JPS6268843A - 耐衝撃性樹脂組成物 - Google Patents

耐衝撃性樹脂組成物

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JPS6268843A
JPS6268843A JP20628885A JP20628885A JPS6268843A JP S6268843 A JPS6268843 A JP S6268843A JP 20628885 A JP20628885 A JP 20628885A JP 20628885 A JP20628885 A JP 20628885A JP S6268843 A JPS6268843 A JP S6268843A
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Takeshi Masukawa
増川 毅志
Naotoshi Watanabe
渡辺 直敏
Kazuyasu Ozaki
尾崎 和泰
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Lt−上皇■ユ±1 本発明は耐衝撃性がすぐれ、がっ難燃性が良好な耐衝撃
性樹脂組成物に関する。さらにくわしくは、(A)耐衝
撃性樹脂、(B)結晶性塩素化ポリエチレン、(C:)
 醇化アンチモンおよび臭素含有有機化合物からなる難
燃化剤、(D)脱塩化水素防止剤ならびに(E)フェノ
ール系抗酸化剤がらなり、耐衝撃性樹脂はブタジェン含
有ゴム、エチレンおよびプロピレンを主成分とするエチ
レン−プロピレン−ジエン系多元共重合ゴムならびにア
クリル酸エステル系ゴムからなる群からえらばれた少な
くとも一種のゴムにスチレンとアクリロニトリルおよび
メチルメタクリレートからなる群からえらばれた少なく
とも一種のビニル化合物とをグラフト共重合させること
によって得られるグラフト共重合体であり、しかも結晶
性塩素化ポリエチレンはX線広角回折法によりブラック
角2θが12度から13度に非晶性ピークを表わし、さ
らにブラック角2θが21度および24度にそれぞれ結
晶性ポリエチレンに依存する結晶性ピークを示し、かつ
ポリエチレンの結晶が3〜50重量%残存し、しかも塩
素含有量が15〜50重量%である耐衝撃性樹脂組成物
に関するものであり、耐衝撃性がすぐれているのみなら
ず、難燃性が良好である耐衝撃性樹脂組成物を提供する
ことを目的とするものである。
良末五丑遣 現在、テレビジョン受像機、ワードプロセッサー、各種
コンピューター類、ファクシミリ−1音響機器などの電
気機器および電子機器の筐体として、アクリロニトリル
−ブタジェン−スチレン三元共重合樹脂などの耐衝愁性
樹脂が広く使われている。これらの耐衝撃性樹脂の難燃
性を付゛与するために種々の難燃化剤を配合させること
によって得られる組成物が一般に用いられている。難燃
化剤の配合量が比較的少量の場合では、難燃性が充分で
なく、難燃化剤を可成り多量に配合すると、コストが高
くなり、組成物の耐WA撃性が低下し、難燃化剤が成形
物の表面にブリードすることもあり、しかも難燃性につ
いても火グレが発生するなどの問題がある。そのために
、難燃化剤としてしばしば使用されている非晶性の塩素
化ポリエチレンゴムを配合させることが考えられる。し
かし、この非晶性塩素化ポリエチレンはゴムにもかかわ
らず、得られる組成物の耐衝撃は満足すべきものではな
いと云う問題がある。
が ゛ しようと る4 へ 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち衝撃強度および加工性が良好であるばかり
でなく、難燃性についても良好であり、電気機器および
電子機器の筐体を製造するさいに最適な組成物を得るこ
とである。
ロ 占  ・  るための  ゛よび 本発明にしたがえば、これらの問題点は(A)#衝撃性
樹脂、 (B)結晶性塩素化ポリエチレン、 ([E)酸化アンチモンおよび臭素含有有機化合物から
なる難燃化剤、 (D)脱塩化水素防止剤 ならびに (E)フェノール系抗酸化剤 からなり、該耐衝撃性樹脂および結晶性塩素化ポリエチ
レンの合計量中に占める耐衝撃性樹脂の組成割合は75
〜99重量%であり、耐衝撃性樹脂と結晶性塩素化ポリ
エチレンとの合計量100重量部に対する酸化アンチモ
ンおよび臭素含有有機化合物の組成割合はそれらの合計
量として5.0〜40重量部であり、また脱塩化水素防
止剤の組成割合は0.1〜10重量部であり、さらにフ
