JPH02185393A

JPH02185393A - 眞直状切断刃部を有する切断ナイフ

Info

Publication number: JPH02185393A
Application number: JP1297752A
Authority: JP
Inventors: Klaus M Junginger; クラウス　エム．ユンギンゲル; Georg Harsch; ゲオルク　ハルシュ
Original assignee: C&E Fein GmbH and Co
Current assignee: C&E Fein GmbH and Co
Priority date: 1988-11-18
Filing date: 1989-11-17
Publication date: 1990-07-19
Also published as: EP0369390A3; JPH0744444U; DE58907687D1; EP0369390B1; EP0369390A2; US4980976A; JP2523105Y2; DE3839029A1; DE3839029C2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は真直切断刃部を有する切断ナイフに関し、さら
に詳細には自動車の窓ガラスの接着材ビードを切断する
ための切断工具である。この工具はＵ字状に屈曲された
切断ナイフであって、一つの回転中点を中心に小さい揺
動角度でかつ高い振動周波数を付与されて駆動される。

そして上記回転中心に対して同心配置の駆動軸と結合可
能な切断ナイフの受穴部を有するＵ字状構造体の第１側
脚部を一方の固定部として形成されかつ、Ｕ字状構成体
の中間部の辺として形成された中間部分と、Ｕ字状構成
体の第２側脚部を他辺としてその上に切断刃部とを有す
る切断ナイフに関するものである。

〔従来の技術〕

この種のＵ字状構成体として屈曲形成された切断ナイフ
は、例えばドイツ特許第３３２４６７６号及びヨーロッ
パ特許第０１４１０３５号から知られており、上記第１
の従来例の場合には被切断対象物を切断するために錐状
に湾曲された切断刃部が設けられ、この切断刃部は締付
は箇所から離れる方向に向けられている。また上記第２
の従来例の場合には締付は箇所の方向に向けられた錐状
に湾曲された切断刃部が設けられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、錐状に湾曲された切断刃部を有するこの種のナ
イフの製造は煩雑であって、高価でありすぎる。さらに
錐状に湾曲された切断刃部には自動車のフレームの隅角
部分で接着材ビードを切断する場合に問題が生じるとい
う欠点がある。というのは、錐状の湾曲部分が隅角部分
で接着材ビードの幅全体にわたって完全にこれを切断す
ることはできないからである。

従って本発明の課題は、錐状に湾曲された切断刃部と同
様の切断特性を有し、さらに隅角部分において接着材ビ
ードをその幅全体にわたって切断するのに適した冒頭で
述べた種類の切断ナイフを提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

この課題は、切断刃線部分を眞直に伸張せしめることに
よって解決される。

〔作　用〕

従って本発明の解決策による利点は、簡単に上記隅角部
分に切り込むことができることであって、驚くべきこと
に０字状に折曲されたナイフの場合にその切断特性は錐
状に湾曲された切断刃部に比較してほとんど劣らない。

眞直状に伸張した切断刃部を有するＵ字状折曲ナイフの
場合の特に好ましい切断特性は切断刃線と直線基準線と
が時計方向に見て約−３５°から＋１５°の角度を形成
する場合、直線状基準線が眞直の切断刃線の基底部の中
心点を通る場合、及び直線状基準線と回転中心との距離
がナイフ受穴部の半径の少くとも約１．５倍に相当する
場合に得られる。

また、切断刃部の基底部及び回転中心からの距離との交
点を通る直線状基準線を決定するために、中間部分を含
む平面に設けられ基準線がその平面に垂直になるという
特徴によってこの直線的基準線を決定することができる
。この場合には、中間部分が切断刃部に対してどのよう
に向けられているかということが一義的に決定される。

このことは特に、窓ガラスと自動車のフレームとの間の
ナイフの中間部分を通す間隙が狭い場合に効果的であっ
て、中間部分の設けられた平面が常に窓ガラスの側辺に
対してほぼ平行に案内され、切断刃部が中間部分の平面
に対して位置決めされることにより常に正しい角度位置
にくる場合に効果的である。

