JPH01215842A - 塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物 - Google Patents

塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物

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JPH01215842A
JPH01215842A JP63039795A JP3979588A JPH01215842A JP H01215842 A JPH01215842 A JP H01215842A JP 63039795 A JP63039795 A JP 63039795A JP 3979588 A JP3979588 A JP 3979588A JP H01215842 A JPH01215842 A JP H01215842A
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JP
Japan
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propylene copolymer
ethylene
chlorinated
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resistance
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Application number
JP63039795A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Watanabe
渡辺 直敏
Takeshi Masukawa
増川 毅志
Shoji Sakurai
桜井 昭二
Ichiro Sakae
一郎 寒河江
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は難燃性かすぐれた塩素化エチレン−プロピレン
系共重合体組成物に関する。さらにくわしくは、架橋性
かすぐれているばかりてなく、柔軟性および圧縮永久歪
性も良好であり、しかも耐熱性かすくれている塩素化エ
チレン−プロピレン系共重合体組成物に関する。
〔従来の技術〕
塩素化ポリエチレン、とりわけ非品性塩素化ポリエチレ
ンゴム状物は化学的に飽和構造であり、かつ塩素含有高
分子物質であることに基いて、その架橋物(加硫物)は
、耐候性、難燃性、耐薬品性、電気的特性および耐熱性
のごとき物性か良好であるため、電線被覆、電気部品、
ホース、建材、自動車部品、パツキン、シー1−などに
成形されて広範囲の産業分野において利用されいる。
しかし、この塩素化ポリエチレンは汎用ゴム(たとえば
、フタジエンを主成分とするゴム)と異なり、前記した
ことく化学的に飽和構造であるために硫黄または硫黄供
与体を加硫剤として加硫させることか困難である。その
ため、架橋剤として一般には、有機過酸化物を使って架
橋させる方法か行なわれている。しかし、ホース、シー
ト、チューンなとを押出成形後、一般にゴム業界て使わ
れている加硫かんを用いて架橋した場合、得られる架橋
物を適正に架橋させることは難しい。そのために得られ
る架橋物の引張強度、耐熱性などが劣る。
そのため、硫黄または硫黄供与体を使用して加硫させる
ことか提案されている(たとえば、特開昭55−717
42号公報明細書)。また、本発明者の一部らは、硫黄
および/または硫黄供与体にさらにチオウレア系化合物
、ジチオカーバメートの金属塩ならひに受酸剤として酸
化マクネシウムおよび/または酸化鉛を配合させること
により、加硫か可能であり、さらに種々の機械的特性(
たとえは、引張強度)もずくれている加硫性塩素化ポリ
エチレン系組成物を提案した(特開昭61−20924
4号)。
しかし、この組成物は、加硫性はかならずしも満足すべ
きものてはなく、したかって柔軟性および圧縮永久歪性
か充分てなく、しかも耐熱性についても劣るという欠点
かある。
さらに、一般に用いられている個)lの熱可塑性エラス
トマーについて、問題点を詳細に論述する。
スチレン−ツタジエン共重合ゴム(5BR)およびアク
リロニトリル−フタジエン共重合ゴム(NBR)につい
ては、耐油性、耐寒性および耐屈曲性はずくれているか
、構造上二重結合を有しているために耐候性、耐オンン
性および耐熱老化性か比較的多量の老化防止剤、酸化防
止剤などを添加しても長時間の保持性か劣る。また、エ
チレン−プロピレン−ジエン三元」(重合ゴム(EPD
M)については、耐寒性、耐屈曲性、耐オソン性および
耐熱老化性はすぐれている。しかし、耐油性においてず
くれた特性を崩しない。さらに、クロロブレン系ゴム(
CR)については、耐油性、耐寒性および耐屈曲性はす
くれた特性を発揮する。しかしなから、 SBRおよび
NBRと同様に二重結合を有するために老化防止剤を比
較的多量添加することによって短時間の耐候性および耐
オソン性を改良することかてきる。しかし、長時間使用
することにともない、これらの特性か低下する。また、
 120℃以上の激しい温度条件ては、耐熱老化性か低
い。さらに、クロロスルフォン化ポリエチレンについて
は、耐油性、耐寒性、耐屈曲性、耐オソン性および耐候
性はずぐれた特性を有する。
また、耐熱老化性においては120℃まての温度条件て
はすぐれた特性を有する。しかしなから、120℃以」
二の厳しい条件にさらされると、耐熱老化性か低下する
一方、近年における難燃性組成物の需要は増加の一途を
たどるとともに難燃性組成物に対する性能トの要求か峙
酷になってきている。しかし、従来の難燃性組成物ては
、難燃性か不充分のために多量の難燃剤を添加されてい
る。そのために充分な機械的強度および加工性か得られ
ないばかりてなく、高価な難燃剤か多量に使用されてい
ることによって高価になっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわ15耐熱性、耐油性および耐候性か良好であ
るのみならず、引張強度、耐摩耗性およびモジュラスな
との特性かすぐれており、かつ難燃性についても良好で
ある組成物を得ることであり、しかも前記のごとき一般
に利用されている熱可塑性エラストマーか有する欠点を
改良した組成物を得ることである。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明にした
かえは、これらの問題点は、(Δ)プロピレンの含有量
か15〜40重量%であり、かつメルトフローインテッ
クス(JISK 72 ] [+にし・たかい、条件が
14で測定、以下「MFR」ト云つ)カ0.O1〜5.
