JPH0443611Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0443611Y2
JPH0443611Y2 JP1986071916U JP7191686U JPH0443611Y2 JP H0443611 Y2 JPH0443611 Y2 JP H0443611Y2 JP 1986071916 U JP1986071916 U JP 1986071916U JP 7191686 U JP7191686 U JP 7191686U JP H0443611 Y2 JPH0443611 Y2 JP H0443611Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
base plate
locking piece
folded
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986071916U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62184205U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986071916U priority Critical patent/JPH0443611Y2/ja
Publication of JPS62184205U publication Critical patent/JPS62184205U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0443611Y2 publication Critical patent/JPH0443611Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、プラスチツク製のモールクリツプ
に関し、例えば自動車のフロントやリヤウインド
に使用する。
<従来の技術> 従来のモールクリツプは、第9図から第12図
に示す様に、ウインドモール23の一端部23′
を係止するモール取付部24と、このモール取付
部24から垂下したパネルPへの取付脚部25を
備え、モール取付部24は、パネル面に沿うベー
ス板26と、このベース板26の左右からL字形
に屈曲して上方に延びる支持片27と、この支持
片27の先端に設けられたモール端部が掛かる鉤
形の爪部28を有し、又、上記ベース板26には
左右の支柱片の間隔内に位置する一対の補強片2
9,29を突設する。
又、上記取付脚部25は、ベース板26の下面
中央から下向きに延びた支柱30と、この柱30
の先端左右からベース板に向つて斜め上向きに延
びた左右一対の弾性片31,31を有する。
尚、ウインドモールの内方折曲げ縁部のための
係止爪を備えるように、該爪の外に、窓ガラスの
下端を支持するように車体面から所定高さ突出し
たガラス端支持部を有し、該支持部はガラス下端
面のための支持面とガラス下端の一方の側面を規
制する面とを有するように形成されているウイン
ドモール用クリツプは実開昭58−100111号公報に
より公知である。
<考案が解決しようとする問題点> さて、第9図乃至第12図に示した従来のクリ
ツプにおいては、モール23の取付けに際して、
モール23の一端部23′を爪部28に沿わせ、
その上面からモール23を下向きに強く叩き付
け、支持片27の撓みを利用して爪部28にモー
ル23の一端部23′を掛けていた(第12図)。
このため、支持片27自身を撓めなければならな
いため、モール23の装着力が非常に大きく、作
業性が悪いばかりでなく、モール23を叩く時
に、モール表面に凹凸ができ易く、モールの外観
を損い易い。
又、支持片27が撓む際に、ベース板26に直
接大きな力が加わるため、ベース板26に補強片
29を要し、構造が複雑となるばかりでなく、モ
ール取付部24の金型の抜け方向(A方向)と取
付脚部25の金型の抜け方向(B方向)が互いに
直交してしまい(第9図)、金型や成形が複雑と
なり、生産コストが高くなる欠点がある。
<問題点を解決するための手段> そこで、本考案は、ベース板6を有し、ウイン
ドモール2の一端部を係止するモール取付部3
と、このモール取付部3のベース板6から垂下し
たパネルへの取付脚部4を備えたプラスチツク製
のモールクリツプにおいて、 上記モール取付部3は、ベース板6から立つ支
持部7と、この支持部の先端に肉薄なヒンジ部1
3を介して連なる折返部8と、この折返部の先端
部に設けた前記モールの一端部2bが掛かる係止
部9を有し、この係止部9は前記折返部8の外面
に沿つた長さの短い外側係止片9aと、この係止
片9aよりも長く、ほゞ真下に向く内側係止片9
bとからなることを特徴とする。
<作用> モールの端部2bをモール取付部3に合わせて
モールを上から押付けると、上記端部で下向きに
押されてモール取付部3の折返部8は、ヒンジ部
13で下向きに撓み込み、モールの端部2bが係
止部9の外側係止片9aを押し退けながら下に乗
り越えると、該外側係止片9aはモールの端部を
掛けて保持する。
<実施例> 以下に本考案を図面に示した一実施例に基づき
説明する。
図中、1はプラスチツクで一体的に成形された
モールクリツプを示し、このクリツプ1は、ウイ
