JPH0636975Y2 - ウインドモール - Google Patents

ウインドモール

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JPH0636975Y2
JPH0636975Y2 JP1988005468U JP546888U JPH0636975Y2 JP H0636975 Y2 JPH0636975 Y2 JP H0636975Y2 JP 1988005468 U JP1988005468 U JP 1988005468U JP 546888 U JP546888 U JP 546888U JP H0636975 Y2 JPH0636975 Y2 JP H0636975Y2
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JP
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vehicle body
body panel
window glass
leg
rain gutter
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JP1988005468U
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賢次 片山
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Inoac Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車の窓ガラス周囲に装着するウインドモ
ールに関し、特には雨樋機能を持たせたウインドモール
に関する。
(従来技術) 通常自動車の屋根両側部には雨水を流すための雨樋部が
設けてられているが、前後部の窓ガラス面に連なる部分
には雨樋部が設けられていなく、屋根に降った雨の一部
は前後面の窓ガラス上を伝って流下する。特に車両の走
行時には、この雨水が風圧によって後方に流れ、後部窓
ガラス上を流下する。この雨水の窓ガラス上の流下は車
内後写鏡による後方確認を妨げるものであり、その改善
が従来より望まれている。
その解決手段の一つとして、実開昭55-36037号の如く車
体と窓ガラスとの接合部を隠蔽するウインドモールに、
屋根側に突出する突条を設け、屋根からの雨水を突条に
よって構成される溝部で受ける考案が提案されている。
しかしこの構造は車体に突起部を有することとなり安全
上好ましくなく、また平常の走行時においては該突起部
による風切音が発生しやすい等実用上難点を有してい
る。
他方、近年前部および後部窓は窓ガラスを構造用接着剤
で車体パネルに接着固定する構造が多用されており、ウ
インドモールも前記窓ガラスと車体パネルとの隙を隠蔽
する外装部とその下面から垂下した取付用脚とからなる
のもが多用される傾向にある。その取付構造は取付用脚
を窓ガラスと車体パネル間の隙に圧入し、脚先端を窓ガ
ラス固着用の接着剤中に埋入して固定するものである。
本案出願人はこの外装部と取付用脚とからなるモールに
おいて、その車体パネル側脚側面に略U字状の溝を形成
するひれ条片を立設し、モールを窓ガラス周縁に取付け
ることによって雨樋部を構成するようにしたモールを実
願昭62-118732号として提案した。
(考案が解決しようとする課題) ところで前述の窓ガラス取付構造にあっては窓ガラスの
周囲に環状の隙ができるため、前記ウインドモールは窓
ガラス上部から両側部にわたって一つのモールで構成
し、その雨樋部をトランクリッド下に導くのが好まし
い。
ところで窓ガラスは通常角部が曲形状とはなっているも
のの略長方形であるため、モールの装着に際して窓ガラ
ス上部側端角部において所定の曲形状に屈曲させる必要
がある。
しかし脚を軸としてモールを曲げた場合、外周となるひ
れ条片には伸長力が作用するもののひれ条片自体による
その抑止作用のため、ひれ条片が上方のウインドモール
外装部側(窓ガラス側)へ倒れるように変形し、窓ガラ
スの角部においては雨樋部が狭窄となるとともに該ひれ
条片と車体パネルとの間に隙が生じ易くなることが判明
した。
(課題を解決するための手段) よって本案は、雨樋部を有する自動車用ウインドモール
において、窓ガラスの角部でも雨樋部が殆ど狭窄になら
ず、しかも車体パネルの曲面により良く適合できる新規
な構造のウインドモールを提供しようとするもので、そ
の要旨とするところは、外装部と該外装部下面から延び
る取付用脚とからなるウインドモールにおいて、脚の車
体パネル側側面から車体パネルに向かう板状部をウイン
ドモールの長手方向に沿って立設するとともに、該板状
