JPH02117974A - 印刷インキ用バインダー - Google Patents

印刷インキ用バインダー

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JPH02117974A
JPH02117974A JP63270143A JP27014388A JPH02117974A JP H02117974 A JPH02117974 A JP H02117974A JP 63270143 A JP63270143 A JP 63270143A JP 27014388 A JP27014388 A JP 27014388A JP H02117974 A JPH02117974 A JP H02117974A
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JP
Japan
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parts
diisocyanate
dimer
polyurethane
chain extender
Prior art date
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Pending
Application number
JP63270143A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Oshima
大島 弘一郎
Masao Tanaka
正夫 田中
Toyomi Hamaguchi
浜口 豊巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Arakawa Chemical Industries Ltd filed Critical Arakawa Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH02117974A publication Critical patent/JPH02117974A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は印刷インキ用バインダーに関する。
[従来の技術] 近年、被包装物の多様化、包装技術の高度化に伴ない、
包装材料として各種のプラスチックフィルムが開発され
、被包装物に適したものが適宜選択して使用されている
。このような包装材料に使用するばあいには、プラスチ
ックフィルムには装飾または表面保護のために印刷が施
されているが、かかる印刷のための印刷インキには、こ
れら種々のプラスチックフィルムに対する接着性が良好
であることなど、高度な性能が要求されるようになって
きている。
従来より使用されているこのような印刷インキに用いら
れる印刷インキ用バインダーとしては、ポリウレタンが
多く用いられている。一般にポリウレタンをバインダー
とする印刷インキはポリエステルおよびナイロンフィル
ムに対しては単独で優れた接着力を有するが、汎用フィ
ルムであるポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィ
ルムに対する接着力は不充分であるため、ポリエチレン
フィルムやポリプロピレンフィルムに印刷するばあいに
は、接着力を補うためにポリウレタンにポリイソシアネ
ート化合物を配合せしめた二液反応型インキが使用され
ている。
し°かしながら、二液反応型インキは印刷直前に硬化剤
を配合しなけらばならず、取り扱いが不便であり、しか
もポットライフ(可使時間)の点でも実用工種々の制限
を受けるという不利を有する。そのため、斯界では種々
のプラスチックフィルムに対して接着性が良好であり、
かつポリイソシアネート化合物を配合する必要のない一
液型インキ用バインダーとして使用されうるポリウレタ
ンについて種々の研究、開発が行なわれており、接着性
の点についてはある程度改善されている。しかしながら
、たとえば食品を包装した後にボイル殺菌、レトルト殺
菌工程などが施される包装基材として用いられるプラス
チックフィルムの印刷に前記−波型インキを用いたばあ
いには、かかる印刷物は耐ボイル性、耐レトルト性(以
下、「耐ボイル性など」という)が依然劣るという欠点
がある。したがって、耐ボイル性などが要求される分野
では、−波型インキは使用しがたいため、前記したごと
