退する(図14(b))。
【0072】さらにディスク23が押されると、爪状部
材326の先端の正面突出部326cをディスク23の
内径部端面が通過する。通過する過程で、ディスク23
の内径部端面の下面側コーナー部は、ロケットリング3
28の傾斜部328aに当接する。さらにディスク23
は押し込まれ、ロケットリング328はウェーブワッシ
ャ329aに抗して降下し、同時にディスク23は傾斜
部328aにて中心の位置規制(自動調心)が行われ
る。
【0073】この時、ウェーブワッシャ329aの波数
が爪状部材326の整数倍に設定されているので、ロケ
ットリング328の荷重点が周囲均等に押圧付勢される
ことになる。また、波の歪みはターンテーブル321の
窪みとロケットリング328の底面との間で行われるの
で、ロケットリング328の軸方向の摺動領域(後退ス
トローク)を何ら妨げることなく行われる。
【0074】さらに、ディスク23はターンテーブル3
21上に貼り合わされたスリップシート322上に密着
するまで押される。その過程で、正面突出部326cは
ディスク23の厚みを通過し、爪状部材326は弾性部
材327の押圧付勢力によりディスク外周方向にガイド
溝325cを摺動して突出する。
【0075】この時、ディスク23の厚みが標準的な厚
みであっても、厚みが薄い場合であっても、爪状部材3
26の逆傾斜面326dとロケットリング328の傾斜
部328aとがディスク23の内径部端面の上下両面の
コーナー部に当接し、ディスク23をターンテーブル3
21上に押さえつけると共に、自動調心が行われる。特
に、本実施の形態3において、爪状部材326の逆傾斜
面326dとロケットリング328の傾斜部328aと
が共に長い延長部分を有するので、ディスク23の内径
部端面の上下両面のコーナー部に当接し、爪状部材32
6がディスク23の上面に乗り上げることが無くなるこ
とを特徴とする(図14(c))。こうして、操作者は
ディスク23を押し当てて、押し込むだけで、自動調心
と自己保持とが完了する。
【0076】次に、ディスク23を取り外す場合を説明
する。操作者はディスク23を取り外し方向に持ち上げ
る(図14(d))。すると、爪状部材326の逆傾斜
面326dは上方向に引き上げられる力を受ける。爪状
部材326のボス226aは底面突出部325dを回動
支点としてディスク面と直交する方向(ディスク排出方
向)に回動(図14(e)の矢印参照)する。この時、
係合突起部326eはターンテーブル321方向に回動
すると共に、弾性部材327は撓み、いずれも空間33
5の中で動作する。また同時に、逆傾斜面326dはデ
ィスク23に押されて、弾性部材327に抗してディス
ク内周方向にガイド溝325bを摺動して後退する。よ
って、爪状部材326の逆傾斜面326dはその回動動
作に何ら制限を受けることなく回動しながら後退し、デ
ィスク23は容易に解除され、取り外すことができる。
勿論ディスク23が取り外された後は、待機位置へ復帰
する(図14(f))。
【0077】以上詳細に説明したように、爪状部材32
6は爪状部材326を押し戻す力に対してディスク半径
方向に摺動して後退することができる。また、ディスク
23を取り外す力に対して、ディスク半径方向に摺動し
て後退すると共に、底面突出部325dを回動支点とし
てディスク排出方向に回動する。さらに、弾性部材32
7は下方にたわむことができる。即ち、爪状部材326
はセンターハブ325に収納され、ディスク23の径方
向に摺動可能でかつディスク排出方向に回動可能な構成
とされる。この構成によりディスク保持機構330を薄
型化可能にすると共に、操作者は簡単な操作でディスク
の自動調心と自己保持とを完了させることができる。さ
らに、ディスク23を取り外す時は小さな力で容易に取
り外すことができるので、ディスクに無理な力を加える
ことも無くなる。
【0078】次に、以上の動作における調心機能と自己
保持機能の力のバランスについて、さらに詳細に説明す
る。図10に示すように、ディスク23は、ターンテー
ブル321に貼付されたスリップシート322を受け面
