JPH0732191Y2 - 車両用モールディング - Google Patents

車両用モールディング

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JPH0732191Y2
JPH0732191Y2 JP1989038655U JP3865589U JPH0732191Y2 JP H0732191 Y2 JPH0732191 Y2 JP H0732191Y2 JP 1989038655 U JP1989038655 U JP 1989038655U JP 3865589 U JP3865589 U JP 3865589U JP H0732191 Y2 JPH0732191 Y2 JP H0732191Y2
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JP
Japan
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molding
lip
vehicle
vehicle body
shield lip
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Application number
JP1989038655U
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JPH02128616U (ja
Inventor
敏樹 三日市
稔 嶋津
晃 遠山
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、自動車等車両の窓ガラスの様な板状部品を
車体に取付ける場合の隙間を覆うモールディングに関す
る。
(従来の技術) 一般に、車体に窓ガラス(ウインドウプレート)のよう
な板状部品を取付ける場合液状の接着剤を用いて接着す
る際に、その外周縁と車体(ルーフ又はピラー)パネル
との隙間にポリ塩化ビニール(PVC)、酢酸ビニル(PV
A)またはアイオノマー等の軟質合成樹脂製のモールデ
ィングを装着し装飾とシールを兼備させ隙間を防ぐよう
にしている(実開昭59-51611号公報参照)。
第7図は従来のモールディングの断面構造であって第2
図のA-A断面を示す。第2図において車体1は後部にリ
ヤウインドウプレート2を取付けてあり、その周縁部に
モールディング3を装着してある。横断面を示す第7図
において、プレート2と車体パネル4の隙間に装着され
るモールディング3は、隙間を覆う肉厚の頭部5と、こ
の頭部5から車体パネル4側にかつ裏面側に斜めに稍長
くかつ肉薄で延びる舌片状リップであって本体より軟質
に作られているシールドリップ6と、頭部5の裏面から
下方に突出するように延びる肉厚の脚部7と、脚部7の
下端からプレート2側に水平に延びる肉厚の保持部8
と、同じく下端から車体パネル側にかつ、シールドリッ
プの裏面側に向けて斜めに稍短かくかつ肉薄で延び車体
パネル段差部9に当接するリップ状当接部10と、頭部裏
面からプレート収容溝11内に斜めに短くかつ肉薄で延び
プレート2の外周縁(端面)に当接するリップ状当接部
12とからなり、頭部5と脚部7と保持部8はプレートを
保持できる略コ字形状となる断面を呈するように押し出
し成形により作られている。
従来は、このような形状の一様断面の長尺物を適宜、プ
レート外周の長さに切断し、収容溝11でプレート2の外
周縁を収容するようにプレート2の外周縁に沿って連続
して巻き付けて仮固着しコーナ部分では曲げてこのモー
ルディング3に沿って前記プレート2の裏面に液状の接
着剤13を塗布して、車体パネル4に接着剤13にて接着し
て取付け、プレートとパネル両者の隙間をモールディン
グ3で覆い隠すことにより装飾及びシールの役目をさせ
ていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のものは、プレート2の
コーナ部分(第2図の4隅)でその曲率半径を造形状の
要請等で小さく設定しようとした場合その曲率半径に合
わせて曲げようとすると、モールディング3は、第7図
に示すように曲げモーメントの中立線XXより曲げの外側
(図中右)に位置し、車体パネル4側にかつ裏面側に傾
斜して延びるシールドリップ6には引張り応力が働くた
め、このシールドリップ6は軟質であっても曲げ半径増
大分ほど延びず、内側(図中下)に引張られるように鎖
線の自由状態から実線の状態に変形してしまうという欠
点があった。
また、このとき同時に下方のリップ状の当接部10も鎖線
から実線の状態に、つまり内側に変形するが、この当接
部10はリップ6に比べて車体パネル方向の出っぱり量、
つまり突出長さが短かいためその落込み倒れはそれほど
大きくなく余り問題にならないものであった。
前述の、シールドリップ6の落込み又は巻込み(倒れと
