JP3896346B2 - コンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段積み及びスタッキング可能なコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば商品を収納した段ボール等の荷物をトラックの荷台に何段にも段積みして運搬できるようにするためのコンテナとして、段積み及びスタッキング可能なコンテナ(例えば、特開2001−240056 発明の名称:パレットコンテナ)がある。
【0003】
このコンテナは、荷物を載置収納する方形状の底板部の四隅部に柱を立設し、この柱の上端部に上部開口部を形成する枠体を、前面部の一辺を除いて架設した構成となっている(尚、枠体を有しない側がコンテナ前面部となる。)。
【0004】
また、前記枠体のうち、対向する枠体(左右両側部の枠体)は残りの枠体(背面部の枠体)よりもやや高い位置に配設した構成としている。
【0005】
また、コンテナの底板部下面には、前記対向する枠体上に載置し得る足部を設けた構成としている。
【0006】
そして、対向する枠体に、上方に配されるコンテナの足部を載置嵌合することで、コンテナを段積みし得るように構成している。
【0007】
また、前記柱は、コンテナの背面左右部に立設した柱同志の間隔を、コンテナの前面左右部に立設した柱同志の間隔よりも狭い間隔に設定した構成としている。
【0008】
即ち、背面左右部の柱は、底板部の外縁部にして背面側左右の角部から中央方向にやや互いに近接した位置に立設し、前面左右部の柱は、底板部の外縁部にして側面最前部位に立設した構成としている。
【0009】
また、前記枠体は、底板部の外縁に沿うように前記柱の上端部に付設した構成となっている。
【0010】
そして、一方のコンテナ内に、スタッキングしたい他方のコンテナの底板部を収納し、前記一方のコンテナの背面左右部に立設した夫々の柱の前方に、前記他方のコンテナの背面左右部に立設された夫々の柱を並行状態に配置し、これに伴い、一方のコンテナの前面左右部に立設した夫々の柱の前方に、前記他方のコンテナの前面左右部に立設した夫々の柱を並行状態に配置することで、これらコンテナ同志をスタッキングする構成としている。
【0011】
このコンテナによれば、コンテナを段積みした場合には、この段積みしたコンテナ内に荷物を収納した状態で前記荷物を運搬できるため、荷物をコンテナ等を用いず高く積み上げる等して下方の荷物に過度の負担がかかってしまうことを回避でき、また、荷物をコンテナ等を用いず高く積み上げてバランスの悪い状態で前記荷物を運搬することを回避することができる。
【0012】
また、コンテナ内に収納した荷物をトラック等で運搬した後には、コンテナをスタッキングしてこれらコンテナをなるべくまとまった状態とすることができる。
【0013】
ところで、前述のコンテナをスタッキングすると、前述した構成上、コンテナを積み上げれば積み上げるほど、コンテナが前方に向かって段階的に突出していく。
【0014】
そのため、段積みを行わない際、即ち、不使用時にコンテナをスタッキングして倉庫等に収納しておく際や、トラック等で荷物を運搬後に、これらコンテナをスタッキングしてトラックの荷台に載せて持って帰ってくる際等に、収納(載置)スペースを取ってしまうという問題点がある。
【0015】
また、スタッキングしたコンテナは、上方にいくにつれて前方に向けて突出した状態となるため、前方向に力が加わった際等に、スタッキングしたコンテナが前に倒れてしまい兼ねない懸念も有する。
【0016】
本発明は、上記種々の問題点に鑑み、鋭意検討,試作を繰り返した末、これを解決したもので、段積み可能状態とスタッキング可能状態とを極めて簡易な構成で、極めて簡易な操作で可変することができ、段積み時には荷物を良好に運搬できることは勿論、スタッキング時には真上方向にスタッキングして平面から見てコンテナ一台分の面積に多数のコンテナをスタッキングすることができ、よって、秀れた収納性,運搬性を発揮することができる画期的なコンテナを提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0018】
