JP3762830B2 - クロック・スキュー効果を最小にしたセンス・アンプ及びこれの駆動方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的にはセンス・アンプに関し、特にセンス・アンプのクロック・スキューによって生じる遅延の減少に関する。
【0002】
【従来の技術】
代表的な半導体メモリ・アレイでは、アレイを形成する個々のメモリ・セルにデータの入力線及び出力線がある。一般的に、各メモリ・セルに、メモリ・セルから読取られた0または1のビットの存在を示すため2本の出力ビットラインがある。0及び1のビットは異なる電圧により適切な形で表されるが、最初にメモリ・セルに格納されたときは、これらの電圧はかなり近くなることがある。エラーが累積されると、電圧差は数十ミリボルトのオーダに減少する。よって、通常は出力ビットラインとの接続部にセンス・アンプが追加される。通常、センス・アンプは、ビットラインに現れる電圧をより正確に検出し、示されたデジタル・ビットをラッチし、よってより正確で高速な読出しを実現するよう適合化される。
【0003】
マイクロプロセッサやメモリの設計では、多相クロックも、性能向上のために、センス・アンプでの使用を含め広く用いられる。多相クロックをセンス・アンプに使用すれば、低周波動作での信号差分は改良されるが、クロック・スキューの問題があるため、高周波設計では速度経路が大きく劣化する。
【0004】
クロック・スキューの問題について理解を深めるため、図1及び図2を参照する。図1は、スキューがなく、T/4の位相差があるクロック信号C1及びC2を示す。ここでTはサイクル期間である。図2は、図1のクロック信号と同一な2つのクロック信号を示す。ただしスキューT1がある。クロック信号C1及びC2は、CLK1_PATH及びCLK2_PATHを与える。これらはセンス・アンプ回路に同時に与えなければならない。スキューT1があると、クロック経路に偏りがあるからである。スキューT1の効果は、クロック経路の1つ、この場合はCLK2_PATHが他方より遅れることである。
【0005】
図3に、入力クロック信号のクロック・スキューのため、遅延の問題が大きいCMOS(相補性金属酸化膜半導体)コンポーネントを使用して形成された従来技術のセンス・アンプ10及び制御回路12を示す。一般に制御回路12は、グローバル信号をセンス・アンプ10に与え、センス・アンプ10は、評価フェーズの間、つまり読取り動作の間にビットラインBL及びBLBのデータを検出する。プリチャージ・フェーズでは、プリチャージ回路14が、ビットライン・プリチャージ信号BLPCを低電位、例えばグランド電位で与え、ビットラインは、トランジスタ16、例えばPMOSデバイス(P型MOSトランジスタ)を通して高電位、例えばVDD電位に保たれる。またプリチャージ・フェーズでは、センス・アンプ10は、プルダウン・デバイス18、例えばNMOS(N型MOS)トランジスタにより滅勢される。デバイス18は、そのゲートへの入力信号SETをグランド電位に、そのソースもグランド電位に維持することによってオフにされる。センス・アンプ10及び制御回路12には、2つの入力CLK1_PATH及びCLK2_PATHがあり、これらは、スキューがないときは、センス・アンプ10及び制御回路12に同時に届く。
【0006】
評価フェーズが始まると、ビットライン・プリチャージ信号BLPCが高電位になり、プリチャージ回路14のトランジスタ16がオフになる。従って、メモリ記憶域(図示なし)に接続されたビットラインBL及びBLBは分離し、ある量の電位差が生じる。ビットライン信号間に適切な電位差が生じるとき、当業者には周知のとおり、プルダウン・デバイス18のゲートの入力SET信号は高電位になる。制御回路12からのグローバル信号N2が、CLK2_PATH信号とともに評価時にほぼ同時に高電圧になると、SET信号が高電位になり、センス・アンプ10を付勢する。グローバル信号N2は、高電位のCLK1_PATH信号及びアドレス信号ADDR_PATHの論理的組み合わせにより、適切な形で得られる。センス・アンプ10が付勢されると、センス・アンプ10のプルダウン・デバイス18のドレイン(ノードN1で指示)がグランド電位になる。検出されたデータは、次にCMOS交差結合回路20により、適切な形でラッチされ、信号SA及びSA_としてインバータ21から出力される。これは、当業者には周知のとおりである。
