JP2718936B2 - 自動車のウインドモール取付用クリップ - Google Patents

自動車のウインドモール取付用クリップ

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JP2718936B2 JP63028534A JP2853488A JP2718936B2 JP 2718936 B2 JP2718936 B2 JP 2718936B2 JP 63028534 A JP63028534 A JP 63028534A JP 2853488 A JP2853488 A JP 2853488A JP 2718936 B2 JP2718936 B2 JP 2718936B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のフロントウインドガラスもしくはリ
ヤウインドガラスの周縁部と車体パネル間に装着される
ウインドモール取付用クリップに関するものである。
従来の技術 一般に自動車のフロントウインドガラスもしくはリヤ
ウインドガラスは、車体パネルに接着剤を介して固着さ
れているが、上記ウインドガラスの周縁部と車体パネル
との間には、各部品のサイズ誤差又は組付誤差等の原因
によって間隙部が発生することがあり、この間隙部を隠
蔽するために金属又は樹脂で成るウインドモールを前記
ウインドガラスと車体パネル間に取り付けた構造が知ら
れている。上記ウインドモールの取付方法として、通常
車体パネル側にスタッド等の取付部材を突設して、この
取付部材にウインドモールの基部を係止する手段が多用
されているが、上記の手段以外に別途に準備した樹脂製
もしは金属製のクリップを利用した取付手段が知られて
いる。該クリップの一例として実公昭62−979号公報に
は、第6図、第7図に示したごとく、方形のプレート1
の両側に略くの字形に延設されたクリップ本体2,2を設
けて該クリップ本体2,2の両端にウインドガラスの挟持
部3,3を形成する一方、前記プレート1の上端部からウ
インドガラス側に一対のアーム4,4を突設し、更にプレ
ート1の背面にモール係合用フック5を突設したクリッ
プ10の構造が開示されている。第8図及び第9図は上記
のクリップ10を用いて車体パネル6とウインドガラス7
間にウインドモール8を装着した状態を示しており、該
ウインドガラス7をダムラバー9及び接着剤11を介して
車体パネル6に固着するとともに、前記クリップ10の挟
持部3でウインドガラス7の周縁部7aを挟持する一方、
アーム4,4の先端部4a,4aをウインドモール8のフランジ
8aに係合している。尚ウインドモール8の内面にはラチ
ェット式のフック8bが一体成形されていて、このフック
8bに前記プレート1の背面に突設した係合用フック5が
係止されている。上記のクリップ10を用いることによっ
て、ウインドモール8をウインドガラス7と車体パネル
6間に取り付けることができる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の自動車のウインドモー
ル取付構造にあっては、前記ウインドガラス7の周縁部
7aの形状が大きく曲折している場合に、クリップ10が上
記の周縁部形状に対応することが不可能となって該クリ
ップ10を車体パネル6とウインドガラス7間の形状に応
じて設定しなければならないという問題点があった。例
えば第10図に示す自動車20のA部分に前記クリップ10を
装着する場合には、第11図の概要図に示す如くウインド
ガラス7の周縁部7aに沿って前記クリップ10を構成する
クリップ本体2,2が寸法aだけ弾性変形すれば良いが、
第10図のB部分に前記クリップ10を装着する場合には、
ウインドガラス7の周縁部7aの曲率が上記A部分の曲率
に比して大きくなっているので、同様の概要図である第
12図に示す如くクリップ本体2,2が寸法b,即ち前記寸法
aよりも大きな寸法分の弾性変形をしなければならず、
ウインドモール8の組付性が低下し、場合によってはク
リップ10を装着することができないことがあり、別のク
リップを設定しなければならないという難点を有してい
る。
そこで本考案はこのような従来の自動車のウインドモ
ール取付用クリップが有している問題点を解消して、ウ
インドガラスの曲率が大きな場合であっても該ウインド
ガラスの周縁部形状に対応して変形自在であって、前記
ウインドモールの組付作業を容易に実施することができ
るウインドモール取付用クリップを提供することを目的
とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、プレートを中
心として該プレートの両側にくの字形に延設されて、両
端でウインドガラスに弾接係合する支持部を有するクリ
ップ本体と、前記プレートの上端部からウインドガラス
側に突設されて、先端部がウインドモールのフランジに
係合される一対のアームと、前記プレートの背面に突設
されたモール係合用フックとから成り、車体パネルに装
着剤を介して固着されたウインドガラスの周縁部にウイ
ンドモールを装着固定するウインドモール取付用クリッ
プにおいて、前記プレートに、前記一対のアームの回動
にともなってクリップ本体を曲折させる曲折部を設けた
ウインドモール取付用クリップの構成にしてある。
作用 クリップをウインドモールに嵌合する場合、一対のア
ームの先端部がウインドモールのフランジに係合されて
係合用フックを支点とした一対のアームの回動量に応じ
てプレートに設けられた曲折部が曲折変形する。この曲
折変形にともなってクリップ本体を曲折させることがで
きる。これによりウインドガラスに係合するクリップの
弾接係合力を一定に保ち、結果としてウインドガラスの
曲率が変化しても容易な挿入作業が確保出来て、更に確
実な取付が実施されるという作用がもたらされる。
実施例 以下図面を参照して本発明にかかる自動車のウインド
モール取付用クリップの一実施例を前記従来の構成と同
一の構成部分に同一の符号を付して詳述する。
第1図は本発明の第1実施例を示すクリップ10の構成
及びこのクリップ10の組付状態を示す分解斜視図であ
り、図中1,1はプレートであって該プレート1の両側に
略くの字形に延設されたクリップ本体2,2が設けられて
おり、該クリップ本体2,2の両端にウインドガラスに弾