収納物Aを載置収納する底板部1と、この底板部1に立設した柱部2と、この柱部2に架設され上部開口部5を形成する枠体3とから成るコンテナであって、前記柱部2を底板部1に対して垂直方向ではなく、この柱部2を立設した底板部1の縁方向に傾斜した状態で立設し、この柱部2の上部外面部に前記枠体3を架設することで前記上部開口部5を形成し、この上部開口部5は前記底板部1よりも大きく設定し、前記枠体3には、コンテナ本体4の上方に配され積み上げる別の前記コンテナ本体4の底板部1を支承する支承部材7を前記上部開口部5に対して退避自在に設け、この支承部材7は、板体をコンテナ本体4の上部左右側部に位置する枠体3上面部に回動手段 11 を介して回動自在に設け、この板状の支承部材7を回動操作して前記コンテナ本体4の内方に配設した際、前記支承部材7を前記上記開口部5内に配設してこの支承部材7上に前記積み上げる別のコンテナ本体4の底板部1を載置して前記コンテナ本体4を段積みすることができると共に、この板状の支承部材7を回動操作してコンテナ本体4の外方に移動退避した際に上部開口部5に前記コンテナ本体4の上方に配され積み上げる別の前記コンテナ本体4を挿入して前記コンテナ本体4同志をスタッキングすることができるように前記支承部材7を構成し、この板状の支承部材7には、段積みする際に、前記積み上げる別のコンテナ本体4の前記底板部1に嵌合し、前記コンテナ本体4同志の位置ずれを防止する位置ずれ防止機構9を設け、この位置ずれ防止機構9は、前記コンテナ本体4の底板部1の下部に足部 10 を設けると共に前記板状の支承部材7の上面部を、前記足部 10 に嵌合し得る形状の嵌合部7Aを有する板形状に形成して構成したことを特徴とするコンテナに係るものである。
【0019】
また、前記柱部2を、底板部1の角部と枠体3の角部との間に立設したのではなく、少なくとも底板部1の角部を除く部位若しくは枠体3の角部を除く部位と、枠体3の角部若しくは底板部1の角部又は枠体3の角部を除く部位若しくは底板部1の角部を除く部位との間に立設したことを特徴とする請求項1記載のコンテナに係るものである。
【0020】
また、前記柱部2を、底板部1に対してV字状若しくは逆V字状若しくはハ字状若しくは逆ハ字状に立設したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のコンテナに係るものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0022】
コンテナ本体4を構成する枠体3に設けた支承部材7を、前記コンテナ本体4の内方に配設すると、この支承部材7は平面から見て上部開口部5内に突出した状態となる。
【0023】
従って、この上部開口部5に突出した状態となった支承部材7上に、前記コンテナ本体4の上方に配される積み上げる別のコンテナ本体4の底板部1を支承できることとなり、よって、これらコンテナ同志を段積みすることができる。
【0024】
一方、前記支承部材7を、コンテナ本体4の外方に移動退避若しくは取り外し退避すると、前記上部開口部5から支承部材7が退避することとなり、上部開口部5は底板部1よりも大きく設定されていることから、上部開口部5に前記コンテナ本体4の上方に配される積み上げる別のコンテナ本体4の底板部1を挿入できることとなる。
【0025】
従って、前記コンテナ本体4の上部開口部5に、前記コンテナ本体4の上方に配される積み上げる別のコンテナ本体4を挿入すると、前記別のコンテナ本体4の底板部1は下方のコンテナ本体4内に収納される。
【0026】
この際、コンテナ本体4を構成する柱部2は、底板部1に対して垂直方向に立設したのではなく、この柱部2を立設した底板部1の縁方向に傾斜した状態で立設したことで(即ち、例えば、少なくとも底板部1の角部を除く部位若しくは枠体3の角部を除く部位と、枠体3の角部若しくは底板部1の角部又は枠体3の角部を除く部位若しくは底板部1の角部を除く部位との間に立設したことで)、コンテナ本体4をスタッキングする際に、コンテナ本体4の柱部2同志が前記スタッキングを阻止する状態で干渉せず、コンテナ本体4の傾斜する柱部2と前記積み上げる別のコンテナ本体4の傾斜する柱部2とが並設状態となることで、コンテナ本体4同志をスタッキングできることとなる。
【0027】
例えば、柱部2を底板部1に対してV字状若しくは逆ハ字状に立設すると、このV字状若しくは逆ハ字状を形成する柱部2の上部の間隔は、前記下部の間隔よりも大きくなることとなり、スタッキングする際には、この間隔の大きな柱部2上部に前記柱部2の下部をいわば挿入するようにして前記コンテナ本体4の柱部2と別のコンテナ本体4の柱部2とを並設状態にしてコンテナ本体4同志をスタッキングできることとなる。
【0028】
また、例えば、柱部2を底板部1に対して逆V字状若しくはハ字状に立設すると、この逆V字状若しくはハ字状を形成する柱部2の上部の間隔は、前記下部の間隔よりも小さくなることとなり、スタッキングする際には、この間隔の小さな柱部2上部に、間隔が大きな柱部2下部を、いわば挿入するようにして前記コンテナ本体4の柱部2と前記積み上げる別の柱部2とを並設状態にし、これにより、コンテナ本体4同志をスタッキングできることとなる。
