JP7234178B2 - 記憶装置 - Google Patents

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Description

本実施形態は、記憶装置に関する。
従来、複数の記憶素子を有する記憶装置がある。
特開2006-12211号公報
一つの実施形態は、複数の記憶素子からデータを読み出す際に流れる電流のピーク値を抑制した記憶装置を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、記憶装置は、複数の記憶素子と、複数の読み出し回路と、遅延回路と、を備える。複数の読み出し回路のそれぞれは、活性化信号の受信に応じて、複数の記憶素子の1つが記憶するデータを判定して判定結果を出力する。遅延回路は、一端が複数の読み出し回路のうちの第1の読み出し回路に接続され、他端が複数の読み出し回路のうちの第1の読み出し回路と異なる第2の読み出し回路に接続されている。遅延回路は、第1の読み出し回路に活性化信号が供給された後、時間をおいて第2の読み出し回路に活性化信号を供給する。第1の読み出し回路は、データに応じた状態をとる第1ノードを備える。遅延回路は、データの判定の完了を第1ノードの状態に基づいて検知する検知回路を備え、検知回路がデータの判定の完了を検知した後に、活性化信号を第2の読み出し回路に供給する。
図1は、第1の実施形態にかかるOPTメモリの構成の一例を示す模式的な図である。 図2は、第1の実施形態にかかる複数の読み出し回路に対するSAE信号の信号線の接続の一例を示す模式的な図である。 図3は、第1の実施形態にかかる遅延回路が備えるインバータの回路構成の一例を示す模式的な図である。 図4は、第1の実施形態にかかる各読み出し回路の回路構成の一例を示す模式的な図である。 図5は、第1の実施形態にかかる出力ホールド回路が備えるクロックドインバータの回路構成の一例を示す模式的な図である。 図6は、第2の実施形態にかかる複数の読み出し回路に対するSAE信号の信号線の接続の一例を示す模式的な図である。 図7は、第2の実施形態にかかる遅延回路の回路構成の一例を示す模式的な図である。 図8は、第2の実施形態にかかる遅延回路が備えるNANDゲートの回路構成の一例を示す図である。 図9は、第3の実施形態にかかる遅延回路の構成の一例を示す模式的な図である。 図10は、第4の実施形態にかかる遅延回路の構成の一例を示す模式的な図である。 図11は、第5の実施形態にかかる複数の読み出し回路に対するSAE信号の信号線の接続の一例を示す模式的な図である。
実施形態にかかる記憶装置は、例えば、OTP(One-Time Programmable)メモリである。以下の説明では、実施形態にかかる技術が適用されたOTPメモリについて説明する。なお、実施形態は、OTPメモリ以外のメモリにも適用可能である。以下、添付図面を参照して、実施形態にかかる記憶装置としてのOTPメモリを詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかるOPTメモリの構成の一例を示す模式的な図である。本図に示されるように、OTPメモリ1は、複数のフューズ素子FE1と、複数の読み出し回路2と、を備えている。複数のフューズ素子FE1のそれぞれと、複数の読み出し回路2のそれぞれと、は1対1に接続されている。
フューズ素子FE1は、記憶素子の一例である。フューズ素子FE1は、例えば、溶断型のフューズ素子である。フューズ素子FE1はこれに限定されない。例えば、ゲート破壊型のフューズ素子がフューズ素子FE1として使用され得る。なお、記憶素子は、フューズ素子FE1だけに限定されない。
複数の読み出し回路2のそれぞれは、活性化信号であるSAE信号を受信すると、自身に接続されたフューズ素子FE1のデータを判定して出力することができる。
図2は、第1の実施形態にかかる複数の読み出し回路2に対するSAE信号の信号線の接続の一例を示す模式的な図である。ここでは一例として、複数の読み出し回路2のうちの4つの読み出し回路2_(n-1)、2_n、2_(n+1)、2_(n+2)が図示されている。ただしnは整数である。また、本図では、それぞれの読み出し回路2に接続されるフューズ素子FE1の図示が省略されている。
4つの読み出し回路2_(n-1)、2_n、2_(n+1)、2_(n+2)のそれぞれは、センスアンプ回路(SA)3と、出力ラッチ回路(Out Latch)4と、を備えている。センスアンプ回路3の構成は、例えば、全ての読み出し回路2の間で共通している。また、出力ラッチ回路4の構成は、例えば、全ての読み出し回路2の間で共通している。出力ラッチ回路4は、出力回路の一例である。
なお、センスアンプ回路3の構成は、必ずしも全ての読み出し回路2の間で共通していなくてもよい。また、出力ラッチ回路4の構成は、必ずしも全ての読み出し回路2の間で共通していなくてもよい。
センスアンプ回路3は、対応するフューズ素子FE1に格納されたデータを判定する。出力ラッチ回路4は、センスアンプ回路3による判定の結果をラッチして出力する。
SAE信号線には、複数の遅延回路5が直列に配されている。そして、各遅延回路5の下流には1つの分岐点6が設けられており、各分岐点6にはそれぞれ異なる読み出し回路2が接続されている。ここでは、SAE信号線の上流側から順番に、読み出し回路2_(n-1)、読み出し回路2_n、読み出し回路2_(n+1)、読み出し回路2_(n+2)がこの順番でそれぞれ異なる分岐点6に接続されている。
