JP7426708B2 - 運搬具 - Google Patents

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本発明は、運搬具に関する。
従来技術として、側部フレームを備えた搬送車が知られている。
実開平03-013276号公報
しかしながら、特許文献1の搬送車には、特許文献1の第4図のように、従来の搬送車を横に並べて保管するとき、保管した搬送車を取り出すとき等に、隣り合う搬送車に備えられた、金属製の側部フレーム同士が接触することにより、騒音が発生するという問題がある。
本発明の一態様は、運搬具による騒音を抑制することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係る運搬具は、物品を載置する載置面が設けられた載置板を備える運搬具であって、前記載置面の端部から鉛直上方向に延設された複数の支柱を少なくとも含む側部フレームと、前記複数の支柱に含まれる支柱のうち、互いに異なる支柱の上端部同士に架設されるとともに、自身が架設される複数の支柱のそれぞれに係る上端部および側面上部を覆う第1樹脂部材と、を備える構成である。
上記の構成によれば、第1樹脂部材が支柱の側面上部を覆うため、隣接する運搬具の第1樹脂部材同士が接触することにより、支柱同士が接触しないので、運搬具による騒音を抑制することができる。特に、側部フレームを折り畳むような運搬具(例えば、カゴ車)の場合、折り畳み時に生じる騒音を抑制することができる。また、第1樹脂部材が支柱の上端部を覆うので、第1樹脂部材の下方ずれを防止することができる。
また、第1樹脂部材に手を掛けて運搬具を移動させることも可能である。運搬具の第1樹脂部材に手を掛けて使用する場合、第1樹脂部材が互いに異なる支柱の上端部同士に架設されるので、支柱の錆、溶接痕等による手への影響がなく、手にやさしい。
本発明の態様2に係る運搬具は、上記の態様1において、前記載置面の端部に設けられ、前記側部フレームの前記支柱の一部を支持する支柱支持部と、前記複数の支柱のうちの少なくとも1つにおける下端部を覆う第2樹脂部材と、をさらに備え、前記第2樹脂部材が、前記支柱支持部に嵌合する構成としてもよい。
上記の構成によれば、第2樹脂部材が複数の支柱のうちの少なくとも1つにおける下端部を覆うので、支柱を載置面に取付けるときの騒音を抑制することができる。また、支柱を載置面に取付けるときに、支柱の下端部が傷付き難くなる。
本発明の態様3に係る運搬具は、上記の態様2において、前記支柱が、前記支柱支持部に対する挿し込みおよび抜き取りが可能に構成されており、前記第2樹脂部材は、前記挿し込みが開始される開始位置において前記挿し込みの方向に直交する直交平面で切断した第1断面形状が、前記開始位置よりも前記挿し込みが後となる中間位置において前記直交平面で切断した第2断面形状よりも小さく形成されたテーパ形状である構成としてもよい。
上記の構成によれば、支柱が支柱支持部に対する挿し込みおよび抜き取りが可能に構成されているので、載置面に支柱を取付けたり、取外したりすることによって、運搬具を柔軟に活用することができる。そして、第2樹脂部材は、挿し込みの開始位置の第1断面形状が開始位置よりも挿し込みが後となる中間位置の第2断面形状よりも小さく形成されたテーパ形状であるので、支柱を支柱支持部に容易に挿し込むことができる。
本発明の態様4に係る運搬具は、上記の態様2または3において、前記第2樹脂部材が、前記支柱支持部に挿し込まれた状態において前記支柱支持部の上端面と係合するよう、当該第2樹脂部材の側壁から外側に突出する抜け防止部を備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、支柱支持部が載置板の上面から下面まで貫通しており、かつ、第2樹脂部材が支柱支持部に挿し込まれた状態において、支柱支持部の上端面と係合するよう、第2樹脂部材の側壁から外側に突出する抜け防止部を備えるので、側部フレームの支柱を支柱支持部に容易に取付けることができる。また、第2樹脂部材の、抜け防止部から上側の部分を持ち上げることにより、側部フレームの支柱を支柱支持部から容易に取外すことができる。
