JPH02300106A - 抗微生物組成物、フィルム及び食料品の表面処理方法 - Google Patents

抗微生物組成物、フィルム及び食料品の表面処理方法

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JPH02300106A
JPH02300106A JP2038541A JP3854190A JPH02300106A JP H02300106 A JPH02300106 A JP H02300106A JP 2038541 A JP2038541 A JP 2038541A JP 3854190 A JP3854190 A JP 3854190A JP H02300106 A JPH02300106 A JP H02300106A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11−二五皿分1 本発明は抗微生物性及び抗菌性組成物、かかる組成物を
含有する食料品包装及び加工用フィルム及び食品表面上
の細菌、カビ、イースト等の微生物の生育を抑制或は防
止する方法に関する。
良米辺弦l 「食品保存」とは、その用語を本明細書中で使用する場
合、食品中毒を防ぐ方法、並びに微生物による食品損傷
を遅らせる或は防止する方法を含む。食品保存は食品を
摂取するのに安全に保ちかつ養分分解或は食品の味が恋
(なるようにさせる官能的変化を抑制或は防止する。
「食品損傷」とは、その用語を本明細書中で使用する場
合、味、臭い、口当り(tcxtur61或は外観の変
化を含む、食品の味を悪くさせる食品の状態の全ての変
化を含む、損傷した食品は毒性であっても或はΔ■性で
なくてもよい。
「食品中毒」とは、その用語を本明細書中で使用する場
合、病原性のウィルス、カビ或は細菌及び/又はそれら
の毒素で汚染された食品を摂取して引き起こされる哨乳
動物の病気を言う。病原でtTFi染された食品は必ず
しも損傷の官能的徴候を示さない。細菌食品中毒は宿主
の細菌生物による感染か或は細菌が食品中か或は宿主に
おいて産生きれる毒素の作用によるかのいずれかで引き
起こされ得る。
食品損傷及び食品中毒の防止は歴史を通じて、しばしば
試行錯誤によって試みられてきた。初期の試みでは、食
品を保存するために、食品を乾燥、塩漬は及び/又は燻
煙するような食品保存方法を採用してきた0食品保存が
科学的根拠に基づいて考えられるようになったのは、記
録に残る歴史において比較的最近のことであった。19
世紀になって、ルイパスツールやロパートコッホのよう
な科学者の研究によって、食品中毒及び損傷は細菌が原
因であることを明瞭にし、病原性細菌を識別し、食品を
保存する新規な方法を提供した。
現在の食品技術者達は、多数の物理的、化学的及び生物
学的方法及び薬剤を利用して食品を保存しかつ病気が食
料品を経て伝播するのを防止している。照射、発酵、低
温殺菌、温度調節、pH及び/又は水活性のようなプロ
セスに加えて、多数の化学薬剤が存在する。これらの薬
剤は食品の化学的劣化を防止するための酸、化防止剤、
並びに有害な細菌及び/又はその他の微生物を殺し或は
抑制し、それで食品を保存する、すなわち損傷及び病気
の伝播を防止する組成物を含む、一般に用いられている
抗微生物性化学薬剤は下記を含む:ニトリット、ニトレ
ート、二酸化イオウ、スルフイツト、酸、例えば酢酸、
プロピオン酸、乳酸、安息香酸、ソルビン酸及びそれら
の塩、木燻(woodsmoke)、液燻(liqui
d smoke)抗生物質、例えばナタマイシン、ナイ
シン。
食中毒の防止は食品加工産業における最大の重要事であ
る0食品の安全についての関心により、はとんどの国で
国民の健康を保証するために、食品産業を厳しく規制す
るに至った。また、加工食品の製造業者は製品の安全を
確保するために相当の資金を投資している。これらの努
力にもかかわらず、食中毒は依然起きている。食中毒の
多くの例は、とりわけ、サルモネラ、クロストリジウム
、ぶどう球菌に起因する。
関心が高まっているのは、家禽及び加工食品例えばウィ
ンナ−ソーセージ、その他のソーセージ、チーズ、新規
アイスクリームを含む酪農製品、シーフードの食品加工
産業において広範囲にわたる、リステリア汚染が、比較
的最近見出されたことである。特に関心があるのは、低
温殺菌した及び完全に調理した加工食品が、調理或は低
温殺菌した後、販売するために包装する前に、リステリ
ア閑のような微生物で汚染されているという最近の証拠
である。このような汚染は、熱処理(すなわち、調理或
は低温殺菌)した後に、微生物が食品表面に接触して引
き起こされると考えられる表面汚染が代表的である。リ
ステリアなどの微生物は空気によって運ばれ(すなわち
、ダストによって運ばれ)或は加工装置等の食品接触表
面上に存在し得る。
1980年代に、食中毒の大発生が世界的に報告され、
原因物質はリステリア汚染された食品が疑いありありと
見られており或はかかる食品と身元が明らかにされた。
ヒトにおけるリステリア症(リステリア細菌による感染
)の大発生が米国のマ→ノ゛チューセッツ、カリフォル
ニア及びペンシルバニア及びまたカナダ、スイスにおい
て報告された。これらの大発生は、リステリア汚染され
た食品、例えばコールスロー、生ミルクから作ったチー
ズ、表面熟成ソフトチーズ、サラミを摂取することに起
因した。何百人もの人々がかかり、死亡率は、かかった
人の約三分の−にまで達した。病気(感染性)に特に感
染しやすいのは、妊婦、胎児、新生児、幼児、並びに弱
体化免疫系を持った大人、例えばコルチコステローrド
のような免疫抑制案による治療を受けている大人である
。リステリア症はひどい病気であり、髄膜炎、自然流産
、周産期敗血症を引き起こし得る。リステリア症は早期
診断で治療可能であるが、治療しない場合、高い死亡率
を示す。
リステリア閑の生育を抑制して食品保存することは困難
である。リステリアは、4.85より高いpHでおよび
3℃程に低く及び約45℃程に高くなることができる広
い湯度範囲にわたって、好気性及び嫌気性の両方で再生
し、生育することができると報告されている。このこと
は、リステリアは通常の冷凍温度で生育し得ることを意
味する。リステリアは、また、塩10%までの水溶液中
で生育することができると報告されてきた。幸いなこと
に、調理或は低温殺菌はリステリアを殺す7残念なこと
に微生物汚染は、加工業者が低温殺菌した後に起こり得
る。多くの人々は加工食品を、食品製造業者が初めに調
理或は低温殺菌してから相当の期間が経過した後に食べ
、それで低温殺菌後の汚染によって導入されるバクテリ
アを増殖させることになる。この食品摂取は、加工食品
を、初めに調理した後に導入されたかもしれない微生物
(例えば、リステリア)を殺すのに十分な温度及び時間
再加熱しなければ起こり得るので、食品中毒の危険があ
る。本発明は上述した危険を改良しようとするものであ
る。
尺朋辺月刃 発明の目的は乳連鎖球菌(5treptococcus
lactis )由来の或は均等の合成バクテリオシン
、例えばナイシン及びキレート化或は金属イオン封鎖剤
を組合わせて含む新規な殺菌性組成物を提供するにある
発明の目的は乳連鎖球菌由来の或は均等の合成バクテリ
オシン、例えばナイシン及びキレート化或は金属イオン
封鎖剤を含む耐熱性抗微生物剤を含有するフィルムを提
供するにある。
発明の別の目的はリステリアを殺す及び/又はリステリ
アの生育を抑制するのに有効な抗菌性組成物を含有する
フィルムを提供するにある。
発明の目的は調節された量の抗微生物剤を食料品表面に
移動させることができるポリマーフィルムを提供するに
ある。
発明の別の目的は抗微生物剤を調節された量で食料品の
表面に移動させる方法によって食料品表面上の病原性微
生物の生育を殺し°、抑制し或は防止するにある。
発明の別の目的は、抗微生物剤を、フィルムを    
〜取り去った後に食料品の表面上の病原性細菌の生育を
食料品の通常の包装寿命の間防止するのに有効な量で食
料品に移動させることにある。
発明の別の目的は、初めに調理しかつケーシングを取り
去った後に、スキンレスウィンナ−ソーセージ上のリス
テリア菌の生育を、消費者販売用の包装により、消費者
が被包装ウインナーソーセ−ジを消費するために開封す
るまで、防止或は抑制するにある。
発明の別の目的は、乳連鎖球菌由来の(或は合成均等の
)バクテリオシンとキレート化剤との相乗混合物、好ま
しくは液体或は!!#!濁体を適用することによって加
工食品の包装寿命を増大させるにある。
1朋Jと生成 上記の目的及び下記から明らかになると思う他の目的は
、食料品、好ましくは食料品表面を、抗微生物剤、好ま
しくはキレート化剤、例えばクエン酸と、連鎖法菌属(
5treptococcus)由来のバクテリオシン、
例えばナイシンか或はペジオコックス属(Pedioc
occusl由来のバクテリオシン、例えばペジオシン
のいずれかとを組合せたもので処理して達成することが
できる。処理は適当な手段、例えば吹付け、浸漬、混合
によるものでよく或は食料品に抗微生物剤を含有するフ
ィルムを接触させることによってもよい。フィルムは薬
剤を食料品表面に接触させたままにし、それでフィルム
から調節された量のX ff11を食料品の表面に移行
させることができ或は抗微生物剤を食料品に(ゼイン等
の移動剤を使用して或は使用しないで)移行させ、それ
でフィルムを取り去り、移行された抗微生物剤が食料品
表面上に有効量残って食品損傷生物か或は病原性微生物
、例えばリステリアのいずれかの生育を殺し、防止或は
抑制することができる。
発明の一態様では、耐熱性の連鎖球菌属由来或はペジオ
コックス属由来のバクテリオシン(或は均等の合成)抗
細菌剤を含有するポリマーフィルムを含む食品包装フィ
ルムを提供する。この剤はグラム陽性細菌、特にリステ
リア菌の生育に反するのに有効であるのが好ましく、耐
熱性の抗生物質或はバクテリオシン、例えばナイシン或
はバクテリオシンPA−1にすることができる。耐熱性
剤はナイシンが好ましい。
上記の目的の各々及びどれもが発明の全ての実施態様に
存在することは必要でな(、発明を有利に採用し得るこ
とで十分である。
発明の組成物にとって基本的なことは、金属イオン封鎖
或はキレート化剤、例えばEDTA塩或はクエン酸と連
鎖球菌属由来の或はペジオコックス属由来のバクテリオ
シン(或は合成均等物)、例えばナイシン或はペジオシ
ンPA−1との相乗的組合せである。ナイシンとキレー
ト化剤との液体混合物或は懸濁体が特に好ましい。
本発明の一方法の基本的な態様は、食料品表面を、フィ
ルムを取り去った後に相当な期間保護することである。
本発明のフィルムの一実施態様の基本的な態様は、低温
殺菌或は熱処理した後に細菌に対抗するのに有効な耐熱
性抗微生物剤を使用することである。
日の詳 な言明 連鎖球菌属由来のバクテリオシン、例えばナイシン或は
へジオコックス属由来のバクテリオシン、例えばペジオ
シン(或は合成の均等物)とキレート化剤1例えばクエ
ン酸との相乗的組合わせを含む新規な抗微生物性組成物
は、特に病原性細菌、例えばリステリア菌に対して予期
されない程に良好な殺菌性を有することを見出した。加
えて、発明の組成物は、驚くべきことに、食品の損傷を
いずれかの成分単独の有効性に基づいて予期されるより
も長い期間防止することによって、食品の保存寿命を伸
ばすことができる。
ナイシンは好ましいバクテリオシンである。ナイシンは
乳酸菌である乳連鎖球菌グループNが産生ずるポリペプ
チドバクテリオシンである。
ナイシンは同様のアミノ酸組成を有するA、B%C,D
及びEナイシンと表示されたいくつかの密接に関連した
物質を表わす集合名であると報告されている。ナイシン
の構造及び性質は、更に、ザ 25回 プロシーティン
ゲス オブ シイ−スターン スクール イン アグリ
カルチャーサイエンス アト ザ ユニバーシティ オ
ブノッチンガム、1976年、103−130頁(19
77年)、E、リビンス力(L ip 1nska)、
「ナイシン アンド イッツ アプリケーションズ」な
る表題の論文に検討されており、同論文を本明細書中に
援用する。ワールド へルス オーガニゼーション コ
ミティオン バイオロジカルスタンダーダイゼーション
はナイシンの国際的標準製剤を確立し、国際単位(本明
細書以降IU)をこの製剤のO,001mgと規定する
N I 5APL I Nは英国、ウイルトシャ、ドロ
ウブリッジ、アブリン アンド パレット リミティド
から市販されている、1g当り100万IUを含有する
ナイシンコンセントレートについての商標名である。
ナイシンは知られている食品防腐剤であり、また、熱安
定性、酸安定性であり、ダラム陽性菌に対して活性であ
ることも知られている。ナイシンは通常熱処理と共に酪
農製品及び植物中に食品防腐剤として用いられる。ナイ
シンはまた生乳中に天然に生じ、肉ペーストを熱加工す
る際に用いられてきた。ナイシンは毒物学的データでは
体重1kg当り3.3百万IUのレベルで悪い作用を示
さず、非毒性と考える。ナイシンは121℃までの加熱
に耐えることができ、活性を失わないと報告されている
。加工食品と共に使用する場合、ある程度の活性損失が
予想されるが、これは、例えば適用するナイシンの量を
増大させて改善することができる。食料品を腐敗しない
ように保存するのに有効なナイシンのレベルは25〜5
001U/g或はそれ以上の範囲であると報告されてい
る。
ペジオコックス属菌が産生ずるバクテリオシンを本発明
において用いることができる。ペジオコックス属は乳酸
菌であり、発酵ソーセージの製造において発端培養とし
て用いられる。ペジオコックス屈は病原性微生物及び損
傷微生物の両方を抑制することが知られている。ツーバ
ー(Hoover)等の論文、「ア バクテリオシン 
プロプイースト バイ ペジオコックス スビシーズ 
アソシエーテッド ウィズ ア 5.5−メガダルトン
プラスミド」、ジャーナル オン フード プロテクシ
ョン、51巻、1号、29−31頁(1988年、1月
)では(同論文全体を本明細書中に援用する)、5.5
メガダルトンプラスミドに関連させたペジオコックス種
が産生ずるバクテリオシンはいくつかのリステリア菌株
の生育を抑制するのに有効であると開示されている。ペ
ジオコックスの種々の種からのバクテリオシンはリステ
リア菌の生育を抑制し、殺し或は防止するのに有効であ
ることが知られている。特に、ペジオコックスアシジラ
クチシ(acidilacticilからのバクテリオ
シンはリステリア菌に対して有効であることが知られて
いる。アプライド アンド インバイアロンメンタル 
マイクロバイオロジー、54巻、10号、2349〜2
353頁(1988年、io月)、ブーチ(Pucci
l等の[インヒビジョン オン リステリア モノシト
ゲネス パイユージレグ バクテリオシンPA−1プロ
デユースト バイ ペジオコックス アシジラクチシP
AC1,OJなる表題の論文(同論文を本明細書中に援
用する)では、ペジオコックスアシジラクチシは極めて
有効な抗リステリア物質を産生ずると開示されている。
同論文で検討するP、アシジレクチシの菌株はPACl
、0と表示され、PA−1と表示されるバクテリオシン
を産生した。 PA−lは1ミリリットル当り細菌1.