これによって、4つの読み出し回路2_(n-1)、2_n、2_(n+1)、2_(n+2)のうちの、1つの読み出し回路2_x(ただしxはこの例ではn-1からn+1までの整数)と、読み出し回路2_xに下流側に隣接する読み出し回路2_(x+1)とは、1つの遅延回路5を介して接続される。つまり、当該1つの遅延回路5の一端は、読み出し回路2_xに接続され、各遅延回路5の他端は、読み出し回路2_(x+1)に接続されていると見なすことができる。当該1つの遅延回路5は、読み出し回路2_xにSAE信号が供給された後、時間をおいて、読み出し回路2_(x+1)にSAE信号を供給することができる。
分岐点6から読み出し回路2_i(ただしxはこの例ではn-1からn+2までの整数)に供給されるSAE信号を、SAE[i]と表記する。SAE[i]は、センスアンプ回路3に入力される。センスアンプ回路3は、SAE[i]に基づくタイミングで、フューズ素子FE1のデータを判定する。
このように、1つの読み出し回路2にSAE信号が供給された後、時間をおいて次の読み出し回路2に供給されるので、各読み出し回路2の動作の期間を少しずつ異ならせることが可能である。これによって、複数の読み出し回路2が動作する際に流れる電流のピーク値を抑制することが可能とされる。
なお、互いに隣接する読み出し回路2の対の全てのそれぞれに対して遅延回路5が設けられてもよいし、一部の対のそれぞれに対して遅延回路5が設けられてもよい。全ての対のそれぞれに対して遅延回路5が設けられた場合、複数の読み出し回路2の全ての動作の期間を少しずつ異ならせることができる。一部の対のそれぞれに対して遅延回路5が設けられた場合、複数の読み出し回路2のうちの一部の読み出し回路2の動作の期間を少しずつ異ならせることができる。
図2に示される例では、各遅延回路5は、それぞれは遅延素子として機能する4つのインバータIN51が直列に配された構成を有する。そして、当該4つのインバータIN51のうちの上流側の2つのインバータIN51と下流側の2つのインバータIN51との間には、分岐点51が設けられている。各分岐点51には、下流側に隣接する分岐点51との間の分岐点6に接続された読み出し回路2に接続されている。
読み出し回路2_iに分岐点51を経由して供給されるSAE信号を、SAE’[i]と表記する。SAE’[i]は、出力ラッチ回路4に入力される。出力ラッチ回路4は、センスアンプ回路3による判定の結果を、SAE’[i]に基づくタイミングでラッチすることができる。
インバータIN51は、例えば図3に示される回路構成を備えている。図3によれば、インバータINは、PMOSトランジスタPT101およびNMOSトランジスタNT101を備えている。PMOSトランジスタPT101のソースは、電源電位に電気的に接続され、PMOSトランジスタPT101のドレインは出力端子T102に電気的に接続されている。NMOSトランジスタNT101のドレインは、出力端子T102に電気的に接続され、NMOSトランジスタNT101のソースは、グランド電位に電気的に接続されている。PMOSトランジスタPT101のゲートおよびNMOSトランジスタNT101のゲートは、入力端子T101に電気的に接続されている。よって、入力端子T101に入力された信号は、論理的に反転された後、出力端子T102から出力される。
なお、遅延素子の具体的な回路構成はこれに限定されない。インバータIN以外のゲートを遅延素子として使用することが可能である。
図4は、第1の実施形態にかかる各読み出し回路2の回路構成の一例を示す模式的な図である。ここでは代表として、SAE[n]が供給される読み出し回路2_nの構成を説明する。
読み出し回路2_nには、フューズ素子FE1が接続されている。
ビット情報のフューズ素子FE1への書き込みの有無に応じて、フューズ素子FE1の抵抗状態が異なる。フューズ素子FE1へのビット情報の書き込みの有無を読み出すために、フューズ素子FE1を含む電流経路CP1と並列に、フューズ素子への書き込みの有無に応じて抵抗の大小関係が逆転する電流経路CP2が設けられている。
電流経路CP2には、ビット情報の書き込みの有無に応じて電流経路CP1,CP2の抵抗値の大小関係を逆転させるための素子として、2つのフューズ素子FE2,FE3が直列に配されている。なお、ビット情報の書き込みの有無に応じて電流経路の抵抗値の大小関係を逆転させるための素子は、これらに限定されない。例えば、電流経路CP2には、所定の抵抗値を有する抵抗が配されてもよい。
読み出し回路2_nが備えるセンスアンプ回路3は、2つの電流経路CP1,CP2に接続されており、2つの電流経路CP1,CP2の抵抗値の大小関係に基づいて、ビット情報のフューズ素子FE1への書き込みの有無を判定することができる。
電流経路CP1及び電流経路CP2は、それぞれ電源電位から共通電流経路CP3を介して基準電位VBに至る電流経路であり、電源電位及び共通ノードNcとの間において互いに並列に電気的に接続されている。共通電流経路CP3は、共通ノードNcと基準電位VBとの間に電気的に接続されている。
センスアンプ回路3は、フューズ素子FE1~FE3より電源電位側に位置し、電流経路CP1及び電流経路CPU2に跨がって配されている。
センスアンプ回路3は、2つの内部ノードN31,N32を有するラッチ回路10と、SAE[n]の受信に応じてラッチ回路10を駆動する駆動回路11と、を備えている。
