JP2002352496A - クランプ機構および情報再生機構 - Google Patents

クランプ機構および情報再生機構

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JP2002352496A
JP2002352496A JP2001157338A JP2001157338A JP2002352496A JP 2002352496 A JP2002352496 A JP 2002352496A JP 2001157338 A JP2001157338 A JP 2001157338A JP 2001157338 A JP2001157338 A JP 2001157338A JP 2002352496 A JP2002352496 A JP 2002352496A
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turntable
holding
chuck
movable member
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JP2001157338A
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English (en)
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Taiji Konno
泰司 紺野
Toru Suzuki
徹 鈴木
Takashi Sato
高志 佐藤
Ryosuke Shimozawa
良輔 下澤
Yasuhiro Shinkai
康広 新飼
Akihiro Muto
明浩 武藤
Yasuo Ogiwara
靖雄 荻原
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Pioneer Corp
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Pioneer Electronic Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の情報記録面の設置姿勢に拘らず、
記録媒体をターンテーブル上に保持する保持手段の安定
した保持解除動作を可能とする。 【解決手段】 記録媒体8を載置し回転駆動手段32に
より回転されるターンテーブル12と、記録媒体8をタ
ーンテーブル12上に保持する保持手段36と、記録媒
体8を保持する方向とその保持を解除する方向に保持手
段36を駆動する駆動手段とを備え、前記駆動手段は、
記録媒体8の保持を解除する方向に保持手段36を駆動
するときに保持手段36が記録媒体8を保持する方向に
移動されることを規制する規制手段46を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(Compa
ct Disc)やDVD(Digital Vers
ertile Disc)等の記録媒体をターンテーブ
ルに保持するためのクランプ機構およびこのクランプ機
構を備えた情報再生機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクランプ機構は、例えば
特開平10−162463号公報に開示されたものがあ
る。このクランプ機構の縦断面側面図を図9および図1
0に示し、図9はアンクランプ状態を示し、図10はク
ランプ状態を示している。
【0003】図9および図10に示すように、チャック
回転機構(クランプ機構)1におけるディスクテーブル
(ターンテーブル)2は、回転モータ3の回転軸3aに
嵌着され、この回転軸3aの回転にて回転される。チャ
ック可動部4は、前記ディスクテーブル2の筒部に外嵌
されて上下方向に摺動可能に設けられている。チャック
可動部4と回転モータ3の本体部との間には、ばね5が
チャック可動部4を上方向に付勢するように設けられて
いる。このチャック可動部4およびばね5はディスクテ
ーブル2とともに回転するようになっている。チャック
可動部4の外周部には、上面が下り傾斜するテーパ状鍔
部が形成されており、チャック制御機構における作用片
6の図中紙面に向かって左方向の移動により、チャック
可動部4は、ばね5の付勢力に抗して下方に移動するよ
うに構成されている。
【0004】また、チャック回転機構1は、側面略く字
形状をなすチャック爪7(合計で3つ設けられてい
る。)を有している。これらのチャック爪7は、その基
端側に形成された水平方向に軸方向を持つ回動軸部7a
が、ディスクテーブル2にて支持されることによって、
垂直回りに回動する。チャック爪7の屈曲背面部は、チ
ャック可動部4に当接されており、このチャック可動部
4が作用片6に押されて(すなわち、図示しないピック
アップ移動機構の移動力にて)下方向に移動するとき、
自重によって回動軸部7aを支点としてF方向に回動し
て爪先端部を退避(没入)させる一方、このチャック可
動部4が作用片6による押圧を解除されてばね5にて上
方向に移動するとき、このチャック可動部4に押されて
回動軸部7aを支点としてE方向に回動して爪先端部を