として、ある静摩擦係数を維持しながら装着される。こ
の結果、ディスク23を回転駆動する時の角加速度に耐
えるスリップ力が発生する。このスリップ力は強すぎて
も弱すぎてもディスク保持装置として成り立たない。ま
た、このスリップ力は、3箇所の爪状部材326により
ディスク23のセンターホールの上部を押圧する保持力
を原因として発生する。保持力が大になればなるほど、
スリップ力も大になる。
【0079】さらに、この保持力はディスク23のセン
ターホールの下部をロケットリング328にて均一に押
圧する力によっても影響を受ける。保持力を大にすれば
するほど、ロケットリング328をディスクを排出する
方向に押圧付勢する付勢手段例えばウェーブワッシャ3
29aのバネ力を強くしていかないと、ディスク23を
バランスよく調心することができない。
【0080】従って、これらの3ポイントの力関係は、
まず、3箇所の爪状部材326で自己保持するのに要す
る弾性部材327の圧縮時のバネ力を200gf±50
gfとする。次に、ロケットリング328を均一に押圧
付勢するために、ウェーブワッシャ329aのバネ力を
100gf±50gfとし、さらにディスクのスリップ
力を200gf±50gfとすることで、ディスク23
にかかるこれらの力のバランスを適合させることができ
る。
【0081】なお、以上の説明にはロケットリング32
8を押圧付勢する付勢手段にウェーブワッシャ329a
を用いた例を使って説明した。しかし、実施の形態2で
説明したように、復帰コイルバネやマグネットを用いて
も実施の形態3に全く同様に応用することができるのは
自明である。よって、復帰コイルバネやマグネットを用
いた説明を省略する。
【0082】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明の
ディスク保持装置によれば、ディスクの自己保持機構と
ディスクの自動調心機構をターンテーブルユニットに一
体構造としたものである。
【0083】そして、以上のターンテーブルユニットを
スピンドルモータユニット部内に搭載することによっ
て、部品点数を削減し安価で薄型に構成することができ
る。また、異なる厚みを有する光ディスクを始めさまざ
まな光ディスクの自己保持と自動調心とを同時に一つの
スピンドルモータユニットで対応することができる。そ
の結果、より正確にディスクを偏りなくかつ、水平に保
持しながら回転させることができる。また、ドライブ装
置としては、再生信号、サーボ信号の安定化が実現でき
るものである。
【0084】さらにまた、ディスクの装着面を基準に、
ディスク排出側に2.5mm以下、ディスク挿入側に
1.3mm以下、合計の厚みを3.8mm以下に構成さ
れた極めて薄型のターンテーブルユニットは、モバイル
型コンピュータに搭載可能なほどに小型化薄型化し、C
D、DVDに対応できるディスクドライブ装置を提供す
ることを可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるディスク保持装
置の部分断面図
【図2】図1のディスク保持装置の平面図
【図3】図1のディスクがない場合の爪状部材部分の拡
大断面図
【図4】ロケットリングの拡大部品図
【図5】爪状部材の拡大部品図
【図6】センターハブの拡大部品図
【図7】図1のディスク保持装置のディスク脱着動作図
【図8】他の付勢手段を用いたディスク保持装置の拡大
断面図
【図9】さらに他の付勢手段を用いたディスク保持装置
の拡大断面図
【図10】本発明の実施の形態2におけるディスク保持
装置の部分断面図
【図11】ロケットリングの拡大部品図
【図12】爪状部材の拡大部品図
【図13】センターハブの拡大部品図
【図14】図10のディスク保持装置のディスク脱着動
作図
【図15】従来の自己保持形式のディスク保持装置の構
成図
【図16】図15のディスク保持機構部の動作説明図
【図17】従来のクランプ形式のディスク保持装置の構
成図
【符号の説明】