本発明の態様5に係る運搬具は、上記の態様1から4の何れかにおいて、前記載置面から鉛直下方に延設された複数の下方壁部と、前記複数の下方壁部の下端部同士に架設される連結下壁部と、複数の連結壁部と、をさらに備え、前記複数の連結壁部のそれぞれが、前記複数の下方壁部に架設されるとともに、前記連結下壁部に連結されるものであり、前記複数の下方壁部のうち、前記運搬具の最も外側に位置する下方壁部の下端部が、前記運搬具の外側から内側に向かうにつれて鉛直下方向に下る傾斜面を有する構成としてもよい。
上記の構成によれば、複数の連結壁部が下方壁部に架設され、かつ、連結下壁部に連結されるので、リブ構造によって載置板の曲げ強度を向上させることができる。よって、重い物品を積載した運搬具をフォークリフト、ハンドリフト等で持ち上げるときにも、載置板が破壊することを防止することができる。また、運搬具の最も外側に位置する下方壁部の下端部が傾斜面を有するによって、フォークリフト、ハンドリフト等のフォーク先端部が円滑に入り込むので、運搬具を持ち上げるときの作業性を向上させることができる。
本発明の一態様によれば、運搬具による騒音を抑制することができる。
本発明の実施形態1に係る運搬具の外観を示す上面斜視図である。 本発明の実施形態1に係る運搬具の外観を示す下面斜視図である。 本発明の実施形態1に係る第1樹脂部材の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る第2樹脂部材の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る支柱支持部および第2樹脂部材の嵌合を示す図である。 本発明の実施形態1に係る載置板の構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る運搬具の側面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、詳細に説明する。
(運搬具1の構成)
図1は、本実施形態に係る運搬具1の外観を示す上面斜視図である。運搬具1は、物品を載置して搬送するための搬送車である。この運搬具1は、例えば、樹脂製の容器、段ボール箱等の荷物を載置面21に積載し、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等のバックヤードで利用するものである。また、運搬具1は、トラックの荷台に積み込まれ、トラックからコンビニエンスストア等へ荷物を搬入する際に、運搬具1に積載された荷物を移動させるために利用するものである。
図1の左図に示すように、運搬具1は、載置板2と、側部フレーム3と、第1樹脂部材4と、キャスタ6とを備えている。載置板2は、運搬具1の台盤になる部材であり、平面視略矩形の形状である。
載置板2は、樹脂製等の容器、段ボール箱等の荷物(物品)を載置する載置面21が設けられている。
側部フレーム3は、載置面21の長手方向の両端部、すなわち、前端部および後端部(端部)に2つ立設されている。側部フレーム3は、載置面21の端部から鉛直上方向に延設された2本(複数)の支柱31を少なくとも含む。支柱31は、鉄などの金属によって構成される。
なお、本実施形態では、側部フレーム3は載置面21の長手方向の両端部にそれぞれ設けられた構成となっているが、これに限定されるものではない。側部フレーム3の配置位置のバリエーションとしては、次の4通りが挙げられる。(1)載置面21の平面視略矩形の4辺のうち、いずれか1辺の端部近傍に1つ側部フレーム3が設けられる。(2)いずれか2辺の端部近傍にそれぞれ1つ側部フレーム3が設けられる。(3)いずれか3辺の端部近傍にそれぞれ1つ側部フレーム3が設けられる。(4)4辺全ての端部近傍にそれぞれ1つ側部フレーム3が設けられる。