ディスクテーブル2のディスク8を載置する面から突出
させるようになっている。なお、チャック爪7のE方向
回転は、チャック爪7に形成されているストッパ部7b
がディスクテーブル2の所定部に当接することで規制さ
れるようにしてある。
【0005】このようにディスクテーブル2に載置され
たディスク8をクランプする方向に複数のチャック爪7
を回動させることにより、ディスク8をディスクテーブ
ル2に対して着脱する従来のクランプ機構は、チャック
爪7の自重によりディスク8をアンクランプする方向に
回動させていた。
【0006】したがって、上記クランプ機構では、チャ
ック爪7がディスクテーブル2のディスク8を載置する
面から出没してディスク8をクランプおよびアンクラン
プするので、ディスク8の上側からディスク8を押さえ
付ける回転自在な従動部分が不要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の情報
再生機構では、例えばディスクの情報記録面を地面に対
し垂直に設置しても、そのディスクを再生可能としたデ
ィスク再生機構がある。
【0008】しかしながら、上述した従来のクランプ機
構を備えたディスク再生機構では、チャック爪7がその
自重によりアンクランプする方向に回動してクランプ動
作を解除させているので、ディスク8の情報記録面を垂
直に設置したりすると、チャック爪7がディスクテーブ
ル2から引き込まれずに突出したままの状態とされるこ
とがある。
【0009】このような状態になると、ディスク8のク
ランプ動作を正確に解除させることができないという不
具合が発生する。そして、チャック爪7が突出したまま
の状態でディスク8をディスクテーブル2に装着しよう
としても、ディスクテーブル2から突出したチャック爪
7が障害となってクランプさせることができないという
不具合が発生する。
【0010】また、クランプ動作を解除するときには、
チャック爪7の自重によって行っているので、チャック
爪7の重心を考慮する必要があり、チャック爪7が形状
的に制約されるという課題があった。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、記録媒体の情報記録面の設置姿勢に拘らず、記録媒
体をターンテーブル上に保持する保持手段の安定した保
持解除動作を可能としたクランプ機構および情報再生機
構を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明の他の目的とするところは、
記録媒体の保持動作を解除するときに、保持手段である
チャック爪の重心を考慮することのないクランプ機構お
よび情報再生機構を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、記録媒体を載置し回転駆
動手段により回転されるターンテーブルと、前記記録媒
体を前記ターンテーブル上に保持する保持手段と、前記
記録媒体を保持する方向とその保持を解除する方向に前
記保持手段を駆動する駆動手段と、を備えたクランプ機
構であって、前記駆動手段は、前記記録媒体の保持を解
除する方向に前記保持手段を駆動するときに前記保持手
段が前記記録媒体を保持する方向に移動されることを規
制する規制手段を備えて構成する。
【0014】請求項1に記載の発明によれば、記録媒体
の情報記録面の設置姿勢に拘らず、つまり記録媒体の情
報記録面をあらゆる角度に設置したとしても記録媒体の
保持動作を正確に解除することができる。これにより、
記録媒体の保持解除精度を大幅に向上させることができ
る。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のクランプ機構において、前記保持手段は、前記ターン
テーブルに回動自在に設けられた複数のチャック爪から
成り、また、前記駆動手段は、前記ターンテーブルの前
記記録媒体を載置する面に対して垂直な方向に摺動可能
な可動部材を備え、前記規制手段は、前記可動部材が前
記ターンテーブルの前記記録媒体を載置する面から離れ
る方向に摺動するときに前記複数のチャック爪を前記記
録媒体の保持を解除する方向に押圧する押圧部材を備え
て構成する。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、記録媒体
の保持動作を解除するときには、チャック爪の自重によ
って行うことがないので、チャック爪の重心を考慮する
必要がなくなり、チャック爪の設計自由度を増大させる
ことができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のクランプ機構において、前記複数のチャック爪は、そ
の一端が前記記録媒体を前記ターンテーブル上に保持
し、その他端が前記押圧部材に押圧されることにより前
記記録媒体の保持を解除する方向に駆動されるように構
成する。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、チャック
爪の他端を押圧して、チャック爪を駆動させているの
で、安定した記録媒体の保持動作を解除することができ
る。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載のクランプ機構において、前記記録媒体を載置
