JP3132639B2 - 車両用ドアガラスラン - Google Patents
車両用ドアガラスランInfo
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用ドアの窓
枠の内周面に形成されたラン装着溝に嵌込まれて装着さ
れることでドアガラスランを開閉案内する車両用ドアガ
ラスランに関する。
枠の内周面に形成されたラン装着溝に嵌込まれて装着さ
れることでドアガラスランを開閉案内する車両用ドアガ
ラスランに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、窓枠102の
ラン装着溝103に装着されるドアガラスラン111
は、基底部113と、該基底部113の両端から突出さ
れてガラス摺動溝114を構成する両側壁部115と、
該側壁部115の先端から前記ガラス摺動溝114に向
けて延出されたシ−ルリップ116と、前記側壁部11
5の先端から前記窓枠102の内周面に向けて張出され
た装飾リップ117と、をそれぞれ一体に備えるととも
に、軟質合成樹脂によって押出成形された構造のものが
ある。また、実開平2−17420号公報に開示されて
いるような構造、すなわち、基底部と両側壁部とが硬質
弾性体で構成され、弾性リップと装飾リップとが軟質弾
性体で構成されたものが知られている。
ラン装着溝103に装着されるドアガラスラン111
は、基底部113と、該基底部113の両端から突出さ
れてガラス摺動溝114を構成する両側壁部115と、
該側壁部115の先端から前記ガラス摺動溝114に向
けて延出されたシ−ルリップ116と、前記側壁部11
5の先端から前記窓枠102の内周面に向けて張出され
た装飾リップ117と、をそれぞれ一体に備えるととも
に、軟質合成樹脂によって押出成形された構造のものが
ある。また、実開平2−17420号公報に開示されて
いるような構造、すなわち、基底部と両側壁部とが硬質
弾性体で構成され、弾性リップと装飾リップとが軟質弾
性体で構成されたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5の
(A)に示すように、ドアガラスラン111全体が軟質
合成樹脂の押出成形によって構成されたものにおいて
は、図5の(B)に示すように、ドアガラス104が両
シ−ルリップ116に接して差込まれる際、両シ−ルリ
ップ116がガラス摺動溝114の底面(基底部)に向
けて弾性変形されると、そのシ−ルリップ116の弾性
変形に基づいて両側壁部115の先端部付傍がガラス摺
動溝114側に向けて曲げ変形されることがある。前記
両側壁部115の先端部付傍がガラス摺動溝側114に
向けて曲げ変形されると、窓枠102の内周面に対し両
側壁部115先端の装飾リップ117が浮き上がり、当
該部分に隙間Sが発生し、見栄えが悪化されるという問
題点があった。また、基底部と両側壁部とが硬質合成樹
脂より構成されたドアガラスランにおいては、窓枠の内
周面のラン装着溝にドアガラスランを装着する際、窓枠
のコ−ナ部分に沿ってドアガラスランを屈曲変形させる
ことが困難でかつ、装着性が悪くなるという問題点があ
った。
(A)に示すように、ドアガラスラン111全体が軟質
合成樹脂の押出成形によって構成されたものにおいて
は、図5の(B)に示すように、ドアガラス104が両
シ−ルリップ116に接して差込まれる際、両シ−ルリ
ップ116がガラス摺動溝114の底面(基底部)に向
けて弾性変形されると、そのシ−ルリップ116の弾性
変形に基づいて両側壁部115の先端部付傍がガラス摺
動溝114側に向けて曲げ変形されることがある。前記
両側壁部115の先端部付傍がガラス摺動溝側114に
向けて曲げ変形されると、窓枠102の内周面に対し両
側壁部115先端の装飾リップ117が浮き上がり、当
該部分に隙間Sが発生し、見栄えが悪化されるという問
題点があった。また、基底部と両側壁部とが硬質合成樹
脂より構成されたドアガラスランにおいては、窓枠の内
周面のラン装着溝にドアガラスランを装着する際、窓枠
のコ−ナ部分に沿ってドアガラスランを屈曲変形させる
ことが困難でかつ、装着性が悪くなるという問題点があ
