JPH08258Y2 - 折り畳みコンテナ - Google Patents
折り畳みコンテナInfo
- Publication number
- JPH08258Y2 JPH08258Y2 JP1992089228U JP8922892U JPH08258Y2 JP H08258 Y2 JPH08258 Y2 JP H08258Y2 JP 1992089228 U JP1992089228 U JP 1992089228U JP 8922892 U JP8922892 U JP 8922892U JP H08258 Y2 JPH08258 Y2 JP H08258Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- side wall
- bottom plate
- foldable
- folded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pallets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はビールや清涼飲料水のよ
うなケースや引っ越し荷物等の物品を収納するのに利用
される大型の折り畳みコンテナに関し、詳しくは多量の
物品を収納するため側壁板の高さを高くした大型の折り
畳みコンテナに関するものである。
うなケースや引っ越し荷物等の物品を収納するのに利用
される大型の折り畳みコンテナに関し、詳しくは多量の
物品を収納するため側壁板の高さを高くした大型の折り
畳みコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の折り畳みコンテナは側壁板の上下
長さが短く、内部への収納物の出し入れに当たっては容
器状に組み立てた状態で、上開口部から収納物の出し入
れを行っていた。
長さが短く、内部への収納物の出し入れに当たっては容
器状に組み立てた状態で、上開口部から収納物の出し入
れを行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、多量の
収納物を収納するため側壁板の高さを高くした場合、内
部への収納物の出し入れが非常にやりずらいという問題
がある。本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発明し
たものであって、その目的とするところは、側壁板の高
さを高くしても内部への物品の出し入れを簡単に行うこ
とができる折り畳みコンテナを提供するにある。
収納物を収納するため側壁板の高さを高くした場合、内
部への収納物の出し入れが非常にやりずらいという問題
がある。本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発明し
たものであって、その目的とするところは、側壁板の高
さを高くしても内部への物品の出し入れを簡単に行うこ
とができる折り畳みコンテナを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の折り畳みコンテ
ナは、矩形状の底板の四周に側壁板を回転自在に連結し
て側壁板を起倒自在にした折り畳みコンテナであって、
少なくとも前面側の側壁板2aを前面上扉5と前面上扉
5よりも上下長さの長い前面下扉6とを回動自在に枢支
した折り畳み自在な前面扉壁部Bにより構成し、該折り
畳み自在な前面扉壁部Bを折り畳んだ状態で底板1の上
面側に重ねる内側への回動と前面下扉6の内面部が上面
側に露出した状態で斜め外下方に向けて傾斜させる外側
への回動を自在として成るものであって、このような構
成を採用することで、上記した従来例の問題点を解決し
て本考案の目的を達成したものである。
ナは、矩形状の底板の四周に側壁板を回転自在に連結し
て側壁板を起倒自在にした折り畳みコンテナであって、
少なくとも前面側の側壁板2aを前面上扉5と前面上扉
5よりも上下長さの長い前面下扉6とを回動自在に枢支
した折り畳み自在な前面扉壁部Bにより構成し、該折り
畳み自在な前面扉壁部Bを折り畳んだ状態で底板1の上
面側に重ねる内側への回動と前面下扉6の内面部が上面
側に露出した状態で斜め外下方に向けて傾斜させる外側
への回動を自在として成るものであって、このような構
