JPH0750250Y2 - ガラスモールの取付用ファスナー - Google Patents

ガラスモールの取付用ファスナー

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JPH0750250Y2
JPH0750250Y2 JP6623289U JP6623289U JPH0750250Y2 JP H0750250 Y2 JPH0750250 Y2 JP H0750250Y2 JP 6623289 U JP6623289 U JP 6623289U JP 6623289 U JP6623289 U JP 6623289U JP H0750250 Y2 JPH0750250 Y2 JP H0750250Y2
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JP
Japan
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shaped base
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JP6623289U
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JPH035615U (ja
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考 鈴木
伸哉 篠崎
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車ウインドシールドガラスの周縁に沿っ
て、装飾モールを連続して取り付けるためのファスナー
に関し、特に詳しくは、自動車窓枠を画成するパネルの
コーナー部又は湾曲部に追随して、確実に固着すること
のできるファスナーに関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種取付用ファスナーとして、例えば実開昭63
−第182915号公報に示すものが存する。
該従来のファスナーは、第4図に示す如く、合成樹脂の
一体成形品で、自動車窓枠を画成するパネルの立上り部
に固着される帯状基体1を備え、該帯状基体1の上端縁
に、パネルの折曲面を保護するリップ片2を形成し、帯
状基体1の下端縁に、パネルの段部面に当接する底壁片
3を所定の角度をもって一体に延設して、該底壁片3の
先端部に、モール側の脚部を係止する係止片4と挾圧片
5を一定の間隔をおいて立設する一方、帯状基体1の側
面に略U字状を呈する樋片6を一体に突設する構成とな
っている。
そして、実際の使用に際しては、具体的には図示しない
が、パネルの段部面に上記底壁片3を当接させた状態を
得て、ファスナーの帯状基体1を両面接着テープを介し
てパネルの立上り部面に連続して固着した後、モール側
の脚部を係止片4と挾圧片5間に差し込んで、該モール
脚部を係止片4に係止することにより、モールがウイン
ドシールドガラスの周縁に沿って連続して取り付けられ
る。
しかも、斯るモールの取付状態にあっては、帯状基体1
に設けられた樋片6の存在により、自動車のルーフパネ
ル上に落下した雨水は、シールドガラスのアッパー側に
位置する樋片6内に流れ込んで、両サイド側に位置する
樋片6から下方に排水されることとなる。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、従来のファスナーにあっては、帯状基体1の
側面に設けられた樋片6の存在により、雨水を効率よく
下方に排水できる利点を有するが、該樋片6を設けたこ
とに起因して、帯状基体1の下端縁に底壁片3を積極的
に延設して、該底壁片3の先端部にモール側の脚部を係
止する係止片4を立設し、且つ該係止片4と一定の間隔
をおいて挾圧片5をも更に立設する構成となっているの
で、ファスナー全体は勿論であるが、特に底壁片3側の
剛性が徒に高くなってしまう嫌いがあった。
この為、従来にあって、ファスナーの帯状基体1を、自
動車窓枠を画成するパネルのコーナー部や、湾曲状を呈
するアッパー部又はサイド部に固着する場合には、特に
この底壁片3の剛性により、ファスナーをコーナー部や
湾曲状アッパー部等の曲線形状に追随させて固着するこ
とができないので、帯状基体1がパネルの立上り部面か
ら不用意に剥離して、モールの取付状態が極めて不安定
となるばかりか、外観上の美感を著しく害する等の大き
な問題点を有していた。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、斯る従来の課題を有効に解決するた
めに開発されたもので、自動車窓枠を画成するパネルの
立上り部に固着される帯状基体を備え、該帯状基体の一
端縁に、パネルの段部面に当接する底壁片を一体に延設
して、該底壁片の先端部に、モール側の脚部を係止する
係止片と挾圧片を立設する一方、帯状基体の側面に樋片
を一体に有する合成樹脂製ファスナーを前提として、上
記底壁片に溝部を連続して形成し、該溝部内に芯線材を
嵌着する構成を採用した。
「作用」 依って、本考案にあっても、従来ファスナーと同様な状
態をもってパネルに固着すれば、モールをウインドシー
ルドガラスの周縁に連続して取り付けられることは勿論
であるが、特に剛性の高い底壁片に溝部を形成して、該
溝部内に芯線材を嵌着する構成を採用しているので、該
溝部内に嵌着された芯線材の形状により、剛性の高い底
壁片を含めたファスナー全体の形状を任意に曲げること
が可能となる。
従って、例えファスナーの帯状基体を、パネルのコーナ
ー部や湾曲状を呈するアッパー部等に固着する場合にあ
っても、溝部内に嵌着された芯線材により、底壁片を含
めたファスナー全体をコーナー部やアッパー部等の曲線
形状と相似する形状に曲げれば、帯状基体を各部の曲線
形状に追随させて、確実に固着することが可能となるの
で、従来の如く、帯状基体がパネルの立上り部面から不
用意に剥離して、モールの取付状態が不安定となった
り、外観上の美感を著しく害する等の心配が全くなくな
る。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳述すれ
ば、該実施例に係るファスナーも、合成樹脂の一体成形
品で、第1図に示す如く、自動車窓枠を画成するパネル
の立上り部に固着される帯状基体11を備え、該帯状基体
11の上端縁に、パネルの折曲面を保護するリップ片12を
形成し、帯状基体11の下端縁に、パネルの段部面に当接
する底壁片13を一体に延設して、該底壁片13の先端部
に、モール側の脚部を係止する係止片14と挾圧片15を一