【0007】
センス・アンプ10の遅延は、センス・アンプ10を付勢する入力SET信号の到着時間により大きな影響を受ける。センス・アンプ10の速度を最適化するため、通常、入力クロック1(C1)及びクロック2(C2)の信号の経路(それぞれCLK1_PATH及びCLK2_PATH信号)が論理的に組み合わせられてSET信号が作られ、回路、例えばNANDゲート22及び24、並びにインバータ26及び28を通して調整可能に遅らされる。しかしながら、クロック信号1及びC2の間のクロック・スキューは、センス・アンプ10をターンオンする入力SET信号の遅延に直接加えられ、よって読取りアクセス時間が長くなる。従ってセンス・アンプ10の速度劣化は、クロック1(C1)信号及びクロック2(C2)信号の間のクロック・スキューの結果として大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、ここで求められるのは、クロック・スキューの問題により生じる速度の劣化を小さくする方法及び装置である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、センス・アンプ回路での速度劣化を小さくする必要に応える。本発明に従って、クロック・スキュー効果の補償を改良したセンス・アンプは、第1及び第2の制御信号を受け取るセンス・アンプ付勢機構を含む。センス・アンプはさらに、第1制御信号をセンス・アンプ付勢機構の第1入力に与える第1ロジック機構と、第2制御信号をセンス・アンプ付勢機構の第2入力に与える第2ロジック機構とを含む。第1及び第2のロジック機構は、速度劣化を小さくするために第1及び第2の制御信号の間のスキューを最小にする。
【0010】
方法の側面では、センス・アンプの速度劣化を小さくする方法は、プルダウン・デバイスを与えるステップ、及びプルダウン・デバイスを第1及び第2の信号経路に接続するステップを含む。第1及び第2のクロック信号の間のスキューによる速度劣化を小さくするため、第1信号経路は第1クロック信号を、第2信号経路は第2クロック信号を伝える。方法はさらに、第1信号経路をプルダウン・デバイスのゲートに与え、第2信号経路をプルダウン・デバイスのソースに与えるステップを含む。
【0011】
少なくとも2つのクロック信号を受け取るセンサ回路の側面では、センサ回路はセンス・アンプを含み、センス・アンプはプリチャージ手段、及びプリチャージ手段に接続されたプルダウン・デバイスを含む。プルダウン・デバイスはゲート、ソース、及びドレインを含む。センサ回路はさらに制御機構を含み、制御機構はセンス・アンプに接続され、少なくとも2つのクロック信号を受け取る。少なくとも2つのクロック信号のうち第1信号はプルダウン・デバイスのゲートに、第2信号はプルダウン・デバイスのソースにそれぞれ与えられる。
【0012】
本発明により、センス・アンプの付勢機構に対するクロック信号の入力を分離することは、センス・アンプの速度劣化を小さくする効果に寄与する。さらにクロック・スキュー効果は、付勢機構の異なる入力にクロック信号を与えることで、よりよく補償される。これらの及び他の利点は、後述する詳細な説明によってより深く理解されよう。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、改良されたセンス・アンプ動作に関係する。次の説明は、当業者が本発明を実施できるようにするためであり、特許出願及びその要件との関連で説明を行う。好適な実施例についてはさまざまな変形が可能であることは、当業者には容易に理解されよう。本発明の基本原理は他の実施例にも適用できる。従って本発明は、ここに示した実施例に限定されるものではなく、ここで述べる原理や特徴と両立する最大の適用範囲を与えられるものである。従って設計の必要に応じて、ここに示したコンポーネントのサイズとタイプに変更を加えることは可能である。
【0014】
本発明は、図4に示した改良された付勢機構により、クロック・スキューによる遅延を小さくする。図3と同等なコンポーネントは同様に表記している。図4のセンス・アンプ30及び制御回路32に関して、センス・アンプ30の付勢は、プルダウン・デバイス18への制御信号の入力に変更を加えることで変更される。好適な実施例では、制御回路32のCLK2_PATH信号がCLK1_PATH信号から分離される。さらにCLK2_PATH信号は、インバータ34での反転の後、プルダウン・デバイス18のソースに与えられる(信号はSAVSSと表記)。プルダウン・デバイス18のゲートは、従来と同じくSET信号を受け取るが、ここでSET信号は、NANDゲート22、並びにインバータ26、28、及び36を通した、CLK1_PATH信号及びADDR_PATH信号の論理的組み合わせにより生じる。