成を採用することで、上記した従来例の問題点を解決し
て本考案の目的を達成したものである。
【0005】
【作用】しかして、上記のような構成の本考案によれ
ば、少なくとも前面側の側壁板2aを前面上扉5と前面
上扉5よりも上下長さの長い前面下扉6とを回動自在に
枢支した折り畳み自在な前面扉壁部Bにより構成し、該
折り畳み自在な前面扉壁部Bを折り畳んだ状態で底板1
の上面側に重ねる内側への回動と前面下扉6の内面部が
上面側に露出した状態で斜め外下方に向けて傾斜させる
外側への回動を自在としてあることで、折り畳む時は前
面扉壁部Bを折り畳んだ状態で底板1の上面側に重ねて
折り畳むものであり、また、容器状に組立てた状態で内
部に収納物を出し入れするに当たっては、前面扉壁部B
を外側に回動して前面下扉6の内面部が上面側に露出し
た状態で斜め外下方に向けて傾斜させて端部を接地する
ことで前面扉壁部Bを斜めの傾斜路として利用して人が
この上を歩いて収納物を持って内部に出入りしたりして
収納物を出し入れしたり、あるいはビール樽のようなも
のの場合には前面扉壁部Bを斜めの傾斜路としてこの上
を転がして出し入れしたりするものである。
ば、少なくとも前面側の側壁板2aを前面上扉5と前面
上扉5よりも上下長さの長い前面下扉6とを回動自在に
枢支した折り畳み自在な前面扉壁部Bにより構成し、該
折り畳み自在な前面扉壁部Bを折り畳んだ状態で底板1
の上面側に重ねる内側への回動と前面下扉6の内面部が
上面側に露出した状態で斜め外下方に向けて傾斜させる
外側への回動を自在としてあることで、折り畳む時は前
面扉壁部Bを折り畳んだ状態で底板1の上面側に重ねて
折り畳むものであり、また、容器状に組立てた状態で内
部に収納物を出し入れするに当たっては、前面扉壁部B
を外側に回動して前面下扉6の内面部が上面側に露出し
た状態で斜め外下方に向けて傾斜させて端部を接地する
ことで前面扉壁部Bを斜めの傾斜路として利用して人が
この上を歩いて収納物を持って内部に出入りしたりして
収納物を出し入れしたり、あるいはビール樽のようなも
のの場合には前面扉壁部Bを斜めの傾斜路としてこの上
を転がして出し入れしたりするものである。
【0006】
【実施例】折り畳みコンテナAは図1乃至図7に示すよ
うに矩形状の底板1と底板1の四周に設けた4枚の側壁
板2a,2b,2c,2dとで上面を開口せる角箱状に
形成されている。この折り畳みコンテナAは合成樹脂の
ような材料で形成されるものであり、また大型のコンテ
ナで高さも高いものである。例えば左右幅が1275m
m、奥行き幅が1040mmで高さが1340mm程度
の寸法のものである。底板1の下面側にはフォークリフ
トのフォークを差し込むことができるフォーク差し込み
部7を設けてある。底板1の四周のうち背面側の縁部に
は底板1の上面より高さが高くなるように立ち上がり壁
8を立設してあり、底板1の左右両側の縁部には上記立
ち上がり壁8より高さの高い立ち上がり壁9を立設して
ある。前面側の側壁板2aは両側の支持壁部10と上下
の前面上扉5と前面下扉6とで構成されている。支持壁
部10は底板1の前面側の縁部の左右両側に回転自在に
装着され、支持壁部10が垂直に起立する状態と底板1
の上に重ねる状態との間起倒自在になっている。支持壁
部10の両側の上下には係止爪11を設けてある。前面
上扉5の下端と前面下扉6の上端とは軸12にて回転自
在に連結してあって、前面上扉5と前面下扉6とを2つ
折り自在にしてあり、この前面上扉5と前面下扉6とを
2つ折り自在に連結して前面扉壁部Bを構成している。
前面下扉6の下端は支持壁部10間で底板1の前面側の
縁部に軸13にて回転自在に連結してあって、前面下扉
6が起倒自在になっている。また前面上扉5と前面下扉
6とには係止孔14が設けてあり、前面上扉5や前面下
扉6を起立させた状態で係止孔14に支持壁部10の係
止爪11が係止するようになっている。背面側の側壁板
2bの下端は軸15にて立ち上がり壁8の上端に回転自
在に連結してあり、側壁板2bが底板1上で水平になる
状態と側壁板2bが垂直に起立する状態との間起倒自在
になっている。この側壁板2bの両側には係合段部16
を設けてある。側壁板2c,2dは底板1の左右両側に
配置してあり、側壁板2c,2dの下端を立ち上がり縁
9に軸4にて回転自在に連結してあり、側壁板2c,2
