JP7231155B2 - 農業用被覆シートの巻き取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、農業用反射シート等の農業用被覆シートの巻き取り装置に関する。
従来、特許文献1に開示された農業用被覆シートの巻き取り装置が知られている。
特許文献1に開示された農業用被覆シートの巻き取り装置は、台座部材と、ハンドル付き操作軸と、芯管とを備えている。この巻き取り装置は、ハンドル付き操作軸を操作して芯管を回転させることによって、芯管に農業用被覆シートを巻き取ることができる。
実用新案登録第3034343号公報
しかしながら、上記巻き取り装置は、手動でハンドル付き操作軸を操作しなければならない、台座部材が定置式であるために巻き取り装置を所望の場所に簡単に移動できない等の欠点があり、農業用被覆シートの巻き取り作業を効率的に行うことが困難であった。
本発明は、このような実情に鑑みて、農業用被覆シートの巻き取り作業を効率的に行うことが可能な農業用被覆シートの巻き取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明の一態様に係る農業用被覆シートの巻き取り装置は、農業用被覆シートが巻回されるロール体を水平に支持する支持軸と、原動機の回転駆動力を前記支持軸に伝達して前記支持軸を前記ロール体の軸心回りに回転させる動力伝達機構と、前記支持軸及び前記動力伝達機構を支持する支持フレームと、地面に当接して回転する車輪を有し、且つ前記支持フレームが搭載された台車と、前記支持フレームを前記台車に対して上下方向に延びる縦軸心回りに回転可能に支持する回転支持機構と、を備えている。
本発明の一態様に係る農業用被覆シートの巻き取り装置は、農業用被覆シートが巻回されるロール体を水平に支持する支持軸と、原動機の回転駆動力を前記支持軸に伝達して前記支持軸を前記ロール体の軸心回りに回転させる動力伝達機構と、前記支持軸及び前記動力伝達機構を支持する支持フレームと、地面に当接して回転する車輪を有し、且つ前記支持フレームが搭載された台車と、を備え、前記支持フレームは、前記支持軸の軸心方向における前記支持フレームの長さを変更可能とする長さ変更機構を有している
好ましくは、前記回転支持機構は、前記支持フレームを、前記台車の進行方向に対して前記支持軸の軸心方向が直交する第1の向きと、前記台車の進行方向に対して前記支持軸の軸心方向が一致する第2の向きとに変更して支持可能である。
好ましくは、前記動力伝達機構は、前記支持軸への前記原動機の回転駆動力の伝達を許容する接続状態と、前記支持軸への前記原動機の回転駆動力の伝達を遮断する遮断状態と、を切り換え可能な切り換え装置を有している。
好ましくは、前記長さ変更機構は、前記台車上に搭載されて前記支持軸の軸心方向と平行に延びる管材と、前記管材に収容された収容部位と前記管材から突出する突出部位とを有し且つ前記管材に沿って移動可能な可動材と、前記可動材の前記管材に対する位置を固定する固定具と、を有している。
好ましくは、前記支持軸は、前記ロール体の一端側を支持する第1支持軸と、前記ロール体の他端側を支持する第2支持軸とを含み、前記第1支持軸は、前記台車上に配置された第1支持体に支持され、前記第2支持軸は、前記可動材の突出部位の突出端に接続され且つ地面から離れて配置された第2支持体に支持されている。
好ましくは、前記原動機は、前記支持フレーム上に搭載されている。
好ましくは、前記台車は、走行車両に対して連結可能な連結部を有している。
上記した農業用被覆シートの巻き取り装置によれば、原動機の回転駆動力によって支持軸と共にロール体を回転させることによって、ロール体に農業用被覆シートを迅速に且つ容易に巻き取ることができる。また、台車を走行させることによって巻き取り装置を所望
の場所に簡単に移動させることができる。そのため、農業用被覆シートの巻き取り作業を効率的に行うことが可能である。
農業用被覆シートの巻き取り装置を示す斜視図であって、支持フレームを第1の向きとした状態を示している。 農業用被覆シートの巻き取り装置を示す側面図であって、支持フレームを第1の向きとした状態を示している。 農業用被覆シートの巻き取り装置を示す平面図であって、支持フレームを第1の向きとした状態を示している。 図3の部分拡大図である。 農業用被覆シートの巻き取り装置を示す平面図であって、支持フレームを第2の向きとした状態を示している。 農業用被覆シートの巻き取り装置を示す斜視図であって、支持フレームを第1の向きとして短縮した状態を示している。 農業用被覆シートの巻き取り装置を示す斜視図であって、支持フレームを第2の向きとした状態を示している。 農業用被覆シートの巻き取り装置を使用してシートを敷設している状態を示す斜視図である。 第2動力伝達機構の構成を示す図であって、(a)は支持軸への原動機の回転駆動力の伝達を許容する接続状態を示しており、(b)は支持軸への原動機の回転駆動力の伝達を遮断する遮断状態を示している。 農業用被覆シートの巻き取り装置を走行車両の後部に連結した状態を示す側面図である。 農業用被覆シートの巻き取り装置を走行車両の後部に連結した状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1~図8は、本発明の一実施形態に係る農業用被覆シートS1の巻き取り装置1を示している。