また、側部フレーム3は、3本以上の支柱31を含んでもよい。また、支柱31は、載置面21に固定されていてもよいし、抜き挿し可能であってもよい。また、一辺の端部近傍に1つ以上の側部フレーム3が設けられる構成としてもよい。
第1樹脂部材4は、複数の支柱31に含まれる支柱31のうち、互いに異なる支柱31の上端部同士に架設されるとともに、自身が架設される複数の支柱31のそれぞれに係る上端部および側面上部を覆う。
より詳細には、第1樹脂部材4は、支柱31において、上端部から所定の長さまでの領域の側面を覆うように設けられる。これにより、複数の運搬具1が隣接して配置された場合に、一方の運搬具1の側部フレーム3と他方の運搬具1の側部フレーム3とが衝突するような力が加わっても、支柱31同士が接触することなく、第1樹脂部材4同士が接触することになる。
ここで、支柱31同士が接触してしまうと、金属同士の接触となり、衝突音が比較的大きくなるという問題があるが、第1樹脂部材4同士が接触することにより衝突音を低く抑えることができる。また、第1樹脂部材4は、支柱31の側面上部に加えて、支柱31の上端部(上面側)も同時に覆う構造となっている。
よって、第1樹脂部材4が支柱31に対して下方向にずれ落ちることを防止することができる。なお、第1樹脂部材4は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、エラストマー等の素材からなり、樹脂系の素材であれば限定されないし、複数の材質を含んでいてもよい。
図1の右図に示すように、運搬具1は、載置面21の前端部および後端部に立設されている側部フレーム3の間に、複数の側部フレーム3を積載することが可能となっている。載置面21の短手方向の両側端部には、溝部26が設けられている。
積載されている複数の側部フレーム3の支柱31の下端部に設けられている一対の第2樹脂部材5(詳細は後述する)が溝部26にそれぞれ収容されることによって、側部フレーム3を整列して載置面21の上に積載することが可能となっている。
図2は、本実施形態に係る運搬具1の外観を示す下面斜視図である。図2に示すように、載置板2の下面に下方壁部23および連結下壁部24が設けられる。下方壁部23は、傾斜面231を有する。詳細は、後述する。
なお、運搬具1は、側部フレーム3を支柱支持部22に挿入して使用する形態と、側部フレーム3を支柱支持部22に挿入せずに使用する形態と、側部フレーム3を支柱支持部22に挿入せず、さらにキャスタ6を取り付けない形態とがある。なお、本明細書においては、何れの形態も運搬具1と称する場合がある。すなわち、載置板2のみでも運搬具1として使用することができる。
(第1樹脂部材4の構成)
図3は、本実施形態に係る第1樹脂部材4の外観を示す斜視図である。図3の左図および中央図に示すように、第1樹脂部材4は、平板部41、補強リブ42、カードホルダ取付部43、支柱挿入部44、水平リブ45、および、スカートリブ46を備えている。
平板部41は、第1樹脂部材4のうち、支柱31の側面上部を覆った2つの部分、および、支柱31間に架設された部分の内側(すなわち、内側部分)に囲まれた平面部材である。平板部41は、情報表示スペースとして用いられる。例えば、平板部41の平面に対して、何らかの情報を書き込んでもよいし、情報が書かれたカード等を貼り付けてもよい。
補強リブ42は、支柱31間に架設された部分である外周部分と、当該外周部分の側方および上方から所定距離だけ内側に離間した内側部分と、当該外周部分および当該内側部分の間の部分とに設けられている。これにより、第1樹脂部材4に必要な樹脂の量を必要最低限としつつ、必要な強度を確保することができる。
詳細には、外周部分と内側部分とに設けられた補強リブ42は、平板部41の左右端において平板部41を挟むように、平板部41の平面に対して垂直に突出している。さらに、外周部分と内側部分との間の部分に設けられた補強リブ42は、外周部分と、内側部分と、該外周部分および内側部分との間における平板部41とを連絡し、平板部41の平面に対して直交する方向において、アーチ状に配置されている。
カードホルダ取付部43は、平板部41に取り付けられるカードホルダを固定するための突起物である。カードホルダ内のカードを入れ替えることによって表示する情報を変更することが可能となる。
支柱挿入部44は、第1樹脂部材4の下面の左右両端部に設けられている。より詳細には、支柱挿入部44は、外周部分の補強リブ42と、内側部分の補強リブ42との間に配置されている。図3の右図に示すように、支柱挿入部44には、支柱31の上端部が挿入される。支柱挿入部44は、下端部が開口し、上端部が補強リブ42によって覆われている。これにより、第1樹脂部材4が支柱31に対して下方向にずれ落ちることを防止することができる。また、第1樹脂部材4の内側部分間の下端部には、平板部41の平面に対して直交する方向において、水平リブ45が設けられている。さらに、第1樹脂部材4の下端部には、該下端部に沿って鉛直下方に突出するスカートリブ46が設けられている。
(第2樹脂部材5の構成)
図4は、本実施形態に係る第2樹脂部材5の外観を示す斜視図である。図4の左図は、上面斜視図である。図4の中央図は、下面斜視図である。図4の右図は、縦断面を含む斜視図である。
図4に示すように、第2樹脂部材5は、本体部51、抜け防止部52、保護部53、リブ54、および、穴部55を備えている。
第2樹脂部材5の本体部51は、略円筒形状であり、かつ、テーパ形状であり、鉛直下方ほど直径が先細りになる。換言すれば、本体部51は、水平方向の断面となる円形状が上部から下部に向けて徐々に小さくなるテーパ形状となっている。
抜け防止部52は、本体部51の外側面から外側に突出する部材である。
保護部53は、本体部51の円筒下端部から内側方向斜めに形成され、さらに鉛直上方に延伸して形成される部材である。保護部53は、支柱31の下端部を保護するために設けられる。
リブ54は、本体部51の内側面に鉛直方向に付設されるリブ形状の部材であり、所定の間隔で複数設けられる。リブ54は、側部フレーム3の支柱31を保持する強度を向上させるために設けられる。
穴部55は、本体部51の外側面から内側面まで貫通して形成され、直径方向に2つ設けられる。穴部55は、後述するボルトが挿入される。
第2樹脂部材5は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、エラストマー等の素材からなり、樹脂系の素材であれば限定されないし、複数の材質を含んでいてもよい。
(支柱支持部22および第2樹脂部材5の嵌合)
図5は、本実施形態に係る支柱支持部22および第2樹脂部材5の嵌合を示す図である。図5の上図は、嵌合部分の断面図である。図5の下図は、嵌合前の斜視図である。
図5に示すように、支柱支持部22は、載置面21の端部に設けられ、側部フレーム3の支柱31の一部を支持する。より詳細には、支柱支持部22は、図1に示すとおり、載置面21の四隅にそれぞれ設けられている。支柱支持部22は、載置面21の表面から裏面にかけて貫通する貫通孔であり、側部フレーム3の一部が挿入されると、側部フレーム3を載置板2に固定する。
なお、本実施形態において、支柱支持部22は、貫通孔としているが、非貫通であってもよいし、支柱支持部22の裏面側をリブ構造としてもよい。さらに、支柱支持部22は、載置板2から鉛直上方に突出した略円筒形状であってもよい。
第2樹脂部材5は、支柱31の下端部を覆う。第2樹脂部材5の保護部53は、支柱31の中空部分に入り込む。第2樹脂部材5は、支柱支持部22に嵌合する。
そして、支柱31は、支柱支持部22に対する挿し込みおよび抜き取りが可能に構成されている。第2樹脂部材5は、支柱支持部22に挿し込まれた状態において支柱支持部22の内壁と接触する側壁について、挿し込みが開始される開始位置において挿し込みの方向に直交する直交平面で切断した第1断面形状が、開始位置よりも挿し込みが後となる中間位置において直交平面で切断した第2断面形状よりも小さく形成されたテーパ形状である。
さらに、支柱支持部22は、載置板2の上面から下面まで貫通している。従って、支柱支持部22の内部に水や埃がたまらない構造となっている。第2樹脂部材5の抜け防止部52は、支柱支持部22に挿し込まれた状態において支柱支持部22の上端面と係合するよう、当該第2樹脂部材5の側壁から外側に突出する。従って、第2樹脂部材5が支柱支持部22から抜け落ちないようにすることができる。なお、支柱支持部22は、非貫通であってもよいし、載置板2から鉛直上方に突出した略円筒形状であってもよい。
図5の上図に示すように、支柱31には、第2樹脂部材5の穴部55に対応する位置に穴が設けられている。そして、一方の穴部55から支柱31の穴を介して他方の穴部55まで貫通するボルト(図示せず)と、該ボルトに係合するナット(図示せず)とによって、支柱31と第2樹脂部材5とが結合される。
(載置板2の構造)
図6は、本実施形態に係る載置板2の構造を示す斜視図である。図6の左図は、載置板2の下面斜視図である。図6の右上図および右下図は、載置板2の上面斜視図である。
図6に示すように、運搬具1の載置板2は、複数の下方壁部23と、連結下壁部24と、複数の連結壁部25とをさらに備える。複数の下方壁部23は、載置板2の載置面21から鉛直下方に延設されている。
また、複数の下方壁部23は、載置面21の長手方向に延設されている。従って、下方壁部23は、載置面21の中央のみに物品を置いた場合に撓む力に対して強度を確保する(載置板2を補強する)ことができる。連結下壁部24は、複数の下方壁部23のうち互いに隣接し合う下方壁部23の下端部同士に架設される。また、連結下壁部24は、複数設けられており、互いに隣接し合う連結下壁部24の間には貫通孔が形成されている。該貫通孔は、連結下壁部24の一部のリブを残すように形成される。なお、本実施形態においては、互いに隣接し合う連結下壁部24の間には貫通孔が形成されているが、貫通孔が形成されていない構造であってもよい。
複数の連結壁部25は、水平方向に所定の間隔を空けて並設されている。複数の連結壁部25のそれぞれは、複数の下方壁部23のうち互いに隣接し合う下方壁部23に架設されるとともに、連結下壁部24に連結されるものである。以上のように、載置板2は、複数の下方壁部23、連結下壁部24、および複数の連結壁部25からなるリブ構造によって剛性が高められている。よって、重い物品を積載するときの強度、ならびに、重い物品を積載した状態でのフォークリフト、ハンドリフトなどによる搬送時の強度を確保することが可能となっている。
複数の下方壁部23のうち、運搬具1の最も外側に位置する下方壁部23の下端部は、運搬具1の外側から内側に向かうにつれて鉛直下方向に下る傾斜面231を有する。よって、フォークリフト、ハンドリフト等で運搬具1を持ち上げる際に、フォーク先端部を載置板2の下部に挿入することをより容易にすることができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図7は、本実施形態に係る運搬具1aの側面図である。運搬具1aは、物品を載置して搬送するためのパレットである。運搬具1aは、実施形態1に係る運搬具1と比較すると、運搬具1のキャスタ6を備えていないところが異なる。運搬具1aの、それ以外の構成は、実施形態1に係る運搬具1と同様である。運搬具1のキャスタ6を備えていない構成であっても、運搬具1aは、運搬具1と同様に騒音を抑制することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1a 運搬具
2 載置板
3 側部フレーム
4 第1樹脂部材
5 第2樹脂部材
21 載置面
22 支柱支持部
23 下方壁部
24 連結下壁部
25 連結壁部
31 支柱
231 傾斜面

Claims (5)

  1. 物品を載置する載置面が設けられた載置板を備える運搬具であって、
    前記載置面の端部から鉛直上方向に延設された複数の支柱を少なくとも含む側部フレームと、