og/lo分であり、差動走査熱量計で測定した融解ピ
ークか80℃以上であり、X線で測定した結晶化度が3
%以上であり、しかもゲルパーミェーションクロマトグ
ラフィーで測定した分子量分布の指標である重量平均分
子量かか(My) /数平均分子量(Mn)か4以上で
あるエチレン−プロピレン系共重合体を塩素化させるこ
とによって得られる塩素含有率か20〜45重量%であ
り、かつムーニー粘度(ML1+4、1000C)カ1
0〜150である塩素化エチレン−プロピレン系共重合
体 ならびに (B)ハロゲン含有有機化合物および/または(C)酸
化アンチモン からなる組成物であり、 100重量部の該塩素化エチ
レン−プロピレン系共重合体に対するハロゲン含有有機
化合物および酸化アンチモンの組成割合は、それらの合
計量として5.0〜50重量部である塩素化エチレン−
プロピレン系共重合体組成物、 によって解決することかてきる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)塩素化エチレン−プロピレン系共重合体本発明に
おいて使われる塩素化エチレン−プロピレン系共重合体
を製造するにあたり、原料であるエチレン−プロピレン
系共重合体のプロピレンの含有量は15〜40重量%で
あり、18〜40重量%が好ましく、特に20〜38重
量%か好適である。プロピレンの含有量か15重量%で
あるエチレン−プロピレン系共重合体を使って塩素化さ
せると、得られる塩素化エチレン−プロピレン系共重合
体はゴム的な弾性か乏しく、むしろ製品においてプラス
チックライつであり、得られる組成物の」ム的特性を発
揮しない。一方、40重量%を超えたエチレン−プロピ
レン系共重合体を用いて塩素化すると、塩素化のさいに
得られる塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の粒子
か大きくなり、反応系において団塊状になるために好ま
しくない。
また、該エチレン−プロピレン系共重合体のMFRは0
.01〜5.0 g710分であり、0.02〜5.0
g710分か望ましく、とりわけ0.05〜5.0 g
710分か好適である。MFRか0.01g710分未
満のエチレン−プロピレン系共重合体を使用して塩素化
するならば、得られる塩素化エチレン−プロピレン系共
重合体の加工性かよくない。一方、 5.0g/10分
を超えたエチレン−プロピレン系共重合体を使って塩素
化すると、塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の製
造時における反応効率が悪く、しかも塩素化物の団塊化
が激しい。
該エチレン−プロピレン系共重合体のムーニー粘度(M
L、100℃)は通常10〜180であり、lO〜17
0が好ましく、特に10〜150が好適であるムーニー
粘度が10未満のエチレン−プロピレン系共重合体を塩
素化すれば、塩素化中に塩素化物の団塊化か激しい。一
方180を超えたエチレン−プロピレン系共重合体を用
いると、得られる塩素化物の機械的特性はすぐれている
が、ゴム的な弾性か乏しく、むしろプラスチックライつ
てある。
なお、該エチレン−プロピレン系共重合体は、通常差動
走査熱量計(Differential Scanni
ngCalorimeter、 DSC)て測定した融
解ピークか80℃以−しであり、かつX線で測定した結
晶化度か5%以上であり、80〜125℃か好ましく、
特に85〜125℃か好適である。前記融解ピークか8
06C未満ては、塩素化エチレン−プロピレン系共重合
体を製造するさいに塊状にな・す、均一な塩素化物が得
られないために好ましくない。
また、該エチレンプロピレン系共重合体ははX線で測定
した結晶化度か3%以上であり、 2〜50%か望まし
く、とりわけ3〜45%が好適である。
この結晶化度か3%未満のエチレン−プロピレン、系共
重合体を使って塩素化すると、塩素化の段階て塊状とな
り、同様に均一な塩素化物か得られない。
さらに、該エチレン−プロピレン系共重合体はゲルパー
ミェーションクロマトグラフィー(、GPC)て測冥し
た分子量分布の指標である重量平均分子量(Mw) /
数平均分子量(Mn)は4以上であり、 4〜8か好ま