農業用被覆シートS1は、圃場の地面を被覆するように地面上に敷設されるシートであって、例えば、果樹園の地面を被覆するように敷設される反射シートである。この反射シートは、太陽光を反射することによって果実の色付きを向上させるために使用されるシートであって、例えば、合成樹脂製フィルムの表面にアルミニウム層を設けて構成されたシートである。農業用被覆シートS1が使用される果実としては、例えば、りんご、さくらんぼ、ぶどう等が挙げられるが、これらに限定はされない。農業用被覆シートS1は、多数の小孔を有するものであってもよいし、無孔のものであってもよい。農業用被覆シートS1が多数の小孔を有するものである場合、敷設時や巻き取り時において風の影響(風によってシートが浮き上がる等の現象)を緩和することができる。
図1~図3等に示すように、巻き取り装置1は、台車2、支持軸3、支持フレーム4を備えている。以下、説明の便宜上、図2、図3における矢印A1で示す方向を前方、矢印A2で示す方向を後方、矢印B1で示す方向を右方、矢印B2で示す方向を左方という。
台車2は、台座6、車輪7、連結部8を有している。
台座6は、枠体9と上板10とを有している。台座6は、平面視にて長方形状である。
枠体9は、平面視にて長方形の枠体である。枠体9は、左枠材9L、右枠材9R、前枠材9F、後枠材9Bから構成されている。左枠材9Lは、台座6の左縁を構成しており、前後方向に延びている。右枠材9Rは、台座6の右縁を構成しており、前後方向に延びている。前枠材9Fは、台座6の前縁を構成しており、左枠材9Lの前端部と右枠材9Rの前端部とを接続している。後枠材9Bは、台座6の後縁を構成しており、左枠材9Lの後端部と右枠材9Rの後端部とを接続している。
上板10は、平面視にて長方形の板であって、枠体9の上面を覆うように固定されてい
る。上板10は、多数の小孔を有する多孔板から構成されている。本実施形態の場合、上板10は、多数のメッシュ孔を有するメッシュ板から構成されている。台座6には、車輪7が取り付けられている。車輪7は、左車輪7Lと右車輪7Rとを含む。左車輪7Lは、左ブラケット11Lを介して左枠材9Lに取り付けられている。右車輪7Rは、右ブラケット11Rを介して右枠材9Rに取り付けられている。本実施形態では、車輪7は2つであるが、3つ以上(例えば、3つ又は4つ)であってもよい。車輪7は、地面に当接して回転する。車輪7が地面に当接して回転することによって、台車2は前方又は後方に移動することができる。
連結部8は、走行車両12に対して連結可能な部分である。図2、図3に示すように、台車2は、連結部8を介して走行車両12の後部に着脱可能に連結される。連結部8は、台座6の枠体9の前部から前方に突出して設けられている。連結部8は、左部位8L、右部位8R、前部位8Fを有している。左部位8Lは、枠体9の左前部から右前方に延びている。右部位8Rは、枠体9の右前部から左前方に延びている。前部位8Fは、左部位8Lの前部と右部位8Rの前部との間に挟まれて固定されており、固定された部分から前方に延びている。前部位8Fの前部には、連結片8Aが設けられている。連結片8Aは、ピン64によって後述する走行車両12の連結板63に対して連結される。
支持軸3は、農業用被覆シートS1が巻回されるロール体13を水平(地面と平行)に支持する。ロール体13は、円筒体であって、表面(外周面)に農業用被覆シートS1が巻き付けられる。ロール体13は、軸心回りの一方(図2の矢印E1方向)に回転することによって、圃場の地面G1に敷設された農業用被覆シートS1を巻き取ることができる。また、ロール体13は、軸心回りの他方(図2の矢印E2方向)に回転することによって、圃場の地面G1上に農業用被覆シートS1を繰り出して敷設することができる。
図1、図3等に示すように、支持軸3は、第1支持軸3Aと第2支持軸3Bとを含む。第1支持軸3Aは、ロール体13の一端側に挿入されて当該一端側を支持する。第2支持軸3Bは、ロール体13の他端側に挿入されて当該他端側を支持する。第1支持軸3Aと第2支持軸3Bとは、距離を隔てて配置されている。図3に示すように、第1支持軸3Aの軸心と第2支持軸3Bの軸心は、直線状の同一軸線L1上に配置されている。以下、軸線L1に沿う方向を「支持軸3の軸心方向」という。また、支持軸3の軸心方向であって且つ第1支持軸3A側から第2支持軸3B側に向かう方向(矢印C1方向)を「第1軸心方向」、支持軸3の軸心方向であって且つ第2支持軸3B側から第1支持軸3A側に向かう方向(矢印C2方向)を「第2軸心方向」という。第1支持軸3Aは、台車2上に配置された第1支持体14に支持されている。第2支持軸3Bは、台車2から離れた位置に配置された第2支持体15に支持されている。
図1~図5等に示すように、支持フレーム4は、下フレーム4Dと上フレーム4Uとを有している。下フレーム4Dは、回転支持機構16を介して台車2上に搭載されている。回転支持機構16は、支持フレーム4を台車2に対して上下方向に延びる縦軸心Z1回りに回転可能に支持する機構である。回転支持機構16としては、例えば、ターンテーブルが使用される。