ンドモール2の一方の折返端部2bを係止するモ
ールド取付部3と、このモール取付部3から垂下
したパネルPへの取付脚部4を備え、この取付脚
部4に、例えばリング形のパツキング材5(スポ
ンジワツシヤ)を嵌着して使用する(第7図)。
上記モール取付部3は、幅広な板状のベース板
6と、このベース板6のほゞ中央からベース板6
の横幅方向に沿つて上向きに延びた板状の支持部
7と、この支持部7の先端から略J字形に屈曲し
て延びる折返部8より成り、該折返部8の先端に
は、モール2の折返端部2bが嵌り込む係止部9
を設ける。
上記ベース板6の一端には、略J字形に上向き
に反つた屈曲部10を設けると共に、他端部下面
には、その縁に沿つて小さな三角形の突起部11
を設ける。この突起部11は、パツキング材5が
パネルPとの間で圧縮されたときの厚みにほゞ等
しく、パネル面に当接することによりベース板6
の揺動を阻止する。
上記支持部7の一側には、その開口側面を一部
塞ぐ補強用の側壁12を設け、この側壁12によ
り支持部7の剛性を高くする。
上記折返部8は、その頂部、即ち支持部7の上
端に連なる基端部に、支持部7の肉厚より薄肉な
ヒンジ部13を設け、このヒンジ部13を中心に
折返部8が撓み易くする。又、折返部8の左右の
両端を、ベース板6の端面より内側に位置させ、
折返部8の左右の横幅を幅狭とすることにより撓
み易くする。
上記係止部9は、二股に分かれた長短二枚の係
止片9a,9bより構成され、外側の係止片9a
を折返部8の外面に沿つて短く、又、内側の係止
片9bをほゞ下向きに、上記外側係止片9aより
長く形成する。尚、外側係止片9aを短くしてい
るので、モール2の装着時に、モール2の折返端
部2bが乗り越え易く、折返部8の撓み幅を少な
くできるばかりでなく、装着後は、折返端部2b
に掛かつて、モール2の抜けを阻止する。又、内
側係止片9bを長くしているので、モール2の装
着後は、モール2の折返端部2bがこの内側係止
片9bが乗り越えることもなく、モール2に掛か
る力を受け止めて、モール2の沈み込みを阻止す
る。
一方、前記取付脚部4は、ベース板6の下面の
ほゞ中央から下方に延びた支柱14と、この支柱
14の下端一側から折返部8と同じ向きに略レ字
形に屈曲し、ベース板6の下面に向つて斜め上向
きに延びた弾性片15を備え、支持部7の他側
面、即ち弾性片15と背向する面に横向きに突出
した突出部16を設け、その上端にパネルPの板
厚に等しい間隔でベース板6の下面に対向した段
部17を設ける。尚、弾性片15が支柱14の片
側にしかないので、取付脚部4の挿入力を一層低
減できるばがりでなく、反対側に突出部16を設
けているので、取付脚部4がぐら付くこともな
い。又、弾性片15と折返部8を同じ向きに屈曲
させているため、成形時の金型の抜け方向を一致
させることができる。
次いで、上記クリツプ1による窓ガラス18の
取付手順を説明する。
第8図中、Pは自動車のルーフ若しくはボデイ
パネル、19はパネルPに設けた窪み、20はそ
の窪み19の底に設けた窓開口、21はクリツプ
1の取付孔、22は接着材(シーラント)を夫々
示す。
まず、窓ガラス18を接着するには、その下面
周縁部に沿つて接着材22を付着し、窓ガラス1
8を窪み19に合わせて嵌め込み、接着材22を
圧迫して窓ガラス18を窪み19の底に接着す
る。
次ぎに、クリツプ1の取付脚部4にリング形の
パツキング材5を下から嵌め込んだ上、取付孔2
1に合わせて上から挿入する。取付脚部4を挿入
すると、その弾性片15が孔縁に係合して内向き
に撓み込み、弾性片15が取付孔21を通過する
と、パネル下でパチンと跳ね戻つて、その先端1
5′が取付孔21の孔縁に係合し、このとき突出
部16の段部17も取付孔21の孔縁に係合し、
ベース板6の下面との間でパネルPを挟持する。
尚、パツキング材5は、ベース板6の下面とパネ
ルPの上面との間で圧縮され、取付孔21からの
雨水等の浸入を阻止する。
そして、クリツプ1を取付けたならば、モール
2の内側の折返端部2aを窓ガラス18の上面に
当接させ、他端の外側の折返端部2bをモール取
付部3に合わせて上から押し付ける。モール2を
押し付けると、その外側折返端部2bがクリツプ
1の外側係止片9aに係合し、折返部8がヒンジ
部13より下向きに撓み込む。そして、外側折返
端部2bが外側係止片9aを乗り越えると、外側
係止片9aと内側係止片9bとの間にパチンと嵌
り込んで固定され、モール2の弾性で窓ガラス1
8の周縁部を窪み19の底に向つて上から押え付
ける。
<考案の効果> 以上で明らかなように、本考案によれば、モー
ルの端部を取付ける際、モールを下向きに押し付
ける力でヒンジ部によつて折返し部が下向きに撓
み込むのでベースから立つ支持部を撓める必要が
ないと共に、モールの端部は係止部の下向き長さ
の短い外側係止片を押し退け、モールの端部が外
側係止片を乗り越えると上記外側係止片はモール
の端部と係合してこれを保持する。このためモー
ルの装着力は著しく低減すると共に、モールを下
向きに押す力は折返し部部のヒンジ部が吸収する
ため支持部とベース板に加わらないので補強手段
も不要になる。
更に、係止部の外側係止片の下向き長さは短い
ためモールの端部は該係止片を乗り越え易いと共