【0015】
センス・アンプ30を付勢する本発明のアプローチでは、クロック・スキューによる速度劣化が最小になる。例えばプリチャージ・フェーズで、制御回路32からセンス・アンプ30のプルダウン・デバイス18のソースに送られるSAVSS信号が高電位になり、一方SET信号はグランド電位にされ、センス・アンプ30をオフにする。評価動作のとき、好適にはSET信号は高電位に、SAVSS信号はグランド電位になり、これによりプルダウン・デバイス18はオンになり、センス・アンプ30を付勢する。センス・アンプ30を付勢する遅延時間は、SAVSS信号をセンス・アンプ30のプルダウン・デバイス18のソースに接続することで大幅に減少する。さらに、SAVSS信号が生成されるときにCLK2_PATH信号が通るゲートは、組み合わせによりSET信号が生成される際のCLK1_PATH信号より少ないので、CLK1_PATH及びCLK2_PATHの信号間のスキューは最小になる。
【0016】
図5は、本発明によるセンス・アンプの遅延の減少の改良例を、図3の従来の回路、及び図4の本発明の回路についてシミュレートしたセンス・アンプ動作により表す。図5で第1クロック信号、つまりCLK1_PATHは、電圧(ボルト)対時間(ナノ秒)のグラフで波形40により、第2クロック信号、つまりCLK2_PATHは波形42により表す。図示のとおり、第1波形40及び第2波形42はスキュー期間T1だけ離れている。クロック・スキューがないとき、第2波形42は第1波形40と同じ位置になる。得られるセンス・アンプ30(図4)の出力は波形44で、得られるセンス・アンプ10(図3)の出力は波形46でそれぞれ表す。図5からはっきりわかるように、センス・アンプ30の出力は、センス・アンプ10の出力よりも早く生じる。従って、センス・アンプ回路の速度劣化は、本発明のアプローチにより小さくなる。さらにクロック信号の入力を分離してセンス・アンプの付勢を制御することにより、クロック・スキューの補償が効果的に改良され、センス・アンプ動作も改良される。
【0017】
本発明は、図示の実施例にしたがって説明されたが、当業者には、実施例にはさまざまな変形が本発明の趣旨及び範囲内で可能であることが容易に理解されよう。従って、多くの変更が、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、当業者により実現され得る。
【0018】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
【0019】
(1)クロック・スキュー効果を最小にしたセンス・アンプであって、
該センス・アンプを付勢するプルダウン・デバイスと、
第1制御信号を前記プルダウン・デバイスのゲートに与える第1ロジック手段と、
インバータを含み、該インバータを介して第2制御信号を前記プルダウン・デバイスのソースに与える第2ロジック手段と、
を含み、前記第1及び第2のロジック手段は、前記第1及び第2の制御信号の間のスキューを最小にすることによって速度劣化を小さくする、センス・アンプ。
(2)前記プルダウン・デバイスはNMOSトランジスタ・デバイスを含む、前記(1)記載のセンス・アンプ。
(3)前記第1制御信号は第1クロック信号により生じる、前記(1)記載のセンス・アンプ。
(4)前記第2制御信号は第2クロック信号により生じる、前記(3)記載のセンス・アンプ。
(5)前記第1制御信号は、さらに前記第1クロック信号及びアドレス信号により生じる、前記(4)記載のセンス・アンプ。
(6)前記第1ロジック手段は、NANDゲート及び少なくとも1つのインバータを含む、前記(1)記載のセンス・アンプ。
(7)プルダウン・デバイスを含むセンス・アンプの速度劣化を小さくする方法であって、
前記プルダウン・デバイスのゲートに第1の信号経路が接続され、前記プルダウン・デバイスのソースに第2の信号経路が接続されており、