部の先端には、下方へ延びる雨樋狭窄防止用突条と、前
記脚、板状部および雨樋狭窄防止用突条よりも柔らかい
材質からなる上方へ伸びるひれ条片とを一体に設けて、
前記脚の車体パネル側側面と板状部とひれ条片とで上方
に拡開した雨樋部を構成した構造にある。
(作用) 窓ガラスと車体パネルとの隙に取付用脚を圧入するに際
し、角部以外の略直線部分においては脚に設けた係止片
による係止に加え、上方に拡開した雨樋部のひれ条片が
車体パネルに圧接してモールを所定の姿勢に保持しなが
ら雨樋を構成する。
一方、窓ガラス角部の曲部においては、その角部に沿っ
てウインドモールが曲げられる際に雨樋部を外周側へ変
形させるため、雨樋部を構成する上方に拡開したひれ条
片は前述の如く外装部側、すなわち窓ガラス側(車体か
ら離れる方向)へ倒れて変形しようとする。
しかし、前記板状部先端からひれ状片とは反対の下方向
に伸びる雨樋狭窄防止用突条には、前記ウインドモール
の曲げにより下方の脚の側面方向へ向かって倒れ込もう
とする変形力が加わり、この雨樋狭窄防止用突条の設け
られている板状部を下方へ引っ張ろうとする。そのた
め、前記板状部先端から上方に向けて設けられているひ
れ条片にも、板状部を介して下方へ引っ張る力が加わ
り、その下方への引っ張り力により、前記ひれ条片のウ
インドモール外装部側(窓ガラス側)への変形が抑制さ
れ、角部の雨樋部が狭窄になるのが防止される。
さらに、前記ひれ条片がウインドモール外装部側(窓ガ
ラス側)へ変形するのが防止される結果、ひれ条片と車
体パネル間の隙間が生じにくくなり、加えて雨樋狭窄防
止用突条による下方への引っ張り力が大なる場合には、
該ひれ条片は下方へ強く引張られて車体パネルにより良
く密着することとなる。
しかも前記ひれ条片は、脚、板条部および雨樋狭窄防止
用突条よりも柔らかい材質からなるため、窓ガラスの角
部ではひれ条片が伸長して車体パネルの曲面により良く
適合し、車体パネルとひれ条片間の隙間が一層少なくな
って良好な美感が得られる。
(実施例) 次に本考案を実施例に基き説明する。
第1図は本案第1実施例に係るウインドモールMの断面
図であり、第2図は第1実施例のウインドモールを窓ガ
ラスと車体パネルの隙に装着した状態の断面図である。
第3図は自動車の後部窓の斜視図である。
ウインドモールMは外装部10と、該外装部下面から延び
る取付用脚20と、車体パネル40側の脚側面に一体に形成
された雨樋部30と、雨樋狭窄防止用突条32とからなる。
外装部10は窓ガラス50の周縁上面に係止して、窓ガラス
50周縁を保護および装飾する部分であり、窓ガラス上面
に弾力的に係止するよう上方に湾曲した略半月状又は三
日月状としてある。なお好ましくは窓ガラスに当接する
窓ガラス側端部を外装部主体より柔かいプラスチックで
構成しておくのがよい。
脚20は窓ガラス50と車体パネル40との隙に装入または圧
入されることにより、その先端が窓ガラス50と車体パネ
ル40との固着用接着剤60中に埋入され、モールMを所定
の姿勢を保って保持するものであり、その窓ガラス側に
は窓ガラス端部下にもぐり込み係止する窓ガラス側係止
片21を脚を折返すように一体に形成し、他方の車体パネ
ル側には脚先端またはその近傍から略直角に延びる車体
パネル側係止片22を一体に連接形成してある。なお窓ガ
ラス側係止片21を脚主体20と同一の比較的硬いプラスチ
ックにて形成し、車体パネル側係止片22を前記脚主体等
より相対的に柔かいプラスチックで形成するのがモール
装着上特には窓ガラス角部において曲げながら装着する
上で好ましい。
雨樋部30は車体パネル側の脚側面から車体パネルに向っ
て立設した板状部31、その先端から上方に延びるひれ条
片33とからなって、上方に拡開した形状になっている。
ひれ条片33は、先端に行くに従って薄肉とすると共に脚
側面より離隔するように設けてあり、モールを装着した
とき、前記板状部31と脚側面およびこのひれ条片33によ
って上方に拡開する略U字状の溝34を形成するようにし
てある。
また、前記板条部31の先端には、下方に伸びる雨樋狭窄
防止用突条32が設けられている。この雨樋狭窄防止用突
条32は前記ひれ条片33の反対側に設けられており、窓ガ
ラス角部においてモールMが曲げられたとき、ひれ条片
33の上方への倒れ込みを該突条32の下方への倒れ込み作
用によって抑制若しくは逆向の力を与え、ひれ条片33先
端が車体パネル40の密着するように作用させるものであ
る。
なお、この雨樋狭窄防止用突条32の作用を大ならしめる
ために、第1図に示す如く前記板状部31と雨樋狭窄防止
用突条32を脚主体20と同じく比較的硬いプラスチックか
ら形成し、ひれ条片33を相対的に軟いプラスチックで形
