JPH01235044A - 光ディスク基板およびその製造方法 - Google Patents
光ディスク基板およびその製造方法Info
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- JPH01235044A JPH01235044A JP63058500A JP5850088A JPH01235044A JP H01235044 A JPH01235044 A JP H01235044A JP 63058500 A JP63058500 A JP 63058500A JP 5850088 A JP5850088 A JP 5850088A JP H01235044 A JPH01235044 A JP H01235044A
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Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、光ヘッドのトラッキングを行うための案内
溝またはアドレス情報を与えるためのプレピットの少な
くとも一方が形成された光ディスク基板およびその製造
方法に関するものである。
溝またはアドレス情報を与えるためのプレピットの少な
くとも一方が形成された光ディスク基板およびその製造
方法に関するものである。
〔従来の技術)
ユーザが情報を記録することができる、いわゆる追記型
の光ディスクには、光トラッキングを行うための案内溝
あるいはアドレス情報等のプレピット信号を光ディスク
原版作製の段階で記録しておく。この光ディスク原版作
製を含め、従来の光ディスクの製造方法を以下に述べる
。
の光ディスクには、光トラッキングを行うための案内溝
あるいはアドレス情報等のプレピット信号を光ディスク
原版作製の段階で記録しておく。この光ディスク原版作
製を含め、従来の光ディスクの製造方法を以下に述べる
。
第3図は従来の光ディスクの製造工程を示す説明図であ
る。
る。
まず、ガラス゛基板を洗浄、フォトレジスト(以下レジ
ストと略す)の付着力強化のための下地処理の後、スピ
ンコードによりレジストを塗布する。次に、Arレーザ
等により案内溝およびプレピットを露光記録した後、現
像することにより、光ディスク原版を得る。こうして得
た光ディスク原版の案内溝およびプレピット形成面にN
i蒸着等により導体化処理を行った後、Niメツキによ
りスタンパを作成する。また、必要に応じて3段階のメ
ツキを行い、Niマスタおよび複数枚のNiマザーを作
製した後、さらに複数枚のNiスタンパを作製する。次
に、このNiスタンパを用いて、射出成型法あるいは2
p (Photopolymerization)法等
による基板成型により、アクリルあるいはポリカーボネ
ート樹脂等に案内溝およびプレピットを転写した転写基
板を得る。さらに、この転写基板上にTe系化合物ある
いは希土類遷穆金属化合物等の記録膜を形成することに
より、光ディスクを得る。
ストと略す)の付着力強化のための下地処理の後、スピ
ンコードによりレジストを塗布する。次に、Arレーザ
等により案内溝およびプレピットを露光記録した後、現
像することにより、光ディスク原版を得る。こうして得
た光ディスク原版の案内溝およびプレピット形成面にN
i蒸着等により導体化処理を行った後、Niメツキによ
りスタンパを作成する。また、必要に応じて3段階のメ
ツキを行い、Niマスタおよび複数枚のNiマザーを作
製した後、さらに複数枚のNiスタンパを作製する。次
に、このNiスタンパを用いて、射出成型法あるいは2
p (Photopolymerization)法等
による基板成型により、アクリルあるいはポリカーボネ
ート樹脂等に案内溝およびプレピットを転写した転写基
板を得る。さらに、この転写基板上にTe系化合物ある
いは希土類遷穆金属化合物等の記録膜を形成することに
より、光ディスクを得る。
〔発明が解決しようとする課題]
以上述べたように、従来の光ディスクの製造工程では、
案内溝およびプレピットはレジストにより形成し、それ
をプラスチック基板に転写するため、案内溝およびプレ
ピットの幅、深さ等の寸法は、レジストの塗布条件およ
び露光、現像条件により制御しなければならない。とこ
ろが、レジストはスピンコードにより塗布するため、膜
厚の均一性、特に半径方向の均一性を得ることが難しく
、また、現像時の膜減りもあるため、案内溝およびプレ
ピットの寸法制御が難しいという欠点を有する。また、
レジストの表面は研磨したガラス基板に比して表面平滑
性が劣り、これは現像時の膜減りの不均一により、さら
に悪化するという欠点を有する。
案内溝およびプレピットはレジストにより形成し、それ