第1及び第2のクロック信号間のスキューによる速度劣化を小さくするために、前記第1信号経路は前記第1クロック信号を、前記第2信号経路は前記第2クロック信号をそれぞれ伝えるステップ
を含む、方法。
(8)前記第1クロック信号に応答して制御信号を前記プルダウン・デバイスのゲートに与える、前記(7)記載の方法。
(9)前記プルダウン・デバイスのソースに出力が接続されたインバータの入力に前記第2クロック信号を与える、前記(8)載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキューのない2つのクロック信号を示す図である。
【図2】スキューのある2つのクロック信号を示す図である。
【図3】従来技術のセンス・アンプ回路を示す図である。
【図4】本発明に従ったセンス・アンプ回路を示す図である。
【図5】本発明の実施例によるセンス・アンプ動作の改良例を表す図である。
【符号の説明】
10、30 センス・アンプ
12、32 制御回路
14 プリチャージ回路
16 トランジスタ
18 プルダウン・デバイス
20 CMOS交差結合回路
21、24、26、28、34、36 インバータ
22 NANDゲート
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的にはセンス・アンプに関し、特にセンス・アンプのクロック・スキューによって生じる遅延の減少に関する。
【0002】
【従来の技術】
代表的な半導体メモリ・アレイでは、アレイを形成する個々のメモリ・セルにデータの入力線及び出力線がある。一般的に、各メモリ・セルに、メモリ・セルから読取られた0または1のビットの存在を示すため2本の出力ビットラインがある。0及び1のビットは異なる電圧により適切な形で表されるが、最初にメモリ・セルに格納されたときは、これらの電圧はかなり近くなることがある。エラーが累積されると、電圧差は数十ミリボルトのオーダに減少する。よって、通常は出力ビットラインとの接続部にセンス・アンプが追加される。通常、センス・アンプは、ビットラインに現れる電圧をより正確に検出し、示されたデジタル・ビットをラッチし、よってより正確で高速な読出しを実現するよう適合化される。
【0003】
マイクロプロセッサやメモリの設計では、多相クロックも、性能向上のために、センス・アンプでの使用を含め広く用いられる。多相クロックをセンス・アンプに使用すれば、低周波動作での信号差分は改良されるが、クロック・スキューの問題があるため、高周波設計では速度経路が大きく劣化する。
【0004】
クロック・スキューの問題について理解を深めるため、図1及び図2を参照する。図1は、スキューがなく、T/4の位相差があるクロック信号C1及びC2を示す。ここでTはサイクル期間である。図2は、図1のクロック信号と同一な2つのクロック信号を示す。ただしスキューT1がある。クロック信号C1及びC2は、CLK1_PATH及びCLK2_PATHを与える。これらはセンス・アンプ回路に同時に与えなければならない。スキューT1があると、クロック経路に偏りがあるからである。スキューT1の効果は、クロック経路の1つ、この場合はCLK2_PATHが他方より遅れることである。
【0005】
図3に、入力クロック信号のクロック・スキューのため、遅延の問題が大きいCMOS(相補性金属酸化膜半導体)コンポーネントを使用して形成された従来技術のセンス・アンプ10及び制御回路12を示す。一般に制御回路12は、グローバル信号をセンス・アンプ10に与え、センス・アンプ10は、評価フェーズの間、つまり読取り動作の間にビットラインBL及びBLBのデータを検出する。プリチャージ・フェーズでは、プリチャージ回路14が、ビットライン・プリチャージ信号BLPCを低電位、例えばグランド電位で与え、ビットラインは、トランジスタ16、例えばPMOSデバイス(P型MOSトランジスタ)を通して高電位、例えばVDD電位に保たれる。またプリチャージ・フェーズでは、センス・アンプ10は、プルダウン・デバイス18、例えばNMOS(N型MOS)トランジスタにより滅勢される。デバイス18は、そのゲートへの入力信号SETをグランド電位に、そのソースもグランド電位に維持することによってオフにされる。センス・アンプ10及び制御回路12には、2つの入力CLK1_PATH及びCLK2_PATHがあり、これらは、スキューがないときは、センス・アンプ10及び制御回路12に同時に届く。
【0006】