った。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、側壁部の先端寄り部分の曲げ変形を防止して窓枠内
周面に対する装飾リップの浮上がりによる見栄え悪化を
解消するとともに、窓枠の内周面のコ−ナ部に沿って良
好に屈曲変形させて装着することができる車両用ドアガ
ラスランを提供することである。
み、側壁部の先端寄り部分の曲げ変形を防止して窓枠内
周面に対する装飾リップの浮上がりによる見栄え悪化を
解消するとともに、窓枠の内周面のコ−ナ部に沿って良
好に屈曲変形させて装着することができる車両用ドアガ
ラスランを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る車両用ドアガラスランは、車
両用ドアの窓枠の内周面に形成されたラン装着溝に嵌込
まれて装着されるドアガラスランであって、基底部と、
該基底部の両端から突出されてガラス摺動溝を構成する
両側壁部と、該側壁部の先端から前記ガラス摺動溝に向
けて延出されたシ−ルリップと、前記側壁部の先端から
前記窓枠の内周面に向けて張出された装飾リップと、前
記両側壁部の外側面の基端部寄りに突設されかつ前記ラ
ン装着溝に嵌込まれたときに、そのラン装着溝のほぼ中
間部に係合して抜止めをなす抜止め片と、をそれぞれ一
体に備えるとともに、屈曲性にすぐれる軟質合成樹脂に
よってガラスラン本体が成形され、前記ガラスラン本体
の側壁部には、前記抜止め片の先端に対応する位置から
前記側壁部の先端までの間の側壁部分において硬質合成
樹脂よりなる側壁補強部が設けられ、前記基底部、前記
シ−ルリップ、前記装飾リップ及び前記側壁部を一体に
備えた前記ガラスラン本体は、前記側壁補強部が設けら
れている部分を除く全ての部分が前記軟質合成樹脂がも
つ屈曲性を有している。
に、請求項1の発明に係る車両用ドアガラスランは、車
両用ドアの窓枠の内周面に形成されたラン装着溝に嵌込
まれて装着されるドアガラスランであって、基底部と、
該基底部の両端から突出されてガラス摺動溝を構成する
両側壁部と、該側壁部の先端から前記ガラス摺動溝に向
けて延出されたシ−ルリップと、前記側壁部の先端から
前記窓枠の内周面に向けて張出された装飾リップと、前
記両側壁部の外側面の基端部寄りに突設されかつ前記ラ
ン装着溝に嵌込まれたときに、そのラン装着溝のほぼ中
間部に係合して抜止めをなす抜止め片と、をそれぞれ一
体に備えるとともに、屈曲性にすぐれる軟質合成樹脂に
よってガラスラン本体が成形され、前記ガラスラン本体
の側壁部には、前記抜止め片の先端に対応する位置から
前記側壁部の先端までの間の側壁部分において硬質合成
樹脂よりなる側壁補強部が設けられ、前記基底部、前記
シ−ルリップ、前記装飾リップ及び前記側壁部を一体に
備えた前記ガラスラン本体は、前記側壁補強部が設けら
れている部分を除く全ての部分が前記軟質合成樹脂がも
つ屈曲性を有している。
【0006】また、請求項2の発明に係る車両用ドアガ
ラスランは、請求項1に記載の車両用ドアガラスランで
あって、側壁補強部は、ガラスラン本体の側壁部の内外
面のうち、少なくとも一側面に層状に設けられている。
ラスランは、請求項1に記載の車両用ドアガラスランで
あって、側壁補強部は、ガラスラン本体の側壁部の内外
面のうち、少なくとも一側面に層状に設けられている。
【0007】請求項3の発明に係る車両用ドアガラスラ
ンは、請求項1に記載の車両用ドアガラスランであっ
て、側壁補強部は、ガラスラン本体の側壁部の内側面か
ら外側面にわたって設けられている。
ンは、請求項1に記載の車両用ドアガラスランであっ
て、側壁補強部は、ガラスラン本体の側壁部の内側面か
ら外側面にわたって設けられている。
【0008】したがって、ガラスラン本体が屈曲性にす
ぐれる軟質合成樹脂によって構成されるため、窓枠のコ
−ナ部に沿ってガラスランが容易にかつ良好に屈曲変形
され、同窓枠のラン装着溝にガラスランが装着不良なく
良好に装着される。この際、前記両側壁部の外側面の基
端部寄りに突設された抜止め片がラン装着溝のほぼ中間
部に係合して抜止めをなす。また、ガラスラン本体は、
その側壁部の先端寄り部分、すなわち、前記抜止め片の