をプラスチック基板に転写するため、案内溝およびプレ
ピットの幅、深さ等の寸法は、レジストの塗布条件およ
び露光、現像条件により制御しなければならない。とこ
ろが、レジストはスピンコードにより塗布するため、膜
厚の均一性、特に半径方向の均一性を得ることが難しく
、また、現像時の膜減りもあるため、案内溝およびプレ
ピットの寸法制御が難しいという欠点を有する。また、
レジストの表面は研磨したガラス基板に比して表面平滑
性が劣り、これは現像時の膜減りの不均一により、さら
に悪化するという欠点を有する。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたもの
であり、その目的は、案内溝およびプレピットの寸法精
度およびその均一性が高く、かつ表面精度の高い光ディ
スク基板およびその製造方法を提供することにある。
であり、その目的は、案内溝およびプレピットの寸法精
度およびその均一性が高く、かつ表面精度の高い光ディ
スク基板およびその製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
この発明に係る光ディスク基板は、ガラス基板上に、光
ヘッドのトラッキングを行うための案内溝またはアドレ
ス情報を与えるためのプレピットの少なくとも一方が形
成されたSiO2薄膜を備えたものである。
ヘッドのトラッキングを行うための案内溝またはアドレ
ス情報を与えるためのプレピットの少なくとも一方が形
成されたSiO2薄膜を備えたものである。
この発明に係る光ディスクの製造方法は、ガラス基板上
にSiO2薄膜およびフォトレジストを順次形成する工
程と、レーザ光による露光、現像を行ってフォトレジス
トに光ヘッドのトラッキングを行うための案内溝または
アドレス情報を与えるためのプレピットの少なくとも一
方のパターンを形成する工程と、このパターンが形成さ
れたフォトレジストをマスクとしてドライエツチングを
行って、SiO2薄膜に案内溝またはプレピットの少な
くとも一方を形成する工程とを含むものである。
にSiO2薄膜およびフォトレジストを順次形成する工
程と、レーザ光による露光、現像を行ってフォトレジス
トに光ヘッドのトラッキングを行うための案内溝または
アドレス情報を与えるためのプレピットの少なくとも一
方のパターンを形成する工程と、このパターンが形成さ
れたフォトレジストをマスクとしてドライエツチングを
行って、SiO2薄膜に案内溝またはプレピットの少な
くとも一方を形成する工程とを含むものである。
〔作用)
この発明の光ディスク基板においては、Sio2薄膜の
表面平滑性が優れているほか、案内溝およびプレピット
の強度が高くなっている。
表面平滑性が優れているほか、案内溝およびプレピット
の強度が高くなっている。
また、この発明の光ディスク基板の製造方法においては
、案内溝またはプレピットの少なくとも一方のパターン
が形成されたレジストをマスクとしてエツチングを行う
ことにより、5i02薄膜に案内溝またはプレピットの
少なくとも一方が形成される。
、案内溝またはプレピットの少なくとも一方のパターン
が形成されたレジストをマスクとしてエツチングを行う
ことにより、5i02薄膜に案内溝またはプレピットの
少なくとも一方が形成される。
以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する
。
。
第1図(a)、(b)はこの発明の光ディスク基板の製
造工程を示す説明図で、第1図(a)は各工程を、また
、第1図(b)は対応する工程における断面略図である
。
造工程を示す説明図で、第1図(a)は各工程を、また
、第1図(b)は対応する工程における断面略図である
。
以下この製造工程を順を追って説明する。
まず、ガラス基板(以下、基板と略す)1を洗浄した後
、RFスパッタリングにより5102M2を形成する。
、RFスパッタリングにより5102M2を形成する。
S i O2膜2の膜厚は案内溝およびプレピットの深
さに相当するため、例えば、案内溝のみを形成する場合
には、トラッキング特性が最適となるように70nm程
度に、また、案内溝とともにその延長上にプレピットを
形成する場合には、トラッキング特性を得るとともにプ
レピットからの信号を大きくするため、110nm程度
に選ぶ。次に、レジストの基板1への付着力を高めるた
めの下地処理として、Si’02膜2を形成した面にシ
ランカップリング材をスピンコードにより塗布するか、
もしくは、RFスパッタリングによりCr膜を5nm程
度の厚さに形成する。
さに相当するため、例えば、案内溝のみを形成する場合
には、トラッキング特性が最適となるように70nm程
度に、また、案内溝とともにその延長上にプレピットを
