JPH10228705A - 記録媒体ローディング機構 - Google Patents

記録媒体ローディング機構

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JPH10228705A
JPH10228705A JP9027818A JP2781897A JPH10228705A JP H10228705 A JPH10228705 A JP H10228705A JP 9027818 A JP9027818 A JP 9027818A JP 2781897 A JP2781897 A JP 2781897A JP H10228705 A JPH10228705 A JP H10228705A
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disk
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recording
disk cartridge
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Masanori Ogata
政徳 尾形
Hiroyuki Urushibata
博之 漆畑
Harumichi Nayuki
晴充 名雪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクローディング機構において、機構を
簡素化し、また、小型のモータでも充分に駆動できるも
のとして、薄型化を図る。 【解決手段】 ディスクカートリッジ201をカートリ
ッジホルダ18により保持して水平に引き込み、回動可
能に支持されたメカシャーシ37をローディングモータ
59の駆動力により上方側に回動させることにより、デ
ィスクカートリッジ201を下側より保持して装着させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録再生装置にお
いて、記録媒体を収納したカートリッジをこの記録再生
装置に対して装着させる記録媒体ローディング機構に関
する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスクの如
きディスク状の光学記録媒体が提案されている。このよ
うなディスク状光学記録媒体は、光学ピックアップ装置
を備えて構成された記録再生装置において、情報信号の
記録及び再生をなされる。光学ピックアップ装置は、記
録再生部となるメカシャーシ上に配設されている。この
メカシャーシ上には、ディスク状記録媒体を回転操作す
る回転操作機構が配設されている。
【0003】また、これらディスク状光学記録媒体をカ
ートリッジに収納して構成されたディスクカートリッジ
が提案されている。このようなディスクカートリッジ
は、記録再生装置に設けられた記録媒体ローディング機
構により、該記録再生装置のメカシャーシ上に装着され
て、カートリッジに収納されたディスク状記録媒体に対
する情報信号の記録及び再生をなされる。
【0004】記録媒体ローディング機構は、記録再生装
置の外方側より挿入操作されるディスクカートリッジを
保持するカートリッジホルダを有している。このカート
リッジホルダは、モータ等の駆動力をギヤやカムにより
伝達されることで移動操作可能となされている。このカ
ートリッジホルダは、前方側より水平に挿入操作された
ディスクカートリッジを保持すると、まず、水平に後方
側に移動操作されて、該ディスクカートリッジを記録再
生装置の内方側に引き込む(いわゆるフロントローディ
ング)。
【0005】そして、カートリッジホルダは、保持して
いるディスクカートリッジをメカシャーシの上方とする
位置において停止され、次に、このメカシャーシに対し
て接近する方向に移動操作(下降操作)されることによ
り、保持しているディスクカートリッジを該メカシャー
シに対して装着させる。
【0006】メカシャーシ上に装着されたディスクカー
トリッジは、カートリッジをメカシャーシ上において保
持され、このカートリッジに収納されたディスク状記録
媒体が回転操作機構により保持されて回転操作される。
この状態において、光学ピックアップ装置は、ディスク
状記録媒体に対する情報信号の書き込み及び読み出しを
行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な記録媒体ローディング機構においては、カートリッジ
ホルダを後方側に移動させるとともに、さらに、このカ
ートリッジホルダを下降させなければならないため、こ
のカートリッジホルダを移動操作するための機構が複雑
である。したがって、ローディング機構の全体が大型化
してしまう虞れがある。
【0008】また、この記録媒体ローディング機構にお
いては、ローディング機構全体の機構が複雑であり、大
きな駆動力を必要とするため、駆動力源となるモータと
して大型のモータが必要となって、厚みが増加する虞れ
がある。
【0009】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、カートリッジホルダ等を有して
構成される引き込み手段を始めとする各部分の機構が簡
素化され、また、小型のモータでも充分に駆動できて、
薄型化を図ることができる記録媒体ローディング機構の
提供という課題を解決しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る記録媒体ローディング機構は、ディス
ク状記録媒体を収納したディスクカートリッジを直線状
の移動経路上を移動操作して記録再生装置内に引き込む
引き込み手段と、該ディスク状記録媒体を保持して回転
操作する回転操作機構及びこの回転操作機構により回転
操作されるディスク状記録媒体に対して情報信号の書き
込み読み出しを行うピックアップ装置を有し回動可能に
支持されることにより引き込み手段による移動操作を完
了されたディスクカートリッジに対して接離可能となさ
れこのディスクカートリッジを保持してこのディスクカ
ートリッジに収納されたディスク状記録媒体に対する情
報信号の書き込み読み出しが可能となる位置とこのディ
スクカートリッジより離間した位置とに亘って回動操作
される記録再生部とを備えたものである。
【0011】また、本発明は、上記記録媒体ローディン
グ機構において、記録再生部の回動操作とディスクカー
トリッジを記録再生部に向けて押圧してこのディスクカ
ートリッジを記録再生部に対して装着させる押圧手段の
操作とを、移動操作される制御プレートによって行うこ
ととしたものである。
【0012】さらに、本発明は、上記記録媒体ローディ
ング機構において、制御プレートは、記録再生装置のデ
ィスクカートリッジ挿入口を開閉可能に閉蓋する扉部材
の開閉操作を行うこととしたものである。
【0013】また、本発明は、上記記録媒体ローディン
グ機構において、制御プレートは、記録再生装置の磁気
ヘッドのディスク状記録媒体に対する接離操作を行うこ
ととしたものである。
【0014】そして、本発明は、上記記録媒体ローディ
ング機構において、引き込み手段の操作と、移動操作さ
れることにより記録再生部の回動操作及びディスクカー
トリッジを記録再生部に向けて押圧してこのディスクカ
ートリッジを記録再生部に対して装着させる押圧手段の
操作を行う制御プレートの操作とを、1つのカムで操作
することとしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0016】この実施の形態は、本発明に係る記録媒体
ローディング機構を、図1に示すように、記録媒体とし
てディスク状記録媒体202(情報信号の記録及び再生
が可能な光磁気ディスク、または、情報信号の再生のみ
が可能な光ディスク)を用いて情報信号の記録再生を行
う記録再生装置を構成するために用いられるディスクカ
ートリッジローディング機構として構成したものであ
る。ディスク状記録媒体202は、カートリッジ203
に収納されてディスクカートリッジ201を構成してい
る。このディスクカートリッジローディング機構を、以
下の順序により説明する。
【0017】〔1〕ディスクカートリッジローディング
機構の概要 〔2〕ディスクカートリッジの構成 〔3〕メインシャーシ及びフローティングシャーシの構
成 〔4〕ローディングモータ及びカムギヤの構成 〔5〕カートリッジホルダの構成 〔6〕制御プレートの構成 〔7〕メカシャーシの構成 〔8〕ディスクカートリッジローディング機構の動作 〔1〕ディスクカートリッジローディング機構の概要 このディスクカートリッジローディング機構は、図1に