く欠点を有するにもかかわらず、依然としてポリイソシ
アネート化合物を配合せしめた二液反応型インキが主流
を占めているのが現状である。
[発明が解決しようとする課m] 本発明者らは前記のごとき課題を解決し、被印刷物とし
てポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどの各種プラスチックフィルムに対する優れた接
着性、耐ボイル性などを有する一液型印刷インキ用バイ
ンダーを提供することを目的として鋭意検討を重ねた結
果、ジイソシアネート化合物としてダイマージイソシア
ネートを含有させ、および/または鎖伸長剤成分として
ダイマージアミンを含有させてなるポリウレタンを印刷
インキ用バインダーとして用いたばあいには、前記従来
技術の問題点がことごとく解決されうろことを見出し、
本発明を完成するにいたった。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は高分子ポリオール、ジイソシアネー
ト化合物および鎖伸長剤を反応せしめてなるポリウレタ
ンを主成分として含有してなる印刷インキ用バインダー
であって、■ジイソシアネート化合物がダイマージイソ
シアネートを含有することおよび/または鎖伸長剤がダ
イマージアミンを含有することを特徴とする印刷インキ
用バインダー、■イソシアネート化合物がダイマージイ
ソシアネートを少なくとも30重量96含有したもので
あることを特徴とする印刷インキ用バインダー、■鎖伸
長剤がダイマージアミンを少なくとも50重量%含有し
たものであることを特徴とする印刷インキ用バインダー
および■ジイソシアネート化合物がダイマージイソシア
ネートを含有し、鎖伸長剤がダイマージアミンを含有し
、かつダイマージイソシアネ−トとダイマージアミンの
合計量がジイソシアネート化合物と鎖伸長剤の合計量の
少なくとも20重量%であることを特徴とする印刷イン
キ用バインダーに関する。
[作用および実施例] 本発明では、前記課題を解決するための手段の一つとし
てジイソシアネート化合物としてダイマージイソシアネ
ートを含有したものを用いる。ここにダイマージイソシ
アネートとは、通常、ダイマー酸と呼ばれている不飽和
脂肪族モノカルボン酸を重合してえられる重合脂肪酸の
カルボキシル基をイソシアネート基に転化したものをい
う。一般に、ダイマー酸は未反応の単量体、主成分であ
る二量体およびその他の高次重合体からなる混合物であ
るため、該混合物のカルボキシル基をイソシアネート基
に転化してえられるダイマージイソシアネートの中には
主成分であるジイソシアネート化合物の他にモノイソシ
アネート化合物およびポリイソシアネート化合物が含ま
れている。なお、必要ならば真空蒸留などにより二量体
を高濃度化したダイマージイソシアネートを使用するこ
ともできる。
ダイマー酸の原料となる不飽和脂肪族モノカルボン酸と
しては、炭素数16〜18、とくに炭素数18のものが
よく、たとえばリノール酸、オレイン酸などがあげられ
る。このダイマージイソシアネートの具体例としては、
たとえば0011410 (ヘンケル白水■製、商品名
)などがあげられる。
ダイマージイソシアネートの使用量は、ジイソシアネー
ト化合物に対して少なくとも30%(重量%、以下同様
)であることが好ましく、さらに好ましくは50%以上
である。かかるダイマージイソシアネートの使用量は、
鎖伸長剤としてダイマージアミンを用いないばあい、3
0%未満では一液型インキとしたときに耐ボイル性など
がわるくなる傾向がある。なお、ジイソシアネート化合
物がダイマージイソシアネート100%であってもよい
ことは勿論のことである。
本発明ではジイソシアネート化合物として、前記ダイマ
ージイソシアネート以外にも芳香族、脂肪族または脂環
族のジイソシアネート類を併用することができる。かか
るジイソシアネート類の具体例としては、たとえば、1
.5−ナフチレンジイソシアネート、4.4−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、4.4′−ジフェニルジメ
チルメタンジイソシアネート、4,4°−ジベンジルイ
ソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイソシア
ネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネ
ート、1.3−フェニレンジイソシアネート、1,4−
フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、2,2.44リメチルへキサメチ
レンジイソシアネート、2,4.4−トリメチルへキサ
メチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、
シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート、インホロンジイソシアネート、ジ
シクロヘキシルメタン−4,4−ジイソシアネート、■
、3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサンジイソシアネートなどがあげられ
る。
また、本発明ではダイマージアミンを含有した鎖伸長剤
を用いることによっても本発明の目的を達成することが
できる。ここで前記ダイマージアミンとは、前記ダイマ
ー酸のカルボキシル基をアミノ基に転化したものをいう
。したがって、ダイマージアミンの中には主成分である
ジアミン化合物の以外にもモノアミン化合物およびポリ
アミン化合物が含まれている。さらに、必要ならば真空
蒸留などにより二量体を高濃度化したダイマージアミン
を使用することもできる。かかるダイマージアミンの具
体例としては、たとえばバーサミン551(ヘンケル白
水■製、商品名)などがあげられる。
ダイマージアミンの使用量は鎖伸長剤に対して50%以
上であることが好ましく、さらに好ましくは80%以上
である。かかるダイマージアミンの使用量は、ジイソシ
アネート化合物としてダイマージイソシアネートを用い
ないばあい、50%未満では一液型インキとしたばあい
に耐ボイル性などが低下する傾向がある。なお、鎖伸長
剤がダイマージアミン100%であってもよいことは勿
論のことである。
本発明でダイマージアミンと併用することができる鎖伸
長剤としては、たとえばエチレンジアミン、プロピレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン、イソホロンジアミン、
ジシクロヘキシルメタン−4,4゛−ジアミンなどのジ
アミン類;2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、2
−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、ジー2−ヒド
ロキシエチルエチレンジアミン、ジー2−ヒドロキシエ
チルプロピレンジアミン、2−ヒドロキシプロピルエチ
レンジアミン、ジー2−ヒドロキシプロピルエチレンジ
アミンなどの分子内に水酸基ををするジアミン類および
後述する低分子グリコールなどが例示される。
さらには、必要に応じて鎖長停止剤を用いてもよい。か
かる鎖長停止剤としては、たとえばジ−n−ブチルアミ
ンなどのジアルキルアミン類やエタノール、イソプロピ
ルアルコールなどのアルコール類などがあげられる。
さらに本発明ではジイソシアネート化合物としてダイマ
ージイソシアネートを含有したものを使用し、かつ鎖伸
長剤としてダイマージアミンを含有したものを使用する
ことでも本発明の目的が達成されうる。前記ダイマージ
イソシアネートおよび前記ダイマージアミンの合計量は
、ジイソシアネート化合物と鎖伸長剤の総重量の少なく
とも20%であることが好ましい。さらに好ましくは3
0%以上である。かかる合計量は20%に満たないばあ
いには、−11J2型インキとしたときに耐ボイル性な
どが低下する傾向がある。
前記のごとく、本発明では、ポリウレタン中において、
一般にハードセグメントと称せられているジイソシアネ
ート化合物および鎖伸長剤からなる部分(これに対して
高分子ポリオールからなる部分を一般にソフトセグメン
トという)にダイマージイソシアネートまたはダイマー
ジアミンによって導入される炭素数38の炭化水素鎖に
代表される構造が存在することがひとつの大きな特徴で
ある。すなわち、ハードセグメント部に炭素数36の炭
化水素鎖が存在することが一液型インキの耐ボイル性な
どの改良に何らかの非常に大きな効果があると考えられ
る。
本発明の主バインダーであるポリウレタンの他の構成成
分である高分子ポリオール成分としては、たとえば酸化
エチレン、酸化プロピレン、テトラヒドロフランなどの
重合体もしくは共重合体などのポリエーテルポリオール
類;エチレングリコール、1.2−プロパンジオール、