2X10”の初期接種物レベルでリステリア菌に対して
非常に有効であった。PA−1バクテリオシンはフロツ
ク、マイクロライフ テクニックス オン サラツタで
製造されている。ペジオコックスベントサシウス(pe
ntosaceus)か或はペジオコックスアシジラク
チシのいずれから産生されたバクテリオシンを本明細書
中ペジオシンと呼ぶ。
適したキレート化(金属イオン封鎖)剤はカルボン酸、
ポリカルボン酸、アミノ酸及びホスフェートを含む。特
に、下記の化合物及びそれらの塩は有用であると考えら
れるものの内である:酢酸 アデニン アジピン酸 DP アラニン B−アラニン アルブミン アルギニン アスコルビン酸 アスパラギン アスパラギン酸 八′rP 安息香酸 醋酸 カゼイン シトラコン酸 クエン酸 システィン デヒドロ酢酸(Dehydracetic acid)
デスフェリーフェリクリシン(Desferri −f
errichrysin) デスフェリーフェリクロム デスフェリーフェリオキサミンE 3.4−ジヒドロキシ安息香酸 ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)ジメチル
グリオキシム 050−ジメチルブルブロガリン DTA ギ酸 フマル酸 グロブリン グルコン酸 グルタミン酸 グルタル酸 グリシン グリコール酸 グリシルグリシン クリシルサルコシン グアノシン ヒスタミン ヒスチジン 3−ヒドロキシフラボン イノシン イノシントリホスフェート 鉄−フリーフェリクロム イソ吉草酸 イタコン酸 コウジ酸 乳酸 ロイシン リジン マレイン酸 リンゴ酸 メチオニン メチルサリチレート ニトリロトリ酢酸(NTA) オルニチン オルトホスフェート シュウ酸 オキシステアリン B−フェニルアラニン リン酸 フィテート ピメリン酸 ピバリン酸 ポリホスフェ−1〜 プロリン プロピオン酸 プリン ピロホスフェート ピルビン酸 リボフラビン サリチルアルデヒド サリチル酸 サルコシン セリン ソルビトール コハク酸 酒石酸 テトラメタホスフェート チオスルフェート トレオニン トリメタホスフェート トリホスフェート トリブトファン ウリジンジホスフェート ウリジントリホスフェート 吉草酸 バリン キサントシン 上記の金属イオン封鎖剤の内の多くは、それらの塩の形
で食品加工において有用である。かかる塩の形は通常ア
ルカリ金属或はアルカリ土類塩、例えば、ナトリウム、
カリウム或はカルシウム或は第四アンモニウム塩である
。複数の価を有する金属イオン封鎖材料は、例えば食品
系コーティングにおいて、pHを調整する或は金属イオ
ンを進択的に導入したり或は取り去るのに有利になり得
る。金属イオン封鎖剤及びキレート化剤に関する追加ノ
情MLtT 、 E、 7 ’) 7 ([J) 、C
RCAンドプック オプ フード アデイテイブズ、第
2版、271.−294頁(1972年、ケミカルラバ
ー カンパニー)、及びffi S、ピーターソン及び
A、M、ジョンソン(編集)、エンサイクロペディア 
オン フード サイエンス、694−699頁(197
8年、AVIパブリッシングカンパニー、インコーボレ
ーテヅド)に開示されており、これらの論文を両方本明
細書中に援用する。
「キレート化剤」及び「金属イオン封鎖剤」なる用語を
本明細書中、同義語として使用し、金属と配位複合体を
形成することのできる有機或は無機化合物と定義する。
また、「キレート化剤」なる用語を本明細書中で使用す
る場合、分子対人材料、例えばシクロデキストリンを含
む。キレート化剤は無機でも或は有機でもよいが、有機
であるのが好ましい。
好ましいキレート化剤は哨乳動物にとって非毒性であり
、アミノポリカルボン酸及びそれらの塩、例えばエチレ
ンジアミンテトラ酢酸(EDTA)或はその塩(特に、
そのジー及びトリーナトリウム塩)、ヒドロカルボン酸
及びそれらの塩、例えばクエン酸を含む。しかし、非ク
エン酸及び非シトレートヒドロカルボン酸キレート化剤
、例えば酢酸、ギ酸、乳酸、酒石酸及びそれらの塩もま
た本発明において有用と考えられる。
上述した通りに、「キレート化剤」なる用語は本明細書
中で金属イオン封鎖剤と同義語と定義しかつ使用し、ま
た、シクロデキストリンのような分子対人材料を含むと
も定義する。シクロデキストリンはグルコースモノマー
を6.7或は8個ドーナツ形状をした環に配置させた環
状炭水化物であり、それぞれアルファ、ベータ或はガン
マシクロデキストリンと表わす。本明細書中で用いる通
りのシクロデキストリンは未改質及び改質の両方のシク
ロデキストリンモノマー及びポリマーを言う。シクロデ
キストリン分子封入剤はインディアナ、アメリカン メ
イズ−プロダクツ オン ハモンドから市販されている
。シクロデキストリンは、更に、インクルージヨン コ
ンパウンダ、■巻(アカデミツク プレス、1984年
)の331−390頁、シエイトリ(Szejtlil
著、「インダストリアル アプリケーションズ インシ
クロデキストリン」なる表題の1章に記載されており、
同車を本明細書中に援用する。
連鎖球菌属由来か或はペジオコックス属由来のいずれか
のバクテリオシン、例えばナイシン、ペジオシンと1種
或はそれ以上のキレート化剤との混合物は本発明に従っ
て有用に用いることができる。このような混合物は液中
固体(5olid 1nliquid)懸濁液或は溶液
であるのがよい。本明細書中、「溶液」なる用語の使用
は、他に示さない場合、液体に溶解した固体或は液体ば
かりでなく、液中固体懸濁液は混合物をも含む。キレー
ト化剤の混合物について適した溶剤、希釈剤或はキャリ
ヤーは水、アルコール、プロピレングリコール、油、例
えば、鉱油、動物或は植物油、グリセリン或はレシチン
である。
市販されているバクテリオシンは酪農製品を含有するか
もしれないが、本発明の殺菌性組成物或は食品保存製剤
は添加酪農製品、例えばチーズ。
ホエー、カード或はカルシウム含有ミルクベースの固形
分を含有しないのが有利かもしれない。カルシウム及び
マグネシウムイオンはナイシンを不活性化し得ることが
報告された。信念に束縛されることを望むものではない
が、カルシウム及び/又はマグネシウムをキレート化す
る薬剤が特に有利になり得るかもしれない。バクテリオ
シン及びキレート化剤の混合物を含有する本発明の混合
物は、任意の慣用の塗被手段、例えば噴霧或は食料品を
溶液に浸漬することにより、或は下記の通りの含浸或は
塗被したフィルムを使用することによって、酪農製品及
び非酪農製品1例えばソーセージ、他の肉、植物及び果
物を含む食料品に適用することができる。このような溶
液は広範囲のpHで配合してよいが、中性或は酸性が有
利になる。酸性溶液はこれらの新規な溶液の殺菌効力を
高める或は維持するものと考えられ、よって好ましい。
pHが約6に等しいか或はこれより低い溶液が好ましく
、5に等しいか或はこれより低いのが特に好ましい。バ
クテリオシン及びキレート化剤成分の量は下記のような
要因に応じて変わり得る:バクテリオシンのタイプ、キ
レート化剤のタイプ、pH1存在する他の成分(例えば
、溶液、溶媒のタイプ)、適用、すなわち、物質を適用
している食料品のタイプ、どのように適用するか(例え
ば、食料品に混合する或は表面塗被する)、続(加工条
件(例えば、熱処理)、細菌を殺す或は抑制する所望の
有効期間、食料品を対抗して保護している細菌のタイプ
、等。当業者ならばバクテリオシン及びキレート化剤の
適当な量を、過度に実験することなく、求めることがで
きる。水が溶液を作る、例えば浸漬処理用の好ましい溶
剤である。ソーセージのような食料品を処理するための
混合物中のバクテリオシンの適した量はバクテリオシン
を(全混合物の重量により)5〜250 ppm或はそ
れ以上含む。5 ppmより少ない量が実際使用できる
が、使用に応じて、それより高い濃度に比べて有効性が
劣るかもしれない。250 ppmより多い量もまた実
際に使用できるが、濃度を増大することは、バクテリオ
シンの費用により、費用を増大させる不利を有する。濃
度50〜150 pPmが有効でありかつ費用がかから
ないことが認められ、濃度150 ppm或はそれ以上
が、例えば調理したフランクフルトソーセージ表面上の
リステリア菌のような病原性細菌を殺す或は抑制するの
に極めて有効である。発明の溶液は他の細菌に対しても
使用することができ、グラム陽性細菌に対して特に有効
である。キレート化剤の使用量は広範囲になることがで
き、例えば約0.2〜約0.8重量%或は3.0重皿%
或はそれ以上の量を有効に用いることができる。発明の
組成物は、また、他の抗微生物或は抗菌剤、或は他の添
加剤、例えば着色剤、風味剤、例えばガス或は液温を含
有してもよい。
本発明において使用するのに適した食品包装用フィルム
はポリマーフィルム、例えばインフレートフィルム、延
伸フィルム、ストレッチ及び収縮フィルム、熱収縮性バ
ッグ及び食品ケーシングを含む。「食品包装用フィルム
Jとは、その用語を本明細書中で用いる場合、厚さが適
当には15ミル(38ミクロン)或はそれ以下、好まし
くは10ミル(25ミクロン)より薄い軟質性シート材
料である。
適したフィルムは再生セルロース及び熱可塑性ストレッ
チ或は収縮フィルムを含み、単層フィルムでも或は多層
フィルムでもよい。収縮フィルムを成形して熱収縮性二
軸延伸バッグにするのが好ましい。
適したフィルムは好ましくはチューブ状の(チューブラ
)通常軟質性フィルムである食品ケーシングを含み、下
記で作ることができる:再生セルロース或はセルロース
カーバメート等のセルロース系材料を含むポリマー材料
;或はポリオレフィン、例えばポリプロピレン、ポリエ
チレンのホモポリマー或はコポリマー、或はポリアミド
、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニリデンコ
ポリマー或はエチレン−ビニルアセテートコポリマー等
のプラスチックス;或はタンパク質フィルム、例えばコ
ラーゲン、ケーシングはよく知られた方法の内のいずれ