する面に対して垂直な方向への前記可動部材の摺動をガ
イドするガイド部を設けて構成する。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、可動部材
を正確にガイドして円滑に摺動させることが可能とな
る。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
4のいずれかに記載のクランプ機構において、前記ター
ンテーブルの外周部に下面が上り傾斜するテーパ状鍔部
を形成する一方、前記可動部材の外周部に上面が下り傾
斜するテーパ状鍔部を形成して構成する。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、クランプ
を解除するための作用片がターンテーブルと可動部材と
の間に確実に圧入されて可動部材を摺動させることがで
きる。
【0023】請求項6に記載の発明は、情報再生機構が
請求項1ないし5のいずれかに記載のクランプ機構を備
えるように構成する。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、クランプ
動作を安定して解除することができるので、記録媒体の
設置自由度を向上させるとともに、記録媒体を損傷させ
たり、機構の故障を引き起こすのを防止することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて説明する。なお、以下の説明は、情
報再生機構としてCDやDVD等の記録媒体(以下、デ
ィスクという)を再生するディスク再生機構に対して本
発明に係るクランプ機構を適用した場合の実施形態であ
る。
【0026】図1は本発明に係るクランプ機構を適用し
たディスク再生機構を示す平面図である。図1に示すよ
うに、ディスク再生部10は可動ベース11を有し、こ
の可動ベース11上にはターンテーブル12、ピックア
ップ13、ピックアップ移動機構14およびクランプ制
御機構15が搭載されている。
【0027】ピックアップ13は、平面略L字状に形成
された取付けベース16を有し、この取付けベース16
のターンテーブル12側の側面には、押圧突起部17が
一体に形成されるとともに、平面略円弧状に形成された
作用片18が固定されている。
【0028】ピックアップ移動機構14は、一端が支持
部材19により支持されているスクリューシャフト20
と、駆動モータ21と、この駆動モータ21の駆動力を
スクリューシャフト20に伝達するプーリ、ベルトおよ
びギヤなどの駆動力伝達機構22とを備えている。
【0029】クランプ制御機構15は、ピックアップ1
3の取付けベース16に形成された押圧突起部17によ
り押圧される移動部材23と、この移動部材23を図中
紙面に向かって下方向に付勢するコイルばね24と、移
動部材23に連結軸25を介して回動可能に連結された
作動レバー26とを備え、この作動レバー26は支軸2
7を中心として回動可能に構成されている。
【0030】図2は図1のターンテーブルを示す平面
図、図3は図1のディスク再生機構のクランプ機構のク
ランプ状態を示す縦断面図、図4は図1のディスク再生
機構のクランプ機構のアンクランプ状態を示す縦断面
図、図5は図4のクランプ機構を示す拡大断面図であ
る。また、図6は図2のターンテーブルを示す縦断面
図、図7はクランプ機構の可動部材を示す縦断面図、図
8(A),(B)はクランプ機構のチャック爪を示す側
面図,正面図である。
【0031】図2〜図5に示すように、本実施形態のク
ランプ機構30は、ディスク8を載置する円板状のター
ンテーブル12と、このターンテーブル12の軸挿通孔
31に回転軸32aが嵌着する回転駆動手段としての回
転モータ32と、ターンテーブル12の筒部33に外嵌
されてディスク8を載置する面と垂直な方向(上下方
向)に摺動可能に設けられた可動部材34と、この可動
部材34と回転モータ32の上面との間に装着され可動
部材34を上方に付勢するばね35と、ターンテーブル
12のディスク8を載置する面から出没自在な複数のチ
ャック爪36とから大略的に構成されている。
【0032】そして、ターンテーブル12は、回転モー
タ32の回転軸32aの回転にて回転し、可動部材34
およびばね35はターンテーブル12とともに回転する
ように構成されている。
【0033】ターンテーブル12は、図6に示すように
筒部33が下面中央から突出して一体に形成され、この
筒部33に穿設された軸挿通孔31に上記のように回転
モータ32の回転軸32aが嵌着される一方、上面には
ディスク8の中心孔が嵌まり込む斜面37を有する円形
の段付部38が一体に形成されている。
【0034】また、筒部33の外周面には、周方向に一
定間隔(ターンテーブル12の中心から角度が120°
となる間隔)をおいて3箇所ガイド部としての凹溝39
が軸方向に沿って形成されている。そして、ターンテー
ブル12の段付部38からその底面までには、チャック
爪36が装着される爪装着孔40が周方向に一定間隔
(ターンテーブル12の中心から角度が120°となる
間隔)をおいて3箇所穿設されており、これらの爪装着
