JP2558314B2 - 塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物 - Google Patents
塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物Info
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- JP2558314B2 JP2558314B2 JP63025014A JP2501488A JP2558314B2 JP 2558314 B2 JP2558314 B2 JP 2558314B2 JP 63025014 A JP63025014 A JP 63025014A JP 2501488 A JP2501488 A JP 2501488A JP 2558314 B2 JP2558314 B2 JP 2558314B2
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- propylene
- propylene copolymer
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は機械的特性がすぐれた塩素化エチレン−プロ
ピレン系共重合体組成物に関する。さらにくわしくは、
耐摩耗性および機械的特性がすぐれているばかりでな
く、柔軟性および圧縮永久歪性も良好であり、しかも耐
熱性がすぐれている塩素化エチレン−プロピレン系共重
合体組成物に関する。
ピレン系共重合体組成物に関する。さらにくわしくは、
耐摩耗性および機械的特性がすぐれているばかりでな
く、柔軟性および圧縮永久歪性も良好であり、しかも耐
熱性がすぐれている塩素化エチレン−プロピレン系共重
合体組成物に関する。
塩素化ポリエチレン、とりわけ非晶性塩素化ポリエチ
レンゴム状物は化学的に飽和構造であり、かつ塩素含有
高分子物質であることに基いて、その架橋物(加硫物)
は、耐候性、難燃性、耐薬品性、電気的特性および耐熱
性のごとき物性が良好であるため、電線被覆、電気部
品、ホース、建材、自動車部品、パッキン、シートなど
に成形されて広範囲の産業分野において利用されいる。
レンゴム状物は化学的に飽和構造であり、かつ塩素含有
高分子物質であることに基いて、その架橋物(加硫物)
は、耐候性、難燃性、耐薬品性、電気的特性および耐熱
性のごとき物性が良好であるため、電線被覆、電気部
品、ホース、建材、自動車部品、パッキン、シートなど
に成形されて広範囲の産業分野において利用されいる。
しかし、この塩素化ポリエチレンは汎用ゴム(たとえ
ば、ブタジエンを主成分とするゴム)と異なり、前記し
たごとく化学的に飽和構造であるために硫黄または硫黄
供与体を加硫剤として加硫させることが困難である。そ
のため、架橋剤として一般には、有機過酸化物を使って
架橋させる方法が行なわれている。しかし、ホース、シ
ート、チューブなどを押出成形後、一般にゴム業界で使
われている加硫かんを用いて架橋した場合、得られる架
橋物を適正に架橋させることは難しい。そのために得ら
れる架橋物の引張強度、耐熱性などが劣る。
ば、ブタジエンを主成分とするゴム)と異なり、前記し
たごとく化学的に飽和構造であるために硫黄または硫黄
供与体を加硫剤として加硫させることが困難である。そ
のため、架橋剤として一般には、有機過酸化物を使って
架橋させる方法が行なわれている。しかし、ホース、シ
ート、チューブなどを押出成形後、一般にゴム業界で使
われている加硫かんを用いて架橋した場合、得られる架
橋物を適正に架橋させることは難しい。そのために得ら
れる架橋物の引張強度、耐熱性などが劣る。
そのため、硫黄または硫黄供与体を使用して加硫させ
ることが提案されている(たとえば、特開昭55−71742
号公報明細書)。また、本発明者の一部らは、硫黄およ
び/または硫黄供与体にさらにチオウレア系化合物、ジ
チオカーバメートの金属塩ならびに受酸剤として酸化マ
グネシウムおよび/または酸化鉛を配合させることによ
り、加硫が可能であり、さらに種々の機械的特性(たと
えば、引張強度)もすぐれている加硫性塩素化ポリエチ
レン系組成物を提案した(特開昭61−209244号)。
ることが提案されている(たとえば、特開昭55−71742
号公報明細書)。また、本発明者の一部らは、硫黄およ
び/または硫黄供与体にさらにチオウレア系化合物、ジ
チオカーバメートの金属塩ならびに受酸剤として酸化マ
グネシウムおよび/または酸化鉛を配合させることによ
り、加硫が可能であり、さらに種々の機械的特性(たと
えば、引張強度)もすぐれている加硫性塩素化ポリエチ
レン系組成物を提案した(特開昭61−209244号)。
しかし、この組成物は、加硫性はかならずしも満足す
べきものではなく、したがって柔軟性および圧縮永久歪
性が充分でなく、しかも耐熱性についても劣るという欠
点がある。
べきものではなく、したがって柔軟性および圧縮永久歪
性が充分でなく、しかも耐熱性についても劣るという欠
点がある。
さらに、一般に用いられている個々の熱可塑性エラス
トマーについて、問題点を詳細に論述する。
トマーについて、問題点を詳細に論述する。
スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)およびアク
リロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)について
は、耐油性、耐寒性および耐屈曲性はすぐれているが、
構造上二重結合を有しているために耐候性、耐オゾン性
および耐熱老化性が比較的多量の老化防止剤、酸化防止
剤などを添加しても長時間の保持性が劣る。また、エチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム(EPDM)につ
いては、耐寒性、耐屈曲性、耐オゾン性および耐熱老化
性はすぐれている。しかし、耐油性においてすぐれた特
性を有しない。さらに、クロロプレン系ゴム(CR)につ
いては、耐油性、耐寒性および耐屈曲性はすぐれた特性
を発揮する。しかしながら、SBRおよびNBRと同様に二重
結合を有するために老化防止剤を比較的多量添加するこ
とによって短時間の耐候性および耐オゾン性を改良する
ことができる。しかし、長時間使用することにともな
い。これらの特性が低下する。また、120℃以上の激し
い温度条件では、耐熱老化性が低い。さらに、クロロス
ルフォン化ポリエチレンについては、耐油性、耐寒性、
耐屈曲性、耐オゾン性および耐候性はすぐれた特性を有
する。
リロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)について
は、耐油性、耐寒性および耐屈曲性はすぐれているが、
構造上二重結合を有しているために耐候性、耐オゾン性
および耐熱老化性が比較的多量の老化防止剤、酸化防止
剤などを添加しても長時間の保持性が劣る。また、エチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム(EPDM)につ
いては、耐寒性、耐屈曲性、耐オゾン性および耐熱老化
性はすぐれている。しかし、耐油性においてすぐれた特
性を有しない。さらに、クロロプレン系ゴム(CR)につ
いては、耐油性、耐寒性および耐屈曲性はすぐれた特性
を発揮する。しかしながら、SBRおよびNBRと同様に二重
結合を有するために老化防止剤を比較的多量添加するこ
とによって短時間の耐候性および耐オゾン性を改良する
ことができる。しかし、長時間使用することにともな
い。これらの特性が低下する。また、120℃以上の激し
い温度条件では、耐熱老化性が低い。さらに、クロロス
ルフォン化ポリエチレンについては、耐油性、耐寒性、
耐屈曲性、耐オゾン性および耐候性はすぐれた特性を有
する。
また、耐熱老化性においては120℃までの温度条件で
はすぐれた特性を有する。しかしながら、120℃以上の
厳しい条件にさらされると、耐熱老化性が低下する。
はすぐれた特性を有する。しかしながら、120℃以上の
厳しい条件にさらされると、耐熱老化性が低下する。
以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)が
なく、すなわち耐熱性、耐油性および耐候性が良好であ
るのみならず、引張強度、耐摩耗性およびモジュラスな
どの特性がすぐれている組成物を得ることであり、しか
も前記のごとき一般に利用されている熱可塑性エラスト
マーが有する欠点を改良した組成物を得ることである。
なく、すなわち耐熱性、耐油性および耐候性が良好であ
るのみならず、引張強度、耐摩耗性およびモジュラスな
どの特性がすぐれている組成物を得ることであり、しか
も前記のごとき一般に利用されている熱可塑性エラスト
マーが有する欠点を改良した組成物を得ることである。
本発明にしたがえば、これらの課題は、 (A)プロピレンの含有量が15〜40重量%であり、かつ
メルトフローインデックス(JIS K7210にしたがい、条
件が14で測定、以下「MFR」と云う)が0.01〜5.0g/10分
であり、差動走査熱量計で測定した融解ピークが80℃以
上であり、X線で測定した結晶化度が3%以上であり、
しかもゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定
した分子量分布の指標である重量平均分子量かか(
w)/数平均分子量(N)が4以上であるエチレン−
プロピレン系共重合体を塩素化させることによって得ら
れる塩素含有率が20〜45重量%であり、かつムーニー粘
度(ML1+4、100℃)が10〜150である塩素化エチレン−
プロピレン系共重合体 (B)カーボンブラック ならびに (C)Si−O結合を有する無機物質およびSi−O結合を
有さない無機物質からなる群からえらばれた少なくとも
一種の無機物質 からなり、塩素化エチレン−プロピレン系共重合物100
重量部に対する組成割合は、カーボンブラックが3.0〜1
00重量部であり、無機物質が20〜150重量部であるが、
カーボンブラックと無機物質との合計量は多くとも200
重量部である塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組
成物、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
メルトフローインデックス(JIS K7210にしたがい、条
件が14で測定、以下「MFR」と云う)が0.01〜5.0g/10分
であり、差動走査熱量計で測定した融解ピークが80℃以
上であり、X線で測定した結晶化度が3%以上であり、
しかもゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定
した分子量分布の指標である重量平均分子量かか(
w)/数平均分子量(N)が4以上であるエチレン−
プロピレン系共重合体を塩素化させることによって得ら
れる塩素含有率が20〜45重量%であり、かつムーニー粘
度(ML1+4、100℃)が10〜150である塩素化エチレン−
プロピレン系共重合体 (B)カーボンブラック ならびに (C)Si−O結合を有する無機物質およびSi−O結合を
有さない無機物質からなる群からえらばれた少なくとも
一種の無機物質 からなり、塩素化エチレン−プロピレン系共重合物100
重量部に対する組成割合は、カーボンブラックが3.0〜1
00重量部であり、無機物質が20〜150重量部であるが、
カーボンブラックと無機物質との合計量は多くとも200
重量部である塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組
成物、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)塩素化エチレン−プロピレン系共重合体 本発明において使われる塩素化エチレン−プロピレン
系共重合体を製造するにあたり、原料であるエチレン−
プロピレン系共重合体のプロピレンの含有量は15〜40重
量%であり、18〜40重量%が好ましく、特に20〜38重量
%が好適である。プロピレンの含有量が15重量%である
エチレン−プロピレン系共重合体を使って塩素化させる
と、得られる塩素化エチレン−プロピレン系共重合体は
ゴム的な弾性が乏しく、むしろ製品においてプラスチッ
クライクであり、得られる組成物のゴム的特性を発揮し
ない。一方、40重量%を超えたエチレン−プロピレン系
共重合体を用いて塩素化すると、塩素化のさいに得られ
る塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の粒子が大き
くなり、反応系において団塊状になるために好ましくな
い。
系共重合体を製造するにあたり、原料であるエチレン−
プロピレン系共重合体のプロピレンの含有量は15〜40重
量%であり、18〜40重量%が好ましく、特に20〜38重量
%が好適である。プロピレンの含有量が15重量%である
エチレン−プロピレン系共重合体を使って塩素化させる
と、得られる塩素化エチレン−プロピレン系共重合体は
ゴム的な弾性が乏しく、むしろ製品においてプラスチッ