示すように、引き込み手段となるカートリッジホルダ1
8により、ディスクカートリッジ201を保持して後方
側に引き込んでおき、このように引き込まれたディスク
カートリッジ201を、記録再生部となるメカシャーシ
37により、下方側よりチャッキングするように構成し
たものである。
【0018】カートリッジホルダ18には、ディスクカ
ートリッジ201に係合する引き込みレバー30が設け
られている。このカートリッジホルダ18は、ローディ
ングモータ59の駆動力によって移動操作される。ま
た、このローディングモータ59は、前後方向にスライ
ド可能に支持された制御プレート102をスライドさせ
る。この制御プレート102は、スライド操作されるこ
とにより、メカシャーシ37の移動操作(チャッキング
動作)、磁気ヘッド51の昇降操作(再生モードと記録
モードとの切換え)及び蓋部材7の開閉操作を行う。
【0019】〔2〕ディスクカートリッジの構成 このディスクカートリッジローディング機構を用いて構
成される記録再生装置において記録媒体として使用され
るディスク状記録媒体202には、情報信号の記録及び
再生が可能な光磁気ディスクと、情報信号の再生のみが
可能な光ディスクとがある。
【0020】光磁気ディスクは、直径が例えば64mm
程度のポリカーボネイトの如き透明合成樹脂材料よりな
るディスク基板に、磁性材料からなる信号記録層が被着
形成されて構成されている。この信号記録層は、集光さ
れたレーザビームの照射等の手段により局所的にいわゆ
るキュリー温度以上に加熱され、この加熱された部分に
外部磁界が印加されることにより、情報信号の書き込み
をなされる。このように書き込まれた情報信号は、上記
信号記録層にレーザビームの如き直線偏光光束を照射
し、この光束の反射光束についての該記信号記録層にお
けるいわゆるカー効果による偏光方向の回転を検出する
ことにより、読み出すことができる。
【0021】また、光ディスクは、上記光磁気ディスク
のディスク基板と同様のディスク基板に、アルミニウム
の如き金属材料よりなる反射層が被着形成されて構成さ
れている。この光ディスクのディスク基板には、射出成
形等の手段により、情報信号に対応した微細なピット列
が形成されている。この光ディスクに書き込まれている
情報信号は、上記ピット列にレーザビームの如きコヒー
レント光光束を照射し、この光束の反射光束についての
該記信号記録層における拡散や干渉による光量の変化を
検出することにより、読み出すことができる。
【0022】そして、これらディスク状記録媒体202
は、図1に示すように、カートリッジ203に回転可能
に収納されて、ディスクカートリッジ201を構成して
いる。このカートリッジ203は、一辺の長さがディス
ク状記録媒体202の直径に略々対応した矩形状の主面
部を有する薄い筐体状に構成されている。このカートリ
ッジ203は、上面側の主面部に、ディスク状記録媒体
202の信号記録面の一部を外方に臨ませるための磁気
ヘッド用開口部206を有している。また、このカート
リッジ203は、下面側の主面部の磁気ヘッド用開口部
206に対向する位置に光学ピックアップ用開口部を有
し、また、図20に示すように、この下面側の主面部の
略々中央部分にチャッキング用開口部214を有してい
る。このディスクカートリッジ201は、記録再生装置
に対して、図1中矢印Eで示すように、前方方向に挿入
される。
【0023】このディスクカートリッジ201のカート
リッジ203において、磁気ヘッド用開口部206及び
光学ピックアップ用開口部は、シャッタ部材205によ
って開閉可能となされている。このシャッタ部材205
は、これら開口部206に対応した互いに平行に相対向
されたシャッタ板部と、これらシャッタ板部の一端側同
士間を連結する連結部とを有して、合成樹脂材料または
金属材料により、一体的に構成されている。このシャッ
タ部材205は、連結部を、カートリッジ203の一側
部に形成された溝部分である支持溝部207に摺動可能
に支持されている。すなわち、シャッタ部材205は、
カートリッジ203の一側部に沿って後方にスライドさ
れることにより上記各開口部206を開蓋し、後方側よ
り前方にスライドされて初期位置に復帰されると各シャ
ッタ板部により該各開口部206を閉蓋する。
【0024】シャッタ部材205には、連結部の略々中
央位置に、側方側に向けて、シャッタ閉蓋孔208が開
設されている。このシャッタ閉蓋孔208は、記録再生
装置においてシャッタ部材205を閉蓋操作するための
部材(板バネ)が係合するためのものである。
【0025】ディスク状記録媒体202の中心部には、
円形のチャッキング孔が開設されている。このチャッキ
ング孔は、上面側より、チャッキングプレート204に
より閉蓋されている。このチャッキングプレート204
は、鉄やステンレスの如き、磁性を有する金属材料によ
り、チャッキング孔に略々対応した直径の円盤状に形成
されている。これらチャッキング孔及びチャッキングプ
レート204は、チャッキング用開口部214を介し
て、カートリッジ203の外方に臨んでいる。
【0026】そして、カートリッジ203の下側主面部
には、対をなす前方側及び後方側位置決め穴215,2
13が形成されている。前方側位置決め穴215は、上
記光学ピックアップ用開口部の前方側の主面部の縁部近
傍に位置しており、長径方向が前後方向となされた長円
形に形成されている。また、後方側位置決め穴213
は、上記光学ピックアップ用開口部の後方側の主面部の
縁部近傍に位置しており、円形に形成されている。
【0027】また、カートリッジ203の下側主面部後
方側の他側側の縁部近傍には、複数の識別用穴が形成さ
れている。これら識別用穴は、このカートリッジ203
が収納しているディスクの種別や状態、例えば情報信号
の記録が可能か否かを識別するためのものである。カー
トリッジ203内には、識別用穴に対応して、後側面部
にセーブノッチ209が設けられている。このセーブノ
ッチ209は、カートリッジ203内で移動操作される
ことにより、上記識別用穴のうちの一の内部に進退し、
この識別用穴の深さを変えて、情報信号の記録可否の識
別状態を切り換える。さらに、このカートリッジ203
の下側主面部前方側の両側側の縁部には、図2に示すよ
うに、それぞれ被係合凹部210,211が形成されて
いる。また、支持溝部217の反対側の側面部の前方側
部分には、溝部212が設けられている。
【0028】〔3〕メインシャーシ及びフローティング
シャーシの構成 このディスクカートリッジローディング機構は、図1に
示すように、メインシャーシ1を有して構成されてい
る。このメインシャーシ1は、平板状に形成され、記録
再生装置の図示しない外筐体内において、この外筐体の
底面部上に固定して取付けられる。このメインシャーシ
1は、四隅部のそれぞれに、フローティングシャーシ支
持片2を有している。これらフローティングシャーシ支
持片2は、メインシャーシ1の一部がこのメインシャー
シ1の上面部よりも上方側に向けてクランク状に屈曲さ
れることにより、このメインシャーシ1の上面部よりも
上方側に位置する水平面部を構成している。これらフロ
ーティングシャーシ支持片2には、それぞれフローティ
ングシャーシ取付け孔4が設けられており、後述するよ
うに、フローティングシャーシ10が取付けられる。
【0029】このメインシャーシ1の前方側には、記録
再生装置の外筐体の前面部に設けられるディスクカート
リッジ挿入スロットに対応されるディスクカートリッジ
挿入口6が設けられている。すなわち、記録再生装置に
おいて、ディスクカートリッジ挿入スロットより水平に
挿入されたディスクカートリッジ201は、このメイン
シャーシ1においては、ディスクカートリッジ挿入口6
を介して、このメインシャーシ1上に進入される。
【0030】このディスクカートリッジ挿入口6は、回
動可能に支持された蓋部材7によって開閉可能となされ
ている。この蓋部材7は、この蓋部材7の上縁部に左右
端に亘って取付けられる支軸8により、回動可能に支持
されている。この支軸8の両端側部分は、メインシャー
シ1の前端側部分の両側部によって、軸回りに回動可能
に支持されている。この蓋部材7は、支軸8より下方側
に垂れ下がった状態でディスクカートリッジ挿入口6を
閉蓋するとともに、後方側に回動されることにより、該
ディスクカートリッジ挿入口6を開蓋する。この蓋部材
7は、支軸8に巻きかけられた捻りコイルバネ9によ
り、図1中矢印Aで示すように、閉蓋状態となるように