接係合する支持部25,25が形成されている。更に前記プ
レート1の上端部からウインドガラス側に一対のアーム
4,4が突設されているとともに前記プレート1,1の背面に
はモール係合用フック5,5が突設されている。
更に上記プレート1,1の中間部には、断面略U字状の
折曲部15が形成されている。該折曲部15はアーム4,4に
かかる外力による該アーム4,4の回動にともなって曲折
変形して、これによりクリップ本体2,2がウインドモー
ル8の形状に応じて曲折自在であるように構成されてい
る。
このような構成によれば、ウインドモール8を車体パ
ネル6とウインドガラス7間に装着するに際して、先ず
第1図に示す如くウインドモール8のフランジ8aにクリ
ップ10のアーム4の先端部4aを係合しながらモール係合
用フック5をウインドモール8の内方に挿入し、クリッ
プ10をウインドモール8に嵌合する。その後、クリップ
10の付いたモールをウインドガラス7と車体パネル6の
溝部に挿入することにより、クリップ本体2,2の弾性力
によってウインドガラス7の周縁部7aを押圧しながらウ
インドモール8を該ウインドガラス7と車体パネル6間
に装着固定することができる。この時、アーム4,4の係
合用フック5を支点とする回動量に応じた曲折部15の曲
折変形にともなってウインドガラス7の周縁部7aに対す
るクリップ本体2,2の弾接係合力は一定に保たれる。更
に第2図に示す如く前記ウインドガラス7の周縁部7aが
略平坦な形状である場合には、該ウインドガラス7の周
縁部7aに沿って前記クリップ10を構成するクリップ本体
2,2が寸法cだけ曲折変形すれば良い。更に第3図に示
す如くウインドガラス7の周縁部7aの曲率が変化した場
合には、折曲部15が予めウインドガラス7の曲折形状に
応じたアーム4,4の回動により曲折変形するので、前記
クリップ10を構成するクリップ本体2,2は第2図と同様
に寸法cだけ曲折変形させることによってクリップ10を
装着することができる。従ってウインドガラス7の曲率
が変化しても容易にクリップ10をウインドモール8と車
体パネル6の間に挿入して確実に取付けることが可能と
なる。
第4図は本発明の第2実施例を示すものであって、プ
レート1,1の中間部に断面略V字状の折曲部16が形成さ
れている。該V字状の折曲部16以外の構成及び作用は前
記第1実施例と略同一であり、且つ同一の符号を付して
表示してある。
第5図は本発明の第3実施例を示すものであって、プ
レート1,1の中間部に断面略半円筒状の折曲部17が形成
されている。該半円筒状の折曲部17以外の構成及び作用
は前記第1実施例と略同一である。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかる自動車のウ
インドモール取付用クリップによれば、プレートを中心
として該プレートの両側にくの字形に延設されて、両端
でウインドガラスに弾接係合する支持部を有するクリッ
プ本体と、前記プレートの上端部からウインドガラス側
に突設されて、先端部がウインドモールのフランジに係
合される一対のアームと、前記プレートの背面に突設さ
れたモール係合用フックとから成り、車体パネルに接着
剤を介して固着されたウインドガラスの周縁部にウイン
ドモールを装着固定するウインドモール取付用クリップ
において、前記プレートに、前記一対のアームの回動に
ともなってクリップ本体を曲折させる曲折部を設けたウ
インドモール取付用クリップの構成にしたので、以下に
記す作用効果がもたらされる。即ちクリップにウインド
モールを嵌合した後、該クリップをウインドガラスの周
縁部に装着する際には、ウインドガラスの周縁部形状の
曲率が変化した場合であっても、一対のアームの係合用
フックを支点とする回動にともなってクリップを構成す
るプレートに設けられた曲折部が自在に曲折して、プレ
ートに延設された前記クリップ本体を車体パネル側へ曲
折させることができる。従ってクリップ自体が上記のウ
インドガラスの周縁部形状に対応して変形することがで
きて、ウインドガラスに係合するクリップの弾接係合力
が一定に保たれ、クリップ及び該クリップに嵌合された
ウインドモールを車体パネルとウインドガラス間に確実
に保持することができるという効果がもたらされる。又
ウインドモールへのクリップの挿入作業が容易となり、
組付性が向上して作業の能率アップをはかれるという大
きな効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる自動車用ウインドモール取付用
クリップを用いた組付構造の第1実施例を示す要部分解
斜視図、第2図,第3図は同組付時のクリップの形状例
を示す概要図、第4図は本発明の第2実施例を示す斜視
図、第5図は本発明の第3実施例を示す斜視図、第6図
は従来のクリップの形状例を示す斜視図、第7図は第6
図の裏面側からの斜視図、第8図は同組付時の状態を示
す分解斜視図、第9図は同要部断面図、第10図は自動車
を示す部分的外観図、第11図,第12図は従来のウインド
モール組付時のクリップの形状例を示す概要図である。 1……プレート、2……クリップ本体、 4……アーム、5……係合用フック、 6……車体パネル、7……ウインドガラス、 7a……周縁部、8……ウインドモール、 10……クリップ、15,16,17……折曲部、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレートを中心として該プレートの両側に
    くの字形に延設されて、両端でウインドガラスに弾接係
    合する支持部を有するクリップ本体と、前記プレートの
    上端部からウインドガラス側に突設されて、先端部がウ
    インドモールのフランジに係合される一対のアームと、
    前記プレートの背面に突設されたモール係合用フックと
    から成り、車体パネルに接着剤を介して固着されたウイ
    ンドガラスの周縁部にウインドモールを装着固定するウ
    インドモール取付用クリップにおいて、 前記プレートに、前記一対のアームの回動にともなって
    クリップ本体を曲折させる曲折部を設けたことを特徴と
    する自動車のウインドモール取付用クリップ。
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