クライクであり、得られる組成物のゴム的特性を発揮し
ない。一方、40重量%を超えたエチレン−プロピレン系
共重合体を用いて塩素化すると、塩素化のさいに得られ
る塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の粒子が大き
くなり、反応系において団塊状になるために好ましくな
い。
また、該エチレン−プロピレン系共重合体のMFRは0.0
1〜5.0g/10分であり、0.02〜5.0g/10分が望ましく、と
りわけ0.05〜5.0g/10分が好適である。MFRが0.01g/10分
未満のエチレン−プロピレン系共重合体を使用して塩素
化するならば、得られる塩素化エチレン−プロピレン系
共重合体の加工性がよくない。一方、5.0g/10分を超え
たエチレン−プロピレン系共重合体を使って塩素化する
と、塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の製造時に
おける反応効率が悪く、しかも塩素化物の団塊化が激し
い。
1〜5.0g/10分であり、0.02〜5.0g/10分が望ましく、と
りわけ0.05〜5.0g/10分が好適である。MFRが0.01g/10分
未満のエチレン−プロピレン系共重合体を使用して塩素
化するならば、得られる塩素化エチレン−プロピレン系
共重合体の加工性がよくない。一方、5.0g/10分を超え
たエチレン−プロピレン系共重合体を使って塩素化する
と、塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の製造時に
おける反応効率が悪く、しかも塩素化物の団塊化が激し
い。
該エチレン−プロピレン系共重合体のムーニー粘度
(ML1+4、100℃)は通常10〜180であり、10〜170が好ま
しく、特に10〜150が好適であるムーニー粘度が10未満
のエチレン−プロピレン系共重合体を塩素化すれば、塩
素化中に塩素化物の団塊化が激しい。一方、180を超え
たエチレン−プロピレン系共重合体を用いると、得られ
る塩素化物の機械的特性はすぐれているが、ゴム的な弾
性が乏しく、むしろプラスチックライクである。
(ML1+4、100℃)は通常10〜180であり、10〜170が好ま
しく、特に10〜150が好適であるムーニー粘度が10未満
のエチレン−プロピレン系共重合体を塩素化すれば、塩
素化中に塩素化物の団塊化が激しい。一方、180を超え
たエチレン−プロピレン系共重合体を用いると、得られ
る塩素化物の機械的特性はすぐれているが、ゴム的な弾
性が乏しく、むしろプラスチックライクである。
なお、該エチレン−プロピレン系共重合体は、通常差
動走査熱量計(Differential Scanning Calorimeter,DS
C)で測定した融解ピークが80℃以上であり、かつX線
で測定した結晶化度が5%以上であり、80〜125℃が好
ましく、特に85〜125℃が好適である。前記融解ピーク
が80℃未満では、塩素化エチレン−プロピレン系共重合
体を製造するさいに塊状になり、均一な塩素化物が得ら
れないために好ましくない。
動走査熱量計(Differential Scanning Calorimeter,DS
C)で測定した融解ピークが80℃以上であり、かつX線
で測定した結晶化度が5%以上であり、80〜125℃が好
ましく、特に85〜125℃が好適である。前記融解ピーク
が80℃未満では、塩素化エチレン−プロピレン系共重合
体を製造するさいに塊状になり、均一な塩素化物が得ら
れないために好ましくない。
また、該エチレンプロピレン系共重合体はX線で測定
した結晶化度が3%以上であり、3〜50%が望ましく、
とりわけ3〜45%が好適である。この結晶化度が3%未
満のエチレン−プロピレン系共重合体を使って塩素化す
ると、塩素化の段階で塊状となり、同様に均一な塩素化
物が得られない。
した結晶化度が3%以上であり、3〜50%が望ましく、
とりわけ3〜45%が好適である。この結晶化度が3%未
満のエチレン−プロピレン系共重合体を使って塩素化す
ると、塩素化の段階で塊状となり、同様に均一な塩素化
物が得られない。
さらに、該エチレン−プロピレン系共重合体はゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定した
分子量分布の指標である重量平均分子量(w)/数平
均分子量(n)は4以上であり、4〜8が好ましい。
w/nが4未満のエチレン−プロピレン系共重合体を
使用するならば、得られる塩素化物の加工性がよくない
ために好ましくない。
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定した
分子量分布の指標である重量平均分子量(w)/数平
均分子量(n)は4以上であり、4〜8が好ましい。
w/nが4未満のエチレン−プロピレン系共重合体を
使用するならば、得られる塩素化物の加工性がよくない
ために好ましくない。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体を製
造するには、該エチレン−プロピレン系共重合体を水性
媒体中に懸濁させる。この水性懸濁状態を保持するため
に、少量の乳化剤、懸濁剤を加えることが好ましい。こ
のさい、必要に応じて、ベンゾイルパーオキサイド、ア
ゾビスイソブチロニトリルおよび過酸化水素のごときラ
ジカル発生剤、ライトシリコン油などの消泡剤ならびに
その他の添加剤を加えてもさしつかえない。
造するには、該エチレン−プロピレン系共重合体を水性
媒体中に懸濁させる。この水性懸濁状態を保持するため
に、少量の乳化剤、懸濁剤を加えることが好ましい。こ
のさい、必要に応じて、ベンゾイルパーオキサイド、ア
ゾビスイソブチロニトリルおよび過酸化水素のごときラ
ジカル発生剤、ライトシリコン油などの消泡剤ならびに
その他の添加剤を加えてもさしつかえない。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体を製
造するにあたり、前記の水性懸濁下で下記のごとき三つ
の方法で塩素化させることが望ましい。
造するにあたり、前記の水性懸濁下で下記のごとき三つ
の方法で塩素化させることが望ましい。
第一の方法は第一段階において用いられるエチレン−
プロピレン系共重合体の融点よりも少なくとも25℃低い
温度であるが、50℃より高い温度において全塩素化量の
20〜60%を塩素化し、第二段階において前記第一段階に
おける塩素化温度よりも10℃以上高い温度であるが、該
エチレン−プロピレン系共重合体の融点よりも5〜15℃