回動付勢されている。この蓋部材7は、ディスクカート
リッジ挿入口6を介してディスクカートリッジ201が
挿入操作されるとき、このディスクカートリッジ201
のカートリッジ203の前端部によって、捻りコイルバ
ネ9の付勢力に抗して押し開けられる。
【0031】なお、蓋部材7には、記録再生装置の外筐
体の一部をなすディスクカートリッジ挿入スロットの蓋
部が外板として取付けられる。
【0032】メインシャーシ1の上方側には、複数のダ
ンパ3を介して、フローティングシャーシ10が配設さ
れている。このフローティングシャーシ10は、メイン
シャーシ1と同様の大きさを有する略々平板状に形成さ
れ、両側側部分が下方側に屈曲されて形成されている。
このフローティングシャーシ10の四隅部には、メイン
シャーシ1の各フローティングシャーシ支持片2に対応
する被支持片11が外側側に屈曲形成されている。これ
ら被支持片11には、ダンパ嵌合凹部12が設けられて
いる。このフローティングシャーシ10は、各ダンパ嵌
合凹部12に嵌合されたダンパ3が、それぞれネジ5に
より、メインシャーシ1のフローティングシャーシ支持
片2に取付けられることにより、このメインシャーシ1
上において、いわゆるフローティング支持される。各ダ
ンパ3をフローティングシャーシ支持片2に取付けるネ
ジ5は、各ダンパ3に挿通されて、フローティングシャ
ーシ支持片2のフローティングシャーシ取付け孔4に螺
入される。
【0033】このフローティングシャーシ10は、ディ
スクカートリッジ挿入口6を介して挿入されたディスク
カートリッジ201を保持するための一対のカートリッ
ジ保持爪部106,107を有している。これらカート
リッジ保持爪106,107は、フローティングシャー
シ10の一部が屈曲形成されて形成されており、このフ
ローティングシャーシ10の前方側の両側側部分に位置
して水平に形成されている。これらカートリッジ保持爪
106,107は、ディスクカートリッジ挿入口6より
挿入されたカートリッジ203の下面部の両側側部分に
当接して、このカートリッジ203を前後方向に移動可
能に支持する。
【0034】また、このフローティングシャーシ10の
一方側の側壁部の略々中途部には、このフローティング
シャーシ10の内方側に向けて、シャッタ開蓋片129
が突設されている。このシャッタ開蓋片129は、フロ
ーティングシャーシ10の一部が屈曲されて形成されて
いる。このシャッタ開蓋片129は、このフローティン
グシャーシ10内にディスクカートリッジ201が挿入
されたとき、支持溝部207内に進入し、シャッタ部材
205の連結部の前端部に当接し、このディスクカート
リッジ201が該フローティングシャーシ10内に収納
されたとき、該シャッタ部材205を開蓋状態となす。
また、一方側の側壁部の前方側部分には、このフローテ
ィングシャーシ10の内方側に向けて膨出するようにし
て、シャッタ閉蓋バネ127が配設されている。このシ
ャッタ閉蓋バネ127は、このフローティングシャーシ
10にディスクカートリッジ201が挿入されたとき、
シャッタ部材205のシャッタ閉蓋孔208に嵌入係合
し、このディスクカートリッジ201が該フローティン
グシャーシ10より抜き出されるとき、該シャッタ部材
205を閉蓋状態となす。さらに、フローティングシャ
ーシ10には、挿入操作されたディスクカートリッジ2
01の側面部を支持する板バネ128が設けられてい
る。この板バネは、シャッタ開蓋片129の後方側(奥
側)に位置して配設されている。
【0035】また、このフローティングシャーシ10の
上面部には、後述する磁気ヘッド装置51を昇降操作す
るためのヘッド昇降板84が回動可能に取付けられてい
る。このヘッド昇降板84は、フローティングシャーシ
10の上面部に形成された透孔88内に位置し、この透
孔88の両側部間に亘って配設されている。このヘッド
昇降板84は、両側縁部分を、支軸85,86を介して
フローティングシャーシ10に対して回動可能に支持さ
れている。これら支軸85,86は、フローティングシ
ャーシ10の透孔88の両側部に形成された支持片8
9,90によって支持されている。
【0036】このヘッド昇降板84は、回動可能に支持
されることにより、前縁側部分を上下方向に移動可能と
している。このヘッド昇降板84は、このヘッド昇降板
84とフローティングシャーシ10との間に配設された
捻りコイルバネ92により、前縁側部分を上方側とする
方向に回動付勢されている。すなわち、このヘッド昇降
板84は、自然状態においては、磁気ヘッド51を上昇
させた状態(装着されたディスク状記録媒体201より
離間させた状態)に維持する。
【0037】また、このフローティングシャーシ10に
は、後述するように押圧手段となる押圧バネ96,97
が、前方側の両側側部分に位置して取付けられている。
【0038】そして、このフローティングシャーシ10
には、後述するように、ローディングモータ取付け板5
8を介してローディングモータ59が取付けられるとと
もに、制御プレート102及び引き込み手段となるカー
トリッジホルダ18が前後方向にスライド可能に取付け
られる。
【0039】〔4〕ローディングモータ及びカムギヤの
構成 フローティングシャーシ10の後方側の下部には、図1
に示すように、ローディングモータ取付け板58が取付
けられている。このローディングモータ取付け板58
は、両側側に有する取付け片部73,73に設けられた
ネジ孔74,74により、フローティングシャーシ10
の下縁部にネジ止めされている。このローディングモー
タ取付け板58の下面部には、ローディングモータ59
が取付けられている。このローディングモータ59は、
駆動軸60を、ローディングモータ取付け板58に設け
られた透孔を介して、このローディングモータ取付け板
58の上方側に突出させている。この駆動軸60には、
駆動ギヤ61が取付けられている。
【0040】この駆動ギヤ61は、図7に示すように、
フローティングシャーシ10の天板部より垂下された支
軸により回転可能に軸支された第1の減速ギヤの大径ギ
ヤ部75に噛合している。この第1の減速ギヤの小径ギ
ヤ部76は、フローティングシャーシ10の天板部より
垂下された支軸により回転可能に軸支された第2の減速
ギヤの大径ギヤ部77に噛合している。この第2の減速
ギヤの小径ギヤ部78は、フローティングシャーシ10
の天板部より垂下された支軸により回転可能に軸支され
たカムギヤ80の外周ギヤ部79に噛合している。
【0041】すなわち、カムギヤ80は、ローディング
モータ59の駆動力によって回転操作される。このカム
ギヤ80は、上面部の外周側部分に、所定の角度範囲
(300°程度)に亘る円弧状の条部81を有してい
る。また、このカムギヤ80は、下面部に、図15に示
すように、所定の角度範囲(60°程度)に亘る突部8
0aを有している。このカムギヤ80は、上面部の条部
81の一端部である当接部81aにより後述するカート
リッジホルダ18を押圧して移動操作するとともに、こ
の条部81の他端部上に突設された制御ピン81cによ
り後述する制御プレート102を移動操作する。また、
このカムギヤ80は、下面部の突部80aの位置を、ロ
ーディングモータ取付け板58上に取付けられた再生モ
ードスイッチ68及び記録モードスイッチ69によって
検出されることにより、再生モード及び記録モードに対
応した回転角度位置に制御される。
【0042】なお、このディスクカートリッジローディ
ング機構においては、後述するメカシャーシ37を回動
可能に支持しているために、ローディングモータ59と
して低トルクで小型のものが使用できる。ただし、この
ディスクカートリッジローディング機構は、メカシャー
シ37を回動可能に支持するのではなく、上下方向にス
ライド可能に支持しても構成することができる。
【0043】〔5〕カートリッジホルダの構成 フローティングシャーシ10の天板部の下面部には、カ
ートリッジホルダ18が前後方向にスライド可能に配設
されている。このカートリッジホルダ18は、金属板材
料が屈曲形成されて、一体的に構成されている。このカ
ートリッジホルダ18は、上面部に植設された支持ピン
19,20及び上面側に屈曲された支持爪21を、フロ
ーティングシャーシ10の上面部に設けられたガイド部
となるガイドスリット14,15及びガイドスリット1
7にそれぞれ挿通係合させることにより、前後方向にス
ライド可能となされている。
【0044】このカートリッジホルダ18は、ディスク
カートリッジ201が前方側より挿入されたとき、挿入
されたディスクカートリッジ201を保持し得るよう