ェノール系抗酸化剤の組成割合0.1〜7.0重量部で
あり、かつ耐衝撃性樹脂はブタジェン含有ゴム(以下「
ブタジェン系ゴム」と云う)、エチレンおよびプロピレ
ンを主成分とするエチレン−プロピレン−ジエン系多元
共重合ゴム(以下「エチレン−プロピレン系ゴム」と云
う)ならびにアクリル酸エステル系ゴムからなる群から
えらばれた少なくとも一種のゴムにスチレンとアクリロ
ニトリルおよびメチルメタクリレートからなる群からえ
らばれた少なくとも一種のビニル化合物とをグラフト共
重合させることによって得られるグラフト共重合体であ
り、しかも結晶性塩素化ポリエチレンはX線広角回折法
によりブラック角2θが12度から13度に非晶性ピー
クを表わし、さらにブラック角2θが21度かおよび2
4度にそれぞれ結晶性ポリエチレンに依存する結晶性ピ
ークを示し、かつポリエチレンの結晶が3〜50重量%
残存し、しかも塩素含有量が15〜50重量%である耐
衝撃性樹脂組成物 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)lTFt1#撃性樹脂 本発明において使われる耐衝撃性樹脂はブタジェン系ゴ
ム、エチレン−プロピレン系ゴムおよびアクリル酸エス
テル系ゴムからなる群からえらばれた少なくとも一種の
ゴム・にアクリロニトリルおよびメチルメタクリレート
からなる群からえらばれた少なくとも一種のビニル化合
物とをグラフト共重合させることによって得られるもの
である。
(1)ブタジェン系ゴム 該ブタジェン系ゴムとはブタジェンを主成分(60重量
%以上)とするゴムであり、ブタジェン単独重合ゴム、
ブタジェンと少量のスチレンまたはアクリロニトリルと
の共重合ゴム(SBR,NBR)である。ブタジェンと
スチレンとの共重合ゴムはブロック共重合ゴムでもよく
、またランダム共重合ゴムでもよい・ (2)エチレン−プロピレン系ゴム また、エチレン−プロピレン系ゴムとは、エチレンとプ
ロピレンとを主成分とし、1.4−ペンタジェン、1.
5−ヘキサジエンおよび3.3−ジメチル−1,5−ヘ
キサジエンのごとき二個の二重結合が末端に含有する直
鎖もしくは分岐鎖のジオレフィン、1.4−ヘキサジエ
ンおよび6−メチル−1,5−へブタジェンのごとき二
重結合を一つだけ末端に含む直鎖もしくは分岐鎖ジオレ
フィンまたはビシクロ[2,2,11−へブテン−2お
よびその誘導体のごとき環状ジエン炭化水素のような中
量体の少量(一般には、10重量%以下)を共重合させ
ることによって得られる多元共重合ゴムである。これら
の共重合ゴムおよび多元共重合ゴムのエチレンモノマ一
単位とプロピレンモノマ一単位の重量比ガ30/、70
ないし70/30のものが好ましい。
(3)アクリル酸エステル系ゴム また、アクリル酸エステル系ゴムとは、アクリル酸エス
テル(たとえば、アクリル酸ブチル)と少量(一般には
、10重量%以下)の他の単量体(たとえば、アクリロ
ニトリル)とを過硫酸塩のごとき触媒の存在下で乳化重
合することによって得られるものであり、通常アクリル
ゴムと云われているものである。
本発明の耐衝撃性樹脂を製造するにあたり、これらのゴ
ム状物のうち、ゴム状物の種類によって異なるが、それ
らのムーニー粘度が20〜140のものが望ましく:と
りわけ30〜120のものが好適である。また、これら
のゴム状物は工業的に広く製造され、かつ多方面にわた
って利用されているものである。それらの製造方法、特
性および用途については広く知られているものである[
たとえば、神原周著、゛合成ゴムハンドブック゛(昭和
42年、朝食書店発行)1゜ (4)耐衝撃性樹脂の製造 本発明において用いられる耐衝撃性樹脂は前記のゴム状
物にスチレンと他のビニル化合物(アクリロニトリル、
メチルメタクリレート)のうち少なくとも一種とをグラ
フト重合させることによって製造されるものである。グ
ラフト重合の方法は塊状重合法、溶液重合法、乳化重合
法および水性N’llA重合法ならびにこれらのグラフ
ト重合方法を結合させる方法(たとえば、塊状重合した
後、水性懸濁重合する方法)がある。一般に、100重
量部の耐衝撃性樹脂を製造するために使用されるゴム状
物の使用量は3〜40重量部であり、5−35重量部が
好ましく、特に5〜30重量部が好適である(比較的に
多量のゴム状物を使用してゴム状物を多く含有するグラ
フト重合物を製造し、このグラフト重合物に前記のスチ
レン、アクリロニトリル、メチルメタクリレートの単独
重合樹脂または共重合樹脂を混合させてもよいが、この