しい。Mw/’Mnか4未満のエチレン−プロピレン系
共重合体を使用するならば、得られる塩素化物の加工性
かよくないために好ましくない。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体を製造
するには、該エチレン−プロピレン系共重合体を水性媒
体中に懸濁させる。この水性懸濁状態を保持するために
、少量の乳化剤、懸瀾剤を加えることか好ましい。この
さい、必要に応して、ヘンシイルバーオキサイド、アソ
ヒスイソツチロニトリルおよび過酸化水素のごときラジ
カル発生剤、ライトシリコン油なとの消泡剤ならびにそ
の他の添加剤を加えてもさしつかえない。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体を製造
するにあたり、前記の水性懸濁下て下記のことき三つの
方法て塩素化させることが望ましい。
第一の方法は第一段階において用いられるエチレン−プ
ロピレン系共重合体の融点よりも少なくとも25℃低い
温度であるか、50℃より高い温度において全塩素化量
の20〜60%を塩素化し、第二段階において前記第一
段階における塩素化温度よりも10℃以上高い温度であ
るか、該エチレン−プロピレン系共重合体の融点よりも
5〜15℃低い温度において残りの塩素化を行なう方法
である。
また、第二の方法は、第一段階において使われるエチレ
ン−プロピレン系共重合体の融点よりも少なくとも25
℃低い温度であるか、50℃より高い温度において全塩
素化量の20〜60%を塩素化し、第二段階において該
エチレン−プロピレン系共重合体の融点よりも 1〜7
℃高い温度まて昇温さゼ、この温度において塩素を導入
することなく10〜60分間アニールさせ、第三段階に
おいて該エチレン−プロピレン系共重合体の融点よりも
2〜25℃低い温度において残りの塩素化を行なう方法
である。
さらに、第三の方法は第一段階において使用されるエチ
レン−プロピレン系共重合体の融点よりも少なくとも2
5℃低い温度であるか、50℃より高い温度において全
塩素化量の20〜60%を塩素化し、第二段階において
前記第一段階における塩素化温度よりも10℃以上高い
温度であるか、該エチレン−プロピレン系共重合体の融
点よりも5〜15℃低い温度て残りの塩素化量の少なく
とも30%であり、この段階まてに全塩素化量の60〜
90%塩素化し、ついて第三段階において該エチレン−
プロピレン系共重合体の融点よりも低い温度であるか、
融点よりも2℃以下低い温度において塩素化を行なう方
法である。
このようにして得られる本発明において使用される塩素
化エチレン−プロピレン系共重合体の塩素含有率は20
〜45重量%(好ましくは、20〜42重量%、好適に
は、25〜42重量%)である。この塩素化エチレン−
プロピレン系共重合体の塩素含有率か20重量%未満て
は、得られる塩素化エチレン−プロピレン、′蘂共重合
体を回収および精製するのに問題かある。その玉、耐溶
性か乏しい。一方、45重量%を超えると生成される塩
素化エチレン−プロピレン系共重合体は、熱安定性およ
び耐熱性において著しく低下するために好ましくない。
またムーニー粘度は100℃の温度においてラージ・ロ
ータてlO〜150ポイントてあり10〜120ポイン
トか望ましく、とりわけ15〜100ポイントか好適で
ある。
rFRJと云う)は、一般には1〜100 g/lO分
であり、 3〜50g/10分か好ましく、とりわけ5
〜30g/10分か好適である。
(B)ハロゲン含有有機化合物 また、本発明において使われるハロゲン含有有機化合物
は難燃化剤として広く知られているものである。該ハロ
ゲン含有有機化合物のハロゲン含有量は得られる組成物
の難燃性の点から、20重量%以上が望ましく、とりわ
け25重量%以上か好適である。好適なものの代表例と
して、無水テ1〜ラクロロフタル酸、塩素化パラフィン
、塩素化ビスフェノール八、臭素化ビスフェノールS、
塩素化ジフェニール、臭素化ジフェニール、塩素化ナフ
  。
タリノ、トリス(β−クロロエチル)ポスフエートおよ
びトリス(ジフロモッチル)ホスフェートがあげられる
(C)酸化アンチモン さらに、本発明において用いられる酸化アンチモンは前