に、この外側係止片と対になつた内側係止片の下
向き長さは外側係止片よりも長いため、モールが
装着後に下向きに押された場合にモールに加わる
力を受止めてモールの沈み込みを阻止し、モール
の端部が内側係止片を下に乗り越えさせない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
正面図、第2図は左側面図、第3図は右側面図、
第4図は平面図、第5図は底面図、第6図は第4
図の−線による断面図、第7図は分解斜視
図、第8図は取付状態図、第9図は従来例の斜視
図、第10図は同正面図、第11図は同側面図、
第12図は同取付状態図である。 同図中、1はモールクリツプ、2はウインドモ
ール、3はモール取付部、4は取付脚部、7は支
持部、8は折返部、9は係止部、13はヒンジ
部、Pはパネルを夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベース板6を有し、ウインドモール2の一端部
    を係止するモール取付部3と、このモール取付部
    3のベース板6から垂下したパネルへの取付脚部
    4を備えたプラスチツク製のモールクリツプにお
    いて、 上記モール取付部3は、ベース板6から立つ支
    持部7と、この支持部の先端に肉薄なヒンジ部1
    3を介して連なる折返部8と、この折返部の先端
    部に設けた前記モールの一端部2bが掛かる係止
    部9を有し、この係止部9は前記折返部8の外面
    に沿つた長さの短い外側係止片9aと、この係止
    片9aよりも長く、ほゞ真下に向く内側係止片9
    bとからなることを特徴とするモールクリツプ。
JP1986071916U 1986-05-15 1986-05-15 Expired JPH0443611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986071916U JPH0443611Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986071916U JPH0443611Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62184205U JPS62184205U (ja) 1987-11-24
JPH0443611Y2 true JPH0443611Y2 (ja) 1992-10-15

Family

ID=30914905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986071916U Expired JPH0443611Y2 (ja) 1986-05-15 1986-05-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0443611Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57414B2 (ja) * 1977-06-01 1982-01-06

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57414U (ja) * 1980-06-02 1982-01-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57414B2 (ja) * 1977-06-01 1982-01-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62184205U (ja) 1987-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0636977Y2 (ja) 接着式ウインドのモール装着装置
JPH0416729Y2 (ja)
JPS6212403B2 (ja)
JPH0443611Y2 (ja)
JPH0349070Y2 (ja)
JPH0525937Y2 (ja)
JPH0321562Y2 (ja)
JPS6332004Y2 (ja)
JP2512224Y2 (ja) 自動車等のフロント硝子用モ―ルデイング
JPH0752732Y2 (ja) 自動車等のフロント硝子用モールデイング
JPH0218771Y2 (ja)
KR0120434Y1 (ko) 자동차의 측면창 고정구조
JP2528014Y2 (ja) ガラスモールの取付用ファスナー
JPS5942281Y2 (ja) 合成樹脂製モ−ルデイング
JPS6111048Y2 (ja)
JPH0713530U (ja) 接着式ウインドガラスの留め具
JP2583856Y2 (ja) ウインドモール用クリップ
JPS5911589Y2 (ja) サツシにおける押縁取付装置
JPS621443Y2 (ja)
JPH048044Y2 (ja)
JPH0752734Y2 (ja) フロント硝子用モールデイング
JPH0750250Y2 (ja) ガラスモールの取付用ファスナー
JP2512242Y2 (ja) 車輌用フロント硝子のモ―ルデイング
JPH0143296Y2 (ja)
JP2718936B2 (ja) 自動車のウインドモール取付用クリップ