孔40の底面には、それぞれ内周側に突出してチャック
爪36を支持するための支持用凸部41がターンテーブ
ル12と一体に形成されている。
【0035】さらに、ターンテーブル12の爪装着孔4
0を除く底面には、可動部材34が装着される段付凹部
42が一体に形成されており、またターンテーブル12
の外周部には、下面が上り傾斜するテーパ状鍔部43が
形成されている。
【0036】一方、可動部材34の中央部には、図7に
示すように円筒部45が一体に突設され、この円筒部4
5の上端には周方向に一定間隔(ターンテーブル12の
中心から角度が120°となる間隔)をおいて3箇所、
外周方向に張り出すように規制手段としての押圧部46
が一体に形成され、これらの押圧部46は、可動部材3
4がターンテーブル12から離れる方向に摺動されると
きに複数のチャック爪36の他端を押圧して、ディスク
8の保持を解除する方向、すなわち、ターンテーブル1
2のディスク8を載置する面から退避(没入)させる方
向(以下、アンクランプする方向と称して説明する)に
回動させ、その回動されたチャック爪36がディスク8
を保持する方向、つまりターンテーブル12のディスク
8を載置する面から突出させる方向(以下、クランプす
る方向と称して説明する)に回動されることを規制す
る。
【0037】したがって、ディスク8をアンクランプす
る方向に回動された複数のチャック爪36が何らかの要
因によりディスク8をクランプする方向に回動しようと
してもその他端が押圧部46に押圧されているため、そ
の回動が規制される。
【0038】なお、上記した作用片18、作動レバー2
6、可動部材34、ばね35および押圧部46等により
駆動手段が構成される。
【0039】また、円筒部45の下端内周面には、軸心
に向かって突出するガイド部としての凸部47が周方向
に一定間隔(ターンテーブル12の中心から角度が12
0°となる間隔)をおいて3箇所設けられ、これらの凸
部47はターンテーブル12の筒部33の外周面に3箇
所形成された案内部としての凹溝39に各々嵌合するこ
とで、筒部33に対して可動部材34をガイドして摺動
する。
【0040】さらに、円筒部45の押圧部46の下部に
は、チャック爪36の端部を係止する係止用凹部48
と、チャック爪36の端部が当接する当接部48aとが
連設され、また円筒部45の底部外周側には、ばね35
の一端を保持するための保持溝49が形成されている。
そして、可動部材34の外周部には、上面が下り傾斜す
るテーパ状鍔部50が形成されている。
【0041】一方、各チャック爪36は、図3および図
4に示すようにターンテーブル12の3箇所穿設された
爪装着孔40に各々回動可能に装着され、これらのチャ
ック爪36は、可動部材34をターンテーブル12の筒
部33に対して摺動させることによりターンテーブル1
2のディスク8を載置する面からそれぞれの一端を出没
させて前記記録媒体をディスク8に対し着脱可能とし、
このとき各チャック爪36の他端は、ターンテーブル1
2の支持用凸部41および可動部材34の係止用凹部4
8に支持されている。
【0042】また、各チャック爪36は、合成樹脂によ
り一体成形され、図8(A),(B)に示すように一端
に鉤状部51を有し、この鉤状部51の先端には、断面
楔状の保持片51aが形成され、可動部材34が上部に
位置するとき鉤状部51がターンテーブル12のディス
ク8を載置する面から突出してその保持片51aがディ
スク8を保持する。
【0043】さらに、各チャック爪36の他端には、略
矩形平板状に形成された基部52を有し、この基部52
の底面には、ターンテーブル12の支持用凸部41が嵌
まり込む凹陥部53が形成されるとともに、この基部5
2の正面側には支持用凸部41に支持される支軸54が
形成されている。また、基部52の背面側には、可動部
材34の係止用凹部48に嵌まり込み、当接部48aに
当接する係止用凸部55が形成されている。
【0044】すなわち、複数のチャック爪36は、その
一辺が支軸54を中心として回動されるとともに、その
一辺と対向する部位に係止用凸部55が形成され、この
係止用凸部55が可動部材34の押圧部46により押圧
されるように構成されている。
【0045】次に、本実施形態のクランプ機構30の作
用を説明する。
【0046】ディスク再生部10がディスク8をクラン
プしている状態にあるとき、クランプ機構30は図3に
示すように複数のチャック爪36がターンテーブル12
のディスク8を載置する面から突出してディスク8を確
実に保持している。
【0047】そして、使用者によるディスク8の排出指
令等がなされると、ディスク再生部10はクランプ動作
を解除する。まず、駆動モータ21が作動し、この駆動
力が駆動力伝達機構22を介してスクリューシャフト2
0に伝達されてスクリューシャフト20を回転させる。
このスクリューシャフト20の回転によってピックアッ
プ13が図中A方向に移動し、このピックアップ13の
移動に伴って押圧突起部17および作用片18も同方向
に移動する。
【0048】この作用片18が移動することにより、移
動部材23がコイルばね24の付勢力に抗して図中紙面
に向かって上方向に移動し、連結軸25を介して作動レ
バー26が支軸27を中心としてB方向に回動し、図4