場合のゴム状物の使用量は該混合物として計算する)。
また、ゴム状物にグラフIllとして結合しているモノ
マー(スチレン、アクリロニトリル、メチルメタクリレ
ート)の分子量は、通常1000〜300,000であ
り、とりわけ2000〜200,000が望ましい。概
してゴム状物に完全に千ツマ−が結合することはまれで
あり、グラフト物とゴム状物に結合しないモノマーの単
独重合体または共重合体とが存在する。これらの単独重
合体および共重合体は分離しないでそのまま使われる。
(5)耐衝撃性樹脂の代表例 以上のように製造された耐衝撃性樹脂の代表例としては
、ブタジェン単独重合ゴム、スチレンとブタジェンのブ
ロックもしくはランダム共重合ゴム(SBR)またはア
クリロニトリルとブタジェン共重合ゴム(NBR)に、
スチレンとアクリロニトリルとをグラフト共重合させる
ことによって得られるアクリロニトリル−ブタジェン−
スチレン三元共重合樹脂(ABS 131脂)、ブタジ
ェン単独重合ゴムまたはSBHにスチレンとメチルメタ
クリレートとをグラフト共重合することによって得られ
るメチルメタクリレート−ブタジェン−スチレン三元共
重合樹脂(MBS樹脂)、アクリル酸エステル系ゴムに
アクリロニトリルとスチレンとをグラフト共重合するこ
とによって得られるアクリロニドリルーアクリル酸エス
テルースチレン三元共重合樹脂(AAS樹脂)およびエ
チレン−プロピレン系ゴムにアクリロニトリルとスチレ
ンとをグラフト共重合することによって得られるグラフ
ト共重合樹脂(AES樹脂)があげられる。
これらの耐衝撃性樹脂は工業的に製造され、多方面にわ
たって利用されているものである、しかも製造方法はよ
く知られているものである。
(B)結晶性塩素化ポリエチレ、ン また、本発明において用いられる結晶性塩素化ポリエチ
レンはポリエチレン粉末または粒子を水性懸濁液中で塩
素化するか、あるいは有機溶媒中に溶解したポリエチレ
ンを塩素化することによって得られるものである(水性
懸濁液中で塩素化することによって得られるものが望ま
しい)。その塩素含有量が15〜50重邦%の結晶性の
塩素化ポリエチレンであり、特に塩素含量が20〜45
重量%の結晶性の塩素化ポリエチレンが好ましい。  
□前記ポリエチレンはエチレンを単独重合又はエチレン
と多くとも10重量%のα−オレフィン(−般には、炭
素数が多くとも12個)とを共重合することによって得
られるものである。その密度は一般にはo、8oo〜0
.880 g / c m’である。また、その分子量
は5万〜80万である。
本発明の結晶性塩素化ポリエチレンは、ポリエチレンの
結晶量が3〜50重量%残っており、その代表特性は、
比重は1.00〜1.30であり、JISK−f330
1に準じた引張試験測定において引張破断強さは50〜
150 Kg/ c rri’であり、引張破断伸びは
500〜800%である。また、硬さは(ショアーA)
は70〜88であり、体積固有抵抗(ASTM D−2
54によって測定)は1.0X10 〜1.0X10 
 Ω・cfflなどの特性を示す。X線広角回折図をX
線広角回折装置(理学電機社製、商品名ガイガーフレッ
ク、ス202B)を用いてCu−にα線で測定した実施
例において使った結晶性塩素化ポリエチレンのX線広角
回折図を第1図に、また実施例および比較例において用
いた非晶性塩素化ポリエチレンのX線広角回折図を第2
図の点線(a)として、さらにこれらの塩素化ポリエチ
レンの原料として使用したエチレン−ブテン−1共重合
体のX線広角回折図を第2図の実線(b)として示す。
X・線広角回折図より、エチレン−ブテン−1共重合体
(結晶性ポリエチレン)はブラッグ(Bragg )角
2θ=21度に(110)面、ブラッグ角2θ=24度
に(200)面の結晶性ピークを示していることがわか
る。また、非晶性塩素化ポリエチレンはブラッグ角2θ
=12度から13度に非晶性ピークがはっきり出ている
が、前記結晶、性ポリエチレンの結晶性ピークは完全に
消えている。さらに結晶性塩素化ポリエチレンはブラッ
グ角2θ=12度から13度に非晶性塩素化ポリエチレ
ンと同等なピークを示し、またブラッグ角2θ=21度
および24度にそれぞれ結晶性ポリエチレンに依存する
結晶性ピークを示していることが明らかである。第1図
において、全体に占める結晶性ポリエチレンの量は10
〜15%であり、この量は塩素化ポリエチレンの製造条
件によって任意に変更することができる。
(C)酸化アンチモン さらに、本発明において用いられる酸化アンチモンは前
