JP2912830B2 - 爪切り - Google Patents

爪切り

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JP2912830B2
JP2912830B2 JP23746194A JP23746194A JP2912830B2 JP 2912830 B2 JP2912830 B2 JP 2912830B2 JP 23746194 A JP23746194 A JP 23746194A JP 23746194 A JP23746194 A JP 23746194A JP 2912830 B2 JP2912830 B2 JP 2912830B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は爪切りに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の爪切りは、互いに基端部で固着さ
れた弾性を有する板状の上刃体と下刃体とを備え、両刃
体の先端部には互いに対向するように突出する刃先がそ
れぞれ設けられている。そして、両刃先の間に爪を挟ん
で、手で上下両刃体の先端部を弾性力に抗して互いに接
近する方向に押圧し、両刃先によって爪を切るようにし
ている。又、両刃体は、その先端部が押圧された時に当
該先端部が塑性変形しないように比較的厚く形成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、子供,老人
及び病人等が前記爪切りを使用する場合、手の力が弱い
ので両刃体の先端部を弾性力に抗して接近させることが
難しく、爪を切ることができないという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、手の力が弱くても爪
を切れるようにすることにある。又、本発明の第2の目
的は、刃体に脆弱部を設けた場合に、刃体の先端部を押
圧することによる刃体の先端部の塑性変形を防止するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、両刃体の少なくとも一方
の基端部側に、両刃体の幅方向に対する断面二次モーメ
ントが当該両刃体の他の部位より小さい脆弱部を、両刃
体の少なくとも一方に貫通孔を設けることによって形成
したことをその要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、上刃体の基端部
側に、上刃体の幅方向に対する断面二次モーメントが当
該上刃体の他の部位より小さい脆弱部を、上刃体の幅方
向の一部に該上刃体に沿って延びる溝を切削することに
よって形成したことをその要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、下刃体の基端部
側に、下刃体の幅方向に対する断面二次モーメントが当
該下刃体の他の部位より小さい脆弱部を、下刃体の幅方
向の一部に該下刃体に沿って延びる溝を切削することに
よって形成したことをその要旨とする。
【0008】
【作用】即ち、各請求項に記載の発明では、両刃体の先
端部を互いに接近する方向に押圧すると、両刃体は脆弱
部において容易に弾性変形されて両刃体が弱い力で互い
に接近される。また、脆弱部は基端部側に形成されてい
るため、両刃体の先端部を押圧した時にその先端部が塑
性変形することが防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に従って説明する。図1及び図4に示すように、爪
切り1を構成する上下両刃体2,3は同方向に延びる板
状に形成され、互いに接近離間する方向に弾性を有して
いる。上刃体2の基端部側には、当該上刃体2を貫通す
る、脆弱部27としての貫通孔26が形成されている。
この脆弱部27の幅方向に対する断面二次モーメント
は、上刃体2の先端部側の幅方向に対する断面二次モー
メントより小さくなっている。そして、両刃体2,3が
基端部にてスポット溶接等によって固着されている。
【0010】両刃体2,3の先端部には、対向するよう
に突出する刃先4,5がそれぞれ設けられ、両刃体2,
3の先端部を互いに接近する方向に押圧すると、両刃体
2,3が弾性変形して両刃先4,5が当接するようにな
っている。そして、両刃体2,3の先端部側の厚さは押
圧された時に塑性変形しない厚さ、例えば約1.5mm
となっている。
【0011】上刃体2及び下刃体3において、刃先4,
5より基端部側には支軸6がその軸線を中心に回動可能
に貫通されている。そして、支軸6の下端部7は下刃体
3の下面に係止され、支軸6の上端部8は上刃体2上に
突出している。
【0012】上刃体2の上面には、当該上刃体2に沿っ
て延びる押圧操作てこ15が配設され、押圧操作てこ1
5の上刃体2の先端部に対応する位置には支持部16が
形成されている。又、支持部16の上側には、上方に向
かって突出する力点部16aが設けられている。
【0013】図2に示すように、支持部16において、
上刃体2の先端部側からは切欠部17が切り欠き形成さ
れ、切欠部17には前記支軸6の上端部8が挿入されて
いる。又、切欠部17によって支持部16の幅方向両側
には、一対の腕部18が設けられている。前記支軸6の
上端部8及び両腕部18には、それぞれ押圧操作てこ1
5の幅方向に延びる挿入孔19,20が形成され、それ
ら挿入孔19,20にはピン21が貫通している。そし
て、押圧操作てこ15は、ピン21を中心に回動可能と
なっている。