形成する場合には、トラッキング特性を得るとともにプ
レピットからの信号を大きくするため、110nm程度
に選ぶ。次に、レジストの基板1への付着力を高めるた
めの下地処理として、Si’02膜2を形成した面にシ
ランカップリング材をスピンコードにより塗布するか、
もしくは、RFスパッタリングによりCr膜を5nm程
度の厚さに形成する。
次に、基板上のSi○2膜2の形成面の上にレジシスト
3をスピンコードにより塗布する。この際のレジスト3
の膜厚は、従来のように案内溝の深さに相当するもので
はなく、後述するSiO2膜2のプラズマエツチング用
のマスクとして必要な厚さがあればよい。具体的には、
5i02膜2とレジスト3のエツチングレートは同程度
であり、また、レジスト3を通してSiO2膜2がプラ
ズマにより損傷しないために必要なレジスト3の厚さが
1100nであるから、1100nのSt○2膜2をエ
ツチングする場合でもレジスト3の厚さは210nm程
度以上あればよい。次に、公知のマスタリング装置によ
り露光し、案内溝およびプレピットの潜像を記録した後
、現像することにより、レジスト3に案内溝およびプレ
ピットのパターン形成した基板1が得られる。次に、C
F4+l(2雰囲気中でのプラズマエツチング等のドラ
イエツチングにより、案内溝およびプレピット部分の5
i02膜2をエツチングする。最後に、レジスト用の剥
離液に浸せき、もしくは、02雰囲気中でのプラズマエ
ツチングによって残留したレジスト3を除去することに
より、Sio2膜2に4で示す案内溝および/またはプ
レピットを形成した光ディスク基板5が得られる。
3をスピンコードにより塗布する。この際のレジスト3
の膜厚は、従来のように案内溝の深さに相当するもので
はなく、後述するSiO2膜2のプラズマエツチング用
のマスクとして必要な厚さがあればよい。具体的には、
5i02膜2とレジスト3のエツチングレートは同程度
であり、また、レジスト3を通してSiO2膜2がプラ
ズマにより損傷しないために必要なレジスト3の厚さが
1100nであるから、1100nのSt○2膜2をエ
ツチングする場合でもレジスト3の厚さは210nm程
度以上あればよい。次に、公知のマスタリング装置によ
り露光し、案内溝およびプレピットの潜像を記録した後
、現像することにより、レジスト3に案内溝およびプレ
ピットのパターン形成した基板1が得られる。次に、C
F4+l(2雰囲気中でのプラズマエツチング等のドラ
イエツチングにより、案内溝およびプレピット部分の5
i02膜2をエツチングする。最後に、レジスト用の剥
離液に浸せき、もしくは、02雰囲気中でのプラズマエ
ツチングによって残留したレジスト3を除去することに
より、Sio2膜2に4で示す案内溝および/またはプ
レピットを形成した光ディスク基板5が得られる。
こうして得られた光ディスク基板5を用いて光ディスク
を製造する工程を第2図(a)、(b)、(c)に示す
。これらの図に示すように、この発明の光ディスク基板
の使用方法により、3通りの光ディスク基板の製造方法
がある。
を製造する工程を第2図(a)、(b)、(c)に示す
。これらの図に示すように、この発明の光ディスク基板
の使用方法により、3通りの光ディスク基板の製造方法
がある。
まず、第1の方法は、この発明の光ディスク基板5を従
来の光ディスク基板製造工程における光ディスク原版と
同様に使用する方法である。すなわち、第2図(a)に
示したように、この発明の光ディスク基板5からNiメ
ツキによりNiスタンバを作製した後、射出成型等によ
る基板成型を行い、プラスチック族の転写基板を作製し
た後、記録膜を形成し、光ディスクを得る。この発明に
よれば、前述したように、従来の光ディスク基板原版よ
りも溝寸法精度、表面精度等の高い原版として使用可能
である他、レジストで形成した案内溝およびプレピット
に比べ、5i02膜で形成した案内溝およびプレピット
は機械的強度が高いため、Niメツキでの応力発生によ
る変形が少ないという利点を有する。
来の光ディスク基板製造工程における光ディスク原版と
同様に使用する方法である。すなわち、第2図(a)に
示したように、この発明の光ディスク基板5からNiメ
ツキによりNiスタンバを作製した後、射出成型等によ
る基板成型を行い、プラスチック族の転写基板を作製し
た後、記録膜を形成し、光ディスクを得る。この発明に
よれば、前述したように、従来の光ディスク基板原版よ
りも溝寸法精度、表面精度等の高い原版として使用可能
である他、レジストで形成した案内溝およびプレピット
に比べ、5i02膜で形成した案内溝およびプレピット
は機械的強度が高いため、Niメツキでの応力発生によ
る変形が少ないという利点を有する。
第2の方法は、第2図(b)に示すように、この発明の