21 ターンテーブル 22 スリップシート 23 ディスク 24 スピンドルシャフト 25 センターハブ 25a センターハブ窓 25b センターハブボス 26 爪状部材 26a ボス 26b 傾斜部(テーパ部) 26c 正面突出部(ボス部) 26d 逆傾斜面(ボス部) 27 弾性部材 28 ロケットリング 28a 傾斜部 28b 突出部 29 付勢手段(復帰コイルバネ) 29a 付勢手段(ウェーブワッシャ) 29b 付勢手段(マグネット) 30 ディスク保持機構部 31 ディスク調心機構部 34 スピンドルモータ(SPM) 35 空間部 36 ターンテーブルユニット 37 ロータヨーク 38 マグネット 39 コイル 39a ステータコア 40 駆動部 41 軸受けメタルユニット 41a 軸受けメタル 41b 抜け止め機構(軸受け側) 42 バックヨーク 43 Cリング 44 マグネットクランパー 45 センターボス 46 スラスト受け 47 ホール素子 48 FPC

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクのセンターホール部に挿通してデ
    ィスクを保持するディスク保持装置であって、ディスク
    のセンターホール部に係合し保持する複数の爪状保持手
    段と、前記爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧付
    勢する第1の付勢手段と、前記爪状保持手段をディスク
    の半径方向に摺動自在に収納し前記第1の付勢手段を収
    納する中心支持手段と、ディスクのセンターホール部に
    当接しディスクの中心を整合させる調心斜面部を有しデ
    ィスクの着脱方向に摺動可能に配置されたディスク調心
    手段と、前記ディスク調心手段をディスクを取り外す方
    向に押圧付勢する第2の付勢手段と、ディスクを載置す
    る回転円盤手段とを有し、 前記回転円盤手段の回転軸と同軸状に前記ディスク調心
    手段と前記中心支持手段とを配置し、 ディスクを装着する場合前記爪状保持手段が前記中心支
    持手段の内周方向に後退してディスクの挿入を容易に
    し、前記ディスク調心手段の前記調心斜面部にディスク
    のセンターホール部を当接させ、前記第1の付勢手段の
    押圧付勢により前記爪状保持手段の下部がディスクのセ
    ンターホール部に乗り上げてディスクを調心すると共に
    ディスクを保持し、 ディスクを排除する場合、ディスクを持ち上げる力によ
    り前記爪状保持手段がディスク排出方向に回動してディ
    スクの排除を容易にすることを特徴とするディスク保持
    装置。
  2. 【請求項2】前記爪状保持手段は、ディスク装着時に当
    接する傾斜部と、ディスクのセンターホール部の貫通時
    にディスクに当接する正面突出部と、ディスクのセンタ
    ーホール部に係合し保持する下面突出部とを有し、 前記傾斜部は前記回転軸に直交する面を基準として13
    0°から150°の範囲に形成したことを特徴とする請
    求項1記載のディスク保持装置。
  3. 【請求項3】前記ディスク調心手段の前記調心斜面部
    は、前記回転軸に直交する面を基準として68.7°か
    ら88.7°の範囲に形成したことを特徴とする請求項
    1記載のディスク保持装置。
  4. 【請求項4】ディスクのセンターホール部に挿通してデ
    ィスクを保持するディスク保持装置であって、ディスク
    のセンターホール部に係合し保持する複数の爪状保持手
    段と、前記爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧付
    勢する第1の付勢手段と、前記爪状保持手段をディスク
    の半径方向に摺動自在に収納し前記第1の付勢手段を収
    納する中心支持手段と、ディスクのセンターホール部に
    当接しディスクの中心を整合させる調心斜面部を有しデ
    ィスクの着脱方向に摺動可能に配置されたディスク調心
    手段と、前記ディスク調心手段をディスクを取り外す方
    向に押圧付勢する第2の付勢手段と、ディスクを載置す