【0014】次に、上記のように構成された爪切り1の
作用を説明する。爪切り1で爪を切るには、力点部16
aが上刃体2の上面に当接するように、押圧操作てこ1
5をピン21を中心に回動させる。更に、力点部16a
が上刃体2の支軸6より基端部側に位置するように、押
圧操作てこ15を支軸6を中心に約180°回動させ、
爪切り1を図3に示す使用状態にする。
【0015】この状態で、押圧操作てこ15と下刃体3
とを手で持って刃先4,5の間に爪を挟み、押圧操作て
こ15を上刃体2側に押し付けると、力点部16aによ
って上刃体2の先端部が下刃体3に向かって押し付けら
れる。すると、上刃体2に形成された貫通孔26によっ
て、上刃体2が弱い力で下刃体3に接近する方向に弾性
変形され、両刃体2,3の刃先4,5で爪が切られる。
【0016】以上詳述したように本実施例によれば、上
刃体2に貫通孔26を設けたため、押圧操作部15を上
刃体2側へ押し付ける手の力が弱くても、上刃体2を下
刃体3に接近する方向に弾性変形させることができる。
従って、子供,老人及び病人等の手の力が弱い人でも爪
を切ることができる。
【0017】又、本実施例では、貫通孔26を上刃体2
の基端部側に設け、爪切り1の使用状態時では力点部1
6aが上刃体2の先端部側に当接するようにした。その
ため、力点部16aが上刃体2に押し付けられても、上
刃体2が塑性変形するのを防止することができる。
【0018】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本実施例では、上刃体2のみに貫通孔26を設け
たが、両刃体2,3にそれぞれ貫通孔26を設けてもよ
い。
【0019】(2)本実施例では、両刃体2,3を貫通
して貫通孔26を設けたが、図5,図6に示すように、
上刃体2の幅方向の一部に上刃体2に沿って延びる溝2
5を切削して形成し、その溝25によって脆弱部2aを
設けてもよい。この場合、刃体2,3の幅方向全体を切
削して脆弱部とするより、切削面積が小さくなるだけ脆
弱部の形成が容易となる。尚、脆弱部3aを前記脆弱部
2aと同様に変更してもよい。
【0020】(3)本実施例では、上刃体2と下刃体3
とをスポット溶接等によって固着した爪切り1に本発明
を具体化したが、上刃体2と下刃体3とが一体形成され
た爪切り1に本発明を具体化してもよい。
【0021】
【発明の効果】各請求項に記載の発明によれば、手の力
が弱くても爪を切ることができる。また、刃体に脆弱部
を設けた場合でも、刃体の先端部を押圧することによっ
て刃体の先端部が塑性変形するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の爪切りの不使用状態を示す側面図。
【図2】本実施例の爪切りを示す平面図。
【図3】本実施例の爪切りの使用状態を示す側面図。
【図4】本実施例の上刃体及び下刃体と脆弱部を示す切
り欠き斜視図。
【図5】別例の上刃体及び下刃体と脆弱部を示す切り欠
き斜視図。
【図6】別例の上刃体及び下刃体と脆弱部を示す切り欠
き斜視図。
【符号の説明】
1…爪切り、2…上刃体、2a…脆弱部、3…下刃体、
3a…脆弱部、4…刃先、5…刃先、25…溝、26…
貫通孔、27…脆弱部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接近離間する方向に弾性を有する
    上下一対の上刃体(2)と下刃体(3)とをそれぞれの
    基端部で固着し、前記上下両刃体(2,3)の先端部に
    刃先(2,3)を対向するように設け、その上下両刃体
    (2,3)の先端部を互いに接近させる方向に押圧して
    爪を切る爪切りにおいて、 両刃体(2,3)の少なくとも一方の基端部に、両刃
    体(2,3)の幅方向に対する断面二次モーメントが当
    該両刃体(2,3)の他の部位より小さい脆弱部(
    )を、両刃体(2,3)の少なくとも一方に貫通孔
    (26)を設けることによって形成した爪切り。
  2. 【請求項2】 互いに接近離間する方向に弾性を有する
    上下一対の上刃体(2)と下刃体(3)とをそれぞれの
    基端部で固着し、前記上下両刃体(2,3)の先端部に
    刃先(2,3)を対向するように設け、その上下両刃体
    (2,3)の先端部を互いに接近させる方向に押圧して
    爪を切る爪切りにおいて、 上刃体(2)の基端部側に、上刃体(2)の幅方向に対
    する断面二次モーメントが当該上刃体(2)の他の部位
    より小さい脆弱部(2a)を、上刃体(2)の幅方向の
    一部に該上刃体(2)に沿って延びる溝(25)を切削
    することによって形成した 爪切り。
  3. 【請求項3】 互いに接近離間する方向に弾性を有する
    上下一対の上刃体(2)と下刃体(3)とをそれぞれの
    基端部で固着し、前記上下両刃体(2,3)の先端部に
    刃先(2,3)を対向するように設け、その上下両刃体
    (2,3)の先端部を互いに接近させる方向に押圧して
    爪を切る爪切りにおいて、 下刃体(3)の基端部側に、下刃体(3)の幅方向に対
    する断面二次モーメントが当該下刃体(3)の他の部位
    より小さい脆弱部(3a)を、下刃体(3)の幅方向の
    一部に該下刃体(3)に沿って延びる溝(25)を切削
    することによって形成した 爪切り。
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