JP2001216761A - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JP2001216761A
JP2001216761A JP2000021358A JP2000021358A JP2001216761A JP 2001216761 A JP2001216761 A JP 2001216761A JP 2000021358 A JP2000021358 A JP 2000021358A JP 2000021358 A JP2000021358 A JP 2000021358A JP 2001216761 A JP2001216761 A JP 2001216761A
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JP
Japan
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disk
recording medium
shaped recording
optical pickup
disc
Prior art date
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Application number
JP2000021358A
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English (en)
Inventor
Kunio Shimizu
邦夫 清水
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク駆動装置の小型化及び機構の簡素化
を図る。 【解決手段】 ディスクテーブル34又は光学ピックア
ップ35のうち少なくとも一方をメカシャーシ14に対
して移動可能とし、ディスクテーブル又は光学ピックア
ップのうち少なくとも一方をディスク状記録媒体102
のディスク挿脱口7からの挿入時及び排出時にディスク
状記録媒体から離間する方向へ移動させると共にディス
ク挿脱口から挿入されたディスク状記録媒体がディスク
装着位置に移動されたときにディスク状記録媒体に接す
る方向へ移動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク駆動装置に
関する。詳しくは、メカシャーシとディスクテーブルと
光学ピックアップとを備えたディスク駆動装置について
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク駆動装置として、例えば、ディ
スク状記録媒体に記録された情報信号の再生を行うこと
ができるディスク再生装置があり、このようなディスク
再生装置には、メカシャーシの上側に位置され後端部を
支点として回動するディスクホルダーが設けられている
ものがある。
【0003】このようなディスク再生装置にあっては、
ディスク状記録媒体のディスクホルダーに対する挿入及
び排出に際しては、メカシャーシに該メカシャーシから
上方へ突出した状態で配置されたディスクテーブルと光
学ピックアップとの干渉を回避するために、ディスクホ
ルダーをメカシャーシから離間する方向へ回動させて行
うようにしている。そして、情報信号の再生時には、デ
ィスクホルダーをメカシャーシに接する方向へ回動さ
せ、ディスクホルダーがメカシャーシと平行に位置され
た状態でディスク状記録媒体がディスクテーブルに装着
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のディ
スク駆動装置にあっては、ディスクホルダーを回動させ
るため、ディスクホルダーをメカシャーシから離間させ
る方向へ回動してディスク状記録媒体の挿入及び排出を
行う状態において、装置が大型となってしまう。
【0005】また、ディスクホルダーが設けられている
分、ディスク再生装置が厚くなってしまい大型となって
しまう。
【0006】さらに、ディスク状記録媒体の挿入時に
は、ディスク状記録媒体がディスクホルダーに対する挿
入方向へ移動され、次いで、ディスクホルダーの回動に
伴ってメカシャーシに近づく方向へ移動されるため、デ
ィスク状記録媒体が2方向へ移動されることになる。こ
の2方向へのディスク状記録媒体の移動は該ディスク状
記録媒体の排出時においても同様である。従って、ディ
スク状記録媒体を2方向へ移動させる分、ディスク再生
装置の機構が複雑であり故障の原因となり易いと共にコ
スト高となってしまうという問題もある。
【0007】そこで、本発明ディスク駆動装置は、上記
した問題点を克服し、当該装置の小型化及び機構の簡素
化を図ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明ディスク駆動装置
は、上記した課題を解決するために、ディスクテーブル
又は光学ピックアップのうち少なくとも一方をメカシャ
ーシに対して移動可能とし、ディスクテーブル又は光学
ピックアップのうち少なくとも一方をディスク状記録媒
体のディスク挿脱口からの挿入時及び排出時にディスク
状記録媒体から離間する方向へ移動させると共にディス
ク挿脱口から挿入されたディスク状記録媒体がディスク
装着位置に移動されたときにディスク状記録媒体に接す
る方向へ移動させるようにしたものである。
【0009】従って、本発明ディスク駆動装置にあって
は、ディスクホルダーを必要としないと共にディスク状
記録媒体の一方向のみの移動によりディスク状記録媒体
の挿入又は排出が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明ディスク駆動装置
の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0011】尚、以下に示した実施の形態は、本発明デ
ィスク駆動装置を、直径が略64mmのディスク状記録
媒体に記録された情報信号の再生を行うことができるデ
ィスク再生装置に適用したものである。
【0012】ディスク再生装置1は外筐2内に所要の各
部材及び各機構が設けられて成り、外筐2は、板状を為