評価フェーズが始まると、ビットライン・プリチャージ信号BLPCが高電位になり、プリチャージ回路14のトランジスタ16がオフになる。従って、メモリ記憶域(図示なし)に接続されたビットラインBL及びBLBは分離し、ある量の電位差が生じる。ビットライン信号間に適切な電位差が生じるとき、当業者には周知のとおり、プルダウン・デバイス18のゲートの入力SET信号は高電位になる。制御回路12からのグローバル信号N2が、CLK2_PATH信号とともに評価時にほぼ同時に高電圧になると、SET信号が高電位になり、センス・アンプ10を付勢する。グローバル信号N2は、高電位のCLK1_PATH信号及びアドレス信号ADDR_PATHの論理的組み合わせにより、適切な形で得られる。センス・アンプ10が付勢されると、センス・アンプ10のプルダウン・デバイス18のドレイン(ノードN1で指示)がグランド電位になる。検出されたデータは、次にCMOS交差結合回路20により、適切な形でラッチされ、信号SA及びSA_としてインバータ21から出力される。これは、当業者には周知のとおりである。
【0007】
センス・アンプ10の遅延は、センス・アンプ10を付勢する入力SET信号の到着時間により大きな影響を受ける。センス・アンプ10の速度を最適化するため、通常、入力クロック1(C1)及びクロック2(C2)の信号の経路(それぞれCLK1_PATH及びCLK2_PATH信号)が論理的に組み合わせられてSET信号が作られ、回路、例えばNANDゲート22及び24、並びにインバータ26及び28を通して調整可能に遅らされる。しかしながら、クロック信号1及びC2の間のクロック・スキューは、センス・アンプ10をターンオンする入力SET信号の遅延に直接加えられ、よって読取りアクセス時間が長くなる。従ってセンス・アンプ10の速度劣化は、クロック1(C1)信号及びクロック2(C2)信号の間のクロック・スキューの結果として大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、ここで求められるのは、クロック・スキューの問題により生じる速度の劣化を小さくする方法及び装置である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、センス・アンプ回路での速度劣化を小さくする必要に応える。本発明に従って、クロック・スキュー効果の補償を改良したセンス・アンプは、第1及び第2の制御信号を受け取るセンス・アンプ付勢機構を含む。センス・アンプはさらに、第1制御信号をセンス・アンプ付勢機構の第1入力に与える第1ロジック機構と、第2制御信号をセンス・アンプ付勢機構の第2入力に与える第2ロジック機構とを含む。第1及び第2のロジック機構は、速度劣化を小さくするために第1及び第2の制御信号の間のスキューを最小にする。
【0010】
方法の側面では、センス・アンプの速度劣化を小さくする方法は、プルダウン・デバイスを与えるステップ、及びプルダウン・デバイスを第1及び第2の信号経路に接続するステップを含む。第1及び第2のクロック信号の間のスキューによる速度劣化を小さくするため、第1信号経路は第1クロック信号を、第2信号経路は第2クロック信号を伝える。方法はさらに、第1信号経路をプルダウン・デバイスのゲートに与え、第2信号経路をプルダウン・デバイスのソースに与えるステップを含む。
【0011】
少なくとも2つのクロック信号を受け取るセンサ回路の側面では、センサ回路はセンス・アンプを含み、センス・アンプはプリチャージ手段、及びプリチャージ手段に接続されたプルダウン・デバイスを含む。プルダウン・デバイスはゲート、ソース、及びドレインを含む。センサ回路はさらに制御機構を含み、制御機構はセンス・アンプに接続され、少なくとも2つのクロック信号を受け取る。少なくとも2つのクロック信号のうち第1信号はプルダウン・デバイスのゲートに、第2信号はプルダウン・デバイスのソースにそれぞれ与えられる。
【0012】
本発明により、センス・アンプの付勢機構に対するクロック信号の入力を分離することは、センス・アンプの速度劣化を小さくする効果に寄与する。さらにクロック・スキュー効果は、付勢機構の異なる入力にクロック信号を与えることで、よりよく補償される。これらの及び他の利点は、後述する詳細な説明によってより深く理解されよう。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、改良されたセンス・アンプ動作に関係する。次の説明は、当業者が本発明を実施できるようにするためであり、特許出願及びその要件との関連で説明を行う。好適な実施例についてはさまざまな変形が可能であることは、当業者には容易に理解されよう。本発明の基本原理は他の実施例にも適用できる。従って本発明は、ここに示した実施例に限定されるものではなく、ここで述べる原理や特徴と両立する最大の適用範囲を与えられるものである。従って設計の必要に応じて、ここに示したコンポーネントのサイズとタイプに変更を加えることは可能である。
【0014】
本発明は、図4に示した改良された付勢機構により、クロック・スキューによる遅延を小さくする。図3と同等なコンポーネントは同様に表記している。図4のセンス・アンプ30及び制御回路32に関して、センス・アンプ30の付勢は、プルダウン・デバイス18への制御信号の入力に変更を加えることで変更される。好適な実施例では、制御回路32のCLK2_PATH信号がCLK1_PATH信号から分離される。さらにCLK2_PATH信号は、インバータ34での反転の後、プルダウン・デバイス18のソースに与えられる(信号はSAVSSと表記)。プルダウン・デバイス18のゲートは、従来と同じくSET信号を受け取るが、ここでSET信号は、NANDゲート22、並びにインバータ26、28、及び36を通した、CLK1_PATH信号及びADDR_PATH信号の論理的組み合わせにより生じる。
【0015】
センス・アンプ30を付勢する本発明のアプローチでは、クロック・スキューによる速度劣化が最小になる。例えばプリチャージ・フェーズで、制御回路32からセンス・アンプ30のプルダウン・デバイス18のソースに送られるSAVSS信号が高電位になり、一方SET信号はグランド電位にされ、センス・アンプ30をオフにする。評価動作のとき、好適にはSET信号は高電位に、SAVSS信号はグランド電位になり、これによりプルダウン・デバイス18はオンになり、センス・アンプ30を付勢する。センス・アンプ30を付勢する遅延時間は、SAVSS信号をセンス・アンプ30のプルダウン・デバイス18のソースに接続することで大幅に減少する。さらに、SAVSS信号が生成されるときにCLK2_PATH信号が通るゲートは、組み合わせによりSET信号が生成される際のCLK1_PATH信号より少ないので、CLK1_PATH及びCLK2_PATHの信号間のスキューは最小になる。
【0016】
図5は、本発明によるセンス・アンプの遅延の減少の改良例を、図3の従来の回路、及び図4の本発明の回路についてシミュレートしたセンス・アンプ動作により表す。図5で第1クロック信号、つまりCLK1_PATHは、電圧(ボルト)対時間(ナノ秒)のグラフで波形40により、第2クロック信号、つまりCLK2_PATHは波形42により表す。図示のとおり、第1波形40及び第2波形42はスキュー期間T1だけ離れている。クロック・スキューがないとき、第2波形42は第1波形40と同じ位置になる。得られるセンス・アンプ30(図4)の出力は波形44で、得られるセンス・アンプ10(図3)の出力は波形46でそれぞれ表す。図5からはっきりわかるように、センス・アンプ30の出力は、センス・アンプ10の出力よりも早く生じる。従って、センス・アンプ回路の速度劣化は、本発明のアプローチにより小さくなる。さらにクロック信号の入力を分離してセンス・アンプの付勢を制御することにより、クロック・スキューの補償が効果的に改良され、センス・アンプ動作も改良される。
【0017】
本発明は、図示の実施例にしたがって説明されたが、当業者には、実施例にはさまざまな変形が本発明の趣旨及び範囲内で可能であることが容易に理解されよう。従って、多くの変更が、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、当業者により実現され得る。
【0018】
まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
【0019】
(1)クロック・スキュー効果を最小にしたセンス・アンプであって、
該センス・アンプを付勢するプルダウン・デバイスと、
第1制御信号を前記プルダウン・デバイスのゲートに与える第1ロジック手段と、
インバータを含み、該インバータを介して第2制御信号を前記プルダウン・デバイスのソースに与える第2ロジック手段と、
