JPH0323395Y2 - - Google Patents

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JPH0323395Y2
JPH0323395Y2 JP19924184U JP19924184U JPH0323395Y2 JP H0323395 Y2 JPH0323395 Y2 JP H0323395Y2 JP 19924184 U JP19924184 U JP 19924184U JP 19924184 U JP19924184 U JP 19924184U JP H0323395 Y2 JPH0323395 Y2 JP H0323395Y2
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resin molded
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車輛用フイニツシヤ等の樹脂成形品
を車体パネル等の被取付体に取付けるのに適用す
る樹脂成形品の取付構造に関するものである。
従来の技術 一般に、自動車の後部側には第6図で示す如く
各種のランプ類を被包しまたは装飾を兼ねて内部
に空間を有するように横断面略コ字状に透明な熱
可塑性合成樹脂により成形したフイニツシヤHを
車体パネルPに取付けることが行われている。
従来、この車輛用フイニツシヤHを車体パネル
Pに取付けるにあたつてはフイニツシヤ本体の内
面に取付けボス等を設けることができないため、
フイニツシヤ本体の開放端間に橋絡配置するブラ
ケツトプレートが用いられている。例えば、第7
図で示すような比較的幅の大きなフイニツシヤH
では、その略コ字状を呈する本体の中間辺にリブ
Rを一体成形し、このリブRと上部側の側辺h1
の間に略逆コの字状のブラケツトプレート1を橋
絡配置し、また下部側の側辺h2には略L字状のブ
ラケツト金具2を備えて、これら各ブラケツト
1,2を介して車体パネルPに取付けるようにさ
れている。それら各ブラケツト1,2はボルト
3,4で車体パネルPに軸承固定され、またフイ
ニツシヤHに対してはブラケツト金具2では下部
側の側辺h2にボルト5で軸承固定できるが、ブラ
ケツトプレート1ではリブRにボルト6で締付け
固定できても、上部側の側辺h1に対してはボルト
頭が表面側に露出してしまうため、上述したと同
様なボルト締め固定を適用することができない。
その関係から、当該個所は側辺h1の内面にあてが
い配置するアーム部1aを接着剤等で貼付けるこ
とにより取付けられているのが通常である。
考案が解決しようとする問題点 然し、この樹脂成形品の取付構造では、ブラケ
ツトプレート1が金属製でフイニツシヤHが樹脂
成形品であるため接着強度が不足し、またフイニ
ツシヤHを成形する樹脂の性質によつては接着不
可能なものもあるから、アーム部1aの突張力で
固定されているに近い。そのため、自動車が走行
時に横ブレをした際にアーム部1aとフイニツシ
ヤHの内面との間で摺れによる異音を生ずるよう
になる。
問題点を解決するための手段 本考案に係る樹脂成形品の取付構造において
は、透明な熱可塑性合成樹脂成形品の横断面略コ
字状を呈する本体部分の開放端から略直角方向内
側に折曲させて突条片を設け、その本体部分の開
放端間に橋絡配置するブラケツトプレートの先端
部に左右の縁片部と中間のL字状に成形された押
え片部とからなる受部を設け、この受部の縁片部
間に嵌込み係止される突状片を押え片部で受止め
保持させてブラケツトプレートの先端部を樹脂成
形品に固定すると共に、そのブラケツトプレート
の中間辺を被取付体に固着させて樹脂成形品を被
取付体に取付けることにより構成されている。
作 用 この樹脂成形品の取付構造では、樹脂成形品の
本体部分から突出する突条片をブラケツトプレー
トの先端部に設けた左右の縁片部と中間のL字状
に成形された押え片部とでなる受部で嵌込み保持
するからブラケツトプレートの先端部を樹脂成形
品に固定できるばかりでなく、ブラケツトプレー
トの中間辺を被取付体に固着することにより突条
片を受部で押込み保持できるから、樹脂成形品を
被取付体に強固に固定できて樹脂成形品が横ブレ
するのを確実に防止することができる。
実施例 以下、第1〜5図を参照して説明すれば、次の
通りである。
第1図で示す樹脂成形品の取付構造は、従来例
と同様にメチルメタクリレート樹脂の如き透明な
熱可塑性合成樹脂より車輛用フイニツシヤHとし
て形成した樹脂成形品を車体パネルPに取付け、
また、そのフイニツシヤHの上部側辺hと略中央
に一体成形したリブRとの間で略コ字状を呈する
本体部分を金属板製ブラケツトプレート10で固
定する場合に適用されている。
ブラケツトプレート10はフイニツシヤHの上
部側辺hとリブRとの各開放端間に橋絡配置さ
れ、その略中間辺10aをボルト11で車体パネ
ルPに締付け固定しまた下端側に折曲成形した立
上りアーム10bをボルト12でリブRに締付け
固定することにより取付けられている。フイニツ
シヤHの上部側辺hに対しては、上部側辺の開放
端から略直角方向内側に折曲させて設けた突条片
13をブラケツトプレート10の先端側に設けた
受部14で嵌合支持することにより取付けられて
いる。
第2,3図で示す受部14は、ブラケツトプレ
ート10の先端側を切り起し成形することにより
形成されている。その受部14は、ブラケツトプ
レート10の中間部分をL字状に切り曲げ成形し