先端に対応する位置から同側壁部の先端までの間の側壁
部分において設けられた側壁補強部によって剛性が高め
られることで、軟質合成樹脂がもつ屈曲性を維持しなが
ら前記側壁部がガラス摺動溝側に向けて不測に曲げ変形
されることを防止することができる。
ぐれる軟質合成樹脂によって構成されるため、窓枠のコ
−ナ部に沿ってガラスランが容易にかつ良好に屈曲変形
され、同窓枠のラン装着溝にガラスランが装着不良なく
良好に装着される。この際、前記両側壁部の外側面の基
端部寄りに突設された抜止め片がラン装着溝のほぼ中間
部に係合して抜止めをなす。また、ガラスラン本体は、
その側壁部の先端寄り部分、すなわち、前記抜止め片の
先端に対応する位置から同側壁部の先端までの間の側壁
部分において設けられた側壁補強部によって剛性が高め
られることで、軟質合成樹脂がもつ屈曲性を維持しなが
ら前記側壁部がガラス摺動溝側に向けて不測に曲げ変形
されることを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) この発明の実施の形態1を図1と図2にしたがって説明
する。図1と図2において、車両用ドア1の窓枠2の内
周面には、ラン装着溝3が凹設され、該ラン装着溝3に
は、ドアガラス4を開閉案内するためのドアガラスラン
11が嵌込みによって装着される。
する。図1と図2において、車両用ドア1の窓枠2の内
周面には、ラン装着溝3が凹設され、該ラン装着溝3に
は、ドアガラス4を開閉案内するためのドアガラスラン
11が嵌込みによって装着される。
【0010】前記ドアガラスラン11は、ガラスラン本
体12と側壁補強部21とを一体に備えている。ガラス
ラン本体12は、ラン装着溝3の底面に沿う基底部13
と、該基底部13の幅方向両端から対向状に突出されて
ガラス摺動溝14を構成する両側壁部15と、該両側壁
部15の先端からガラス摺動溝14に向けてそれぞれ延
出され、ドアガラス4の内外面に当接するシ−ルリップ
16と、前記両側壁部15の先端から窓枠2の内周面に
向けて張出された内外の装飾リップ17と、をそれぞれ
一体状に備えている。さらに、前記両側壁部15の外側
面の基端部寄りには、ラン装着溝3内に嵌込まれたとき
に、そのラン装着溝3のほぼ中間部に設けらた段差部に
係合して抜止めをなす抜止め片18が突設されている。
さらに、前記ガラスラン本体12は屈曲性にすぐれる軟
質合成樹脂、例えば、JIS・A硬度で65度前後の硬
度をもつ軟質熱可塑性エラストマによって押出成形され
ている。
体12と側壁補強部21とを一体に備えている。ガラス
ラン本体12は、ラン装着溝3の底面に沿う基底部13
と、該基底部13の幅方向両端から対向状に突出されて
ガラス摺動溝14を構成する両側壁部15と、該両側壁
部15の先端からガラス摺動溝14に向けてそれぞれ延
出され、ドアガラス4の内外面に当接するシ−ルリップ
16と、前記両側壁部15の先端から窓枠2の内周面に
向けて張出された内外の装飾リップ17と、をそれぞれ
一体状に備えている。さらに、前記両側壁部15の外側
面の基端部寄りには、ラン装着溝3内に嵌込まれたとき
に、そのラン装着溝3のほぼ中間部に設けらた段差部に
係合して抜止めをなす抜止め片18が突設されている。
さらに、前記ガラスラン本体12は屈曲性にすぐれる軟
質合成樹脂、例えば、JIS・A硬度で65度前後の硬
度をもつ軟質熱可塑性エラストマによって押出成形され
ている。
【0011】前記ガラスラン本体12の両側壁部15の
先端寄り部分、すなわち、図1の(A)及び(B)に示
すように、抜止め片18の先端に対応する位置から同側
壁部15の先端までの間の側壁部分において、その内外
両側面のうち、ガラス摺動溝14がある内側面には、側
壁補強部21が両側壁部15の内側面と同一面をなして
層状に設けられている。前記側壁補強部21は、両シ−
ルリップ16の間にドアガラス4が差込まれたときに両
側壁部15がガラス摺動溝14側へ曲げ変形されること
がないようにこれら両側壁部15の先端寄り部分を補強
するものであり、硬質合成樹脂、例えばJIS・D硬度
で50度前後の硬度をもつ硬質熱可塑性エラストマ、オ
レフィン系樹脂等よりなり、ガラスラン本体12の押出