す底面パネル3に上パネル4が結合されて成る(図1及
び図2参照)。上パネル4は天板部5と該天板部5の周
縁から垂設された周面部6とが一体に形成されて成り、
周面部6は前面部6aと後面部6bと右側面部6cと左
側面部6dとから成る。そして、前面部6aには、横長
のディスク挿脱口7が形成されている。
【0013】上パネル4の前面部6aには、シャッター
部材8が回動自在に支持されている(図1参照)。そし
て、シャッター部材8が回動されてディスク挿脱口7が
開放され、ディスク状記録媒体のディスク挿脱口7から
の挿入又は挿入されたディスク状記録媒体のディスク挿
脱口7からの排出が可能となる。
【0014】上パネル4の右側面部6cには、前後方向
に長い支持孔9が形成され(図2及び図3参照)、ま
た、支持孔9の後側には内方へ突出されたバネ掛け軸1
0が設けられている(図2参照)。
【0015】上パネル4の右側面部6cの内面にはロッ
ク部材11が前後方向にスライド自在に支持される(図
3参照)。ロック部材11の右側面には嵌合凹部11a
が形成されている。そして、ロック部材11の前縁のう
ち上端部を除く部分が作用縁11bとして形成され、該
作用縁11bは下方へいくに従って後方へ変位するよう
に傾斜されている。また、ロック部材11の下端部の後
端は後方へ突出された突出部11cとして形成され、該
突出部11cの上縁側がロック縁11dとして形成され
ている。
【0016】ロック部材11と上パネル4の右側面部6
cに設けられたバネ掛け軸10との間には、引張コイル
バネ12が張設され、これによりロック部材11に後方
への移動力が付与される。
【0017】上パネル4の右側面部6cの外面にはスラ
イド摘子13が前後方向にスライド自在に支持される
(図1乃至図3参照)。スライド摘子13には、左方へ
突出された嵌合突部13aが設けられている。そして、
嵌合突部13aが右側面部6cに形成された支持孔9を
挿通され、ロック部材11の嵌合凹部11aに嵌合され
てロック部材11と結合される。従って、スライド摘子
13には、ロック部材11を介して引張コイルバネ12
の付勢力が付与され、スライド摘子13が後方へ付勢さ
れる。
【0018】外筐2内にはメカシャーシ14が配置され
ている(図3参照)。メカシャーシ14は、上下方向を
向く主面部15と該主面部15の周縁から垂設された前
面部16、後面部17、右側面部18及び左側面部19
とが一体に形成されて成る。そして、主面部15には略
右半部に配置孔15aが形成され、該配置孔15aの開
口前縁の右端部から後方へ向けて規制片15bが突出さ
れている。また、後面部17には、下方へ開口した配置
用切欠17aが形成されている。さらに、右側面部18
には、下方へ開口した切欠部18aが形成されている。
【0019】メカシャーシ14の右側面部18と左側面
部19とには、それぞれ第1のガイド板20と第2のガ
イド板21とが右側面部18及び左側面部19の各上端
から上方へ突出された状態で取り付けられている。そし
て、第1のガイド板20の後端部と第2のガイド板21
の後端部は、それぞれ互いに近づく方向へ折り曲げら
れ、これらの部分がそれぞれ後側規制部20a、21a
として形成されている。また、第1のガイド板20に
は、右側面部18の切欠部18aに対応した位置に、下
方へ開口した図示しない切欠部が形成されている。
【0020】メカシャーシ14の左右両端部には、その
後端寄りの位置に軸受部材22、22が取り付けられて
いる(図3参照)。そして、軸受部材22、22間に
は、送り軸23が回転自在に支持され、該送り軸23の
一部が螺軸部23aとして形成されている。
【0021】送り軸23の左端寄りの位置には、ウォー
ム24が外嵌状に設けられている(図3参照)。そし
て、ウォーム24はウォームホイール25と噛合され、
メカシャーシ14の主面部15の下面側に設けられた駆
動モーター26の駆動力によってウォームホイール25
を介してウォーム24が回転され、これにより送り軸2
3が軸回り方向へ回転されるようになっている。
【0022】送り軸23には保持部材27が回動自在に
支持され、該保持部材27はメカシャーシ14の配置孔
15a内に位置されている(図3参照)。保持部材27
は、モーター保持部28と軸支部29と係合部30と突
設部31とが一体に形成されて成る(図3参照)。
【0023】モーター保持部28は前後方向に延び、前
後方向における中間部に保持凹部28aを有している。
そして、モーター保持部28の後端部が送り軸23の軸
方向における略中央部に回動自在に支持されている。ま
た、モーター保持部28には、その後端から後斜め下方
へ突出された被ロック部28bが設けられ、該被ロック
部28bが付勢バネ32によって下方へ付勢されてい
る。付勢バネ32は、例えば、引張コイルバネであり、
被ロック部28bと底面パネル3との間に張設されてい
る。また、付勢バネ32は、ロック部材11と上パネル
4に設けられたバネ掛け軸10との間に張設された引張
コイルバネ12のバネ力よりも弱くされている。
【0024】モーター保持部28の保持凹部28aに
は、スピンドルモーター33が保持されており、該スピ
ンドルモーター33のモーター軸にディスクテーブル3
4が固定されている。そして、ディスクテーブル34の
中央部には、上方へ突出されたセンターリング部34a
が設けられ、該センターリング部34aには図示しない
マグネットが埋設されている。
【0025】軸支部29は前後方向に長い棒状に形成さ
れ、後端部が送り軸23の右端寄りの位置に回動自在に
支持されている。軸支部29の前後方向における略中央
部には、前後に離間して第1の作用軸29aと第2の作
用軸29bとが右方へ突出して設けられている。そし
て、第1の作用軸29a及び第2の作用軸29bは、メ
カシャーシ14の右側面部18の切欠部18a及び第1
のガイド板20の切欠部を通って右方へ突出され、第1
の作用軸29aと第2の作用軸29bとの間に、上パネ
ル4の右側面部6cの内面に支持されたロック部材11
が位置される。
【0026】係合部30は、モーター保持部28の前端
部と軸支部29の前端寄りの部分とを連結するように設
けられており、後方へ突出され左右方向に延びるガイド