dが水平に倒れる状態と垂直に起立する状態との間起倒
自在になっている。この側壁板2c,2dを回転自在に
連結する部分は長孔3と軸4とで回転中心が上下に移動
可能にしてある。本実施例の場合側壁板2c,2dの下
端に水平に軸4を装着してあり、立ち上がり壁9に上下
に長くなるように設けた長孔3に軸4を回転自在且つ上
下移動自在になるように挿通してある。側壁板2c,2
dの背部側には被係合段部17を設けてあり、側壁板2
c,2d及び側壁板2bを起立した状態で係合段部16
を被係合段部17とが係合して起立状態が維持されるよ
うになっている。側壁板2c,2dの前面側には係止孔
14を設けてあって、支持壁部10を起立させた状態で
係止孔14に係止爪11が係止して支持壁部10と側壁
板2c,2dの起立状態が維持されるようになってい
る。
うに矩形状の底板1と底板1の四周に設けた4枚の側壁
板2a,2b,2c,2dとで上面を開口せる角箱状に
形成されている。この折り畳みコンテナAは合成樹脂の
ような材料で形成されるものであり、また大型のコンテ
ナで高さも高いものである。例えば左右幅が1275m
m、奥行き幅が1040mmで高さが1340mm程度
の寸法のものである。底板1の下面側にはフォークリフ
トのフォークを差し込むことができるフォーク差し込み
部7を設けてある。底板1の四周のうち背面側の縁部に
は底板1の上面より高さが高くなるように立ち上がり壁
8を立設してあり、底板1の左右両側の縁部には上記立
ち上がり壁8より高さの高い立ち上がり壁9を立設して
ある。前面側の側壁板2aは両側の支持壁部10と上下
の前面上扉5と前面下扉6とで構成されている。支持壁
部10は底板1の前面側の縁部の左右両側に回転自在に
装着され、支持壁部10が垂直に起立する状態と底板1
の上に重ねる状態との間起倒自在になっている。支持壁
部10の両側の上下には係止爪11を設けてある。前面
上扉5の下端と前面下扉6の上端とは軸12にて回転自
在に連結してあって、前面上扉5と前面下扉6とを2つ
折り自在にしてあり、この前面上扉5と前面下扉6とを
2つ折り自在に連結して前面扉壁部Bを構成している。
前面下扉6の下端は支持壁部10間で底板1の前面側の
縁部に軸13にて回転自在に連結してあって、前面下扉
6が起倒自在になっている。また前面上扉5と前面下扉
6とには係止孔14が設けてあり、前面上扉5や前面下
扉6を起立させた状態で係止孔14に支持壁部10の係
止爪11が係止するようになっている。背面側の側壁板
2bの下端は軸15にて立ち上がり壁8の上端に回転自
在に連結してあり、側壁板2bが底板1上で水平になる
状態と側壁板2bが垂直に起立する状態との間起倒自在
になっている。この側壁板2bの両側には係合段部16
を設けてある。側壁板2c,2dは底板1の左右両側に
配置してあり、側壁板2c,2dの下端を立ち上がり縁
9に軸4にて回転自在に連結してあり、側壁板2c,2
dが水平に倒れる状態と垂直に起立する状態との間起倒
自在になっている。この側壁板2c,2dを回転自在に
連結する部分は長孔3と軸4とで回転中心が上下に移動
可能にしてある。本実施例の場合側壁板2c,2dの下
端に水平に軸4を装着してあり、立ち上がり壁9に上下
に長くなるように設けた長孔3に軸4を回転自在且つ上
下移動自在になるように挿通してある。側壁板2c,2
dの背部側には被係合段部17を設けてあり、側壁板2
c,2d及び側壁板2bを起立した状態で係合段部16
を被係合段部17とが係合して起立状態が維持されるよ
うになっている。側壁板2c,2dの前面側には係止孔
14を設けてあって、支持壁部10を起立させた状態で
係止孔14に係止爪11が係止して支持壁部10と側壁
板2c,2dの起立状態が維持されるようになってい
る。
【0007】次に上記の如く構成せる折り畳みコンテナ
Aの動作を説明する。折り畳みコンテナAを角箱状に組
み立てることにより物品を収納して輸送したりするのに
用いられるが、組み立てるにあたっては次のように行な
われる。まず底板1に対して左右両側の側壁板2c,2
dが垂直に起立させられ、次いで側壁板2bが起立させ
られて係合段部16と被係合段部17とが係合され、次
いで前面側の側壁板2aの支持壁部10が起立されて支
持壁部10の係止爪11と側壁板2c,2dの係止孔1