記ハロゲン含有有機化合物の難燃化助剤として一般に用
いられているものである。代表例としては、三酸化アン
チモンおよび五酸化アンチモンかあげられる。該酸化ア
ンチモンのうち、250メツシユバスが望ましい。
これらのハロゲン含有有機化合物および酸化アンチモン
は後記“便覧、ゴム・プラスチック配合薬品パなどによ
ってよく知られているものである。
(D)組成割合 前記塩素化エチレン−プロピレン系共重合体100重量
部に対するハロゲン含有有機化合物および酸化アンチモ
ンの組成割合は合計量として5.0〜50重量部であり
、 6.0〜50重量部か望ましく、とりわけ6.0〜
45重量部が好適である。100重量部の塩素化エチレ
ン−プロピレン系共重合体に対するハロゲン含有有機化
合物および酸化アンチモンの組成割合か合計量として 
5.0重量部未満では、得られる組成物の難燃性を改良
することができない。一方、50重量部を超えて配合し
たとしても、難燃性を大幅に改良することかてきないば
かりでなく、むしろ得られる組成物の機械的特性(たと
えば、引張破断強度、伸び)がよくないために好ましく
ない。また、ハロゲン含有有機化合物および酸化アンチ
モンについては、それらの合計量中に占めるハロゲン含
有有機化合物の組成割合は40〜80重量%が望ましく
、とりわけ45〜80重量%が好適である。これらの合
計量中に占めるハロゲン含有有機化合物の組成割合か4
0重量%未満では、得られる組成物の難燃性か劣る。一
方、80重量%を超えると、難燃性はよいか、成形物(
製品)の表面にツリートなどの発生かあり、製品価値と
して劣るために好ましくない。
(E)混合方法、加硫方法、成形方法など以上の物質を
均一に配合させることによって本発明の組成物(混合物
)を得ることができるけれども、さらにゴム業界におい
て一般に使われている充填剤、硫黄、硫黄供与体、加硫
促進剤、加硫促進助剤、有機過酸化物J架橋助剤、可塑
剤、酸素、オゾン、熱および光(紫外線)に対する安定
剤、滑剤ならびに着色剤のごとき添加剤ならびに脱塩化
水素防止剤を組成物の使用目的に応じて添加してもよい
本発明の組成物を製造するさい、その配合(混合)方法
は、当該技術分野において一般に用いられているオープ
ンロール、ドライブレンダ−、バンバリーミキサ−およ
びニーダ−のごとき混合機を使用して配合すればよい。
これらの混合方法のうち、−層均一な組成物を得るため
にはこれらの混合方法を二種以上適用してもよい(たと
えば、あらかしめドライプレンターで混合した後、その
混合物をオープンロールを用いて混合する方・ 法)。
これらの混合方法において、溶融混線するさいに比較的
高い温度て実施すると、使用される塩素化エチレン−プ
ロピレン系共重合体の一部または全部か架橋することか
ある。この、ために通常70℃以下において実施する必
要かある。
このようにして得られる組成物を使って一般のゴム業界
におい・て一般に使用されている押出成形機、射出成形
機、圧縮成形機、トランスファ成形機などを利用して所
望の形状に形成される。
また、加硫または架橋させる場合、加硫または架橋は通
常100〜200℃の温度範囲に成形中において、ある
いはスチーム缶、エアーハスなどによって加熱される。
加硫または架橋時間は加硫または架橋温度によって異な
るか、−・般には0.5〜120分である。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
。       。
なお、実施例および比較例において、引張強度(以下「
TB」と云う)および伸び(以下「EB」と云う)は、
Il、S j<、6301に従ってショツパー型試験機
を用いて測定した。さらに、耐熱性試験は120℃の温
度に72時間放置させ、引張強度の残率、引張伸度の残
率(伸ひ)をJISK6301に従って測定した。また
、難燃性は、アンターライト・ラボラトリ−(U+、)
社の安全規格のUL−94法に従って測定した。
なお、実施例および比較例において使用した塩素化エチ
レン−プロピレン系共重合体、ハロゲン含有有機化合物
、酸化アンチモン、受酸剤、架橋剤、加硫剤、架橋助剤
、加硫促進剤および可塑剤のそれぞれの種類および物性
などを下記に示す。
((八)m素化エチレン−プロピレン系共重合体)塩素