直線状基準線と回転中心からの距離及び中間部分を含む
平面に対する配置に関する条件が満たされた場合に特に
効果的である。

さらに、この種の切断ナイフの切断特性上の理由から、
切断刃部の頂部尖端が最高でほぼナイフ受穴部の高さに
達し、すなわちナイフ頂部尖端が受穴部を越えない場合
に効果的であることが明らかにされている。また、切断
刃部ができるだけ長い方が好ましい場合にも、ナイフ頂
部尖端は好ましくはナイフ受穴部の高さに位置し、その
場合には切断刃部は回転中心から遠く離れて配置された
基底部まで延びている。

切断刃部が眞直に伸張している場合でも切断刃部を接着
材ビード内部に突き刺すことができるように該頂部尖端
を鋭利に研削すると効果的である。

しかしまた、切断刃部を頂部尖端に向かって勾配が付与
されることによっても刺込み作用を容易にすることがで
きる。

以上説明した実施例においては、切断刃部の片側線が研
削されているのかあるいは両側が研削されているのかに
ついては詳しく触れていない。できるだけ大きな柔軟性
を得るためには、切断刃部の両側縁辺が眞直状に形成さ
れた切断刃線が設けられていると効果的であることが明
らかにされている。

また、切断刃部の研削作用に関しても詳しい説明を行っ
ていない。すなわち例えば切断刃部の片側だけ凸面に研
削することも可能である。しかし、切断刃部の断面を曲
線状に、従って両側を凸面に研削した場合にさらに好ま
しい切断特性が得られ、特に良好に眞直状に案内するこ
とができる。

また、本発明の切断ナイフは固定部、中間部分及び切断
刃部を平らな材料部分として設は屈曲して形成すると、
特に簡単に形成することができる。

この場合には固定部と中間部分の間及び中間部分と切断
刃部の間の曲げ線が互いにほぼ平行になるように延ばせ
ば最も容易に折曲成形できる。

以上述べてきた実施例においては、直線状基準線と回転
中心との距離については、受穴部の半径の少な（とも１
．５倍であることだけ前提にしている。しかし基準線と
回転中心との距離は振動駆動装置の揺動角度が一定であ
る場合には切断刃部の動きに影響を与えるので、基準線
と回転中心との距離が受穴部の半径の少なくとも２倍に
相当する場合に効果的である。

また、直線状基準線と回転中心との距離を任意の大きさ
に選択することは余り意味がない。すなわち多くの場合
に基準線と回転中心との距離を受水部の半径の５倍より
小さくすることができるが、好ましくは受水部の半径の
４倍より小さい方が好ましい。本発明の切断ナイフの切
断能力に関しては、基準線と回転中心との距離が受水部
の半径の約３倍になる場合に特に好ましい結果が得られ
る。

本発明の切断ナイフにおいて、ガラスを分離する場合に
自動車のフレームを絶対に傷っけないようにするために
、好ましくは中間部分がプラスチック材料で被覆され、
このプラスチック材料は支持及び案内を行うストッパと
して用いられ、かつ自動車のフレームより固くしないこ
とによってフレームの損傷が防止される。

〔実施例〕

以下、図面に示す実施例を用いて本発明の詳細な説明す
る。

第１図と第２図に示すように、全体を符号１０で示す本
発明の切断ナイフの実施例には固体部１２として形成さ
れたＵ字状構成体の第１脚辺と、それに連続してＵ字状
構成体の中間結合辺として形成された中間部分１４と、
その中間部分に連続しＵ字状構成体の第２の脚辺として
形成された切断刃部１６とが設けられている。固定部１
２と切断刃部１６は２つの平面１８と平面２０内にそれ
ぞれ含まれ、これらの平面１８　、２０は互いにほぼ平
行であってわずかな角度で交差している。第２図に示す
実施例においてこれらの平面は互いにほぼ３″の角度で
交差するように傾斜している。