記臭素含有有機化合物の難燃化助剤として一般に用いら
れているものである。代表例としては、三酸化アンチモ
ンおよび五酸化アンチモンがあげられる。
これらの臭素含有有機化合物および酸化アンチモンは後
記゛′便覧、ゴム・プラスチック配合薬品°°などによ
ってよく知られているものである。該酸化アンチモンの
平均粒径は通常1〜150ミクロンである。
(D)臭素含有有機化合物 また、本発明において使われる臭素含有有機化合物は難
燃化剤として広く知られているものである。その代表例
として、トリス(2,3−ジブロモプロピル)ホスフェ
ート、ビス(2,3−ジブロモプロピル)−ジクロロプ
ロピル・ホスフェート、臭素化ビスフェノールS、トリ
ス(プロモークレジル)ホスフェート、臭素化ジフェニ
ール、臭素化リン酸エステル系テトラ・プロモジタン、
ヘキサブロモ・ベンゼンおよびトリス(ジブロモブチル
)ホスフェートがあげられる。
(E)脱塩化水素防止剤 さらに、本発明において使用される脱塩化水素防止剤は
一般に塩化ビニル系重合体のようにハロゲン原子(主と
して、塩素原子)を含有する重合体が熱などによって生
じる脱塩化水素を防止するために広く使われているもの
である。該脱塩化水素防止剤は金属石けん、無機酸塩類
金属の配合物、金属の酸化物、有機スズ化合物および純
有機化合物に大別される。これらの代表例ば特願昭58
−13B526号明細書に記載されている。これらの脱
塩化水素防止剤はラバーダイジェスト社編“便覧、ゴム
ψプラスチック配合薬品”° (昭和48年、ラバーダ
イジェスト社発行)の第286頁ないし第319頁に記
載されている。これらの脱塩化水素防止剤のうち、無機
酸塩類、金属の酸化物および有機スズ化合物が好ましく
、特に 無機酸塩類、金属の酸化物が望ましい。とりわけ、二塩
基性フタル酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、三塩基性硫
酸鉛、塩基性ケイ酸鉛、酸化マグネシウムおよび酸化鉛
が好適である。
(F)フェノール系抗酸化剤 本発明において使われるフェノール系抗酸化剤は一般に
合成樹脂などの有機物質の酸化防止剤として使用されて
いるものである。該フェノール系抗酸化剤のうち、代表
的なものの一般式は下式〔(1)式ないしくIV、)式
〕として表わされる。
H (I) 〔以下「フェノール系化合物(1)」と云う〕〔以下「
フェノール系化合物(2)」と云う〕R6R6 !’15R5 (III) 〔以下「フェノール系化合物(3)」と云う〕および R7R? Re       Re (IT) 〔以下「フェノール系化合物(4)」と云う〕ただし、
RRおよびR3は同一でも異種でもよlゝ  2 く、水素原子または炭素数が1〜20個のアルキル基、
炭素数が4〜20個のシクロアルキル基、炭素数が1〜
20個のアルキル基を有する1−アルキルシクロアルキ
ル基および炭素数が1〜20個のアルキル基を有する 
1−アルキルベンジル基からなる群からえらばれた炭化
水素基であるが、R1、R2およびR3のうち、少なく
とも二個は該炭化水素基であり、R4は炭素数が1〜6
個のアルキル基であり、RおよびR6は同一でも異種で
もよく、水素原子、上記炭化水素基もしくは炭素数が7
〜20個のアラルキル基または炭素数が1〜20個のア
ルコキシ基であるが、R5およびR6のうち、少なくと
も一個は該炭化水素基もしくは上記アラルキル基であり
、RおよびR8は同一でも異種でもよく、水素原子ある
いは炭素数が1〜12個のアルキル基、炭素数が4〜1
2個のシクロアルキル基、炭素数が6〜12個のアリル
(aryl)基または炭素数が1〜12個のアルキル基
を有する1−アルキルシクロアルキル基もしくは 1−
アルキルベンジル基であり、R8は炭素数が1〜12個
のフルキリデン基またはアルキレン基であり、Xは1〜
6の整数であり、yは 1.2または3である 該フェノール系化合物(1)の代表例は特開昭48−4
5051号各明細書に記載されている。このフェノール
系化合物(1)のうち、前記のCI)式において、RR
およびR3の炭素数がそ1゛2 れぞれ多くとも8個のものが好ましい。
また、フェノール系化合物(2)の代表例は特開昭49
−713488号および同48−13?H2号各明細書
に記載されている。該フェノール系化合物のうち、前記
の(II )式において、R4の炭素数が3または4の
ものが好ましい。
さらに、フェノール系化合物(3)の代表例は特開昭4
9−130502号および同48−137892号の各