定の間隔をおいて立設する一方、帯状基体11の側面と挾
圧片15間に樋片16を一体に架設する構成となっている。
そして、本実施例にあっては、樋片16の下方に存在する
空間17を利用して、上記底壁片13に該空間17内に突出す
る断面C字状の溝部18を連続して形成して、該溝部18内
に金属ワイヤ等からなる変形可能な芯線材19を嵌着する
ことを特徴とするものである。
依って、斯る構成のファスナーを用いて、モール20をウ
インドシールドガラス21の周縁に取り付ける場合には、
第2図に示す如く、上記溝部18内に芯線材19を嵌着した
状態を得て、底壁片13をパネルPの段部Pa面に当接させ
ながら、ファスナーの帯状基体11を、両面接着テープ22
を介してパネルPの立上り部Pb面に連続して固着した
後、モール20を保持するクリップ体23の脚部23aを上記
係止片14と挾圧片15間に差し込んで、該クリップ体23の
脚部23aを係止片14に係止することにより、モール20が
ウインドシールドガラス21の周縁に沿って連続して取り
付けられる。
又、斯るモール20の取付状態にあっては、帯状基体11と
挾圧片15間に架設された樋片16の存在により、自動車の
ルーフパネルP上に落下した雨水は、シールドガラス21
のアッパー側に位置する樋片16内に流れ込んで、両サイ
ド側に位置する樋片16から下方に排水されることは言う
までもない。
しかし、本実施例にあっては、既述した如く、特に剛性
の高い底壁片13に断面C字状の溝部18を形成して、該溝
部18内に変形可能な芯線材19を嵌着する構成を採用して
いるので、溝部18内に嵌着された芯線材19を変形する
と、該芯線材19の変形に応じて、剛性の高い底壁片13を
含めたファスナー全体を任意の形状に曲げることが可能
となる。
従って、例えファスナーの帯状基体11を、パネルPのコ
ーナー部や湾曲状を呈するアッパー部等に固着する場合
にあっても、該各部の曲線形状に応じて、溝部18内の芯
線材19を変形して、第3図A・Bに示す如く、底壁片13
を含めたファスナー全体を、コーナー部やアッパー部の
曲線形状と相似する形状に曲げれば、ファスナーの帯状
基体11を両面接着テープ22を介して、各部の曲線形状に
追随させて確実に固着することが可能となるので、帯状
基体11がパネルPの立上り部Pb面から不用意に剥離し
て、モール20の取付状態が不安定となったり、外観上の
美感を著しく害する等の心配が全くなくなる。
尚、上記の実施例にあっては、芯線材19として変形可能
な金属ワイヤを使用したものであるが、本考案はこれに
限定されるものではなく、予め所望の曲げ形状に成形さ
れた合成樹脂製の芯線材等を使用することも実施に応じ
任意である。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、剛性の高い底壁片に溝部を連続
して形成して、該溝部内に芯線材を嵌着することを特徴
とするものであるから、例えファスナーの帯状基体を、
パネルのコーナー部や湾曲状を呈するアッパー部等に固
着する場合にあっても、溝部内に嵌着された芯線材によ
り、底壁片を含めてファスナー全体をコーナー部やアッ
パー部等の曲線形状と相似する形状に曲げることが可能
となるので、帯状基体をコーナー部や湾曲状アッパー部
等の曲線形状に追随させて確実に固着できることとなっ
た。
従って、本考案にあっては、従来の如く、パネル側の曲
線形状に起因して、帯状基体がパネルの立上り部面から
不用意に剥離し、モールの取付状態が頗る不安定となっ
たり、外観上の美感を著しく害する等の心配が全くなく
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るファスナーを示す分解要
部斜視図、第2図はモールの取付状態を示す要部断面
図、第3図A・Bは底壁片を含めてファスナー全体を曲
げた状態を示す説明図、第4図は従来のファスナーを示
す要部斜視図である。 11……帯状基体、13……底壁片、14……係止片、15……
挾圧片、16……樋片、18……溝部、19……芯線材、20…
…モール、21……ウインドシールドガラス、23……クリ
ップ体、P……パネル、Pa……段部、Pb……立上り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車窓枠を画成するパネルの立上り部に
    固着される帯状基体を備え、該帯状基体の一端縁に、パ
    ネルの段部面に当接する底壁片を一体に延設して、該底
    壁片の先端部に、モール側の脚部を係止する係止片と挾
    圧片を立設する一方、帯状基体の側面に樋片を一体に有
    する合成樹脂製ファスナーであって、上記底壁片に溝部
    を連続して形成し、該溝部内に芯線材を嵌着するように
    構成したことを特徴とするガラスモールの取付用ファス
    ナー。
JP6623289U 1989-06-08 1989-06-08 ガラスモールの取付用ファスナー Expired - Lifetime JPH0750250Y2 (ja)

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JP6623289U JPH0750250Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 ガラスモールの取付用ファスナー

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JP6623289U JPH0750250Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 ガラスモールの取付用ファスナー

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Publication Number Publication Date
JPH035615U JPH035615U (ja) 1991-01-21
JPH0750250Y2 true JPH0750250Y2 (ja) 1995-11-15

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JP6623289U Expired - Lifetime JPH0750250Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 ガラスモールの取付用ファスナー

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