JP6593839B2 - インストルメントパネル構造 - Google Patents

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本発明は、自動車のインストルメントパネル構造に関する。特に、インストルメントパネルに固定されるエアバッグリッドの蓋本体と化粧板との間にインストルメントパネルの一部を介在させず、蓋本体と化粧板とを隣接させて、両者の境界線を1本に見せることができるインストルメントパネル構造に関する。
自動車のインストルメントパネルの助手席側には、衝突時に助手席の乗員を保護するエアバッグが設けられることがある。この場合、インストルメントパネルには、そのエアバッグを内装するための開口部が設けられ、その開口部を塞ぐようにリッド部(エアバッグリッドの蓋本体)が取り付けられる(例えば、特許文献1)。リッド部は、その下面(裏面)の外縁寄りに開口部の内縁と係合する複数の爪(係合部)が設けられており、この爪によってインストルメントパネルに係止されている。
特開平11−301397号公報
自動車のインストルメントパネルには、見栄えを高めるために化粧板が装着されることがある。この化粧板は、通常、インストルメントパネル上でエアバッグリッドの蓋本体と所定の間隔を開けて蓋本体と並列するようにインストルメントパネルに取り付けられる。この場合、蓋本体と化粧板との間にインストルメントパネルの一部が介在され、蓋本体の縁とインストルメントパネルとの間に見える境界線と、化粧板の縁とインストルメントパネルとの間に見える境界線との合計2本の境界線が見える。そこで、蓋本体と化粧板とを隣接させ、両者の間の境界線を1本に見せるインストルメントパネル構造のデザインも望まれている。そのデザインの実現に際しては、化粧板が蓋本体に隣接されていても、エアバッグの展開時、蓋本体の開放と共に化粧板がインストルメントパネルから脱落しない構造が検討されるべきである。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、インストルメントパネルに固定されるエアバッグリッドの蓋本体と化粧板との間にインストルメントパネルの一部を介在させず、蓋本体と化粧板とを隣接させて両者の境界線を1本に見せることができるインストルメントパネル構造を提供することにある。
本発明の一態様に係るインストルメントパネル構造は、インストルメントパネルと、エアバッグリッドと、化粧板とを備える。インストルメントパネルは、エアバッグを内装するための開口部を助手席側に有する。エアバッグリッドは、開口部を塞ぐ蓋本体と、開口部の周縁部に係合して蓋本体をインストルメントパネルに固定する蓋係合部とを有する。化粧板は、蓋本体に突き合わされるように並列されてインストルメントパネルに取り付けられる。そして、エアバッグの動作に伴い、開口部から外れてエアバッグの展開方向に移動する蓋係合部の軌跡を展開軌跡とするとき、化粧板は蓋係合部の展開軌跡に対して干渉しない位置に設けられている。
上記インストルメントパネル構造は、エアバッグリッドの蓋本体と化粧板との間の境界線を1本に見せることができる。蓋本体と化粧板とは、互いに突き合わされるように並列させてインストルメントパネルに取り付けられるため、蓋本体と化粧板との間にインストルメントパネルの一部が介在されないからである。
また、上記インストルメントパネル構造は、両者の境界線を1本に見せつつも、エアバッグの展開時、蓋本体の開放に伴って化粧板がインストルメントパネルから外れることを防止できる。化粧板は、蓋係合部の展開軌跡に対して干渉しない位置に設けられるからである。展開軌跡については、後述する。両者の境界線を1本に見せるには、例えば、蓋本体の周縁部に凹部を形成し、化粧板の周縁部に上記凹部に係合する凸部を形成して互いに係合させることが挙げられる。その場合、エアバッグの展開時、蓋本体の開放と共に化粧板がインストルメントパネルから外れる虞がある。
実施形態に係るインストルメントパネル構造の概略を示す部分斜視図である。 図1に示すインストルメントパネル構造の(II)−(II)切断線で切断した状態を示す断面図である。
本発明のインストルメントパネル構造の実施形態を、図1、2を参照しつつ以下に説明する。
《インストルメントパネル構造》
