JP6304684B2 - グラスランの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のグラスランの取付構造に関する。
図1は、図5に示す車両のリヤドア34における窓枠のセンターピラー側におけるA−A線断面での従来のグラスランの取付構造の一例を示すもので、グラスラン1はEPDM等のゴム又は熱可塑性エラストマー製で、押出成形により形成され、その構造は、車外側側壁2と、車内側側壁3と、両側壁2及び3を連結する底壁4の基本形態よりなって、ドア窓枠のグラスラン1の取付部であるホルダー5に押込んで装着され、車外側側壁2には側壁端に車外側に延出する意匠リップ6と、底壁4に向かって斜め内向きに延びるアウターシールリップ7を有し、車内側側壁3には側壁端に車内側に延出するカバーリップ9と、底壁4に向かって斜め内向きに延びるインナーシールリップ11を有している。そしてこれらアウターシールリップ7とインナーシールリップ11がドアガラス12の側縁に内外より弾接してシールするようになっている。
グラスラン1が装着されるホルダー5は鋼等の金属製で、車外側壁部5aと、車内側壁部5bと、両壁部5a及び5bを連結する底壁部5cよりなって断面略コ形をなし、車外側壁部5aはアウターパネル13のホルダー取付部に重ね合わせて溶接等にて固着され、車内側壁部5bは前記インナーパネル8のホルダー取付部に重ね合わせて同じく溶接等にて固着されている。
グラスラン1の意匠リップ6は、アウターパネル13のホルダー取付部に被さって、リップ先端がアウターパネル13の車外側に向け傾斜する傾斜部13aに当たっている。
グラスラン1はまた、底壁両端より車外側及び車内側に突出する係止部14及び15を有し、前者の係止部14はホルダー5の車外側壁部5aに内向きに突出形成される突部5dに係止する一方、後者の係止部15はホルダー5の車内側壁部5bに同じく内向きに突出形成される突部5eに係止することでグラスラン1の抜け止めを行っている。
図2は、従来のグラスランの取付構造の別の例を示すもので、ホルダー5の車内側壁部5aに重ねられるアウターパネル13のホルダー取付部がホルダー5の車内側壁部5aの壁部端を包み込むようにヘミング加工されて折り曲げられ、グラスラン18の短い意匠リップ19がアウターパネル端13bに被さっている点を除いては、図1に示すグラスラン1の取付構造と変わりがない。
グラスランにはまた、ドアガラスの振動によりシールリップの先端がグラスランの側壁に衝突したときに発する衝突音(ラトル音)を抑制するために側壁に凸部を形成し、シールリップが凸部に当たり、シールリップ先端が側壁に当たらないようにしたものも知られる(特許文献1)。
特許第3931023号
図1に示すグラスラン1の取付構造において、ドアガラス閉時にドアガラス12閉時にドアガラス12が図1の実線で示す正規位置より一点鎖線で示す車外側にずれ、或いはずれた一点鎖線位置で閉じると、ドアガラス12に接触し、或いは接触を開始するアウターリップ7がグラスラン1の側壁側に押し込まれながら底壁側に伸び、これにより意匠リップ6が持ち上がって、その先端部が図の一点鎖線で示すようにアウターパネル13より外側に離れる、いわゆる浮き上がりにより隙を発生させ、走行時にはこの隙より風雨が吹き込んだり、風切音や意匠リップ6がバタバタとはためくことによるビビリ音を発生させるなどの問題を生ずる。
こうした問題は、図1に示すグラスランの取付構造に限らず、例えば図2に示すグラスランの取付構造に見られるように、意匠リップ19の先端部がアウターパネル端13bに被さるタイプのもの、意匠リップがホルダーその他グラスランが取付けられる取付部の車外側壁面に沿うタイプのもので、アウターパネルの有無を含め、グラスラン取付部の構成如何に関わらず、この種グラスランの取付構造一般において生ずるものであり、図2に示すグラスラン18の取付構造に見られるように、意匠リップ先端がグラスラン取付部の車外側壁部に被さるタイプのものにおいては、前述する問題のほか更に、意匠リップ19がアウターパネル13のパネル端13bから浮き上がることによって生ずる隙による外観上の問題も生ずる。