低い温度において残りの塩素化を行なう方法である。
プロピレン系共重合体の融点よりも少なくとも25℃低い
温度であるが、50℃より高い温度において全塩素化量の
20〜60%を塩素化し、第二段階において前記第一段階に
おける塩素化温度よりも10℃以上高い温度であるが、該
エチレン−プロピレン系共重合体の融点よりも5〜15℃
低い温度において残りの塩素化を行なう方法である。
また、第二の方法は、第一段階において使われるエチ
レン−プロピレン系共重合体の融点よりも少なくとも25
℃低い温度であるが、50℃より高い温度において全塩素
化量の20〜60%を塩素化し、第二段階において該エチレ
ン−プロピレン系共重合体の融点よりも1〜7℃高い温
度まで昇温させ、この温度において塩素を導入すること
なく10〜60分間アニールさせ、第三段階において該エチ
レン−プロピレン系共重合体の融点よりも2〜25℃低い
温度において残りの塩素化を行なう方法である。
レン−プロピレン系共重合体の融点よりも少なくとも25
℃低い温度であるが、50℃より高い温度において全塩素
化量の20〜60%を塩素化し、第二段階において該エチレ
ン−プロピレン系共重合体の融点よりも1〜7℃高い温
度まで昇温させ、この温度において塩素を導入すること
なく10〜60分間アニールさせ、第三段階において該エチ
レン−プロピレン系共重合体の融点よりも2〜25℃低い
温度において残りの塩素化を行なう方法である。
さらに、第三の方法は第一段階において使用されるエ
チレン−プロピレン系共重合体の融点よりも少なくとも
25℃低い温度であるが、50℃より高い温度において全塩
素化量の20〜60%を塩素化し、第二段階において前記第
一段階における塩素化温度よりも10℃以上高い温度であ
るが、該エチレン−プロピレン系共重合体の融点よりも
5〜15℃低い温度で残りの塩素化量の少なくとも30%で
あり、この段階までに全塩素化量の60〜90%塩素化し、
ついで第三段階において該エチレン−プロピレン系共重
合体の融点よりも低い温度であるが、融点よりも2℃以
下低い温度において塩素化を行なう方法である。
チレン−プロピレン系共重合体の融点よりも少なくとも
25℃低い温度であるが、50℃より高い温度において全塩
素化量の20〜60%を塩素化し、第二段階において前記第
一段階における塩素化温度よりも10℃以上高い温度であ
るが、該エチレン−プロピレン系共重合体の融点よりも
5〜15℃低い温度で残りの塩素化量の少なくとも30%で
あり、この段階までに全塩素化量の60〜90%塩素化し、
ついで第三段階において該エチレン−プロピレン系共重
合体の融点よりも低い温度であるが、融点よりも2℃以
下低い温度において塩素化を行なう方法である。
このようにして得られる本発明において使用される塩
素化エチレン−プロピレン系共重合体の塩素含有率は20
〜45重量%(好ましくは、20〜42重量%、好適には、25
〜42重量%)である。この塩素化エチレン−プロピレン
系共重合体の塩素含有率が20重量%未満では、得られる
塩素化エチレン−プロピレン系共重合体を回収および精
製するのに問題がある。その上、耐焔性が乏しい。一
方、45重量%を超えると生成される塩素化エチレン−プ
ロピレン系共重合体は、熱安定性および耐熱性において
著しく低下するために好ましくない。
素化エチレン−プロピレン系共重合体の塩素含有率は20
〜45重量%(好ましくは、20〜42重量%、好適には、25
〜42重量%)である。この塩素化エチレン−プロピレン
系共重合体の塩素含有率が20重量%未満では、得られる
塩素化エチレン−プロピレン系共重合体を回収および精
製するのに問題がある。その上、耐焔性が乏しい。一
方、45重量%を超えると生成される塩素化エチレン−プ
ロピレン系共重合体は、熱安定性および耐熱性において
著しく低下するために好ましくない。
またムーニー粘度は100℃の温度においてラージ・ロ
ータで10〜150ポイントであり10〜120ポイントが望まし
く、とりわけ15〜100ポイントが好適である。
ータで10〜150ポイントであり10〜120ポイントが望まし
く、とりわけ15〜100ポイントが好適である。
さらに、メルトフローインデックス(JIS K−7210に
したがい、条件が7で測定、以下「FR」と云う)は、一
般には1〜100g/10分であり、3〜50g/10分が好まし
く、とりわけ5〜30g/10分が好適である。
したがい、条件が7で測定、以下「FR」と云う)は、一
般には1〜100g/10分であり、3〜50g/10分が好まし
く、とりわけ5〜30g/10分が好適である。
(B)カーボンブラック また、本発明において用いられるカーボンブラックと
しては、一般にはその非表面積が低温窒素吸着法および
BET法で測定して20〜1800m2/gおよび細孔容積が細孔半
径30〜7500Å(3〜750nm)の範囲において水銀圧入法
で測定して1.5〜4.0cc/gであり、特に比表面積が600〜1
200m2/gのものが有効である。
しては、一般にはその非表面積が低温窒素吸着法および
BET法で測定して20〜1800m2/gおよび細孔容積が細孔半
径30〜7500Å(3〜750nm)の範囲において水銀圧入法
で測定して1.5〜4.0cc/gであり、特に比表面積が600〜1
200m2/gのものが有効である。
該カーボンブラックとしては、チャンネルブラック、
サーマルブラック、アセチレンブラックおよびファーネ
スブラック法によって製造されるカーボンブラックがあ
げられる。これらのカーボンブラックについては、カー
ボンブラック協会編“カーボンブラック便覧”(図書出
版社、昭和47年発行)、ラバーダイジェスト社編“便
覧、ゴム・プラスチック配合薬品”(ラバーダイジェス
ト社、昭和49年発行)、前記“合成ゴムハンドブック”
などによってそれらの製造方法および物性などがよく知
られているものである。これらのカーボンブラックのう
ち、導電性カーボンブラックおよびアセチレン法によっ
て得られるアセチレンブラック(一般には、比表面積は
600〜1200m2/g)は、導電性が大きく、高モジュラスに
なるため好適でない。また、チャンネル法によって得ら
れるチャンネルブラック(一般には、比表面積50〜1200
m2/g)は特殊な用途に使用されているが、pHが酸性を示
しているために本発明に使用するカーボンブラックとし
ては好適ではない。これらに対し、サーマル法、ファー
ネス法によって得られるサーマルブラックおよびファー
ネスブラックは塩素化ポリエチレンに対して補強性、屈
曲性、耐摩耗性、耐熱性、耐油性およびアルカル性(pH
として)を有しているため、比較的少ない配合量で高い