に、天板部と、この天板部の両側側縁部より下方側に垂
下された左右側壁部とを有して構成されている。左右側
壁部のうちの一方には、この側壁部の下端部より内方側
に屈曲された支持片部23が設けられている。この支持
片部23は、フローティングシャーシ10のシャッタ開
蓋片129と共働して、ディスクカートリッジ201を
両側側より保持するものである。すなわち、この支持片
部23は、図5に示すように、ディスクカートリッジ2
01が前方側より挿入されたとき、カートリッジ203
において支持溝部217の反対側の側面部に設けられた
溝部212に進入するこのカートリッジホルダ18にお
いて、ディスクカートリッジ201は、前方側より、上
記天板部の下方側の各壁部間に挿入され、支持片部23
及びフローティングシャーシ10のシャッタ開蓋片12
9により支持溝部217及び溝部212を支持されて、
保持される。このとき、ディスクカートリッジ201
は、下方側の主面部の全面を下方側、すなわち、後述す
るメカシャーシ37側に臨ませており、チャッキング用
開口部214、光学ピックアップ用開口部、上記各位置
決め穴215,213及び上記識別用穴を該メカシャー
シ37にに臨ませる。
【0045】このカートリッジホルダ18の後端縁部に
は、挿入されたディスクカートリッジ201の前端部が
当接する後壁部22が設けられている。この後壁部22
は、カートリッジホルダ18の後縁側部分が下方側に屈
曲されることにより形成されている。
【0046】そして、このカートリッジホルダ18の天
板部には、後方側部分に、両端側が一対の抑え部25,
26となされた抑えバネ24が取り付けられている。こ
の抑えバネ24は、中央部分を天板部の上面部に固定さ
れ、両端側の抑え部25,26を該天板部に設けられた
透孔27,28を介して、下方側に臨ませている。これ
ら抑え部25,26は、カートリッジホルダ18の下方
側にディスクカートリッジ201が挿入されると、この
ディスクカートリッジ201のカートリッジ203の上
方側の主面部の後縁側部分を押圧支持する。
【0047】そして、このカートリッジホルダ18に
は、図4に示すように、引き込みレバー30が設けられ
ている。この引き込みレバー30は、中央部分の支持孔
31にカートリッジホルダ18の上面部に植設された支
軸32を挿通させることにより回動可能に支持されてい
る。この引き込みレバー30は、このカートリッジホル
ダ18の下方側に挿入されたディスクカートリッジ20
1の側面部に前端側を臨ませるように位置されている。
この引き込みレバー30の前端側には、カートリッジ2
03の被係合凹部211に側方側より嵌入する保持爪3
4が設けられている。また、この引き込みレバー30の
後端側には、上方側に向けて制御ピン30aが突設され
ている。この制御ピン30aは、フローティングシャー
シ10に設けられたガイドスリット15に挿通係合して
いる。この引き込みレバー30は、この引き込みレバー
30が有する係止片124とカートリッジホルダ18が
有する係止片126との間に張架された引っ張りコイル
バネ125により、保持爪34を被係合凹部211より
抜き取る方向に回動付勢されている。そして、この引き
込みレバー30の支持孔31の近傍には、カートリッジ
203が挿入されたときにこのカートリッジ203の前
端部により後方側に押圧される被押圧ピン33が設けら
れている。すなわち、ディスクカートリッジ201がカ
ートリッジホルダ18の下側に挿入されたとき、引き込
みレバー30は、図6に示すように、カートリッジ20
3の前端部により被押圧ピン33を押圧され、引っ張り
コイルバネ125の付勢力に抗して回動操作され、保持
爪34を被係合凹部211に嵌入させる。
【0048】また、引き込みレバー30の制御ピン30
aは、カートリッジホルダ18が前方側に位置し、か
つ、ディスクカートリッジ201が挿入されていない状
態においては、ガイドスリット15の前端側の屈曲部1
6内に位置している。この状態においては、カートリッ
ジホルダ18は、後方側に移動させる力を受けても、制
御ピン30aが屈曲部16の後縁部に当接することによ
って、移動を阻止される。そして、ディスクカートリッ
ジ201が挿入されて引き込みレバー30が回動される
と、カートリッジホルダ30は、図6中矢印Hで示すよ
うに、制御ピン30aが屈曲部16より抜け出してガイ
ドスリット15の直線部に至ることにより、後方側への
移動が可能となる。
【0049】このカートリッジホルダ18は、天板部に
設けられたバネ係止片29とフローティングシャーシ1
0の前縁部に設けられたバネ係止部108との間に張架
された引っ張りコイルバネ103により、前方側に移動
付勢されている。そして、このカートリッジホルダ18
は、上述したローディングモータ59の駆動力により、
引っ張りコイルバネ103の付勢力に抗して、後方側に
スライド操作される。このような、ローディングモータ
59によるスライド操作は、このカートリッジホルダ1
8の下側にディスクカートリッジ201が挿入され、こ
のディスクカートリッジ201により押圧されてカート
リッジホルダ18が後方側に所定の微小距離(3mm程
度)移動され、この微小移動がカートリッジ挿入検出ス
イッチ71により検出されることにより開始される。こ
のカートリッジ挿入検出スイッチ71は、ローディング
モータ取付け板58上に設けられている。
【0050】カートリッジホルダ18の後方側部分に
は、ローディングモータ59によって回動操作されるカ
ムギヤ80の当接部81aが当接する被当接片36及び
カートリッジ挿入検出スイッチ71を操作するためのス
イッチ操作片35が設けられている。なお、スイッチ操
作片35は、初期状態においてカートリッジ挿入検出ス
イッチ71の操作子を押圧しており、ディスクカートリ
ッジ201が挿入されて後方側に微小距離移動されたと
きに、該カートリッジ挿入検出スイッチ71に対する押
圧操作を解除する。
【0051】〔6〕制御プレートの構成 フローティングシャーシ10の上方側には、制御プレー
ト102が前後方向にスライド可能に配設されている。
この制御プレート102は、天板部と、この天板部の両
側側より下方側に屈曲された両側壁部とを有して一体的
に形成されている。この制御プレート102の両側壁部
には、それぞれ直線状の支持スリット104,105が
設けられている。この制御プレート102は、各支持ス
リット104,105に、フローティングシャーシ10
の側面部に植設された支持ピン100,102を挿通係
合させることにより、前後方向にスライド可能に支持さ
れている。
【0052】この制御プレート102の両側壁部には、
それぞれチャッキング用カム溝116,116が設けら
れている。これらチャッキング用カム溝116,116
は、前方側が下方側に位置し、後方側が上方側に位置
し、中途部が傾斜部となされて形成されている。これら
チャッキング用カム溝116,116には、後述するメ
カシャーシ37の両側側の倣いピン39,39が挿通係
合している。この制御プレート102は、初期位置であ
る後方側に位置するときには、メカシャーシ37を下方
側に位置させ、前方側にスライドされることにより、メ
カシャーシ37を上方側に移動させてチャッキング動作
を行う。
【0053】また、この制御プレート102は、後述す
るようにメカシャーシ37上に装着されたディスクカー
トリッジ201をこのメカシャーシ37に向けて押圧
し、このディスクカートリッジ201のメカシャーシ3
7に対する装着を確実とする押圧手段となる押圧バネ9
6,97の操作を行う。すなわち、これら押圧バネ9
6,97は、基端側をフローティングシャーシ10に取
付けられ、先端側をこのフローティングシャーシ10の
天板部に設けられた透孔94,95を介して、このフロ
ーティングシャーシ10の下方側に臨ませている。これ
ら押圧バネ96,97は、初期状態においては、図20
に示すように、ディスクカートリッジ201に対する押
圧力は弱いが、制御プレート102が前方側にスライド
されると、図21に示すように、この制御プレート10
2によって後端側部分を下方側に押さえ込まれ、ディス
クカートリッジ201に対する押圧力を強くする。これ
ら押圧バネ96,97は、制御プレート102の下面部
が当接する部分に当接突起97aを有しており、ディス
クカートリッジ201の上面部に当接する部分に押圧突
起97bを有している。
【0054】後述するメカシャーシ37上に装着された
ディスクカートリッジ201においては、図19に示す
ように、該メカシャーシ37に対して、前端側の上面部