突条30aを有している。
【0027】突設部31は軸支部29の前端部から左方
へ突出され、左端部に位置決めピン31aが上方へ向け
て突設されている。
【0028】光学ピックアップ35は移動ベース36上
に2軸アクチュエーター37が支持されて成る(図3参
照)。移動ベース36の前端部には上下に離間した一対
の係合片を有する摺動部36aが設けられており、該摺
動部36aが保持部材27の係合部30に設けられたガ
イド突条30aに摺動自在に係合されている。そして、
光学ピックアップ35は、移動ベース36の後端部が送
り軸23の螺軸部23aに螺合され、送り軸23が回転
されることによって保持部材27のモーター保持部28
と軸支部29との間で、送り軸23の回転方向に応じた
方向へガイド突条30aにガイドされて移動される。従
って、送り軸23のうち、モーター保持部28と軸支部
29との間の部分が螺軸部23aとして形成されてい
る。
【0029】尚、送り軸23には、保持部材27のモー
ター保持部28の左方に、該モーター保持部28と当接
又は近接した状態でストッパー38が外嵌状に設けられ
ている(図3参照)。そして、保持部材27は、ストッ
パー38によって送り軸23の軸方向における移動が規
制される。
【0030】上記したように、保持部材27は、被ロッ
ク部28bが付勢バネ32によって下方へ付勢されてい
る。従って、保持部材27のうち送り軸23の前側の部
分は、上方へ付勢されており、軸支部29の前端部がメ
カシャーシ14の規制片15bと当接し規制された位置
が保持部材27の上方側の移動端、即ち、情報信号の再
生が可能な再生可能位置である。再生可能位置において
は、ディスクテーブル34、2軸アクチュエーター37
及び位置決めピン31aがメカシャーシ14の主面部1
5から上方へ突出される(図3参照)。
【0031】メカシャーシ14の主面部15の後端部に
はイジェクト部材39が回動自在に支持されている(図
3参照)。イジェクト部材39は、回動支点を有する被
支持部39aと該被支持部39aの前縁から下方へ折り
曲げられたロック部39bと被支持部39aの後縁から
上方へ折り曲げられた作用部39cとが一体に形成され
て成る。
【0032】被支持部39aは、メカシャーシ14の後
面部17の配置用切欠17aに対応して位置され、配置
用切欠17aから被支持部39aの後端部が後方へ突出
されている。従って、ロック部39bは主面部15の下
側に位置され、作用部39cは主面部15の上側に位置
される。
【0033】ロック部39bは被支持部39aより左方
へ突出され、ロック部39bの右端部とその後側に位置
するメカシャーシ14の後面部17との間には、ロック
用バネ40が張設されており、該ロック用バネ40は引
張コイルバネである。ロック用バネ40によってイジェ
クト部材39は、平面で見て反時計回り方向への回動力
を付与されており、保持部材27が再生可能位置にある
状態において、ロック部39bの左端部前面が被ロック
部28bの後端に弾接されている(図3参照)。
【0034】作用部39cは被支持部39aより左方へ
突出されている。そして、作用部39cは、ロック部3
9bが被ロック部28bに弾接されている状態において
は、主面部15の後端より後側に後面部17に沿うよう
に位置されている(図3参照)。
【0035】上パネル4が底面パネル3に取り付けられ
た状態においては、メカシャーシ14に取り付けられた
第1のガイド板20及び第2のガイド板21の外方側に
それぞれ上パネル4の右側面部6c及び左側面部6dが
位置される。従って、上パネル4の右側面部6cの内面
に支持されたロック部材11は、右側面部6cと第1の
ガイド板20との間に位置される。尚、右側面部6cと
第1のガイド板20との間隔は、両者の間に図示しない
スペーサーを介在させることによって一定に維持されて
いる。
【0036】ディスクカートリッジ100はケース体1
01内に直径が略64mmのディスク状記録媒体102
が回転自在に支持されて成る(図5参照)。ケース体1
01は上ハーフ101aと下ハーフ101bとが結合さ
れて成り、ケース体101には前後方向にスライド可能
とされた図示しないシャッターが支持されている。
【0037】下ハーフ101bには、シャッターが所定
の方向へスライドされたときに開放される図示しない透
過孔が形成されており、情報信号の再生時に、透過孔を
介して2軸アクチュエーター37の対物レンズ37aか
らレーザー光がディスク状記録媒体102に照射される
ようになっている。また、下ハーフ101bの中央部に
は、ディスクテーブル34が挿入される開口101cが
形成されている。
【0038】ディスク状記録媒体102の中心部にはデ
ィスクテーブル34のセンターリング部34aが挿入さ
れる挿入孔102aが形成されている。そして、ディス
ク状記録媒体102の中央部上面には、磁性金属材料か
ら成るプレート102bが固定されている。
【0039】以下に、ディスクカートリッジ100の挿
入時及び排出時のディスク再生装置1の動作について説
明する。
【0040】先ず、ディスクカートリッジ100が挿入
される前の状態について説明する(図5及び図6参
照)。
【0041】保持部材27は前端部が下方へ移動する方
向へ回動されており、位置決めピン31a、ディスクテ
ーブル34及び光学ピックアップ35がディスク挿脱口
7から挿入されるディスクカートリッジ100と干渉し
ない退避位置にある(図6参照)。この退避位置におい
ては、イジェクト部材39はロック用バネ40の付勢力
によってロック部39bの左端部及び作用部39cの左
端部が前方へ移動する方向への回動端に位置され、ロッ
ク部39bが保持部材27の被ロック部28bの下側に
これと接した状態で入り込んでいるため、保持部材27
が退避位置においてイジェクト部材39にロックされて
いる。従って、この位置がイジェクト部材39のロック
位置とされる。保持部材27が退避位置にある状態にお
いては、第1の作用軸29a及び第2の作用軸29bが
下降された位置にあるため、引張コイルバネ12の付勢
力によって後方へ付勢されたロック部材11は、突出部