特性を付与することができる理由によって好適である。
サーマルブラック、アセチレンブラックおよびファーネ
スブラック法によって製造されるカーボンブラックがあ
げられる。これらのカーボンブラックについては、カー
ボンブラック協会編“カーボンブラック便覧”(図書出
版社、昭和47年発行)、ラバーダイジェスト社編“便
覧、ゴム・プラスチック配合薬品”(ラバーダイジェス
ト社、昭和49年発行)、前記“合成ゴムハンドブック”
などによってそれらの製造方法および物性などがよく知
られているものである。これらのカーボンブラックのう
ち、導電性カーボンブラックおよびアセチレン法によっ
て得られるアセチレンブラック(一般には、比表面積は
600〜1200m2/g)は、導電性が大きく、高モジュラスに
なるため好適でない。また、チャンネル法によって得ら
れるチャンネルブラック(一般には、比表面積50〜1200
m2/g)は特殊な用途に使用されているが、pHが酸性を示
しているために本発明に使用するカーボンブラックとし
ては好適ではない。これらに対し、サーマル法、ファー
ネス法によって得られるサーマルブラックおよびファー
ネスブラックは塩素化ポリエチレンに対して補強性、屈
曲性、耐摩耗性、耐熱性、耐油性およびアルカル性(pH
として)を有しているため、比較的少ない配合量で高い
特性を付与することができる理由によって好適である。
(C)Si−O結合を有する無機物質 また、本発明において用いられるSi−O結合を有する
無機物質のSiO2の含有量は通常少なくとも10重量%であ
り、30重量%以上が好ましく、特に50重量%以上が好適
である。また、H2Oの含有量は通常1.0〜20重量%であ
り、1.0〜15重量%が望ましく、とりわけ1.5〜15重量%
が好適である。さらに、該無機物質の粒径は一般には10
nmないし30μmであり、特に10nmないし25μmが好まし
く、特に15nmないし25μmの粒径を有する無機物質が好
適である。
無機物質のSiO2の含有量は通常少なくとも10重量%であ
り、30重量%以上が好ましく、特に50重量%以上が好適
である。また、H2Oの含有量は通常1.0〜20重量%であ
り、1.0〜15重量%が望ましく、とりわけ1.5〜15重量%
が好適である。さらに、該無機物質の粒径は一般には10
nmないし30μmであり、特に10nmないし25μmが好まし
く、特に15nmないし25μmの粒径を有する無機物質が好
適である。
Si−O結合を有する無機物質の代表例としては湿式法
ホワイトカーボン、ケイ酸カルシウム、コロイダル・シ
リカ、若干のカルシウム、アルミニウム、ナトリウム、
鉄などの酸化物を含有する合成ケイ酸塩系ホワイトカー
ボン、超微粉ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム
(クレー)、タルク、霞石閃長石、雲母粉、珪石粉、ケ
イ藻土、ケイ砂などがあげられる。これらのSi−O結合
を有する無機物質については、ラバーダイジェスト社編
“便覧 ゴム・プラスチック配合薬品”)ラバーダイジ
ェスト社、昭和49年発行)第221頁ないし第253頁などに
よって、それらの製造方法、物性および商品名などが記
載されており、よく知られているものである。
ホワイトカーボン、ケイ酸カルシウム、コロイダル・シ
リカ、若干のカルシウム、アルミニウム、ナトリウム、
鉄などの酸化物を含有する合成ケイ酸塩系ホワイトカー
ボン、超微粉ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム
(クレー)、タルク、霞石閃長石、雲母粉、珪石粉、ケ
イ藻土、ケイ砂などがあげられる。これらのSi−O結合
を有する無機物質については、ラバーダイジェスト社編
“便覧 ゴム・プラスチック配合薬品”)ラバーダイジ
ェスト社、昭和49年発行)第221頁ないし第253頁などに
よって、それらの製造方法、物性および商品名などが記
載されており、よく知られているものである。
(D)Si−O結合を有さない無機物質 また、本発明において用いられるSi−O結合を有さな
い無機物質(ただし、カーボンブラックは含まない)は
一般にゴム業界および合成樹脂業界において充填剤、補
強剤などとして広く使用されているものである。その代
表例としては、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、黒鉛、カーボン繊維、水酸化アルミ
ニウム(アルミナ・水和物)、水酸化マグネシウムおよ
びアルミナがあげられる。これらのSi−O結合を有さな
い無機充填剤のうち、粉末状物の粒径は一般には10nm〜
7μmであり、特に20nm〜6μmが好ましい。また、繊
維状物では、通常径が2〜25μm(好適には2〜15μ
m)であり、長さが5μm〜10mm(好適には5μm〜6m
m)である。これらの無機充填剤は後記“便覧 ゴム・
プラスチック配合薬品”などによってよく知られている
ものである。
い無機物質(ただし、カーボンブラックは含まない)は
一般にゴム業界および合成樹脂業界において充填剤、補
強剤などとして広く使用されているものである。その代
表例としては、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、黒鉛、カーボン繊維、水酸化アルミ
ニウム(アルミナ・水和物)、水酸化マグネシウムおよ
びアルミナがあげられる。これらのSi−O結合を有さな
い無機充填剤のうち、粉末状物の粒径は一般には10nm〜
7μmであり、特に20nm〜6μmが好ましい。また、繊
維状物では、通常径が2〜25μm(好適には2〜15μ
m)であり、長さが5μm〜10mm(好適には5μm〜6m
m)である。これらの無機充填剤は後記“便覧 ゴム・
プラスチック配合薬品”などによってよく知られている
ものである。
(E)組成割合 100重量部の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体
に対するカーボンブラック、Si−O結合を有する無機物
質およびSi−O結合を有さない無機物質の組成割合は下
記の通りである。
に対するカーボンブラック、Si−O結合を有する無機物
質およびSi−O結合を有さない無機物質の組成割合は下
記の通りである。
カーボンブラックについては3.0〜100重量部であり、
5.0〜100重量部が好ましく、特に5.0〜80重量部が好適
である。カーボンブラックの組成割合が5.0重量部未満
では、得られる組成物の機械的強度および耐摩耗性が劣
る。一方、100重量部を超えるならば、加工性がよくな
い。