本実施形態の場合、図2~図4に示すように、回転支持機構16は、固定板16aと回転板16bとを有している。固定板16aは、台車2の上板10に固定されている。回転板16bは、固定板16aに対して上下方向に延びる縦軸心Z1回りに回転可能に設けられている。下フレーム4Dは、回転支持機構16の回転板16b上に固定されている。これにより、下フレーム4Dは、台車2に対して上下方向に延びる縦軸心Z1回りに回転可能となっている。また、上フレーム4Uは下フレーム4Dと共に回転可能である。そのため、支持フレーム4(上フレーム4U及び下フレーム4D)は、台車2に対して縦軸心Z1回りに回転可能となっている。
但し、回転支持機構16の構成は、支持フレーム4を台車2に対して縦軸心Z1回りに回転可能とする構成であればよく、上述した構成には限定されない。例えば、回転支持機構16は、固定板16aを用いずに、回転板16bを台車2の上板10に載置した構成であってもよい。この場合、例えば、回転板16bの中心に上下方向に延びる支軸を設け、
上板10にこの支軸を縦軸心Z1回りに回転可能に支持する支持部(軸受等)を設ける構成を採用することができる。
台車2に対する支持フレーム4の回転は、人力により行うことが可能であるが、モータ等の回転駆動源の力を利用して行うように構成してもよい。
回転支持機構16は、台車2の進行方向に対する支持フレーム4の向きを変更して支持可能である。台車2の進行方向は、車輪7の回転によって台車2が進行可能な方向であり、具体的には前後方向である。回転支持機構16は、支持フレーム4を、台車2の進行方向に対して支持軸3の軸心方向が直交する第1の向き(図1~図4、図6参照)と、台車2の進行方向に対して支持軸3の軸心方向が一致する第2の向き(図5、図7、図8参照)とに変更して支持可能である。また、回転支持機構16は、台車2の進行方向に対する支持フレーム4の向きを、第1の向きと第2の向きとの間の任意の向き(斜め向き)に変更して支持することもできる。
図2、図4、図7に示すように、巻き取り装置1は、台車2の進行方向に対する支持フレーム4の向きを固定する固定機構17を有している。固定機構17は、突出板17aとピン17bとを有している。突出板17aは、回転支持機構16の回転板16bの外縁から外方に突出している。突出板17aには、貫通孔が形成されている。ピン17bは、突出板17aに形成された貫通孔に上方から下方に向けて挿通されている。ピン17bの下部は、台座6の上板10に形成された孔(メッシュ孔)に挿通される。これにより、回転板16bの台座6上における縦軸回りの回転が阻止され、台車2の進行方向に対する支持フレーム4の向きが固定される。
図4等に示すように、下フレーム4Dは、第1フレーム材41、第2フレーム材42、第3フレーム材43、第4フレーム材44、第5フレーム材45を有している。第1フレーム材41及び第2フレーム材42は、互いに平行に配置されて支持軸3の軸心方向に延びている。第1フレーム材41及び第2フレーム材42は、L字形の固定部材31(図1、図6~図8参照)により回転板16b上に固定されている。第3フレーム材43は、第1軸心方向C1側において第1フレーム材41と第2フレーム材42とを接続している。第4フレーム材44は、第2軸心方向C2側において、第1フレーム材41と第2フレーム材42とを接続している。第5フレーム材45は、第1フレーム材41と第2フレーム材42の中途部同士を接続している。
図1~図4等に示すように、上フレーム4Uは、下フレーム4Dの上部に溶接等により固定されている。上フレーム4Uは、管材46と可動材47とを有している。管材46は、下フレーム4Dの上部に固定されることによって、台車2上に搭載されている。管材46は、第1管材461と第2管材462とを含む。第1管材461及び第2管材462は、角パイプから構成されている。第1管材461と第2管材462とは、互いに平行に配置され、支持軸3の軸心方向と平行に延びている。可動材47は、第1可動材471と第2可動材472とを含む。第1可動材471と第2可動材472とは、互いに平行に配置され、支持軸3の軸心方向と平行に延びている。
図3、図4に示すように、第1可動材471は、第1管材461に収容された収容部位471aと第1管材461から突出する突出部位471bとを有している。第2可動材472は、第2管材462に収容された収容部位472aと第2管材462から突出する突出部位472bとを有している。第1可動材471は、第1管材461に沿ってスライドして移動可能である。第2可動材472は、第2管材462に沿ってスライドして移動可能である。
第1可動材471が第1管材461に沿って第1軸心方向C1に移動し、第2可動材472が第2管材462に沿って第1軸心方向C1に移動することにより、収容部位471a,472aの長さが短くなって突出部位471b,472bの長さが長くなる。これにより、支持軸3の軸心方向における上フレーム4Uの長さが長くなる。言い換えれば、台車2から第2支持体15までの距離が遠くなる(図1参照)。
第1可動材471が第1管材461に沿って第2軸心方向C2に移動し、第2可動材472が第2管材462に沿って第2軸心方向C2に移動することにより、収容部位471