明細書に明示されている。このフェノール系化合物のう
ち、前記の(rII)式において、R5およびR6の炭
素数が18個以下のものが好ましく、特に4個以上のも
のが好適である。
その上、フェノール系化合物(4)の代表例は特開昭4
9−131159号および同49−137892号の各
明細書に記載されている。該フェノール系化合物のうち
、前記の(IV)式において、′RおよびR8は炭素数
が多くとも18個のものが好ましく特に、 4以下のも
のが好適である。またR8は炭素数が多くとも12個の
ものが好ましく、とりわけ1〜8個のものが好適である
さらに、チオプロピオネート系酸化防止剤および/また
は有機リン系酸化防止剤を配合させることによって得ら
れる組成物の耐熱性(高温における加工性)を向上する
ことができ、劣化、着色を起こすことがなく成形物を製
造することができる。
(G)チオプロピオネート系酸化防止剤該チオプロピオ
ネート系酸化防止剤は前記のフェノール系酸化防止剤と
同様に合成樹脂などの有機物質の酸化防止剤として使わ
れているものであり、しばしば前記フェノール系酸化防
止剤とともに併用されているものである。該チオプロピ
オネート酸化防止剤のうち、代表的なものの一般式は下
式〔(V)ないしくVj)式〕として示されR−0−C
−CnH2n−9−CnH,、n−C−0−R,1(V
D C: (−OH−0−C−CnH2n −S−R12)
4(Vl) (ただし、 Rlo、R11およびR12は同一でも異
種でもよく、炭素数が1〜20個のアルキル基、アリル
(aryl)基およびアラルキル基からなる群からえら
ばれた炭化水素基であり、 nは1ないし20の整数で
ある) 該チオプロピオネ」ト系酸化防止剤の代表例はラバーダ
イジェスト社編“便覧舎ゴム・プラスチック配合薬品″
(ラバーダイジェスト社、昭和48年発行)の第105
頁ないし第111頁および山田ら編集″プラスチック配
合剤(基礎と応用)°。
(大成社、昭和44年発行)の第111頁ないし第13
0頁に詳細に記載されている。該チオプロピオネート系
酸化防止剤のうち、前記の(V)式および(Vl)式に
おいて、R,Rおよび”12の炭素数がそれぞれ多くと
も20個のものが望ましく、とりわけ12個以上のもの
が好適である。好適なチオプロピオネート系酸化防止剤
の代表例としては、ジラウリルチオプロピネートおよび
ペンタエリスリトールテトラキス(β−ラウリルチオプ
ロピオネート)があげられる。
(H)有機リン系酸化防止剤 また、有機リン系抗酸化剤は、前記のフェノール系酸化
防止剤、チオプロピネート系酸化防止剤と同様に合成樹
脂などの有機物質の酸化防止剤として使われているもの
であり、しばしば前記フェノール系酸化防止剤およびチ
オプロピネート系酸化防止剤とともに併用されているも
のである。
該有機リン系酸化防止剤のうち、代表的なものの一般式
は下式(■)として示される。
R13°\ R14O−P(■) (ただし、 R13、R14、およびR15は同一でも
異種でもよく、水素基ならびに炭素数が1〜20個のア
ルキル基、アリル(all)基、アラルキル基、アルカ
リル基よびアルケニル基からなる群からえらばれた炭化
水素基であるが、少なくとも一つは炭化水素基である。
該有機リン系酸化防出剤の代表例は、ラバーダイジェス
ト社編゛便覧・ゴムΦプラスチック配合薬品゛(う7<
−ダイジェスト社、昭和49年発行)の第287頁ない
し第299頁および゛プラスチックおよびゴム用添加剤
実用便覧(化学工業社、昭和45年発行)の第183頁
ないし第185頁に詳細に記載ごれている。
該有機リン系酸化防止剤のうち前記(■)式においてR
,Rおよび”15の炭素数がそれぞれ9〜20個のもの
が好適である。好適な有機リン系酸化防止剤の代表例と
しては、トリフェニルホスファイト、トリオクタデシル
ホスファイトおよびトリノリルフェニルホスファイトが
あげられる。
(J)組成割合 本発明の耐衝撃性樹脂組成物において、前記耐衝撃性樹
脂および結晶性塩素化ポリエチレンの合計量中に占める
耐衝撃性樹脂の組成割合は75〜98重量%であり、7
5〜98重量%が好ましく、特に80〜88重量%が好
適である。耐衝撃性樹脂および結晶性塩素化ポリエチレ
ンの合計量中に占める耐衝撃性樹脂の組成割合が75重
量%未満では、得られる組成物の難燃性は良好であるが
、剛性および耐衝撃性が低下するために好ましくない。
一方、88重量%を越えると、剛性および耐衝撃性はす
ぐれているが、難燃性においてドリップ、ブローイング