か1つによって作ったチューブラセルロース系ケーシン
グが好ましい。このようなケーシングは、好ましくは再
生セルロース、等で作った、神々の直径の軟質性薄肉シ
ームレスチェーピングであるのが普通である。また、フ
ィブラス補強ウェブを壁中に埋封させたチューブラセル
ロース系ケーシングも適している。補強ウェブを有する
ケーシングは一般に「フィブラス食品ケーシング」と呼
ばれており、フィブラス強化材のないセルロース系ケー
シングを本明細書中「非繊維状(ノン−フィブラス)」
セルロース系ケーシングと呼ぶ。天然及び合成の両方の
ケーシングを本発明で意図する。
従来[ドライ ストック ケーシング」として知られて
いるケーシングを本発明の実施において用いてよい。こ
のようなケーシングは、ノンフィブラスケーシングなら
ば、水を含むケーシングの全重量を基準にして、本釣5
〜約14重量%の範囲内、或はフィブラスケーシングな
らば、本釣3〜約8重皿%の範囲内の水分を有するのが
普通である。
従来[ゲル ストック ケーシング」として知られてい
るケーシングは、あらかじめ乾燥されていないので、一
層高い水分を有するケーシングで、  あり、かかるケ
ーシングもまた本発明の実施において用いてよい。
従来[回加?FA(remoisturizcdjケー
シング」として知られているケーシングは、例えばひだ
寄せ及び/又は充填(stuffing)を容易にする
ために水分を加えておいたドライストックケーシングで
あり、このよりなケーシングを本発明の実施において用
いてよい。このようなケーシングは、ノン−フィブラス
ケーシングならば、水を含むケーシングの全重量を基準
にして、約15〜約23重量%の範囲内、或はフィブラ
スケーシングならば約16〜約35重量%の範囲内の水
分を有するのが普通である。
発明において用いるのに適した抗微生物剤は食品包装フ
ィルムから食料品に有効に移行されて、好ましくはフィ
ルムを食料品表面との接触から取り去った後でさえ、食
料品上の微生物の生育を防止或は抑制する抗微生物剤を
倉荷する食料品表面とすることができる薬剤を含む。
適した抗微生物はカビ、イースト及び/又は細菌に対し
て有効であるのがよい。適した薬剤は下記を含むと考え
られる:細菌を殺し或は抑制するのに有効な抗菌剤、例
えば抗生物質、例えばナイシン、ナタマイシン、サブチ
リン、或はペジオコックス属由来のバクテリオシン、耐
熱性酵素、例えばリゾチーム及びその他の薬剤、例えば
液温、パラベン、ソルビン酸、安息香酸及びこれらの混
合物。
かかる抗微生物剤は添加剤、例えば結合剤、緩衝剤、乳
化剤、移動剤或はキレート化剤1例えばエチレンジアミ
ンテトラ酢f!! (EDTA)或はその塩を含んでも
よい。これらの剤は剤の抗微生物作用を高めることがで
き或は包装フィルムから食料品への移行を助成すること
ができる。
特に、結合剤、例えばセラック、ゼインのような水不溶
性剤を移動手段或は剤として使用して、包装フィルムか
らそれらと共に加入された抗微生物剤を加湿条件下で食
料品表面に移行させるのがよい。好ましい結合或は移動
剤は、包装フィルムよりも食料品表面への優先的直接性
(substanti−vity)を有する。
本発明の食品包装フィルムは、フィルム上に或はフィル
ム内に抗微生物剤、好ましくは抗菌剤を含有する。この
ような薬剤は細菌、例えばリステリア、サルモネラ及び
クロストリジウム属、好ましくはリステリア菌種からの
細菌の生育を殺し、抑制し或は防止するのに有効である
のが有利である。
好ましい抗菌剤は、熱処理、例えば調理或は低温殺菌温
度及び時間による分解或は不活性化に対し耐性である。
このような好ましい薬剤は包装フィルム内の食料品を熱
処理するにもかかわらず生き残ることができかつ熱処理
し、フィルムを取り去った後に有効であることが必要で
ある。
「耐熱性」とは、その用語を本明細書中で使用する場合
、調節された量でフィルムに適用させることができる抗
微生物剤が、熱処理、例えば低温殺菌或は調理による分
解、不活性化或は損失に耐え、それで、熱処理した後に
、抗微生物剤を適用する食料品上の微生物の生育を殺し
、抑制し或は防止するのに有効な薬剤が十分残ることを
意味する。薬剤の量或は薬剤の有効性の部分的損失が生
じ得かつ部分的不活性化もまた起き得ることは理解すべ
きである。が、残った活性な薬剤がリステリアのような
病原性微生物に対抗して食料品表面を保護することがで
きれば十分である。
発明の代表的な応用では、抗微生物剤を含浸或は塗被す
ることができるチューブラセルロース系食品ケーシング
をスキンレスウィンナ−ソーセージの製造において使用
する。このよく知られたソーセージ低温殺菌プロセスで
は、ケーシングに肉エマルションを充填して、結合剤(
linkl に形成する。ケーシングによってその形状
が与えられた被包装肉エマルションを、次いで、適当な
温度で十分な時間調理(熱処理)して低温殺菌を行なう
。ソーセージを含む肉製品を約190下(88℃)より
低い温度に保った(低温殺菌する間でさえ)後に、家庭
或は企業の使用用に販売するのが代表的である。加工肉
のような食料品は、低温殺菌する間、約145下(63
℃)より高(かつ約180下(82℃)以下の内部温度
にもたらした後に、製品を加工する間彫付けるのに使用
したフィルムを取り去るのが普通である。これらの低温
殺菌した食↑4品の表面温度は190下(88℃)を越
えないようにするのが代表的であり、170下(77℃
)より低くするのが普通である。次いで、被包装ウィン
ナ−ソーセージを例えば水を注ぎ及び/又は冷却するこ
とによって更に加工或は処理してもよい。次いで、ケー
シングをよ(知られた剥離手段で熱処理したウィンナ−
ソーセージから取り去り、ウィンナ−ソーセージを再包
装して小売り販売する。
発明の一実施態様では、ケーシングは特に機械によって
高速剥離及び除去するのに適応させた可剥性ケーシング
である。ケーシングは当分野で手により或は機械によっ
て剥離し得ることが知られている。手で剥離し得るケー
シングが全て、機械、例えばテネシー、バートレットの
レインジャー ツール カンパニー、インコーホレーテ
ッド製の良く知られたApollo Pertterに
よって行う高速剥離に適用されるとは限られない。この
及び同様の商用ピーラ−は1時間当り40.000〜6
0、000のソーセージからケーシングを取り去ること
ができる。
このように、充填する前にケーシングに適用した抗微生
物剤はこの熱処理及び加工工程の作用に耐えて熱処理し
た後に望ましくない微生物の生育を殺し、抑制し或は防
止するのに有効なままでなければならない。また、ケー
シングを取り去ることから、薬剤は有効量が食料品に移
行しなければならない。ウィンナ−ソーセージ表面の微
生物汚染は、ケーシングを取り去った後、包装する前の
時間に起き得る。
別法として、発明の抗菌性組成物のような抗微生物剤を
、熱処理した後に適用するフィルム上のコーティングを
経て食料品に適用してもよく或はかかる組成物を食料品
に混合し、食料品表面に吹付け、或は食料品を抗菌性組
成物中に浸漬して直接適用してもよい。
よって、移行或は適用された薬剤は、熱処理し、加工し
、ケーシングを取り去った後に、微生物、好ましくはリ
ステリア菌の生育を十分な期間殺し、抑制し或は防止す
る程の量で伴在して依然十分有効なままになるべきであ
る。フィルムに適用した薬剤が効果をもっているこの期
間は、少なくともケーシングを取り去った時から、例え
ば消費者或は会社に販売するために包装するまでに及ぶ
べきである。薬剤は、小売商品人が食品を販売に供する
期間である通常の「セルバイ」或は「満了」日を通じて
有効なままになるのが有利である。有効な期間は消費者
が包装を開けて、食品損傷が明らかになる通常の鮮度期
間の終りまで及ぶのが好ましい。スキンレスウィンナ−
ソーセージの場合、代表的な期間は下記の通りである:
ケーシングを取り去ってから消費者用包装するまで、約
10分〜1時間;消費者用包装してから通常の小売販売
する間、約30〜60日:消費者用包装を通常の冷蔵貯
蔵して開けて使用する期間、約7日或はそれ以上。いず
れの場合でも、所望の期間及び通常の保存寿命時間は食
料品毎に変わり、当業者ならば、包装時間及び保存寿命
時間が食料品のタイプ(例えば、牛肉、ウィンナ−ソー
セージ、家禽或はチーズ)、食料品のサイズ、被包装品
の数(消費者サイズ或は企業サイズ包装)、貯蔵温度、
加工条件及び包装装置に応じて変わることを認識してい
る。
発明の一実施態様に従う、隣接する食料品表面と直接に
接触するフィルムの内面からの抗微生物剤の移行は、薬
剤が加工する間に、次いでゲージングを剥離して取り去
るにもかかわらず、食料品表面上のリステリア細菌の生
育を殺し或は抑制するのに有効な程の量で少なくとも一
部恒久的に食料品に移行されるものである。
上記の例は好例であり、発明をウィンナ−ソーセージに
よる使用に限ると考えるべきではない。
発明は任意の食料品、特に、抗微生物剤、特に抗菌剤を
調節した量で食料品表面に適用して利点を得ることがで
きるものに適用することができる。
発明の組成物、フィルム及び方法は動物白米及び植物由
来の両方の食料品に適用性を有するものと考えられる。
このような食料品は下記を含み、これらに限定されない
二全てのタイプのソーセージ(牛、豚、ニワトリ、七面
鳥、魚、等)、肉のブライマル及びサブブラマル切身、
ランチョンミート、ハム、ラム、ステーキ、ハンバーガ
ー、ニワトリ、上面、1、アヒル、ガチョウを含む家出
、並びに魚、酪農製品、例えばセミソフト及びハードチ
ーズ、加工チーズ、植物性製品、例えばレタス、豆腐、
コールスロー、大豆由来のタンパク質肉代用品。
本発明のフィルム及び/又は抗微生物性、好ましくは抗
菌性の、耐熱性剤、例えばリゾチーム、ナイシン或はペ
ジオコックスアシジラクチシPAC1,Oが産生するバ
クテリオシンPA−1を利用するのが好ましい。ナイシ
ンは上述した通りのポリペプチドバクテリオシンである
リゾチームは溶菌反応を引き起こすことができる酵素で
ある。N−アセチルへキソサミノダーゼとして或は1.