ラッチ回路10は、NMOSトランジスタNT31、PMOSトランジスタPT31、NMOSトランジスタNT32、及びPMOSトランジスタPT32を有する。
NMOSトランジスタNT31及びPMOSトランジスタPT31は、それぞれが電流経路CP1に配され、電流経路CP1において互いに直列に接続されている。NMOSトランジスタNT31及びPMOSトランジスタPT31は、ゲートが電流経路CP2にそれぞれ接続されている。NMOSトランジスタNT32及びPMOSトランジスタPT32は、それぞれが電流経路CP2に配され、電流経路CP2において互いに直列に接続されている。NMOSトランジスタNT32及びPMOSトランジスタPT32は、ゲートが電流経路CP1にそれぞれ接続されている。
内部ノードN31は、電流経路CP1におけるMOSトランジスタNT31及びPMOSトランジスタPT31の間のノードである。内部ノードN32は、電流経路CP2におけるMOSトランジスタNT32及びPMOSトランジスタPT32の間のノードである。
このように、ラッチ回路10は、NMOSトランジスタNT31及びPMOSトランジスタPT31によって構成されるインバータと、NMOSトランジスタNT32及びPMOSトランジスタPT32によって構成されたインバータと、がクロスカップル接続されたことによって構成され、内部ノードN31,N32をクロスカップル部分に備えている。つまり、センスアンプ回路3は、クロスカップルラッチ型のセンスアンプ回路である。
駆動回路11は、NMOSトランジスタNT33、NMOSトランジスタNT34、PMOSトランジスタPT33、及びPMOSトランジスタPT34を備えている。
NMOSトランジスタNT31のソースは、NMOSトランジスタNT33のドレインに電気的に接続され、NMOSトランジスタNT33のソースは、フューズ素子FE1に電気的に接続されている。NMOSトランジスタNT32のソースは、NMOSトランジスタNT34のドレインに電気的に接続され、NMOSトランジスタNT34のソースは、フューズ素子FE2に電気的に接続されている。
PMOSトランジスタPT33は、ソースが電源電位に電気的に接続され、ドレインが内部ノードN31に電気的に接続されている。PMOSトランジスタPT34は、ソースが電源電位に電気的に接続され、ドレインが内部ノードN32に電気的に接続されている。
NMOSトランジスタNT33、NMOSトランジスタNT34、PMOSトランジスタPT33、及びPMOSトランジスタPT34のゲートには、SAE[n]が供給される。
SAE[n]がノンアクティブレベル(例えば、Lレベル)である期間においては、NMOSトランジスタNT33及びNMOSトランジスタNT34がオフ状態に維持され、PMOSトランジスタPT33及びPMOSトランジスタPT34がオン状態に維持される。これによって、2つの内部ノードN31,N32は電源電位によってチャージされて、ともにHレベルに維持される。
SAE[n]がノンアクティブレベルからアクティブレベル(例えば、Hレベル)に遷移すると、PMOSトランジスタPT33及びPMOSトランジスタPT34がオフされ、NMOSトランジスタNT33及びNMOSトランジスタNT34がオンされる。すると、電流経路CP1と電流経路CP2との抵抗値の大小関係に応じて内部ノードN31と内部ノードN32との間に電位差が生じ、これによって、内部ノードN31と内部ノードN32とのうちの一方がHレベルになり、内部ノードN31と内部ノードN32とのうちの他方がLレベルになる。
具体的には、フューズ素子FE1が高抵抗状態(例えばビット情報“1”が書き込まれた状態)である場合、電流経路CP1の抵抗値よりも電流経路CP2の抵抗値のほうが高い。よって、電流経路CP1の電流値が電流経路CP2の電流値が大きくなるため、内部ノードN31はLレベルになり、内部ノードN32はHレベルになる。
フューズ素子FE1が低抵抗状態(例えばビット情報“1”が書き込まれていない状態)である場合、電流経路CP1の抵抗値よりも電流経路CP2の抵抗値のほうが低い。よって、電流経路CP1の電流値が電流経路CP2の電流値が小さくなるため、内部ノードN31はHレベルになり、内部ノードN32はLレベルになる。
つまり、SAE[n]がノンアクティブレベルからアクティブレベルに遷移すると、駆動回路11は、ラッチ回路10にデータの判定を開始させる。データの判定では、内部ノードN31,N32のうちのフューズ素子FE1のデータに対応した方がLレベルに遷移する。
内部ノードN32は、出力ラッチ回路4の入力ノードN41に接続されている。よって、SAE[n]がノンアクティブレベルからアクティブレベルに遷移すると、センスアンプ回路3は、駆動回路11によってデータの判定が開始せしめられ、そして、内部ノードN31,N32のうちのフューズ素子FE1のデータに対応した方がLレベルに遷移する。内部ノードN31,N32のうちのフューズ素子FE1のデータに対応した方の遷移が完了したとき、フューズ素子FE1がビット情報“1”が書き込まれている状態においては、内部ノードN32はHレベルを維持しており、フューズ素子FE1がビット情報“1”が書き込まれていない状態においては、内部ノードN32はLレベルとなっている。即ち、内部ノードN31,N32のうちのフューズ素子FE1のデータに対応した方の遷移が完了することは、フューズ素子FE1のデータの判定が完了することである。センスアンプ回路2は、フューズ素子FE1のデータの判定が完了してからSAE[n]がノンアクティブレベルに遷移するまでの期間、フューズ素子FE1から読み出されたビット情報を内部ノード32から出力ラッチ回路4に出力し続けることができる。