本発明は、ドアガラス閉時に意匠リップが浮き上がることによって生ずる上記の問題を解消するためのグラスランの取付構造を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、車外側側壁と、車内側側壁と、両側壁を連結する底壁と、前記車外側側壁より内向きに底壁に向かって延び、ドアガラスに車外側より弾接するアウターシールリップと、前記車内側側壁より内向きに底壁に向かって延び、ドアガラスに車内側より弾接するインナーシールリップを備えたグラスランが車両用ドアの窓枠の取付部に装着して取付けられた構造をなすグラスランの取付構造であって、前記車外側側壁の側壁端より外向きに一体形成される意匠リップが前記取付部の車外側壁面に被さり、その先端が車外側壁面に留まるか、又は該車外側壁面より延出して前記取付部外の窓枠構成部材に達し、或いは前記意匠リップが前記取付部を構成する車外側壁部の壁部端に被さるグラスランの取付構造において、前記グラスランの車外側側壁は折れ点を有し、該折れ点より先端側の前記意匠リップを前記取付部の車外側壁部側又は該壁部端側に倒れる方向に折り曲げ可能とし、また前記グラスランの車外側側壁とアウターシールリップのうち、一方より他方に向かって突出するか、或いは両方より互いに向き合って突出し、ドアガラスを閉じたとき、前記他方に押付けられるか、或いは互いに突き合って押付けられる突起を前記折れ点より前記窓枠中心側に設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記折れ点はグラスランの車外側側壁に接触する前記取付部の車外側壁部が前記グラスランの車外側側壁との接触を解消し、前記車外側側壁より離脱する点であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記折れ点がグラスランの車外側側壁に接触する取付部の車外側壁部が前記グラスランの車外側側壁との接触を解消し、前記車外側側壁より離脱する点を境として形成されるか、或いは前記点よりも窓枠中心側に形成されるノッチ又は薄肉部であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記突起が取付部の車外側壁部端より前記窓枠中心側に形成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明において、グラスランの車外側側壁が意匠リップと連結部により連結され、該連結部は窓枠中心側に向かって斜め外側に形成され、前記突起が該連結部に突出形成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によると、ドアガラスを閉じたとき、アウターシールリップを介して突起に作用する押力による曲げモーメントで意匠リップが折れ点で折れ曲がり、意匠リップ先端部が取付部の車外側壁面に押付けられるか、又は車外側壁面より延出して前記取付部外の窓枠構成部材に押付けられ、或いは取付部の車外側壁部端に押付けられるようになり、取付部の車外側壁面又は取付部外の窓枠構成部材或いは取付部の車外側壁部端より浮いて隙間ができたり、隙間が拡大するのが抑制され、この隙間より風雨が侵入したり、風切音や前述のビビリ音が発生するのを抑制することができ、また外観が損なわれるのを防止することができる。なお、本発明の前述する効果は、ドアガラスが図1の一点鎖線で示す正規位置で閉じるときにも生ずるが、実線で示す車外側にずれたときに押付力が増すことで、より一層顕著に生ずる。
請求項2に係る発明においては、グラスランの車外側側壁に接触する取付部の車外側壁部が前記グラスランの車外側側壁との接触を解消し、前記車外側側壁より離脱する折れ点を起点として、該折れ点より先端側のグラスランの車外側側壁が車外側に折れ曲がり、また請求項3に係る発明においては、グラスランの車外側側壁がノッチ部又は薄肉部を起点として車外側に折れ曲がって意匠リップを倒し、該リップ先端部を取付部の車外側壁面又は取付部外のドア構成部材に押付けられるようになるか、或いは取付部の車外側壁部端に押付けられるようになる。
請求項4に係る発明によると、突起が押力を受けた際に取付部の車外側壁部端に邪魔されることなく折れ曲がりが可能となり、意匠リップを車内方向に支障なく倒れ込ませることができる。
請求項5に係る発明においては、グラスランの車外側側壁と意匠リップの連結部が窓枠中心に向かって車外側に傾斜し、突起を連結部に形成したことにより、突起に作用する押力の分力により連結部が押し込まれ、これにより意匠リップが確実に取付部の車外側壁部側に容易に押し込まれるようになり、前述する隙間の発生をより効率よく確実に防止することができる。
グラスランの取付構造の従来例の断面図。 グラスランの取付構造の別の従来例の断面図。 本発明に係るグラスランの取付構造の断面図であり、図5に示すA−A線での断面を示す。 ホルダーに装着されるグラスランの断面図。 車両の側面図。 図3に示すグラスランの取付構造の変形態様を示す断面図。 別の実施形態のグラスランの取付構造の断面図。
