JPH02289758A - 置床用床パネル - Google Patents

置床用床パネル

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JPH02289758A
JPH02289758A JP1111279A JP11127989A JPH02289758A JP H02289758 A JPH02289758 A JP H02289758A JP 1111279 A JP1111279 A JP 1111279A JP 11127989 A JP11127989 A JP 11127989A JP H02289758 A JPH02289758 A JP H02289758A
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JP
Japan
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floor
panel material
porous mat
floor panel
holes
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JP1111279A
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Inventor
Satoru Yoshimi
吉見 哲
Yasuo Yoshida
吉田 弥寿郎
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、置床用床パネルに関し、特に、集合住宅や学
校などの階上床或いは階上体育館の床等に適応され、床
衝撃音の遮音効果が高い置床用床パネルに関する。
(従来の技術) 従来、置床用床パネルとしては、床下配管用スペースの
確保、床レベル調整の容易さ及び施工の簡単さ等の観点
から、第12図に示すような置床用床パネルa1すなわ
ち、剛性を有する床パネル材bの下面に、高さ31節が
可能な支持脚体Cが配設されてなる構造のものが知られ
ている。
この置床用床パネルaは、コンクリート床スラブ等より
なる床下地d上に複数個並置され、支持脚体Cによって
床パネル材bがレベル調節された後、釘打ちによって複
数個の床パネル材bに跨がって敷設された捨張り材eの
上に床仕上げ材が施されたり、或いは、釘打ちによって
複数個の床パネル材bに跨がって木質系の床仕上げ材が
直接施されたりするものである。
(発明が解決しようとする課@) 一般に、階上床で発生する衝撃音には、人が歩き回る場
合のような小さな衝撃力、つまり軽量床衝撃力により発
生する軽量衝撃音と、子供が飛び跳ねる場合のような大
きな衝撃力、つまり重量床衝撃力により発生する重量衝
撃音とがある。
しかるに、前記の置床用床パネルaを並置した床構造に
おいては、床パネル材bの下方に水平方向に拡がる床下
空間が形成されるため、床仕上げ材の上面に軽量或いは
重量の床衝撃力が加わると、床パネル材bが振動して床
下空間に軽量或いは重量の衝撃音が放出され、この衝撃
音が水平方向に拡散するので、階下の広い範囲に亘って
軽量及び重量の衝撃音が伝わる。
また、前記の置床用床パネルaにおいては、床パネル材
bの上面に釘打ちする必要性から、床パネル材bは木質
系材料により形成されるのが通常である。このため、床
仕上げ材の上面に重量床衝撃力が加わると、この重量床
衝撃力が床パネル材b及び支持脚体Cを介して床下地d
に直接伝わるので、床下地dが振動を生じ、この振動が
階下に重量衝撃音となって伝わる。
このため、前記の置床用床パネルaを、集合住宅や学校
の階上床或いは階上体育館の床等に適応した場合には、
上階床で発生する軽量及び重量衝撃音が階下へ大きく伝
わるという問題があった。
そこで、近時、床パネル材bを、上下に配した木質系の
上下面パネル材と、これらの間に介在する衝撃吸収材と
からなる3層構造にした置床用床パネルが提案されてい
る。
しかるに、このような3層構造の置床用床パネルaにお
いては、床パネル材b及び支持脚体Cを介して床下地に
伝わる衝撃音に対して或る程度の効果はあるが、床下空
間に拡がる衝撃音に対しては殆ど効果がなかった。
前記に鑑みて、本発明は、置床用床パネルの上面を釘打
ち可能にして、床下地との間で床下空間の形成を可能に
しながら、階下へ伝わる衝撃音の遮音性能を向上させる
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明は、置床用床パネル