    る回転円盤手段とを有し、 前記回転円盤手段の回転軸と同軸状に前記ディスク調心
    手段と前記中心支持手段とを配置し、 ディスクを装着する場合前記爪状保持手段が前記中心支
    持手段の内周方向に後退してディスクの挿入を容易に
    し、前記第2の付勢手段により押圧付勢された前記ディ
    スク調心手段の前記調心斜面部にディスクのセンターホ
    ール部を当接させ、前記第1の付勢手段の押圧付勢によ
    り前記爪状保持手段がディスクのセンターホール部を押
    圧して、前記調心斜面部と前記爪状保持手段とによりセ
    ンターホール部を挟むことによりディスクを調心すると
    共にディスクを保持し、 ディスクを排除する場合、ディスクを持ち上げる力によ
    り前記爪状保持手段がディスク排出方向に回動してディ
    スクの排除を容易にすることを特徴とするディスク保持
    装置。
  5. 【請求項5】前記爪状保持手段は、ディスク装着時に当
    接する傾斜部と、ディスクのセンターホール部の貫通時
    にディスクに当接する正面突出部と、ディスクのセンタ
    ーホール部に係合し保持する逆傾斜面とを有し、 前記傾斜部は前記回転軸に直交する面を基準として14
    0°から160°の範囲に形成し、前記逆傾斜面は前記
    回転軸に直交する面を基準として100°から128°
    の範囲に形成したことを特徴とする請求項4記載のディ
    スク保持装置。
  6. 【請求項6】前記ディスク調心手段の前記調心斜面部
    は、前記回転軸に直交する面を基準として68.7°か
    ら88.7°の範囲に形成したことを特徴とする請求項
    4記載のディスク保持装置。
  7. 【請求項7】ディスクのセンターホール部に挿通してデ
    ィスクを保持するディスク保持装置であって、ディスク
    のセンターホール部に係合し保持する複数の爪状保持手
    段と、前記爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧付
    勢する第1の付勢手段と、前記爪状保持手段をディスク
    の半径方向に摺動自在に収納し前記第1の付勢手段を収
    納する中心支持手段と、ディスクのセンターホール部に
    当接しディスクの中心を整合させる調心斜面部と前記調
    心斜面部の延長線上の複数の部分に配置された突出部と
    を有しディスクの着脱方向に摺動可能に配置されたディ
    スク調心手段と、前記ディスク調心手段をディスクを取
    り外す方向に押圧付勢する第2の付勢手段と、ディスク
    を載置したときディスクのスリップを防止するスリップ
    防止手段を配置した回転円盤手段とを有し、 前記爪状保持手段は、ディスク装着時に当接する傾斜部
    と、ディスクのセンターホール部の貫通時にディスクに
    当接する正面突出部と、ディスクのセンターホール部に
    係合し保持する下面突出部とを有し、前記傾斜部は前記
    回転軸に直交する面を基準として130°から150°
    の範囲に形成し、また、 前記ディスク調心手段の前記調心斜面部は、前記回転軸
    に直交する面を基準として68.7°から88.7°の
    範囲に形成し、さらに、 前記回転円盤手段の回転軸と同軸状に前記ディスク調心
    手段と前記中心支持手段とを配置し、 ディスクを装着する場合、前記爪状保持手段が前記中心
    支持手段の内周方向に後退してディスクの挿入を容易に
    し、前記ディスク調心手段の前記調心斜面部にディスク
    のセンターホール部を当接させ、前記第1の付勢手段の
    押圧付勢により前記爪状保持手段の下部がディスクのセ
    ンターホール部に乗り上げてディスクを調心すると共に
    ディスクを保持し、 ディスクを排除する場合、ディスクを持ち上げる力によ
    り前記爪状保持手段がディスク排出方向に回動してディ
    スクの排除を容易にすることを特徴とするディスク保持
    装置。
  8. 【請求項8】前記爪状保持手段の前記下面突出部の突出