a,472aの長さが長くなって突出部位471b,472bの長さが短くなる。これにより、支持軸3の軸心方向における上フレーム4Uの長さが短くなる。言い換えれば、台車2から第2支持体15までの距離が近くなる(図6参照)。
図1、図4、図6等に示すように、支持フレーム4は、可動材47の管材46に対する位置を固定する固定具18を有している。固定具18は、ねじ部と頭部とを備えた雄ねじから構成されている。固定具18は、第1固定具181と第2固定具182とを含む。第1可動材471及び第1管材461にはそれぞれ貫通孔が形成されており、これらの貫通孔が上下に重なった状態で第1固定具181のねじ部を挿通することによって、第1可動材471の第1管材461に対する位置が固定される。第2可動材472及び第2管材462にはそれぞれ貫通孔が形成されており、これらの貫通孔が上下に重なった状態で第2固定具182のねじ部を挿通することによって、第2可動材472の第2管材462に対する位置が固定される。尚、第1可動材471及び第2可動材472には、長さ方向に間隔をあけて複数の貫通孔が形成されていることが好ましい。これによって、第1可動材471の第1管材461に対する固定、第2可動材472の第2管材462に対する固定を、複数の異なる位置で行うことができる。
上述した管材46(第1管材461、第2管材462)、可動材47(第1可動材471、第2可動材472)、固定具18(第1固定具181、第2固定具182)は、支持軸3の軸心方向における支持フレーム4(上フレーム4U)の長さを変更可能とする長さ変更機構を構成している。
図1、図3、図6等に示すように、第1可動材471及び第2可動材472の突出部位471b,472bの端部(突出端)には、第2支持体15が接続されている。図2、図6等に示すように、第2支持体15は、第1横材15a、第2横材15b、第1縦材15c、第2縦材15d、第3縦材15e、第1斜め材15f、第2斜め材15gを有している。
第1横材15a及び第2横材15bは、支持軸3の軸心方向と直交する方向であって、地面に平行な方向に延びている。第1横材15aは、第1可動材471の突出部位471bの突出端と第2可動材472の突出部位472bの突出端とを繋いでいる。第2横材15bは、第1横材15aの下方に、第1横材15aと平行に配置されている。第1縦材15c、第2縦材15d、第3縦材15eは、上下方向に互いに平行に延びている。第1縦材15cは、第1横材15aと第2横材15bの一端部同士を接続している。第2縦材15dは、第1横材15aと第2横材15bの他端部同士を接続している。第3縦材15eは、第1縦材15cと第2縦材15dとの間に配置されている。第3縦材15eは、第1横材15aと第2横材15bの中央部同士を接続している。また、第3縦材15eは、第1横材15aよりも上方に延びている。第3縦材15eの上部には、第2支持軸3Bが支持されている。第1斜め材15fは、第1横材15aの左部上面と第3縦材15eの上部左面とを接続している。第2斜め材15gは、第1横材15aの右部上面と第3縦材15eの上部右面とを接続している。
図2に示すように、第2支持体15の下面(第2横材15b、第1縦材15c、第2縦材15d、第3縦材15eの下面)の高さは、地面G1よりも高い。つまり、第2支持体15は、地面G1から離れて(浮いて)配置されている。これにより、上フレーム4Uは、一端側(第1支持体14側)が下フレーム4Dを介して台車2上に支持されているが、他端側(第2支持体15側)は台車2にも地面に支持されていない状態となっている。そのため、上フレーム4Uは、台車2に対して片持ち状態(一端側のみが支持された状態)で支持されている。
図1、図3、図4、図7等に示すように、下フレーム4Dの第2軸心方向C2側(第2支持体15側と反対側)には、原動機20、バッテリ21、動力伝達機構22が載置されている。原動機20はモータであって、バッテリ21から供給される電力によって駆動する。原動機20は、下フレーム4D上に固定された台板19上に載置されることにより、フレーム9上に搭載されている。
動力伝達機構22は、原動機20の回転駆動力を支持軸(第1支持軸3A)に伝達して
、当該支持軸(第1支持軸3A)をロール体13の軸心回りに回転させる機構である。本実施形態の場合、動力伝達機構22により回転駆動力が伝達される原動機は、支持フレーム4(下フレーム4D)に搭載された原動機20であるが、後述する走行車両12に搭載された原動機53を使用してもよい。走行車両12に搭載された原動機53を使用する場合、走行車両12に搭載された原動機53の回転駆動力が、動力伝達機構22を介して支持軸(第1支持軸3A)に伝達される。この場合、支持フレーム4に搭載された原動機20を省略することができる。
図4等に示すように、動力伝達機構22は、第1動力伝達機構23と第2動力伝達機構24とを含む。第1動力伝達機構23は、カバー25によって覆われている。第1動力伝達機構23は、原動機(モータ)20の出力軸からの回転動力を第2動力伝達機構24に伝達する機構である。第1動力伝達機構23は、原動機20の出力軸の回転速度を減速して第2動力伝達機構24に伝達することができる。第1動力伝達機構23は、複数のプーリと、複数のプーリに掛け渡されたベルトから構成された機構である。但し、第1動力伝達機構23の構成は特に限定されず、例えば、複数の歯車を噛み合わせて構成された機構であってもよい。図4に示すように、第1動力伝達機構23は、原動機20の回転駆動力を第2動力伝達機構24に伝達する伝達軸23aを有している。