出力ラッチ回路4は、NMOSトランジスタNT41、PMOSトランジスタPT41、出力ホールド回路12、NMOSトランジスタNT42、及びPMOSトランジスタPT42を有する。
NMOSトランジスタNT41及びPMOSトランジスタPT41は、インバータ接続され、これによって1つのインバータを構成している。NMOSトランジスタNT41及びPMOSトランジスタPT41の共通ゲートが入力ノードN41に電気的に接続され、NMOSトランジスタNT41及びPMOSトランジスタPT41の共通ドレインが出力ホールド回路12の入力ノードであるノードN42に電気的に接続されている。
出力ホールド回路12は、クロックドインバータCIN41、インバータIN41、およびクロックドインバータCIN42を備えている。クロックドインバータCIN41の入力端子は、ノードN42に電気的に接続されている。クロックドインバータCIN41の出力端子は、出力ホールド回路12の出力ノードであるノードN43に電気的に接続されている。インバータIN41の入力端子は、ノードN43に電気的に接続されており、インバータIN41の出力端子は、クロックドインバータCIN42の入力端子に接続されている。クロックドインバータCIN42の出力端子は、ノードN43に接続されている。
なお、インバータIN42は、図3に示されたインバータINと同様の回路構成を備えている。
クロックドインバータCIN41,CIN43は、例えば図5に示される回路構成を備えている。図5に示される例によれば、クロックドインバータCINは、PMOSトランジスタPT111、NMOSトランジスタNT111、PMOSトランジスタPT112、及びNMOSトランジスタNT112を備えている。PMOSトランジスタPT111及びNMOSトランジスタNT111は、通常のインバータと同等の構成を有している。PMOSトランジスタPT111及びNMOSトランジスタNT111の共通ゲートは、入力端子T111に電気的に接続され、PMOSトランジスタPT111及びNMOSトランジスタNT111の共通ドレインは、出力端子T112に電気的に接続されている。PMOSトランジスタPT111よりも電源電位側には、PMOSトランジスタPT112が配されており、グランド電位側には、NMOSトランジスタNT112が配されている。PMOSトランジスタPT112のゲートには、クロック信号CLKが入力され、MMOSトランジスタNT112のゲートには、クロック信号CLKに対して論理的に反転されたクロック信号/CLKが入力される。なお、「/」は、反転されていることを示す。この構成により、クロックドインバータCINは、クロック信号CLKがノンアクティブレベルになっているときだけ、インバータとして動作することが可能であり、クロック信号CLKがアクティブレベルになっているとき、動作を停止する。
図4に説明を戻す。
クロックドインバータCIN41に対しては、クロック信号CLKとして、SAE’[n]に対して論理的に反転された信号/SAE’[n]が使用される。クロックドインバータCIN42に対しては、クロック信号CLKとして、SAE’[n]が使用される。これによって、出力ホールド回路12は、SAE’[n]がアクティブレベルであるときに、ノードN42の状態を論理的に反転した状態をノードN43に取り込むことができる。そして、出力ホールド回路12は、SAE’[n]がアクティブレベルからノンアクティブレベルに遷移すると、SAE’[n]がノンアクティブレベルである期間、遷移の直前に取り込んだ状態をノードN43にホールドし続けることができる。
SAE’[n]は、SAE[n]よりも若干早いタイミングで遷移する。SAE[n]およびSAE’[n]がともにアクティブレベルであるとき、フューズ素子FE1から読み出されたビット情報が出力ホールド回路12に取り込まれる。SAE[n]がアクティブレベルからノンアクティブレベルに遷移すると、センスアンプ回路3は、判定結果のノードN41への出力を終了する。センスアンプ回路3が判定結果の出力を終了する前に、出力ホールド回路12は、SAE’[n]に基づき、判定結果のホールドを開始する。つまり、出力ホールド回路12は、センスアンプ回路3が判定結果の出力を終了した後でも、判定結果をホールドし続けることができる。
NMOSトランジスタNT42及びPMOSトランジスタPT42は、インバータ接続され、これによって1つのインバータを構成している。NMOSトランジスタNT42及びPMOSトランジスタPT42の共通ゲートがノードN43に電気的に接続され、NMOSトランジスタNT42及びPMOSトランジスタPT42の共通ドレインが出力ノードNoutに電気的に接続されている。
出力ラッチ回路4は、上記のように構成されたことによって、ラッチ回路10によってフューズ素子FE1から読み出されたビット情報を論理的に反転させた信号を、所定の期間、出力ノードNoutから出力することができる。
NMOSトランジスタNT33のソースとフューズ素子FE1との間のノードには、NMOSトランジスタNT10のドレインが電気的に接続されている。NMOSトランジスタNT10のソースは、電源電位に電気的に接続されている。NMOSトランジスタNT10のゲートには、フューズ素子FE1を溶断するためのプログラム信号PROGが供給される。