以下、本発明の実施形態のグラスランの取付構造を図面により説明する。図中、図1及び図2に示すグラスランの取付構造と同一構造部分には同一符号を付してある。
図3に示すグラスラン31の取付構造は、図1に示すグラスラン1の取付構造において、車外側側壁2と意匠リップ6を連結する連結部10の内側にアウターシールリップ7に向かって突出する突起32を形成したもので、この突起32は、連結部10が窓枠中心側に向かって車外側に傾斜して形成されることにより、ドアガラス12表面の垂直線に対し傾斜して形成され、しかもグラスラン1の車外側側壁2の折れ点aよりも更に窓枠中心側に位置して設けられている。
ここで前記折れ点aは、図示する例においては、取付部を構成するホルダー5の車外側壁部端のエッジとなっているが、グラスラン31の車外側側壁2がホルダー5の車外側壁部5aに一定距離に亘って面で接触している場合、窓枠中心側から見たときには、ホルダー5の車外側壁部5aがグラスラン31の車外側側壁2と接触を開始する接触開始点となり、また窓枠の外から窓枠中心に向かって見たときには、ホルダー5の車外側側壁部5aとの接触を解消し、ホルダー5の車外側側壁部5aが車外側側壁2より離脱する点となる。また図2に示すように、アウターパネル13のホルダー取付部がヘミング加工されてホルダー5の車外側壁部5aの壁部端を包み込むように折り曲げたものにあっては、アウターパネル13の折返し部分5fがグラスラン1の車外側側壁2と接触を開始する接触開始点であり、また前記折返し部分5fが車外側側壁2との接触を解消し、前記折返し部分5fが車外側側壁2より離脱する点となる。
前記突起32は、グラスラン31をホルダー5に押込んで装着した自然状態においては、アウターシールリップ7と当たらないようにしてあるが(図4)、当たるように形成されていてもよい。突起32はまた、車外側側壁2に形成する代わりにアウターシールリップ7の外(裏)側に車外側側壁2又は連結部10に向かって突出するように形成してもよいし、車外側側壁2又は連結部10とアウターシールリップ7の双方に互いに向き合い、ドアガラス閉時に互いに突き合うように形成してもよい。なお、図示するホルダー5の車外側壁部5aの側端はアウターパネル端と共に切りっ放しにされて揃えられているが、図2に示すように、アウターパネル13のホルダ−取付部をヘミング加工して車外側壁部5aの壁部端を包み込むよう折り返してもよい。この場合、前述するように前記折返し部分5fが車外側側壁2との接触を解消し、前記折返し部分5fが車外側側壁2より離脱する点が折れ点aとなる。
図3は、図5に示す車両のリヤドア34の窓枠でのセンターピラー側におけるA−A線での断面構造を示すが、B−B線でのルーフ側の窓枠でのグラスランの取付溝も同様に構成され、またリヤドア34のリヤピラー側はもとより、フロントドア35のフロントピラー側、センターピラー側及びルーフ側の窓枠でのグラスランの取付構造も同様に構成することができる。
ドアガラス12が図3の紙面と直交する方向に上昇して閉じる際、ドアガラス12の上昇に伴いアウターシールリップ7とインナーシールリップ11が共に順次両側の側壁2、3側に押し倒され、アウターシールリップ7の押し倒しに伴い突起32が押込まれる。そして突起32への押力により前記折れ点aを支点とする曲げモーメントが働き、これにより連結部10が意匠リップ6と共に図3の反時計方向に倒れ込もうとし、意匠リップ先端部がアウターパネル13の前記傾斜部13aに押付けられる。
ここで連結部10は、窓枠中心側に向かって車外側に傾斜して形成されることから、ドア閉時に突起32を介してドアガラス12表面の垂直線方向から作用する押力の分力である、連結部10と直交する方向のベクトル成分により図の反時計方向に容易に倒れ込み、意匠リップ先端のアウターパネル13への押付けを効率よく確実に行うことができる。
ドアガラス12が閉じると、意匠リップ6は窓枠のルーフに至るまでリップ先端がアウターパネル13に押付けられるようになり、その押付力は閉じたときのドアガラス12が車外側にずれるほど大きくなり、意匠リップ6とアウターパネル13との間に隙間を生ずることがない。
図3は前述するように、図5に示す車両のA−A線での断面構造を示すものであるが、同様に構成されるB−B線でのルーフ側のグラスランの取付構造においては、ドアガラス12が上昇して閉じる間際で、突起32が押込まれるようになり、意匠リップ先端が同様にして前記アウターパネル13に押付けられ、前記と同様の効果を生ずる。
