JP2521435Y2 - 帯状弾性材用コーナカッタ - Google Patents

帯状弾性材用コーナカッタ

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JP2521435Y2
JP2521435Y2 JP1993019762U JP1976293U JP2521435Y2 JP 2521435 Y2 JP2521435 Y2 JP 2521435Y2 JP 1993019762 U JP1993019762 U JP 1993019762U JP 1976293 U JP1976293 U JP 1976293U JP 2521435 Y2 JP2521435 Y2 JP 2521435Y2
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JP
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cutter
cutting
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elastic material
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JP1993019762U
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耕一 篠原
孝 釜野
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篠原電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、帯状の弾性材で角枠
状のパッキンやシール、あるいはクッション体を形成す
る際に使用されて、弾性材の必要部を三角形状に切除す
るコーナカッタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、制御盤の扉の内面に帯状の発泡
ウレタンで角枠状のクッション体を形成するについて、
従来は、帯状ウレタン材をクッション体の辺部の寸法に
対応して切断し、これを扉の内面などに貼り付けてい
た。帯状ウレタン材を斜めに切断して、隣接する帯状ウ
レタン材の接合線が、縦横の直線辺部に対して45度傾
斜する接合形態を採ることもある。かかるクッション体
の適用対象としては、配電盤や計器盤の扉などがあり、
金属板製の扉のがた付き防止、接当音の発生防止、簡易
気密シールなどのために用いている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように帯状の弾
性材を切断してクッショッ体やパッキンを形成する従来
形態では、仕上がり時の体裁に問題がある。隣接する弾
性材の接合部において隙間を生じやすく、パッキンやシ
ールを形成する際に十分な封止機能を得難い。とくに、
弾性材を斜めに切断して接合する場合に、接合部に隙間
を生じやすい。
【0004】本考案の目的は、作業現場で角枠状のクッ
ション体やパッキンを形成するについて、帯状の弾性材
の予備加工を正確にしかも迅速に行え、仕上がり時の体
裁の向上と、封止機能の向上とを同時に実現できるコー
ナカッタを得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のコーナカッタ
は、軸1を介してX字状に組まれたカッタ腕2・3を有
し、各カッタ腕2・3の先端にはそれぞれV字状の切刃
32・33を有するカッタ刃5と刃台6とを上下対向状
に設ける。このうち上方のカッタ刃5は、前端が平面視
で直角三角形状を呈するよう形成して、その等辺部の下
縁に切刃32が形成されている。下方の刃台6は、カッ
タ刃5が嵌まり込む抜き孔を有し、前端が平面で直角三
角形状を呈する枠体で形成して、その等辺部の内縁上端
に切刃33が形成されている。刃台6の上面には、その
切刃33の周囲に帯状の弾性材16を支持する平坦部3
4を設けてあり、この平坦部34の等辺部の左右には、
弾性材16を位置決めして弾性材16をV字状に切除し
たとき、その切除部17の内奥に連結部18を残すため
位置決め手段35を設けてある
【0006】
【作用】刃台6上の平坦部34に帯状の弾性材16を載
せ、その側面を位置決め手段35に合わせて位置決めす
る。次に、カッタ腕2・3を操作してカッタ刃5と刃台
6を交差させ、弾性材16をV字状に切除する。これに
より切除部17の内奥連絡部18をして一本に繋が
った状態の枠ブランク26が得られる。この枠ブランク
26を扉などに貼り付ける。その際に、各枠辺部24・
25の隣接個所においては、切除部17の一対の傾斜壁
17aどうしが密接するよう枠ブランク26を直角に
り曲げる。このとき、連絡部18は図5に示すように四
分円状に湾曲変形して隣接する枠辺部24・25どうし
を接続する。これで隣接する枠辺部24・25の接合部
に隙間を生じることがなくなる。
【0007】
【考案の効果】本考案のコーナカッタによれば、各枠辺
部24・25の長さに応じて弾性材16をV字状に切除
するだけで、枠ブランク26を正確にしかも迅速に形成
できる。枠ブランク26は切除部17の内奥の連絡部1
8を介して一体に繋がっており、これを角枠状に貼り付
けた状態において、連絡部18が四分円状に湾曲して各
枠辺部24・25を接続するので、仕上がり時の体裁を
向上して施工品質を向上できる。弾性材16でパッキン
やシールを形成する際に、隣接する枠辺部24・25の
接合部に隙間が生じるのを解消して、その封止機能を向
上できる。カッタ刃5と刃台6の双方にそれぞれ直角三
角形状の切刃32・33を設け、両切刃32・33が交
差する状態で切断を行うので、弾性材16を確実に切断
でき、切断不良を生じる余地がない。とくに刃台6の平
坦部34には、等辺部の左右に位置決め手段35をそれ
ぞれ設けてあるので、平坦部34に弾性材16を載せた
とき位置決め手段35で弾性材16を位置決めでき、こ
れにて切断時の弾性材16の切除部17は、前記連結部
18を残して正しく二等辺三角形状に切除できることに
なる。従って、枠ブランク26は切除部17の一対の傾
斜壁17aどうしを密接させると、直角に正しく折り曲
げることができる。
【0008】
【実施例】(第1実施例) 図1ないし図4は本考案に係るコーナカッタの第1実施