の両側部分を各押圧バネ96,97により押圧支持さ
れ、後端側の上面部の両側部分を押圧バネ24の各抑え
部25,26により押圧支持されることとなる。
【0055】さらに、制御プレート102は、磁気ヘッ
ド51のディスク状記録媒体202に対する接離操作を
行う。すなわち、この制御プレート102は、天板部の
下面部に磁気ヘッド操作片112を有している。この磁
気ヘッド操作片112は、制御プレート102が後方側
に位置しているときには、ヘッド昇降板84よりも後方
側に位置しているが、制御プレート102が前方側にス
ライドされると、図25に示すように、ヘッド昇降板8
4を押圧して、磁気ヘッド51を降下させ、記録モード
の実行を可能とする。
【0056】そして、制御プレート102は、ディスク
カートリッジ挿入口6を開閉する蓋部材7の開閉操作を
行う。すなわち、制御プレート102の側壁部には、図
3に示すように、蓋部材開閉カム102が設けられてい
る。この蓋部材開閉カム120は、中途部分が下方側に
拡幅された形状を有している。この蓋部材開閉カム12
0には、中央部を支軸118を介してフローティングシ
ャーシ10の側面部に回動可能に支持された蓋部材開閉
アーム117の後端側の倣いピン119が挿通係合して
いる。この蓋部材開閉アーム117は、前端側に設けら
れた係止部122bとフローティングシャーシ10の前
端部分に設けられた係止部122aとの間に張架された
引っ張りコイルバネ121により、前端側を上方側とす
る方向に回動付勢されている。したがって、この蓋部材
開閉アーム117は、制御プレート102が移動中の所
定の区間において、引っ張りコイルバネ121の付勢力
によって、前端側を上方側とする方向に回動される。こ
のように、蓋部材開閉アーム117は、前端側を上方側
とする方向に回動されると、該前端側を蓋部材7に係合
させて、この蓋部材7を開蓋させる。
【0057】この制御プレート102は、カムギヤ80
によってスライド操作される。すなわち、この制御プレ
ート102の後縁側部分には、前後一対の係合板11
5,114が垂下されている。これら係合板115,1
14の間である係合部113には、図14に示すよう
に、カムギヤ80が回転操作されることにより、制御ピ
ン81cが進する。そして、制御プレート102は、こ
の制御ピン81cの移動に伴って、図14中矢印Kで示
すように、前方側にスライドされる。
【0058】このように、このディスクカートリッジロ
ーディング装置においては、メカシャーシ37の回動操
作(チャッキング操作)、押圧手段となる押圧バネ9
6,97の操作及び蓋部材7の開閉操作を行う制御プレ
ート102のスライドと、カートリッジホルダ18のス
ライド操作とは、1つのカムギヤ80によって操作され
る。
【0059】〔7〕メカシャーシの構成 フローティングシャーシ1には、このフローティングシ
ャーシ1及びカートリッジホルダ18の下方側に位置し
て、記録再生部を構成するメカシャーシ37が回動可能
に取付けられている。このメカシャーシ37は、図1に
示すように、金属の如き材料により、カートリッジ20
3の主面部に略々等しい大きさを有する平板状に形成さ
れている。このメカシャーシ37は、後方側部分より両
側側に向けて突設された支軸38,38を介して、フロ
ーティングシャーシ10の後方側の下端部に設けられた
軸支持溝123により、回動可能に支持されている。こ
れら支軸38,38は、軸支持溝123に対して下方側
より嵌合され、後述するローディングモータ取付け板5
8がフローティングシャーシ10に取付けられることに
より、このローディングモータ取付け板58の前縁部に
より突設された軸支持片63により下方側を支持され
て、該フローティングシャーシ10に取付けられる。こ
のメカシャーシ37は、支軸38,38回りに回動操作
されることにより、図1中矢印Bで示すように、前方側
部分を上下方向に移動させる。
【0060】このメカシャーシ37上には、ディスクカ
ートリッジ装着部が構成されている。すなわち、このメ
カシャーシ37の略々中央部の下面部には、回転操作機
構を構成するスピンドルモータ40が、駆動軸42を上
方側に向けて取り付けられている。このスピンドルモー
タ40は、駆動軸42を、メカシャーシ37の略々中央
部に設けられた透孔を介して、該メカシャーシ37の上
方側に突出させている。このスピンドルモータ40の駆
動軸には、ディスクテーブル41が取り付けられてい
る。このディスクテーブル41は、合成樹脂の如き材料
により略々円盤状に形成され、上面部に、ディスク状記
録媒体202のチャッキング孔に対応する円錐台状の突
起部を有している。また、このディスクテーブル41
は、突起部の上端側部分に、チャッキングプレート20
4を吸引するためのマグネットを有している。このディ
スクテーブル41は、ディスク状記録媒体202の中心
部分が載置されると、チャッキング孔に上記突起部を嵌
合させるとともに、上記マグネットによりチャッキング
プレート204を吸引して、このディスク状記録媒体2
02を位置決めして保持する。このとき、ディスク状擬
透く媒体202は、チャッキング孔の中心がスピンドル
モータ40の駆動軸41の中心軸上となされる。そし
て、スピンドルモータ40は、ディスクテーブル41と
ともに、ディスク状記録媒体202を回転操作すること
ができる。
【0061】また、メカシャーシ37には、光学ピック
アップ45が取り付けられている。この光学ピックアッ
プ45は、光学ブロック部を有し、この光学ブロック部
内に、光源となるレーザダイオード、フォトトランジス
タの如き受光素子、上記レーザダイオードより発する光
束を導く種々の光学デバイス及び対物レンズ46等を内
蔵して構成されている。この光学ピックアップ45は、
レーザダイオードより発する光束を光学デバイス及び対
物レンズ46を介してディスク状記録媒体202の信号
記録層に集光して照射することができるように構成され
ている。また、この光学ピックアップ45は、ディスク
状記録媒体202に照射された光束の反射光束を、対物
レンズ46及び光学デバイスを介して、受光素子により
検出できるように構成されている。また、この光学ピッ
クアップ45においては、反射光束について、光量及び
偏光方向の回転角を検出することができる。
【0062】光学ピックアップ45は、メカシャーシ3
7の下面部に取り付けられたガイドシャフト47を介し
て、スピンドルモータ40の一側側に位置して、移動可
能に取り付けられている。この光学ピックアップ45
は、ガイドシャフト47に沿って、スピンドルモータ4
0の側方側位置においてこのスピンドルモータ40に対
する接離方向に移動可能となっている。この光学ピック
アップ45は、メカシャーシ37の下面側に位置し、こ
のメカシャーシ37に設けられた透孔を介して、対物レ
ンズ46をこのメカシャーシ37の上方側に臨ませてい
る。この対物レンズ47は、上記ディスクテーブル41
に保持されたディスク状記録媒体202の信号記録面に
対向される。すなわち、この光学ピックアップ45は、
ディスクテーブル41に保持されて回転操作されるディ
スク状記録媒体202に対する情報信号の書き込み、ま
たは、読み出しのこめの光束の照射を行うことができる
ようになされている。
【0063】上記光学ピックアップ45は、上記メカシ
ャーシ37の下面部に取り付けられたスレッドモータ4
3により、ガイドシャフト47に沿って送り操作され
る。スレッドモータ43の駆動軸には、スクリューシャ
フト44が取り付けられている。このスクリューシャフ
ト44は、外周面部にスクリューネジ部を有しており、
このスクリューネジ部を上記光学ピックアップ45の光
学ブロック部に噛合させている。すなわち、上記スレッ
ドモータ43が駆動すると、スクリューシャフト44が
回転操作されて、光学ピックアップ45は、ガイドシャ
フト47に沿って移動操作される。
【0064】なお、上記スピンドルモータ40の近傍に
は、光学ピックアップ45が移動可能範囲内で最も該ス
ピンドルモータ40に接近された位置になったとき、す
なわち、この光学ピックアップ45の位置がディスク状
記録媒体202の最内周位置となったときに、この光学
ピックアップ45の光学ブロック部に押圧操作される内
周検出スイッチが取り付けられている。
【0065】このメカシャーシ37の上面部には、前縁
部近傍及び後縁部近傍の一側側部分に、対をなす前方側
及び後方側位置決めピン52,53が植設されている。
前方側位置決めピン52は、図20に示すように、先端
側が縮径されて略々円錐形状となされたピンである。後
方側位置決めピン53は、略々円錐台形状のピンであ