第１図から明らかなように、固定部１２には穴形の内面
歯形を形成した受水部２２が設けられているので、第３
図に示すように固定部１２の受水部２２は全体を符号２
６で示す振動駆動装置の駆動軸２５上に確実な結合方法
で取り付けることができる。この場合に振動駆動装置２
６は駆動軸２５を毎分１００００〜２００００の範囲の
高周波数で振動せしめると共に小さな揺動角度好ましく
はｌ゛〜５°で揺動させる。

なお、回転軸２８は受水部２２の中心に対して同心であ
って、前記中心は同時に切断ナイフ１０の回転中心とな
る。

固定部１２自体は平らな材料部分として形成されかつ同
様に平らな材料部分として形成されている中間部分１４
に対して曲げ線３２を介して屈曲されている。中間部分
１４は平面３４内に含まれ、この平面３４は切断刃部１
６を含む平面２０と直角をなし、固定部Ｉ２が含まれる
平面１８に対してほぼ直角をなしている。

平らな材料部分として形成された中間部分１４は切断刃
部１６に対して曲げ線３６に沿って屈曲されており、上
記切断刃部１６は曲げ線３６のところに設けた基底部３
８から刃部尖端４０まで延びている。

特に第１図から明らかなように、切断刃部１６は回転中
心３０に対して偏位しており、特に基底部３８の中央か
ら引いた基準線４２（好ましくはこの基準線４２は中間
部分１４を含む平面３４に垂直である）が回転中心３０
から距離ａを有するように配置されている。第１図に示
す実施例において距離ａは受水部２２の半径ｒの約３倍
であるが、１．５〜５倍の範囲にすることも可能である
。

基準線４２に対してその平面２０内にある切断刃部１６
の中心線４４を角度αまで傾斜させることができ、第１
図に示す実施例の場合にはαは約−８°である。

好ましくは切断刃部は両側辺が研削仕上されており、従
って両側辺に切断刃線４６と４８が形成され、この切断
刃線は中心線４４に対して対称に配置され、基底部３８
から刃部尖端４０まで直線配置で眞直ぐに伸張している
。切断刃部１６は好ましくは刃部尖端４０に向かって勾
配が付けられているので、２つの両側切断刃線４６と４
８は互いに平行ではなく鋭角を形成している。

切断刃部１６は好ましくは第４図に示すように外側が湾
曲した断面となるように研削される。

自動車の窓ガラス５２を自動車のフレーム５４に保持す
る接着材ビード５０を切断するために、本発明に係る切
断ナイフ１０の切断刃部１６は接着材ビード部５０内に
導びかれ、中間部分１４が窓ガラス５２の側辺５８とフ
レーム５４の間隙５６を通って外方へ延びるようにして
接着材ビード５０に挿入される。ナイフの固定部１２を
保持する振動駆動装置２６は切断刃部１６が常に接着材
ビード５０内に延び切断ナイフ１０の揺動する振動動作
によって切断を行うように窓ガラス５２の側辺５８に沿
って案内される。

フレーム５４を保護するために、中間部分１４には好ま
しくはプラスチックからなる被覆部材６０が設けられ、
この被覆部材６０は同時に中間部分１４を支持する支持
ストッパとして用いることもできる。

被覆部材６０は例えば渦巻式焼結処理方式によって形成
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の切断ナイフの正面図、第２図は第１図
の矢印六方向に見た側面図、第３図は本発明の切断ナイ
フを振動駆動装置に取付けた状態の断面図、第４図は第
１図の４−４線に添った断面図である。１０・・・切断ナイフ、１２・・・Ｕ字状構成体の固定部、１４・・・中間部分、　　　　１６・・・切断刃部、１
８　、２０　、３４・・・平面、　　２２・・・受穴部
、２４・・・内部歯形、２６・・・振動駆動装置、３６・・・折曲線、４０・・・刃先、５０・・・接着材ビード、５４・・・フレーム。２５・・・駆動軸、３０・・・回転中心、３８・・・基底部、４６　、４８・・・両側切断刃線、５２・・・窓ガラス、