第2動力伝達機構24は、第1支持体14の内部に収容されている。第1支持体14は、下フレーム4Dの上部に固定されたハウジング14aを有しており、当該ハウジング14aの内部に第2動力伝達機構24が収容されている。図9は、第2動力伝達機構24の一例を示す図である。但し、第2動力伝達機構24の構成は、図9に示す構成には限定されない。
図9に示す第2動力伝達機構24は、第1プーリ24a、第2プーリ24b、ベルト24c、テンションプーリ24d、切り換え装置24eを有している。第1プーリ24aの中心には、第1回転軸24fが設けられている。第1回転軸24fは、軸継手等を介して伝達軸23aに接続されている。これにより、伝達軸23aの回転に伴って第1回転軸24f及び第1プーリ24aが回転する。第2プーリ24bの中心には、第2回転軸24gが設けられている。第2回転軸24gは、第1回転軸24fと平行に配置されている。第2回転軸24gは、軸継手等を介して第1支持軸3Aに接続されている。ベルト24cは、第1プーリ24aと第2プーリ24bに掛け渡されている。テンションプーリ24dは、ベルト24cにテンションを付与するためのプーリである。テンションプーリ24dの外周面は、ベルト24cの外面に当接又は離反する。
図9(a)に示すように、テンションプーリ24dの外周面がベルト24cの外面に当接した状態では、ベルト24cにテンションが付与されるため、第1プーリ24aの回転は第2プーリ24bに伝達される。そのため、第1プーリ24aの回転に伴って第2プーリ24bが回転する。図9(b)に示すように、テンションプーリ24dの外周面がベルト24cの外面から離反した状態では、ベルト24cにテンションが付与されないため、第1プーリ24aの回転は第2プーリ24bに伝達されない。そのため、第1プーリ24aが回転しても第2プーリ24bは回転しない。
切り換え装置24eは、第1支持軸3Aへの原動機20の回転駆動力の伝達を許容する接続状態と、第1支持軸3Aへの原動機20の回転駆動力の伝達を遮断する遮断状態とを切り換え可能である。接続状態は、ベルト24cにテンションが付与された状態(図9(a)参照)である。遮断状態は、ベルト24cにテンションが付与されていない状態(図9(b)参照)である。
切り換え装置24eは、連結杆27、支軸28、付勢部材29、操作ペダル30を有している。連結杆27は、テンションプーリ24dと操作ペダル30とを連結している。連結杆27は、一端部がテンションプーリ24dと接続され、他端部が操作ペダル30と接続されている。連結杆27は、一端部と他端部との間の中途部で屈曲しており、略L字形を呈している。連結杆27は、屈曲部が支軸28により支持されている。連結杆27は、支軸28を支点として第1方向(反時計回り方向)D1と第2方向(時計回り方向)D2に回動可能である。付勢部材29は、連結杆27に対して支軸28回りの第1方向D1に
回動する付勢力を付与している。付勢部材29は、引っ張りばねから構成されている。付勢部材29を構成する引っ張りばねの一端部は、第1支持体14の内部に固定され、他端部は連結杆27の支軸28と操作ペダル30との間の部位に接続されている。操作ペダル30は、連結杆27の他端部に接続されている。操作ペダル30は、第1支持体14の外部に突出して配置されている。操作ペダル30の突出方向は、支持軸3の軸心方向と直交する方向である。操作ペダル30は、支持軸3の軸心方向と直交する方向の一方側又は他方側のみに突出していてもよいし(図2~図5参照)、一方側と他方側の両方に突出していてもよい(図8参照)。操作ペダル30は、作業者が足で踏むことによって操作することができる。尚、操作ペダル30に代えて、作業者が手で操作することができる操作レバーを設けてもよい。
図9(a)に示すように、操作ペダル30が操作されていない(踏まれていない)状態では、付勢部材29の付勢力によって連結杆27に対して支軸28回りの第1方向D1に回動する力が付与されている。そのため、連結杆27の一端部に接続されたテンションプーリ24dの外周面がベルト24cの外面に当接し、第1プーリ24aの回転が第2プーリ24bに伝達される。これにより、原動機20の回転駆動力が第1支持軸3Aに伝達され、第1支持軸3Aが回転する。
図9(b)に示すように、操作ペダル30が操作される(踏まれる)と、付勢部材29の付勢力に抗して連結杆27に対して支軸28回りの第2方向D2に回動する力が付与される。そのため、連結杆27の一端部に接続されたテンションプーリ24dの外周面がベルト24cの外面から離反し、第1プーリ24aの回転が第2プーリ24bに伝達されなくなる。これにより、原動機20の回転駆動力は第1支持軸3Aに伝達されず、第1支持軸3Aは回転しない。
上述した切り換え装置24eの作用(動作)により、操作ペダル30を操作していない状態では第1支持軸3Aが回転し、操作ペダル30を操作することにより第1支持軸3Aの回転を停止することができる。これにより、作業者は必要に応じて、第1支持軸3Aが回転している状態と停止している状態とを切り換えることができる。尚、切り換え装置24eについて、操作ペダル30を操作していない状態では第1支持軸3Aの回転が停止し、操作ペダル30を操作することにより第1支持軸3Aが回転するように構成してもよい。
