JPH0130649Y2 - - Google Patents

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JPH0130649Y2
JPH0130649Y2 JP20044384U JP20044384U JPH0130649Y2 JP H0130649 Y2 JPH0130649 Y2 JP H0130649Y2 JP 20044384 U JP20044384 U JP 20044384U JP 20044384 U JP20044384 U JP 20044384U JP H0130649 Y2 JPH0130649 Y2 JP H0130649Y2
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head
synthetic resin
mounting
finisher
molded product
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はフイニツシヤ等の車両用合成樹脂成
形品を車体に取付けるための取付構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕
第8図は後部車体を示す斜視図、第9図はフイ
ニツシヤの斜視図、第10図は従来の取付構造を
示す断面図、第11図はその正面図、第12図は
分解斜視図である。図において、1は車体で、そ
の後部にフイニツシヤ(リアフイニツシヤ)2が
取付けられている。フイニツシヤ2は装飾性の外
表面を有し、取付位置3の裏面にはボス4が形成
されている。5は取付部材としてのスタツドボル
トで、ボス4に嵌合して固着される頭部5aと、
この頭部5aに埋設されて被取付部である車体パ
ネル6の取付穴6aに取付けられるボルト5bを
有している。
上記の取付構造では、フイニツシヤ2およびス
タツドボルト5の頭部5aを相溶性の樹脂で成形
し、頭部5aに溶剤または接着剤をつけてボス4
に嵌合させ、フイニツシヤ2およびスタツドボル
ト5を溶着または接着して固着し、スタツドボル
ト5のボルト5bを車体パネル6の取付穴6aに
挿入して反対側からナツトで締付け、フイニツシ
ヤ2を車体1に取付けていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の取付構造にお
いては、フイニツシヤ2と取付部材であるスタツ
ドボルト5の固着は両者の溶着または接着によつ
ているため、固着強度が小さく、特にフイニツシ
ヤ2と車体パネル6の間隙が小さい場合にはフイ
ニツシヤ2とスタツドボルト5の固着面が大きく
とれず、固着強度が小さくなつて剥がれやすいと
いう問題点があつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、取付部材の頭部に折曲げによ
り除去可能な保持部を形成して、合成樹脂成形品
の表側から固着できるようにすることにより、上
記問題点を解決することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、貫通孔を有する合成樹脂成形品
と、この成形品の表側から前記貫通孔に係合する
ように固着される合成樹脂製の頭部、この頭部か
ら成形品の裏側に突出して被取付部に取付けられ
る取付部、および前記頭部から表側に突出しかつ
折曲げにより除去可能な保持部を有する取付部材
とからなる車両用合成樹脂成形品の取付構造であ
る。
〔作用〕
この考案の車両用合成樹脂成形品の取付構造に
おいては、取付部材の頭部の固着面となる部分に
溶剤または接着剤をつけ、保持部を指で持つた状
態で合成樹脂成形品の表側から貫通孔に係合させ
て、溶着または接着により固着し、取付部材の裏
側に突出する取付部を被取付部である車体パネル
の取付穴に挿入して反対側からナツトで締付け
て、合成樹脂成形品を被取付部へ取付ける。保持
部は取付部材の固着後または成形品の取付後、折
曲げにより除去する。
取付状態では、取付部材は成形品と係合状態で
固着されているため、溶着または接着による固着
力のほかに、取付部による機械的な固着力により
強固に固着され、成形品が剥離することはない。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例により説明す
る。第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、
第2図はその正面図、第3図は分解斜視図、第4
図ないし第7図は固着方法を示す断面図であり、
第8図ないし第12図と同一符号は同一または相
当部分を示す。
合成樹脂成形品であるフイニツシヤ2は取付位
置3に装飾性の外表面側から裏側に向けて口径が
小さくなるように、段差状の係合部7aを有する
貫通孔7を有している。取付部材としてのスタツ
ドボルト8は、貫通孔7に係合する段差状の係合
部8aを有する合成樹脂製の頭部8b、この頭部