前記実施形態では、グラスラン31の取付部は、インナーパネル8及びアウターパネル13に取付けられるホルダー5と、両パネル8、13のホルダー取付部とで構成され、ホルダー5の車外側壁部5aと、該壁部5aに固着されるアウターパネル13のホルダー取付部及びホルダー5の車内側壁部5bと、該壁部5bに固着されるインナーパネル8のホルダー取付部はいずれもフランジ状をなしているが、前記グラスラン31の取付部は、前記インナーパネル8及びアウターパネル13の前記ホルダー取付部を省いてホルダー単体で構成してもよく、また前記取付部はフランジ状の車外側壁部及び車内側壁部を有しているか否かに関わらず、グラスラン31が取付け可能で、かつグラスラン31の意匠リップ6が被さるような車外側壁面を有していれば、どのような構造になっていてもよい。また前述するようにグラスラン取付部がホルダー5の単体で構成される場合、意匠リップ先端がアウターパネルその他、前記ホルダー以外の窓枠構成部材に当たるようにしてもよい。
図6に示す実施形態のグラスラン36の取付構造は、前述する図3に示す実施形態のグラスラン31の取付構造において、前述する折返し部分5dが車外側側壁2より離脱する点の折れ点aを境に該折れ点aに隣接してノッチ37を形成したもので、この実施形態においては,折れ点aと共にノッチ37が折れ点となる。このノッチ37は図示するように折れ点aに接しないで折れ点aと突起32の間の任意の位置に形成してもよい。この場合、ノッチ37で折れ曲がり、ノッチ37が主として折れ点の機能を果たすようになっていてもよい。その他の構造は図3に示すグラスラン31の取付構造と変わりがない。本実施形態においても、前記実施形態と同様に、グラスランの車外側側壁と意匠リップを連結する斜め外側に傾斜した連結部10を設け、突起32を連結部10に設けてもよい。
本実施形態によると、ドアガラス12を閉じたとき、ノッチ37でより確実に屈折し、これにより意匠リップ6が図の反時計方向に倒れてアウターパネル13に押付けられるようになり、意匠リップ先端がアウターパネルより浮き上がって隙間ができたり、隙間が拡大するのがより確実に抑制される。
前記各実施形態のホルダー5はインナーパネル8及びアウターパネル13とは別体で、両パネル8、13に固着されるのではなく、インナーパネル8及びアウターパネル13のいずれか一方又は双方と一体に屈曲加工により形成してもよい。ホルダー5はまた、鋼等の金属製に限らず他の材質、例えば樹脂製品としてもよい。
図7に示すグラスラン41の取付構造が、図3、図4及び図6に示す取付構造と異なるのは、取付部と意匠リップで、このうち取付部に関しては、図3、図4及び図6に示すアウターパネル13において、ホルダー取付部端が切りっ放しになっているのに対し、図7に示す取付構造では、アウターパネル13のホルダー取付部がヘミング加工によりホルダー5の車外側壁部5a端を包み込むように構成されている点で異なっており、この実施形態においては、グラスラン取付部の車外側壁部端は、ホルダー5の車外側壁部5aの壁部端を包み込むようにして折り曲げたアウターパネル13のアール状をなすパネル端13bのうち、最も窓枠中心に近い箇所となる。
図7に示す実施形態では、ホルダー5の車外側壁部5aの端部はアウターパネル13のヘミング加工により包み込まれた構造をなしているが、アウターパネル13はホルダー5の車外側壁部5aの端部を包み込まないで、図3、図4及び図6と同様、ホルダー5の車外側壁部5aに添設されているだけで、車外側壁部5と共に端部が切りっ放しになっていてもよい。なお、ホルダー5に添設されるアウターパネル13はホルダー5の車外側壁部5aと好ましくは溶接にて固着される。
本実施形態においても前記実施形態と同様、グラスラン取付部は前述するものに限らず、グラスラン41が取り付けられ、意匠リップ19の先端が被さる車外側壁部端を備えていれば、どのような構造のものであってもよい。
意匠リップに関しては、図3、図4及び図6に示す意匠リップ6がアウターパネル13に沿い、先端がアウターパネル13の車外側に傾斜する傾斜部13aに当たっているのに対し、図7に示す取付構造では、図2に示す意匠リップ19と同様、アウターパネル13のパネル端13bに被さっている点で異なっている。
車外側側壁2の側壁端部内側には、前記実施形態の突起32と同様、アウターシールリップ7に向かって突出する突起32が形成されているが、この突起32は前記実施形態の突起32と同様、取付部のフランジ状車外側壁部端であるアウターパネル端13bよりも窓枠内側(中心側)に位置している。