4とが係止され、次いで2つの折りの前面上扉5と前面
下扉6が展開されて起立され、前面上扉5及び前面下扉
6の係止孔14と支持壁部10の係止爪11とが係止さ
れる。このように折り畳みコンテナAを組み立て状態し
た状態で物品が収納されるが、必要に応じてフォークリ
フトのフォークをフォーク差し込み部7に差し込んでフ
ォークリフトにて物品を収納する場所に移動される。物
品を収納する場所では図8に示すように前面上扉5及び
前面下扉6よりなる前面扉壁部Bを外側に倒して2つ折
りにして前面開口を開口したり、第3図想像線に示すよ
うに前面上扉5だけを倒して前面下扉6に重ねるように
して前面開口を開放したりされる。このとき支持壁部1
0があるので図8実線のように前面上扉5及び前面下扉
6を倒して2つ折りしても側壁板2c,2dが倒れない
ように保持される。また、図8のように前面下扉6を内
面側が上を向くように傾斜させた場合、前面上扉5の内
面側が床に接置されるものであり、このようにできるよ
うに前面下扉6は前面上扉5よりも上下長さが長くなっ
ている。そして、このように前面開口を開放し前面下扉
6を内面側が上を向くように傾斜させた状態で、これを
傾斜路として作業者がこの傾斜路である前面下扉6の内
面上を歩いて収納物である物品を出し入れしたり、ある
いはビール樽のようなものの場合には傾斜路である前面
下扉6の内面上を転がして出し入れするものである。こ
のように物品の出し入れが完了すると、前面上扉5及び
前面下扉6を起立させて前面開口が閉塞される。そして
フォークリフトのフォークをフォーク差し込み部7に差
し込んでフォークリフトにて物品を収納した折り畳みコ
ンテナAが移動され、トラック等に積載して輸送され
る。また折り畳みコンテナAに物品を収納しないときに
は次のように折り畳まれる。先ず図9に示すように前面
上扉5と前面下扉6とが2つ折りされると共に内側に倒
されて底板1の上に重ねられる。次いで図10に示すよ
うに背面側の側壁板2bが倒されて側壁板2bが前面上
扉5の上に重ねられる。このとき立ち上がり壁8にて側
壁板2bの回転中心が前面上扉5と前面下扉6の厚さの
和の分高くなっているので底板1と平行になるように側
壁板2bが倒される。次いで左右の側壁板2c,2dの
うち一方の側壁板2cが側壁板2bの上に倒されて重ね
られる。このときも立ち上がり壁9にて側壁板2bの回
転中心より側壁板2cの回転中心が側壁板2bの厚さ分
高いので側壁板2cが水平になるように重ねられる。次
いで図11や図12に示すように他方の側壁板2dが倒
されて側壁板2c上に側壁板2dが重ねられる。このと
き側壁板2dの軸4が長孔3に沿って上方に移動して回
転中心が上方に移動するので側壁板2cの上に側壁板2
dが底板1と平行になるように重ねられる。側壁板2
c,2dを倒して折り畳むとき、左右両側の側壁板2
c,2d共に長孔3にて回転中心が上下に移動可能にな
っているので側壁板2dを先に倒してから側壁板2cを
倒しても側壁板2c,2dが底板1と平行になるように
折り畳むことができる。つまり側壁板2c,2dのうち
いずれを先に倒しても同様に折り畳むことができる。こ
のように折り畳まれた折り畳みコンテナAは図13に示
すように多数積載されて格納されたり輸送されたりす
る。
Aの動作を説明する。折り畳みコンテナAを角箱状に組
み立てることにより物品を収納して輸送したりするのに
用いられるが、組み立てるにあたっては次のように行な
われる。まず底板1に対して左右両側の側壁板2c,2
dが垂直に起立させられ、次いで側壁板2bが起立させ
られて係合段部16と被係合段部17とが係合され、次
いで前面側の側壁板2aの支持壁部10が起立されて支
持壁部10の係止爪11と側壁板2c,2dの係止孔1
4とが係止され、次いで2つの折りの前面上扉5と前面
下扉6が展開されて起立され、前面上扉5及び前面下扉
6の係止孔14と支持壁部10の係止爪11とが係止さ
れる。このように折り畳みコンテナAを組み立て状態し
た状態で物品が収納されるが、必要に応じてフォークリ
フトのフォークをフォーク差し込み部7に差し込んでフ
ォークリフトにて物品を収納する場所に移動される。物
品を収納する場所では図8に示すように前面上扉5及び
前面下扉6よりなる前面扉壁部Bを外側に倒して2つ折
