JPH0640035Y2 - バンパーフェイシアコーナ部の形状保持構造 - Google Patents

バンパーフェイシアコーナ部の形状保持構造

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JPH0640035Y2
JPH0640035Y2 JP10165888U JP10165888U JPH0640035Y2 JP H0640035 Y2 JPH0640035 Y2 JP H0640035Y2 JP 10165888 U JP10165888 U JP 10165888U JP 10165888 U JP10165888 U JP 10165888U JP H0640035 Y2 JPH0640035 Y2 JP H0640035Y2
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JP
Japan
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corner
retainer
corner portion
armature
bumper fascia
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JP10165888U
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JPH0223255U (ja
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直也 藤本
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車用バンパの外観を形成するバンパー
フェイシアのコーナ部の、垂れ下がり又は浮き上がりを
防止する形状保持構造に関するものである。
[従来技術] 従来、自動車用バンパーは、金属板をプレス加工しメッ
キしたものを車体の前後に取り付けていたが、近年、造
形上や外観上の観点から、第7図および第10図に示すよ
うに車体1に取り付けられた車幅方向に延びるアーマチ
ュア3を樹脂製のバンパーフェイシア5で覆ったものが
採用されている。
このバンパーフェイシア5は、アーマチュア3の両端を
越えて車体側面へ延在し、コーナ部Cを経て、車体1側
面まで回り込んでいる。
このような樹脂製のバンパーフェイシア5のコーナ部C
は、金属製のものと比べ、熱膨張・収縮等により、垂れ
下がりや浮きが発生し易いため、外観品質を確保する上
で大きな問題となっている。この対策として、例えば第
7図あるいは第8図に示すような方法がある。
第7図に示す方法は、コ型断面のチャンネル材7をコー
ナ部Cの形状に沿って湾曲させてアーマチュア3に固定
し、バンパフェイシア5の上面周縁部をこのチャンネル
材7に乗せて支持するようにしている。
一方、第8図に示す方法は、バンパフェイシア5のコー
ナ部Cの裏側に水平方向に延在するリブ9が形成され、
このリブ9を水平方向側が開口した断面コ字状のリテー
ナ11内に挿入している。
これらの方法により、コーナ部Cの垂れ下がりや浮き上
がりを防止するようにしている。
この類似構造としては、例えば実開昭62-10157号公報に
みられる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の第7図に示すものにあ
っては、単にチャンネル7にバンパーフェイシア5の上
面周縁部を載せていただけのため、垂れ下がりに対して
は効果があるが、浮き上がりを阻止することはできず、
外観品質の低下を招く虞がある。また、第8図に示すも
のにあっては、コーナ部Cに第9図に示すように矢印方
向の外力が作用し、バンパーフェイシアコーナ部Cが図
のように変形した場合には、リテーナ11は外れてしまう
という問題がある。
[課題を解決するための手段] この考案は、かかる従来の課題に着目して成されたもの
で、車体に取り付けられた車幅方向に延びるアーマチュ
アを覆い、該アーマチュアの両端を越えて車体側面へ延
在するバンパーフェイシアが設けられ、該バンパーフェ
イシアの車体側面へまわりこむコーナ部にリテーナが装
着されることにより、該コーナ部の形状を保持するバン
パーフェイシアコーナ部の形状保持構造において、前記
バンパーフェイシアのアーマチュア被覆部端部から車体
側面回り込み部とにかけてのコーナ部の上面周縁部の少
なくとも前記被覆部端部と回り込み部とに、下方へ延び
る舌片を複数設ける一方、前記リテーナは、前記複数の
舌片の各縦面に係合する複数の係合部と、該複数の係合
部を連結し、上下方向の外力に対して強く、水平方向の
外力に対して変形可能な連結部とを有するバンパーフェ
イシアコーナ部の形状保持構造としたことを特徴として
いる。
[作用] かかる手段によれば、バンパフェイシアコーナ部の舌片
にリテーナの係合部を係合させて装着した状態におい
て、熱膨張・収縮により、コーナ部に垂れ下がりや浮き
上がりが発生しようとしても、リテーナは上下方向の外
力に対して強い構造であるため、その熱応力が負担され
ることから、垂れ下がり及び浮き上がりは防止されるこ
ととなる。一方、車両軽衝突等により、コーナ部に水平
方向の外力が作用して変形が生じた場合には、このコー
ナ部に装着されているリテーナは、連結部が変形するこ
とにより、コーナ部の変形に追従して変形することか
ら、このリテーナはコーナ部から外れるようなことがな
い。また、その舌片はコーナ部の上面周縁部に形成され
ているため、この舌片の成形によりいわゆるヒケが生じ
ても、外観品質上悪影響を与えることがない。
[実施例] 次に、この考案を図面に基づいて説明する。
図中、従来と同一ないし均等な部位又は部材に対しては
同一符号を付して重複した説明を省略する。
第1図ないし第3図は、この考案の第1実施例を示す図
である。
まず構成を説明すると、図中符号Cは、バンパーフェイ
シア5のアーマチュア被覆部端部5bから車体側面回り込
み部5cとにかけてのコーナ部で、このコーナ部Cの上面
周縁部5d(車体1と対面する部位あるいは幾分中へ込っ
た位置)に舌片5aが複数個、ここでは3個適宜間隔で下
方に向けて延在して設けられている。
このコーナ部Cは、アーマチュア3の側方に位置してお
り、このコーナ部Cには、以下のようなリテーナ13が装
着されている。