【0029】
従って、本発明のコンテナは、何段にも段積みして荷物を収納し良好に運搬できることは勿論、スタッキングする際には、積み重ねる毎にコンテナ本体が例えば前方に突出してしまうような事態は生じず、コンテナ一台分の面積で何段にも上方にスタッキングすることができる、運搬性、収納性、実用性に秀れた画期的なコンテナとなる。
【0030】
また、前記支承部材7を前記上部開口部5に対して回動自在に設けている為、支承部材7を単に回動操作するだけで、段積み可能状態及びスタッキング可能状態を可変できることとなるなど、一層実用的となる。
【0031】
また、前記支承部材7には、前記コンテナ本体4同志を段積みした際に、前記別のコンテナ本体4の底板部1に嵌合し、前記コンテナ本体4同志の位置ずれを防止する位置ずれ防止機構9を設けている為、コンテナ本体4を段積みし収納物を収納して運搬する際に、多少の揺れや衝撃を受けてもコンテナ本体4の段積み状態を確固に保持して秀れた運搬性を発揮できることとなるなど、一層実用的となる。
【0032】
【実施例】
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0033】
本実施例は、収納物Aを収納載置する底板部1と、この底板部1の縁方向に傾斜して立設した柱部2と、この柱部2に架設され上部開口部5を形成する枠体3と、この枠体3に、前記上部開口部5に対して退避自在に設けた支承部材7とから成るコンテナに関するものである。
【0034】
底板部1は、平面視方形状の底枠体1Aと、この底枠体1A内に格子状に配設され前記底枠体1Aを補強する補強材1Bとから成る構成としている。これにより、底板部1の耐荷重性を高めている。
【0035】
尚、本実施例では、図1に示すように、補強材1Bを底枠体1Aの上下左右方向に夫々二本配設した構成としたが、これよりも多く配設しても良いし、少なくても良い。
【0036】
また、底板部1上に載置収納する荷物の状態に応じて、前記底板部1上に金網を配設しても良い。
【0037】
前記柱部2を底板部1に対して垂直方向ではなく、この柱部2を立設した底板部1の縁方向に傾斜した状態で立設した構成としている。
【0038】
具体的には、前記柱部2を、底板部1の角部と枠体3の角部との間に設けたのではく、少なくとも底板部1の角部を除く部位若しくは枠体3の角部を除く部位と、枠体3の角部若しくは底板部1の角部又は枠体3の角部を除く部位若しくは底板部1の角部を除く部位との間に設けた構成としている。
【0039】
更に具体的には、柱部2を、底板部1に対してV字状若しくは逆V字状若しくはハ字状若しくは逆ハ字状に立設した構成としている。
【0040】
本実施例では、前記柱部2を、コンテナ本体4の左右側面部においてはV字状、コンテナ本体4の背面部においては逆ハ字状、コンテナ本体4の四角部においては逆V字状に立設した構成としている。
【0041】
具体的には、コンテナ本体4の下部左右両側部に位置する底枠体1Aの外面中央部に、二本の柱部2の下端部を夫々近接した状態で付設し、これら柱部2の上部においては、互いの間隔を下端部よりも大きく設定して前記V字状の柱部2を設けた構成としている。
【0042】
また、コンテナ本体4の背面部に位置する底枠体1Aには、この底枠体1Aの中央部近傍にして前記中央部を介して所定長さ離れた部位に、二本の柱部2の下端部を付設し、これら柱部2の上部においては、互いの間隔を下端部よりも大きく設定して前記V字状の柱部2を設けた構成としている。
【0043】
また、底枠体1Aの各々の角部近傍にしてこれら角部を介して所定長さ離れた外面位置には、各々二本の柱部2の下端部を付設し、上部においてこれら二本の柱部2を近接することで前記逆V字状の柱部2を設けた構成としている。
【0044】
また、前記逆V字状の柱部2の上端部は、底板部1の角部上方に位置し得るように構成している。
【0045】
これにより、コンテナ本体4をスタッキングする際には、V字状若しくは逆ハ字状に設けた柱部2の上部から、前記コンテナ本体4の上方にスタッキングされる別のコンテナ本体4のV字状若しくは逆ハ字状に設けた柱部2の下部を挿入していき、前記各々の柱部2を並設状態とすることができ、一方、逆V字状の柱部2の上部を、前記コンテナ本体4の上方にスタッキングされる別のコンテナ本体4の逆V字状の柱部2の下部に挿入していき、前記各々の柱部2を並設状態とすることができ、よって、コンテナ本体4同志をスタッキングすることができる。
【0046】
前記柱部2の上部外面部に前記枠体3を架設して前記上部開口部5を形成した構成としている。