11cが第2の作用軸29bに弾接した状態とされてい
る(図5参照)。尚、突出部11cが第2の作用軸29
bに弾接したロック部材11の状態を挿入開始位置とす
る。
【0042】ディスクカートリッジ100がディスク挿
脱口7から挿入されていくときには、左右方向について
は、第1のガイド板20及び第2のガイド板21に案内
され、また、上下方向については、上パネル4の天板部
5及びメカシャーシ14の主面部15に案内される。ま
た、挿入されたディスクカートリッジ100の後述する
ディスク挿脱口7からの排出時においても、同様に、デ
ィスクカートリッジ100は、第1のガイド板20、第
2のガイド板21、天板部5及び主面部15に案内され
る。従って、これらの第1のガイド板20、第2のガイ
ド板21、天板部5及び主面部15は、移動されるディ
スクカートリッジ100を案内するための、ガイド部と
して機能する。
【0043】ディスクカートリッジ100が挿入されて
いくときには、保持部材27が退避位置にあるため、位
置決めピン31a、ディスクテーブル34及び光学ピッ
クアップ35がディスクカートリッジ100と接触する
ようなことがない(図7参照)。従って、ディスクカー
トリッジ100を円滑に外筐2内に挿入することができ
る。
【0044】ディスクカートリッジ100が挿入されて
いくと、ケース体101にスライド自在に支持されたシ
ャッターが図示しないシャッター開閉機構によってスラ
イドされ、下ハーフ101bに形成された透過孔が開放
される。
【0045】ディスクカートリッジ100が所定の位置
まで挿入されると、ケース体101の後面によってロッ
ク位置にあるイジェクト部材39の作用部39cが押圧
されていく。そして、イジェクト部材39は、ディスク
カートリッジ100のケース体101の後面が第1のガ
イド板20の後側規制部20a及び第2のガイド板21
の後側規制部21aに当接するまで、ロック用バネ40
の付勢力に抗して回動され、ロック解除位置に至る(図
8参照)。ロック解除位置に至ったイジェクト部材39
は、図示しないロック機構によってロックされる。
【0046】ロック解除位置、即ち、ロック部39bが
保持部材27の被ロック部28bの後端より後側に達す
ると、ロック部材11の保持部材27に対するロックが
解除され、保持部材27は付勢バネ32の付勢力によっ
て退避位置から再生可能位置へ向けて送り軸23を支点
として回動されていく。そして、保持部材27は、軸支
部29の前端部がメカシャーシ14の主面部15の規制
片15bに接して回動を規制されて再生可能位置に保持
される。
【0047】保持部材27が再生可能位置に達すると、
位置決めピン31aがメカシャーシ14の主面部15か
ら上方へ突出され、位置決めピン31aがディスクカー
トリッジ100のケース体101に形成された図示しな
い位置決め孔に嵌合されてディスクカートリッジ100
のメカシャーシ14に対する位置決めが為される(図8
参照)。
【0048】同時にディスクテーブル34が開口101
cからケース体101内に挿入され、ディスクテーブル
34のセンターリング部34aがディスク状記録媒体1
02の挿入孔102aに挿入される。ディスクテーブル
34のセンターリング部34aが挿入孔102aに挿入
された状態においては、ディスク状記録媒体102がデ
ィスクテーブル34によって押し上げられ、ディスク状
記録媒体102がケース体101の下ハーフ101bか
ら離間される。そして、ディスクテーブル34に設けら
れたマグネットによってプレート102bが吸着されて
ディスク状記録媒体102に対するチャッキングが為さ
れ、ディスク状記録媒体102がディスクテーブル34
の回転に伴って回転可能な状態とされる。このとき、下
ハーフ101bに形成された透過孔に、光学ピックアッ
プ35の2軸アクチュエーター37の一部が挿入され
る。
【0049】一方、保持部材27が再生可能位置へ向け
て回動されると、第2の作用軸29bが略上方へ移動さ
れ、第2の作用軸29bと突出部11cとの接触が解除
され、ロック部材11が引張コイルバネ12の付勢力に
よって後方へ移動されることにより係止位置に至り、第
2の作用軸29bがロック部材11のロック縁11dに
係止される(図9参照)。従って、保持部材27はロッ
ク部材11によって、再生可能位置にロックされる。
【0050】上記のように、保持部材27が再生可能位
置にロックされると共にディスク状記録媒体102がデ
ィスクテーブル34に装着されると、ディスクテーブル
34の回転に伴ってディスク状記録媒体102が回転さ
れると共に2軸アクチュエーター37の対物レンズ37
aを介してレーザー光がディスク状記録媒体102に照
射され、該ディスク状記録媒体102に記録された情報
信号の再生が為される。
【0051】ディスク状記録媒体102に対する再生動
作が終了し、スライド摘子13を前方へスライド操作す
ると(図10参照)、ディスクカートリッジ100の排
出動作が為される。
【0052】スライド摘子13を前方へスライド操作す
ると、ロック縁11dの第2の作用軸29bに対する係
止状態が解除され、ロック部材11が係止位置からイジ
ェクト位置へ向けて引張コイルバネ12の付勢力に抗し
て移動される(図10参照)。ロック部材11のイジェ
クト位置への移動によって保持部材27の第1の作用軸
29aが作用縁11bによって略下方へ移動するように
押圧され、保持部材27が付勢バネ32の付勢力に抗し
て再生可能位置から退避位置へ向けて送り軸23を支点
として回動されていく(図11参照)。
【0053】保持部材27が退避位置へ向けて回動され
ると、ディスクテーブル34のディスク状記録媒体10
2に対する装着が解除されると共にディスクカートリッ
ジ100に対する位置決めピン31aの位置決め状態が
解除される。
【0054】このとき、スライド摘子13がスライド操
作されると、ロック機構によるイジェクト部材39に対
するロック解除位置におけるロック状態が解除されるよ
うになっており、イジェクト部材39はロック解除位置
からロック位置へ向けて回動され、作用部39cがディ
スクカートリッジ100のケース体101の後面を前方
へ押圧していく。