Claims

【特許請求の範囲】１、自動車の窓ガラスの接着材ビードを切断するための
切断工具としてＵ字状に屈曲された切断ナイフであって
、回転中点を中心として小さい揺動角度でかつ高い周波
数で駆動され、回転中心に対して同心の駆動軸上に結合
可能なナイフ受穴部を形成しているＵ字状構成体の第１
側脚部分を固定部として具備し、前記Ｕ字状構成体の中
間辺を形成する中間部分を有し、更に該Ｕ字状構成体の
第２側脚部分を切断刃部として形成する切断ナイフにお
いて、前記切断刃部（１６）が眞直に伸張して形成されている
ことを特徴とする切断ナイフ。２、前記切断刃部（１６）が時計方向に見て直線状基準
線（４２）に対し約−３５°〜＋１５°の角度（α）範
囲に形成され、かつ前記基準線（４２）が切断刃部（１
６）の基底部（３８）の中心点を通り該基準線（４２）
と回転中心（３０）との距離が受穴部（２２）の半径（
ｒ）の少なくとも約１．５倍に等しく形成されているこ
とを特徴とする請求項第１項に記載の切断ナイフ。３、切断刃部（１６）が時計方向に見て前記直線状基準
線（４２）と約−３５°〜＋１５°の角度（α）を形成
し、前記中間部分（１４）が平面（３４）内に含まれ、
前記直線状基準線（４２）が前記平面（３４）に垂直で
あることを特徴とする請求項第１項又は第２項に記載の
切断ナイフ。４、切断刃部（１６）の頂部尖端（４０）の最高位置が
ほぼ受穴部（２２）の高さに延在していることを特徴と
する請求項第１項から第３項までのいずれか１項に記載
の切断ナイフ。５、前記ナイフ刃部尖端（４０）が研削仕上げされてい
ることを特徴とする請求項第１項から第４項までのいず
れか１項に記載の切断ナイフ。６、前記切断刃部（１６）がその頂部尖端（４０）に向
かって細くなって勾配が付与されていることを特徴とす
る請求項第４項又は第５項に記載の切断ナイフ。７、前記切断刃部（１６）の両側に眞直状に伸張する切
断刃線（４６、４８）が付与されていることを特徴とす
る請求項第１項から第６項までのいずれか１項に記載の
切断ナイフ。８、前記切断刃部（１６）の断面が外方に向って湾曲し
て形成されていることを特徴とする請求項第１項から第
７項のいずれか１項に記載の切断ナイフ。９、前記固定部（１２）と中間部分（１４）及び切断刃
部（１６）が、平坦な材料から屈曲して形成されている
ことを特徴とする請求項第１項から第８項までのいずれ
か１項に記載の切断ナイフ。１０、前記固定部分（１２）と中間部分（１４）の間、
並びに該中間部分（１４）と切断刃部（１６）の間の曲
げ線（３２、３６）が互いに平行に延びて成形されてい
ることを特徴とする請求項第９項に記載の切断ナイフ。１１、前記直線状基準線（４２）と回転中心（３０）と
の距離（ａ）が受穴部（２２）の半径（ｒ）の少なくと
もほぼ２倍に相当することを特徴とする請求項第１項か
ら第１０項までのいずれか１項に記載の切断ナイフ。１２、前記直線状基準線（４２）と回転中心（３０）と
の距離（ａ）は受穴部（２２）の半径（ｒ）の５倍より
小さいことを特徴とする請求項第１項から第１１項まで
のいずれか１項に記載の切断ナイフ。１３、前記直線状基準線（４２）と回転中心（３０）と
の距離（ａ）は受穴部（２２）の半径（ｒ）の４倍より
小さいことを特徴とする請求項第１２項に記載の切断ナ
イフ。１４、前記直線状基準線（４２）と回転中心（３０）と
の距離（ａ）が受穴部（２２）の半径（ｒ）の３倍にほ
ぼ相当することを特徴とする請求項第１項から第１３項
までのいずれか１項に記載の切断ナイフ。１５、前記中間部分（１４）がプラスチック材料（６０
）によって被覆されていることを特徴とする請求項第１
項から第１４項までのいずれか１項に記載の切断ナイフ
。