JPH0214498Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、車両用灯具の分野に利用できるも
のであつて、エンドラバーの取付構造に関するも
のである。

（従来の技術） 車両用灯具を車体に取付ける際に、第４図に示
すように、レンズまたはリムａの端縁に断面形
またはＴ形等のエンドラバーｂが取付けられるこ
とがある。これは、レンズまたはリムａが車体ｃ
に接触して塗装面を傷付け、あるいは発錆するの
を未然に防止するためである。このエンドラバー
ｂの取付けは、従来両面接着テープを利用するか
もしくは接着剤ｄにより貼着していたが、はがれ
て脱落しやすい欠点があつた。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案は、このような従来技術の問題点を解決
しようとするものであり、エンドラバーを堅固に
取付けられるようにした技術を提供することを目
的とする。

（問題点を解決するための手段） 問題解決のために採られた本考案の手段は、開
口端が若干すぼまつた断面略形に形成されると
共に、開口端の一側にフランジが形成されてなる
エンドラバーを、灯具のレンズまたはリムに嵌着
し、かつ前記フランジを前記レンズまたはリムと
ハウジングとの間で挾着したことを要旨とするも
のである。

（実施例） 以下、本考案の実施例を図面により説明する
と、１はエンドラバーであり、嵌着部が断面略
形に形成され、その開口端１ａは若干すぼまり状
態となつており、かつ開口端の下部にはフランジ
１ｂが外向きに形成されている。このエンドラバ
ー１は、レンズまたはリム２の端縁部に嵌着して
仮固定し、さらにレンズまたはリム２に嵌着した
ハウジング３により挾着することにより完全に固
定してある。

（作用） 本考案は上記の構成により、エンドラバー１を
強固に固定することができ、しかもレンズまたは
リムの嵌着部の開口端がすぼまり状態に形成され
ているので、弾性による締付力が生じて開口端が
レンズまたはリムに強く圧接することになる。ま
た、前記エンドラバーの仮止め状態も安定的であ
る。

（考案の効果） 以上説明したように、本考案はエンドラバーに
フランジを設け、このフランジをレンズまたはリ
ムとハウジングとの間に挾み込むようにして取付
けるようにしたので、エンドラバーの取付状態は
きわめて堅固であり、エンドラバーの脱落を完全
に防止することができる。また、従来の両面接着
テープや接着剤が不要となるので、取付作業が簡
単になると共に、コストダウンが図れる等のすぐ
れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す要部の断面
図、第２図はエンドラバーの断面図、第３図はエ
ンドラバーの仮止め状態を示す要部の断面図、第
４図は従来例を示す要部の断面図である。 １……エンドラバー、１ａ……開口端、１ｂ…
…フランジ、２……レンズまたはリム、３……ハ
ウジング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開口端が若干すぼまつた断面略形に形成され
   ると共に、開口端の一側にフランジが形成されて
   なるエンドラバーを、灯具のレンズまたはリムに
   嵌着し、かつ前記フランジを前記レンズまたはリ
   ムとハウジングとの間で挾着したことを特徴とす
   るエンドラバーの取付構造。