■、3−プロパンジオール、■、3−ブタジオール、1
.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ベン
タンジオール、へ牛サンジオール、3−メチル−ベンタ
ンジオール、オクタンジオール、■、4−ブチンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコールなどの飽和および不飽和の低分
子グリコール類ならびにアジピン酸、無水フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、コ
ハク酸、しゅう酸、マロン酸、グルタル酸、ピメリン酸
、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸などの二塩基
酸もしくはこれらに対応する酸無水物を脱水縮合せしめ
てえられる、たとえばポリ(1,2−プロピレンアジペ
ート)グリコールなどのポリエステルポリオール類;環
状エステル化合物を開環重合してえられる、たとえばポ
リカプロラクトングリコールなどのポリエステルポリオ
ール類;その他ポリカーボネートポリオール類、ポリブ
タジェングリコール類、ビスフェノールAに酸化エチレ
ンもしくは酸化プロピレンを付加してえられるグリコー
ル類などの一般にポリウレタンの製造に用いられる各種
公知の高分子ポリオールが例示される。なお、これらの
なかでは、グリコール類と二塩基酸から高分子ポリオー
ルをうるばあいは、該グリコール成分の5モル%までは
以下の各種ポリオールに置換しうる。かかる各種ポリオ
ールとしては、たとえばグリセリン、トリメチロールプ
ロパン、トリメチロールエタン、1,2.6−ヘキサン
ドリオール、1.2.4−ブタントリオール、ペンタエ
リスリトール、ソルビトールなどが例示されうる。
以上各種の高分子ポリオールの数平均分子量は、えられ
るポリウレタンの溶解性、乾燥性、耐ブロッキング性な
どを考慮して適宜決定され、通常は500〜3000の
範囲内とするのがよい。該分子量が500未満であれば
溶解性の低下1こ伴ない印刷適性が劣る傾向があり、他
方3000をこえると乾燥性および耐ブロッキング性が
低下する傾向がある。
さらに前記ポリウレタンの性質が低下しない範囲内で、
前記高分子ポリオール成分の一部を低分子ポリオール類
に置換して使用することもでき、通常ポリオール成分中
におけるその使用口は20%以下、好ましくは10%以
下とされる。
該低分子ポリオール類としては、前記高分子ポリオール
の製造に用いられる各種の低分子ポリオールが例示され
うる。低分子ポリオール類の使用割合が20%をこえる
ばあいには、えられる印刷インキ用組成物のプラスチッ
クフィルム゛に対する密着性や希釈溶剤に対する溶解性
が低下する傾向にあり好ましくない。
本発明に用いられるポリウレタンを製造する方法につい
てはとくに制限はないが、かかる−例をあげれば、たと
えば高分子ポリオールとジイソシアネート化合物とを、
インシアネート基過剰の条件で反応させ、高分子ポリオ
ールの両末端にイソシアネート基を有するプレポリマー
(好ましくはインシアネート含量0.5〜lO%)を調
製し、ついでこれを適当な溶媒中で鎖伸長剤、および必
要に応じて鎖長停止剤と反応させる二段法ならびに高分
子ポリオール成分、ジイソシアネート化合物、鎖伸長剤
および必要に応じて鎖長停止剤を、適当な溶媒中で一度
に反応させる一段法のいずれの方法をも採用することが
できるが、均一なポリマー溶液かえられやすいという点
で二段法を採用することが好ましい。
本発明に用いられるポリウレタンを前記二段法で製造す
るばあい、高分子ポリオールとジイソシアネート化合物
とを反応させる際の条件は、イソシアネート基が過剰に
なるようにするほかはとくに限定はされないが、水酸基
/イソシアネート基が当量比で1/1.2〜l/3の範
囲になるように反応させるのが好ましい。また、えられ
たプレポリマーと鎖伸長剤および必要に応じて用いる鎖
長停止剤とを反応させる際の条件にもとくに限定はされ
ないがプレポリマーの両末端に有する遊離のイソシアネ
ート基を1当量としたばあいに、鎖伸長剤中のイソシア
ネート基と反応しうる活性水素の合計当量が0.5〜2
.0当回の範囲内であるのがよく、とくに活性水素含有
基がアミノ基のばあいには0.5〜1.3当量の範囲内
であるのが好ましい。前記活性水素が0.5当量未満の