実施形態に係るインストルメントパネル構造1は、インストルメントパネル2と、インストルメントパネル2に固定されるエアバッグリッド3及び化粧板4とを備える。インストルメントパネル構造1の主たる特徴とするところは、エアバッグリッド3の蓋本体31と化粧板4とが互いに突き合わさるように並列されてインストルメントパネル2に取り付けられる点と、蓋本体31をインストルメントパネル2に固定する蓋係合部32と化粧板4とが特定の位置関係を満たす点とにある。以下、インストルメントパネル構造1の詳細を説明する。図1では、インストルメントパネル2の助手席側を示している。
〔インストルメントパネル〕
インストルメントパネル2は、フロントウィンドシールド(図示略)の車両下方で、車両前席正面にある内装部品である。インストルメントパネル2は主として樹脂(例えば、ポリプロピレン)などで構成されている。
インストルメントパネル2の運転席側には、スピードメータなどの計器類など(図示略)が設けられる。インストルメントパネル2の助手席側の車両下方側には、物を収納するためのグローブボックス20が設けられる。インストルメントパネル2の助手席側の車両上方側には、エアバッグ及びエアバッグを膨張させるインフレータを有するエアバッグモジュール(図示略)を内装するための開口部21(図2)が形成されている。グローブボックス20と開口部21とは間隔を開けて設けられており、それらの間に位置するインストルメントパネル2の車両後方側面(後面)のうち少なくとも開口部21側は、後述する化粧板4に覆われている。
開口部21は、後述するエアバッグリッド3により塞がれる。開口部21の形状は、ここでは矩形状である。開口部21の開口周縁部22は、図2に示すように段差状に屈曲していて、その表面側にインストルメントパネル2への化粧板4の建て付けをよくするための凹部23が形成されている。この凹部23には、エアバッグリッド3の蓋本体31と化粧板4との突き合せ箇所が配置される。開口周縁部22の裏面には、エアバッグリッド3の蓋係合部32が係止される。
インストルメントパネル2の後面(化粧板4に覆われる領域)には、後述する化粧板4の板係合部と機械的に係合してインストルメントパネル2に対して化粧板4を取り付けるインパネ係合部(図示略)を備える。このインパネ係合部は、化粧板4の板係合部の構成にもよるが、例えば切欠溝や貫通孔などで構成することが挙げられる。
〔エアバッグリッド〕
エアバッグリッド3は、エアバッグを覆う蓋部品である。エアバッグリッド3は、蓋本体31と蓋係合部32とを備える。
[蓋本体]
蓋本体31は、インストルメントパネル2の開口部21を塞ぐ。蓋本体31は平板で構成され、その形状は開口部21の形状に沿った形状、ここでは矩形状である。蓋本体31は、後述する化粧板4と突き合わされる蓋周縁部31bを有する。蓋本体31と化粧板4とが突き合わされるとは、蓋本体31と化粧板4とが直接接触せず、両者の間に若干の隙間があることを許容する。蓋周縁部31bは、ここでは断面L字状となるように、蓋本体31の裏面側に向かって折り曲げられている。蓋周縁部31bを折り曲げることで、蓋周縁部31bの角を目立ち難くできる。蓋本体31の表面は、蓋本体31で開口部21を塞いだ際、インストルメントパネル2における開口部21の周辺部分や化粧板4と略面一である。蓋本体31の材質は、例えば、オレフィン系エラストマー(TPO)が挙げられる。
[蓋係合部]
蓋係合部32は、開口周縁部22に係合して蓋本体31をインストルメントパネル2に固定する。蓋係合部32は、蓋本体31に一体に固定されるアーム部32aと、アーム32aの先端に形成されて開口周縁部22の裏面に係止されるフック部32fとを備える。フック部32fの形状は、蓋係合部32の先端側ほど厚みが薄くなるように傾斜する傾斜面を有するくさび状である。蓋係合部32は、蓋本体31の裏面の外周側で、蓋本体31の周方向に所定の間隔を開けて複数設けられている。
蓋係合部32のうち、蓋本体31の車両後方側(化粧板4側)に位置する後方側蓋係合部32bの形成箇所は、後方側蓋係合部32bの展開軌跡と化粧板4とが干渉しない位置とする。そうすれば、エアバッグの展開時、蓋本体31の開放に伴って後方側蓋係合部32bが化粧板4と接触することを防止できるため、化粧板4のインストルメントパネル2からの脱落を防止できる。後方側蓋係合部32bの展開軌跡とは、エアバッグの動作に伴い、開口部21から外れてエアバッグの展開方向に移動する後方側蓋係合部32bの軌跡をいう。エアバッグの展開方向とは、インフレータ(図示略)の軸線L(図2の二点鎖線で示す)に沿った方向とする。インフレータの軸線Lとは、火薬の爆発時に発生するガスの噴出方向の中心をいう。干渉しないとは、後方側蓋係合部32bのフック部32fの頂点を通りインフレータの軸線Lに平行な仮想線Pを引いたとき、化粧板4が仮想線Pに重複しないことを言う。