た押え片部14aと、左右の縁片部14b,14
cとから形成されている。その受部14に嵌着係
合する突条片13は、第2図で示すようにフイニ
ツシヤHの成形時に上部側の側辺hから延長させ
て突出成形し、それをブラケツトプレート10で
車体パネルPに取付ける際に略直角方向に折曲さ
せて受部14に嵌着固定することができる。この
折曲成形にあたつてはフイニツシヤH本体と共に
突条片13を熱可塑性樹脂で形成し、それを加熱
溶融で変形し或いは超音波カシメで折曲すること
ができ、また加熱溶融にあたつて突条片13を突
端側から押圧変形して鋲頭状に押し潰すことによ
り受部14内に嵌着係合するようにもできる。
このように構成する樹脂成形品の取付構造で
は、フイニツシヤHの側辺hから略直角方向内側
に突出する突条片13をブラケツトプレート10
の受部14に嵌込むことにより左右から縁片部1
4b,14cで係止すると共に略L字状に折曲し
た押え片部14aで受止め保持するため、そのブ
ラケツトプレート10の先端部をフイニツシヤH
に強固に固定できる。また、ブラケツトプレート
10の中間辺が車体パネルPにボルト締め固定さ
れていることにより受部14が突条片13を車体
パネルP側に押え込み保持するから、フイニツシ
ヤHは左右に横ブレしないようにブラケツトプレ
ート10で支持され、しかもその上部側辺hが車
体パネルPから離反する方向に離脱することがな
い。これと共に、受部14の押え片部14aから
延長させて立上りアーム10cを設け、それをフ
イニツシヤHの上部側辺hの内面に突張り係止さ
せると、更に安定よくフイニツシヤHを支持でき
るようになる。
なお、上述した実施例ではフイニツシヤHの上
部側辺hのみを突条片13で固定するようにした
が、これを第4図で示す如くリブRにも適用する
ことができる。その場合には両端部共に押え片部
14aと左右の縁片部14b,14cとでなる受
部14で突条片13を嵌込み保持させてもよく、
更には立上りアーム10cを設けてフイニツシヤ
Hの内面に突張り係止することによりブラケツト
プレート10をフイニツシヤHに取付けることが
できる。また、上述した実施例以外に、第5図で
示すようにフイニツシヤHには内面側にアルミ製
のエンブルムE等を備え、或いはブラケトプレー
ト10でもフランジ部10dを若干立上げ成形す
る如き各種多様なものがあり、これらいずれのも
のにも上述した樹脂成形品の取付構造を適用する
ことができる。更に、ブラケツトプレート10は
上部側辺hとリブRとの間に橋絡配置するに代え
て、比較的幅の小さなフイニツシヤの場合には下
部側辺との間に配置するようにしてもよい。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る樹脂成形品の取付構
造では、樹脂成形品をブラケツトプレートで被取
付体に確りと固定できると共に、横ブレを防止で
きることにより異音等が生じないよう取付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る樹脂成形品の取付構造を
示す側断面図、第2図は同取付構造の組立工程を
示す一部拡大斜視図、第3図は同取付構造におけ
るブラケツトプレートの受部を示す一部拡大斜視
図、第4及び5図は同取付構造の別の変形例を示
す側断面図、第6図は同取付構造を適用可能な具
体例を示す説明図、第7図は従来例に係る樹脂成
形品の取付構造を示す側断面図である。 H……樹脂成形品、P……被取付体、10……
ブラケツトプレート、10a……中間辺、10c
……立上りアーム、13……突条片、14……受
部、14a……押え片部、14b,14c……縁
片部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 透明な熱可塑性合成樹脂成形品の横断面略コ
    字状を呈する本体部分の開放端から略直角方向
    内側に折曲させて突条片を設け、その本体部分
    の開放端間に橋絡配置するブラケツトプレート
    の先端部に左右の縁片部と中間のL字状に成形
    された押え片部とからなる受部を設け、この受
    部の縁片部間に嵌込み係止される突状片を押え
    片部で受止め保持させてブラケツトプレートの
    先端部を樹脂成形品に固定すると共に、そのブ
    ラケツトプレートの中間辺を被取付体に固着さ
    せて樹脂成形品を被取付体に取付けたことを特
    徴とする樹脂成形品の取付構造。 (2) 上記突条片が、本体部分の開放端から側辺の
    延長方向に突出成形して溶融変形或いは超音波
    カシメで略直角方向内側に折曲することにより
    設けられているところの実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の樹脂成形品の取付構造。 (3) 上記ブラケツトプレートが、受部の押え片部
    から延長する立上りアームを樹脂成形品の側辺
    内面に更に突張り係合させて樹脂成形品に固定
    されているところの実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の樹脂成形品の取付構造。
JP19924184U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0323395Y2 (ja)

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