ばあい、乾燥性、耐ブロッキング性や皮膜強度が充分で
なく、前記活性水素が2.0当量より過剰になったばあ
いには、鎖伸長剤が未反応のまま残存し、印刷物に臭気
が残りやすくなる。
これら製造法において、使用される溶剤としては通常、
印刷インキ用の溶剤としてよく知られているベンゼン、
トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤;酢酸エチル、
酢酸ブチルなどのエステル系溶剤;メタノール、エタノ
ール、イソプロパツール、n−ブタノールなどのアルコ
ール系溶剤:アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンなどのケトン系溶剤などがあげられ、こ
れらは単独または2種以上の混合物で用いられる。
斜上のごとくしてえられる本発明に用いられるポリウレ
タンの数平均分子量は、5000〜100000の範囲
とするのがよい。数平均分子量が5000に満たないば
あいには、これをビヒクルとして用いた印刷インキの乾
燥性、耐ブロッキング性、皮膜強度や耐油性などが低下
しやすくなり、−方、100000をこえるばあいには
、ポリウレタン溶液(バインダー)の粘度が上昇したり
、印刷インキの光沢が低下しやすくなる。また、ポリウ
レタン溶液の樹脂固形分濃度はとくに制限はされないが
、印刷時の作業性などを考慮して適宜°決定すればよく
、通常は15〜60%、粘度は50〜100000cP
 (25℃)の範囲に調整するのが実用上好適である。
なお、ジイソシアネート化合物としてダイマージイソシ
アネートを使用してえられたポリウレタンと鎖伸長剤と
してダイマージアミンを使用してえられたポリウレタン
の混合物を用いることによっても本発明の目的を達成す
ることはいうまでもない。
また、本発明では必要に応じて、本発明の主成分である
ポリウレタンの他に以下に示すような樹脂を副成分とし
てバインダーと併用しうる。
たとえば、本発明以外のポリウレタン、ポリアミド、ニ
トロセルロース、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビ
ニル、塩化ビニルと酢酸ビニルのコポリマー、ロジン系
樹脂、ケトンレジンなどがあげられる。
本発明のバインダーに着色剤、溶剤、さらに必要に応じ
てインキ流動性およびインキ表面皮膜を改良するための
界面活性剤、ワックス、その他添加剤を適宜配合しボー
ルミル、アトライター、サンドミルなどの通常のインキ
製造装置を用いて混練することによ1り印刷インキ組成
物を製造することができる。なお、印刷インキ組成物中
の本発明のバインダーの配合量は印刷インキ組成物中、
その樹脂固形分が3〜20%になるように配合するのが
好ましい。
以下に製造例、実施例および比較例をあげて本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例に限定さ
れるものではない。
製造例1 攪拌機、温度計およびチッ素ガス導入管を備えた丸底フ
ラスコに、分子ffi 2000のポリ(1,2−プロ
ピレンアジペート)グリコール1000部とダイマージ
イソシアネート(ヘンケル白水■製、商品名;DDI 
1410)  600部を仕込み、チッ素気流下に10
0℃で6時間反応させ、遊離イソシアネート含W 2.
49%のプレポリマーを製造したのち、メチルエチルケ
トン1067部を加えてウレタンプレポリマーの均一溶
液とした。ついでイソホロンジアミン73.0部、ジ−
n−ブチルアミンl089部、メチルエチルケトン15
53部およびイソプロピルアルコール1310部からな
る混合物に前記ウレタンプレポリマー溶液2667部を
添加し、ついで50℃で3時間反応させた。こうしてえ
られたポリウレタン溶液は、樹脂固形分濃度が30%、
粘度が420cP (25°C)であった。また、ポリ
ウレタンの数平均分子量は30000であった。
製造例2 製造例1と同様の反応装置に、分子ffl 2000の
ポリ(l、2−プロピレンアジペート)グリコール10
00部とダイマージイソシアネート(ヘンケル白水■製
、商品名: DDI 1410) 90部およびイソホ
ロンジイソシアネート189部を仕込み、チッ素気流下
に100℃で6時間反応させて遊離インシアネート含f
fi 3.12%のプレポリマーを製造したのち、メチ
ルエチルケトン853部を加えてウレタンプレポリマー
の均一溶液とした。ついで、イソホロンジアミン75.