に示すように作動レバー26が作用片18とともにター
ンテーブル12と可動部材34との間に圧入され、可動
部材34を押し下げる。
【0049】すなわち、作動レバー26が作用片18と
ともに可動部材34を押し下げると、可動部材34の押
圧部46が各チャック爪36の係止用凸部55を押し下
げる。すると、各チャック爪36は、ターンテーブル1
2の支持用凸部41に支持された基部52の支軸54を
支点として矢印C方向に回動して鉤状部51をターンテ
ーブル12のディスク8を載置する面から退避(没入)
させ、つまり鉤状部51を爪装着孔40内に埋没させる
ことにより、ディスク8のクランプ動作が解除される。
【0050】一方、可動部材34が作用片18および作
動レバー26による押圧を解除されてばね35にて上方
向に移動するとき、この可動部材34の当接部48aに
チャック爪36の係止用凸部55が押されて支軸54を
支点としてD方向に回動して鉤状部51をターンテーブ
ル12のディスク8を載置する面から突出させ、ディス
ク8をクランプするようになっている。
【0051】このように本実施形態のクランプ機構によ
れば、可動部材34の円筒部45の上端に周方向に一定
間隔をおいて押圧部46を3箇所設け、これらの押圧部
46は、可動部材34がターンテーブル12から離れる
方向に摺動される(押し下げられる)ときに複数のチャ
ック爪36の端部(他端)をアンクランプする方向に押
圧して、チャック爪36の回動を規制することにより、
ディスク8の情報記録面をあらゆる角度に設置したとし
てもディスク8のクランプ動作を正確かつ強制的に解除
させることができる。これにより、クランプ解除精度を
大幅に向上させることができる。
【0052】また、クランプ動作を解除する時には、チ
ャック爪36の自重によって行うことがないので、チャ
ック爪36の重心を考慮する必要がなく、チャック爪3
6が形状的に制約を受けることがなくなり、チャック爪
36の設計自由度を増大させることができる。
【0053】さらに、複数のチャック爪36は、その一
端である鉤状部51にてディスク8をターンテーブル1
2上に保持し、その他端に形成された係止用凸部55が
押圧部46により押圧されて、その係止用凸部55と対
向する支点用突起54を支軸としてディスク8をアンク
ランプする方向に回動されるように構成されているの
で、安定してディスク8のクランプ動作を解除させるこ
とができる。
【0054】そして、ターンテーブル12の筒部33に
形成された複数の凹溝39に可動部材34の円筒部45
内に突設された複数の凸部47を嵌合するようにターン
テーブル12に可動部材34を取り付けているので、可
動部材34を正確にガイドして円滑に摺動させることが
可能となる。
【0055】また、ターンテーブル12の外周部に下面
が上り傾斜するテーパ状鍔部43を形成する一方、可動
部材34の外周部に上面が下り傾斜するテーパ状鍔部5
0を形成したことにより、クランプを解除するための作
用片18および作動レバー26がターンテーブル12と
可動部材34との間に確実に圧入されて可動部材34を
摺動させることができる。
【0056】上記のように構成されたクランプ機構30
を備えたディスク再生機構10によれば、クランプ動作
を安定して解除することができるので、ディスク8の設
置自由度を向上させるとともに、ディスク8を損傷させ
たり、機構の故障を引き起こすのを防止することができ
る。
【0057】なお、上記実施形態では、規制手段である
押圧部46を可動部材34と一体に形成し、その可動部
材34が摺動することにより押圧部46が複数のチャッ
ク爪36の他端を押圧して、複数のチャック爪36の回
動を規制することについて説明したが、これに限られる
ことなく、可動部材34と押圧部46とを別体にしても
よく、また、可動部材34のターンテーブル12寄りの
先端部と複数のチャック爪36の他端とを連結した構成
としてもよい。その場合は、その連結部が規制手段に相
当し、可動部材34が摺動することで複数のチャック爪
36が回動し、上記連結部によりその回動が規制される
ことになる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るクラン
プ機構によれば、保持手段である複数のチャック爪を、
記録媒体のターンテーブルでの保持を解除する方向に駆
動(回動)するときにその複数のチャック爪が記録媒体
を保持する方向へ移動されることを規制する規制手段を
設けたことにより、記録媒体の情報記録面をあらゆる角
度に設置したとしても、記録媒体の保持動作を正確に解
除することができる。これにより、保持解除精度を大幅
に向上させることができる。
【0059】また、保持手段であるチャック爪の重心を
考慮する必要がなくなるため、チャック爪の設計自由度
を増大させることができる。
【0060】さらに、本発明に係る情報再生機構によれ
ば、クランプ動作を安定して解除することができるの
で、再生機構としての信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクランプ機構を適用したディスク
再生機構を示す平面図である。
【図2】図1のターンテーブルを示す平面図である。