成形と同時に共押出しによって一体成形されている。
先端寄り部分、すなわち、図1の(A)及び(B)に示
すように、抜止め片18の先端に対応する位置から同側
壁部15の先端までの間の側壁部分において、その内外
両側面のうち、ガラス摺動溝14がある内側面には、側
壁補強部21が両側壁部15の内側面と同一面をなして
層状に設けられている。前記側壁補強部21は、両シ−
ルリップ16の間にドアガラス4が差込まれたときに両
側壁部15がガラス摺動溝14側へ曲げ変形されること
がないようにこれら両側壁部15の先端寄り部分を補強
するものであり、硬質合成樹脂、例えばJIS・D硬度
で50度前後の硬度をもつ硬質熱可塑性エラストマ、オ
レフィン系樹脂等よりなり、ガラスラン本体12の押出
成形と同時に共押出しによって一体成形されている。
【0012】この実施の形態1は上述したように構成さ
れる。したがって、ガラスラン本体12は屈曲性にすぐ
れる軟質合成樹脂によって構成されるため、窓枠2のラ
ン装着溝3にドアガラスラン11を装着する場合、図2
に示すように、窓枠2の各コ−ナ部分2aに沿ってドア
ガラスラン11が容易にかつ良好に屈曲変形されながら
ラン装着溝3にドアガラスラン11が嵌込まれること
で、図1の(A)に示すように、前記ドアガラスラン1
1は、その両側壁部15の基端部の抜止め片18がラン
装着溝3の段差部に確実に係合し、両側壁部15の先端
部の装飾リップ17が窓枠2の内周面に隙間なく当接し
て良好に装着される。
れる。したがって、ガラスラン本体12は屈曲性にすぐ
れる軟質合成樹脂によって構成されるため、窓枠2のラ
ン装着溝3にドアガラスラン11を装着する場合、図2
に示すように、窓枠2の各コ−ナ部分2aに沿ってドア
ガラスラン11が容易にかつ良好に屈曲変形されながら
ラン装着溝3にドアガラスラン11が嵌込まれること
で、図1の(A)に示すように、前記ドアガラスラン1
1は、その両側壁部15の基端部の抜止め片18がラン
装着溝3の段差部に確実に係合し、両側壁部15の先端
部の装飾リップ17が窓枠2の内周面に隙間なく当接し
て良好に装着される。
【0013】前記窓枠2のラン装着溝3にドアガラスラ
ン11が装着された状態において、図1の(B)に示す
ように、ドアガラス4の閉じ動作に基づいて、同ドアガ
ラス4がドアガラスラン11の両シ−ルリップ16に接
して差込まれる際、これら両シ−ルリップ16がドアガ
ラス4の内外面にそれぞれ当接しながらガラス摺動溝1
4の底面に向けて弾性変形される。
ン11が装着された状態において、図1の(B)に示す
ように、ドアガラス4の閉じ動作に基づいて、同ドアガ
ラス4がドアガラスラン11の両シ−ルリップ16に接
して差込まれる際、これら両シ−ルリップ16がドアガ
ラス4の内外面にそれぞれ当接しながらガラス摺動溝1
4の底面に向けて弾性変形される。
【0014】一方、両側壁部15の先端部近傍は、硬質
合成樹脂よりなる側壁補強部21によって剛性が高めら
れているため、前記シ−ルリップ16の弾性変形によっ
て両側壁部15がガラス摺動溝14側に向けて曲げ変形
されることが防止される。この結果、窓枠2の内周面に
対し装飾リップ17が浮き上がって見栄えが悪化される
という不具合が解消される。
合成樹脂よりなる側壁補強部21によって剛性が高めら
れているため、前記シ−ルリップ16の弾性変形によっ
て両側壁部15がガラス摺動溝14側に向けて曲げ変形
されることが防止される。この結果、窓枠2の内周面に
対し装飾リップ17が浮き上がって見栄えが悪化される
という不具合が解消される。
【0015】(実施の形態2) 次に、この発明の実施の形態2を図3にしたがって説明
する。この実施の形態2においては、ガラスラン本体1
2の両側壁部15の先端寄り部分の内外両側面のうち、
ラン装着溝3に対向する側の外側面に硬質合成樹脂より
なる側壁補強部21が共押出しによって層状に設けられ
たものである。その他の構成は実施の形態1と同様にし
て構成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記
してその説明は省略する。
する。この実施の形態2においては、ガラスラン本体1