る。これら各位置決めピン52,53は、ディスクカー
トリッジ201がメカシャーシ37上に載置されたと
き、各位置決め穴213,215に対応して嵌合し、カ
ートリッジ203のメカシャーシ37に対する位置決め
を行う。また、このメカシャーシ37の他側側部分に
は、高さ位置決め用の前後一対の位置決め突起54,5
5が形成されている。これら位置決め突起54,55
は、メカシャーシ37上に載置されたディスクカートリ
ッジ201のカートリッジ203の下方側の主面部に当
接して、このカートリッジ203の高さ方向についての
位置決めを行う。
【0066】また、メカシャーシ37の前方側の位置決
め突起52の近傍には、下方側に位置して、カートリッ
ジ識別スイッチ56が配設されている。このカートリッ
ジ識別スイッチ56は、押圧子56a,56bを、メカ
シャーシ37に設けられた透孔を介して、位置決め突起
54の上面部よりも上方側に突出させている。すなわ
ち、カートリッジ装着検出スイッチ56は、位置決め突
起54の上面部にカートリッジ203の下方側の主面部
が当接されると、この主面部により押圧子56a,56
bを押圧される。このとき、このカートリッジ装着検出
スイッチ56の押圧子56a,56bは、複数の識別用
穴に対応している。このカートリッジ識別スイッチ56
は、各押圧子56a,56bに対応する識別用穴が浅い
場合に押圧操作され、該識別用穴が深い場合には押圧さ
れない。
【0067】このメカシャーシ37においては、ディス
クカートリッジ201が載置されると、上記カートリッ
ジ203が各位置決めピン52,53及び各位置決め突
起54,55によって位置決めされるとともに、ディス
ク状記録媒体202がディスクテーブル41上に位置決
めされて保持、すなわち、チャッキングされる。このと
き、ディスク状記録媒体202は、上記カートリッジ2
03内において、このカートリッジ203の内壁部に摺
接することなく、回転操作されることができる。また、
このとき、カートリッジ識別スイッチ56により各識別
用穴の状態が識別される。カートリッジ識別スイッチ5
6は、この記録再生装置の図示しない制御回路(CP
U)に接続されている。
【0068】また、上記光学ピックアップ45には、図
1に示すように、連結アーム49及びジンバルバネ50
を介して、磁気ヘッド51が取り付けられている。連結
アーム49は、光学ピックアップ45の光学ブロック部
の後方側において上方側に向けて取付けられている。こ
の連結アーム49の先端側部分は、メカシャーシ37の
後側縁部よりも上方側に位置している。この連結アーム
49の先端部には、ジンバルバネ50の基端側が取り付
けられている。このジンバルバネ50は、前方側に向け
て配設されており、前端側部分を上下方向、すなわち、
メカシャーシ37に対する接離方向に変位可能となして
いる。このジンバルバネ50の先端側には、磁気ヘッド
51が取り付けられている。
【0069】このようにして支持された磁気ヘッド51
は、上記光学ピックアップ45の対物レンズ46の上方
側に位置し、この対物レンズ46に対向されている。ま
た、この磁気ヘッド51は、ジンバルバネ50が上下方
向に変位されることにより、メカシャーシ37に接離す
る上下方向に移動可能となされている。このジンバルバ
ネ50は、自然状態においては、磁気ヘッド51を降下
させる、すなわち、対物レンズ46に近接させるような
形状となされている。そして、このジンバルバネ50
は、フローティングシャーシ10のヘッド昇降板84の
上に乗せられており、このヘッド昇降板84の回動に応
じて上下方向に変位される。
【0070】このメカシャーシ37は、支軸38,38
回りに回動操作されることにより、後述するように、引
き込み手段となるカートリッジホルダ18による移動操
作を完了されたディスクカートリッジ201に対して、
接離可能となされている。すなわち、このメカシャーシ
37は、回動操作されることにより、カートリッジホル
ダ18による移動操作を完了されたディスクカートリッ
ジ201を保持してこのディスクカートリッジ201に
収納されたディスク状記録媒体202に対する情報信号
の書き込み読み出しが可能となる位置(チャッキング位
置)と、このディスクカートリッジ201より離間して
このディスクカートリッジ201の移動を可能とする位
置とに亘って回動される。
【0071】このメカシャーシ37の両側縁部には、倣
いピン39,39が突設されており、これら倣いピン3
9,39は、上述したように、制御プレート102のチ
ャッキング用カム溝116,116に挿通係合してい
る。したがって、このメカシャーシ37は、制御プレー
ト102の前方側へのスライドによって上方側に回動操
作されて、チャッキング動作を行う。
【0072】そして、メカシャーシ37の上面部には、
メカシャーシ37上にカートリッジ203が搬入される
側、すなわち、前方側に位置して、カートリッジ203
に向けて、すなわち、上方側に向けて突設された突出部
材57が設けられている。この突出部材57は、カート
リッジ203がカートリッジホルダ18による移動操作
の途上である位置にあるときにメカシャーシ37がこの
カートリッジ203に接近する方向(上方側)に移動操
作された場合には、図35に示すように、カートリッジ
203に当接して、メカシャーシ37の移動を阻止する
ものである。
【0073】この突出部材57は、記録再生部37上に
おいて、カートリッジ203がカートリッジホルダ18
による移動操作の途上である位置にあるときに該メカシ
ャーシ37がこのカートリッジ203に接近する方向
(上方側)に移動したときに、該カートリッジ203の
中央部よりも偏った位置に当接する位置、すなわち、中
央部よりも左右いずれかに偏った位置に配設されてい
る。
【0074】なお、このディスクカートリッジローディ
ング機構を用いる記録再生装置においては、メカシャー
シ37のカートリッジ203に接近する方向への移動が
突出部材57によって阻止されたことを判別する判別手
段を設け、さらに、この判別手段による判別結果に基づ
いてメカシャーシ37をカートリッジ201より離間す
る方向に移動操作する制御手段を設ければ、突出部材5
7がカートリッジ203に当接したときに、チャッキン
グ動作を解除して初期状態に復帰させることができる。
【0075】ローディングモータ取付け板58には、ロ
ック片65が設けられている。このロック片65は、光
学ピックアップ45が再内周位置(スピンドルモータ4
0に最も接近した位置)にあり、かつ、メカシャーシ3
7が下方側に回動操作されているときに、この光学ピッ
クアップ45の外周側(スピンドルモータ40より離間
する方向)への移動を阻止する位置となっている。すな
わち、メカシャーシ37を下方側に回動操作するときに
は、必ず、光学ピックアップ45を再内周位置に移動さ
せておくものとすれば、メカシャーシ37が下方側に回
動操作されている状態においては、光学ピックアップ4
5が外方側よりの衝撃により外周側に移動してしまうこ
とがない。光学ピックアップ45の外方側よりの衝撃に
よる移動を防止することにより、搬送時などの光学ピッ
クアップ45の破損を防止することができる。
【0076】〔8〕ディスクカートリッジローディング
機構の動作 上述のように構成された本発明に係るディスクカートリ
ッジローディング機構においては、図2に示すように、
ディスクカートリッジ201が前方側より挿入操作され
ると、このディスクカートリッジ201は、図5に示す
ように、カートリッジホルダ18により保持される。こ
のとき、引き込みレバー30が、図6に示すように、回
動操作されてカートリッジ203に係合する。そして、
この状態において、図8において矢印Fで示すように、
カートリッジ203を後方側に押圧すると、カートリッ
ジ挿入検出スイッチ71が操作され、ローディングモー
タ59が駆動を開始する。
【0077】すると、カムギヤ80は、図9において矢
印Qで示すように、当接部81aにより被当接片36を
押圧して、カートリッジホルダ18を後方側にスライド
させる。カムギヤ80が約180°回転されると、図1
0に示すように、カートリッジホルダ18の後方側への
引き込みが完了する。このときには、ディスクカートリ
ッジ201のシャッタ部材205は、開蓋されている。
【0078】カートリッジホルダ18は、このように、
カートリッジ203を記録再生装置内に引き込んだとき
に、このカートリッジ203を、少なくともメカシャー
シ37による位置決め及び保持が可能な程度に移動可能
な状態とする。すなわち、カートリッジホルダ18は、