【図3】図1のディスク再生機構のクランプ機構のクラ
ンプ状態を示す縦断面図である。
【図4】図1のディスク再生機構のクランプ機構のアン
クランプ状態を示す縦断面図である。
【図5】図4のクランプ機構を示す拡大断面図である。
【図6】図2のターンテーブルを示す縦断面図である。
【図7】本実施形態に係るクランプ機構の可動部材を示
す縦断面図である。
【図8】(A),(B)はクランプ機構のチャック爪を
示す側面図,正面図である。
【図9】従来のクランプ機構のアンクランプ状態を示す
縦断面側面図である。
【図10】従来のクランプ機構のクランプ状態を示す縦
断面側面図である。
【符号の説明】
8 ディスク(記録媒体) 10 ディスク再生機構(情報再生機構) 11 可動ベース 12 ターンテーブル 13 ピックアップ 14 ピックアップ移動機構 15 クランプ制御機構 16 取付けベース 17 押圧突起部 18 作用片 19 支持部材 20 スクリューシャフト 21 駆動モータ 22 駆動力伝達機構 23 移動部材 24 コイルばね 25 連結軸 26 作動レバー 27 支軸 30 クランプ機構 31 軸挿通孔 32 回転モータ(回転駆動手段) 33 筒部 34 可動部材 35 ばね 36 チャック爪(保持手段) 37 斜面 38 段付部 39 凹溝(ガイド部) 40 爪装着孔 41 支持用凸部 42 段付凹部 43 テーパ状鍔部 45 円筒部 46 押圧部(押圧部材) 47 凸部(ガイド部) 48 係止用凹部 49 保持溝 50 テーパ状鍔部 51 係止片 52 基部 53 凹陥部 54 支軸 55 係止用凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 高志 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 下澤 良輔 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 新飼 康広 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 武藤 明浩 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 荻原 靖雄 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 5D138 RA05 RA11 SA06 TA17 TA33 TA34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を載置し回転駆動手段により回
    転されるターンテーブルと、 前記記録媒体を前記ターンテーブル上に保持する保持手
    段と、 前記記録媒体を保持する方向とその保持を解除する方向
    に前記保持手段を駆動する駆動手段と、を備えたクラン
    プ機構であって、 前記駆動手段は、前記記録媒体の保持を解除する方向に
    前記保持手段を駆動するときに前記保持手段が前記記録
    媒体を保持する方向に移動されることを規制する規制手
    段を備えたことを特徴とするクランプ機構。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は、前記ターンテーブルに
    回動自在に設けられた複数のチャック爪から成り、ま
    た、前記駆動手段は、前記ターンテーブルの前記記録媒
    体を載置する面に対して垂直な方向に摺動可能な可動部
    材を備え、 前記規制手段は、前記可動部材が前記ターンテーブルの
    前記記録媒体を載置する面から離れる方向に摺動すると
    きに前記複数のチャック爪を前記記録媒体の保持を解除
    する方向に押圧する押圧部材を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のクランプ機構。
  3. 【請求項3】 前記複数のチャック爪は、その一端が前
    記記録媒体を前記ターンテーブル上に保持し、その他端
    が前記押圧部材に押圧されることにより前記記録媒体の
    保持を解除する方向に駆動されることを特徴とする請求
    項2記載のクランプ機構。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体を載置する面に対して垂直
    な方向への前記可動部材の摺動をガイドするガイド部を
    設けたことを特徴とする請求項2または3記載のクラン
    プ機構。
  5. 【請求項5】 前記ターンテーブルの外周部に下面が上
    り傾斜するテーパ状鍔部を形成する一方、前記可動部材
    の外周部に上面が下り傾斜するテーパ状鍔部を形成した
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の
    クランプ機構。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のク
    ランプ機構を備えたことを特徴とする情報再生機構。
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