プログラム信号PROGがアクティブレベルに維持されることによって、NMOSトランジスタNT10(書き込みトランジスタ)がオン状態に維持される。これによって、ノードNcの電位とグランド電位との電位差でフューズ素子FE1に大きな電流が流れてフューズ素子FE1が溶断されビット値“1”が格納される。フューズ素子FE1は、溶断される前は、ビット値“0”が格納された状態と見なされ得る。
このように、第1の実施形態によれば、2つの読み出し回路2の間に、一端が当該2つの読み出し回路2の1つの読み出し回路2に接続され、他端が当該2つの読み出し回路2のうちの他の読み出し回路2に接続された遅延回路5が設けられている。遅延回路5は、前記1つの読み出し回路2に活性化信号であるSAE信号が供給された後、時間をおいて前記他の読み出し回路2にSAE信号を供給する。
よって、前記1つの読み出し回路2と、前記他の読み出し回路2と、の動作のタイミングを異ならせることができる。その結果、複数のフューズ素子FE1からデータを読み出す際に流れる電流のピーク値を抑制することが可能となる。
なお、以上の述べた説明では、遅延回路5は、4つのインバータIN51によって構成されている。つまり、遅延回路5は、4段のゲートによって構成されている。
一方、図4に示された構成によると、ラッチ回路10は、2つのインバータがクロスカップリングされた構成を有している。よって、ラッチ回路10による動作の遅延は、1つのインバータによる遅延と等しいと考えることができる。よって、SAE[n]がアクティブレベルに遷移してから出力ノードNoutにフューズ素子FE1のビット状態に応じた信号が出力されるまでの遅延は、ラッチ回路10と、NMOSトランジスタNT41及びPMOSトランジスタPT41によって構成されるインバータと、クロックドインバータCIN41と、NMOSトランジスタNT42及びPMOSトランジスタPT42によって構成されるインバータと、による、合計で4段のゲートの分の遅延に相当すると考えることができる。
つまり、1つの読み出し回路2がデータを読み出して出力することに要する時間と、前記1つの読み出し回路2にSAE信号が供給されてから次の読み出し回路2にSAE信号が供給されるまでの時間と、がだいたい等しくなるように(対応するように)、遅延回路5が備えるゲートの段数が設定されている。
よって、前記1つの読み出し回路2において電流が流れる期間と、前記次の読み出し回路2において電流が流れる期間と、が重ならないようにすることができる。したがって、2つの期間が重なる場合に比べて、前記1つの読み出し回路2および前記次の読み出し回路2のそれぞれがフューズ素子FE1からデータを読み出す際に流れる電流のピークを抑制できる。
また、前記1つの読み出し回路2において電流が流れる期間のあと、時間をおいて、前記次の読み出し回路2において電流が流れる期間が到来する場合、データの読み出しに要する時間が長くなる。前記1つの読み出し回路2において電流が流れる期間と、前記次の読み出し回路2において電流が流れる期間と、が重ならないようにすることによって、データの読み出しに要する時間がいたずらに長くなることを防止することができる。
つまり、前記1つの読み出し回路2において電流が流れる期間と、前記次の読み出し回路2において電流が流れる期間と、が重ならないようにすることによって、複数のフューズ素子FE1からデータを読み出す際に流れる電流のピーク値を効率的に抑制することが可能となる。
なお、1つの読み出し回路2がデータを読み出して出力することに要する時間と、前記1つの読み出し回路2にSAE信号が供給されてから次の読み出し回路2にSAE信号が供給されるまでの時間と、は必ずしも等しくなくてもよい。遅延回路5を構成するゲートの段数に関わらず、遅延回路5が設けられることで、前記1つの読み出し回路2において電流が流れる期間と、前記次の読み出し回路2において電流が流れる期間と、が一致することを防止することができる。その結果、複数のフューズ素子FE1からデータを読み出す際に流れる電流のピーク値を抑制することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態にかかる複数の読み出し回路2に対するSAE信号の信号線の接続の一例を示す模式的な図である。ここでは一例として、複数の読み出し回路2のうちの4つの読み出し回路2_(n-1)、2_n、2_(n+1)、2_(n+2)が図示されている。ただしnは整数である。
4つの読み出し回路2_(n-1)、2_n、2_(n+1)、2_(n+2)は、第1の実施形態と同様の構成を備えている。即ち、各読み出し回路2は、センスアンプ回路3および出力ラッチ回路4を備えている。
互いに隣接する2つの読み出し回路2の間には、1つの遅延回路5aが設けられている。各遅延回路5aは、一端が2つの読み出し回路2のうちの1つに接続され、他端が当該2つの読み出し回路2のうちの他に接続されている。
図7は、第2の実施形態にかかる各遅延回路5aの回路構成の一例を示す模式的な図である。ここでは代表として、SAE[n]が供給される読み出し回路2_nと、SAE[n+1]が供給される読み出し回路2_(n+1)との間に設けられた遅延回路5aの回路構成が図示されている。
第2の実施形態によれば、遅延回路5aは、NANDゲートNG51、及び2つのインバータIN51がこの順番で直列に接続された構成を有している。