図10、図11に示すように、巻き取り装置1は、台車2の連結部8を走行車両12の後部に連結することによって、走行車両12の走行に伴って移動することができる。
走行車両12は、牽引を必要とせずに自力走行が可能な車両である。図10、図11に示すように、走行車両12は、車体50と走行装置51とを備えている。
車体50には、運転席52が搭載されている。運転席52の背凭れ部の上端は、走行車両12の最も高い位置にある。走行車両12の高さ(地面から背もたれ部の上端までの高さ)は、巻き取り装置1の高さよりも低い。これにより、走行車両12に乗った作業者は、果樹園等で果樹の枝等への接触を回避して走行することができる。
走行装置51は、車体50を走行可能に支持している。走行装置51は、前輪51Fと後輪51Rとを有している。
走行車両12には、原動機53が搭載されている。本実施形態の場合、原動機53は、エンジンであるが、モータであってもよい。原動機53は、車体50の後部に搭載されている。原動機53の前方に運転席52が設けられている。車体50の前部には、バッテリ54が搭載されている。原動機53がエンジンである場合、車体50にはオルタネータが搭載される。オルタネータは、エンジンの回転駆動力を受けて発電する。オルタネータの発電により生じた電気は、バッテリ54に蓄えられる。原動機53がモータである場合、モータはバッテリ54から供給される電力により駆動する。原動機53の上方及び側方は、原動機カバー55により覆われている。
走行車両2の運転席52の前方には、操縦台56、操舵装置(ステアリングハンドル)57、アクセルペダル(走行ペダル)58、ブレーキペダル59が設けられている。
操舵装置57は、操縦台56に支持されている。アクセルペダル58は、操縦台56の
側方(右方)に設けられている。アクセルペダル58は、前進用ペダル58Fと後進用ペダル58Rとを含む。前進用ペダル58Fは、後進用ペダル58Rの前方に配置されている。ブレーキペダル59は、操縦台56の側方(左方)に設けられている。操縦台56の前方は、前カバー60により覆われている。
車体50は、運転席52の側方に拡張部61L,61Rを有している。拡張部61Lは、運転席52の左方において、左側の前輪51F及び後輪42Rよりも左方まで拡がっている。拡張部61Rは、運転席52の右方において、右側の前輪51F及び後輪42Rよりも右方まで拡がっている。
走行車両12は、ステップ62を備えている。ステップ62は、運転席52の下側に設けられている。ステップ62は、第1足置き部62aと第2足置き部62bとを有している。第1足置き部62aは、操縦台56の両側(左側と右側)に位置する。また、第1足置き部62aは、前カバー60の両側(左側と右側)に位置する。第1足置き部62aは、前輪51Fの上方に配置されている。第2足置き部62bは、第1足置き部62aの後方に設けられている。第2足置き部62bは、操縦台56と運転席52との間に配置されている。
車体50の後部には、連結部8と連結される連結板63が設けられている。連結板63は、上連結板63Uと下連結板63Dとを含む。上連結板63Uと下連結板63Dとは、上下方向に間隔をあけて互いに平行に配置されている。上連結板63Uと下連結板63Dにはそれぞれ貫通孔が形成されている。上連結板63Uと下連結板63Dとの間に連結片8Aを配置し、上連結板63Uに形成された貫通孔、連結片8Aに形成された貫通孔、下連結板63Dに形成された貫通孔にピン64を挿通することによって、連結板63に対して台車2の連結部8が連結される。これにより、走行車両12の走行によって台車2を牽引して巻き取り装置1を移動させることができる。また、台車2は、ピン64を支点として上下方向に延びる縦軸心回りに左方又は右方に回動することができる。
以上、走行車両12の構成について説明したが、走行車両12の構成は、上述した構成には限定されない。例えば、走行車両12はトラクタであってもよい。また、走行車両2は、作業者が乗って走行する車両には限定されず、遠隔操作や自動走行によって無人で走行する車両であってもよい。また、本実施形態の場合、台車2は走行車両12に牽引されて走行(移動)するものであるが、台車2を自力で走行が可能なものとしてもよい。この場合、走行車両12による牽引は不要となる。
以下、巻き取り装置1を使用した農業用被覆シートの敷設方法及び巻き取り方法について説明する。
農業用被覆シートを圃場の地面に敷設する場合、走行車両12の後部に台車2を連結し、農業用被覆シートS1が巻回されたロール体13の一端部を第1支持軸3Aに支持し、他端部を第2支持軸3Bに支持する。次いで、支持フレーム4を第1の向きとした状態(図3参照)で、ロール体13から農業用被覆シートS1の一部分を引き出して、当該一部分を圃場の地面G1に固定する。この状態で走行車両12を走行させて台車2を移動させることによって、ロール体13から農業用被覆シートS1が巻き出される(図2、図8参照)。そして、台車2を所定の場所まで移動させることにより、農業用被覆シートS1を圃場の地面上に所定範囲に亘って敷設することができる。