2の両側壁部15の先端寄り部分の内外両側面のうち、
ラン装着溝3に対向する側の外側面に硬質合成樹脂より
なる側壁補強部21が共押出しによって層状に設けられ
たものである。その他の構成は実施の形態1と同様にし
て構成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記
してその説明は省略する。
【0016】したがって、この実施の形態2において
も、窓枠2の各コ−ナ部分に沿ってドアガラスラン11
が容易にかつ良好に屈曲変形されながら、ラン装着溝3
に装着不良なく良好に装着される。さらに、窓枠2のラ
ン装着溝3にドアガラスラン11が装着され、両シ−ル
リップ16に接してドアガラス4が差込まれる際に、両
側壁部15がガラス摺動溝14に向けて曲げ変形される
ことが防止され、装飾リップ17が浮き上がって見栄え
が悪化されるという不具合も生じない。
も、窓枠2の各コ−ナ部分に沿ってドアガラスラン11
が容易にかつ良好に屈曲変形されながら、ラン装着溝3
に装着不良なく良好に装着される。さらに、窓枠2のラ
ン装着溝3にドアガラスラン11が装着され、両シ−ル
リップ16に接してドアガラス4が差込まれる際に、両
側壁部15がガラス摺動溝14に向けて曲げ変形される
ことが防止され、装飾リップ17が浮き上がって見栄え
が悪化されるという不具合も生じない。
【0017】(実施の形態3) 次に、この発明の実施の形態3を図4にしたがって説明
する。この実施の形態3においては、ガラスラン本体1
2の両側壁部15の先端寄り部の内側面から外側面にわ
たって硬質合成樹脂よりなる側壁補強部21が共押出に
よって設けられているものである。したがって、この実
施の形態3においても、実施の形態1と同様にして窓枠
2のラン装着溝3にドアガラスラン11が装着不良なく
良好に装着されるとともに、装飾リップ17が浮き上が
って見栄えが悪化されるという不具合も生じない。
する。この実施の形態3においては、ガラスラン本体1
2の両側壁部15の先端寄り部の内側面から外側面にわ
たって硬質合成樹脂よりなる側壁補強部21が共押出に
よって設けられているものである。したがって、この実
施の形態3においても、実施の形態1と同様にして窓枠
2のラン装着溝3にドアガラスラン11が装着不良なく
良好に装着されるとともに、装飾リップ17が浮き上が
って見栄えが悪化されるという不具合も生じない。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
窓枠の内周面のコ−ナ部に沿ってドアガラスランを良好
に屈曲変形させて同窓枠のラン装着溝に容易に装着する
ことができるとともに、装飾リップが浮上がって見栄え
が悪化されるという不具合も防止することができる。
窓枠の内周面のコ−ナ部に沿ってドアガラスランを良好
に屈曲変形させて同窓枠のラン装着溝に容易に装着する
ことができるとともに、装飾リップが浮上がって見栄え
が悪化されるという不具合も防止することができる。
【図1】この発明の実施の形態1のドアガラスランの装
着状態を示す断面図である。
着状態を示す断面図である。
【図2】同じくドアの窓枠に沿ってドアガラスランが装
着された状態を示す説明図である。
着された状態を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態2のドアガラスランの装
着状態を示す断面図である。
着状態を示す断面図である。
【図4】この発明の実施の形態3のドアガラスランの装
着状態を示す断面図である。
着状態を示す断面図である。
【図5】従来のドアガラスランの装着状態を示す断面図
である。
である。
1 車両用ドア 2 窓枠 3 ラン装着溝 4 ドアガラス 11 ドアガラスラン 12 ガラスラン本体 13 基底部 14 ガラス摺動溝 15 側壁部 16 シ−ルリップ 17 装飾リップ18 抜止め片 21 側壁補強部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04 B60R 13/06
Claims (3)
- 【請求項1】 車両用ドアの窓枠の内周面に形成された
ラン装着溝に嵌込まれて装着されるドアガラスランであ