例を示しており、図2に示すごとくコーナカッタは軸1
を介してX字状に組まれた一対のカッタ腕2・3でニッ
パやペンチなどの交差切断具状に形成されている。各カ
ッタ腕2・3は、それぞれ一端に握り柄4・4を有し、
他端に三角形状のカッタ刃5と刃台6とを上下対向状に
設けてある。刃台6を有する側のカッタ腕3は二又状の
交差部30を有し、この交差部30の間に他方のカッタ
腕2の交差部31を挟んで軸1で支持している。
【0009】図3において上方のカッタ刃5は、前端が
平面視で直角三角形状を呈するよう形成し、その等辺部
の下縁に切刃32が形成されている。切断作用を頂部側
から底辺部側へ進行させるために、切刃32は三角形の
頂部から底辺部へ向かって上り傾斜状に形成する(図4
参照)。切刃32には逃げ角を与えるが、この逃げ角は
頂部側で大きく底辺部に近付くほど小さく設定する。
【0010】図1および図3において下方の刃台6は、
カッタ刃5が嵌まり込む抜き孔を有し、前端が平面視で
直角三角形状を呈する枠体で形成し、その等辺部の内縁
上端に切刃33形成されている。刃台6の上面には、
その切刃33の周囲に弾性材16を受け止め支持するた
めの平坦部34を設ける。平坦部34は軸1の中心を通
る平面上にあって、弾性材16を適正な姿勢で受け止め
支持する。切刃33にはカッタ刃5用の切刃32と同様
の逃げ角を与える。刃台6の底辺部は交差部30に連続
する。
【0011】弾性材16を位置決めするために、平坦部
34の等辺部の左右には位置決め手段35を設ける。図
3に示すように、この位置決め手段35としては、平坦
部34に刻設した平行な三対の指標35aからなる。こ
の指標35aを基準にして弾性材16の位置決めを行う
ことによって、弾性材16を切断したとき、切除部17
を正しく二等辺三角形状にして、その内奥に適当幅の連
絡部18を残すことができる。
【0012】次に、帯状の発泡ウレタン材からなる弾性
材16で図5に示す角枠状のクッション体23を形成す
る場合の使用法と、その後のクッション体23の形成手
順を説明する。なお、弾性材16の面壁の一方には予め
接着剤層が形成してあり、その外面が剥離紙16aで保
護してある。
【0013】図2に示すように、弾性材16を刃台6上
に載せ、その長手方向に沿う側面を指標35aに沿わせ
て位置決めする。この状態で握り柄4を握持して、カッ
タ刃5で弾性材16をV字状に切除する。切除後の弾性
材16には、図1に示すようにV字形、すなわち二等辺
三角形状の切除部17が形成され、この切除部17で区
分される枠辺部24.25どうしが、連絡部18を介し
て繋がっている。切除部16は、枠辺部24.25の各
辺長に対応する間隔を隔てて4個形成する。これによ
り、連絡部18を介して一本に繋がった状態の枠ブラン
ク26が得られる。
【0014】次に図5に示すように、例えば下辺側を始
端にして、剥離紙を剥がしながら各枠辺部24・25を
扉の内面壁に貼り付ける。このとき、隣接する枠辺部2
4・25においては、切除部17の一対の傾斜壁17a
どうしが密接するよう枠ブランク26を直角に折り曲げ
て、連絡部18を四分円状に湾曲変形させる。最後に、
下辺部において枠ブランク26の始終端を密着させてク
ッション体23を完成する。
【0015】かかるコーナカッタによれば、弾性材16
の側面線に対して45度ずつ傾斜する傾斜壁17aを備
えた切除部17を、1回の切断操作で正確にしかも速や
かに形成でき、この切断操作を繰り返し行うことで枠ブ
ランク26を能率良く形成できる。クッション材23の
完成状態において、隣接する枠辺部24・25の接合部
の外縁が四分円状の連絡部18を介して連続するので、
接合部に隙間が生じることを解消できる。成形パッキン
に似た丸みを有する外観が得られるので、クッション体
23の体裁を向上してその施工品質を向上できる。
【0016】先の実施例では、3個の指標35aを位置
決め手段35としたが、かかる指標35aに代えてこれ
を突壁にして位置決めを行うことができ、この位置決め
用の突壁は、刃台6に対して位置調整自在に取り付ける
ことができる。
【0017】一対のカッタ腕2・3は、圧縮ばねや捻じ
りコイルばね、あるいは板ばねなどで開き勝手に揺動付
勢してもよい。弾性材16としては、ゴムあるいは独立
気泡性の発泡プラスチック、発泡ゴムなどの帯状体があ
り、これらでパッキンやシールを形成する際にも本考案
のコーナカッタを利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部の斜視図である。
【図2】第1実施例の側面図である。
【図3】第1実施例の要部の平面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】クッション体の形成態様を例示する正面図であ
【符号の説明】
1 軸 2・3 カッタ腕 5 カッタ刃 6 刃台 16 弾性材17 切除部 18 連結部 32・33 切刃34 平坦部 35 位置決め手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸1を介してX字状に組まれたカッタ腕
    2・3を有し、 各カッタ腕2・3の先端にそれぞれV字状の切刃32・
    33を有するカッタ刃5と刃台6とが上下対向状に設け
    られており、上方のカッタ刃5は、前端が平面視で直角三角形状を呈
    するよう形成して、その等辺部の下縁に切刃32が形成
    されており、 下方の刃台6は、カッタ刃5が嵌まり込む抜き孔を有
    し、前端が平面視で直角三角形状を呈する枠体で形成し
    て、その等辺部の内縁上端に切刃33が形成されてお
    り、 刃台6の上面には、その切刃33の周囲に帯状の弾性材
    16を支持する平坦部34が設けてあり、 平坦部34の等辺部の左右には、弾性材16を位置決め
    して弾性材16をV字状に切除したとき、その切除部1
    7の内奥に連結部18を残すための位置決め手段35が
    設けてある帯状弾性材用コーナカッタ。
  2. 【請求項2】 位置決め手段35が、平坦部34に刻設
    した指標35aからなる請求項1記載の帯状弾性材用コ
    ーナカッタ。
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