りにして前面開口を開口したり、第3図想像線に示すよ
うに前面上扉5だけを倒して前面下扉6に重ねるように
して前面開口を開放したりされる。このとき支持壁部1
0があるので図8実線のように前面上扉5及び前面下扉
6を倒して2つ折りしても側壁板2c,2dが倒れない
ように保持される。また、図8のように前面下扉6を内
面側が上を向くように傾斜させた場合、前面上扉5の内
面側が床に接置されるものであり、このようにできるよ
うに前面下扉6は前面上扉5よりも上下長さが長くなっ
ている。そして、このように前面開口を開放し前面下扉
6を内面側が上を向くように傾斜させた状態で、これを
傾斜路として作業者がこの傾斜路である前面下扉6の内
面上を歩いて収納物である物品を出し入れしたり、ある
いはビール樽のようなものの場合には傾斜路である前面
下扉6の内面上を転がして出し入れするものである。こ
のように物品の出し入れが完了すると、前面上扉5及び
前面下扉6を起立させて前面開口が閉塞される。そして
フォークリフトのフォークをフォーク差し込み部7に差
し込んでフォークリフトにて物品を収納した折り畳みコ
ンテナAが移動され、トラック等に積載して輸送され
る。また折り畳みコンテナAに物品を収納しないときに
は次のように折り畳まれる。先ず図9に示すように前面
上扉5と前面下扉6とが2つ折りされると共に内側に倒
されて底板1の上に重ねられる。次いで図10に示すよ
うに背面側の側壁板2bが倒されて側壁板2bが前面上
扉5の上に重ねられる。このとき立ち上がり壁8にて側
壁板2bの回転中心が前面上扉5と前面下扉6の厚さの
和の分高くなっているので底板1と平行になるように側
壁板2bが倒される。次いで左右の側壁板2c,2dの
うち一方の側壁板2cが側壁板2bの上に倒されて重ね
られる。このときも立ち上がり壁9にて側壁板2bの回
転中心より側壁板2cの回転中心が側壁板2bの厚さ分
高いので側壁板2cが水平になるように重ねられる。次
いで図11や図12に示すように他方の側壁板2dが倒
されて側壁板2c上に側壁板2dが重ねられる。このと
き側壁板2dの軸4が長孔3に沿って上方に移動して回
転中心が上方に移動するので側壁板2cの上に側壁板2
dが底板1と平行になるように重ねられる。側壁板2
c,2dを倒して折り畳むとき、左右両側の側壁板2
c,2d共に長孔3にて回転中心が上下に移動可能にな
っているので側壁板2dを先に倒してから側壁板2cを
倒しても側壁板2c,2dが底板1と平行になるように
折り畳むことができる。つまり側壁板2c,2dのうち
いずれを先に倒しても同様に折り畳むことができる。こ
のように折り畳まれた折り畳みコンテナAは図13に示
すように多数積載されて格納されたり輸送されたりす
る。
【0008】
【考案の効果】本考案にあっては、上述のように、少な
くとも前面側の側壁板を前面上扉と前面上扉よりも上下
長さの長い前面下扉とを回動自在に枢支した折り畳み自
在な前面扉壁部により構成し、該折り畳み自在な前面扉
壁部を折り畳んだ状態で底板の上面側に重ねる内側への
回動と前面下扉の内面部が上面側に露出した状態で斜め
外下方に向けて傾斜させる外側への回動を自在としてあ
るので、前面扉壁部を底板の上面側に重ねるように内側
に回動することで折り畳むことができ、また、容器状に
組立てた状態で内部に収納物を出し入れする際に、前面
扉壁部を外側に回動して前面下扉の内面部が上面側に露
出した状態で斜め外下方に向けて傾斜させて端部を接地
するようにすることで前面上扉に邪魔されることなく前
面扉壁部を斜めの傾斜路として利用することが可能であ
り、この斜めの傾斜路となった前面扉壁部の上を人が収
納物を持って歩いて内部に出入りすることで収納物の出
し入れができ、あるいはビール樽のようなものの場合に
は前面扉壁部を斜めの傾斜路としてこの上を転がして出
し入れしたりできるものであり、しかも、前面扉壁部を
斜めの傾斜路とするに当たり、折り畳みコンテナを大型
化して側壁板の高さを高くしても、折り畳み自在な前面
扉壁部を前面下扉の内面部が上面側に露出した状態で斜
め外下方に向けて傾斜させる外側への回動をすること
で、側壁板の嵩は高いにもかわらず、これに応じて必要
以上に長い(つまり高さを高くした側壁板の長さに等し
い長さの)傾斜路を形成することなく、高くした側壁板
よりも短い長さの傾斜路を形成でき、この結果、側壁板