カートリッジ203の後側面部(すなわち、被係合凹部
211の前壁部)に当接する当接係合部(すなわち、引
き込みレバー30の保持爪34)を有し、この当接係合
部によって該カートリッジ203の後側面部を押圧して
このカートリッジ203を移動させている。そして、こ
のカートリッジホルダ18は、カートリッジ203を記
録再生装置内に引き込んだときには、カートリッジ20
3の引き込み方向の逆方向に僅かに(0.5mm程度)
戻って、当接係合部をカートリッジ203より離間させ
ることにより、カートリッジ203を移動可能な状態と
する。このようなカートリッジホルダ18の移動は、図
11に示すように、当接部81aに対応する部分の外周
部が僅かに(0.5mm程度)外周側に膨出された膨出
部81dとなっていることにより実現される。すなわ
ち、カムギヤ80は、膨出部81dを被当接片36に当
接させているときにカートリッジホルダ18を最も後方
側に移動させる。そして、カムギヤ80が膨出部81d
が被当接片36より外れる状態まで回転されることによ
り、カートリッジホルダ18は、引っ張りコイルバネ1
03の付勢力により、図11中矢印Jで示すように、前
方側に僅かに戻ることとなる。
【0079】また、カートリッジホルダ18を支持する
ガイドスリット14,15は、このカートリッジホルダ
18が後方側位置に至ったときにガイドピン19,20
が挿通している位置が、僅かに(0.5mm程度)拡幅
されている。したがって、これらガイドスリット14,
15は、カートリッジホルダ18がカートリッジ203
を記録再生装置内に引き込んだときに、カートリッジ2
03の引き込み方向に直交する方向について、このカー
トリッジ203を移動可能としている。
【0080】このようにして、このディスクカートリッ
ジローディング機構においては、メカシャーシ37がデ
ィスクカートリッジ203を確実にチャッキングするこ
とが容易となされている。このとき、図12に示すよう
に、制御プレート102は、まだ、後方側に位置してい
る。
【0081】そして、制御プレート102は、図13に
おいて矢印Kで示すように、前方側にスライドされ始め
るが、このとき、蓋部材7は、始めはディスクカートリ
ッジ201によって押し開けられているが、ディスクカ
ートリッジ201の引き込みが終了しても、制御プレー
ト102がスライドされることにより、蓋開閉アーム1
17によって開蓋された状態を維持される。
【0082】制御プレート102が前方側にスライドさ
れることにより、図16に示すように、メカシャーシ3
7が上方側に回動され始める。また、制御プレート10
2が前方側にスライドされることにより、図17に示す
ように、押圧バネ96,97が下方側に変移され始め
る。
【0083】カムギヤ80が、図18に示すように、再
生モードスイッチ68を操作し、再生モードを実行する
ための位置にて停止されると、図21に示すように、デ
ィスクカートリッジ201のチャッキングが完了する。
このとき、磁気ヘッド51は、図23に示すように、デ
ィスク上記録媒体202より離間されている。この状態
で再生モードが実行可能である。
【0084】また、このとき、図36に示すように、他
のディスクカートリッジ201が挿入操作されようとし
ても、この他のディスクカートリッジ201は、メカシ
ャーシ37上に設けられた突出部材57に当接して挿入
を阻止される。
【0085】次に、カムギヤ80が、図24に示すよう
に、記録モードスイッチ69を操作し、記録モードを実
行するための位置にて停止されると、図26に示すよう
に、磁気ヘッド51は、図26に示すように、ディスク
上記録媒体202上に降下される。この状態で記録モー
ドが実行可能である。
【0086】チャッキングを完了されているディスクカ
ートリッジ201をイジェクトするには、ローディング
モータ59を上述の過程の逆の方向に回転駆動する。す
ると、まず、制御プレートが後方側にスライドされてチ
ャッキングが解除され、次いで、カートリッジホルダ1
8が前方側にスライドされて、ディスクカートリッジ2
01を前方側に押し出す。このとき、引き込みレバー3
0は、初期状態に復帰する。
【0087】なお、このディスクカートリッジローディ
ング機構においては、後述するように、ディスクカート
リッジ201の挿入方向に関する誤挿入に対する対策が
なされているが、ディスクカートリッジ201の変形等
を考えると、完全な防止を図ることが困難である。この
ディスクカートリッジローディング機構においては、こ
のような誤挿入が生じても、突出部材57がカートリッ
ジ203に当接することによって検出されるので、ディ
スクテーブル41やカートリッジ203を破損する虞れ
がない。
【0088】ディスクカートリッジ201の挿入方向に
関する誤挿入としては、図28に示すように、左に90
°回転させて挿入することが考えられる。この場合に
は、カートリッジ203の横幅は、図27に示す正規の
方向での挿入の場合の支持溝部207及び溝部212の
底部間の距離と比較すると広いことになり、すなわち、
シャッタ開蓋片129及び支持片部23がカートリッジ
203に当接するので、誤挿入が防止される。
【0089】また、ディスクカートリッジ201の挿入
方向に関する誤挿入としては、図29に示すように、左
に180°回転させて挿入することが考えられる。この
場合には、カートリッジ203の横幅は、図27に示す
正規の方向での挿入の場合の支持溝部207及び溝部2
12の底部間の距離と比較すると広いことになり、すな
わち、シャッタ開蓋片129及び支持片部23がカート
リッジ203に当接するので、誤挿入が防止される。
【0090】さらに、ディスクカートリッジ201の挿
入方向に関する誤挿入としては、図30に示すように、
左に270°回転させて挿入することが考えられる。こ
の場合にも、カートリッジ203の横幅は、図27に示
す正規の方向での挿入の場合の支持溝部207及び溝部
212の底部間の距離と比較すると広いことになり、す
なわち、シャッタ開蓋片129及び支持片部23がカー
トリッジ203に当接するので、誤挿入が防止される。
【0091】そして、ディスクカートリッジ201の挿
入方向に関する誤挿入としては、図31に示すように、
裏返して挿入することが考えられる(シャッタ部材20
5の位置は正しい)。この場合にも、カートリッジ20
3の横幅は、図27に示す正規の方向での挿入の場合の
支持溝部207及び溝部212の底部間の距離と比較す
ると広いことになり、すなわち、シャッタ開蓋片129
及び支持片部23がカートリッジ203に当接するの
で、誤挿入が防止される。
【0092】さらに、ディスクカートリッジ201の挿
入方向に関する誤挿入としては、図32に示すように、
裏返したうえに右に90°回転させて挿入することが考
えられる。この場合にも、カートリッジ203の横幅
は、図27に示す正規の方向での挿入の場合の支持溝部
207及び溝部212の底部間の距離と比較すると広い
ことになり、すなわち、シャッタ開蓋片129及び支持
片部23がカートリッジ203に当接するので、誤挿入
が防止される。
【0093】また、ディスクカートリッジ201の挿入
方向に関する誤挿入としては、図33に示すように、裏
返したうえに右に180°回転させて挿入することが考
えられる。この場合にも、カートリッジ203の横幅
は、図27に示す正規の方向での挿入の場合の支持溝部
207及び溝部212の底部間の距離と比較すると広い
ことになり、すなわち、シャッタ開蓋片129及び支持
片部23がカートリッジ203に当接するので、誤挿入
が防止される。
【0094】そして、ディスクカートリッジ201の挿
入方向に関する誤挿入としては、図34に示すように、
裏返したうえに右に270°回転させて挿入することが
考えられる。この場合にも、カートリッジ203の横幅
は、図27に示す正規の方向での挿入の場合の支持溝部
207及び溝部212の底部間の距離と比較すると広い
ことになり、すなわち、シャッタ開蓋片129及び支持
片部23がカートリッジ203に当接するので、誤挿入
が防止される。
【0095】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る記録媒体ロ
ーディング機構においては、ディスク状記録媒体を収納
したディスクカートリッジを直線状の移動経路上を移動
操作して記録再生装置内に引き込む引き込み手段と、該
ディスク状記録媒体を保持して回転操作する回転操作機
構及びこの回転操作機構により回転操作されるディスク
状記録媒体に対して情報信号の書き込み読み出しを行う