5.0〜100重量部が好ましく、特に5.0〜80重量部が好適
である。カーボンブラックの組成割合が5.0重量部未満
では、得られる組成物の機械的強度および耐摩耗性が劣
る。一方、100重量部を超えるならば、加工性がよくな
い。
また、Si−O結合を有する無機物質およびSi−O結合
を有さない無機物質は、それらの合計量として20〜150
重量部であり、20〜130重量部が望ましく、とりわけ20
〜120重量部が好適である。Si−O結合を有する無機物
質およびSi−O結合を有さない無機物質がそれらの合計
量として20重量部未満では、機械的強度などが劣り、し
かも得られる製品の成形状態がよくない。一方、150重
量部を超えると、組成物の加工性がよくない。
を有さない無機物質は、それらの合計量として20〜150
重量部であり、20〜130重量部が望ましく、とりわけ20
〜120重量部が好適である。Si−O結合を有する無機物
質およびSi−O結合を有さない無機物質がそれらの合計
量として20重量部未満では、機械的強度などが劣り、し
かも得られる製品の成形状態がよくない。一方、150重
量部を超えると、組成物の加工性がよくない。
さらに、カーボンブラック、Si−O結合を有する無機
物質およびSi−O結合を有さない無機物質の合計量は多
くとも200重量部であり、150重量部以下が好ましく、特
に120重量部以下が好適である。これらの合計量が200重
量部を超えると、成形性の点で劣り、すぐれた製品が得
られない。
物質およびSi−O結合を有さない無機物質の合計量は多
くとも200重量部であり、150重量部以下が好ましく、特
に120重量部以下が好適である。これらの合計量が200重
量部を超えると、成形性の点で劣り、すぐれた製品が得
られない。
(F)混合方法、加硫方法、成形方法など 以上の物質を均一に配合させることによって本発明の
組成物(混合物)を得ることができるけれども、さらに
ゴム業界において一般に使われている充填剤、硫黄、硫
黄供与体、加硫促進剤、加硫促進助剤、有機過酸化物、
架橋助剤、可塑剤、酸素、オゾン、熱および光(紫外
線)に対する安定剤、滑剤ならびに着色剤のごとき添加
剤、ならびに脱塩化水素防止剤を組成物の使用目的に応
じて添加してもよい。
組成物(混合物)を得ることができるけれども、さらに
ゴム業界において一般に使われている充填剤、硫黄、硫
黄供与体、加硫促進剤、加硫促進助剤、有機過酸化物、
架橋助剤、可塑剤、酸素、オゾン、熱および光(紫外
線)に対する安定剤、滑剤ならびに着色剤のごとき添加
剤、ならびに脱塩化水素防止剤を組成物の使用目的に応
じて添加してもよい。
本発明の組成物を製造するさい、その配合(混合)方
法は、当該技術分野において一般に用いられているオー
プンロール、ドライブレンダー、バンバリーミキサーお
よびニーダーのごとき混合機を使用して配合すればよ
い。これらの混合方法のうち、一層均一な組成物を得る
ためにはこれらの混合方法を二種以上適用してもよい
(たとえば、あらかじめドライブレンダーで混合した
後、その混合物をオープンロールを用いて混合する方
法)。これらの混合方法において、溶融混練するさいに
比較的高い温度で実施すると、使用される塩素化エチレ
ン−プロピレン系共重合体の一部または全部が架橋する
ことがある。このために通常70℃以下において実施する
必要がある。
法は、当該技術分野において一般に用いられているオー
プンロール、ドライブレンダー、バンバリーミキサーお
よびニーダーのごとき混合機を使用して配合すればよ
い。これらの混合方法のうち、一層均一な組成物を得る
ためにはこれらの混合方法を二種以上適用してもよい
(たとえば、あらかじめドライブレンダーで混合した
後、その混合物をオープンロールを用いて混合する方
法)。これらの混合方法において、溶融混練するさいに
比較的高い温度で実施すると、使用される塩素化エチレ
ン−プロピレン系共重合体の一部または全部が架橋する
ことがある。このために通常70℃以下において実施する
必要がある。
このようにして得られる組成物を使って一般のゴム業
界において一般に使用されている押出成形機、射出成形
機、圧縮成形機、トランスファ成形機などを利用して所
望の形状に形成される。
界において一般に使用されている押出成形機、射出成形
機、圧縮成形機、トランスファ成形機などを利用して所
望の形状に形成される。
また、加硫または架橋させる場合、加硫または架橋は
通常100〜200℃の温度範囲に成形中において、あるいは
スチーム缶、エアーバスなどによって加熱される。加硫
または架橋時間は加硫または架橋温度によって異なる
が、一般には0.5〜120分である。
通常100〜200℃の温度範囲に成形中において、あるいは
スチーム缶、エアーバスなどによって加熱される。加硫
または架橋時間は加硫または架橋温度によって異なる
が、一般には0.5〜120分である。
(実施例および比較例) 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明す
る。
る。
なお、実施例および比較例において、引張試験はJIS
K6301に準じて引張強度(以下「TB」と云う)および伸
び率(以下「EB」と云う)を測定した。また、耐熱老化
試験は、温度がそれぞれ120℃に設定されたJISギャーオ
ーブン中にJIS No.3号ダンベルを5日間放置した後、シ
ョッパー型引張試験機を使用し、TBおよびEBを測定し、
TBおよびEBの変化率を求めた。さらに、耐油性試験は温
度が120℃に設定されたJISテストチューブ試験機中にJI
S #3オイルを入れ、その中にJIS No.3号ダンベルと体
積変化率測定用の試料を浸漬させ、5日間それぞれ放置
した後、耐熱老化試験と同じ測定機を用いて同様に測定
を行なった。なお、体積変化率(以下「ΔV」と云う)
はアルキメデス法で測定を行なった。また、耐寒性試験
は衝撃脆化によって破壊する温度を測定した。さらに、
耐屈曲性試験はデマチャー式試験機を使って40%伸長
し、100万回くり返し疲労を行ない、クラックスの有無
を観察した。
K6301に準じて引張強度(以下「TB」と云う)および伸
び率(以下「EB」と云う)を測定した。また、耐熱老化
試験は、温度がそれぞれ120℃に設定されたJISギャーオ
ーブン中にJIS No.3号ダンベルを5日間放置した後、シ
ョッパー型引張試験機を使用し、TBおよびEBを測定し、
TBおよびEBの変化率を求めた。さらに、耐油性試験は温
度が120℃に設定されたJISテストチューブ試験機中にJI
S #3オイルを入れ、その中にJIS No.3号ダンベルと体