4−ベーターN−アセヂルムラミダーゼとしても知られ
ているリゾチームは卵アルブミンから抽出することがで
き、自然において広く見出される。細菌細胞を崩壊する
或は溶解する酵素であるリゾチームはリステリア閑のよ
うなグラム陽性細菌に対して有効である。リゾチームは
100℃に耐えることができて活性をほとんど失わない
と報告されている。例えば、ブロクター(Proc七o
r)等、「ザ ケミストリー オプ リゾチーム アン
ド イック ユース アズ ア フード ブリザーバテ
ィブ アンド ア ファーマシューティカルJ、CRC
クリティカル リビューズ イン フート サイエンス
 アンド ニュートリジョン、26巻、イシュー4.3
59−395頁(1988年)を参照。同文献を本明細
書中に採用する。リゾチームはインディアナ、エルクハ
ードのマイルズ インコーホレーテッドから水溶性白色
粉末として入手し得る。
本発明の方法及びフィルムに従って用いる抗微生物剤は
、フィルム形成の前或は後に適用してフィルムにフィル
ムの単位面積当り調節した量の剤を点在、塗被及び含浸
させることができる。また、薬剤を混合して使用しても
よ(或は複数の薬剤を逐次に適用してもよい。キレート
化剤、結合剤、乳化剤及びその他の添加剤も同様にケー
シングに同時に(混合してか或は別々のいずれかで)適
用してもよく或は逐次に適用してもよい。
本発明において、抗微生物剤及び添加剤を、ヂューブラ
ケーシングのようなフィルムの外面に、ケーシングを剤
及び/又は添加剤を含有する溶液の浴の中に通して適用
してもよい。薬剤をケーシングの中に、ケーシングが所
望の量の薬剤及び添加剤を含浸させる程の時間浸透させ
た後に、ケーシングを絞りロール或はワイパーの中に通
して過剰の液体を掻取っ(ドクターし)でもよい。ケー
シングを処理浴(また、「浸漬浴」或は「浸漬タンク」
とも呼ばれ得る)の中に通すプロセスもまた「浸漬」工
程と呼ぶことができる。別法として、薬剤或は添加剤を
浸漬と異なる方法、例λば吹付け、はけ塗、ロール陰性
、プリント、等によってケーシングの外面に適用しても
よい。
別法として、薬剤或は添加剤をチュー(chiulに係
る米国特許4.171.381号に記載されているいく
つかのよく知られた手順の内のいずれかによってケーシ
ング等のフィルムチューブの内面に適用してもよく、同
米国特許の開示内容を本明細書中に援用する。これらは
スラッギング或はバブルコーティング、吹付け、ひだ寄
せしながらのコーティングを含む。
ケーシングの内面を塗布するスラッギング法はケーシン
グの一部にコーティング材料を、コーティング材料のス
ラグがケーシングを2つの平行ローラーの上にたらして
かけて形成する「U」形状の底部に通常圧るように充填
し、次いでコーティング材料のスラグをケーシング内部
に閉じ込めたままにしてケーシングの連続した不定長を
移動させ、その間、ケーシングはスラグを通って移動し
てスラグの内に含有されるコーティング材料によってケ
ーシング内壁が塗被されることを伴う。
また、例えば米国特許3.451.827号に、種々の
コーティング材料を直径の小さいケーシングの内面上に
適用する吹付は法が開示されている。
シャイナー(Shiner)等に係る米国特許3.37
8゜379号では、コーティング材料を直径の大きいケ
ーシングの内面に適用する「スラッギング」法が用いら
れている。
抗微生物剤は、食料品に接触するように適応させるフィ
ルム表面が薬剤を食料品に移行させることができるなら
ば、フィルムのどちらの面に適用してもよい0例えば、
セルロース系チューブラ食品ケーシングの内面に、薬剤
を溶質或は分散として含有する溶液をスラッギングによ
って、或は調節量を乾燥か或は液体のいずれかの形で吹
付けることによって塗被してもよい。次いで、ケーシン
グの内部に、食料品と薬剤とを接触させるために、ハム
、肉エマルション或はチーズ等の食品を充填してよい、
別法として、ケーシングの外面に薬剤を塗被し、ケーシ
ングな当分野でよく知られた手段(例えば、米国特許4
.162.693号参照)によって反転充填して食料品
の表面に薬剤を接触させてもよい。
フィルム表面上に塗被する薬剤は、外部塗被しようと或
は内部塗被しようと、単に表面コーティングとして存在
しても或は存在しなくてもよいことに注目すべきで在る
。例えば、薬剤は、セルロースが薬剤を含有する溶液の
液体溶媒を吸収するにつれて、ケーシングのセルロース
構造に侵入し得る。別法として、非吸収性熱可塑性フィ
ルム、或は含浸を妨げるバリヤーコーティングを有する
セルロース系フィルム或はバリヤ一層まで含浸させる多
層フィルムを使用してもよい。よって、本明細書中で用
いる通りの「塗被する」なる用語はフィルム壁が必ずし
も含浸されずに、単に抗微生物剤をフィルム表面上に有
するだけでもよい意味であることを了解すべきであるが
、その用語は、また、フィルム壁に薬剤を点在或は含浸
させる場合にも適用し得る。いずれの場合でも、薬剤は
、使用中、フィルムから開放可能でありかつ食料品の表
面に抗微生物作用をもたらすのに必要な程度に食料品表
面に移行可能であるべきである。
抗微生物剤を含有する溶液は、本発明に従って、また、
フィルムを処理するのに適当に用いることができる他の
成分を含有してもよい。例えば、チューブラ食品ケーシ
ングに、例えば保湿剤或は軟化剤として機能することが
できるグリセリン及び/又はプロピレングリコール、等
を、抗微生物剤と共に溶液で、或は別々に塗被してもよ
い。
食品包装フィルムを製造するのに、或は更に処理するの
に通常用いられる他の成分を、所望ならば、またフィル
ムの中に或は上に存在させてもよく、それらは、抗微生
物剤を使用しなかった場合と同じ方法及び量で使用して
よい。例えば、セルロースエーテル及び鉱油をセルロー
ス系ケーシングの場合に使用することがよくあり、粘着
防止及び帯電防止剤を熱可塑性フィルムの場合に使用す
ることがよくある。
フィルムはシート状であっても或はチューブラであって
もよく、ロール状であっても或は定尺物であってもよい
。チューブラフィルムを慣用の技法により、例えば熱シ
ールし、チューブを横断して切断してバッグに形成して
もよく或はひだ寄せしてもよい。フィルムを慣用の方法
によってひだ寄せしてもよい。
ひだ寄せする前の所定のタイプのフィルム、例えば再生
セルロース系ケーシングを乾燥及び/又は給温してひだ
寄せ及び/又はそれ以上加工するのに適した水分にして
もよい。慣用の乾燥及び/又は加湿の必要性は処理した
後のケーシングの水分、ケーシングのタイプ及び最終用
途に依存する。ゲルストック、ドライストック及び再加
湿したケーシングは、全て本発明において用いるのに適
している。
今1発明は下記の例によって一層明瞭に理解されるもの
と思う。下記の例は単に発明の例示として挙げるもので
あって、発明をいささかも制限するつもりのものではな
い。他に示さない場合、全ての部及びパーセンテージは
重量により、かつフィルム或はケーシングに関連したパ
ーセンテージは全てフィルム或はケーシングの全重量を
基串にする。細菌平板菌数(プレートカウント)は、他
に示さない場合、3つのプレートのついての算術平均で
ある。推定のプレートカウントは微生物学分野で一般に
認められている手順によって行った。
阿ユニニ乙溢 種々の試験溶液の効力及び抗微生物剤であるナイシン及
びペジオシンの濃度を、ダラム陽性細菌すステリア菌の
ような病原性細菌の増殖に対する液体アセイ法によって
調べた。全好気性細菌の増殖もまた測定し、効力を同様
にして調べた。キレート化剤であるエチレンジアミンテ
トラ酢酸にナトリウム塩)、クエン酸及びシクロデキス
トリンの使用もまた単独で及び種々の濃度のナイシン或
はペジオシンと共に調べた。
これらの例を、微生物学の分野の当業者によく知られた
無菌技法を使用して行った。二倍強度の滅菌したD I
 FCOブランドトリプトース肉汁に、1mg当り少な
くとも約10.000コロニ一形成単位(cfulの食
品単離したリステリア菌血清型(七ロタイブ)4bの2
つの病原性菌株の混合物を接種した。この接種した肉汁
を、次いで、接種した肉汁及び試験溶液の等部分を用い
て、二倍強度の抗微生物性試験溶液を収容する試験管に
加えた。。次いで、試験管にふたをして内容物を十分に
混ぜた。表1a及び1bに試験溶液成分及び量を挙げる
。試験した後に、未接種肉汁と試験溶液とを同様に混ぜ
た溶液についてpHを測定し、l)H値もまた表1a及
びlbに報告する。試験溶液成分についての量を「二倍
強度」溶液を、次いで上述した通りの等容積の接種した
肉汁で希釈することに基づいて計算した。表18及びt
bに挙げる量は、接種した肉汁及び試験溶液の等容積に
ついて等重量を仮定して計算した。混合接種試験溶液を
二連りに作り、約30℃において撹拌しないでインキュ
ベートした。各々の試験サンプルについて、アリコート
0.3 aiを、混合した直後(0時間)、並びに4.