0部、ジ−n−ブチルアミン8,8部、メチルエチルケ
トン1266部およびイソプロピルアルコール1060
部からなる混合物に前記ウレタンプレポリマー溶液21
32部を添加し、ついで50℃で3時間反応させた。こ
うしてえられたポリウレタン溶液は、樹脂固形分濃度が
30%、粘度が370cP (25℃)であった。また
、ポリウレタンの数平均分子量は27000であった。
製a例3 製造例1と同様の反応装置に、分子ff13000のポ
リカプロラクトングリコール1000部、ダイマージイ
ソシアネート(ヘンケル白水■製、商品名:DDI 1
410)  300部およびジフェニルメタンジイソシ
アネート83部を仕込み、チッ素気流下に100℃で6
時間反応させ遊離イソシアネート含m 2.88%のプ
レポリマーを製造したのち、メチルエチルケトン922
部を加えてウレタンプレポリマーの均一溶液とした。つ
いで、インホロンジアミン68.1部、ジ−n−ブチル
アミン19.0部、メチルエチルケトン1365部およ
びイソプロピルアルコール1143部からなる混合物に
前記つレタンプレポリマー溶液2305部を添加し、つ
いで50℃で3時間反応させた。こうしてえられたポリ
ウレタン溶液は、樹脂固形分濃度が30%、粘度が40
0cP (25℃)であった。また、ポリウレタンの数
平均分子量は23000であった。
製造例4 製造例1と同様の反応装置に、分子ffi 2000の
ポリ (l、2−プロピレンアジペート)グリコール1
000部およびイソホロンジイソシアネート 222部
を仕込み、チッ素気流下に 100℃で6時間反応させ
遊離イソシアネート含ffi 3.28%のプレポリマ
ーを製造したのち、メチルエチルケトン815部を加え
てウレタンプレポリマーの均一溶液とした。ついで、ダ
イマージアミン(ヘンケル白水■製、商品名;バーサミ
ン551)240部、ジ−n−ブチルアミン9,5部、
メチルエチルケトン1474部およびイソプロピルアル
コール1144部からなる混合物に前記ウレタンプレポ
リマー溶t&2037部を添加し、ついで50℃で3時
間反応させた。こうしてえられたポリウレタン溶液は、
樹脂固形分濃度が30%、粘度が390cP (25℃
)であった。また、ポリウレタンの数平均分子量は28
000であった。
製造例5 ダイマージアミン(ヘンケル白水■製、商品名:バーサ
ミン551 ) 81.’1部、イソホロンジアミン5
5.7部、ジ−n−ブチルアミン8.7部、メチルエチ
ルケトン1282部およびイソプロピルアルコール10
49部からなる混合物に製造例4でえられたウレタンプ
レポリマー溶液2037部を添加し50℃で3時間反応
させた。こうしてえられたポリウレタン溶液は、樹脂固
形分濃度が30%、粘度が350cP (25℃)であ
った。また、ポリウレタンの数平均分子量は28000
であった。
製造例6 製造例1と同様の反応装置に、分子m 30DOのポリ
カプロラクトングリコール1000部およびイソホロン
ジイソシアネート 185部を仕込み、チッ素気流下に
 100℃で6時間反応させ遊離イソシアネート含ff
i 3.37%のプレポリマーを製造したのち、メチル
エチルケトン790部を加えてウレタンプレポリマーの
均一溶液とした。ついで、ダイマージアミン(ヘンケル
白水沖製、商品名:バーサミン551) 118.4部
、メタキンレンジアミン26,1部、ジ−n−ブチルア
ミン17.4部、メチルエチルケトン1305部および
イソプロピルアルコール1048部からなる混合物に前
記ウレタンプレポリマー溶液1975部を添加し、つい
で50℃で3時間反応させた。こうしてえられたポリウ
レタン溶液は、樹脂固形分濃度が30%、粘度が500
cP (25℃)であった。また、ポリウレタンの数平
均分子量は22000であった。
製造例7 製造例1と同様の反応装置に、分子m 2000のポリ
 (1,2−プロピレンアジペート)グリコール100
0部とダイマージイソシアネート(ヘンケル白水■製、
商品名、DDI 1410) 80部およびイソホロン
ジイソシアネート200部を仕込み、チッ素気流下に 
100℃で6時間反応させ遊離イソシアネート含m 3
.17%のプレポリマーを製造したのち、メチルエチル
ケトン840部を加えてウレタンプレポリマーの均一溶
液とした。ついで、ダイマージアミン(ヘンケル白水沖
製、商品名:バーサミン551)18.6部、インホロ
ンジアミン69.3部、ジ−n−ブチルアミン8.8部
、メチルエチルケトン1216部およびイソプロピルア
ルコール10’55部からなる混合物に前記ウレタンプ