本実施形態においても、ドアガラス12を閉じたときの押力の作用により折れ点aより先端側の車外側側壁2が図の反時計方向に折り曲げられ、意匠リップ19の先端をアウターリップパネル端13bに押付ける。これにより意匠リップ先端とアウターパネル折曲端との間に隙が生ずるのが抑制され、隙により外観が損なわれるのが防止されるほか、前記実施形態と同様の効果を生ずる。
本実施形態においても突起32はアウターシール7側に設けてもよいし、車外側側壁2とアウターシール7の双方に、ドアガラス12を閉じたときに互いに突き合う位置に設けてもよい。また前記実施形態と同様、グラスランの車外側側壁と意匠リップを連結する斜め外側に傾斜した連結部10を設け、該連結部10に突起32を設けてもよい。これにより前記実施形態で述べたと同様、連結部の倒れ込みが容易になることから、意匠リップ先端のアウターパネル端13bへの押付けが効率よく確実に行えるようになる。
1、18、31、35、41・・グラスラン
2・・車外側側壁
3・・車内側側壁
4・・底壁
5・・ホルダー
6、19・・意匠リップ
7・・アウターシールリップ
8・・インナーパネル
9・・カバーリップ
10・・連結部
11・・インナーシールリップ
12・・ドアガラス
13・・アウターパネル
32・・突起
34・・リヤドア
35・・フロントドア
37・・ノッチ

Claims (5)

  1. 車外側側壁2と、車内側側壁3と、両側壁2、3を連結する底壁4と、前記車外側側壁2より内向きに底壁に向かって延び、ドアガラス12に車外側より弾接するアウターシールリップ7と、前記車内側側壁3より内向きに底壁4に向かって延び、ドアガラス12に車内側より弾接するインナーシールリップ11を備えたグラスランが車両用ドア34、35の窓枠の取付部に装着して取付けられた構造をなすグラスランの取付構造であって、前記車外側側壁2の側壁端より外向きに一体形成される意匠リップ6、19が前記取付部の車外側壁面に被さり、その先端が車外側壁面に留まるか、又は該車外側壁面より延出して前記取付部外の窓枠構成部材に達し、或いは前記意匠リップ6、19が前記取付部を構成する車外側壁部の壁部端に被さるグラスランの取付構造において、前記グラスランの車外側側壁は折れ点を有し、該折れ点より先端側の前記意匠リップ6、19を前記取付部の車外側壁部5a又は該壁部端側に倒れる方向に折り曲げ可能とし、前記グラスランの車外側側壁の側壁端より外向きに一体形成される意匠リップ6、19が前記取付部の車外側壁部端13bに被さるグラスランの取付構造において、前記グラスランの車外側側壁3は折れ点a、37を有し、該折れ点a、37より先端側の前記意匠リップ6、19を前記取付部の車外側壁部又は壁部端側に倒れる方向に折り曲げ可能とし、また前記グラスランの車外側側壁2とアウターシールリップ7のうち、一方より他方に向かって突出するか、或いは両方より互いに向き合って突出し、ドアガラス12を閉じたとき、前記他方に押付けられるか、或いは互いに突き合って押付けられる突起32を前記折れ点a、37より前記窓枠中心側に設けたことを特徴とするグラスランの取付構造。
  2. 前記折れ点はグラスランの車外側側壁2に接触する前記取付部の車外側壁部5aが前記グラスランの車外側側壁2との接触を解消し、前記車外側側壁2より離脱する点aであることを特徴とする請求項1記載のグラスランの取付構造。
  3. 前記折れ点がグラスランの車外側側壁2に接触する取付部の車外側壁部5aが前記グラスランの車外側側壁2との接触を解消し、前記車外側側壁2より離脱する点を境として形成されるか、或いは前記点よりも窓枠中心側に形成されるノッチ37又は薄肉部であることを特徴とする請求項1記載のグラスランの取付構造。
  4. 前記突起32が取付部の車外側壁部端5fより前記窓枠中心側に形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの請求項に記載のグラスランの取付構造。
  5. グラスランの車外側側壁2が意匠リップ6と連結部10により連結され、該連結部10は窓枠中心側に向かって斜め外側に形成され、前記突起32が前記連結部10に突出形成されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの請求項に記載のグラスランの取付構造。
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