8.24及び48時間に、無菌状態で、ピペットによっ
て抜き出した。これらのアリコートを、取り出した直後
に、微生物学の分野の当業者に知られている標準のプレ
ートカウント手順に従って、LPMアガール及びトリブ
チックソイアガールプレート上に平板培養(プレートア
ウト)してリステリア及び全好気性細菌カウントを求め
た0選択的リステリアカウントをU。
S、デパートメント イン アグリカルチャー(USD
A)フード セーフティ アンド インスベクションサ
ービス(FSIS)、マイクロバイオロジーディビジョ
ン、rFSISメソッドフォージ アイソレーション 
アンド アイデンティフィケーション 才ブ リステリ
ア モノサイトゲネス フロム プロセスド ミート 
アンドボウルトリープロダクツ」 (フォー ユース 
イン インタリム ラボラタリー リコグニションプロ
グラム)なる表題の方法を用い、FSISから入手し得
るFSrSの1988年11月4日付けA、B、モラン
(Moran入及び1988年11月8日イ寸けR,W
、ジョンストン(Johnston)による上記表題の
論文に記載されている通りにして行った。同論文を本明
細書中に援用する。特定の試験溶液成分及び濃度につい
ての細菌カウント結果を表18及び1bに、3つの反復
試験プレートについて、■−当りのコロニー形成単位(
cfu)の算術平均細菌カウントとして報告する。
例1及び2は対照例である(発明の例でない)。例1及
び2において、試験溶液は脱イオン水であり、これに上
述した通りにして肉汁を混ぜ(例1には接種しなかった
)、対照としてランした。例2は接種し、対照としてラ
ンした。試験結果は、未接種対照(例1)について、4
8時間の試験期間中に有意のレベルのリステリアが存在
しなかったこと及び、全好気性細菌の増殖が、かかる増
殖が8時間の期間から24時間及び48時間の試験期を
通じて速いベースで進行した場合に、8時間の試験期間
まで明らかでなかったことを示す。接種した脱イオン水
対照C例2)は初期カウント約31.000cfu /
−から4時間の試験サンプル(37,000cfu /
III)を通じてのろい段階を示した後に、8時間(l
 O,OOO,0OOcfu /−)及び24時間(3
00,000,000cfu /−)において爆発的増
殖を示し、次いで48時間において死滅(ダイオフ)段
階(7,700,000cfu / ml )を示した
。爆発的増殖の後のこの死滅段階は、即時に進行する高
い増殖に関連した要因、例えば養分の枯渇或は試験細菌
(リステリア)による抑制性廃棄物の生成によるものと
考えられる。同様に、全好気性細菌カウントはのろい増
殖の後に、爆発的増殖、次いで「死滅jLj′)期間を
示す。例1−28について全好気性細菌カウントを行う
場合、多(の例において、芽胞形成バヂルスの証拠があ
った。これらの生物は全好気性及びリステリア細菌カウ
ントの間の差異を示すのが代表的である。
2つの異なるキレート化剤、すなわちFILEDTAの
ニナトリウム塩(Na2EDTA)及び(2)クエン酸
の抗菌性活性を、各々0.8flXfi%を脱イオン水
に入れて上述した通りにして接種して試験した。例3 
(Na、EDTA)はリステリア生物の増殖を抑制する
ことが認められ、生物の最大数が24時間において、死
滅段階が48時間において求、められな。例4(クエン
酸)もまたリステリアを殺しかつ抑制するのに有効であ
ったが、生物のレベルは48時間の試験期間にわたっ、
で変動し、高い平均カウント35.000cfu /−
が8時間において報告された。N a2 E D T 
Aは、全好気性細菌カウントに関して抑制的であり、接
種対照(例2)の場合の5(Q6千万cfu/ff1g
に比べて、8時間において報告された平均プレートカウ
ント88.000cfu /−は高いものであった。ク
エン酸は極めて有効であり、初期平均カウント6.50
0cfu/−から48時間における低い640cfu/
affiまでの試験期間にわたって、全好気性細菌の数
の一様の減少を生じた。クエン酸の効力は少なくとも一
部pH作用によるものであったかもしれず、低いpHは
当分野で知られている通りに細菌の増殖を抑制すること
ができる。
例5−16では、試験溶液はナイシン単独で及びクエン
酸及びNa、EDTAと共に、種々の濃度で用いた。こ
れら全ての試験について平均のリステリアプレートカウ
ントは、接種直後に行ったゼロ時間試験を含む全試験期
間の間、1ocfu/Illより少なかった。例2(接
種した対照)並びに例3及び4(キレート化剤のみを含
有する)は、接種直後(0時間)平均リステリアカウン
ト少なくともl 0.000cfu /rn1を有する
として求めた。
よって、これらの試験条件下でナイシンを含有する同様
にして接種したサンプルが、全て混合した際に実質的に
全てのリステリアを殺すように作用したのは明らかであ
る。初期試験期間の後にリステリアの増殖が見られなか
ったことは、初期根絶か或はリステリアの有意の減少の
いずれかの後に極めて有効な抑制を示し得る。
例5−16の場合の全好気性細菌プレートカウントにつ
いての結果は、キレート化剤の不存在及び存在における
ナイシン濃度が全細菌増殖に及ぼす作用を立証するもの
である。
例5−8は脱イオン水中のナイシン(アブリンアンド 
パレット リミティドから入手し得るN15aplin
ブランドナイシン製剤の形)の濃度を変えた試験溶液で
あった。例5−8は、ナイシンの各々の濃度について、
接種細菌を初期に殺して10cfu/!より少ないレベ
ルにすることを示す。接種した試験溶液を非選択性トレ
ブチックンイアガールにプレートして得られた全好気性
細菌カウントは、故意に加えたリステリアと付随する他
の微生物の汚染との混合物になる。比較して、例2−4
は、全て初期カウント5.900〜9. l O0cf
u/耐を示し、他方、未接種の対照(例1)は10cf
u /ldより少ない初期カウントを有していた。
ナイシン1.ppmを含有する例5を未接種の対照(例
2)と比べると、ナイシンは、特に初期に好気性細菌を
殺しかつ少なくとも初めに好気性細菌の増殖を抑制する
のに有効であることを示す。しかし、例5の場合の8時
間平均カウント130cfu /−は24時間試験期間
までに、爆発的に増殖して9. L 00.000cf
u /−になっていた。この増殖は接種対照(例2)の
場合の増殖より少なく、未接種対照(例1)の場合の2
4時間における増殖とほぼ同じである。例5において、
全好気性細菌の急速な増殖が続いて、48時間において
平均プレートカウント45.000.000cfu /
adになった。例5と例6−8とを比べると、ナイシン
の濃度を増大させることは全好気性細菌についてbA発
的増殖段階の開始を遅らせ、かつ各々の期間についての
平均全好気性細菌カウントを、ナイシンの含有量が少な
い他の溶液に比べて減少させる働きをすることを立証す
る。
例9−12はナイシン濃度において例5−8に匹敵する
が、またキレート化剤であるEDTAの二ナトリウム塩
(本明細書以降、N a 2 E D T A )0.
8重量%も含有する。平均全好気性細菌プレートカウン
トについての結果は、例9の場合に48時間において1
10cfu/−である他は、全て10cfu/−より少
ない。これより、例えば24時間平均細菌カウントを例
3 (Na、EDTAo、8重量%)、例5(ナイシン
i ppm )及びf9119(ナイシン1 ppmと
Na、EDTAo、8重量%との組合せ)について比較
すれば、平均全好気性細菌カウント、それぞれ88,0
00cfu /rd、9. l O0゜000cfu/
−及び<10cfu/−を示す。ナイシンとキレート化
剤とを組合せた場合に、細菌が驚(程に減少して10 
cfu /−より少な(なることは予期されないことで
ある。例3及び5−12の24時間及び48時間データ
の比較が示す通りに、ナイシン及びNa2EDTA等の
キレート化剤は明らかに相乗的に作用して全好気性細菌
の平均数を減少させる。例13−16では、第2のキレ
ート化剤をナイシンと組合わせて試みた。これらの例は
例5−8と同様であったが、各々はまたクエン酸0.8
重量%も含有した。例16の場合の初期平均カウントが
30cfu/−である他は、クエン酸とナイシンとを組
合わせて含有するこれらの試験溶液は全て1ocfu/
−より少ない平均全好気性プレートカウントを有してい
た。上記の試験結果は個々のキレート剤及びナイシンの
抗菌活性、並びにナイシンとキレート化剤とを組合せた
ものの全好気性細菌レベルに対する活性が驚くべき程に
かつ予期されない程に良好であることを立証する。この
ことは、ナイシンとN am E D T A或はクエ
ン酸等のキレート化剤との組合せが細菌を殺しかつ抑制
するのに予期されない効率で働き、よって食料品に適用
して保存寿命を著しく向上させ得ることを意味する。
1@+ 17−28では、試験溶液は種々の濃度のペジ
オシンを、キレート化剤N a z E D T A及
びクエン酸を伴って及び伴わずに含有する。ペジオシン
は、当分野で一般的に知られている、ペジオコックスア
シジラクチをスキムミルク中で培養してペジオシンを作
る手順に従ってスキムミルクで作った製剤として加えた
表1aにおける平均リステリアプレートカウントを参照
すれば、ペジオシン単独でリステリアを殺し、その増殖
を抑制するが、等重量基質でナイシン程には有効でない
ことは明らかである。結果は、ペジオシンの濃度をl 
ppmより高(上げれば通常リステリアの初期カウント
数を減少させることを示す。ペジオシンの量が10pp
I11或はそれ以下のレベルでは接種対照(例2)に比
べてリスプリアの増殖を抑制したが、リステリアは増殖
し続けたのに対し、ペジオシンが50 ppm或はそれ
以上のレベルでは、ペジオシンは初期に報告される細菌
カウントを減少させるように思われるばかりでなく、リ
ステリアカウントを対数ファクター分増大させなかった
:すなわち、48時間の試験期間中の最も高い平均リス
テリアカウントは740cfu/mi!であった0例2
1−24では、試験溶液は例17−20の場合と同様で
あったが、キレート化剤N a 2 E D T A 
0.8重量%が種々の濃度のペジオシンと共に存在した
0例21−24を例3及び例17−20に比べ立証され
る通りに、ペジオシンとN am E D T Aとの
組合せは、特にペジオシンのレベルが低い(10ppm
及びそれ以°F)場合、リステリアの増殖を48時間の
試験期間にわたり殺し及び殺すのに予期されない程に有
効であった。例25−28では、これらの溶液は例21
−24のN am E D T Aに代えて別のキレー
ト化剤であるクエン酸を用いた。ペジオシン及びクエン
酸含有溶液の場合の平均リステリアプレートカウントは
驚く程に少なく、かつリステリア細菌を殺しかつ抑制す
る際の相乗的効率を示す6例えば、24時間における平
均プレートカウントの比較は下記の通りである:クエン
酸0.8重量%単独の場合−70,000cfu / 
ml (例4);ペジオシン1 ppmの場合−170
゜OOO,000cfu /mi(例17):クエン酸
0.8重ヱ%とペジオシンl ppmとを組合せた場合
−10cfu /d (例25)。例25についての1
0cfu/−なる結果は著しく低い。個々の成分単独に
比べてペジオシンとキレート化剤とを組合わせて達成す
ることができる対数的減少は顕著でありかつ子!■され
ないものである。
ペジオシンは、平均全好気性細菌カウントに関し、特に
24及び48時間試験期間において、明らかに増殖をお
くらせかつ減少させ、ペジオシンの濃度が高い程その効
果が太き(なる。ペジオシンとキレート化剤であるNa
2EDTA及びクエン酸との使用もまた全好気性細菌の
増殖を抑制するのに有効であった。
上記の例1−28は種々、の抗微生物剤が病原性及び好
気性細菌に対して有効であることを立証する。ナイシン
とN a t E D T’ A或はクエン酸のような
キレート化剤との組合せが、いずれかの成分を単独で使
用した場合に比べて、全好気性細菌に対して驚く程に有
効であることを示したのは予期されないことであった。
また、ペジオシンとNa2EDTΔ或はクエン酸のよう
なキレート化剤との組合せが個々の成分に比べて病原性
リステリア細菌に対して驚くべき程に有効なことも予期