レポリマー溶液2100部を添加し、ついで50℃で3
時間反応させた。こうしてえられたポリウレタン溶液は
、樹脂固形分濃度が30%、粘度が420cP(25℃
)であった。また、ポリウレタンの数平均分子量は28
000であった。
製造例8 イソホロンジアミン75.2部、ジ−n−ブチルアミン
 8.4部、メチルエチルケトン1216部およびイソ
プロピルアルコール1015部からなる混合物に製造例
4でえられたウレタンプレポリマー溶液2037部を添
加し50℃で3時間反応させた。こうしてえられたポリ
ウレタン溶液は、樹脂固形分濃度が3096、粘度が6
80eP (25℃)であった。
また、ポリウレタンの数平均分子量は28000であっ
た。
製造例9 製造例1と同様の反応装置に、分子ffi 1000の
ポリオキシテトラメチレングリコール1000部および
トリレンジイソシアネート 201部を仕込み、チッ素
気流下に80℃で6時間反応させ遊離イソシアネート含
! 3.16%のプレポリマーを製造したのち、メチル
エチルケトン841部を加えてウレタンプレポリマーの
均一溶液とした。ついで、インホロンジアミンB9,3
部、ジ−n−ブチルアミン17.4部、メチルエチルケ
トン1255部およびイソプロピルアルコール1048
部からなる混合物に前記ウレタンプレポリマー溶液21
02部を添加し、ついで50℃で3時間反応させた。こ
うしてえられたポリウレタン溶液は、樹脂固形分濃度が
30%、粘度が700cP (25℃)であった。また
、ポリウレタンの数平均分子量は21000であった。
製造例10 製造例1と同様の反応装置に、分子m 3000のポリ
カプロラクトングリコール1000部およびジフェニル
メタンジイソシアネート 208部を仕込み、チッ素気
流下に80℃で6時間反応させ遊離イソシアネート含f
fl 3.30%のプレポリマーを□製造したのち、メ
チルエチルケトン805部を加えてウレタンプレポリマ
ーの均一溶液とした。
ついで、イソホロンジアミン69.6部、ジ−n−ブチ
ルアミ216.7部、メチルエチルケトン1208部お
よびイソプロピルアルコール1007部からなる混合物
に前記ウレタンプレポリマー溶液2013部を添加し、
ついで50℃で3時間反応させた。こうしてえられたポ
リウレタン溶液は、樹脂固形分濃度が30%、粘度が5
BOcP (25℃)であった。
また、ポリウレタンの数平均分子量は21000であっ
た。
製造例11 製造例1と同様の反応装置に、分子21000のポリオ
キシテトラメチレングリコール1000部およびインホ
ロンジイソシアネート333部を仕込み、チッ素気流下
に100℃で6時間反応させ遊離イソシアネート含ff
i 2.99%のプレポリマーを製造したのち、メチル
エチルケトン889部を加えてウレタンプレポリマーの
均一溶液とした。
ついで、3.3°−ジメチル−4,4゛−ジアミノジシ
クロヘキシルメタン95.9部、ジ−n−ブチルアミン
18.7部、メチルエチルケトン1363部およびイソ
プロピルアルコール1126部からなる混合物に前記ウ
レタンプレポリマー溶液2222部を添加し、ついで5
0℃で3時間反応させた。こうしてえられたポリウレタ
ン溶液は、樹脂固形分濃度が3096、粘度が1700
cP (25℃)であった。また、ポリウレタンの数平
均分子量は200[)0であった。
製造例12 メタキシリレンジアミン56.1部、ジ−n−ブチルア
ミン16.2部、メチルエチルケトン805部およびイ
ソプロピルアルコール978部からなる混合物に製造例
6でえられたウレタンプレポリマー溶液1975部を添
加し50℃で3時間反応させた。
こうしてえられたポリウレタン溶液は、樹脂固形分濃度
が30%、粘度が4g0cP (25℃)であった。ま
た、ポリウレタンの数平均分子量は22000であった
実施例1〜7および比較例1〜6 チタン白(ルチル型)30部 製造例1〜12でえられた °ポリウレタン溶液        50部トルエン 
              10部イソプロピルアル
コール      10部からなる組成の混合物をそれ
ぞれペイントシエイカーで練肉して白色印刷インキを調
製した。
えられた混合物100部に、トルエン35部およびイソ
プロピルアルコール15部を加えて粘度を調整し第1表
に示すような12点の白色印刷インキを調製した。なお
、比較例6の白色印刷インキは比較例1でえられたもの
にさらにイソホロンジイソシアネート2部を添加して2
液印刷インキとしたものである。
えられた13点の白色印刷インキを、版深30屡のグラ