の高さを高くして大型化した折り畳みコンテナにおい
て、傾斜路を形成して収納物の出し入れをするに当た
り、狭いスペースで収納物の出し入れが容易にできるも
のである。
くとも前面側の側壁板を前面上扉と前面上扉よりも上下
長さの長い前面下扉とを回動自在に枢支した折り畳み自
在な前面扉壁部により構成し、該折り畳み自在な前面扉
壁部を折り畳んだ状態で底板の上面側に重ねる内側への
回動と前面下扉の内面部が上面側に露出した状態で斜め
外下方に向けて傾斜させる外側への回動を自在としてあ
るので、前面扉壁部を底板の上面側に重ねるように内側
に回動することで折り畳むことができ、また、容器状に
組立てた状態で内部に収納物を出し入れする際に、前面
扉壁部を外側に回動して前面下扉の内面部が上面側に露
出した状態で斜め外下方に向けて傾斜させて端部を接地
するようにすることで前面上扉に邪魔されることなく前
面扉壁部を斜めの傾斜路として利用することが可能であ
り、この斜めの傾斜路となった前面扉壁部の上を人が収
納物を持って歩いて内部に出入りすることで収納物の出
し入れができ、あるいはビール樽のようなものの場合に
は前面扉壁部を斜めの傾斜路としてこの上を転がして出
し入れしたりできるものであり、しかも、前面扉壁部を
斜めの傾斜路とするに当たり、折り畳みコンテナを大型
化して側壁板の高さを高くしても、折り畳み自在な前面
扉壁部を前面下扉の内面部が上面側に露出した状態で斜
め外下方に向けて傾斜させる外側への回動をすること
で、側壁板の嵩は高いにもかわらず、これに応じて必要
以上に長い(つまり高さを高くした側壁板の長さに等し
い長さの)傾斜路を形成することなく、高くした側壁板
よりも短い長さの傾斜路を形成でき、この結果、側壁板
の高さを高くして大型化した折り畳みコンテナにおい
て、傾斜路を形成して収納物の出し入れをするに当た
り、狭いスペースで収納物の出し入れが容易にできるも
のである。
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の背面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】同上の図5のXーX線断面図である。
【図7】同上の図2のYーY線断面図である。
【図8】同上の前面を開放した状態の斜視図である。
【図9】同上の折り畳み手順を示す斜視図である。
【図10】同上の折り畳み手順を示す斜視図である。
【図11】同上の折り畳み手順を示す斜視図である。
【図12】同上の図11の正面図である。
【図13】同上の折り畳んだ折り畳みコンテナを積み重
ねた状態の正面図である。
ねた状態の正面図である。
1 底板 2a 前面側の側壁板 5 前面上扉 6 前面下扉 B 前面扉壁部
Claims (1)
- 【請求項1】 矩形状の底板の四周に側壁板を回転自在
に連結して側壁板を起倒自在にした折り畳みコンテナで
あって、少なくとも前面側の側壁板を前面上扉と前面上
扉よりも上下長さの長い前面下扉とを回動自在に枢支し
た折り畳み自在な前面扉壁部により構成し、該折り畳み
自在な前面扉壁部を折り畳んだ状態で底板の上面側に重
ねる内側への回動と前面下扉の内面部が上面側に露出し
た状態で斜め外下方に向けて傾斜させる外側への回動を
自在として成る折り畳みコンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089228U JPH08258Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 折り畳みコンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992089228U JPH08258Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 折り畳みコンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568834U JPH0568834U (ja) | 1993-09-17 |