されない。
例29−43 種々の抗微生物剤をウィンナ−ソーセージのような食料
品に適用して、後の損傷に対する効力を試験した。新し
く作ったスキンレス(ケーシングを取り去った)低温殺
菌したフランクフルトソーセージが有する表面細菌は、
代表的な商業的製造プロセスの間に直接真空包装した後
では、フランクフルトソーセージ当り1.ooOcfu
より少ないのが代表的である。細菌カウントがフランク
フルトソーセージ当りlo7〜1. O’ cfu或は
それ以上のオーダーの大きさに達した場合、損傷が目で
見て明らかになるのが代表的である。真空包装した冷蔵
加工肉について一般的な損傷細菌は乳酸菌(1acto
baciliuslを含む。特に、種々の溶液が。
その中に浸漬させた食料品をリステリア菌のような病原
性細菌の増殖に対して保ルする際の効力を二式験した。
代表的な肉エマルション及び加工処理から形成したフラ
ンクフルトソーセージを使用した。フランクフルトソー
セージは、牛/豚肉エマルションをE −Z Peel
 N OJ A X (登録商標)ブランドセルロース
系ケーシング(イリノイ、シカゴのビスケースコーポレ
ーションから市販されている)に充填し、ガス燃焼、湿
度調節した燻製室内で相対温度約20%において、フラ
ンクフルトソーセージが燻煙を添加しない条件下で内部
温度少なくとも160°F(71”C)に達するまで調
理して作った。次いで、ケーシングを商用剥離機で剥離
し7て廃棄した。剥離したフランクフルトソーセージを
、微生物学的試験を始めるまで、ポリエヂレンバッグに
入れて約4℃において短期間貯蔵した。
肉エマルションは、表Aに挙げる成分から、商用ボウル
チョッパーで約5分間細断かつ混合し、次いで商用エマ
ルションミルの中に通して細かく切って均一な肉エマル
ションを達成することにょって作った。低温殺菌したフ
ランクフルトソーセージの化学分析は下記を示した二水
分56.9%、脂肪27.2%、タンパク質12.2%
、灰分2.5%。
i語1.90%、亜硝酸ナトリウム65ppm、フラン
クフルトソーセージ表面pH6,40゜表  A ビーフチャック  30     (13,5)レギュ
ラーボーク 20     (91トリミング 水/氷      12.5    (5,61塩  
       1.125 (0,5061デキストロ
ース   1.0   (0,45)40下(4℃)に
おいて貯蔵した冷蔵フランクフルトソーセージ試験溶液
を、個々のフランクフルトソーセージを試験液中に約3
0秒間できるだけ手でされらずに浸した後に、各々のフ
ランクフルトソーセージを垂直に約30秒間保って排液
させることによって、表面塗被した。塗被したフランク
フルトソーセージに、次いで、病原性リステリア菌の3
菌株(肉製品か或は肉プラントのいずれかから単離した
菌株から培養した)の混合物を、フランクフルトソーセ
ージ当りおよそ10.000〜30,000コロニ一形
成単位(cfu)のレベルで接種した(未接種の対照を
除く)。接種した直後に、各々の例からのフランクフル
トソーセージを無菌緩衝液で洗い、該液を上述した方法
を用いて非選択性トリプトングルコースイースト(TG
Y)アガール及びリステリア選択性LPMアガールの両
方にプレートし、インキュベートして全好気性細菌及び
リステリアの存在を求めることによって試験した。
フランクフルトソーセージを、接種し、た後に、市販さ
れているPE、RFLEX(登録商標)51B  Ba
rrier Bag  (イリ、ノイ、シカゴのビスケ
ース コーポレーション製)で個々に包装した。これら
のバッグを商用エバキュエータ−/シーラーによって排
気しかつ高真空下でヒートシールして■口境に対する酸
素及び水分バリヤーとした。試験サンプルを周囲温度(
約25℃)において2日間貯蔵し、次いで接種した後の
サンプルについて上述した通りにして全細菌及びリステ
リアカウントの試験をした。試験溶液及び細菌カウント
を表2に報I′9する。
例29−43では抗微生物剤を脱イオン水に溶解或は懸
濁させた。表2に報告する試験溶液は全て水をベースに
した。
例29は他の例と、フランクフルトソーセージを脱イオ
ン水ザンブル中に浸漬しただけで、次いでリステリア生
物を接種しなかった点で、異なった。例29を未接種対
解(発明でない)として実施して、例えばフランクフル
トソーセージ上にすでにある、或は付随して起きる汚染
によって導入されるバックグラウンド生物の増殖を調べ
た。例29についての結果は、2日の試験期間中に有意
のレベルのリステリアが検出されず、全好気性細菌につ
いての平均プレートカウントがフランクフルトソーセー
ジ当り2.600から推定590゜000 cfuに増
大したことを示す。
例30は、脱イオン水を試験溶液とした接種対照(発明
でない)として実施した。この例は例24と同じであっ
たが、浸漬したフランクフルトソーセージにリステリア
生物を接種した。リステリアの増洋は、2日の試験期間
にわたって爆発的であり、フランクフルトソーセージ当
りの推定平均プレートカウント38.000.000に
達した。
全好気性細菌カウントは同様の爆発的増殖を示した。
例31では、EDTAの三ナトリウム塩の3重量%溶液
は、2日の試験期間にわたって、フランクフルトソーセ
ージ上のリステリア増殖か或は全好気性増殖のいずれか
に認め得る程の9音な与えなかった。
例32−35では、種々の濃度のナイシンを単独で及び
キレート化剤N as E D T Aと組合わせてフ
ランクフルトソーセージに関して試験した。これらの例
では、ナイシンをミルクを醗酵させて作った製剤として
加えた。このナイシン製剤は英国、ドロウブリッジのア
ブリン アンド パレットから商品名r N15apL
inJで市販されている。試験溶液で、例えばナイシン
0.OI重爪%を得るには、ナイシン製剤(Nisap
lin) 0.4重量%を加えることが必要であった。
例30−43の試験溶液を塗被したフランクフルトソー
セージ全てに初めにフランクフルトソーセージ当り少な
くとも約10.0OOcfuのリステリアを接種したと
考えたが、例32−35の場合のリステリアについての
平均初期プレートカウントは全て1ocfuより少なか
った。これらの少ない初期カウントは、ナイシン含有コ
ーティングに接触して相当数のリステリアが殺されたこ
とを示すものと考えられる。ナイシン含有コーティング
溶液は全て2日の期間にわたってリステリアの増殖を低
下させるのに有効であり、溶液のナイシン含有量が多け
ればリステリアを抑制するのに一后有効であった。フラ
ンクフルトソーセージがナイシン単独を試験溶液レベル
100 ppmで含有する例32は、明らかに2日の期
間にわたって最も有効であったが、これは初期根絶か、
或は相当の減少の後に非常に有効な抑制があったことに
よるものであったかもしれない。全好気性細菌について
の試験結果は、例35と例31及び32とを比較してわ
かる通りに、ナイシンt o o ppm及びNagE
 D T A 3.0重量%が相乗的に作用して、塗被
し、調理し或は低温殺菌した肉表面上の全好気性細菌増
殖を抑えつけることを示唆する。
例36−39では、非商用のナイシン製剤を使用した。
このナイシン製剤は、乳連鎖球菌を一般に知られている
手順を用いてスキムミルク中で培養して作った。例36
はキレート化剤N as E D TAを持たないナイ
シン52 ppmのi81fflを塗被したフランクフ
ルトソーセージを試験した。例36についての結果を例
31及び39と比較すると、ナイシンとキレート化剤N
a、EDTAとを組合わせて用いることにより、2日の
試験期間の間、リステリアについての平均プレートカウ
ント及び全好気性細菌の両方において驚くべき程のかつ
予期されない減少を生じたことを示す。
他のキレート化剤を調べて、ナイシンとクエン酸か或は
シクロデキストリンのいずれかとの組合せが全好気性細
菌に対して予期されない程に良好な抑制的及び殺減作用
を有していた。カイシン/シクロデキストリン及びナイ
シン/クエン酸の組合せもまた食品表面上のリステリア
増殖に対して極めて良くイ1効であることを立証した。
これらの例で使用したシクロデキストリンはベーターシ
クロデキストリンであり、インディアナ、ハモンドのア
メリカンメイズ−プロダクツ カンパニーから市販され
ている。
例29−43は、ナイシン及びN as E D T 
A、クエン酸或はシクロデキストリンのようなキレート
化剤を含む殺菌性組成物を用いて病原性細菌を段しかつ
抑制して食品貯蔵寿命を伸ばし得ることを立証する。ナ
イシンとキレート化剤との組合せを含む新規な組成物は
明らかに食品保存剤として有用である。ここでは、溶液
を浸漬によってフランクフルトソーセージ表面に適用し
たが、前述した通りに他の適用方法、例えば吹付け、混
合或は開放可能に塗被したフィルムを接触させる方法を
用いることができ、かつ発明の組成物は、加工肉ばかり
でなく、果実、野菜、穀物、酪農製品、卯、並びに肉、
家禽及び魚を含む他の食品に関しても用いることができ
ると考えられる。組成物はフレッシュな、生の、調理し
た。低温殺菌した及び滅菌した食品について使用効果を
有するものと考えられる。病原性及び食品損傷生物を殺
しかつ抑制する相乗効率は上記の試験結果によって立証
される。
皿」二先二」し旦 種々の抗微生物剤をフランクフルトソーセージに、ソー
セージの各々を、剤を有する水をベースにした試験溶液
中に浸漬させて適用した。浸漬したフランクフルトソー
セージに細菌を接種して細菌の表面増殖を 時間にわた
って試験した。この試験についての手順は、上記の例2
9−43の場合にたどった手順と実質的に同じであった
が、下記に示す通りの変更を行った。ここで使用した肉
エマルションは例29−43の場合に用いたのと実質的
に同じ配合であったが、例44−55の場合の肉エマル
ションはデキストロースを使用しなかった。フランクフ
ルトソーセージの調理/加工条件は同じであったが、相
対湿度を25%にし、かつフランクフルトソーセージを
内部温度162下(72℃)に達するまで調理した。今
低温殺菌したフランクフルトソーセージの化学分析は下
記を示した二表面p+16.36.水分56.3%、脂
肪28.7%、タンパク質12.4%、灰分2.6%、
塩1.94%、!11硝酸ナトリウム56ppm、i煙
を加えなかったが、燻煙分析を行って、調理したフラン
クフルトソーセージloog当り、酸24.6mg、フ
ェノール0.3 mg及びカルボニル化合物7.1mg
を示した。これらの量は燻製室における燻煙成分の残留
付着によるものと考えられた。
フランクフルトソーセージを試験溶液に30秒間浸漬さ
せた後に30秒間排液させて、ソーセージに試験溶液を
塗被した。塗被したフランクフルトソーセージに、次い
で、病原性リステリア閑の3菌株の混合物を、接種物0
.05ti(約100細胞)をピペットで各々のフラン
クフルトソーセージに移して、接種した。接種物を無菌
の綿棒で広げた。次いで、フランクフルトソーセージを
4つの内の2Nで包装して市販されているPERFLE
X  51Bバ’J ’t’−ハッ’7 (イIJ /
イ、シカゴのビスケース コーポレーション製)の中に
入れた。熱可塑性フィルムのこれらのバッグを商用のエ
バキュエータ−/シーラーラを用いて排気しかつ高真空
下でヒートシールして環境に対する酸素及び水分バリヤ
ーとした。各々の試験溶液を塗被したフランクフルトソ
ーセージ用に、別のパッケージセットを作った。8つの
フランクフルトソーセージの各々のシールしたパッケー
ジを約40下(4,4℃)で貯蔵した。三重パッケージ
を貯蔵の初め(0日)及び14.28及び42日におい
て分析した。アセイするために、1つのフランクフルト
ソーセージを試験する各々のパッケージから無菌状態で
取り出し、ホスフェート緩衝液IO−と共にバッグに入
れ、次いで振侶してフランクフルトソーセージ表面に付
着している細菌細胞をすすぎ落す。逐次小数(デシマル
)希釈液を、上記例29−43の通りにして、LPMア
ガール及びTGYアガール上にプレートアウトした。試
験した3つの重複パッケージからの算術平均プレートカ
ウント結果を表3に報告する。
例44及び45の場合のフランクフルトソーセージは、
オルトリン酸カリウム約42.5 ppmをp117.