光ディスク基板5をスタンバとして用い、基板成型を行
う方法である。この方法では、基板1が透明であり、こ
の基板1を通して光照射が可能であるため、2p法等の
基板成型に適している。
光ディスク基板5をスタンバとして用い、基板成型を行
う方法である。この方法では、基板1が透明であり、こ
の基板1を通して光照射が可能であるため、2p法等の
基板成型に適している。
第3の方法は、第2図(C)に示したように、この発明
の光ディスク基板5上に記録膜を形成することにより光
ディスクを作製する方法である。
の光ディスク基板5上に記録膜を形成することにより光
ディスクを作製する方法である。
この方法によれば、転写工程が全くないため、転写に伴
なう欠陥発生がなく、また、基板1がガラスであるため
、基板1が変形し難いとともに、含水量が少なく記録膜
の劣化が少ないという利点を有する。
なう欠陥発生がなく、また、基板1がガラスであるため
、基板1が変形し難いとともに、含水量が少なく記録膜
の劣化が少ないという利点を有する。
次に、この発明の具体的な製造工程について説明する。
(i) 外径250mm、内径15mm、厚さ6mm
の研磨したガラス基板を洗浄した後、RFスパッタリン
グにより、SiO2膜を70nmの厚さに形成した。ス
パッタ装置は日型アネルバ社のASP−672を用いた
。、続いて、同装置により、同基板の5i02膜の上に
Cr膜を5nmの厚さで形成した。次に、同基板のCr
膜上にスピンコードによりレジストを200nmの厚さ
に塗布した。次に、同基板をArレーザを用いるマスタ
リング装置に装着して1.6μmピッチのスパイラ゛ル
状の案内溝を記録した後、現像することにより、レジス
トに案内溝を形成した。次に、同基板をプラズマエツチ
ング装置に装着して、CF4+H2f囲気中でのプラズ
マエツチングを行った。
の研磨したガラス基板を洗浄した後、RFスパッタリン
グにより、SiO2膜を70nmの厚さに形成した。ス
パッタ装置は日型アネルバ社のASP−672を用いた
。、続いて、同装置により、同基板の5i02膜の上に
Cr膜を5nmの厚さで形成した。次に、同基板のCr
膜上にスピンコードによりレジストを200nmの厚さ
に塗布した。次に、同基板をArレーザを用いるマスタ
リング装置に装着して1.6μmピッチのスパイラ゛ル
状の案内溝を記録した後、現像することにより、レジス
トに案内溝を形成した。次に、同基板をプラズマエツチ
ング装置に装着して、CF4+H2f囲気中でのプラズ
マエツチングを行った。
エツチング装置は日型アネルバ社のDEM−451を用
い、エツチング条件は、CF 4流量36scam、H
2流量4sccm、ガス圧17Pa。
い、エツチング条件は、CF 4流量36scam、H
2流量4sccm、ガス圧17Pa。
RFパワー100Wでエツチング時間は5分とした。次
に、同基板を剥離液に浸せきすることにより残留レジス
トを除去した後、水洗、乾燥してS i O2膜に案内
溝を形成した光ディスク基板を得た。
に、同基板を剥離液に浸せきすることにより残留レジス
トを除去した後、水洗、乾燥してS i O2膜に案内
溝を形成した光ディスク基板を得た。
次に、こうして得た光ディスク基板の案内満面に、真空
蒸着によりNi膜を40nmの厚さに形成した。次に、
このNi膜により導体化した基板上にNiメツキを行い
、Niスタンパを作製した。次に、このNiスタンバを
射出成型機に装着し、基板成型を行なった。基板用樹脂
としてはポリカーボネートを用い、直径130mm、厚
さ1.2mmの案内溝を転写した転写基板を得た。
蒸着によりNi膜を40nmの厚さに形成した。次に、
このNi膜により導体化した基板上にNiメツキを行い
、Niスタンパを作製した。次に、このNiスタンバを
射出成型機に装着し、基板成型を行なった。基板用樹脂
としてはポリカーボネートを用い、直径130mm、厚
さ1.2mmの案内溝を転写した転写基板を得た。
こうして得た転写基板について、SEMによる観察を行
りたところ、溝幅0.6μm、溝深さ0.07μmの案
内溝が形成されており、ガラス面のエツチングは認めら
れなかった。また、ランド面、すなわちSiO□膜面に
は、満面、すなわちガラス面と同様、平滑な面が得られ
ていた。次に、この転写基板を半導体レーザを用いた記
録再生装置に装着し、トラッキング実験を行ったところ
、安定なトラッキング動作を確認した。さらに、この転
写基板に記録膜としてCS2Te膜を20nmの厚さに
形成した後、記録再生実験を行ったところ、2MHzで
C/N 50 d B以上の良好な特性を得た。
りたところ、溝幅0.6μm、溝深さ0.07μmの案
内溝が形成されており、ガラス面のエツチングは認めら
れなかった。また、ランド面、すなわちSiO□膜面に