の床パネル材に、床下空間と対向して開口し、且つ、こ
の開口部よりも内部の方が断面積の大きい吸音穴を設け
るものである。
具体的に請求項(1)の発明が講じた解決手段は、吸音
性及び衝撃吸収性を有する多孔質マットの上面に釘打ち
が可能で且つ剛性を有する上面パネル材が配設される一
方、前記多孔質マットの下面に該多孔質マットを支持し
得る強度を有する下面パネル材が配設されて床パネル材
が構成され、該床パネル材に、該床パネル材を高さ調節
可能に支持する支持脚体が設けられてなる置床用床パネ
ルを前提とし、前記下面パネル材は複数の貫通孔を有す
る有孔板よりなり、前記多孔質マットに、前記貫通孔よ
りも大きい断面積を有する空所部が前記貫通孔と連通ず
るよう設けられている構成とするものである。
また、請求項(′2Jの発明では、床パネル材の上面に
も吸音穴を開口させるため、上面パネル材は複数の貫通
孔を有する有孔板よりなり、多孔質マットの前記空所部
は上面パネル材の前記貫通孔とも連通ずる構成とするも
のである。
さらに、請求項(3)の発明では、重量床衝撃力が加わ
った場合に、床パネル材を均一に圧縮させるため、前記
上面パネル材と前記下面パネル材とが、両者間に前記多
孔質マットを介在させた状態で可撓性を有する縁部材に
よって一体に結合されている構成とするものである。
(作用) 請求項(1)の構成により、床パネル材の上面に床衝撃
力が加わった場合、床下空間に拡散する衝撃音は、下面
パネル材の貫通孔を通って多孔質マットの空所部に入り
、この空所部の周壁で反射を繰返しながら小さくなると
共に、この周壁から多孔質マットの内部に入って吸音さ
れる。
さらに、床パネル材の上面パネル材に発生した衝撃音は
、下面パネル材との間で、多孔質マットによって吸音さ
れ、しかも、該多孔質マットの空所部でも吸音されて、
下方に放出される衝撃音が低減される。
また、請求項(2の如く、多孔質マットの空所部が上面
パネル材の貫通孔とも連通していると、床パネル材の上
方に施工されるフロア材等の床仕上げ材に発生した衝撃
音は、上面パネルの貫通孔を通って床パネル材の多孔質
マットの空所部に入り、請求項(1)と同様にして吸音
される。
さらに、請求項(3)の如く、上面パネル材と下面パネ
ル材とが可撓性を有する縁部材によって一体に結合され
ていると、床仕上げ材の上面に重量床衝撃力が加わった
場合、床パネル材が一体化されているので、床パネル材
の内部において剥離が生じない。また、縁部材は可撓性
を有しており、多孔質マットの圧縮と同調して撓むこと
ができるため、重量衝撃力を受けた場合、床パネル材は
均一に圧縮されるので、その周縁部が縁部材によって結
合されているにも拘らず均一な衝撃吸収性を有している
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図は、本発明に係る置床用床パネルAの一
実施例を示し、この置床用床パネルAは、多孔質マット
1の上面に上面パネル材2が配設される一方、この多孔
質マット1の下面に複数の貫通孔31を有する有孔板よ
りなる下面パネル材が配設されることにより構成された
床パネル材4と、下面パネル材3の下面に設けられて、
床パネル材4を支持する支持脚体5と、上面パネル材2
及び下面パネル材3をこれら両者間に多孔質マット1を
介在させて一体に結合する縁部材6とから構成されてい
る。
多孔質マットlは、吸音性及び衝撃吸収性を有する多孔
質体の弾性体で形成されており、具体的には、グラスウ
ールマット、ロックウールマット、合成繊維マット、或
いはバルブと合成繊維とよりなる混合マット等の繊維質
マット、又は、ゴム発泡体或いはウレタン発泡体等の発
泡体を単独で或いは積層して用いることができる。
多孔質マット1の吸音性としては125〜4000Hz
における平均吸音率が0.  3以上であることが好ま
しく、多孔質マット1の弾性としては静的ばね定数がi
X10  〜8X10GN/m3であることが好ましい
。多孔質マット1の静的ばね定数を前記の範囲に設定す
る理由は、静的ばね定数が1×10 N/m3未満では
、床加重によって沈み込みが生じて床の安定性を損なう
ためであり、静的ばね定数が8X10  N/m3より
大きいと、床仕上げ材に床衝撃力が加わったときの多孔
質マット1の圧縮変形量が小さくて、この床衝撃力がほ
とんど吸収されないまま支持脚体5を介して床下地に伝
わるようになるためである。このような条件を満たすも
のとして、多孔質マット1がロックウールマットやグラ
スウールマットよりなる場合には、40〜150Kg/
m3の密度を有するものが適当である。