積変化率測定用の試料を浸漬させ、5日間それぞれ放置
した後、耐熱老化試験と同じ測定機を用いて同様に測定
を行なった。なお、体積変化率(以下「ΔV」と云う)
はアルキメデス法で測定を行なった。また、耐寒性試験
は衝撃脆化によって破壊する温度を測定した。さらに、
耐屈曲性試験はデマチャー式試験機を使って40%伸長
し、100万回くり返し疲労を行ない、クラックスの有無
を観察した。
なお、実施例および比較例において使用した塩素化エ
チレン−プロピレン系共重合体、カーボンブラック、Si
−O結合を有する無機物質、Si−O結合を有さない無機
物質、受酸剤、架橋剤、加硫剤、架橋助剤、加硫促進剤
および可塑剤のそれぞれの種類および物性などを下記に
示す。
チレン−プロピレン系共重合体、カーボンブラック、Si
−O結合を有する無機物質、Si−O結合を有さない無機
物質、受酸剤、架橋剤、加硫剤、架橋助剤、加硫促進剤
および可塑剤のそれぞれの種類および物性などを下記に
示す。
〔(A)塩素化エチレン−プロピレン系共重合体) 塩素化エチレン−プロピレン系共重合体として、水性
懸濁状でプロピレン含有量が22重量%であり、かつムー
ニー粘度(ML1+4、100℃)が115であるエチレン−プロ
ピレン系共重合体〔MFR 1.0g/10分、融点 120℃、以
下「EPR(1)」と云う〕10Kgを仕込み、撹拌しながら5
0〜90℃の温度範囲において該共重合体の塩素含有量が1
8.2重量%になるまで塩素化した(第一段階塩素化)。
ついで、反応系を121〜125℃に昇温させ、この温度範囲
において塩素の導入を中止させて30分間アニール化を行
なった(第二段階アニール化)。ついで、反応系を冷却
し、95〜118℃の温度範囲において塩素含有量が35.6重
量%になるまで塩素化し(第三段階塩素化)、得られる
ムーニー粘度(ML1+4、100℃)が42.0である塩素化エチ
レン−プロピレン系共重合体〔FR 10.0g/10分、以下
「ClEPR(A)」と云う〕および前記EPR(1)10Kgを上
記と同様に仕込み、攪拌しながら50〜90℃の温度範囲に
おいて該共重合体の塩素含有率が18.2重量%になるまで
塩素化した(第一段階塩素化)。ついで反応系を105〜1
15℃に昇温させ、この温度範囲において塩素含有量が2
7.1重量%になるまで塩素化した(第二段階塩素化)。
ついで118〜120℃の温度範囲で塩素含有量が36.2重量%
になるまで塩素化し(第三段階塩素化)、ムーニー粘度
(ML1+4、100℃)が61である塩素化エチレン−プロピレ
ン系共重合体〔FR 11.0g/10分、以下「ClEPR(B)」
と云う〕を使った。
懸濁状でプロピレン含有量が22重量%であり、かつムー
ニー粘度(ML1+4、100℃)が115であるエチレン−プロ
ピレン系共重合体〔MFR 1.0g/10分、融点 120℃、以
下「EPR(1)」と云う〕10Kgを仕込み、撹拌しながら5
0〜90℃の温度範囲において該共重合体の塩素含有量が1
8.2重量%になるまで塩素化した(第一段階塩素化)。
ついで、反応系を121〜125℃に昇温させ、この温度範囲
において塩素の導入を中止させて30分間アニール化を行
なった(第二段階アニール化)。ついで、反応系を冷却
し、95〜118℃の温度範囲において塩素含有量が35.6重
量%になるまで塩素化し(第三段階塩素化)、得られる
ムーニー粘度(ML1+4、100℃)が42.0である塩素化エチ
レン−プロピレン系共重合体〔FR 10.0g/10分、以下
「ClEPR(A)」と云う〕および前記EPR(1)10Kgを上
記と同様に仕込み、攪拌しながら50〜90℃の温度範囲に
おいて該共重合体の塩素含有率が18.2重量%になるまで
塩素化した(第一段階塩素化)。ついで反応系を105〜1
15℃に昇温させ、この温度範囲において塩素含有量が2
7.1重量%になるまで塩素化した(第二段階塩素化)。
ついで118〜120℃の温度範囲で塩素含有量が36.2重量%
になるまで塩素化し(第三段階塩素化)、ムーニー粘度
(ML1+4、100℃)が61である塩素化エチレン−プロピレ
ン系共重合体〔FR 11.0g/10分、以下「ClEPR(B)」
と云う〕を使った。
また、カーボンブラックとして、ファーネス法で製造
されたカーボンブラック(昭和キャボット社製、商品名
ショウブラックFEF、平均粒径51ミリミクロン、比表
面積41m2/g、FEF、以下「CB−1」と云う)および同法
で製造されたカーボンブラック(旭カーボン社製、商品
名 旭サーマル、平均粒径 118ミリミクロン、比表面
積 19m2/g、SRF、以下「CB−2」と云う)をそれぞれ
用いた。
されたカーボンブラック(昭和キャボット社製、商品名
ショウブラックFEF、平均粒径51ミリミクロン、比表
面積41m2/g、FEF、以下「CB−1」と云う)および同法
で製造されたカーボンブラック(旭カーボン社製、商品
名 旭サーマル、平均粒径 118ミリミクロン、比表面
積 19m2/g、SRF、以下「CB−2」と云う)をそれぞれ
用いた。
さらに、Si−O結合を有する無機物質として、超微粉
ケイ酸マグネシウム(密度 2.75g/cm3、比表面積 20m
2/g、粒径 0.32〜6μm、SiO2含有量 62.5重量%、M
gO含有量 30.6重量%、Fe2O3含有量 1.0重量%、H2O
含有量 4.99重量%、以下「MgO・SiO2」と云う)、シ
リカ(密度 1.95g/cm3、比表面積 19,000cm2/g、平均
粒径 16nm、SiO2含有量 86.5重量%、H2O含有量 13.
0重量%、以下「SiO2」と云う)を使用した。
ケイ酸マグネシウム(密度 2.75g/cm3、比表面積 20m
2/g、粒径 0.32〜6μm、SiO2含有量 62.5重量%、M
gO含有量 30.6重量%、Fe2O3含有量 1.0重量%、H2O
含有量 4.99重量%、以下「MgO・SiO2」と云う)、シ
リカ(密度 1.95g/cm3、比表面積 19,000cm2/g、平均
粒径 16nm、SiO2含有量 86.5重量%、H2O含有量 13.
0重量%、以下「SiO2」と云う)を使用した。
また、Si−O結合を有さない無機物質として、水酸化
アルミニウム〔昭和軽金属社製、商品名ハイジライト
H−32、平均粒径 20〜30μm、比重 2.42、以下「Al
(OH)3」と云う〕および炭酸カルシウム(平均粒径1.
7μm、以下「CaCO3」と云う)をそれぞれ用いた。
アルミニウム〔昭和軽金属社製、商品名ハイジライト
H−32、平均粒径 20〜30μm、比重 2.42、以下「Al
(OH)3」と云う〕および炭酸カルシウム(平均粒径1.