    量は前記爪状保持手段の全体の厚みに対して約10%に
    形成したことを特徴とする請求項7記載のディスク保持
    装置。
  9. 【請求項9】前記ディスク調心手段の前記突出部の突出
    量は前記ディスク調心手段の全体の厚みに対して約20
    %に形成したことを特徴とする請求項7記載のディスク
    保持装置。
  10. 【請求項10】前記ディスク調心手段の前記突出部の突
    出量は前記ディスク調心手段の全体の厚みに対して約2
    0%に形成したことを特徴とする請求項7記載のディス
    ク保持装置。
  11. 【請求項11】前記第1の付勢手段は前記中心支持手段
    と前記爪状保持手段との間に掛け渡され、前記中心支持
    手段内に収納される圧縮バネであることを特徴とする請
    求項7記載のディスク保持装置。
  12. 【請求項12】前記第2の付勢手段は、前記回転円盤手
    段を支持点として前記ディスク調心手段を押圧付勢し、
    円錐状に巻回された円錐コイルバネであることを特徴と
    する請求項7記載のディスク保持装置。
  13. 【請求項13】前記第2の付勢手段は、前記回転円盤手
    段を支持点として前記ディスク調心手段を押圧付勢し、
    波形状に形成された波形状平座金であることを特徴とす
    る請求項7記載のディスク保持装置。
  14. 【請求項14】前記第2の付勢手段は、前記回転円盤手
    段と前記ディスク調心手段とに対向して配置されたそれ
    ぞれ同極に着磁した磁性体であることを特徴とする請求
    項7記載のディスク保持装置。
  15. 【請求項15】ディスクを調心すると共にディスクを保
    持した状態を適切に維持するために、前記第1の付勢手
    段を200gf±50gfの弾発力に設定し、前記第2
    の付勢手段を100gf±50gfの弾発力に設定し、
    前記スリップ防止手段のスリップ力を200gf±50
    gfに設定したことを特徴とする請求項7記載のディス
    ク保持装置。
  16. 【請求項16】ディスクを装着したとき、前記回転円盤
    手段のディスク載置面を基準として、ディスク排出側に
    2.7mm以下に配置したことを特徴とする請求項7記
    載のディスク保持装置。
  17. 【請求項17】ディスクを装着したとき、前記回転円盤
    手段のディスク載置面を基準として、ディスク排出側に
    2.7mm以下、ディスク挿入側(回転円盤手段側)に
    1.3mm以下で、合計の厚みを4.0mm以下に配置
    したことを特徴とする請求項7記載のディスク保持装
    置。
  18. 【請求項18】ディスクのセンターホール部に挿通して
    ディスクを保持するディスク保持装置であって、ディス
    クのセンターホール部に係合し保持する複数の爪状保持
    手段と、前記爪状保持手段をディスクの半径方向に押圧
    付勢する第1の付勢手段と、前記爪状保持手段をディス
    クの半径方向に摺動自在に収納し前記第1の付勢手段を
    収納する中心支持手段と、ディスクのセンターホール部
    に当接しディスクの中心を整合させる調心斜面部と前記
    調心斜面部の延長線上の複数の部分に配置された突出部
    とを有しディスクの着脱方向に摺動可能に配置されたデ
    ィスク調心手段と、前記ディスク調心手段をディスクを
    取り外す方向に押圧付勢する第2の付勢手段と、ディス
    クを載置したときディスクのスリップを防止するスリッ
    プ防止手段を配置した回転円盤手段とを有し、 前記爪状保持手段は、ディスク装着時に当接する傾斜部
    と、ディスクのセンターホール部の貫通時にディスクに
    当接する正面突出部と、ディスクのセンターホール部に
    係合し保持する逆傾斜面とを有し、前記傾斜部は前記回
    転軸に直交する面を基準として140°から160°の
    範囲に形成し、前記逆傾斜面は前記回転軸に直交する面
    を基準として100°から128°の範囲に形成し、ま