もいう)変形コーナ部分で局部的に生ずると、モールデ
ィング3のコーナー部分のみが浮き上がってしまい一般
部分との間で隙間が発生してしまうという問題点があっ
た。
以上の課題に対して本考案者は、モールディングのコー
ナ組付部のリップの変形又は挙動を検討しリップの落込
みを支える支持突条を設けることに想到した。
この考案は、以上に述べた課題を解決するために有効な
モールディングを提供することを目的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案は、前記目的を達成するため、角部を有する板
状部品の外周縁と車体パネルとの隙間をおおう頭部と、
この頭部の裏面から車内側に向って延びる脚部とを有す
る合成樹脂製の長尺なモールディングにおいて、前記頭
部から車体パネル側にかつ車内側に向け斜めに延びる薄
肉のシールドリップが形成され、前記脚部の前記シール
ドリップよりも車内側から車体パネル側にかつ車外側に
向って斜めに延びる支持突条が形成され、この支持突条
は前記シールドリップの先端位置より短くかつモールデ
ィングを曲折した際に先端部がシールドリップの裏面に
当接する長さに設けられていることを要旨とする。
(作用) モールディングを取付けるべくプレートの外周縁の曲率
半径に沿って曲げると、シールドリップはその先端には
大きな引張り応力が働くため内側に曲って落込み又は巻
込み変形しようとするが、そのとき支持突条がシールド
リップの裏面側に回転変位してシールドリップ裏面と当
接して支持しシールドリップの変形を防止する役割を果
すのでシールドリップの落込み又は巻込みが防止され
る。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第4図により説明
する。
まず、構成を説明する。第1図において、従来の第7図
のものとの相違は支持突条14と1個の芯材15とを設けた
点であり、その他は同一で符号も同一のものを付してあ
る。支持突条14は脚部7の側方からシールドリップ6の
裏面に向って斜めに突出したリップ状肉薄部に構成され
押し出し成形により一体に形成されている。
シールドリップ6と支持突条14とは同質の材料で脚部7
の中立線XX方向に食いこんで一体成形されている。また
材質自体も頭部や脚部の材質に比較して軟質の材料とな
っている。軟質の度合いは、例えば、頭部5及び脚部7
の、いわゆる本体部分の硬度がシヨアAスケールで80と
すれば、シールドリップ6、突条14更には、車体とのリ
ップ状当接部10及びウインドプレート2とのリップ状当
接部12を含む縁部12aの硬度が同スケールで60〜70程度
とするもので、これらの材料は押込み成形時に時間差を
設けて型に押し出し一体的に形成するものである。
そして実線のフリー状態から鎖線のように回転変位した
とき支持突条14は、シールドリップ6の裏面中間位置部
分に当接するだけの長さl2を有している。中立線XXより
先端までの長さl2はほぼシールドリップ6の長さl1の約
半分である。なお、この実施例におけるモールディング
3の高さHは10mm、幅Bは14mm、シールドリップ6の長
さl1(突出量)は7mm、このリップ6の基部6aの厚さは
1.5mm、支持突条14の基部14aの厚さは0.7mm程度であ
る。芯材15は中立線XX上に一体に埋設されたもので、可
撓性があるが伸縮性に乏しい例えばグラスファイバース
トランド材を1本あるいは適宜間隔に複数本(第1図で
は1本のものを示してある)に配置して設けたものであ
る。
次に前記実施例の作用を説明する。第1図のように構成
した長尺なモールディング3を所定の長さに切断してリ
ヤウィンドウプレート2(第2図参照)の外周縁に巻き
つけ、第3図の断面図に示すように車体1に取付けるも
のとする。その場合第4図のようにウインドウプレート
2のコーナ部分の半径Rの曲率半径に沿って曲げると、
第1図の中立線XXでは引張り力も圧縮力も発生せず、XX
線に対し曲げの中心0側で圧縮力、反対側で引張力が発
生する。この結果、第3図の鎖線のフリー状態から実線
の取付け状態に示す如く、シールドリップ6は車内側に
向くように回転変位し、支持突条14は脚部7の側方向
(車外側)に向くように回転変位し、リップ状当接部1
0,12は夫々その内側(先端が中立線XXに近づく方向)に
向くように変形する。これらのうち、シールドリップ6
はl1が長いので大きく内側に曲ろうとするが、支持突条
14の先端がシールドリップ6の裏面側に回転変位してシ
ールドリップ6の裏面に当接するので、シールドリップ
6の大きな変形が抑制される。即ち、第7図に比べて第
3図の実線の状態に変形が少しだけで止められる。よっ
て、接着剤13により接着させた状態での取付関係は、第
3図の実線のように、シールドリップ6がその先端部分
の車内側への回転変位に基づき車体パネル4の外表面に