を生じ、難燃性の点において不充分である。
耐衝撃性樹脂および結晶性塩素化ポリエチレンの合計量
100重量部に対する他の組成成分の組成割合は下記の
通りである。
酸化アンチモンおよび臭素含有有機化合物では、それら
の合計量として5.0〜40重量部であり、 5.0〜
35重量部が望ましく、とりわけ10〜35重量部が好
適である。酸化アンチモンおよび臭素含有有機化合物の
組成割合がそれらの合計量として5.0重量部未満では
、充分な難燃性を有する組成物が得られない。一方、4
0重量部を越えると、組成物の成形加工性が低下するの
みならず、成形加工時の熱安定性が悪化する。また、酸
化アンチモンおよび臭素含有有機化合物の合計量中に占
める臭素含有有機化合物の組成割合は通常5〜95重量
%(すなわち、酸化アンチモンの組成割合は95〜5重
量%)であり、10〜80重量%が好ましく特に20〜
80重景%が重量である。
さらに、脱塩化水素防止剤では、0.1〜10重量部で
あり、 0.1〜7.0重量部が望ましく、 0.1〜
6.0重量部が好適である。またフェノール系抗酸化剤
では、 0.1〜7.0重量部であり、0.1〜6.0
重量部が好ましく、特に0.1〜5.0重量部が好適で
ある。また、該フェノール系抗酸化剤のほかにチオプロ
ピオネート系酸化防止剤および/または有機リン系酸化
防止剤を併用する場合、これらの組成割合は合計量とし
て耐衝撃性樹脂および結晶性塩素化ポリエチレンの合計
量100重量部に対して一般には多くとも7.0重量部
であり、とりわけ6.0重量部が望ましい。また、フェ
ノール系抗酸化剤、チオプロピオネート系酸化防止剤お
よび有機リン系酸化防止剤の合計量中に占めるチオプロ
ピオネート系醇化防止剤および有機リン系酸化防止剤の
組成割合はそれらの合計量として多くとも80重量%で
あり、75重が一%以下が好ましい。脱塩化水素防止剤
およびフェノール系抗酸化剤の組成割合が下限未満では
、脱塩化水素ならびに酸素および熱による劣化を充分に
防止することができない。一方、上限を越えて配合すれ
ば、添加しただけの効果を発揮することができないばか
りでなく、成形時の金型の汚染や得られる成形物の表面
にブリードが発生することがある。
(K)組成物の製造、成形方法など 本発明の組成物を製造するには以上の耐衝撃性樹脂、結
晶性塩素化ポリエチレン、酸化アンチモンおよび臭素含
有有機化合物からなる難燃化剤、脱塩化水素防止剤なら
びにフェノール系抗酸化剤、さらにこれらとチオプロピ
オネート系酸化防止剤および/または有機リン系酸化防
止剤を均一に配合させることによって目的を達成するこ
とができるけれども、熱可塑性樹脂(なかでも、耐衝撃
性樹脂)の分野において広く利用されている熱および光
に対する安定剤、充填剤、着色剤、滑剤、可塑剤ならび
に帯電防止剤のごとき添加剤を組成物の使用目的に応じ
て本発明の組成物の特性を本質的にそこなわない範囲で
添加してもよい。
混合方法としては、合成樹脂の分野において一般に行な
われているヘンシェルミキサーのごとき混合機を使って
トライブレンドさせる方法ならびにオープンロール、押
出混合機、ニーグーおよびバンパーのごとき混合機を用
いて溶融しながら混合させる方法があげられる。これら
の混合方法のうち、一層均一な組成物を得るにはこれら
の混合方法を二種以上併用させればよい(たとえば、あ
らかじめトライブレンドさせた後、その混合物を溶融混
合させる)。なかでも、トライブレンドを併用する場合
でも、溶融混練させる方法を一種または二種以上を併用
する場合でも、後記の成形方法によって成形物を製造す
るにあたり、ペレタイザーを使用してペレットに製造し
て用いることが好ましい。
以上の混合方法のうち、溶融混練する場合でも、後記の
成形方法によって成形する場合でも、使われる耐衝撃性
樹脂、結晶性塩素化ポリエチレンおよびハロゲン含有有
機化合物が溶融する温度で実施しなければならない。し
かし、高い温度で実施するな・らば、これらが熱分解ま
たは脱ハロゲン化水素反応を引起すことがあるために2
30°C以下において実施する必要がある。
本発明の組成物は合成樹脂の分野において一般に実施さ
れている射出成形法、押出成形法、圧縮成形法および中
空成形法のごとき成形方法を適用して所望の形状物に成
形させてもよい。また、押出成形機を用いてシート状に
成形させた後、このシートを真空成形法、圧空成形法な
どの二次加工方法によって所望の形状物に成形してもよ
い。
−゛よび 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、引張試験は引張強