また、多孔質マット1には、下面パネル材3に設けられ
た貫通孔31よりも大きい断面積を有すると共に多孔質
マット1の厚さの約半分程度の深さを有する空所部11
が、この多孔質マット1の下面で開口すると共に下面パ
ネル材3の貫通孔31と連通ずるように設けられている
。なお、この多孔質マット1の空所部11は多孔質マッ
ト1を上下方向に貫通していてもよい。また、多孔質マ
ット1を棒状或いはブロック状の小サイズに切断したも
のを間隔を空けて並べておき、この隙間部分で空所部1
lを形成しておいてもよい。
多孔質マット1が前記のように衝撃吸収性を有する多孔
質の弾性体で形成されているため、上面パネル材2の上
面に床衝撃力が加わった場合、この床衝撃力は多孔質マ
ット1によって一旦吸収されて下方に伝わるため、下面
パネル材3の振動が小さくなり、床下空間に放出される
衝撃音は小さくなる。
なお、多孔質マット1として前記の繊維質マットを用い
ると、多孔質マット1の圧縮変形時に、該マット1内部
の空気が空所部11及び貫通孔31を介して床パネル材
4の外部へ流出して多孔質マット1の圧縮空気による反
発が少なくなるため、上面パネル材2及び下面パネル材
3の反動が小さく、発泡体による場合に比べて衝撃吸収
性能が一層高くなる。
上面パネル材2は、釘打ちが可能で且つ剛性を有する板
材により形成されており、多孔質マット1の上面に接着
剤により接着されている。上面ノくネル材2としては、
合板やパーティクルボード等の木質板或いは木質セメン
ト板等を用いることができるが、これらに限られるもの
でなく、釘打ちが可能であって、且つ、その上に施工さ
れる仕上げ材、根太材或いは捨張り材等を支持できる程
度の剛性を有しておれば適宜選択可能である。
このように上面パネル材2は釘打ちが可能であるため、
床パネル材4の上に木質の仕上げ床材を敷設する場合に
は、この仕上げ床材を上面パネル材2に直接釘打ちする
ことができ、また、床パネル材4の上に根太材或いは捨
張り材を介して木質或いはカーベット等の床仕上げ材を
敷設する場合には、根太材或いは捨張り材を上面パネル
材2に釘打ちすることができる。
下面パネル材3は、床下地上に載置される支持脚体5に
よって支持可能な程度の強度を有する板材により形成さ
れており、接着等によって多孔質マット1の下面に固着
されている。この下面パネル材3としては、前記の合板
やパーティクルボード等の木質板或いは木質セメント板
等の板状物や金属製成形パネル等を用いることができ、
上面パネル材2と同質であっても異質であってもよい。
また、下面パネル材3の貫通孔31は、多孔質マット1
の空所部11と連通しており、これら貫通孔31と空所
部11とによって、床パネル材4の下面で開口し、且つ
開口部よりも内部の方が断面積の大きい吸音穴7が複数
個形成されている。
従って、床パネル材4に床仕上げ材からの床衝撃力が加
わった場合に発生する衝撃音は、床下空間に放出された
後、上下方向への反射を繰り返しながら水平方向へ拡散
しようとするが、床下地面で反射された衝撃音は床パネ
ル材4に形成された吸音穴7の内部へ入り、この吸音穴
7の内部において、ヘルムホルツの吸音器と同様の吸音
効果によって、吸音穴7の周壁で反射を繰返しながら小
さくなると共に、空所部11の周壁から多孔質マット1
の内部に入って吸音されるため、床下空間で広範囲に亘
って拡散することがなく、短時間のうちに吸音されて階
下への伝播が小さくなる。この場合、吸音穴7が内部で
拡開しているため、床衝撃音のうち波長の長い低音域の
音も効果的に吸音することができるものであり、床衝撃
音のうち中高音域の音は、多孔質マット1で吸音され、
低音域の音は、空所部11で吸音されるようになり、広
い音域の衝撃音を効率良く吸音できるものである。
また、床仕上げ材に重量床衝撃力が加わって多孔質マッ
ト1が圧縮される場合、多孔質マット1の内部の空気は
吸音穴7から床下空間へ排出される。このため、上面パ
ネル材2が重量床衝撃力を受けても、多孔質マット1内
の空気圧の上昇による反力の発生が防止されるので、下
面パネル材3に伝達される衝撃が小さくなり、重量床衝
撃力が支持脚体5を介して床下地に伝わり難くなる。
下面パネル材3に設ける貫通孔31の直径及び開口率に
ついては特に限定されないが、床下空間に対する吸音性
及び下面パネル材3の支持力の点から、直径は5〜50
mmの範囲が望ましく、その開口率は2〜20%の範囲
が好ましい。
支持脚体5は、床下地上に載置される円筒状の弾性体5
1と、弾性体51の上部に固持された下側ナット52と