8bから裏側に突出するように埋設された取付部
としてのボルト8c、および頭部8bの表側に形
成された凹部8dから表側に一体的に突出する折
曲げ除去可能な棒状の保持部8eからなる。フイ
ニツシヤ2と頭部8bおよび保持部8eとは溶剤
により溶解可能な相溶性の合成樹脂により成形さ
れ、実施例ではフイニツシヤ2はアクリル樹脂、
頭部8bおよび保持部8eはABS樹脂により成
形されている。
以上の構成において、スタツドボルト8をフイ
ニツシヤ2に固着するには、まず第4図のように
スタツドボルト8の保持部8eを指で持つて頭部
8bを溶剤9に浸漬した後、第5図のように頭部
8bに溶剤9をつけた状態でフイニツシヤ2の貫
通孔7に挿入し、第6図のように頭部8bの係合
部8aを貫通孔7の係合部7aに係合させて溶着
により固着する。保持部8eは凹部8dにたまつ
た溶剤9により折れやすくなつているので、固着
後第7図のように折曲げることにより容易に除去
され、頭部8bが剥離することはない。溶剤の代
りに接着剤を用いて固着してもよいが、この場合
にはフイニツシヤ2の貫通孔7の内周縁に予め液
状の接着剤を塗布しておくか、またはスタツドボ
ルト8の係合部8aに同様の液状接着剤を塗布し
た後に貫通孔7の係合部7aに係合させて接着に
より固着する。
フイニツシヤ2に固着したスタツドボルト8の
取付部であるボルト8cを、第1図のように被取
付部である車体パネル6の取付穴6aに挿入し
て、反対側からナツトを締付けて、フイニツシヤ
2を車体1に取付ける。保持部8eは取付後に除
去してもよい。
取付状態ではスタツドボルト8が係合状態で固
着されているため、溶着または接着による固着力
のほかにボルト8cによる機械的な固着力が加わ
り、フイニツシヤ2が剥離することはない。保持
部8eは目立たないように除去可能であるため、
フイニツシヤ2の装飾性は害されない。
なお、以上の説明において、取付部材としてス
タツドボルト8の代りに他の類似のものでもよ
く、取付部としてはボルト8cの代りにクリツプ
等でもよい。保持部8eとしては折曲げにより除
去できるものであれば、他の形状でもよく、射出
成形のスプルー部により形成してもよい。凹部8
dは必ずしもなくてもよいが、これを設けると除
去が容易になる。また頭部8bと貫通孔7はスタ
ツドボルト8の取付方向に係合できる構造であれ
ばよく、係合部7a,8aの構造も限定されな
い。
この考案はフイニツシヤに限らず、他の車両用
合成樹脂成形品の取付に適用可能である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、取付部材の頭部に折曲げに
より除去可能な保持部を形成して、合成樹脂成形
品の表側から固着できるようにしたので、固着が
容易であるとともに、取付状態における成形品と
取付部材の固着強度を大きくすることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図はその正面図、第3図は分解斜視図、第4図
ないし第7図は固着方法を示す断面図、第8図は
車両の後部車体を示す斜視図、第9図はフイニツ
シヤの斜視図、第10図は従来の取付構造を示す
断面図、第11図はその正面図、第12図は分解
斜視図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示
し、2はフイニツシヤ、5,8はスタツドボル
ト、6は車体パネル、7は貫通孔、7a,8aは
係合部、8bは頭部、8cはボルト、8eは保持
部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 貫通孔を有する合成樹脂成形品と、この成形
    品の表側から前記貫通孔に係合するように固着
    される合成樹脂製の頭部、この頭部から成形品
    の裏側に突出して被取付部に取付けられる取付
    部、および前記頭部から表側に突出しかつ折曲
    げにより除去可能な保持部を有する取付部材と
    からなる車両用合成樹脂成形品の取付構造。 (2) 取付部が頭部に埋設されたボルトである実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の取付構造。 (3) 保持部が頭部に形成された凹部から突出する
    実用新案登録請求の範囲第1項または第2項記
    載の取付構造。 (4) 頭部および保持部が溶剤で溶解可能な合成樹
    脂により一体成形された実用新案登録請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の取付
    構造。
JP20044384U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH0130649Y2 (ja)

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