度(以下「TB」と云う)および伸び(以下「EB」と
云う)はJIS  Ke911に従ってテンシロン試験
機を用いて測定した。また、メルトフローインデックス
(以下rM、1..Jと云う)はJISK8730に準
じて温度が210°Cおよび荷重が2.1fiKgで測
定し、耐衝撃試験はASTM  025[1に準じ、温
度が23℃および一20℃において測定した。さらに、
難燃性試験はUL−94法に準じて測定し、トリップの
有無を肉眼で観察した。
なお、実施例および比較例において使った耐衝撃樹脂、
結晶性塩素化ポリエチレン、非晶性塩素化ポリエチレン
、酸化アンチモン、臭素含有有機化合物、脱塩化水素防
止剤、フェノール系抗酸化剤、チオプロピオネート系酸
化防止剤および有機リン系酸化防止剤の製造方法、種類
、物性などを下記に示す。
〔(A)耐衝撃性樹脂〕
耐衝撃性樹脂として、アクリロニトリル−ブタジェン−
スチレン三元共重合樹脂(以下rABsJと云う)、メ
チルメタクリレート−ブタジェン−スチレン三元共重合
樹脂(以下rMBsJと云う)、アクリロニトリル−ア
クリル酸エステル系ゴム−スチレン三元共重合樹脂(以
下rAAS Jと云う)、アクリロニトリル−オレフィ
ン系ゴム−スチレン系多元共重合樹脂(以下rAESJ
と云う)はそれぞれ特開昭58−134144号公報明
細書の実施例および比較例において使用したABS樹脂
、MB’3樹脂、AA’3樹脂およびABS樹脂と同様
に製造して使った。
〔(B)結晶性塩素化ポリエチレン〕
結晶性塩素化ポリエチレンとして、ブテン−1を3,0
重合%含有するエチレン−ブテン−1共重合体(密度 
0.940 g / c m’、平均分子量 約15万
)を水性懸濁液中で塩素化し、結晶性の塩素化ポリエチ
レン〔塩素含有量 30.2重量%、ポリエチレンの残
存結晶量 7.15重量%、ムーニー粘度(M L l
+4 )  110、以下r BCPEJ と云う〕を
製造した。
〔(C)非晶性塩素化ポリエチレン〕
非晶性塩素化ポリエチレンとして、密度が0、 !35
0 g / c m’、のポリエチレン(平均分子量約
20万)を水性懸、濁液中で塩素化させることによって
塩素化ポリエチレン〔塩素含有量 40.2重量%、非
晶性、ムーニー粘度(MS1+4)80、以下rcPE
j と云う〕を製造した。
〔(D)酸化アンチモンおよび臭素含有有機化合物〕
酸化アンチモンとして、密度が5.25 g / c 
m′である三酸化アンチモン(以下「5b203」と云
う)を用い、また臭素含有有機化合物として、臭素含有
率が61重量%以上であるテトラブロモビ゛スフエノー
ルA誘導体(融点 50℃、以下「TBA」 と云う)
を使用した。
〔(E)脱塩化水素防止剤〕
脱塩化水素防止剤として、比表面積が150m/gであ
る酸化マグネシウム(100メツシユノくス、以下rM
gOJ と云う)およびステアリン酸カルシウム(以下
rca−stJと云う)を使った。
〔(F)フェノール系酸化防止剤など〕フェノール系酸
化防止剤として、n−オクタデシル−3−(4“−ヒド
ロキシ−3′、5“−ジー第三級ブチル−フェニル)プ
ロピオネート(以下rA0−1」と云う)を用い、チオ
プロピオネート系酸化防止剤としてジラウリルチオジプ
ロピオネート(以下rA9−2Jと云う)を使用し、さ
らしこ有機リン系酸化防止剤としてトリオクタデシルホ
スファイト(以下rAo−3Jと云う)を使った。
実施例 1〜10、比較例 1〜14 あらかじめ第1表に配合量および種類が示される耐衝撃
性樹脂および結晶性塩素化ポリエチレンをヘンシェルミ
キサーを用いてトライブレンドし、得られる各混合物に
さらに第1表に配合量および種類が示されている酸化ア
ンチモン、脱塩化水素防止剤、フェノール系抗酸化剤な
どを投入し、4分間トライブレンドを行なった。このよ
うにして得られた各混合物を温度が、シリンダー1では
180°C、シリンダー2では180℃、シリンダー3
では 180℃、アダプターでは180°C、グイでは
 170°Cに設定されたベントタイプの二軸押出機(
径 30+nm)を用いて混練しながら組成物(ペレッ
ト)を製造した。
このようにして得られた各ペレットを温度が210℃お
よび圧力が200Kg/ c m’の条件で予熱時間が
3分間および加圧時間が2分間で熱プレスを行ない、厚
さが21のシートを作成した。
比較例 15 実施例6において使用したBGPEのかわりに、0PE
C配合量は実施例16と同じ)を使ったほかは、実施例