NANDゲートNG51は、例えば図8に示される回路構成を備えている。図8によれば、NANDゲートNGは、PMOSトランジスタPT121、PMOSトランジスタPT122、NMOSトランジスタNT121、及びNMOSトランジスタNT122を備えている。PMOSトランジスタPT121は、ソースが電源電位に電気的に接続され、ドレインがNMOSトランジスタNT121のドレインに電気的に接続されている。NMOSトランジスタNT121は、ソースがNMOSトランジスタNT122のドレインに電気的に接続されている。NMOSトランジスタNT122は、ソースがグランド電位に電気的に接続されている。PMOSトランジスタPT122は、ソースが電源電位に電気的に接続され、ドレインがPMOSトランジスタPT121及びNMOSトランジスタNT121の共通ドレインに電気的に接続されている。NANDゲートNGの1つの入力端子T121は、PMOSトランジスタPT121及びNMOSトランジスタNT121の共通ゲートに接続されている。NANDゲートNGの他の入力端子T122は、PMOSトランジスタPT122のゲートおよびNMOSトランジスタNT122のゲートに共通接続されている。NANDゲートNGの出力端子T123は、PMOSトランジスタPT121及びNMOSトランジスタNT121の共通ドレインに接続されている。
図7に説明を戻す。
NANDゲートNG51の2つの入力端子のうちの1つは、ラッチ回路10が備える内部ノードN31に電気的に接続され、NANDゲートNG51の前記2つの入力端子のうちの他は、ラッチ回路10が備える内部ノードN32に電気的に接続されている。
SAE[n]がノンアクティブレベル(例えば、Lレベル)である場合、2つの内部ノードN31,N32はともにHレベルとなっている。よって、SAE[n]がノンアクティブレベルである場合には、NANDゲートNG51の出力はLレベルである。
SAE[n]がノンアクティブレベルからアクティブレベルに遷移すると、2つの内部ノードN31,N32のうちのフューズ素子FE1のデータに対応した方がLレベルに遷移する。2つの内部ノードN31,N32のうちの一方がLレベルに遷移すると、NANDゲートNG51の出力はLレベルからHレベルに遷移する。
上記の動作により、NANDゲートNG51は、センスアンプ回路3によるデータの判定の完了を検知する検知回路として機能する。NANDゲートNG51の出力端子の状態は、センスアンプ回路3がデータの判定が完了するに応じてLレベルからHレベルに遷移する。
NANDゲートNG51の出力信号は、2段のインバータIN51を通過した後、SAE[n+1]として次の読み出し回路2_(n+1)のセンスアンプ回路3に供給される。
つまり、SAE[n]は、ラッチ回路10と、NANDゲートNG51と、2段のインバータIN51と、をこの順番で経由して、SAE[n+1]として次の読み出し回路2_(n+1)に供給される。
一方、第1の実施形態でも説明されたように、SAE[n]がアクティブレベルに遷移してから出力ノードNoutにフューズ素子FE1のビット状態に応じた信号が出力されるまでの遅延は、ラッチ回路10と、NMOSトランジスタNT41及びPMOSトランジスタPT41によって構成されるインバータと、クロックドインバータCIN41と、NMOSトランジスタNT42及びPMOSトランジスタPT42によって構成されるインバータと、による、合計で4段のゲートの分の遅延に相当する。
しかしながら、ラッチ回路10による信号の遅延は、実際には、1つのインバータによる信号の遅延よりも大きい。
第2の実施形態によれば、読み出し回路2_nに供給されたSAE[n]がSAE[n+1]として次の読み出し回路2_(n+1)に供給されるまでに通過する経路のうちの、ラッチ回路10から次の読み出し回路2_(n+1)までに設けられたゲートの段数と、SAE[n]から出力ノードNoutに至る経路のうちの、ラッチ回路10から出力ノードNoutまでに設けられたゲートの段数と、が等しくなるように、遅延回路5aが構成されている。
よって、第2の実施形態によれば、ラッチ回路10による信号の遅延が1つのインバータIN51の遅延と等しいという仮定に基づいてインバータIN51の段数が設定された第1の実施形態に比べて、1つの読み出し回路2がデータを読み出して出力することに要する時間と、前記1つの読み出し回路2にSAE信号が供給されてから次の読み出し回路2にSAE信号が供給されるまでの時間と、をより正確に一致させることができる。
つまり、読み出し回路2_nにおいて電流が流れる期間と、読み出し回路2_(n+1)において電流が流れる期間と、が重なることをより正確に防止できる。これによって、複数のフューズ素子FE1からデータを読み出す際に流れる電流のピーク値をより効率的に抑制することが可能となる。
このように、第2の実施形態によれば、遅延回路5aは、データの判定の完了を検知することができる検知回路であるNANDロジックNG51を備える。遅延回路5aは、NANDロジックNG51が内部ノードN31,32の遷移に基づいて判定の完了を検知した後、SAE信号を次の読み出し回路2に供給することができる。
よって、ラッチ回路10による遅延の長さに関係なく、1つの読み出し回路2がデータを読み出して出力することに要する時間と、前記1つの読み出し回路2にSAE信号が供給されてから次の読み出し回路2にSAE信号が供給されるまでの時間と、をより正確に一致させることが可能となる。これによって、複数のフューズ素子FE1からデータを読み出す際に流れる電流のピーク値をより効率的に抑制することが可能となる。