は、満面、すなわちガラス面と同様、平滑な面が得られ
ていた。次に、この転写基板を半導体レーザを用いた記
録再生装置に装着し、トラッキング実験を行ったところ
、安定なトラッキング動作を確認した。さらに、この転
写基板に記録膜としてCS2Te膜を20nmの厚さに
形成した後、記録再生実験を行ったところ、2MHzで
C/N 50 d B以上の良好な特性を得た。
(ii) (i) と同様の方法により、光ディスク
基板5を作製した。次に、この光ディスク基板5をスタ
ンパとしてガラス基板1を通して光照射を行うことによ
り、2p法による基板成型を行った。基板用樹脂として
は、アクリル系の光硬化性樹脂を用い、直径130mm
、厚さ1.2mmの転写基板を作製した。
基板5を作製した。次に、この光ディスク基板5をスタ
ンパとしてガラス基板1を通して光照射を行うことによ
り、2p法による基板成型を行った。基板用樹脂として
は、アクリル系の光硬化性樹脂を用い、直径130mm
、厚さ1.2mmの転写基板を作製した。
こうして得た転写基板について、上記と同様のトラッキ
ング実験を行フたところ、安定なトラッキング動作を確
認した。さらに、記録膜としてC32Te膜を形成した
光ディスクについて記録再生実験を行った・ところ、2
MHzでC/N 50 dB以上の良好な特性を得た。
ング実験を行フたところ、安定なトラッキング動作を確
認した。さらに、記録膜としてC32Te膜を形成した
光ディスクについて記録再生実験を行った・ところ、2
MHzでC/N 50 dB以上の良好な特性を得た。
(iii) 外径130mm、内径15mm、厚さ1
.2mmの研磨したガラス基板1を洗浄した後、RFス
パッタにより、5i02膜を1000mの厚さに形成し
た。次に、(i) と同条件によりCr膜を形成した
後、スピンコードによりレジストを250nmの厚さに
塗布した。次に、同基板をマスタリング装置に装着して
1.6μmのスパイラル状の案内溝とともに案内溝の延
長上にプレピットを記録した後、現像した。こうして得
たレジストに案内溝およびプレピットを形成した基板を
プラズマエツチング装置に装着し、SiO□膜をエツチ
ングした。エツチング時間を8分としたこと以外は、エ
ツチング条件は(i) と同じにした。次に、同基板
をレジスト剥離液に浸せきし、残留レジストを除去した
後、水洗、乾燥し、5tOzF’Aに案内溝およびプレ
ピットを形成した光ディスク基板5を得た。
.2mmの研磨したガラス基板1を洗浄した後、RFス
パッタにより、5i02膜を1000mの厚さに形成し
た。次に、(i) と同条件によりCr膜を形成した
後、スピンコードによりレジストを250nmの厚さに
塗布した。次に、同基板をマスタリング装置に装着して
1.6μmのスパイラル状の案内溝とともに案内溝の延
長上にプレピットを記録した後、現像した。こうして得
たレジストに案内溝およびプレピットを形成した基板を
プラズマエツチング装置に装着し、SiO□膜をエツチ
ングした。エツチング時間を8分としたこと以外は、エ
ツチング条件は(i) と同じにした。次に、同基板
をレジスト剥離液に浸せきし、残留レジストを除去した
後、水洗、乾燥し、5tOzF’Aに案内溝およびプレ
ピットを形成した光ディスク基板5を得た。
こうして得た光ディスク基板5について、SEMによる
観察を行ったところ、幅0.6μm、深さ0.11μm
の案内溝とともにプレピットが形成されていること、ま
た、ガラス面はエツチングされていないことを確認した
。次に、このディスク基板5を半導体レーザを用いた記
録再生装置に装着し、トラッキング実験を行ったところ
、安定なトラッキング動作を確認した。さらに、このデ
ィスク基板5に記録膜としてCS2Te膜を形成した光
ディスクについて記録再生実験を行ったところ、2MH
zでC/N 55 d B以上の良好な特性を得るとと
もに、プレピットからも良好な再生信号を得た。
観察を行ったところ、幅0.6μm、深さ0.11μm
の案内溝とともにプレピットが形成されていること、ま
た、ガラス面はエツチングされていないことを確認した
。次に、このディスク基板5を半導体レーザを用いた記
録再生装置に装着し、トラッキング実験を行ったところ
、安定なトラッキング動作を確認した。さらに、このデ
ィスク基板5に記録膜としてCS2Te膜を形成した光
ディスクについて記録再生実験を行ったところ、2MH
zでC/N 55 d B以上の良好な特性を得るとと
もに、プレピットからも良好な再生信号を得た。
〔発明の効果)
以上説明したように、この発明の光ディスク基板は、ガ
ラス基板上に、光ヘッドのトラッキングを行うための案
内溝またはアドレス情報を与える。
ラス基板上に、光ヘッドのトラッキングを行うための案