【0047】
具体的には、図1に示すように、前記V字状の柱部2,逆ハ字状の柱部2及び前記逆V字状の柱部2の上端外面部に、コンテナ本体4の前面部を除いて枠体3を付設した構成としている。
【0048】
これにより、底板部1の縁部外面部に柱部2の下端部を付設し、この柱部2の上部外面部に枠体3を付設することで、枠体3が形成し得る上部開口部5の開口面積が前記底板部1の面積よりも大きく設定されることとなる。
【0049】
また、コンテナ本体4の上部左右両側部に配設された枠体3の前端部には、支承部材7を上部開口部5内に配設した際に、この支承部材7の前端部を支承する支承片8を付設した構成としている。
【0050】
前記枠体3には、コンテナ本体4の上方に配される積み上げる別の前記コンテナ本体4の底板部1を支承する支承部材7を上部開口部5に対して退避自在に設け、この支承部材7を前記コンテナ本体4の内方に配設した際に前記コンテナ本体4を段積みすることができ、前記支承部材7を前記コンテナ本体4の外方に移動退避若しくは取り外し退避した際に、前記コンテナ本体4の上方に配される積み上げる別の前記コンテナ本体4を上部開口部5に挿入し前記コンテナ本体4の傾斜する柱部2と前記コンテナ本体4の上方に配される積み上げる前記別のコンテナ本体4の傾斜する柱部2とを並設状態として前記コンテナ本体4同志をスタッキングできるように前記支承部材7を構成している。
【0051】
具体的には、図1,図4,図5に示すように、コンテナ本体4の上部左右両側部に位置する枠体3に前記支承部材7を回動自在に付設し、この支承部材7を回動操作してコンテナ本体4の内方に配設した際、前記支承部材7を前記上記開口部5内に配設してこの支承部材7上に前記積み上げる別のコンテナ本体4の底板部1を載置して段積みすることができ、前記支承部材7を回動操作してコンテナ本体4の外方に移動した際、前記支承部材7を前記上部開口部5から退避させてこの上部開口部5の開口面積を底板部1よりも大きい状態としてこの上部開口部5に前記積み上げる別のコンテナ本体4を挿入してスタッキングできるように構成している。
【0052】
更に具体的には、支承部材7として長板状の板体を採用し、この板体をコンテナ本体4の上部左右側部に位置する枠体3上面部に蝶番などの回動手段11を介して回動自在に設け、支承部材7をコンテナ本体4の内方に向けて枠体3に対して回動した際には、図1,図2,図4に示すように、支承部材7はこの支承部材7を付設した枠体3と、前記支承片8と、コンテナ本体4の背面部に配設された枠体3の端部と、柱部2の上端部によって略水平な状態で上部開口部5内で支承され、支承部材7をコンテナ本体4の外方に向けて上部開口部5に対して回動退避した際には、図3〜図5に示すように、支承部材7はコンテナ本体4の側面上方部位に配設され、これにより、上部開口部5から支承部材7を退避し得るように構成している。
【0053】
これにより、コンテナ本体4を段積みする際、コンテナ本体4の上方に配される積み上げる別のコンテナ本体4を支承する支承部材7を複数箇所で支承保持できるため、上方に段積みされる前記積み上げる別のコンテナ本体4内に重量のある荷物を収納しても秀れた支承力により前記積み上げる別のコンテナ本体4を安定して支承することができ、また、単に支承部材7をコンテナ本体4の外方に向けて回動退避するだけで、前述のように、コンテナ本体4を簡単にスタッキング可能状態にすることができる。
【0054】
前記支承部材7には、段積みする際に、前記積み上げる別のコンテナ本体4の底板部1に嵌合し、前記コンテナ本体4同志の位置ずれを防止する位置ずれ防止機構9を設けた構成としている。
【0055】
具体的には、コンテナ本体4の底板部1の下部に足部10を設け、支承部材7の上面部に、前記足部10に嵌合し得る形状の係合部7Aを設けた構成としている。
【0056】
更に具体的には、足部10の下部に凹部10Aを設け、支承部材7の上面部に、前記凹部10Aに嵌合し得る前記係合部7Aとなる凸部7Aを設けた構成としている。
【0057】
本実施例では、足部10の下部に断面三角形の切欠部位を設けて前記凹部10Aを構成し、支承部材7のコンテナ本体4中央寄りの上面部に、断面三角形の突出条部位を設けて前記凸部7Aを構成している。
【0058】
また、コンテナ本体4の背面側に位置する支承部材7の端部には、上方に配され積み上げられる別のコンテナ本体4の足部10を係止するためのストッパー7Bを設けた構成としている。
【0059】
具体的には、本実施例では、図1に示すように、前記ストッパー7Bは、前記支承部材7の端部に板材を突出状態で付設することで形成した構成としている。