、下側ナット52に螺合され、上下部に互いに逆方向の
捩子を有する調整ボルト53と、調整ボルト53の上部
に螺合され、下側ナット52と逆捩子の上側ナット54
とにより構成され、上側ナット54の上部に設けられた
取付板54aで下面パネル材3の下面に接着されており
、1枚の床パネル材4に対して例えば4個配置されてい
る。
支持脚体5の上方における床パネル材4には、この床パ
ネル材4を上下方向に貫通する高さ調節用穴8が設けら
れており、この高さ調節用穴8から調整ボルト53を回
転すると、下側ナット52と上側ナット54との間隔が
大きくなったり小さくなったりして、支持脚体5の高さ
が調節され、この支持脚体5の高さを調節することによ
り、床パネル材4のレベル調整が可能である。
縁部材6は、ゴムシ一ト、布シート或いは軟質塩化ビニ
ルシ一ト等の可撓性を有する素材により所面コの字状に
形成され、その上端部61及び下端部62は、接着剤或
いはタッカー針によって上面パネル材2の上面及び下面
パネル材3の下面に固定されている。
このようにして床パネル材4の側端面が一体に結合され
ているので、重量床衝撃力等で床パネル材4が歪んでも
、上面パネル材2と多孔質マット1との界面、多孔質マ
ット1と下面パネル材3との界面或いは多孔質マット1
の内部において剥離が生じることがない。
また、第4図に示すように、重量床衝撃力により多孔質
マット1が圧縮する場合、縁部材6は、可撓性を有して
いるため、多孔質マット1の圧縮程度に合わせて上下方
向に撓むことができる。このため、床パネル材4は、周
縁部で一体に結合されているにも拘らず均一に圧縮され
るので、縁部材6によって多孔質マット1の衝撃吸収性
が妨げられることがなく、周縁部と中央部とは同程度の
衝撃吸収性を有している。
第5図は、前記置床用床パネルAの施工例を示し、コン
クリート床スラブ等よりなる床下地B上に置床用床パネ
ルAが複数個並置され、これらの置床用床パネルAの上
に捨張り材Cが敷設され、この捨張り材Cの上に床仕上
げ材Dが敷設されている。この実施例では、縁部材6が
、床パネル材4の全周に亘って配設されているので、床
パネル材4が互いに当接するように並置されても、この
当接部でのきしみ音を防止できる。
第6図及び第7図は前記実施例に係る置床用床パネルA
の変形例を示し、この変形例では、上面パネル材2も、
下面パネル材3と同様、複数の貫通孔21を有する有孔
板により形成されており、上面パネル材2の貫通孔21
は多孔質マット1の空所部11と連通して上下が開口し
、内部が拡大した形状の吸音穴7を構成している。
第8図は、この変形例に係る置床用床パネルAの施工例
を示し、床パネル材4の上に根太材Eが所定間隔を介し
て配置されており、この根太材Eの上に床仕上げ材Dが
敷設されている。この場合、根太材Eは、上面パネル材
2の上面に釘打ちされており、置床用床パネルA同志を
連結している。
以上のようにすることにより、床仕上げ材Dに床衝撃力
が加わった場合の衝撃音は、床仕上げ材Dと根太材Eと
の間の空間を通って水平方向に拡散しながら、上面パネ
ル材2の貫通孔21から吸音穴7の内部に入り、前記と
同様にして吸音される。
この変形例では、上面パネル材2の貫通孔21からも吸
音でき、一層吸音効果が大きいので、床仕上げ材Eとし
て床衝撃音を発生させやすい硬質材、例えば木質床仕上
げ材を用いる場合に好適である。
なお、縁部材6は、第9図に示すように、床パネル材4
の周部に断続的に配設してもよくその形状は特に限定さ
れない。
以下、本発明を評価するために行なった床衝撃音の遮音
性能テストについて説明する。
まず、テストの対象として次のような具体例1の置床用
床パネルAを準備した。
多孔質マット1;厚さ25ynm,密度64Kg/m3
のグラスウールマットに、直径80mmの空所部11が
上下に貫通して設けられたもの。
上面パネル材2:貫通孔21が設けられていない厚さ2
0mmのパーティクルボード。
下面パネル材3:直径12mmの貫通孔31が設けられ
た厚さ20mmのパーティクルボード。
支持脚体5:硬度50度のゴムよりなる弾性体51と、
直径10mmの鋼製の調整ボルト53とよりなるもの。
捨張り材C:厚さ9mmの合板。
床仕上げ材D:厚さ12mmの木質フロア。
また、具体例2としては、具体例1の上面パネル材2に
代えて、直径12rnmの貫通孔21が設けられた厚さ
20mmのパーティクルボードよりなる上面パネル材2
を準備した。
さらに、比較例としては、次のような材質からなり、第
12図に示す構造の置床用床パネルを準備した。