化エチレン−プロピレン系共重合体として、水性懸濁状
てプロピレン含有量か22重量%であり、かつムーニー
粘度(ML、100℃)か1+4 115であるエチレン−プロピレン系共重合体(MFR
]、Og/10分、融点 120℃1以下r  EPR
(1) Jと云う)、10Kgを仕込み、撹拌しながら
50〜90℃の温度範囲において該共重合体の塩素含有
量か18.2重量%になるまで塩素化した(第一段階塩
素化)。ついて、反応系を121〜125℃に昇温させ
、この温度範囲において塩素の導入を中止させて30分
間アニール化を行なった(第二段階アニール化)。つい
て、反応系を冷却し、95〜118℃の温度範囲におい
て塩素含有量か35.4重量%になるまて塩素化しく第
三段階塩素化)、得られるムーニー粘度(ML   、
1006C)か42.01+41+4 である塩素化エチレン−プロピレン系共重合体(FR1
0,0g/10分、以下rcIEPR(A) Jと云う
)および前記EPR(1) 10Kgを上記と同様に仕
込み、撹拌しなから5(]〜908Cの温度範囲におい
て該共重合体の塩素含有率か18.2爪部%になるまて
塩素化した(第一段階塩素化)。ついて反応系を105
〜115℃に昇温させ、この温度範囲において塩素含イ
ラ量か27.1重量%になるまて塩素化した(第二段階
塩素化)。ついて 118〜120℃の温!範囲て塩素
含有針か35.2重量%になるまて塩素化しく第三段階
塩素化)、ムーニー粘度(ML    100℃)か6
1である塩素化エチレン−プロピレン系共重合体(FR
11,0g710分、以下r(:IEPR(B) Jと
云う)を使った。
〔(B)ハロゲン含有有機化合物〕
また、ハロゲン含有有機化合物として、塩素化パラフィ
ン(塩素含有量 45重量%、分子量350、比重 1
.17、粘度 2ポアズ、以下「化合1’!Fj(1)
 Jと云う)、塩素化パラフィン〔塩素含有量 70重
量%、分子量 1062.5、比重 1.65、以下「
化合物(2)」と云う〕およびテトラブロモビスフェノ
ールA誘導体〔臭素含有量 61.5重量%、以下「化
合物(3)」と云う〕を用いた。
((C)酸化アンチモン) 酸化アンチモンとして、 250メツシユパスの酸化ア
ンチモン(以下「5b203」と云う)を使った。
((D)受酸剤) さらに、受酸剤として、三塩基性硫酸鉛(耕正社製、商
品名 TS、平均粒径 2.Ogm 、密度的7.0g
/crri’、以下「トリベース」と云う)および酸化
マグネシウム(協和化学社製、商品名キョーワマク15
0.100メツシユパス、比表面積 150ゴ/g、以
下r Mg0Jと云う)を使用した。
((E)架橋剤、加硫剤) また、架橋剤としてn−フチルービス(第三級−フチル
バーオキシ)バレレート(以下rVJと云う)を、さら
に加硫剤としてトリチオシアヌル酸(以下「トリアジン
]と云う)および粉末イオウ(200メツシユバス、以
下「S」と云う)を使った。
〔(F)架橋助剤、加硫促進剤〕
さらに、架橋助剤としてトリアリルイソシアヌレート(
以下[TへIcJと云う)を、また加硫促進剤として2
−メルカプトへンゾチアソールヘキシルアミン塩(以下
rMI)C八」と云う)およびペンタメチレン・ジチオ
カーバメートのナトリウム塩(以下r PMTCJと云
う)を用いた。
〔(F)可塑剤〕
また、可塑剤として、トリオクチルトリメリテート(以
下r’rOTMJと云う)を使用した。
実施例 1〜8、比較例 1〜6 第1表に種類か示されている塩素化エチレン−プロピレ
ン系共重合体(以下rcl−EPRJと云う)100重
量部ならびに第1表にそれぞれの配合量および種類か示
されているへロケン含有有機化合物(以下「ハロゲン物
質」と云う)、加硫剤または架橋剤および可塑剤ならび
に全実施例および比較例5ては、10重量部の5b20
3、比較例6では3.0重量部の5L1203  (比
較例1ないし4では、5b203を使用せず)、受酸剤
として実施例工ないし3、実施例6および8ならびに比
較例1および4.5および6ては、10重量部のトリヘ
ース、または実施例4.5および7、比較例2および3
ては、10重量部のMgO1さらに、可塑剤として実施
例2.3.6および8ならびに比較例1.4.5および