【0060】
これにより、コンテナ本体4を段積みする際に、上方に配される積み上げられる別のコンテナ本体4の足部10をこのストッパー7Bに当接係止しつつ段積みしていくことで、コンテナ本体4を位置ずれせずに上方に略真っすぐに簡単に積み上げていくことができる。
【0061】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成用件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0062】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、何段にも段積みして荷物を収納し、前記荷物を良好に運搬できることは勿論、スタッキングする際には、何台積み重ねしても、積み重ねる毎にコンテナ本体が例えば前方に突出してしまうような事態は生じず、コンテナ一台分の面積で何段にもスタッキングすることができる、運搬性、収納性、実用性に秀れた画期的なコンテナとなる。
【0063】
また、本発明においては、調整部材を単に回動操作するだけで、段積み可能状態及びスタッキング可能状態を可変することができる極めて実用性に秀れた画期的なコンテナとなる。
【0064】
また、本発明においては、コンテナ本体を段積みし収納物を収納して運搬する際に、多少の揺れや衝撃を受けてもコンテナ本体の段積み状態を確固に保持して秀れた運搬性を発揮することができる極めて実用性に秀れた画期的なコンテナとなる。
【0065】
また、請求項2,3記載の発明においては、上記作用効果を確実に発揮することができる実用性に秀れた画期的なコンテナとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例の段積み可能状態を示す説明斜視図である。
【図2】 本実施例の段積みした状態を示す説明正面図である。
【図3】 本実施例のスタッキングした状態を示す説明正面図である。
【図4】 本実施例の支承部材の回動作動を示す拡大説明正面図である。
【図5】 本実施例の支承部材を上部開口部に対して退避した状態を示す説明斜視図である。
【符号の説明】
1 底板部
2 柱部
3 枠体
4 コンテナ本体
5 上部開口部
7 支承部材
7A 嵌合部
9 位置ずれ防止機能
10 足部
11 回動手段
A 収納物

Claims (3)

  1. 収納物を載置収納する底板部と、この底板部に立設した柱部と、この柱部に架設され上部開口部を形成する枠体とから成るコンテナであって、前記柱部を底板部に対して垂直方向ではなく、この柱部を立設した底板部の縁方向に傾斜した状態で立設し、この柱部の上部外面部に前記枠体を架設することで前記上部開口部を形成し、この上部開口部は前記底板部よりも大きく設定し、前記枠体には、コンテナ本体の上方に配され積み上げる別の前記コンテナ本体の底板部を支承する支承部材を前記上部開口部に対して退避自在に設け、この支承部材は、板体をコンテナ本体の上部左右側部に位置する枠体上面部に回動手段を介して回動自在に設け、この板状の支承部材を回動操作して前記コンテナ本体の内方に配設した際、前記支承部材を前記上記開口部内に配設してこの支承部材上に前記積み上げる別のコンテナ本体の底板部を載置して前記コンテナ本体を段積みすることができると共に、この板状の支承部材を回動操作してコンテナ本体の外方に移動退避した際に上部開口部に前記コンテナ本体の上方に配され積み上げる別の前記コンテナ本体を挿入して前記コンテナ本体同志をスタッキングすることができるように前記支承部材を構成し、この板状の支承部材には、段積みする際に、前記積み上げる別のコンテナ本体の前記底板部に嵌合し、前記コンテナ本体同志の位置ずれを防止する位置ずれ防止機構を設け、この位置ずれ防止機構は、前記コンテナ本体の底板部の下部に足部を設けると共に前記板状の支承部材の上面部を、前記足部に嵌合し得る形状の嵌合部を有する板形状に形成して構成したことを特徴とするコンテナ。
  2. 前記柱部を、底板部の角部と枠体の角部との間に立設したのではなく、少なくとも底板部の角部を除く部位若しくは枠体の角部を除く部位と、枠体の角部若しくは底板部の角部又は枠体の角部を除く部位若しくは底板部の角部を除く部位との間に立設したことを特徴とする請求項1記載のコンテナ。
  3. 前記柱部を、底板部に対してV字状若しくは逆V字状若しくはハ字状若しくは逆ハ字状に立設したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のコンテナ。
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