【0055】イジェクト部材39がロック位置へ至る
と、ロック部39bによって退避位置に至った保持部材
27が再びロックされる(図12参照)。そして、イジ
ェクト部材39によるケース体102への押圧によっ
て、ディスクカートリッジ100がディスク挿脱口7か
ら排出されていく(図12参照)。このとき、シャッタ
ー開閉機構によってケース体101にスライド自在に支
持されたシャッターがスライドされ、下ハーフ101b
に形成された透過孔が閉塞される。
【0056】このようにディスクカートリッジ100が
排出されていくときにおいても、挿入時と同様に、保持
部材27が退避位置にあるため、位置決めピン31a、
ディスクテーブル34及び光学ピックアップ35がディ
スクカートリッジ100と接触するようなことがなく、
ディスクカートリッジ100を円滑に外筐2から排出す
ることができる。
【0057】以上に記載した通り、ディスク再生装置1
にあっては、ディスクホルダーを設ける必要がないた
め、その分、ディスク再生装置1の厚みを薄くすること
ができる。また、ディスクカートリッジ100の挿入時
及び排出時に該ディスクカートリッジ100を一方向に
のみ移動させるだけでよく、ディスク再生装置1の機構
が複雑とならず、その分、コストの低減を図ることがで
きる。
【0058】また、ディスク再生装置1にあっては、送
り軸23を支点として光学ピックアップ35を回動させ
ているため、ウォームホイール25及び駆動モーター2
6を移動させる必要がなく光学ピックアップ35の位置
精度が高いと共に光学ピックアップ35を回動させるた
めの専用の回動支点軸を設ける必要がないため製造コス
トの低減を図ることができる。
【0059】さらに、ディスク再生装置1にあっては、
送り軸23を支点としてディスクテーブル34が配置さ
れた保持部材27を回動させているため、ディスクテー
ブル34を回動させるための専用の回動支点軸を設ける
必要がなく製造コストの低減を図ることができる。
【0060】さらにまた、ディスク再生装置1にあって
は、ディスクテーブル34と光学ピックアップ29とが
一体となってメカシャーシ14に対して移動するため、
ディスクテーブル34と光学ピックアップ29との間の
適正な位置精度を維持することができ、再生動作の適正
化を図ることができる。また、ディスクテーブル34と
光学ピックアップ29とを移動させる機構が簡易かつ小
型にできるため、ディスク再生装置1の小型化を図るこ
とができると共に製造コストの低減を図ることができ
る。
【0061】加えて、ディスク再生装置1にあっては、
もともと設けられているイジェクト部材39によって保
持部材27を退避位置にロックするため、機構の簡素化
を図ることができる。また、ディスクカートリッジ10
0が挿入されていない状態においてイジェクト部材39
によって必ず保持部材27が退避位置にロックされるた
め、ディスク再生装置1の動作の適正化を図ることがで
きる。
【0062】図13乃至図15は、ガイド軸を支点とし
てディスクテーブル及び光学ピックアップを回動させる
ようにした回動機構の第1の変形例を示すものである。
【0063】光学ピックアップ35Aは移動ベース36
A上に2軸アクチュエーター37Aが支持されて成り、
移動ベース36Aの一端部には上下に位置する一対の係
合片を有する摺動部36bが設けられている。そして、
移動ベース36Aの他端部には、例えば、板状の金属材
料が加工されて形成されたナット部材41がネジ止めに
よって取り付けられ、該ナット部材41には係合突部4
1aが形成されている。
【0064】光学ピックアップ35Aは、摺動部36b
がガイド突条30aに摺動自在に係合され、また、移動
ベース36Aの他端部にガイド軸42が挿通され、移動
ベース36Aはガイド軸42に対して回動可能とされて
いる。そして、ナット部材41の係合突部41aが送り
軸23の螺軸部23aに螺合可能とされ、イジェクト部
材39が螺軸部23aに螺合され送り軸23が回転され
ることによって、ガイド突条30a及びガイド軸42に
ガイドされて光学ピックアップ35Aがディスク状記録
媒体102の半径方向へ移動される。
【0065】ディスクテーブル34を保持した保持部材
27は、図示はしないが、ガイド軸42に回動自在に支
持され、光学ピックアップ35Aと一体となってガイド
軸42を支点として回動されるようになっている。尚、
保持部材27は回動動作中に送り軸23と干渉しないよ
うにされている。
【0066】保持部材27が再生可能位置にあるときに
は、図14に示すように、送り軸23の螺軸部23aに
ナット部材41の係合突部41aが螺合されて光学ピッ
クアップ35Aがディスク状記録媒体102の半径方向
へ移動可能とされている。また、保持部材27がガイド
軸42を支点として回動され退避位置にあるときには、
図15に示すように、送り軸23の螺軸部23aに対す
るナット部材41の係合突部41aの螺合が外れ、光学
ピックアップ35Aはディスク状記録媒体102の半径
方向へ移動不能とされている。
【0067】このように、ガイド軸42を支点として光
学ピックアップ35Aを回動させた場合においても、ウ
ォームホイール25及び駆動モーター26を移動させる
必要がなく光学ピックアップ35Aの位置精度が高いと
共に光学ピックアップ35Aを回動させるための専用の
回動支点軸を設ける必要がないため製造コストの低減を
図ることができる。
【0068】また、ガイド軸42を支点としてディスク
テーブル34が配置された保持部材27を回動させてい
るため、ディスクテーブル34を回動させるための専用
の回動支点軸を設ける必要がないため製造コストの低減
を図ることができる。
【0069】図16乃至図18は、メカシャーシに対す
るディスクテーブルの角度を変化させることなく、ディ
スクテーブルをメカシャーシに対して回動させるように
した回動機構の第2の変形例を示すものである。
【0070】保持部材27Aは、左右方向に延びる被支
持部43と該被支持部43の左右両端部からそれぞれ前
方へ突出されたアーム部44、45とを有し、被支持部
43が送り軸23又はガイド軸42に回動自在に支持さ
れている。そして、保持部材27Aは、図示しない付勢