    た、 前記ディスク調心手段の前記調心斜面部は、前記回転軸
    に直交する面を基準として68.7°から88.7°の
    範囲に形成し、さらに、 前記回転円盤手段の回転軸と同軸状に前記ディスク調心
    手段と前記中心支持手段とを配置し、 ディスクを装着する場合前記爪状保持手段が前記中心支
    持手段の内周方向に後退してディスクの挿入を容易に
    し、前記第2の付勢手段により押圧付勢された前記ディ
    スク調心手段の前記調心斜面部にディスクのセンターホ
    ール部を当接させ、前記第1の付勢手段の押圧付勢によ
    り前記爪状保持手段がディスクのセンターホール部を押
    圧して、前記調心斜面部と前記爪状保持手段とによりセ
    ンターホール部を挟むことによりディスクを調心すると
    共にディスクを保持し、 ディスクを排除する場合、ディスクを持ち上げる力によ
    り前記爪状保持手段がディスク排出方向に回動してディ
    スクの排除を容易にすることを特徴とするディスク保持
    装置。
  19. 【請求項19】前記中心支持手段は前記爪状保持手段を
    摺動自在に収納する部分に、前記爪状保持手段がディス
    クから受ける押圧力を支持する底面突出部を有すること
    を特徴とする請求項18記載のディスク保持装置。
  20. 【請求項20】前記爪状保持手段の前記逆傾斜面の全体
    長は前記爪状保持手段の本体部分の厚みに対して約35
    %延長された長さを有することを特徴とする請求項18
    記載のディスク保持装置。
  21. 【請求項21】前記ディスク調心手段の前記調心斜面部
    全体の長さはディスクの厚みの1.0倍から2.0倍の
    範囲に形成したことを特徴とする請求項18記載のディ
    スク保持装置。
  22. 【請求項22】前記第1の付勢手段は前記中心支持手段
    と前記爪状保持手段との間に掛け渡され、前記中心支持
    手段内に収納される圧縮バネであることを特徴とする請
    求項18記載のディスク保持装置。
  23. 【請求項23】前記第2の付勢手段は、前記回転円盤手
    段を支持点として前記ディスク調心手段を押圧付勢し、
    円錐状に巻回された円錐コイルバネであることを特徴と
    する請求項18記載のディスク保持装置。
  24. 【請求項24】前記第2の付勢手段は、前記回転円盤手
    段を支持点として前記ディスク調心手段を押圧付勢し、
    波形状に形成された波形状平座金であることを特徴とす
    る請求項18記載のディスク保持装置。
  25. 【請求項25】前記第2の付勢手段は、前記回転円盤手
    段と前記ディスク調心手段とに対向して配置されたそれ
    ぞれ同極に着磁した磁性体であることを特徴とする請求
    項18記載のディスク保持装置。
  26. 【請求項26】ディスクを調心すると共にディスクを保
    持し、前記調心斜面部と前記爪状保持手段とによりセン
    ターホール部を挟む状態を適切に維持するために、前記
    第1の付勢手段を200gf±50gfの弾発力に設定
    し、前記第2の付勢手段を100gf±50gfの弾発
    力に設定し、前記スリップ防止手段のスリップ力を20
    0gf±50gfに設定したことを特徴とする請求項1
    8記載のディスク保持装置。
  27. 【請求項27】ディスクを装着したとき、前記回転円盤
    手段のディスク載置面を基準として、ディスク排出側に
    2.5mm以下に配置したことを特徴とする請求項18
    記載のディスク保持装置。
  28. 【請求項28】ディスクを装着したとき、前記回転円盤
    手段のディスク載置面を基準として、ディスク排出側に
    2.5mm以下、ディスク挿入側(回転円盤手段側)に
    1.3mm以下で、合計の厚みを3.8mm以下に配置
    したことを特徴とする請求項18記載のディスク保持装
    置。
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