6ては、10重量部のTOTMを(実施例1.4.5お
よび7ならひに比較例2および3ては使用せず)室温(
約 20℃)においてオーフンロールを使って20分間
混練し、それぞれをシート状に成形した。得られた各シ
ート状物を圧縮成形機を用いて温度か165℃および圧
力か200kg/ c m’の条件下て30分間加硫ま
たは架橋しなから加硫物および架橋物を製造した。得ら
れた各加硫物および架橋物について引張試験、耐熱性試
験を行なった。また、難燃性試験については、上記の加
硫または架橋条件と同様にシート(厚さ 1.6mm)
を製造して試験を行なった。
(以下余白) 以−Lの実施例および比較例の結果から、本発明の塩素
化エヂレンープロピレン系共重合体組成物は、引張強度
(TB)および難燃性についてすくれているのみならす
、耐熱性についてもすぐれていることは明白である。
(発明の効果) 本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物
は下記のごとき効果(特徴)を発揮する。
(1)機械的強度(たとえば、引張強度)か良好である
(2)成形物の寸法精度かすぐれている。
(3)二重結合を有するゴムに対し、耐薬品性および耐
候性か良好である。
(4)圧縮永久歪かよい。
(5)加硫物または架橋物の加硫性または架橋性かすぐ
れている。
(6)#油性か良好である。
(7)永久伸性かすくれている。
(8)耐熱性か良好である。
(9)難燃性かすぐれている。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物
は以上のごとき効果を発揮するために多方面にわたって
利用することかてきる。代表的な用途を下記に示す。
(1)自動車用各種ゴム部品(たとえば、パツキン、ホ
ース) (2)電線被覆 (3)電気機器、電子機器などの部品 (4)各種のパツキン、シート (5)ホース類 (6)各種の建材部品 (7)ルーフインク、ボンドライナー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)プロピレンの含有量が15〜40重量%であり、
    かつメルトフローインデックスが0.01〜5.0g/
    10分であり、差動走査熱量計で測定した融解ピークが
    80℃以上であり、X線で測定した結晶化度が3%以上
    であり、しかもゲルパーミェーションクロマトグラフィ
    ーで測定した分子量分布の指標である重量平均分子量/
    数平均分子量が4以上であるエチレン−プロピレン系共
    重合体を塩素化させることによって得られる塩素含有率
    が20〜45重量%であり、かつムーニー粘度(ML_
    1_+_4、100℃)が10〜150である塩素化エ
    チレン−プロピレン系共重合体 ならびに (B)ハロゲン含有有機化合物および/または(C)酸
    化アンチモン からなる組成物であり、100重量部の該塩素化エチレ
    ン−プロピレン系共重合体に対するハロゲン含有有機化
    合物および酸化アンチモンの組成割合は、それらの合計
    量として5.0〜50重量部である塩素化エチレン−プ
    ロピレン系共重合体組成物。
JP63039795A 1988-02-23 1988-02-23 塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物 Pending JPH01215842A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927938A (ja) * 1982-08-09 1984-02-14 Showa Denko Kk 自動車用ダストカバ−
JPS60181149A (ja) * 1984-02-29 1985-09-14 Mitsui Petrochem Ind Ltd 加硫可能難然性ハロゲン化ゴム組成物
JPS6114244A (ja) * 1984-06-30 1986-01-22 Showa Denko Kk 塩素化ポリエチレン混合液

Patent Citations (3)

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