手段によって、前端部が上方へ移動する方向へ付勢され
ている。
【0071】また、アーム部44、45には、保持ベー
ス46が回動自在に支持されている。保持ベース46は
平板状を為す保持部46aと該保持部46aの左右両端
部から上方へ突出された被支持片46b、46bとが一
体に形成されて成り、該被支持部46b、46bが、そ
れぞれ保持部材27Aのアーム部44の前後方向におけ
る中間部とアーム部45の前端部とに回動自在に支持さ
れている。そして、保持部46には、スピンドルモータ
ー33とそのモーター軸に固定されたディスクテーブル
34とが配置されている。
【0072】保持部46の前後両端部には、上方へ突出
した規制突起46c、46c、46cが形成されてい
る。そして、規制突起46c、46c、46cの略上方
には、メカシャーシ14Aの主面部15Aの一部として
右方へ突出して設けられた突部15c、15cが位置さ
れている。
【0073】保持部材27Aには、図示はしないが、光
学ピックアップ35がディスク状記録媒体102の半径
方向へ移動可能に支持され、保持部材27Aの回動動作
に伴って送り軸23又はガイド軸42を支点として回動
されるようになっている。
【0074】保持部材27Aが、付勢手段の付勢力に抗
して略上方へ移動するように回動されると、図17に示
すように、保持部46の規制突起46c、46c、46
cがメカシャーシ14Aの突部15c、15cに下方か
ら接触して回動を規制され再生可能位置に保持される。
そして、この再生可能位置において、保持ベース46
は、図示しないロック手段によってロックされる。再生
可能位置においては、ディスクテーブル34及び光学ピ
ックアップ35がメカシャーシ14Aの主面部15Aか
ら上方へ突出される。
【0075】また、保持ベース46に対する再生可能位
置におけるロック手段によるロックが解除され、保持部
材27Aが付勢手段の付勢力によって略下方へ移動する
ように回動されると、図18に示すように、保持ベース
46の保持部46aが底面パネル3に載置された状態で
退避位置に保持される。
【0076】保持ベース46は、保持部材27Aの回動
動作時に、常に、水平状態が保持されるようにされてい
る。これは、例えば、スピンドルモーター33及びディ
スクテーブル34を保持した状態において保持ベース4
6の重心を所定の位置に設定することにより実現されて
いる。
【0077】従って、この回動機構の第2の変形例にあ
っては、回動時にディスクテーブル34がメカシャーシ
14Aに対して角度が変化されないため、ディスクテー
ブル34によるディスク状記録媒体102の装着を精度
良く適正に行うことができる。また、ディスクテーブル
34が傾斜しない分、退避位置においてディスクテーブ
ル34が傾斜した状態で保持される場合に比し、ディス
クテーブル34の移動ストロークを小さくすることがで
き、これによりディスク再生装置1の一層の小型化を図
ることができる。
【0078】尚、上記には、直径が略64mmのディス
ク状記録媒体102を有するディスクカートリッジ10
0を用いた場合を示したが、これに限らず、ディスク再
生装置1においては他の種類のディスクカートリッジを
も用いることができる。
【0079】保持部材27、27Aの移動ストロークを
決定するための条件は、ディスクテーブル34、2軸ア
クチュエーター37、37A及び位置決めピン31aの
各部が退避位置においてメカシャーシ14、14Aの主
面部15、15Aから上方へ突出しないことであるが、
上記のように、他の種類のディスクカートリッジを用い
た場合には、ディスクカートリッジの種類によってはデ
ィスクカートリッジに対する位置決めピンの位置が異な
るものもあり、従って、ディスクカートリッジの種類に
よっては、位置決めピンの位置によって、例えば、位置
決めピンが回動支点軸に寄った側に位置する場合には、
保持部材27、27Aの移動ストロークを小さくするこ
とが可能となる。
【0080】また、ディスクカートリッジのメカシャー
シ14、14Aに対する位置決めを行うために、上記の
ような位置決めピン31aに代えて、例えば、位置決め
孔に挿入される位置決め突部を有する板バネ状の位置決
め部材を、例えば、メカシャーシ14、14Aに設け、
ディスクカートリッジの挿入時に位置決め部材がディス
クカートリッジのケース体の下面と摺接され、位置決め
突部が位置決め孔に対応して位置されたときに位置決め
突部が弾性復帰して位置決め孔に挿入されディスクカー
トリッジの位置決めが為されるようにしてもよい。
【0081】このようにすれば位置決め部材の形状や上
方への突出量等によって、保持部材27、27Aの移動
ストロークを小さくすることが可能である。
【0082】また、上記には、保持部材27、27Aを
回動させてディスクテーブル34や光学ピックアップ3
5、35Aを移動させる場合を示したが、例えば、光学
ピックアップ35、35Aの対物レンズ37a、光学ピ
ックアップ35、35Aの2軸アクチュエーター37、
37A若しくはディスクテーブル34を上下方向へ移動
可能にし、又は、これらの各部の全てを上下方向へ移動
可能にして、挿入時及び排出時にのみ各部を下降させデ
ィスクカートリッジとの干渉を回避してディスク再生装
置を小型化することも可能である。
【0083】尚、上記した実施の形態において示した各
部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行
うに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎ
ず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されることがあってはならないものである。
【0084】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ディスク駆動装置は、ディスク挿脱口から挿
入されディスク装着位置に移動されたディスク状記録媒
体に対向して位置するメカシャーシとディスク状記録媒
体が装着されて回転するディスクテーブルとディスク状