なお、以上の説明では、センスアンプ回路3は、データの判定前にはともにHレベルをとり、データの判定後には何れか一方のみがLレベルとなる2つの内部ノードN31,32を備えるラッチ回路10を備えた。そして、検知回路としてのNANDゲートNG51は、2つの内部ノードN31,32に基づいて、データの判定の完了を検知した。センスアンプ回路3の構成はこれに限定されない。センスアンプ回路3は、データの判定の際に状態が遷移するノードを備え、検知回路は、当該ノードの状態の遷移に基づいてデータの判定の完了を検知できれば、センスアンプ回路3および検知回路は、任意に構成され得る。
また、以上の説明では、センスアンプ回路3(より正確には内部ノードN31,N32)から次の読み出し回路2までに信号が通過するゲートの段数(つまり遅延回路5aが備えるゲートの段数)と、センスアンプ回路3(より正確には内部ノードN31,N32)から出力ノードNoutまでに信号が通過するゲートの段数(つまり出力ラッチ回路4において信号が通過するゲートの段数)と、が等しくなるように構成された。つまり、遅延回路5aは、センスアンプ回路3から出力ノードNoutまでの信号の遅延に対応した段数のゲートを備えた。センスアンプ回路3から次の読み出し回路2までに信号が通過するゲートの段数と、センスアンプ回路3から出力ノードNoutまでに信号が通過するゲートの段数と、は必ずしも等しくなくてもよい。たとえ双方のゲートの段数が異なっていても、遅延回路5aは、センスアンプ回路3がデータの判定を完了した後にSAE信号を次の読み出し回路2に供給するかぎり、1つの読み出し回路2において電流が流れる期間と、次の読み出し回路2において電流が流れる期間と、が一致することを防止することができる。その結果、複数のフューズ素子FE1からデータを読み出す際に流れる電流のピーク値を抑制することが可能である。
(第3の実施形態)
通常のインバータINを信号が通過する際の遅延と、クロックドインバータCINを信号が通過する際の遅延とは、僅かながら異なる。そして、第2の実施形態では、出力ラッチ回路4においては、入力ノードN41から出力ノードNoutまでに、信号は、クロックドインバータCIN51と、2つの通常のインバータと、を通過した。
センスアンプ回路3から次の読み出し回路2までのSAE信号の遅延と、センスアンプ回路3から出力ノードNoutまでの信号の遅延と、をより正確に一致させるために、遅延回路5aが備えるインバータIN51のうちの1つを、クロックドインバータCINに変更することが考えられる。
図9は、第3の実施形態にかかる遅延回路(遅延回路5bと表記する)の構成の一例を示す模式的な図である。なお、遅延回路5b以外の構成は、第2の実施形態と同じである。
図9に示されるように、遅延回路5bは、NANDゲートNG51と、クロックドインバータCIN51と、インバータIN51と、が直列に接続された構成を有する。クロックドインバータCIN51は、図5に例示されたクロックドインバータCINと同じ構成を有する。
ただし、クロックドインバータCIN51の場合、PMOSトランジスタPT112のゲートは、VSS電位に電気的に接続されている。また、NMOSトランジスタNT112のゲートは、VDD電位に電気的に接続されている。これによって、クロックドインバータCIN51は、常に動作可能な状態とされている。
遅延回路5bがこのように構成されたことによって、センスアンプ回路3から次の読み出し回路2までのSAE信号の遅延と、センスアンプ回路3から出力ノードNoutまでの信号の遅延と、を第2の実施形態のケースに比べてより正確に一致させることが可能である。これによって、複数のフューズ素子FE1からデータを読み出す際に流れる電流のピーク値をより効率的に抑制することが可能となる。
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態にかかる遅延回路(遅延回路5cと表記する)の構成の一例を示す模式的な図である。なお、遅延回路5c以外の構成は、第2の実施形態と同じである。
図9に示されるように、遅延回路5cは、NANDゲートNG51、ゲート回路52、及びインバータIN51が直列に配された構成を備えている。ゲート回路52は、例えば図5に示されたクロックドインバータCINからPMOSトランジスタPT112を排した構成を有している。
第2の実施形態の構成においては、センスアンプ回路3から次の読み出し回路2までのSAE信号の立ち上がりのタイミングの遅延が、センスアンプ回路3から出力ノードNoutまでの信号の遅延と対応していれば、センスアンプ回路3から次の読み出し回路2までのSAE信号の立ち下がりのタイミングの遅延がセンスアンプ回路3から出力ノードNoutまでの信号の遅延と等しくなくてもよい。
そして、クロックドインバータCINからPMOSトランジスタPT112を排した回路は、クロックドインバータCINと同等の遅延をあけてSAE信号の立ち上がりを通過させることができる。
第4の実施形態によれば、遅延回路5cが上記のように構成されたことにより、第3の実施形態に比べてより小さい回路規模の遅延回路5cによって第3の実施形態と同等の効果を得ることができる。
(第5の実施形態)