内溝またはアドレス情報を与える。
ためのプレピットの少なくとも一方が形成されたSiO
2薄膜を備えてなるので、表面平滑性が優れているほか
、案内溝およびプレピットの強度が高くなっており、表
面精度の高い光ディスク基板が得られるという利点を有
する。また、この発明の光ディスク基板によれば、基板
に記録膜を形成することにより、光ディスクが作製可能
であるばかつてなく、従来のフォトレジストによる光デ
ィスク原版に代わる高品質の光ディスク原板として使用
可能であること、さらに、透明スタンパとして基板成型
にも使用可能であるという利点を有する。
2薄膜を備えてなるので、表面平滑性が優れているほか
、案内溝およびプレピットの強度が高くなっており、表
面精度の高い光ディスク基板が得られるという利点を有
する。また、この発明の光ディスク基板によれば、基板
に記録膜を形成することにより、光ディスクが作製可能
であるばかつてなく、従来のフォトレジストによる光デ
ィスク原版に代わる高品質の光ディスク原板として使用
可能であること、さらに、透明スタンパとして基板成型
にも使用可能であるという利点を有する。
また、この発明の光ディスク基板の製造方法は、ガラス
基板上に5i02薄膜およびフォトレジストを順次形成
する工程と、レーザ光による露光、現像を行ってフォト
レジストに光ヘッドのトラッキングを行うための案内溝
またはアドレス情報を与えるためのプレピットのパター
ンを形成する工程と、このパターンが形成されたフォト
レジストをマスクとしてドライエツチングを行フて、S
iO2薄膜に案内溝およびプレピットを形成する工程と
を含むので、案内溝またはプレピットの少なくとも一方
のパターンが形成されたレジストをマスクとしてエツチ
ングを行うことにより、SiO2薄膜に案内溝およびプ
レピットが形成されるが、SiO2膜はRFスパッタリ
ング等の薄膜形成により作製されるため、膜厚の精度お
よび均一性が得やすい。また、RFスパッタリング等に
によって、案内溝およびプレピットが形成されるため、
その寸法精度も非常に高く、上記この発明の光ディスク
基板を再現性良く得ることかできるという効果がある。
基板上に5i02薄膜およびフォトレジストを順次形成
する工程と、レーザ光による露光、現像を行ってフォト
レジストに光ヘッドのトラッキングを行うための案内溝
またはアドレス情報を与えるためのプレピットのパター
ンを形成する工程と、このパターンが形成されたフォト
レジストをマスクとしてドライエツチングを行フて、S
iO2薄膜に案内溝およびプレピットを形成する工程と
を含むので、案内溝またはプレピットの少なくとも一方
のパターンが形成されたレジストをマスクとしてエツチ
ングを行うことにより、SiO2薄膜に案内溝およびプ
レピットが形成されるが、SiO2膜はRFスパッタリ
ング等の薄膜形成により作製されるため、膜厚の精度お
よび均一性が得やすい。また、RFスパッタリング等に
によって、案内溝およびプレピットが形成されるため、
その寸法精度も非常に高く、上記この発明の光ディスク
基板を再現性良く得ることかできるという効果がある。
第1図(a)、(b)はこの発明の光ディスク基板の製
造工程を示す説明図、第2図(a)。 (b)、(C)はこの発明の光ディスク基板から光ディ
スクを作成するまでの工程を示す説明図、第3図は従来
の光ディスクの製造工程を示す説明図である。 図中、1は基板、2はSiO2膜、3はレジスト、4は
案内溝およびプレピット、5は光ディスク基板である。 第1図 (a) (b) 第2図 (a)
造工程を示す説明図、第2図(a)。 (b)、(C)はこの発明の光ディスク基板から光ディ
スクを作成するまでの工程を示す説明図、第3図は従来
の光ディスクの製造工程を示す説明図である。 図中、1は基板、2はSiO2膜、3はレジスト、4は
案内溝およびプレピット、5は光ディスク基板である。 第1図 (a) (b) 第2図 (a)
Claims (2)
- (1)ガラス基板上に、光ヘッドのトラッキングを行う
ための案内溝またはアドレス情報を与えるためのプレピ
ットの少なくとも一方が形成されたSiO_2薄膜を備
たことを特徴とする光ディスク基板。 - (2)ガラス基板上にSiO_2薄膜およびフォトレジ
ストを順次形成する工程と、レーザ光による露光、現像
を行って前記フォトレジストに光ヘッドのトラッキング
を行うための案内溝またはアドレス情報を与えるための
プレピットの少なくとも一方のパターンを形成する工程
と、このパターンが形成された前記フォトレジストをマ
スクとしてドライエッチングを行って、前記SiO_2
薄膜に前記案内溝またはプレピットの少なくとも一方を
形成する工程とを含むことを特徴とする光ディスク基板