2に調整した脱イオン水中に含有するバッターフィール
ドの緩衝ホスフェート希釈液の溶液に各々のフランクフ
ルトソーセージを浸漬して塗被した。例44及び45は
、例45のフランクフルトソーセージだけにリステリア
を接種した点で異なった。よって、例44は未接種の対
照(発明でない)として働き、例45は上記の例29及
び30と同様の接種対昭(発明でない)として働いた。
バッターフィールドの緩衝ホスフェート希釈液を用いて
すでに存在するか或は加えた細菌に浸透力による破壊を
最小にした。結果は、未接種対照の場合、42日試験期
間にわたって有意のレベルのリステリアを示さず、他方
、全好気性細菌についての平均プレートカウントは42
日アセイによってフランクフルトソーセージ当り3.2
00゜000 cfuに達した。接種した対照(例45
)からのフランクフルトソーセージは、初期平均プレー
トカウント340cfu/フランクフルトソーセージか
ら28における平均1.40 Q、 000.000c
fu /フランクフルトソーセージへのリステリアの急
速な増殖を示した。42日サンプルについての細菌プレ
ートカウントは、tJl:気したパッケージ内に含有さ
れる流体の曇りを示すパッケージを目視検査して求める
通りに、細菌の故が過度に多いことによって、求められ
なかった。この曇りが、極めて高いレベルのm菌を示す
ことは食品微生物学の当業者に知られている。42日に
おける過度の細菌数は、未接種の対口へ(例44)及び
下記に検討する例54及び55を除く全ての試験におい
て明白であった。全好気性中温プレートカウントの結果
は、リステリア(条件好気菌)及びイ」随する全ての細
菌の両方を含む全好気性細菌の増殖が平均120cfu
/フランクフルトソーセージから28日アセイにおける
平均1.900. OOO,OOO/フランクフルトソ
ーセージに増大することを示す。
例46−53では、EDTΔのニナトリウム塩の水をベ
ースにした溶液を試験した。溶解したN a 2 E 
D T Aを単独で、プロピレングリコール、ナトリウ
ムベンゾエート、カリウムツルベート、リゾチームと組
合わせて、及びプロピレングリコール及びパラベンとの
3成分系として、フランクフルトソーセージに関して試
験した。プロピレングリコールもまた単独で及びウィン
スコンシン、マニトワクのレッド アロウ プロダクツ
 カンパニーが商品名Charsol (登録商標)、
C−,10で販売する市販されている液温と共に試験し
た。
これらの試験溶液を塗被したフランクフルトソーセージ
は全て42日試験期間の終りにおいて容認し得ない程に
高い細菌増殖を示した。しかし、例46.49−52は
、28日アセイを通して平均全好気性細菌カウントの減
少によって示される通りに、未接種の対称に比べて細菌
の増殖を抑制するのにある程度の利点があったが、例5
2.50及び51のそれぞれリゾチーム、ナトリウムベ
ンゾエート及びカリウムツルベート含有溶液は28日に
おける平均リステリアプレートカウントの対数的減少を
生じた点で効果を示した。
例54及び55はナイシン(ナイシンはN15apli
nの形で加えた)looppm及び250ppmをN 
a z E D T A 0.8重量%と組合わせて含
有する水をベースにした溶液を低温殺菌したフランクフ
ルトソーセージ用抗殺菌性コーティングとして試験した
。これらのコーティングはフランクフルトソーセージに
病原性リステリアが植え付けられるのに抗するのに有効
であり、初1q1平均プレートカウントを減少させて1
ocfu/フランクフルトソーセージより少なくシ、全
42日試験期間の間平均プレートカウントを20cfu
/フランクフルトソーセージ或はそれ以下に保った。リ
ステリア進択性LPMアガールの使用は、アガールの選
択性によって、もとがら存在するりステリア生物の数を
減少させ得る。よって、全好気性細[でカウントは、T
GYアガールのような非選択性標鵡法を用いて行った。
全好気性細菌について行ったカウントはリステリアコロ
ニーばかりでなくスタフロコックスのようなリステリア
と競争して或はリステリアに加えて増殖し得る他の細菌
からの付随するコロニーもまた含む。例54及び55の
場合の令好慨性細菌についての平均プレートカウントは
1例145の接種対照に比べて、驚くべき生物の対tt
的減少を示す。平均プレートカウントは初め及び14日
において10cfu/フランクフルトソーセージ或はそ
れ以下であったばかりでなく、28日のカウントは、3
つの接種した対照プレートについて8千万、4億4千万
及び52億cfu /フランクフルトソーセージ(平均
−19(Mcfu )であるのに比べて、例54の場合
、<10、<10及び3.900cfu/フランクフル
トソーセージ及び例55の場合、く10.230及び7
0.000cfu /フランクフルトソーセージであっ
た。42日において、100 pp+oナイシン及びN
a2EDT△溶液を塗被したフランクフルトソーセージ
は10cfu/フランクフルトソーセージより少ない平
均プレートカウントを有しており、他方、例55の25
0 ppmナインン及びN a2 E D TAt容ン
夜を塗ン皮したフランクフルトソーセー9番ごついてア
セイした3つのプレートをカウントして<Io、270
.000.及び1.300.000cf*/フランクフ
ルトソーセージであった。このように、例54及び55
の接種したフランクフルトソーセージについての42日
全好気性細菌カウントは1例44の未接種対照について
42日においてアセイした3つのプレートカウント13
0.000;1g0.000;及び9.200.000
cfu /フランクフルトソーセージ(平均−320万
cfu )に有利に比較し得る。これらの顕著な結太は
、更に、ナイシン及びキレート化剤を含有する組成物を
使用して低い温度において長期間にわたって病原性及び
食品損傷細菌の増殖に対して保護し得ることを示す。こ
うして、食品保存を一層長い時間の保存によって高める
ことができる。新規組成物は浸漬溶液として用いてもよ
(或は吹付けても、食料品に混合してもよく、或は包装
フィルムに塗被し、次いで食品表面に接触させてもよい
匠j」二二則二 例56〜65は、真空包装に先立ちケーシングを取除い
たフランクフルトソーセージ上のリステリア菌ないし自
然発生する他の微生物を制御すべく被覆したフランクフ
ルトソーセージケーシングを用いることの抗微生物ポテ
ンシャルを評価した。
例29〜43に記載の牛肉/豚肉エマルジョン配合表お
よび手順を用いてフランクフルトソーセージを製造した
が、例56〜65の場合配合物中のブドウ糖レベルを表
Aに記載した量の半分とした。加工も、相対湿度を25
%とし、また約160下(71”C)の内部温度に達す
るまでフランクフルトソーセージを調理したほかは同じ
であった。上記のフランクフルトソーセージの製造手順
に対する他の例外は、ケーシングのひだ寄せ前ひだ寄せ
用溶液にナイシンおよび(又は) EDTAのジー若し
くはトリナトリウム塩を加えることによって使用ケーシ
ングに試験成分を内部被覆することであった。試験成分
は、ひだ寄せし再給溝した完成ケーシングの総重量に基
づく、表4にリストした重量%をもたらすのに十分な量
で加えた。
例56および57は夫々、未接種対照および接種対照(
本発明のものではない)として実施し、ナイシン又はE
DTAナトリウム塩を加えなかった外は例58〜65と
実質上回じひだ寄せ用溶液成分を含む市販ケーシングを
用いた0代表的ひだ寄せ用溶液は例えば米国特許第3.
898.348号に開示されている。ケーシングの除去
に続いて、フランクフルトソーセージを微生物学的試験
の開始までに約4℃で冷蔵した。この新たに製造した冷
蔵フランクフルトソーセージにリステリア菌の混合物を
接種し、これを、ここに注記した以外は例44〜55に
関し既述した手順に従い当初(1日)と7日、14日、
28日および42日に検定した。
フランクフルトソーセージのリステリア閑接種は、フラ
ンクフルトソーセージ当り少なくとも約1000の有機
体レベルで行なった。接種したフランクフルトソーセー
ジはパッケージ一つに8個保存し、例44〜55に関す
る手順に似た各試験ケーシングのフランクフルトソーセ
ージ別パッケージセットとし、検定時まで約40下(4
,4℃)で保存した。検定結果の算術平均を表48およ
び表4bに報告する。
表48および表4bを参照するに、対照例56の未接種
、未処理フランクフルトソーセージは42日の試験でリ
ステリア菌の形跡を何ら示さず、平均的好気性平板の総
カウント数は当初の900cfu/フランクフルトソー
セージから28日の4,300,000 c f u 
/フランクフルシトソーセージないし42日の22,0
00c f u /フランクフルトソーセージに増殖し
た。
接種対照は、当初の平均的リステリア菌レベル8,50
0cfu/フランクフルトソーセージとそれが42日ま
でに200.000,000 c f u /フランク
フルトソーセージに増殖したことを示し、また当初の平
均的好気性平板の総カウント数が6.70Qcfu/フ
ランクフルトソーセージで、それが42日には680百
万cfu/フランクフルトソーセージに増殖したことを
示した。対照はいずれも、イリノイ州シカゴ所在のビス
ケースコーポレーションが製造した未変性市販品セルロ
ースノンフィブラスケーシングE−Z Peel No
jax■を用いて製造した1例58〜65に関するデー
タを検討するとき、肉エマルジョンを充填し調理する前
にケーシングに適用される抗微生物剤は、フランクフル
トソーセージからケーシングを取除いた後接種対照(例
57)に対するリステリア菌および全好気性細菌双方の
増殖を抑制するのに十分なMで、調理法フランクフルト
ソーセージの表面に移動したことが分かる。
レギュラーセルロースケーシングも本発明に用いること
ができる。斯かるケーシングは剥離助剤に先行しつる。
有利なことに、斯かるケーシングは酸処理することがで
き、或は包被食品特にフレッシュ充填ソーセージの如き
蛋白質ないし脂肪含有食品は熱処理(調理若しくは低温
殺菌)前、酸性溶液のシャワーを浴びることができる。
斯かる酸処理は、ナイシン又はペジオシンの如き抗微生
物剤が単独若しくはキレート化剤との組合せで、熱処理
および(又は)ケーシング除去の前後包被食品を保護す
る能力を高め或は維持する有益な効果を有しつる。
例」ニニ■ 例■および例IIは、本発明のものでない比較例である
。例IIIおよび例■は本発明のものである。
下記例のすべてにおいて、食品包装フィルムは、スキン
レスフランクフルトソーセージ、ウィンナ−ソーセージ
等の製造業界でよく知られたタイプのノンフィブラス小
径再生セルロースケーシングを含むものとする。斯かる
ケーシングは包装ヲチ命、剥離性等を高めるべく種々の
添加剤を被覆ないし含浸させることができる。
常法により、ドライストックノンフィブラスケーシング
を、慣用充填機上で用いられるケーシングスティック状
にひだ寄せする。ひだ寄せ作業の際、ケーシングにひだ
を作る直前、ケーシングの内面に噴霧液を一定の速度で
一様に施す。これは常法である。(ケーシングに内部被
覆を施すことに関しては例えば米国特許第3.462,
794号を合焦のこと) 各ケーシング試料に等しい制御量の溶液を一様に施した
四つの異なる試料が得られるよう表1に記載の溶液4種
を上記手順によって施すことができる。
比較例Iの溶液組成物は、ひだ寄せの直前ケーシング内
部に噴霧される典型的な溶液である。水はケーシングを
加湿し且つまた、可塑剤並びに(或は)プロピレングリ
コールの如き保湿剤、鉱油の如き潤滑剤、・rリノイ州
ガーニー所在のメイザー ケミカルス、インコーホレー
テッドより商標名Mazol 80で市販されているエ
トキシル化モノジグリセリド混合物の如き乳化剤および
カルボキシメチルセルロースの如き剥離助剤を含みつる
他成分用担体として作用する。
比較例IIの溶液は、キレート化剤すなわちエチレンジ
アミン四酢酸のジナトリウム塩(NazEDTA・21
1□0)を加えるほかは例Iと同じ組成のものである。
本発明の例I11の溶液は、溶液の0.025重量%が
リゾチーム形態め抗微生物剤であること以外は比較例+
1のそれと同じである。
本発明の例IVの溶液は、N15aplin 1.0重
量%を加えるほかは比較例IIのそれと同じである。
N15aplinは、ペニシリン不含熱処理滅菌脱脂ミ
ルク消化物とともにランスフィールドグループNに屈す
る乳連鎖球菌の非病原性菌種の純粋培養発酵からつくら
れた商標登録済商用ナイシン製剤である。この発酵物を
発泡法により濃縮し、酸条件下での塩沈殿によって抽出
し、また噴霧法により乾燥して純粋ナイシンの1/40
の活性を有する混合物を得る。ナイシン製剤については
Federal Register、 Vol、53、
No、66、p 11247−11251(1988年
4月6日)に更に記載されている。 N15aplin
1重量%を用るので、例■の溶液は0.025重量%の
ナイシンを含有する。純粋ナイシンの活性は約40X 
10’IU/gである。
上記四種の溶液各々を類似の、しかし別個のケーシング
試料に一様に施す、各溶液は、加湿被覆ケーシングの総
重量を基にした約19.3重量%の水分を有する噴霧ケ
ーシングをもたらすべく各溶液に関して調整された一定
速度で噴霧される。
各々異なる溶液で内部被覆されたひだ寄せケーシングの
四つの試料に、アイオワ州デスモイネス所在のTown
send Engineering Co、製フランク
フルトソーセージ充填機、商標Frank−A−Mat
icの如き市販機上で典型的な全牛肉フランクフルトソ
ーセージミートエマルジョンを常法によって約21〜2
2mmの充填径に詰めることができる。
この包被ウィンナ−を次いでラック上に集め、慣用の熱
処理に備えて薫製室に入れる。
典型的な熱処理法は、薫製室が約140下(60℃)の
乾球温度に昇温し且つ相対湿度(R1()が約25%に
なるまで、ガス炊きヒーターからの加湿熱風を入れるこ
とを含む。次いで、薫製室ダンパーを閉じ、煙を入れ、
15分間温度と湿度を60℃/25%RHの一定値に保
つ。その後、煙の導入を止め、必要時薫製室ダンパーを
開放し、薫製室温度を、約25%の一定相対湿度で約1
60下(71℃)の乾球温度に(通常15〜20分間で
)上げ、その温度に15分間保持する。次いで、乾球温