床パネル材b=貫通孔が設けられていない厚さ20mm
のパーティクルボード。
支持脚体C:具体例1と同様のもの。
第10図は軽量床衝撃音、第11図は重量床衝撃音に対
する床衝撃音レベルを各々JIS−Al418及びJI
S−A1419の規定に基づき測定した結果を示す。
軽量床衝撃音に対する遮音等級については、比較例のも
のがLH−55であるのに対して具体例2のものがL}
−1−50であり、具体例1のものが両者の中間の遮音
性能であった。
また、重量床衝撃音に対する遮音等級については、比較
例のものがLH−60であるのに対して具体例2のもの
がLH−50であり、具体例1のものがLH−55であ
った。
具体例2のものは比較例のものに比べて、軽量床衝撃音
に対してはLL55からLL50に、衝撃音に対しては
LH65からLs55に各々改善されている。
(発明の効果) 以上説明したように請求項(1)の発明に係る置床用床
パネルによると、下面パネル材を複数の貫通孔を有する
有孔板により構成し、多孔質マットに前記貫通孔よりも
大きい断面積を有する空所部を前記貫通孔と連通するよ
う設けたため、床下空間で拡散される衝撃音は多孔質マ
ットの空所部によって効果的に吸音されるので、床パネ
ル材の下方に床下空間が形成されるにも拘らず、階下へ
伝わる衝撃音に対する遮音性能が向上している。
また、請求項(2の発明では、上面パネル材を複数の貫
通孔を有する有孔板により形成し、多孔質マットの空所
部を上面パネル材の貫通孔とも連通させたため、床仕上
げ材の上面に発生した衝撃音は、上面パネルの貫通孔か
らも多孔質マットの空所部に入ることができるので、衝
撃音に対する遮音性能が一層向上している。
さらに、請求項(3)の発明では、上面パネル材と下面
パネル材とを可撓性を有する縁部材によ7て一体に結合
したので、床パネル材の内部における剥離が生じず、ま
た、床衝撃時に床パネル材は均一に圧縮されるので、均
一な衝撃吸収性を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例である置床用床パネ
ルを示し、第1図は断面図、第2図は部分拡大断面図、
第3図は斜視図、第4図は床衝撃力が加わった状態の部
分拡大断面図、第5図は施工例を示す断面図、第6図〜
第8図は前記置床用床パネルの変形例を示し、第6図は
断面図、第7図は一部切截斜視図、第8図は施工例を示
す一部切截斜視図、第9図は縁部材の変形例を示す断面
斜視図、第10図及び第11図は具体例1.  2と比
較例の床衝撃音遮音性能のテスト結果を示し、第10図
は軽量床衝撃音の場合、第11図は重量床衝撃音の場合
を示し、第12図は従来の置床用床パネルの断面図であ
る。 A・・・置床用床パネル l・・・多孔質マット 2・・・上面パネル材 3・・・下面パネル材 4・・・床パネル材 5・・・支持脚体 6・・・縁部材 l1・・・空所部 21・・・貫通孔 31・・・貫通孔 第3図 第4図 第5口 篤6図 第7口 1κ 2K 4κ オクターブ帯所中心yM波数 (Hz) 第10図 1κ 2κ 4K lクターブ帯域中・b周i数 (Hz) 第11図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸音性及び衝撃吸収性を有する多孔質マットの上
    面に釘打ちが可能で且つ剛性を有する上面パネル材が配
    設される一方、前記多孔質マットの下面に該多孔質マッ
    トを支持し得る強度を有する下面パネル材が配設されて
    床パネル材が構成され、該床パネル材に、該床パネル材
    を高さ調節可能に支持する支持脚体が設けられてなる置
    床用床パネルにおいて、前記下面パネル材は複数の貫通
    孔を有する有孔板よりなり、前記多孔質マットに、前記
    貫通孔よりも大きい断面積を有する空所部が前記貫通孔
    と連通するよう設けられていることを特徴とする置床用
    床パネル。
  2. (2)前記上面パネル材は複数の貫通孔を有する有孔板
    よりなり、多孔質マットの前記空所部は上面パネル材の
    前記貫通孔とも連通するよう設けられていることを特徴
    とする請求項(1)記載の置床用床パネル。
  3. (3)前記上面パネル材と前記下面パネル材とが、両者
    間に前記多孔質マットを介在させた状態で可撓性を有す
    る縁部材によって一体に結合されていることを特徴とす
    る請求項(1)又は(2)記載の置床用床パネル。
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