多少強目に密着し、モールディング3には浮き上がりが
発生しない。その際、当接部10はパネル段差部9に、
又、当接部12はプレート2の外周縁に当接しそれぞれの
力のつり合った所にモールディング3は位置する。
なお、前記実施例においては中立線XX上に芯線15が埋設
されているので、モールディング3全体の引張り強度を
増加でき、しかも曲げに対しては適度の柔らかさを維持
させてリップ等樹脂部の延び及び圧縮変形を許容できる
ものである。但し、芯線15は必ずしも必要なものではな
い。
第5図に他の実施例を示す。この実施例は支持突条16を
中空構造に形成したもので、支持剛性を高め得たもので
ある。
又、第6図には更に他の実施例を示す。この実施例は挿
入式モールディングに適用したものを示す。即ち、ウイ
ンドウプレート2をダム部材17で液状接着剤13の流れを
止め車体パネル4に接着する。接着剤13が硬化しないう
ちにモールディング3を押しこむ。その際コーナ部分の
曲率に沿って曲げるが、シールドリップ6は支持突条18
により内側への曲りによる落込みが防止される。モール
ディング3は挿入後はリップ20がリテーナ19の突起によ
り抜け止めされ、やがて接着剤13が硬化してモールディ
ング3が固定されることになる。
なお、この考案は、以上に述べたウインドウモールディ
ングに限らず、サンルーフなど他の板状部品の取付の際
のモールディングにも適用できる。
[考案の効果] この考案は、以上説明してきたように、シールドリップ
を支持する支持突条を設けることによりモールディング
を曲げたときにコーナ部分でシールドリップの落込み又
は巻込みが防止され、コーナ部分においても浮き上がり
が生じることが少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のモールディングの形状を示す断面
図、第2図はこの考案を適用した自動車の後部斜視図、
第3図は第2図のA-A拡大断面図、第4図は第2図のコ
ーナ要部の拡大斜視図、第5図は他の実施例のモールデ
ィング断面図、第6図は取付方式の異なるモールディン
グに適用したこの考案の他の実施例の断面図、第7図は
従来のモールディングの断面を示す第3図相当の図であ
る。 図面に現われた符号の説明 1……車体、2……リヤウインドウプレート 3……モールディング、4……車体パネル 5……頭部、6……シールドリップ 7……脚部、8……保持部 9……段差部、13……接着剤 14,16,18……支持突条
フロントページの続き (72)考案者 遠山 晃 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−47511(JP,U) 実公 昭58−49847(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】角部を有する板状部品の外周縁と車体パネ
    ルとの隙間をおおう頭部と、この頭部の裏面から車内側
    に向って延びる脚部とを有する合成樹脂製の長尺なモー
    ルディングにおいて、前記頭部から車体パネル側にかつ
    車内側に向け斜めに延びる薄肉のシールドリップが形成
    され、前記脚部の前記シールドリップよりも車内側から
    車体パネル側にかつ車外側に向って斜めに延びる支持突
    条が形成され、この支持突条は前記シールドリップの先
    端位置より短くかつモールディングを曲折した際に先端
    部がシールドリップの裏面に当接し得る長さに設けられ
    ていることを特徴とする車両用モールディング。
JP1989038655U 1989-03-31 1989-03-31 車両用モールディング Expired - Lifetime JPH0732191Y2 (ja)

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JPH02128616U JPH02128616U (ja) 1990-10-23
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Families Citing this family (4)

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JP2576070B2 (ja) * 1991-06-28 1997-01-29 豊田合成株式会社 自動車用ウインドモール
JP2597438B2 (ja) * 1991-10-21 1997-04-09 アイシン化工株式会社 ウインドモール
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JPH02128616U (ja) 1990-10-23

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