ビアプレートを備えた簡易グラビア印刷機により厚さ1
5遍のコロナ放電処理が施されたナイロンフィルム(N
Y)の放電処理面と厚さ11加のポリエチレンテレフタ
レート(PET)の片面に印刷し、40〜50℃で乾燥
し、印刷フィルムをえた。
えられた印刷フィルムの印刷面上に固形分25%のポリ
ウレタン系接着剤を3 g/rrrの塗布量で塗布乾燥
したのち、ラミネーターにより60加のポリエチレンフ
ィルムをドライラミネートし、ラミネートフィルムをえ
た。こうしてえられたラミネートフィルムのラミネート
強度(接着力)および100℃でのボイル適性を評価し
た。その評価結果を第1表に示す。
(ボイル適性) (イ) フィルムの外観変化による評価ラミネートフィ
ルムを 100℃で30分間煮沸した後の外観変化を観
察した。
O・・・・・・フィルムに異常なし。
Δ・・・・・・フィルムのごく一部がデラミネートして
いるか、またはブリスター かわずかであるが発生している。
×・・・・・・フィルムの一部がデラミネートしている
か、またはブリスターが発 生している。
(CI)  ラミネート強度(接着力)による変化ラミ
ネートフィルムを100℃で30分間煮沸したあと、1
5av幅に切断し剥離試験機にて速度300g++*/
分でT型剥離強度(単位g / 15mm)を測定し、
ボイル前の強度と比較した。
[以下余白] C発明の効果] 本発明の印刷インキ用バインダーを用いた1液型印刷イ
ンキは、被印刷物であるポリエステル、ナイロンフィル
ム、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの各種プラスチ
ックフィルムに対してすぐれた接着性および耐ボイル性
などを呈するという効果を奏する。
特許出願人  荒川化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高分子ポリオール、ジイソシアネート化合物および
    鎖伸長剤を反応せしめてなるポリウレタンを主成分とし
    て含有してなる印刷インキ用バンダーであって、ジイソ
    シアネート化合物がダイマージイソシアネートを含有す
    ることおよび/または鎖伸長剤がダイマージアミンを含
    有することを特徴とする印刷インキ用バインダー。 2 高分子ポリオール、ジイソシアネート化合物および
    鎖伸長剤を反応せしめてなるポリウレタンを主成分とし
    て含有してなる印刷インキ用バインダーであって、ジイ
    ソシアネート化合物がダイマージイソシアネートを少な
    くとも30重量%含有したものであることを特徴とする
    印刷インキ用バインダー。 3 高分子ポリオール、ジイソシアネート化合物および
    鎖伸長剤を反応せしめてなるポリウレタンを主成分とし
    て含有してなる印刷インキ用バインダーであって、鎖伸
    長剤がダイマージアミンを少なくとも50重量%含有し
    たものであることを特徴とする印刷インキ用バインダー
    。 4 高分子ポリオール、ジイソシアネート化合物および
    鎖伸長剤を反応せしめてなるポリウレタンを主成分とし
    て含有してなる印刷インキ用バインダーであって、ジイ
    ソシアネート化合物がダイマージイソシアネートを含有
    し、鎖伸長剤がダイマージアミンを含有し、かつダイマ
    ージイソシアネートとダイマージアミンの合計量がジイ
    ソシアネート化合物と鎖伸長剤の合計量の少なくとも2
    0重量%であることを特徴とする印刷インキ用バインダ
    ー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014037552A (ja) * 2010-04-02 2014-02-27 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd バイオポリウレタン樹脂
CN110003469A (zh) * 2017-12-28 2019-07-12 日铁化学材料株式会社 二聚物二胺组合物、其制造方法及树脂膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014037552A (ja) * 2010-04-02 2014-02-27 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd バイオポリウレタン樹脂
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