後方側蓋係合部32bの形成箇所は、後方側蓋係合部32bの展開軌跡と化粧板4とが互いに干渉しない位置となるように、後方側蓋係合部32bと化粧板4との位置関係、蓋本体31と化粧板4との突き合せ箇所と後方側蓋係合部32bとの位置関係、蓋周縁部31bと後方側蓋係合部32bとの位置関係、が適切な位置関係となる位置とすることが挙げられる。
[その他]
エアバッグリッド3の裏面には、蓋係合部32よりも内周側に、エアバッグモジュールを収納するハウジングの周壁部33が一体に形成されている。
〔化粧板〕
化粧板4は、インストルメントパネル2の一部を覆って、内装の見栄えを高める装飾部品である。化粧板4の被覆箇所は、インストルメントパネル2におけるエアバッグリッド3の蓋本体31とグローブボックス20との間の領域、ここではインストルメントパネル2の後面である。
化粧板4は、上述したように後方側蓋係合部32bの展開軌跡に対して干渉しない位置に設けられている。化粧板4は、蓋本体31に突き合わされる板周縁部41を有する。この突き合わせにより、化粧板4と蓋本体31とは、互いの間にインストルメントパネル2の一部が介在されることなく並列される。板周縁部41は、蓋周縁部31bと同様、断面L字状となるように、化粧板4の裏面側に向かって折り曲げられている。
化粧板4の裏面には、インストルメントパネル2に化粧板4を機械的に取り付けるための板係合部(図示略)を備える。板係合部は、例えば、切欠溝や貫通孔に引っ掛けられる爪などで構成することが挙げられる。板係合部は、蓋係合部32と同様の構成であってもよい。
《作用効果》
以上説明した実施形態に係るインストルメントパネル構造1では、蓋本体31と化粧板4とは、互いの周縁部31b,41を突き合わさるように並列してインストルメントパネル2に取り付けられるため、蓋本体31と化粧板4との間にインストルメントパネル2の一部が介在されることがない。そのため、蓋本体31と化粧板4との間の境界線を1本に見せることができる。また、インストルメントパネル構造1は、化粧板4を蓋係合部32の展開軌跡に対して干渉しない位置に設けることで、両者の境界線を1本に見せつつも、エアバッグの展開時、蓋本体31の開放に伴って化粧板4がインストルメントパネル2から外れることを防止できる。
なお、本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明のインストルメントパネル構造は、インストルメントパネルに固定されるエアバッグリッドの蓋本体と化粧板と境界線を1本に見せることが望まれる自動車に好適に利用できる。
1 インストルメントパネル構造
2 インストルメントパネル
20 グローブボックス
21 開口部 22 開口周縁部 23 凹部
3 エアバッグリッド
31 蓋本体 31b 蓋周縁部
32 蓋係合部 32b 後方側蓋係合部 32a アーム部 32f フック部
33 周壁部
4 化粧板
41 板周縁部
L インフレータの軸線
P 仮想線

Claims (1)

  1. エアバッグを内装するための開口部を助手席側に有するインストルメントパネルと、
    前記開口部を塞ぐ蓋本体と、前記開口部の周縁部に係合して前記蓋本体を前記インストルメントパネルに固定する蓋係合部とを有するエアバッグリッドと、
    前記蓋本体に突き合わされるように並列されて前記インストルメントパネルに取り付けられる化粧板とを備え、
    前記開口部の周縁部は、段差状に屈曲してなる凹部を有し、
    前記化粧板の板周縁部は、前記凹部の段差に引っ掛かるように配置され、
    前記エアバッグの動作に伴い、前記開口部から外れてエアバッグの展開方向に移動する前記蓋係合部の軌跡を展開軌跡とするとき、前記化粧板は前記蓋係合部の展開軌跡に対して干渉しない位置に設けられているインストルメントパネル構造。
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