6と同じ条件でトライブレンドおよび溶融混練を行ない
、ペレットを製造した。得られたペレットを実施例6と
同様に熱プレスし、シートを作成した。
比較例 16 実施例6において使用したBCPEの配合量を30重量
部にかえたほかは、実施例6と同じ条件でトライブレン
ドおよび溶融混練を行ない、ペレットを製造した。得ら
れたペレットを実施例6と同様に熱プレスし、シートを
作成した。
以上のようにして得られた各シートの引張強度(T )
、伸び(EB)の測定、耐衝撃試験(23℃および一2
0℃)、難燃性試験を行なった。ざらに、押出機で得ら
れたペレットの、メルー・フローインデックス(M、 
1.)の測定を行なった。それらの結果を第2表に示す
なお、比較例14において、溶融混練およびシート作成
時に劣化を発生した。
以上の実施例および比較例の結果から、本発明によて得
られる耐衝撃性樹脂組成物は、耐衝撃試験において23
°Cおよび低温においても衝撃性はすぐれているのみな
らず難燃性においても良好であることが明白である。
さらに、本発明によって得られる組成物は、引張強度が
良好であるばかりでなく、メルトフローインデックスお
よび難燃性とあわせてバランスの。
とれた組成物であることによりハウジング類などに有望
であることが明らかである。
先見立血】 本発明によって得られる耐衝撃性樹脂組成物は、耐衝撃
性が良好であるばかりでなく、下記のごとき効果(特徴
)を発揮する組成物である。
(1)耐候性にすぐれている。
(2)少量の難燃剤を添加したにもかかわらず、良好な
難燃性が得られる。
(3)耐熱性がすぐれている。
本発明によって得られる耐衝撃性樹脂組成物は、上記の
ごときすぐれている効果を有しているばかりでなく、難
燃性が良好であることにより、下記の如き方面に使用す
ることが出来る。
(1)テレビジョン受像機 (2)ワードプロセッサー、各種コンピューター類(3
)ファクシミリ−音響機器などの電気機器および電子機
器類 (4)家電機器のハウジング類 (5)自動車のインストロメント・パネル類
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例において使用した結晶性塩素化ポリエチ
レン(BCPE)のX線広角回折図である。 また、第2図の(a)(点線)は実施例および比較例に
おいて使った非晶性塩素化ポリエチレン(CPE )の
X線広角回折図であり、さらに第2図の(b)(実線)
はこれらの塩素化ポリエチレンの製造に用いたエチレン
−ブテン−1共重合体のX線広角回折図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)耐衝撃性樹脂、 (B)結晶性塩素化ポリエチレン、 (C)酸化アンチモンおよび臭素含有有機化合物からな
    る難燃化剤、 (D)脱塩化水素防止剤 ならびに (E)フェノール系抗酸化剤 からなり、該耐衝撃性樹脂および結晶性塩素化ポリエチ
    レンの合計量中に占める耐衝撃性樹脂の組成割合は75
    〜99重量%であり、耐衝撃性樹脂と結晶性塩素化ポリ
    エチレンとの合計量100重量部に対する酸化アンチモ
    ンおよび臭素含有有機化合物の組成割合はそれらの合計
    量として5.0〜40重量部であり、また脱塩化水素防
    止剤の組成割合は0.1〜10重量部であり、さらにフ
    ェノール系抗酸化剤の組成割合0.1〜7.0重量部で
    あり、かつ耐衝撃性樹脂はブタジエン含有ゴム、エチレ
    ンおよびプロピレンを主成分とするエチレン−プロピレ
    ン−ジエン系多元共重合ゴムならびにアクリル酸エステ
    ル系ゴムからなる群からえらばれた少なくとも一種のゴ
    ムにスチレンとアクリロニトリルおよびメチルメタクリ
    レートからなる群からえらばれた少なくとも一種のビニ
    ル化合物とをグラフト共重合させることによって得られ
    るグラフト共重合体であり、しかも結晶性塩素化ポリエ
    チレンはX線広角回折法によりブラック角2θが12度
    から13度に非晶性ピークを表わし、さらにブラック角
    2θが21度および24度にそれぞれ結晶性ポリエチレ
    ンに依存する結晶性ピークを示し、かつポリエチレンの
    結晶が3〜50重量%残存し、しかも塩素含有量が15
    〜50重量%である耐衝撃性樹脂組成物。
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