を含み、前記第1及び第2のロジック手段は、前記第1及び第2の制御信号の間のスキューを最小にすることによって速度劣化を小さくする、センス・アンプ。
(2)前記プルダウン・デバイスはNMOSトランジスタ・デバイスを含む、前記(1)記載のセンス・アンプ。
(3)前記第1制御信号は第1クロック信号により生じる、前記(1)記載のセンス・アンプ。
(4)前記第2制御信号は第2クロック信号により生じる、前記(3)記載のセンス・アンプ。
(5)前記第1制御信号は、さらに前記第1クロック信号及びアドレス信号により生じる、前記(4)記載のセンス・アンプ。
(6)前記第1ロジック手段は、NANDゲート及び少なくとも1つのインバータを含む、前記(1)記載のセンス・アンプ。
(7)プルダウン・デバイスを含むセンス・アンプの速度劣化を小さくする方法であって、
前記プルダウン・デバイスのゲートに第1の信号経路が接続され、前記プルダウン・デバイスのソースに第2の信号経路が接続されており、
第1及び第2のクロック信号間のスキューによる速度劣化を小さくするために、前記第1信号経路は前記第1クロック信号を、前記第2信号経路は前記第2クロック信号をそれぞれ伝えるステップ
を含む、方法。
(8)前記第1クロック信号に応答して制御信号を前記プルダウン・デバイスのゲートに与える、前記(7)記載の方法。
(9)前記プルダウン・デバイスのソースに出力が接続されたインバータの入力に前記第2クロック信号を与える、前記(8)載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキューのない2つのクロック信号を示す図である。
【図2】スキューのある2つのクロック信号を示す図である。
【図3】従来技術のセンス・アンプ回路を示す図である。
【図4】本発明に従ったセンス・アンプ回路を示す図である。
【図5】本発明の実施例によるセンス・アンプ動作の改良例を表す図である。
【符号の説明】
10、30 センス・アンプ
12、32 制御回路
14 プリチャージ回路
16 トランジスタ
18 プルダウン・デバイス
20 CMOS交差結合回路
21、24、26、28、34、36 インバータ
22 NANDゲート
Claims (6)
- クロック・スキュー効果を最小にしたセンス・アンプであって、
(a)該センス・アンプを付勢するプルダウンMOSデバイスと、
(b)CLK1−PATHからの第1クロック信号を前記プルダウンMOSデバイスのゲートに与える第1ロジック手段であって、前記CLK1−PATHからの第1クロック信号及びADDR−PATHからのアドレス信号を入力に受け取るNANDゲート、該NANDゲートの出力に入力が接続された第1インバータ、該第1インバータの出力に入力が接続された第2インバータ、該第2インバータの出力に入力が接続された第3インバータを有し、該第3インバータの出力が前記プルダウンMOSデバイスのゲートに接続されている前記第1ロジック手段と、
(c)前記第1クロック信号から所定の位相差を生じるように遅れて印加されるCLK2−PATHからの第2クロック信号を第4インバータを介して前記プルダウンMOSデバイスのソースに与える第2ロジック手段と、
を含み、前記第1及び第2のロジック手段は、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号の間のスキューを最小にすることによって速度劣化を小さくする、センス・アンプ。 - 前記プルダウン・デバイスはNMOSトランジスタ・デバイスを含む、請求項1記載のセンス・アンプ。
- クロック・スキュー効果を最小にしたセンス・アンプであって、
(イ)メモリ記憶域からの2本のビット・ラインのそれぞれに接続された接続点を有するCMOS交差結合ラッチ回路と、
(ロ)プリチャージ期間に前記接続点のそれぞれを高電位源の電位に接続し、前記プリチャージ期間の終了時に前記接続点を前記高電位源から切り離すプリチャージ回路と、
(ハ)前記CMOS交差結合ラッチ回路にドレインが接続されたプルダウンMOSデバイスと、
(ニ)前記プリチャージ期間の後に、前記プルダウンMOSデバイスを附勢する回路であって、