このリテーナ13は、全体がコーナ部Cに沿って湾曲して
おり、コーナCの舌片5aに係合する計3個の係合部13a
と、これら係合部13aを連結する連結部13cとから構成さ
れている。この係合部13aは、上方が開放した断面U字
形状を呈しており、両側壁には前記舌片5aに喰い込んで
係合する切起爪13bがU字状内側に向けて切り起こされ
て形成されている。また、連結部13cは、上下方向に沿
う板状を呈し、上下方向の曲げに対しては断面二次モー
メントが大きく曲がり難くなっており、水平方向の曲げ
に対しては断面二次モーメントが小さく変形可能となっ
ている。このリテーナ13はばね鋼にて復元性を持たせる
ように形成されている。
このようなリテーナ13をバンパーフェイシア5の舌片5a
に差し込み、切起爪13aを食い込ませて装着し、バンパ
フェイシア5を車体1に固定されたアーマチュア3に、
これを覆うように装着する。
この装着状態において、バンパーフェイシア5に熱膨張
収縮が生じ、コーナ部Cに変形(垂れ下がり、浮き上が
り)が発生しようとしても、この変形はリテーナ13が上
下方向の曲げに対しては強いため、このリテーナ13にて
熱応力が負担されて上記変形が抑制されることにより、
外観品質が確保されることとなる。
一方、車両軽衝突等により、例えば第3図のようにコー
ナ部Cに矢印で示すような水平方向の外力が作用したと
きには、連結部13cが変形することにより、コーナ部C
の変形に追従してリテーナ13は変形することとなる。よ
って、このリテーナ13は従来と異なりコーナ部Cから外
れるようなことがなく、外力除去後には、ばね性などで
復元したり、少しの力を加えることにより復元すること
となる。また、その舌片5aはコーナ部Cの上面周縁部5d
に形成されているため、この舌片5aの成形によりいわゆ
るヒケが生じても、外観品質上悪影響を与えることがな
い。
また、第4図ないし第6図には、この考案の第2実施例
を示す。
この実施例は、バンパーフェイシア5の舌片15に細長い
穴15aが形成される一方、帯状平板のリテーナ17には、
計3箇所の係合部17bが形成され、この係合部17bには、
水平方向に突出してその孔15aに挿入係合されるクリッ
プ部17bが形成されている。そして、これら係合部17bが
第1実施例と同様な連結部17cにて連結されている。
このようなリテーナ17としても、コーナ部Cの垂れ下が
りや浮き上がりを防止できると共に、コーナ部Cの水平
方向への変形に追従できてリテーナ17がコーナ部Cから
外れることがない。
なお、上記各実施例では、連結部13c,17cを平板状とし
たが、上下方向の曲げに対して強く、水平方向の曲げに
対して変形可能な構造であれば、これに限定されるもの
ではない。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、バンパー
フェイシアコーナ部の舌片にリテーナの係合部を係合さ
せて装着した状態において、熱膨張・収縮により、コー
ナ部に垂れ下がりや浮き上がりが発生しようとしても、
リテーナの上下方向の外力に対して強い構造であるた
め、その熱応力が負担されることから、垂れ下がり及び
浮き上がりを防止できる。また、車両軽衝突等により、
コーナ部に水平方向の外力が作用して変形が生じた場合
には、このコーナ部に装着されているリテーナは、連結
部が変形することにより、コーナ部の変形に追従して変
形することから、このリテーナがコーナ部から外れるよ
うなことがない。また、その舌片はコーナ部の上面周縁
部に形成されているため、この舌片の成形によりいわゆ
るヒケが生じても、外観品質上悪影響を与えることがな
い、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案に係るバンパーフェイシ
アコーナ部の形状保持構造の第1実施例を示す図で、第
1図は要部斜視図、第2図はリテーナの拡大斜視図、第
3図は外力を受けたコーナ部の変形状態斜視図、第4図
ないし第6図はこの考案の第2実施例を示す図で、第4
図は第1図に相当する斜視図、第5図は第4図のV−V
線に沿う断面図、第6図は舌片とリテーナ係合部とを示
す分解斜視図、第7図ないし第10図は従来例であり、第
7図は第1図と同様な斜視図、第8図は他の従来例を示
す第7図と同様な要部斜視図、第9図は外力を受けた際
の変形状態を示す斜視図、第10図は自動車の前半部を示
す斜視図である。 1…車体、3…アーマチュア 5…バンパーフェイシア、5a,15…舌片 13,17…リテーナ、13a,17a…係合部 13c,17c…連結部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に取り付けられた車幅方向に延びるア
    ーマチュアを覆い、該アーマチュアの両端を越えて車体
    側へ延在するバンパーフェイシアが設けられ、該バンパ
    ーフェイシアの車体側面へまわりこむコーナ部にリテー
    ナが装着されることにより、該コーナ部の形状を保持す
    るバンパーフェイシアコーナ部の形状保持構造におい
    て、 前記バンパーフェイシアのアーマチュア被覆部端部から
    車体側面回り込み部とにかけてのコーナ部の上面周縁部
    の少なくとも前記被覆部端部と回り込み部とに、下方へ
    延びる舌片を複数設ける一方、前記リテーナは、前記複
    数の舌片の各縦面に係合する複数の係合部と、該複数の
    係合部を連結し、上下方向の外力に対して強く、水平方
    向の外力に対して変形可能な連結部とを有することを特
    徴とするバンパーフェイシアコーナ部の形状保持構造。
JP10165888U 1988-07-30 1988-07-30 バンパーフェイシアコーナ部の形状保持構造 Expired - Lifetime JPH0640035Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0223255U JPH0223255U (ja) 1990-02-15
JPH0640035Y2 true JPH0640035Y2 (ja) 1994-10-19

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ID=31330851

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