    前記複数の支柱に含まれる支柱のうち、互いに異なる支柱の上端部同士に架設されるとともに、自身が架設される複数の支柱のそれぞれに係る上端部および側面上部を覆う第1樹脂部材と、
    前記載置面の端部に設けられ、前記側部フレームの前記支柱の一部を支持する支柱支持部と、
    前記複数の支柱のうちの少なくとも1つにおける下端部を覆う第2樹脂部材と、
    を備え、
    前記第2樹脂部材は、前記支柱支持部に嵌合し、
    前記支柱は、前記支柱支持部に対する挿し込みおよび抜き取りが可能に構成されており、
    前記第2樹脂部材は、前記挿し込みが開始される開始位置において前記挿し込みの方向に直交する直交平面で切断した第1断面形状が、前記開始位置よりも前記挿し込みが後となる中間位置において前記直交平面で切断した第2断面形状よりも小さく形成されたテーパ形状である
    ことを特徴とする運搬具。
  2. 物品を載置する載置面が設けられた載置板を備える運搬具であって、
    前記載置面の端部から鉛直上方向に延設された複数の支柱を少なくとも含む側部フレームと、
    前記複数の支柱に含まれる支柱のうち、互いに異なる支柱の上端部同士に架設されるとともに、自身が架設される複数の支柱のそれぞれに係る上端部および側面上部を覆う第1樹脂部材と、
    前記載置面の端部に設けられ、前記側部フレームの前記支柱の一部を支持する支柱支持部と、
    前記複数の支柱のうちの少なくとも1つにおける下端部を覆う第2樹脂部材と、
    を備え、
    前記第2樹脂部材は、前記支柱支持部に嵌合し、
    前記第2樹脂部材は、前記支柱支持部に挿し込まれた状態において前記支柱支持部の上端面と係合するよう、当該第2樹脂部材の側壁から外側に突出して、挿し込まれた方向への抜け落ちを防止する抜け防止部を備える
    ことを特徴とする運搬具。
  3. 物品を載置する載置面が設けられた載置板を備える運搬具であって、
    前記載置面の端部から鉛直上方向に延設された複数の支柱を少なくとも含む側部フレームと、
    前記複数の支柱に含まれる支柱のうち、互いに異なる支柱の上端部同士に架設されるとともに、自身が架設される複数の支柱のそれぞれに係る上端部および側面上部を覆う第1樹脂部材と、
    前記載置面から鉛直下方に延設された複数の下方壁部と、
    前記複数の下方壁部の下端部同士に架設される連結下壁部と、
    複数の連結壁部と、を備え、
    前記複数の連結壁部のそれぞれは、前記複数の下方壁部に架設されるとともに、前記連結下壁部に連結されるものであり、
    前記複数の下方壁部のうち、前記運搬具の最も外側に位置する下方壁部の下端部は、前記運搬具の外側から内側に向かうにつれて鉛直下方向に下る傾斜面を有する
    ことを特徴とする運搬具。
  4. 物品を載置する載置面が設けられた載置板を備える運搬具であって、
    前記載置面の端部から鉛直上方向に延設された複数の支柱を少なくとも含む側部フレームと、
    前記複数の支柱に含まれる支柱のうち、互いに異なる支柱の上端部同士に架設されるとともに、自身が架設される複数の支柱のそれぞれに係る上端部および側面上部を覆う第1樹脂部材と、
    を備え、
    前記第1樹脂部材は、自身が架設される複数の支柱の前記側面上部を覆った2つの部分の内側下端から該複数の支柱間に前記載置面に対して平行に架設された部分と、前記支柱の間に架設された部分のうち外周部分の側方および上方から所定距離だけ内側に離間した内側部分と、で囲われた範囲を覆うように設けられて、情報表示スペースとして使用可能な平板部を有することを特徴とする運搬具。
  5. 前記側部フレームの前記支柱を前記載置板に取り付けて使用する第1使用形態と、前記側部フレームの前記支柱を前記載置板から取り外して使用する第2使用形態とのいずれかで使用可能な請求項1から4のいずれか1項に記載の運搬具。
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