農業用被覆シートを圃場の地面から巻き取る場合、農業用被覆シートS1の端部をロール体13に接続した状態で、巻き取り装置1の原動機20を駆動して、第1支持軸3Aを軸心回りの一方(図2の矢印E1方向)に回転させる。これにより、ロール体13が第1支持軸3Aの軸心回りの一方に回転し、農業用被覆シートS1をロール体13に巻き取ることができる。巻き取りの途中で不具合が発生した場合(例えば、農業用被覆シートS1が弛んだ場合等)には、操作ペダル30を操作して第1支持軸3Aの回転を停止することによって、巻き取りを一時的に中断することができる。そして、不具合が解消したら、操作ペダル30の操作を解除して巻き取りを再開することができる。
農業用被覆シートS1の巻き取りが完了すると、走行車両12を走行させて台車2を移動させることにより、巻き取り装置1を圃場から離脱させる。このとき、支持フレーム4
を第2の向き(図5参照)に変更することによって、巻き取り装置1の幅(巻き取り装置1の走行車両12の幅方向における長さ)を小さくすることができる。また、長さ変更機構によって、支持フレーム4の長さ(支持軸3の軸心方向の長さ)を短縮することもできる。そのため、果樹園において果樹の間を通って走行車両12を走行させるときに、巻き取り装置1が果樹に接触することを防止できる。
上記実施形態に係る農業用被覆シートの巻き取り装置1によれば、以下に述べる効果を奏する。
農業用被覆シートの巻き取り装置1は、農業用被覆シートS1が巻回されるロール体13を水平に支持する支持軸3と、原動機20の回転駆動力を支持軸3に伝達して支持軸3をロール体13の軸心回りに回転させる動力伝達機構22と、支持軸3及び動力伝達機構22を支持する支持フレーム4と、地面に当接して回転する車輪7を有し、且つ支持フレーム4が搭載された台車2と、を備えている。
この構成によれば、原動機20の回転駆動力によって支持軸3と共にロール体13を回転させることによって、ロール体13に農業用被覆シートS1を迅速に且つ容易に巻き取ることができる。また、台車2を走行させることによって巻き取り装置1を所望の場所に簡単に移動させることができる。そのため、農業用被覆シートS1の巻き取り作業を効率的に行うことが可能である。
また、巻き取り装置1は、支持フレーム4を台車2に対して上下方向に延びる縦軸心回りに回転可能に支持する回転支持機構16を備えている。
この構成によれば、回転支持機構16によって支持フレーム4を縦軸心回りに回転することによって、台車2に対する支持フレーム4の向きを変更することができる。これにより、果樹園等の圃場で台車2を移動させる際に、支持フレーム4が果樹等に接触することを防ぐことができる。また、台車2に対するロール体13の向きを変更することができるため、農業用被覆シートS1をロール体13に巻き取る巻き取り作業時に、台車2を果樹等に邪魔にならない向きとして作業を行うことができる。
また、回転支持機構16は、支持フレーム4を、台車2の進行方向に対して支持軸3の軸心方向が直交する第1の向きと、台車2の進行方向に対して支持軸3の軸心方向が一致する第2の向きとに変更して支持可能である。
この構成によれば、支持フレーム4を第1の向きとした状態で台車2を進行させることによって、ロール体13から農業用被覆シートS1を巻き出して圃場の地面に円滑に敷設することができる。また、支持フレーム4を第2の向きとした状態で台車2を進行させることによって、果樹園において巻き取り装置1が果樹に接触することを防止できる。
また、動力伝達機構22は、支持軸3への原動機20の回転駆動力の伝達を許容する接続状態と、支持軸3への原動機20の回転駆動力の伝達を遮断する遮断状態と、を切り換え可能な切り換え装置24eを有している。
この構成によれば、農業用被覆シートS1をロール体13に巻き取っている最中に不具合が発生した場合(例えば、農業用被覆シートS1が弛んだ場合等)には、切り換え装置24eによって支持軸3への原動機20の回転駆動力の伝達を遮断する遮断状態とすることで、巻き取りを一時的に中断することができる。そして、不具合が解消した後に、切り換え装置24eによって支持軸3への原動機20の回転駆動力の伝達を許容する許容状態とすることで、巻き取りを再開することができる。そのため、農業用被覆シートS1の巻き取りを円滑に且つ良好に行うことができる。
また、支持フレーム4は、支持軸3の軸心方向における支持フレーム4の長さを変更可能とする長さ変更機構を有している。
この構成によれば、使用する農業用被覆シートS1の幅に応じて支持フレーム4の長さを変更することができる。そのため、様々な幅の農業用被覆シートS1を使用可能な汎用性の高い巻き取り装置1を提供することができる。また、支持フレーム4の長さを短縮した状態で台車2を進行させることによって、例えば、果樹園において巻き取り装置1が果樹に接触することが防止できる。
また、長さ変更機構は、台車2上に搭載されて支持軸3の軸心方向と平行に延びる管材
46と、管材46に収容された収容部位471a,472aと管材46から突出する突出部位471b,472bとを有し且つ管材46に沿って移動可能な可動材47と、可動材47の管材46に対する位置を固定する固定具18と、を有している。