って、 基底部(13)と、該基底部(13)の両端から突出さ
れてガラス摺動溝(14)を構成する両側壁部(15)
と、該側壁部(15)の先端から前記ガラス摺動溝(1
4)に向けて延出されたシ−ルリップ(16)と、前記
側壁部(15)の先端から前記窓枠の内周面に向けて張
出された装飾リップ(17)と、前記両側壁部(15)
の外側面の基端部寄りに突設されかつ前記ラン装着溝に
嵌込まれたときに、そのラン装着溝のほぼ中間部に係合
して抜止めをなす抜止め片(18)と、をそれぞれ一体
に備えるとともに、屈曲性にすぐれる軟質合成樹脂によ
ってガラスラン本体(12)が成形され、 前記ガラスラン本体(12)の側壁部(15)には、前
記抜止め片(18)の先端に対応する位置から前記側壁
部(15)の先端までの間の側壁部分において硬質合成
樹脂よりなる側壁補強部(21)が設けられ、 前記基底部(13)、前記シ−ルリップ(16)、前記
装飾リップ(17)及び前記側壁部(15)を一体に備
えた前記ガラスラン本体(12)は、前記側壁補強部
(21)が設けられている部分を除く全ての部分が前記
軟質合成樹脂がもつ屈曲性を有していることを特徴とす
る車両用ドアガラスラン。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用ドアガラスラン
であって、 側壁補強部(21)は、ガラスラン本体(12)の側壁
部(15)の内外面のうち、少なくとも一側面に層状に
設けられていることを特徴とする車両用ドアガラスラ
ン。 - 【請求項3】 請求項1に記載の車両用ドアガラスラン
であって、 側壁補強部(21)は、ガラスラン本体(12)の側壁
部(15)の内側面から外側面にわたって設けられてい
ることを特徴とする車両用ドアガラスラン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07328899A JP3132639B2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 車両用ドアガラスラン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07328899A JP3132639B2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 車両用ドアガラスラン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09164849A JPH09164849A (ja) | 1997-06-24 |
JP3132639B2 true JP3132639B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=18215340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07328899A Expired - Fee Related JP3132639B2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 車両用ドアガラスラン |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132639B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4911467B2 (ja) * | 2007-07-26 | 2012-04-04 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のウインドスクリーン構造 |
JP6304684B2 (ja) * | 2014-06-03 | 2018-04-04 | 西川ゴム工業株式会社 | グラスランの取付構造 |
-
1995
- 1995-12-18 JP JP07328899A patent/JP3132639B2/ja not_active Expired - Fee Related
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