図11は、第5の実施形態にかかる複数の読み出し回路2に対するSAE信号の信号線の接続の一例を示す模式的な図である。ここでは一例として、複数の読み出し回路2のうちの4つの読み出し回路2_(n-1)、2_n、2_(n+1)、2_(n+2)が図示されている。ただしnは整数である。
第5の実施形態によれば、図11に示されるように、SAE信号の信号線は、2以上の読み出し回路2にSAE信号が並列に供給されるように構成されてもよい。
これによって、複数の読み出し回路2の全てが図6に示されたように直列に接続される場合に比べて、複数の読み出し回路2の全てがデータを読み出して出力することに要する時間を短縮することが可能となる。
なお、図11は、第2の実施形態に第5の実施形態が適用された場合の接続を示している。第5の実施形態は、第1~第4の実施形態の何れとも併用することが可能である。
以上述べたように、第1~第5の実施形態によれば、遅延回路5,5a,5b,5cは、一端が読み出し回路2_xに接続され、他端が読み出し回路2_(x+1)に接続される。そして、遅延回路5,5a,5b,5cは、SAE信号が読み出し回路2_xに供給された後、時間をおいて読み出し回路2_(x+1)にSAE信号を供給する。
よって、複数の読み出し回路2がデータを読み出す際に流れる電流のピーク値を抑制することができる。
また、第2~第5の実施形態によれば、読み出し回路2は、内部ノードN31,N32の状態に対応した信号を判定後のデータとして出力する出力ラッチ回路4をさらに備える。そして、遅延回路5a,5b,5cは、出力ラッチ回路4において信号が通過する際の遅延に対応した数のゲートを備える。
よって、複数の読み出し回路2のそれぞれが動作する期間を重ならなくすることができる。その結果、複数の読み出し回路2がデータを読み出す際に流れる電流のピーク値を効率的に抑制することができる。
また、第2~第5の実施形態によれば、内部ノードN31,N32から次の読み出し回路2までの経路に直列に接続されたゲートの数(遅延回路5a,5b,5cが備えるゲートの段数)と、内部ノードN31,N32から出力ノードNoutまでの経路に直列に接続されたゲートの数(出力ラッチ回路4において信号が通過するゲートの段数)と、は等しい。
よって、複数の読み出し回路2のそれぞれが動作する期間を重ならなくすることができる。その結果、複数の読み出し回路2がデータを読み出す際に流れる電流のピーク値を効率的に抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 OTPメモリ、2 読み出し回路、3 センスアンプ回路、4 出力ラッチ回路、5,5a,5b,5c 遅延回路、10 ラッチ回路、11 駆動回路、FE1,FE2,FE3 フューズ素子、N31,N32 内部ノード、NG51 NANDゲート。

Claims (5)

  1. 複数の記憶素子と、
    それぞれは、活性化信号の受信に応じて、前記複数の記憶素子の1つが記憶するデータを判定して判定結果を出力する複数の読み出し回路と、
    一端が前記複数の読み出し回路のうちの第1の読み出し回路に接続され、他端が前記複数の読み出し回路のうちの前記第1の読み出し回路と異なる第2の読み出し回路に接続され、前記第1の読み出し回路に前記活性化信号が供給された後、時間をおいて前記第2の読み出し回路に前記活性化信号を供給する、遅延回路と、
    を備え
    前記第1の読み出し回路は、前記データに応じた状態をとる第1ノードを備え、
    前記遅延回路は、前記データの判定の完了を前記第1ノードの状態に基づいて検知する検知回路を備え、前記検知回路が前記データの判定の完了を検知した後に、前記活性化信号を前記第2の読み出し回路に供給する、
    憶装置。
  2. 前記遅延回路は、前記第1の読み出し回路が前記活性化信号の受信に応じた前記データの判定を完了した後に、前記活性化信号を前記第2の読み出し回路に供給する、
    請求項1に記載の記憶装置。
  3. 前記第1の読み出し回路は、クロスカップル部分に前記第1ノードと前記第1ノードと異なる第2ノードとを備えるクロスカップルラッチ型のセンスアンプ回路を備え、
    前記検知回路は、前記第1ノードの状態と前記第2ノードの状態とに基づいて前記データの判定の完了を検知する、
    請求項1または2に記載の記憶装置。
  4. 前記第1の読み出し回路は、前記第1ノードの状態に対応した信号を判定後の前記データとして出力する出力回路をさらに備え、
    前記遅延回路は、前記出力回路による出力の遅延に対応した数のゲートを備える、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の記憶装置。
  5. 前記遅延回路は、前記第1ノードから前記第2の読み出し回路までの経路に直列に接続された1以上の第1ゲートを備え、
    前記第1の読み出し回路は、前記第1ノードの状態に対応した信号を判定後の前記データとして出力ノードから出力し、前記第1ノードから出力ノードまでの経路に直列に接続された1以上の第2ゲートを備え、
    前記遅延回路が備える前記第1ゲートの数と、前記第1の読み出し回路が備える前記第2ゲートの数と、は同じである、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の記憶装置。
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