この構成によれば、管材46に沿って可動材47を移動させることによって、簡単に支持フレーム4の長さを変更することができる。また、固定具18によって支持フレーム4の長さを確実に固定することができる。
また、支持軸3は、ロール体13の一端側を支持する第1支持軸3Aと、ロール体13の他端側を支持する第2支持軸3Bとを含み、第1支持軸3Aは、台車2上に配置された第1支持体14に支持され、第2支持軸3Bは、可動材47の突出部位471b,472bの突出端に接続され且つ地面から離れて配置された第2支持体15に支持されている。
この構成によれば、上フレーム4Uが台車2に対して片持ち状態(一端側のみが支持された状態)で支持される。そのため、台車2と共に支持フレーム4を移動させたときに、上フレーム4Uが地面から浮いた状態で移動するため、地面に障害物や凹凸があったとしても円滑に移動することができる。
また、原動機20は、支持フレーム4上に搭載されている。
この構成によれば、支持フレーム4上に搭載された原動機20から支持軸3を回転する回転駆動力を取り出すことができるため、原動機20から支持軸3への動力の伝達経路を短くすることができる。
また、台車2は、走行車両12に対して連結可能な連結部8を有している。
この構成によれば、台車2の連結部8を走行車両12に連結することによって、走行車両12の走行に伴って台車2を移動させることができる。これにより、巻き取り装置1を所望の場所に迅速に移動させることができる。また、走行車両12と共に巻き取り装置1を移動させることにより、圃場の地面に農業用被覆シートS1を迅速に且つ円滑に敷設することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 巻き取り装置
2 台車
3 支持軸
3A 第1支持軸
3B 第2支持軸
4 支持フレーム
7 車輪
8 連結部
13 ロール体
14 第1支持体
15 第2支持体
16 回転支持機構
18 固定具
20 原動機
22 動力伝達機構
24e 切り換え装置
46 管材
47 可動材
471a,472a 収容部位
471b,472b 突出部位
S1 農業用被覆シート

Claims (8)

  1. 農業用被覆シートが巻回されるロール体を水平に支持する支持軸と、
    原動機の回転駆動力を前記支持軸に伝達して前記支持軸を前記ロール体の軸心回りに回転させる動力伝達機構と、
    前記支持軸及び前記動力伝達機構を支持する支持フレームと、
    地面に当接して回転する車輪を有し、且つ前記支持フレームが搭載された台車と、
    前記支持フレームを前記台車に対して上下方向に延びる縦軸心回りに回転可能に支持する回転支持機構と、
    を備えている農業用被覆シートの巻き取り装置。
  2. 農業用被覆シートが巻回されるロール体を水平に支持する支持軸と、
    原動機の回転駆動力を前記支持軸に伝達して前記支持軸を前記ロール体の軸心回りに回転させる動力伝達機構と、
    前記支持軸及び前記動力伝達機構を支持する支持フレームと、
    地面に当接して回転する車輪を有し、且つ前記支持フレームが搭載された台車と、
    を備え
    前記支持フレームは、前記支持軸の軸心方向における前記支持フレームの長さを変更可能とする長さ変更機構を有している農業用被覆シートの巻き取り装置。
  3. 前記回転支持機構は、
    前記支持フレームを、前記台車の進行方向に対して前記支持軸の軸心方向が直交する第1の向きと、前記台車の進行方向に対して前記支持軸の軸心方向が一致する第2の向きとに変更して支持可能である請求項に記載の農業用被覆シートの巻き取り装置。
  4. 前記動力伝達機構は、前記支持軸への前記原動機の回転駆動力の伝達を許容する接続状態と、前記支持軸への前記原動機の回転駆動力の伝達を遮断する遮断状態と、を切り換え可能な切り換え装置を有している請求項1~3のいずれか1項に記載の農業用被覆シートの巻き取り装置。
  5. 前記長さ変更機構は、
    前記台車上に搭載されて前記支持軸の軸心方向と平行に延びる管材と、
    前記管材に収容された収容部位と前記管材から突出する突出部位とを有し且つ前記管材に沿って移動可能な可動材と、
    前記可動材の前記管材に対する位置を固定する固定具と、
    を有している請求項に記載の農業用被覆シートの巻き取り装置。
  6. 前記支持軸は、前記ロール体の一端側を支持する第1支持軸と、前記ロール体の他端側を支持する第2支持軸とを含み、
    前記第1支持軸は、前記台車上に配置された第1支持体に支持され、
    前記第2支持軸は、前記可動材の突出部位の突出端に接続され且つ地面から離れて配置された第2支持体に支持されている請求項に記載の農業用被覆シートの巻き取り装置。
  7. 前記原動機は、前記支持フレーム上に搭載されている請求項1~のいずれか1項に記載の農業用被覆シートの巻き取り装置。
  8. 前記台車は、走行車両に対して連結可能な連結部を有している請求項1~のいずれか1項に記載の農業用被覆シートの巻き取り装置。
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