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63058500A JPH01235044A (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 光ディスク基板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63058500A JPH01235044A (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 光ディスク基板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01235044A true JPH01235044A (ja) | 1989-09-20 |
Family
ID=13086143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63058500A Pending JPH01235044A (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 光ディスク基板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01235044A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02177030A (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-10 | Sharp Corp | 光メモリ素子 |
JP2009289386A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | Pulstec Industrial Co Ltd | ガラスディスク、ガラスディスクのデータ再生方法、および、ガラスディスクの製造方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4993002A (ja) * | 1972-09-02 | 1974-09-04 | ||
JPS593731A (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-10 | Fujitsu Ltd | 情報原盤の製造方法 |
JPS59190211A (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-29 | Fujitsu Ltd | 微細凹凸をもつ酸化硅素薄膜基板の製造方法 |
JPS59215036A (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光デイスク媒体 |
JPS60173732A (ja) * | 1984-02-09 | 1985-09-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光学デイスク |
JPS6168746A (ja) * | 1984-09-04 | 1986-04-09 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 光学記憶デイスクを製造するためのモ−ルド・インサ−トを形成する方法 |
JPS61131251A (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光デイスク基板 |
JPS62150539A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-04 | Toshiba Corp | 情報記憶媒体用の基盤及び基盤製造方法 |
-
1988
- 1988-03-14 JP JP63058500A patent/JPH01235044A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4993002A (ja) * | 1972-09-02 | 1974-09-04 | ||
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JP2009289386A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | Pulstec Industrial Co Ltd | ガラスディスク、ガラスディスクのデータ再生方法、および、ガラスディスクの製造方法 |
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