記録媒体の半径方向へ移動する光学ピックアップとを備
えたディスク駆動装置であって、ディスクテーブル又は
光学ピックアップのうち少なくとも一方がメカシャーシ
に対して移動可能とされ、ディスクテーブル又は光学ピ
ックアップのうち少なくとも一方がディスク状記録媒体
のディスク挿脱口からの挿入時及び排出時にディスク状
記録媒体から離間する方向へ移動されると共にディスク
挿脱口から挿入されたディスク状記録媒体がディスク装
着位置に移動されたときにディスク状記録媒体に接する
方向へ移動されるようにしたことを特徴とする。
【0085】従って、ディスクホルダーを設ける必要が
ないため、その分、ディスク駆動装置の厚みを薄くする
ことができる。
【0086】また、ディスク状記録媒体の挿入時及び排
出時に該ディスク状記録媒体を一方向にのみ移動させる
だけでよく、ディスク駆動装置の機構が複雑とならず、
その分、コストの低減を図ることができる。
【0087】請求項2に記載した発明にあっては、メカ
シャーシに光学ピックアップをディスク状記録媒体の半
径方向へ移動させる送り軸を回転自在に支持し、光学ピ
ックアップを送り軸を支点として回動させてディスク状
記録媒体に対して離接する方向へ移動させるようにした
ので、光学ピックアップをディスク状記録媒体の半径方
向へ動作させるためのモーター等を移動させる必要がな
く光学ピックアップの位置精度が高いと共に光学ピック
アップを回動させるための専用の回動支点軸を設ける必
要がないため製造コストの低減を図ることができる。
【0088】請求項3に記載した発明にあっては、メカ
シャーシに光学ピックアップをディスク状記録媒体の半
径方向へ移動させる送り軸を回転自在に支持し、送り軸
に回動自在に支持されると共にディスクテーブルを保持
する保持部材を設け、保持部材の送り軸に対する回動動
作によってディスクテーブルをディスク状記録媒体に対
して離接する方向へ移動させるようにしたので、ディス
クテーブルを回動させるための専用の回動支点軸を設け
る必要がなく製造コストの低減を図ることができる。
【0089】請求項4に記載した発明にあっては、メカ
シャーシに光学ピックアップをディスク状記録媒体の半
径方向へ案内するガイド軸を設け、光学ピックアップを
ガイド軸を支点として回動させてディスク状記録媒体に
対して離接する方向へ移動させるようにしたので、光学
ピックアップをディスク状記録媒体の半径方向へ動作さ
せるためのモーター等を移動させる必要がなく光学ピッ
クアップの位置精度が高いと共に光学ピックアップを回
動させるための専用の回動支点軸を設ける必要がないた
め製造コストの低減を図ることができる。
【0090】請求項5に記載した発明にあっては、メカ
シャーシに光学ピックアップをディスク状記録媒体の半
径方向へ案内するガイド軸を設け、ガイド軸に回動自在
に支持されると共にディスクテーブルを保持する保持部
材を設け、保持部材のガイド軸に対する回動動作によっ
てディスクテーブルをディスク状記録媒体に対して離接
する方向へ移動させるようにしたので、ディスクテーブ
ルを回動させるための専用の回動支点軸を設ける必要が
なく製造コストの低減を図ることができる。
【0091】請求項6に記載した発明にあっては、ディ
スクテーブルと光学ピックアップとが一体となってディ
スク状記録媒体に対して離接する方向へ移動するように
したので、ディスクテーブルと光学ピックアップとの間
の適正な位置精度を維持することができ、動作の適正化
を図ることができる。
【0092】また、ディスクテーブルと光学ピックアッ
プとを移動させる機構が簡易かつ小型にできるため、デ
ィスク駆動装置の小型化を図ることができると共に製造
コストの低減を図ることができる。
【0093】請求項7に記載した発明にあっては、メカ
シャーシに対するディスクテーブルの角度を変化させず
にディスクテーブルをディスク状記録媒体に対して離接
する方向へ移動させるようにしたので、ディスクテーブ
ルによるディスク状記録媒体の装着を精度良く適正に行
うことができる。
【0094】また、ディスクテーブルが傾斜しない分、
ディスクテーブルが傾斜する場合に比し、移動ストロー
クを小さくすることができ、これによりディスク駆動装
置の一層の小型化を図ることができる。
【0095】請求項8に記載した発明にあっては、ディ
スク装着位置にあるディスク状記録媒体を押圧して該デ
ィスク状記録媒体をディスク挿脱口から排出する方向へ
向けて移動させる押圧部を有するイジェクト部材を設
け、ディスク挿脱口からのディスク状記録媒体の挿入時
及び排出時に、ディスクテーブル又は光学ピックアップ
のうち少なくとも一方をディスク状記録媒体から離間す
る位置にロックするロック部をイジェクト部材に設けた
ので、機構の簡素化を図ることができる。
【0096】また、ディスク状記録媒体が挿入されてい
ない状態においてイジェクト部材によって必ずディスク
テーブル又は光学ピックアップのうち少なくとも一方が
ディスク状記録媒体から離間する位置にロックされるた
め、ディスク駆動装置の動作の適正化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図12と共に本発明ディスク駆動装置
をディスク再生装置に適用した実施の形態を示すもので
あり、本図はディスク再生装置の概略斜視図である。
【図2】上パネルとスライド摘子を示す概略斜視図であ
る。
【図3】内部機構を示す概略斜視図である。
【図4】保持部材の一部と光学ピックアップの一部とを
示す概略拡大斜視図である。
【図5】図6乃至図12と共にディスク再生装置の動作
を示すものであり、本図はロック部材が挿入開始位置に
ある状態を示す概略側面図である。
【図6】ディスクカートリッジが挿入されていない状態
を一部を断面にして示す概略側面図である。
【図7】ディスクカートリッジが挿入される途中の状態
を一部を断面にして示す概略側面図である。
【図8】保持部材が再生可能位置にある状態を一部を断
面にして示す概略側面図である。
【図9】ロック部材が係止位置にある状態を示す概略側
面図である。
【図10】ロック部材がイジェクト位置にある状態を示
す概略側面図である。
【図11】ディスクカートリッジが挿入されている状態