成しておく。また雨樋狭窄防止用突条32による下方への
引込み作用を付勢するために、板状部31を脚主体20から
僅かに下方に向けて立設し、モールを曲げたとき雨樋狭
窄防止用突条32を有する板状部31の一端が下方へ変形し
易いようにしても良い。
第2図に本案ウインドモールMの装着状態断面を示す。
図示する如く窓ガラス50と車体パネル40との隙に脚を圧
入することにより、脚先端が接着剤60中に埋入するとと
もに窓ガラス側係止片21がガラス端部に係止し、更に車
体パネル側係止片22の車体パネル40に対する当接反力に
より前記窓ガラス側係止片21の係止が強化される。一方
雨樋部30においてはひれ条片33が車体パネル40に当接し
て起立し、脚20との間に略U字状の雨樋溝34を構成す
る。そして窓ガラス角部の曲形状に沿って装着した場合
にも前述の如く各部が作用するためひれ条片33は窓ガラ
スと車体パネル間の隙に隙を生ずることなく装着される
こととなる。
本案ウインドモールを構成するプラスチックとしては一
つの材料にて可塑剤等の添加量を変えることにより、そ
の硬度、剛性等を自由に調節可能なピリ塩化ビニルが好
適である。たとえば、脚主体20と板状部31と雨樋狭窄防
止用突条32部分を可塑剤量の少ないポリ塩化ビニルで構
成し、一方ひれ条片33を前記脚主体20等よりも可塑剤量
の多いポリ塩化ビニルで構成するのである。もちろん、
本案ウインドモールを構成するプラスチックは、ポリ塩
化ビニルに限るものではない。
図中11は外装部10の表面に貼着した装飾フィルムまたは
金属箔等の装飾体であり、必要に応じて貼着される。ま
た23は脚20に埋設された金属箔等の芯材であり、モール
Mを曲げる場合の中心軸となる様剛性を付与するもので
ある。
(効果) 本案は以上の如く、ウインドモールの車体パネル側脚側
面から車体パネルに向かう板状部をウインドモールの長
手方向に沿って立設するとともに、該板状部の先端に
は、下方へ伸びる雨樋狭窄防止用突条と、前記脚、板状
部および雨樋狭窄防止用突条よりも柔らかい材質からな
る上方へ伸びるひれ条片とを一体に設けてなるため、窓
ガラス角部の曲形状に沿って装着しても雨樋部が殆ど狭
窄となることがない。これにより窓部において上部から
両側部にかけて一つのモールにより雨樋を構成すること
ができると共にモールの装着も容易となったのである。
さらに、本案のウインドモールは、前記構造のため車体
パネルの曲面により良く適合してひれ条片と車体パネル
間の隙間を無くすことができ、車両の美観を向上せしめ
ることもできたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る第1実施例の断面図、第2図はそ
の装着状態を示す断面図である、第3図は自動車の後部
窓の斜視図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装部と該外装部下面から延びる取付用脚
    とからなるウインドモールにおいて、脚の車体パネル側
    側面から車体パネルに向かう板状部をウインドモールの
    長手方向に沿って立設するとともに、該板状部の先端に
    は、下方へ伸びる雨樋狭窄防止用突条と、前記脚、板状
    部および雨樋狭窄防止用突条よりも柔らかい材質からな
    る上方へ伸びるひれ条片とを一体に設けて、前記脚の車
    体パネル側側面と板状部とひれ条片とで上方に拡開した
    雨樋部を構成したことを特徴とするウインドモール。
JP1988005468U 1987-09-22 1988-01-20 ウインドモール Expired - Lifetime JPH0636975Y2 (ja)

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JP1988005468U JPH0636975Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 ウインドモール
US07/525,214 US4974901A (en) 1987-09-22 1990-05-21 Window molding

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JPH01109422U JPH01109422U (ja) 1989-07-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6254810U (ja) * 1985-09-26 1987-04-04
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