7μm、以下「CaCO3」と云う)をそれぞれ用いた。
さらに、受酸剤として、三塩基性硫酸鉛(耕正社製、
商品名 TS、平均粒径 2.0μm、密度 約7.0g/cm3、
以下「トリベース」と云う)および酸化マグネシウム
(協和化学社製、商品名 キョーワマグ 150、100メッ
シュパス、比表面積 150m2/g、以下「MgO」と云う)を
使用した。
商品名 TS、平均粒径 2.0μm、密度 約7.0g/cm3、
以下「トリベース」と云う)および酸化マグネシウム
(協和化学社製、商品名 キョーワマグ 150、100メッ
シュパス、比表面積 150m2/g、以下「MgO」と云う)を
使用した。
また、架橋剤としてn−ブチル−ビス(第三級−ブチ
ルパーオキシ)バレレート(以下「V」と云う)を、さ
らに加硫剤としてトリチオシアヌル酸(以下「トリアジ
ン」と云う)を使った。
ルパーオキシ)バレレート(以下「V」と云う)を、さ
らに加硫剤としてトリチオシアヌル酸(以下「トリアジ
ン」と云う)を使った。
さらに、架橋助剤としてトリアリルイソシアヌレート
(以下「TAIC」と云う)を、また加硫促進剤として2−
メルカプトベンゾチアゾールヘキシルアミン塩(以下
「MDCA」と云う)およびペンタメチレン・ジチオカーバ
メートのナトリウム塩(以下「PMTC」と云う)を用い
た。
(以下「TAIC」と云う)を、また加硫促進剤として2−
メルカプトベンゾチアゾールヘキシルアミン塩(以下
「MDCA」と云う)およびペンタメチレン・ジチオカーバ
メートのナトリウム塩(以下「PMTC」と云う)を用い
た。
また、可塑剤として、トリオクチルトリメリテート
(以下「TOTM」と云う)を使用した。
(以下「TOTM」と云う)を使用した。
実施例 1〜15、比較例 1〜14 第1表にそれぞれの種類が示されている塩素化エチレ
ン−プロピレン系共重合体(以下「ClEPR」と云う)、1
00重量部ならびに配合量および種類が示されているカー
ボンブラック(以下「C.B.」と云う)、「Si−O結合を
有する無機物質およびSi−O結合を有さない無機物質」
(以下「無機物質」と云う)、加硫剤または架橋剤なら
びに加硫促進剤または架橋助剤ならびに受酸剤として実
施例1ないし8および比較例1ないし5、9および10で
は10重量部のTSを、また実施例9ないし15および比較例
6ないし8、11ないし14では10重量部のMgOを、さらに
全実施例および全比較例では、可塑剤として30重量部の
TOTMを室温(約20℃)においてオーブンロールを使って
20分間混練し、それぞれをシート状に成形した。得られ
た各シート状物を圧縮成形機を用いて温度が165℃およ
び圧力が200kg/cm2の条件下で30分間加硫または架橋し
ながら加硫物および架橋物を製造した。得られた各加硫
物および架橋物について引張試験、耐熱性試験、耐油性
試験、耐寒性試験および耐屈曲性試験を行なった。それ
らの結果を第2表に示す。
ン−プロピレン系共重合体(以下「ClEPR」と云う)、1
00重量部ならびに配合量および種類が示されているカー
ボンブラック(以下「C.B.」と云う)、「Si−O結合を
有する無機物質およびSi−O結合を有さない無機物質」
(以下「無機物質」と云う)、加硫剤または架橋剤なら
びに加硫促進剤または架橋助剤ならびに受酸剤として実
施例1ないし8および比較例1ないし5、9および10で
は10重量部のTSを、また実施例9ないし15および比較例
6ないし8、11ないし14では10重量部のMgOを、さらに
全実施例および全比較例では、可塑剤として30重量部の
TOTMを室温(約20℃)においてオーブンロールを使って
20分間混練し、それぞれをシート状に成形した。得られ
た各シート状物を圧縮成形機を用いて温度が165℃およ
び圧力が200kg/cm2の条件下で30分間加硫または架橋し
ながら加硫物および架橋物を製造した。得られた各加硫
物および架橋物について引張試験、耐熱性試験、耐油性
試験、耐寒性試験および耐屈曲性試験を行なった。それ
らの結果を第2表に示す。
以上の実施例および比較例の結果から、本発明の塩素
化エチレン−プロピレン系共重合体組成物は、引張強度
(TB)および耐油性についてすぐれているのみならず、
耐熱性についてもすぐれており、かつ耐寒性についても
良好であり、しかも耐屈曲性についてもすぐれているこ
とは明白である。
化エチレン−プロピレン系共重合体組成物は、引張強度
(TB)および耐油性についてすぐれているのみならず、
耐熱性についてもすぐれており、かつ耐寒性についても
良好であり、しかも耐屈曲性についてもすぐれているこ
とは明白である。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成
物は下記のごとき効果(特徴)を発揮する。
物は下記のごとき効果(特徴)を発揮する。
(1)機械的強度(たとえば、引張強度)が良好であ
る。
る。
(2)成形物の寸法精度がすぐれている。
(3)二重結合を有するゴムに対し、耐薬品性および耐
候性が良好である。
候性が良好である。
(4)圧縮永久歪がよい。
(5)加硫物または架橋物の加硫性または架橋性がすぐ
れている。
れている。
(6)耐油性が良好である。
(7)永久伸性がすぐれている。
(8)耐熱性が良好である。
(9)耐屈曲性についてもすぐれている。
(10)耐寒性についても良好である。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成
物は以上のごとき効果を発揮するために多方面にわたっ
て利用することができる。代表的な用途を下記に示す。
物は以上のごとき効果を発揮するために多方面にわたっ
て利用することができる。代表的な用途を下記に示す。
(1)自動車用各種ゴム部品(たとえば、パッキン、ホ
ース) (2)電線被覆 (3)電気機器、電子機器などの部品 (4)各種のパッキン、シート (5)ホース類 (6)各種の建材部品 (7)ルーフィング、ポンドライナー
ース) (2)電線被覆 (3)電気機器、電子機器などの部品 (4)各種のパッキン、シート (5)ホース類 (6)各種の建材部品 (7)ルーフィング、ポンドライナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寒河江 一郎 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3―2 昭 和電工株式会社川崎樹脂研究所内 (56)参考文献 特開 平1−182341(JP,A) 特開 昭59−27938(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】(A)プロピレンの含有量が15〜40重量%
であり、かつメルトフローインデックスが0.01〜5.0g/1
0分であり、差動走査熱量計で測定した融解ピークが80
℃以上であり、X線で測定した結晶化度が3%以上であ
り、しかもゲルパーミエーションクロマトグラフィーで
測定した分子量分布の指標である重量平均分子量/数平
均分子量が4以上であるエチレン−プロピレン系共重合
体を塩素化させることによって得られる塩素含有率が20
〜45重量%であり、かつムーニー粘度(ML1+4、100℃)
が10〜150である塩素化エチレン−プロピレン系共重合
体、 (B)カーボンブラック ならびに (C)Si−O結合を有する無機物質およびSi−O結合を
有さない無機物質からなる群からえらばれた少なくとも
一種の無機物質 からなり、塩素化エチレン−プロピレン系共重合体100
重量部に対する組成割合は、カーボンブラックが3.0〜1
00重量部であり、無機物質が20〜150重量部であるが、
カーボンブラックと無機物質との合計量は多くとも200
重量部である塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63025014A JP2558314B2 (ja) | 1988-02-04 | 1988-02-04 | 塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63025014A JP2558314B2 (ja) | 1988-02-04 | 1988-02-04 | 塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01201349A JPH01201349A (ja) | 1989-08-14 |
JP2558314B2 true JP2558314B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=12154059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63025014A Expired - Lifetime JP2558314B2 (ja) | 1988-02-04 | 1988-02-04 | 塩素化エチレン−プロピレン系共重合体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558314B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD1003294S1 (en) | 2020-03-05 | 2023-10-31 | Accutronics, Ltd. | Docking cradle |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5927938A (ja) * | 1982-08-09 | 1984-02-14 | Showa Denko Kk | 自動車用ダストカバ− |
-
1988
- 1988-02-04 JP JP63025014A patent/JP2558314B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01201349A (ja) | 1989-08-14 |
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