(i)CLK1−PATHからの第1クロック信号を前記プルダウンMOSデバイスのゲートに与える第1ロジック手段であって、前記CLK1−PATHからの第1クロック信号及びADDR−PATHからのアドレス信号を入力に受け取るNANDゲート、該NANDゲートの出力に入力が接続された第1インバータ、該第1インバータの出力に入力が接続された第2インバータ、該第2インバータの出力に入力が接続された第3インバータを有し、該第3インバータの出力が前記プルダウンMOSデバイスのゲートに接続されている前記第1ロジック手段と、(ii)前記第1クロック信号から所定の位相差を生じるように遅れて印加されるCLK2−PATHからの第2クロック信号を第4インバータを介して前記プルダウンMOSデバイスのソースに与える第2ロジック手段とを有する前記附勢回路と、
を含み、前記第1及び第2のロジック手段は、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号の間のスキューを最小にすることによって速度劣化を小さくする、センス・アンプ。 - 前記プルダウン・デバイスはNMOSトランジスタ・デバイスを含む、請求項3記載のセンス・アンプ。
- クロック・スキュー効果を最小にしたセンス・アンプであって、
(イ)メモリ記憶域からの2本のビット・ラインの一方に接続された第1接続点及び前記2本のビット・ラインの他方に接続された第2接続点を有するCMOS交差結合ラッチ回路と、
(ロ)プリチャージ期間に前記第1及び第2接続点のそれぞれを高電位源の電位に接続し、前記プリチャージ期間の終了時に前記第1及び第2接続点を前記高電位源から切り離すプリチャージ回路であって、
前記第1接続点に一方の通電電極が接続され前記第2接続点に他方の通電電極が接続された第1MOSデバイス、前記第1接続点に一方の通電電極が接続され電源VDDに他方の通電電極が接続された第2MOSデバイス、前記第2接続点に一方の通電電極が接続され前記電源VDDに他方の通電電極が接続された第3MOSデバイスを有し、前記第1MOSデバイス、前記第2MOSデバイス及び前記第3MOSデバイスのゲートが互いに接続され、前記プリチャージ期間に前記第1MOSデバイス、前記第2MOSデバイス及び前記第3MOSデバイスが導通され、前記プリチャージ期間の終了時に前記第1MOSデバイス、前記第2MOSデバイス及び前記第3MOSデバイスが非導通にされる、前記プリチャージ回路と、
(ハ)前記CMOS交差結合ラッチ回路にドレインが接続されたプルダウンMOSデバイスと、
(ニ)前記プリチャージ期間の後に、前記プルダウンMOSデバイスを附勢する回路であって、(i)CLK1−PATHからの第1クロック信号を前記プルダウンMOSデバイスのゲートに与える第1ロジック手段であって、前記CLK1−PATHからの第1クロック信号及びADDR−PATHからのアドレス信号を入力に受け取るNANDゲート、該NANDゲートの出力に入力が接続された第1インバータ、該第1インバータの出力に入力が接続された第2インバータ、該第2インバータの出力に入力が接続された第3インバータを有し、該第3インバータの出力が前記プルダウンMOSデバイスのゲートに接続されている前記第1ロジック手段と、(ii)前記第1クロック信号から所定の位相差を生じるように遅れて印加されるCLK2−PATHからの第2クロック信号を第4インバータを介して前記プルダウンMOSデバイスのソースに与える第2ロジック手段とを有する前記附勢回路と、
を含み、前記第1及び第2のロジック手段は、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号の間のスキューを最小にすることによって速度劣化を小さくする、センス・アンプ。 - プルダウンMOSデバイスが導通することにより附勢されるセンス・アンプの駆動方法であって、
(i)CLK1−PATHからの第1クロック信号及びADDR−PATHからのアドレス信号を入力に受け取るNANDゲート、該NANDゲートの出力を、該出力に順次直列に接続された第1インバータ、第2インバータ及び第3インバータを介して、前記プルダウンMOSデバイスのゲートに印加するステップと、
(ii)前記第1クロック信号から所定の位相差を生じるように遅れて印加されるCLK2−PATHからの第2クロック信号を第4インバータを介して前記プルダウンMOSデバイスのソースに与えるステップと、
を含み、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号の間のスキューを最小にすることによって速度劣化を小さくする、センス・アンプの駆動方法。
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