で保持部材が退避位置にある状態を一部を断面にして示
す概略側面図である。
【図12】ディスクカートリッジが排出される途中の状
態を一部を断面にして示す概略側面図である。
【図13】図14及び図15と共に回動機構の第1の変
形例を示すものであり、本図は概略分解斜視図である。
【図14】再生可能位置にある状態を示す概略側面図で
ある。
【図15】退避位置にある状態を示す概略側面図であ
る。
【図16】図17及び図18と共に回動機構の第2の変
形例を示すものであり、本図は概略斜視図である。
【図17】再生可能位置にある状態を示す概略側面図で
ある。
【図18】退避位置にある状態を示す概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1…ディスク再生装置(ディスク駆動装置)、7…ディ
スク挿脱口、14…メカシャーシ、23…送り軸、27
…保持部材、34…ディスクテーブル、35…光学ピッ
クアップ、39…イジェクト部材、39b…ロック部、
39c…作用部(押圧部)、102…ディスク状記録媒
体、35A…光学ピックアップ、42…ガイド軸、14
A…メカシャーシ、27A…保持部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク挿脱口から挿入されディスク装
    着位置に移動されたディスク状記録媒体に対向して位置
    するメカシャーシとディスク状記録媒体が装着されて回
    転するディスクテーブルとディスク状記録媒体の半径方
    向へ移動する光学ピックアップとを備えたディスク駆動
    装置であって、 ディスクテーブル又は光学ピックアップのうち少なくと
    も一方がメカシャーシに対して移動可能とされ、 ディスクテーブル又は光学ピックアップのうち少なくと
    も一方がディスク状記録媒体のディスク挿脱口からの挿
    入時及び排出時にディスク状記録媒体から離間する方向
    へ移動されると共にディスク挿脱口から挿入されたディ
    スク状記録媒体がディスク装着位置に移動されたときに
    ディスク状記録媒体に接する方向へ移動されるようにし
    たことを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 メカシャーシには光学ピックアップをデ
    ィスク状記録媒体の半径方向へ移動させる送り軸が回転
    自在に支持され、 光学ピックアップを送り軸を支点として回動させてディ
    スク状記録媒体に対して離接する方向へ移動させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 メカシャーシには光学ピックアップをデ
    ィスク状記録媒体の半径方向へ移動させる送り軸が回転
    自在に支持され、 送り軸に回動自在に支持されると共にディスクテーブル
    を保持する保持部材が設けられ、 保持部材の送り軸に対する回動動作によってディスクテ
    ーブルをディスク状記録媒体に対して離接する方向へ移
    動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    ディスク駆動装置。
  4. 【請求項4】 メカシャーシには光学ピックアップをデ
    ィスク状記録媒体の半径方向へ案内するガイド軸が設け
    られ、 光学ピックアップをガイド軸を支点として回動させてデ
    ィスク状記録媒体に対して離接する方向へ移動させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載のディスク駆
    動装置。
  5. 【請求項5】 メカシャーシには光学ピックアップをデ
    ィスク状記録媒体の半径方向へ案内するガイド軸が設け
    られ、 ガイド軸に回動自在に支持されると共にディスクテーブ
    ルを保持する保持部材が設けられ、 保持部材のガイド軸に対する回動動作によってディスク
    テーブルをディスク状記録媒体に対して離接する方向へ
    移動させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    のディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 ディスクテーブルと光学ピックアップと
    が一体となってディスク状記録媒体に対して離接する方
    向へ移動するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のディスク駆動装置。
  7. 【請求項7】 メカシャーシに対するディスクテーブル
    の角度を変化させずにディスクテーブルをディスク状記
    録媒体に対して離接する方向へ移動させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  8. 【請求項8】 ディスク装着位置にあるディスク状記録
    媒体を押圧して該ディスク状記録媒体をディスク挿脱口
    から排出する方向へ向けて移動させる押圧部を有するイ
    ジェクト部材が設けられ、 ディスク挿脱口からのディスク状記録媒体の挿入時及び
    排出時に、ディスクテーブル又は光学ピックアップのう
    ち少なくとも一方をディスク状記録媒体から離間する位
    置にロックするロック部をイジェクト部材に設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007269704A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kose Corp 皮膚洗浄剤組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007269704A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kose Corp 皮膚洗浄剤組成物

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