ピックアップ装置を有し回動可能に支持されることによ
り引き込み手段による移動操作を完了されたディスクカ
ートリッジに対して接離可能となされこのディスクカー
トリッジを保持してこのディスクカートリッジに収納さ
れたディスク状記録媒体に対する情報信号の書き込み読
み出しが可能となる位置とこのディスクカートリッジよ
り離間した位置とに亘って回動操作される記録再生部と
を備えている。
【0096】上記引き込み手段は、ディスクカートリッ
ジを直線状の移動経路上を移動操作するものであるの
で、構成の簡素化が可能である。また、記録再生部は、
回動可能に支持されているため、少ない駆動力でディス
クカートリッジを保持することができ、小型のモータで
回動操作されるものとすることができる。
【0097】すなわち、本発明は、カートリッジホルダ
等を有して構成される引き込み手段を始めとする各部分
の機構が簡素化され、また、小型のモータでも充分に駆
動できて、薄型化を図ることができる記録媒体ローディ
ング機構を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体ローディング機構の構成
を示す分解斜視図である。
【図2】上記記録媒体ローディング機構の構成を示す平
面図である。
【図3】上記記録媒体ローディング機構の構成を示す側
面図である。
【図4】上記記録媒体ローディング機構のカートリッジ
ホルダの構成を示す平面図である。
【図5】上記記録媒体ローディング機構のカートリッジ
ホルダの構成を示す側面図である。
【図6】上記記録媒体ローディング機構の引き込みレバ
ーの構成を示す平面図である。
【図7】上記記録媒体ローディング機構に対してディス
クカートリッジが挿入された状態を示す平面図である。
【図8】上記記録媒体ローディング機構に対してディス
クカートリッジが挿入された状態を示す側面図である。
【図9】上記記録媒体ローディング機構のローディング
カムの形状を示す平面図である。
【図10】上記記録媒体ローディング機構においてディ
スクカートリッジが引き込まれた状態を示す平面図であ
る。
【図11】ディスクカートリッジの引き込みを完了した
状態におけるローディングカムの状態を示す平面図であ
る。
【図12】ディスクカートリッジの引き込みが完了した
状態における制御プレートの状態を示す平面図である。
【図13】ディスクカートリッジの引き込みが完了した
状態における制御プレートの状態を示す側面図である。
【図14】ローディングカムによる制御プレートの移動
操作を示す平面図である。
【図15】制御プレートの移動操作が開始されるときの
ディスクカートリッジの位置を示す平面図である。
【図16】制御プレートの移動操作が開始されるときの
ディスクカートリッジの位置を一部を破断して示す側面
図である。
【図17】引き込みを完了されたディスクカートリッジ
とメカシャーシとの位置関係を一部を破断して示す側面
図である。
【図18】上記記録媒体ローディング機構においてロー
ディング操作が完了された状態(再生モードが実行され
る状態)を示す平面図である。
【図19】上記記録媒体ローディング機構におけるディ
スクカートリッジの保持状態を示す平面図である。
【図20】メカシャーシによりディスクカートリッジが
保持される状態を示す縦断面図である。
【図21】メカシャーシによりディスクカートリッジが
保持された状態を示す縦断面図である。
【図22】上記記録媒体ローディング機構の再生モード
における状態を示す縦断面図である。
【図23】磁気ヘッドの再生モードにおける状態を示す
側面図である。
【図24】上記記録媒体ローディング機構において記録
モードが実行される状態を示す平面図である。
【図25】上記記録媒体ローディング機構の記録モード
における状態を示す縦断面図である。
【図26】磁気ヘッドの記録モードにおける状態を示す
側面図である。
【図27】ディスクカートリッジが正常に挿入された状
態におけるディスクカートリッジとカートリッジホルダ
との関係を示す平面図である。
【図28】ディスクカートリッジが誤って挿入された状
態(左へ90°回転)におけるディスクカートリッジと
カートリッジホルダとの関係を示す平面図である。
【図29】ディスクカートリッジが誤って挿入された状
態(左へ180°回転)におけるディスクカートリッジ
とカートリッジホルダとの関係を示す平面図である。
【図30】ディスクカートリッジが誤って挿入された状
態(左へ270°回転)におけるディスクカートリッジ
とカートリッジホルダとの関係を示す平面図である。
【図31】ディスクカートリッジが誤って挿入された状
態(裏返し)におけるディスクカートリッジとカートリ
ッジホルダとの関係を示す平面図である。
【図32】ディスクカートリッジが誤って挿入された状
態(裏返して右へ90°回転)におけるディスクカート
リッジとカートリッジホルダとの関係を示す平面図であ
る。
【図33】ディスクカートリッジが誤って挿入された状
態(裏返して右へ180°回転)におけるディスクカー
トリッジとカートリッジホルダとの関係を示す平面図で
ある。
【図34】ディスクカートリッジが誤って挿入された状
態(裏返して右へ270°回転)におけるディスクカー
トリッジとカートリッジホルダとの関係を示す平面図で
ある。
【図35】ディスクカートリッジの引き込み完了前に誤
動作によりメカシャーシの回動が開始された状態を示す
側面図である。
【図36】ディスクカートリッジが装着されている状態
で誤操作により別のディスクカートリッジが挿入されよ
うとしている状態を示す側面図である。
【符号の説明】
6 ディスクカートリッジ挿入口、7 扉部材、18
カートリッジホルダ、37 メカシャーシ、40 スピ
ンドルモータ、41 ディスクテーブル、45ピックア
ップ装置、51 磁気ヘッド、80 カムギヤ、96,
97 押圧バネ、102 制御プレート、201 ディ
スクカートリッジ、202 光磁気ディスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体を収納したディスク
    カートリッジを直線状の移動経路上を移動操作して記録
    再生装置内に引き込む引き込み手段と、 上記ディスク状記録媒体を保持して回転操作する回転操
    作機構及びこの回転操作機構により回転操作されるディ
    スク状記録媒体に対して情報信号の書き込み読み出しを
    行うピックアップ装置を有し、回動可能に支持されるこ
    とにより引き込み手段による移動操作を完了されたディ
    スクカートリッジに対して接離可能となされ、このディ
    スクカートリッジを保持してこのディスクカートリッジ
    に収納されたディスク状記録媒体に対する情報信号の書
    き込み読み出しが可能となる位置と、このディスクカー
    トリッジより離間した位置とに亘って回動操作される記
    録再生部とを備えた記録媒体ローディング機構。
  2. 【請求項2】 記録再生部の回動操作と、ディスクカー
    トリッジを記録再生部に向けて押圧してこのディスクカ
    ートリッジを記録再生部に対して装着させる押圧手段の
    操作とを、移動操作される制御プレートによって行うこ
    ととした請求項1記載の記録媒体ローディング機構。
  3. 【請求項3】 制御プレートは、記録再生装置のディス
    クカートリッジ挿入口を開閉可能に閉蓋する扉部材の開
    閉操作を行うこととした請求項2記載の記録媒体ローデ
    ィング機構。
  4. 【請求項4】 制御プレートは、記録再生装置の磁気ヘ
    ッドのディスク状記録媒体に対する接離操作を行うこと
    とした請求項2記載の記録媒体ローディング機構。
  5. 【請求項5】 引き込み手段の操作と、移動操作される
    ことにより記録再生部の回動操作及びディスクカートリ
    ッジを記録再生部に向けて押圧してこのディスクカート
    リッジを記録再生部に対して装着させる押圧手段の操作
    を行う制御プレートの操作とを、1つのカムで操作する
    こととした請求項1記載の記録媒体ローディング機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006286117A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Mitsubishi Electric Corp ディスク再生装置

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