度を約25%の一定相対湿度で約180”F(82℃)
ニ(通常15〜20分かけて)再度上げ、包被フランク
フルトソーセージの内部温度り月55〜160”F (
68〜71’c)になるまでこの温度に約45分間保持
する。
155〜160°F(68〜71℃)の内部温度に達し
た後、加熱を止め、約10分間フランクフルトソーセー
ジに冷い水道水のシャワーを浴びせた後、フランクフル
トソーセージを塩水のシャワートンネルに移動させ、そ
こで包被フランクフルトソーセージに、その内部温度が
約35下(2℃)に低下するまでおよそ10分間約25
°F(−4℃)の塩水(8%塩)シャワーを浴びせる。
次いで、冷却した包被フランクフルトソーセージからR
anger Appolo剥離機の如き慣用装置により
ケーシングを取除いて「スキンレス」ウィンナ−を製造
することができる6 各側のスキンレスフランクフルトソーセージに、3種の
病原性リスドリア菌株を含む緩衝液を接種することがで
きる。リストリア菌は、無菌スワブを用いて各フランク
フルトソーセージ表面に塗布しつる。而して、該スワブ
をリストリア菌含有溶液に浸漬し、これでフランクフル
トソーセージの長さに沿い一回拭いて、各フランクフル
トソーセージの表面に少なくとも約1oo好ましくは少
なくとも1000のリストリア菌細胞が付着するように
する。
次いで、接種ウィンナ−を各層がウィンナ−4個からな
る2店で包装し、ウィンナ−8個が、塩化ビニリデン−
アクリル酸メチル共重合体と塩化ビニリデン−塩化ビニ
ル共重合体との混合物よりなる6部の酸素−水分バリヤ
一層および該6部の両側にあるエチレン−酢酸ビニル共
重合体の外層を有する多層熱可塑性バリヤーバッグ内に
あるようにする。各側で、各々ウィンナ−8個を内蔵し
た複数個のバッグを29 i n (74mm)Hgに
1非気し、ヒートシールする。
次いで、包装した接種ウィンナ−を約40下(4℃)で
冷蔵し、そして各側のパッケージからの試料を当初とそ
の後2週間毎に6週間試験する。
上記の間隔で、フランクフルトソーセージ試料は、ウィ
ンナ−を取出し且つその表面の微生物を無菌緩衝剤で洗
去することにより試験することができる。次いで、緩衝
剤洗液を、(1)トリプトングルコースイーストアガー
ルを用いた慣用手段による標準平板カウントおよび(2
)例1〜28に関して既述したFSrS法とLPMアガ
ールを用いた選択的リステリア菌カウントについて試験
する。
フランクフルトソーセージの初期サンプリングは、すべ
ての試料上にリステリア菌が存在することを確証し、ま
た例IIIおよび例■からのフランクフルトソーセージ
上に夫々リゾチームおよびナイシンの存在することを確
証すると予想される。
4週間後と6週間後、上記比較例■およびIIはいずれ
も初期接種物に対してリステリア菌の生存コロニーが増
殖することを示すと予想される。
例I11のリゾチーム処理したフランクフルトソーセー
ジは、接種対照試料と比較して生育可能なりステリア菌
をほとんど示さないと予想される。例■のナイシン処理
されたフランクフルトソーセージも亦、4週間後および
6週間後に、接種対照ウィンナ−に対して生育可能なリ
ステリア菌が低下することを示すと予想される。
上記の比較例IおよびII並びに本発明の例■およびI
Vは本発明の方法およびフィルムを例証する。
本発明の他の修正は当業者に明らかであり、斯かるすべ
ての修正は、前掲特許請求の範囲に定義した本発明の範
囲内であると見なされる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、連鎖球菌属由来或はペジオコックス属由来のバクテ
    リオシン或は均等の合成抗細菌剤をキレート化剤と組合
    わせて含む殺菌性組成物。 2、前記抗細菌剤がナイシンを含む特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。 3、前記抗細菌剤がペジオシンを含む特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 4、液体或は液中固体懸濁である特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。 5、前記キレート化剤が有機性である特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。 6、前記キレート化剤がアミノポリカルボン酸或はその
    塩を含む特許請求の範囲第1項記載の組成物。 7、前記キレート化剤がヒドロカルボン酸或はその塩を
    含む特許請求の範囲第1項記載の組成物。 8、前記キレート化剤がEDTA或はその塩、クエン酸
    或はその塩、或はシクロデキストリンを含む特許請求の
    範囲第1項記載の組成物。 9、前記抗微生物剤が乳連鎖球菌由来のバクテリオシン
    を含む特許請求の範囲第1項記載の組成物。 10、pH≦6を有する特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 11、pH≦5を有する特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 12、前記キレート化剤がEDTAの塩を含む特許請求
    の範囲第2項記載の組成物。 13、接触した際に病原性リステリア菌を殺すのに有効
    な特許請求の範囲第1項記載の組成物。 14、前記キレート化剤がクエン酸或はその塩を含む特
    許請求の範囲第2項記載の組成物。 15、前記キレート化剤がシクロデキストリンを含む特
    許請求の範囲第2項記載の組成物。 16、食品に添加して食品を保存するように適応された
    、ニシン及びキレート化剤を含む組成物を含む食品保存
    用製剤。 17、前記組成物が液中固体懸濁或は液状混合物である
    特許請求の範囲第16項記載の製剤。 18、組成物がpH≦6を有する特許請求の範囲第16
    項記載の製剤。 19、組成物がpH≦5を有する特許請求の範囲第16
    項記載の製剤。 20、耐熱性の連鎖球菌属由来或はペジオコックス属由
    来のバクテリオシン或は均等の合成抗細菌剤を含有する
    ポリマーフィルムを含む食品包装フィルム。 21、前記剤をフィルム中に含浸させた特許請求の範囲
    第20項記載のフィルム。 22、前記剤をフィルムの少なくとも1つの表面上に塗
    被した特許請求の範囲第20項記載のフィルム。 23、前記抗細菌剤がナイシンを含む特許請求の範囲第
    20項記載のフィルム。 24、前記抗菌剤が乳連鎖球菌由来のバクテリオシンを
    含む特許請求の範囲第20項記載のフィルム。 25、チューブラケーシングを構成する特許請求の範囲
    第20項記載のフィルム。 26、熱収縮性バッグを構成する特許請求の範囲第20
    項記載のフィルム。 27、前記剤をフィルムと接触する食品表面に、フィル
    ムを取り去った後に該食品表面上で微生物が生育するの
    を防止或は抑制するのに有効な量で移行させるように適
    応させた特許請求の範囲第20項記載のフィルム。 28、更にキレート化剤を前記抗菌剤と組合わせて含む
    特許請求の範囲第20項記載のフィルム。 29、再生セルロースを含む特許請求の範囲第20項記
    載のフィルム。 30、非繊維質セルロース系チューブラ食品ケーシング
    を構成する特許請求の範囲第20項記載のフィルム。 31、ポリオレフィン、ポリアミドの熱可塑性ホモポリ
    マー或はコポリマー或はポリ塩化ビニリデンコポリマー
    を含む特許請求の範囲第20項記載のフィルム。 32、前記剤がペジオコックスアシジラクチ由来のバク
    テリオシン或は合成均等物を含む特許請求の範囲第20
    項記載のフィルム。 33、前記剤がペジオシンを含む特許請求の範囲第20
    項記載のフィルム。 34、更に食料品をフィルムによって囲ませてなる特許
    請求の範囲第20項記載のフィルム。 35、前記食料品がソーセージを含む特許請求の範囲第
    34項記載のフィルム。 36、フィルムの前記塗布面がpH≦6を有する特許請
    求の範囲第22項記載のフィルム。 37、更に、キレート化剤を含む特許請求の範囲第23
    項記載のフィルム。 38、更に、EDTAを含む特許請求の範囲第23項記
    載のフィルム。 39、a)食料品に抗微生物剤を含有するポリマーフィ
    ルムを接触させ、 b)該フィルムから調節された量の該微生物剤を該食料
    品の表面に移行させ、 c)該フィルムを取り去る ことを含み、それで該移された剤の量が該食料品表面上
    に残って微生物の生育を防止或は抑制する、食料品表面
    を抗微生物剤で処理する方法。 40、前記微生物がリステリア菌を含む特許請求の範囲
    第39項記載の方法。 41、前記食料品が動物由来の製品を含む特許請求の範
    囲第39項記載の方法。 42、前記ポリマーフィルム再生セルロース食品ケーシ
    ングを構成する特許請求の範囲第39項記載の方法。 43、前記ポリマーフィルムが非繊維質セルロース系食
    品ケーシングを構成する特許請求の範囲第39項記載の
    方法。 44、前記抗微生物剤がナイシンを含む特許請求の範囲
    第39項記載の方法。 45、前記抗微生物剤が酵素を含む特許請求の範囲第3
    9項記載の方法。 46、前記抗微生物剤が耐熱性である特許請求の範囲第
    39項記載の方法。 47、前記食料品を、前記接触工程から前記フィルム除
    去工程の後まで、88℃(190°F)より低い温度に
    保つ特許請求の範囲第39項記載の方法。 48、前記食料品を63℃(145°F)より高くかつ
    82℃(180°F)以下の内部温度にもたらした後に
    フィルムを取り去り、食料品の表面温度は88℃(19
    0°F)を越えないようにして食料品を低温殺菌する特
    許請求の範囲第39項記載の方法。 49、前記ポリマーフィルムがポリオレフィン、ポリア
    ミドの熱可塑性ホモポリマー或はコポリマー或はポリ塩
    化ビニリデンコポリマーを含む特許請求の範囲第39項
    記載の方法。 50、食料品に、連鎖球菌属由来の或はペジオコックス
    属由来の或は合成の均等バクテリオシンをキレート化剤
    と組合わせて塗被したフィルムを接触させることを含む
    、食料品表面を抗菌剤で処理する方法。 51、前記バクテリオシンがナイシンを含む特許請求の
    範囲第50項記載の方法。 52、前記バクテリオシンがペジオシンを含む特許請求
    の範囲第50項記載の方法。 53、食料品表面に、キレート化剤と連鎖球菌属由来の
    或はペジオコックス属由来のバクテリオシン或は合成均
    等物との混合物を病原性細菌を殺す或は病原性細菌の生
    育を抑制する程の量で塗被することを含む、食料品表面
    を抗菌剤で処理する方法。 54、前記バクテリオシンがナイシン或はペジオシンを
    含む特許請求の範囲第53項記載の方法。 55、前記キレート化剤がクエン酸或はその塩、EDT
    A或はその塩、或はシクロデキストリンを含む特許請求
    の範囲第53項記載の方法。 56、前記バクテリオシンが前記混合物中に該混合物の
    少なくとも5重量ppmの濃度で存在する特許請求の範
    囲第53項記載の方法。 57、前記バクテリオシンが前記混合物中に該混合物の
    少なくとも100重量ppmの濃度で存在する特許請求
    の範囲第53項記載の方法。 58、前記キレート化剤が前記混合物の少なくとも0.
    2重量%の量で存在する特許請求の範囲第53項記載の
    方法。 59、前記キレート化剤が前記混合物の少なくとも0.
    8重量%の量で存在する特許請求の範囲第53項記載の
    方法。 60、前記塗被を、前記混合物を前記食料品に吹付けて
    或は食料品を混合物中に浸漬して行う特許請求の範囲第
    53項記載の方法。 61、前記食料品が非酪農製品である特許請求の範囲第
    53項記載の方法。 62、表面を、少なくとも一部キレート化剤とナイシン
    或はペジオシンを含む抗菌剤との混合物で被覆させた食
    料品。 63、内面上に耐熱性抗微生物剤を有し、該剤は隣接す
    る食料品表面に直接接触しかつ加工する間に食料品に、
    後にケーシングを剥離するにもかかわらず食料品表面上
    のリステリア菌を殺すか或はその生育を抑制するのに有
    効な程の量で少なくとも一部恒久的に移行可能な可剥性
    食品ケーシング。 64、高速機械で剥離するのに適応させた特許請求の範
    囲第63項記載のケーシング。 65、ひだ寄せした特許請求の範囲第63項記載のケー
    シング。 66、前記剤がキレート化剤とナイシン或はペジオシン
    を含むバクテリオシンとの混合物を含む特許請求の範囲
    第63項記載のケーシング。 67、食料品がソーセージを含む特許請求の範囲第63
    項記載のケーシング。 68、前記キレート化剤がEDTA、クエン酸或はそれ
    らの塩を含む特許請求の範囲第66項記載のケーシング
    。 69、食料品を、フィルムと食料品表面との界面に、キ
    レート化剤及び連鎖球菌属由来の或はペジオコックス属
    由来のバクテリオシン或は合成均等物を含むバクテリオ
    シンを含有するフィルムにくるませて含む食品パッケー
    ジ。 70、前記バクテリオシンがナイシンを含む特許請求の
    範囲第69項記載の食品パッケージ。 71、前記バクテリオシンがペジオシンを含む特許請求
    の範囲第69項記載の食品パッケージ。 72、前記キレート化剤がクエン酸、EDTA或はそれ
    らの塩を含む特許請求の範囲第69項記載の食品パッケ
    ージ。 73、前記フィルムが再生セルロースを含む特許請求の
    範囲第69項記載の食品パッケージ。 74、フィルムがポリオレフィン、ポリアミドの熱可塑
    性ホモポリマー或はコポリマー或はポリ塩化ビニリデン
    コポリマーを含む特許請求の範囲第69項記載の食品パ
    ッケージ。
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