JPH08258Y2 true JPH08258Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=13964892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992089228U Expired - Lifetime JPH08258Y2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 折り畳みコンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08258Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4540533B2 (ja) * | 2005-04-20 | 2010-09-08 | 三甲株式会社 | ボックスパレット |
KR102707604B1 (ko) * | 2022-06-24 | 2024-09-19 | 주식회사 유한캐스터 | 접이식 롤컨테이너 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5975497A (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-28 | Hitachi Ltd | 半導体記憶装置 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP1992089228U patent/JPH08258Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0568834U (ja) | 1993-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5253763A (en) | Collapsible container | |
US7083061B2 (en) | Collapsible box with top access, side access and interconnected vertical stacking | |
US5862931A (en) | Collapsible shipping container | |
US6581769B2 (en) | Corrugated shipping container with self-hinged door | |
JP2915799B2 (ja) | パレット容器 | |
US20090057191A1 (en) | Stackable and collapsible pallet container | |
JPH07251838A (ja) | 改良されたコーナ相互ロックを有する折り畳み可能な資材運搬用コンテナ | |
US3966072A (en) | Collapsible container | |
US20070059119A1 (en) | Storage system and method of use of the same | |
US20190270545A1 (en) | Collapsible container | |
JP2002145368A (ja) | 通い箱 | |
JPH08258Y2 (ja) | 折り畳みコンテナ | |
JP2500245B2 (ja) | パレット容器 | |
JP2000255563A (ja) | 折り畳み式運搬用容器 | |
JPH0516105Y2 (ja) | ||
JP2510103B2 (ja) | 折りたたみ箱 | |
JPH0754102Y2 (ja) | 折り畳みコンテナ | |
JP3230546B2 (ja) | 運搬用容器 | |
JP2500274Y2 (ja) | 折り畳みコンテナ | |
KR102664073B1 (ko) | 롤테이너 | |
JP3896346B2 (ja) | コンテナ | |
JP3157073B2 (ja) | 折り畳みコンテナ | |
JPS6231399Y2 (ja) | ||
JPH0128022Y2 (ja) | ||
JPH0215829Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960702 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |