JP5019298B2 - 茶樹畝用スクリーン巻取機 - Google Patents

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Description

本発明は、茶樹畝に栽培された茶樹の上部にスクリーンを張り込んだり、茶樹の上部からスクリーンを巻き取ったりするためのスクリーン巻取機に関するものである。
第一の背景技術として、特許文献1記載のシート巻き取り機を例示する。このシート巻き取り機は、作業者が背負って移動可能なエンジンと、エンジンに連結されたフレキシブルシャフトと、フレキシブルシャフトの先端部に設けられた連結軸と、連結軸に着脱可能に装着されるシート巻き取り軸など備えているが、車輪を備えていない。ネットの端部をシート巻き取り軸に係止し、シート巻取軸を茶樹の上に載せるとともに、作業者がシート巻取軸に装着された支持バー及び取っ手を持った状態で、エンジンを作動させることで、ネットを巻き取ることができるようにしている。
第二の背景技術として、特許文献2記載の菊栽培用の巻取り機を例示する。この巻取り機は、図7に示すように、横方向に長いコ字状支持枠杆51の一端側にはエンジンEよりフレキシブル伝動軸66を介して伝動できる減速機(図示略)を、他端側にはメタル(図示略)をそれぞれ固設し、前記減速機とメタルとの間には、長い菊栽培用網Aを巻装できる巻取りドラム54を着脱可能に軸架し、前記支持枠杆51の下方側に延出する両側の両支杆60、60の下端部には接地輪56をそれぞれ軸架するとともに、前記支持枠杆51の上方側にはハンドル杆57を延設して、手押し式で操作可能に構成している。
特開2002−171844号公報 実公平6−47251号公報
ところが、第一の背景技術のシート巻き取り機は、車輪を備えておらず、作業者がエンジンを背負っているので作業者の負担が大きいという課題がある。また、シート巻取軸を茶樹畝の上に載せた状態で作業を行うので、シート巻き取り軸及び該軸に巻き取られたシートのほぼ全重量が茶樹の上に掛かり、茶樹やその芽を傷めることがあるという課題もある。
また、第二の背景技術の巻取り機のように2輪の走行車輪を装備させると、機体が前後方向に不安定になるという課題がある。特に、茶樹畝にスクリーンを張り込んだり、茶樹畝からスクリーンを剥いで巻き取ったりする場合は、同背景技術における菊栽培用の畝とは異なり、背の高い茶樹が畝に生えており、作業者が畝を跨いで作業することが不可能なので、同背景技術に記載されているような2輪の走行車輪で支持された機体であって、一人の作業者が操作する構成を採用することができない。
そこで、走行車輪を3輪以上にすることも考えられるが、そうすると栽培効率向上のため畝間が狭く形成された茶樹畝では、車輪が茶樹に引っ掛かり、機体コントロールが難しかったり、茶樹を傷めたりすることがあるという課題がある。さらに、走行車輪の数が増えると、それに伴って機体が大型化し小回りが利かなくなるという課題もある。
上記課題を解決するために、第1の発明の茶樹用スクリーン巻取機は、
茶樹畝の両側をそれぞれ走行する一対の車輪により支持されており、該茶樹畝を跨ぐ門型に形成された機体を備え、
該機体には、前記茶樹畝の上方において、畝幅方向に延びる中心軸周りに回転自在に巻取軸が支持された茶樹畝用スクリーン巻取機であって、
前記機体は、前記茶樹畝に沿って走行するときの走行姿勢において、前記巻取軸の前記中心軸が前記車輪の中心軸の略上方に位置するように構成されるとともに、前記巻取軸の前方又は/及び後方における茶樹の上面と略等しい高さに配設された傾倒防止部を備え、
該傾倒防止部は、前記走行姿勢において、茶樹の上面に対して略面接触することにより該茶樹の上面に載上可能に構成されている。
この構成によれば、前記一対の車輪により前記機体が支持されるように構成されているので、前記茶樹畝に沿っての走行時に前記機体が茶樹の枝などに引っ掛かっても、2輪なので前記機体のコントロールが容易であり、簡単に枝絡みから脱出できる。また、同じく2輪なので牽引抵抗が少なくなり、少ない力で移動できる。また、前記巻取軸の前記中心軸が前記車輪の中心軸の略上方に位置するように構成されているので、前後バランスに優れ、取り扱いが容易である。しかも、前記走行姿勢において、茶樹の上面に対して略面接触することにより該茶樹の上面に載上可能に構成された傾倒防止部を備えているので、茶樹畝での作業中に作業者が前記機体を放しても茶樹を傷めることなく前記走行姿勢が保てる。
また、第2の発明の茶樹畝用スクリーン巻取機は、第1の発明において、
前記機体は、前記巻取軸の前方に、該巻取軸と平行に延びるガイドバーを備え、
該ガイドバーには、一対のガイド部材が該ガイドバーの長手方向に互いに間隔をおいて配設され、
該ガイド部材同士の間隔は、巻取対象のスクリーンの幅よりも狭く設定されており、
前記スクリーンは、該ガイドバーの上側における両ガイド部材の間を経由して前記巻取軸に巻き取られるように構成された態様を例示する。
この構成によれば、スクリーンの両縁を折り返した状態で前記巻取軸に巻き取らせるときに、前記ガイド部材同士の間隔が、該折り返した状態におけるスクリーンの幅と等しくなるようにしておくことにより、該折り返した状態におけるスクリーンの幅を一定に保つことができる。
また、第3の発明の茶樹畝用スクリーン巻取機は、第1又は2の発明において、
前記巻取軸を回転駆動する駆動部が前記機体に装備された態様を例示する。
この構成によれば、前記巻取軸が前記駆動部によって駆動されるので、作業者の負担を軽減することができる。
また、第4の発明の茶樹畝用スクリーン巻取機は、第3の発明において、
前記巻取軸及び前記駆動部は、前記機体に着脱可能に構成された態様を例示する。
この構成によれば、前記巻取軸及び前記駆動部が着脱可能に構成されているので、前記駆動部及び前記巻取軸を前記機体から取り外し、該巻取軸の一端側に駆動部を連結するとともに、前記巻取軸の他端側を回転自在に支持する軸支部を、該他端側に装着すれば、前記機体に装備された状態では作業が困難な場所でも、スクリーンを張り込んだり巻き取ったりする作業を行うことができる。
本発明に係る茶樹畝用スクリーン巻取機によれば、畝間が狭い茶樹畝でも機体を容易にコントロールすることができるという優れた効果を奏する。
図1〜図6は本発明を具体化した一実施形態の茶樹畝用スクリーン巻取機1を示しており、各図において矢印Fは機体前側を指し示している。図1〜図3に示すように、このスクリーン巻取機1は、茶樹畝Uの両側をそれぞれ走行する一対の車輪3により支持された機体2を備え、該機体2には、スクリーンSを巻き取るための巻取軸4と、該巻取軸4を回転駆動するための駆動部5とが着脱可能に搭載されている。
スクリーンSは、茶葉の摘採前の数日間、遮光の目的で茶樹Tを被覆するために、茶樹畝Uの長手方向に沿って連続的に敷設され使用されるものであり、幅約2m、長さ数十mの長尺ネットとなっている。スクリーンSは、ロール状に巻き取られた状態で保管され、茶樹Tの被覆時に該ロールから繰り出されて使用される。風雨等によるスクリーンSの飛散等を防止するため、スクリーンSには、その幅方向の両縁に、スクリーンSの幅方向へ数m程度の間隔で10cm程度の紐Rを介してクリップCが取り付けられ、このクリップCによりスクリーンSが茶樹Tに装着される。この紐R及びクリップCはスクリーンSの初回使用時にスクリーンSに取り付けられ、それ以降はスクリーンSに取り付けられたままの状態で保管されたり、使用されたりする。
機体2は、上下に延びる左右一対の脚フレーム10と、該両脚フレーム10の上部を連結する横フレーム11とにより、茶樹畝Uを跨ぐ門型に形成されている。機体2における左右方向に延びる部位としての横フレーム11は、各種の畝幅に適応可能にするため、入れ子状の構造により長さ調節可能に構成されている。脚フレーム10の下端部には、それぞれ車輪3が回転自在に軸支されている。機体2の上部には、機体2前方に向けてハンドル12が突設されている。機体2の上部における左右両側には、それぞれ軸支持部13が立設されており、該両軸支持部13の上端にそれぞれ設けられた凹部に、巻取軸4が回転自在かつ着脱自在に支持されている。機体2の上部における左右いずれか一側部(本例では、図3における右側部)には、駆動部5が着脱可能に装備されるとともに、該駆動部5の出力軸に巻取軸4の一端部が着脱可能かつ相対回転不可能に連結されている。また、巻取軸4とハンドル12の横方向に延びる部位との間には、巻取軸4と略等しい高さ位置(本例ではやや高い位置)に、ガイドバー15が回転自在に支持されている。 本例のガイドバー15は、左右の軸支持部13からそれぞれ前方へ突設されたバー支持部16により、その回転軸が巻取軸4と平行になるように支持されている。また、左右の軸支持部13には、それぞれ予備軸支持部17が後方へ突設されており、該両予備軸支持部17により、予備の巻取軸4の両端側がそれぞれ支持されるようになっている。
ハンドル12は、略コ字状に形成されており、その両端部がそれぞれ横フレーム11の両端部に支持されている。ハンドル12における左右方向へ延びる部位には、傾倒防止部20が設けられている。ハンドル12における左右方向に延びる部位及び同前後方向に延びる部位は、機体2における左右方向に延びる部位と同様の構造により、それぞれ長さ調節可能に構成されている。
傾倒防止部20は、茶樹畝Uに沿って走行するときの走行姿勢において、巻取軸4の中心軸が車輪3の中心軸の略上方に位置するように構成されるとともに、巻取軸4の前方(後方とすることも可能)における茶樹Tの上面と略等しい高さに配設されている。本例の傾倒防止部20は、前記走行姿勢において、茶樹Tの上面に対して下面が略面接触することにより該茶樹Tの上面に載上可能な板状に形成されている。傾倒防止部20の前後の下側縁部は、茶葉への引っ掛かりを防止するために、上方へ反るように湾曲形成されている。傾倒防止部20は、ハンドル12における横方向に延びる部位に対し、同部位を軸として回動可能に支持されている。傾倒防止部20の下面における茶樹の上面に面接触する部位としては、特に限定されないが、巻取軸4及び予備の巻取軸4の両方にスクリーンSが巻き取られた状態において、茶樹畝で作業者が機体2を放すことにより、機械の重量が傾倒防止部20を介して茶樹に掛かったときに、傾倒防止部20が茶樹に沈み込むことがない程度に十分な面積を有するように形成することが好ましい。
ガイドバー15には、一対のガイド部材としてのガイド盤25が該ガイドバー15の長手方向に互いに間隔をおいて配設されている。ガイド盤25同士の間隔は、調節可能に構成されており、巻取対象のスクリーンSの幅よりも狭く設定されている。ガイド盤25におけるスクリーン側の面は、盤面の縁側になるほど薄肉とされたテーパー状に形成されている。スクリーンSは、該ガイドバー15の上側における両ガイド盤25の間を経由して巻取軸4に巻き取られるように構成されている。本発明のスクリーン巻取機1は、図4に示すように、スクリーンSの巻取時に、スクリーンSの幅方向の両縁部を下側に折り返すようにしている。こうすると、前記両縁部に取り付けられた紐R及びクリップCをスクリーンSのロールに巻き込み易くなるからである。このとき、ガイドバー15及びガイド盤25は、両縁部を折り返した状態におけるスクリーンSの幅が一定になるようにガイドする。各縁部の折り返しの幅としては、クリップCがスクリーンSのロールの端部から露出しないように、クリップCの先端から該クリップCに取り付けられた紐Rの先端までの長さ以上とすることが好ましい。この巻取方法によれば、巻取後のスクリーンSのロールの端部から多数の紐R及びクリップCが垂れ下がった状態となることがない。このため、多数の紐R及びクリップCが互いに絡まることがないので、次回にスクリーンSを張り込むときにスムーズに作業することができる。
巻取軸4において、スクリーンSの両縁部がそれぞれ巻き取られる部位の周面には、軟質に形成されたカラー22が装備されている(図4(b)参照)。このカラー22としては、ゴム、軟質樹脂、スポンジ等で形成した態様を例示する。このカラー22は、スクリーンSの巻始めのところにあるクリップC及び紐Rが巻取軸4の周面で滑ることを防止し、スクリーンSをスムーズに巻始めることができるようにするためのものである。また、カラー22は、クリップCの破損を防止する効果も奏する。
駆動部5は、本例では動力源として電池を電源とするモータ(図示略)を採用している。駆動部5は、箱状の筐体を備え、該筐体には手提げハンドル27が設けられている。筐体内には、モータ、電源、及びモータ駆動回路等(いずれも図示略)が内蔵されている。また、本例では、駆動部5の動作を操縦するためのアクセルレバー29が、筐体及びハンドル12にそれぞれ設けられている。また、本例では、ハンドル12に設けられたアクセルレバー29と駆動部5は、前記筐体に設けられたコネクタ(図示略)を介して信号ケーブルで接続されており、後述する第二の使用方法のように駆動部5を機体2から取り外して使用する場合には該コネクタのところで切り離すようになっている。
次に、本スクリーン巻取機1の3種類の使用方法について説明する。
第一の使用方法は、本機を茶樹畝Uの長手方向に走行させながら、スクリーンSを茶樹畝Uに張り込んだり、スクリーンSを茶樹畝Uから剥ぎながら巻き取ったりするときの使用方法である。スクリーンSを茶樹畝Uに張り込むときは、機体2から駆動部5を取り外し、左右の軸支持部13及び左右の予備軸支持部17に、スクリーンSが巻かれた状態の2本の巻取軸4をそれぞれ支持させた状態にしておく。そして、作業者が機体2の両側にそれぞれ位置し、スクリーンSを張り込んで行く方向へ機体後方を向け、機体2に茶樹畝Uを跨がせた走行状態にする。そして、軸支持部13に支持された巻取軸4からスクリーンSの長手方向端部を引き出して、ガイドバー15の上側を経由させて茶樹畝UにクリップCで固定する。次いで、作業者が手押しで機体2を茶樹畝Uに沿って機体後方へ走行させると、その走行に伴って巻取軸4からスクリーンSが引き出され、茶樹畝Uに張り込まれて行く。このとき、各作業者は、このように機体2を走行させると同時にスクリーンSの幅方向の両縁に取り付けられたクリップCを茶樹Tに装着するようにしてもよいし、別の作業者がクリップCを茶樹畝Uに装着するようにしてもよい。そして、軸支持部13に支持された巻取軸4のスクリーンSの張り込みが終了すると、該巻取軸4を予備軸支持部17のものと交換し、作業を継続してゆく。
また、スクリーンSを茶樹畝Uから剥ぎながら巻き取るときは、機体2に駆動部5を装着し、左右の軸支持部13及び左右の予備軸支持部17に、スクリーンSが巻かれてない2本の巻取軸4をそれぞれ支持させた状態にするとともに、軸支持部13に支持させる巻取軸4を駆動部5に連結しておく。そして、作業者が機体2の両側にそれぞれ位置し、スクリーンSを剥ぎながら巻き取って行く方向へ機体前方を向け、機体2に茶樹畝Uを跨がせた走行状態にする。そして、茶樹畝Uに張り込まれたスクリーンSの長手方向端部を剥ぎ取り、ガイドバー15の上側を経由させて軸支持部13に支持された巻取軸4に固定する。次いで、作業者が駆動部5のアクセルレバー29を操作して駆動部5に巻取軸4を回転駆動させるとともに、手押しで機体2を茶樹畝Uに沿って機体前方へ走行させると、その走行に伴って茶樹畝UからスクリーンSが剥がされるとともに、巻取軸4に巻き取られて行く。このとき、各作業者は、機体2を走行させると同時に、スクリーンSが剥がされる前に、スクリーンSの幅方向の両縁に取り付けられたクリップCを茶樹Tから順次取り外すようにしてもよいし、別の作業者がクリップCを茶樹畝Uから取り外すようにしてもよい。そして、軸支持部13に支持された巻取軸4へのスクリーンSの巻き取りが終了すると、該巻取軸4を予備軸支持部17のものと交換し、作業を継続してゆく。
第二の使用方法は、図5に示すように、駆動部5及び巻取軸4を機体2から取り外し、該巻取軸4の一端側に駆動部5を連結するとともに、巻取軸4の他端側を回転自在に支持する筒状の軸支部30を、該他端側に装着した状態で使用する方法である。この方法では、作業者が巻取軸4の両側にそれぞれ位置し、駆動部側の作業者が駆動部5の手提げハンドル27を持ち、他方の作業者が軸支部30を持って、巻取軸4が茶樹畝Uの上側において畝幅方向に延びるように支持する。この状態で、第一の使用方法と同様に、スクリーンSを茶樹畝Uに張り込んだり、スクリーンSを茶樹畝Uから剥ぎながら巻き取ったりすることができる。
第三の使用方法は、図6に示すように、第一の使用方法と同様の構成で、茶樹畝Uの長手方向一端側等の地面に機械を定置した状態で使用する方法である。この方法では、機体2をハンドル側に傾倒させることにより、傾倒防止部20を接地させる。この状態で、軸支持部13に支持された巻取軸4にスクリーンSを巻き取ったり、軸支持部13に支持された巻取軸4からスクリーンSを引き出したりすることができる。スクリーンSの巻き取り又は引き出しは、機体2の前側又は後側のいずれからでも可能である。なお、図示例では、傾倒防止部20の下面を接地させているが、傾倒防止部20を回動させ、その上面側を接地させるようにしてもよい。
以上のように構成された本例の茶樹畝用スクリーン巻取機1によれば、一対の車輪3により機体2が支持されるように構成されているので、茶樹畝Uに沿っての走行時に機体2が茶樹Tの枝などに引っ掛かっても、2輪なので機体2のコントロールが容易であり、簡単に枝絡みから脱出できる。また、同じく2輪なので牽引抵抗が少なくなり、少ない力で移動できる。また、巻取軸4の中心軸が車輪3の中心軸の略上方に位置するように構成されているので、前後バランスに優れ、取り扱いが容易である。しかも、前記走行姿勢において、茶樹Tの上面に対して略面接触することにより該茶樹Tの上面に載上可能に構成された傾倒防止部20を備えているので、茶樹畝Uでの作業中に作業者が機体2を放しても茶樹Tを傷めることなく前記走行姿勢が保てる。
ガイドバー15には、一対のガイド部材としてのガイド盤25が該ガイドバー15の長手方向に互いに間隔をおいて配設され、該ガイド盤25同士の間隔は、巻取対象のスクリーンSの幅よりも狭く設定されており、スクリーンSは、該ガイドバー15の上側における両ガイド盤25の間を経由して巻取軸4に巻き取られるように構成されているので、スクリーンSの両縁を折り返した状態で巻取軸4に巻き取らせるときに、ガイド盤25同士の間隔が、該折り返した状態におけるスクリーンSの幅と等しくなるようにしておくことにより、該折り返した状態におけるスクリーンSの幅を一定に保つことができる。
また、巻取軸4が駆動部5によって駆動されるので、作業者の負担を軽減することができる。
また、巻取軸4及び駆動部5が着脱可能に構成されているので、前記第二の使用方法で説明したように、駆動部5及び巻取軸4を機体2から取り外し、該巻取軸4の一端側に駆動部5を連結するとともに、巻取軸4の他端側を回転自在に支持する軸支部を、該他端側に装着すれば、機体2に装備された状態では作業が困難な場所でも、スクリーンSを張り込んだり巻き取ったりする作業を行うことができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)傾倒防止部20の形状を適宜変更すること。例えば、前後方向に延びるソリ状に形成することを例示する。
(2)傾倒防止部20を、巻取軸4の後方のみ、又は、前方と後方の両方に配設すること。
(3)駆動部5の動力源としてエンジンを採用すること。
本発明を具体化した一実施形態に係る茶樹畝用スクリーン巻取機の側面図である。 同巻取機の平面図である。 同巻取機の背面図である。 同巻取機の巻取軸へのスクリーンの巻取方法を示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は背面図である。 同巻取機の第二の使用方法を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は背面図である。 同巻取機の第三の使用方法を示す図であり、(a)はスクリーンの巻き取り又は引き出しを機体前側から行っている態様を示し、(b)はこれを機体後側から行っている態様を示している。 背景技術に係る菊栽培用の巻取機の側面図である。
符号の説明
1 茶樹畝用スクリーン巻取機
2 機体
3 車輪
4 巻取軸
5 駆動部
10 脚フレーム
11 横フレーム
12 ハンドル
13 軸支持部
15 ガイドバー
16 バー支持部
17 予備軸支持部
20 傾倒防止部
22 カラー
25 ガイド盤
27 手提げハンドル
29 アクセルレバー
30 軸支部
C クリップ
R 紐
S スクリーン
T 茶樹
U 茶樹畝

Claims (4)

  1. 茶樹畝の両側をそれぞれ走行する一対の車輪により支持されており、該茶樹畝を跨ぐ門型に形成された機体を備え、
    該機体には、前記茶樹畝の上方において、畝幅方向に延びる中心軸周りに回転自在に巻取軸が支持された茶樹畝用スクリーン巻取機であって、
    前記機体は、前記茶樹畝に沿って走行するときの走行姿勢において、前記巻取軸の前記中心軸が前記車輪の中心軸の略上方に位置するように構成されるとともに、前記巻取軸の前方又は/及び後方における茶樹の上面と略等しい高さに配設された傾倒防止部を備え、
    該傾倒防止部は、前記走行姿勢において、茶樹の上面に対して略面接触することにより該茶樹の上面に載上可能に構成された茶樹畝用スクリーン巻取機。
  2. 前記機体は、前記巻取軸の前方に、該巻取軸と平行に延びるガイドバーを備え、
    該ガイドバーには、一対のガイド部材が該ガイドバーの長手方向に互いに間隔をおいて配設され、
    該ガイド部材同士の間隔は、巻取対象のスクリーンの幅よりも狭く設定されており、
    前記スクリーンは、該ガイドバーの上側における両ガイド部材の間を経由して前記巻取軸に巻き取られるように構成された請求項1記載の茶樹畝用スクリーン巻取機。
  3. 前記巻取軸を回転駆動する駆動部が前記機体に装備された請求項1又は2記載の茶樹畝用スクリーン巻取機。
  4. 前記巻取軸及び前記駆動部は、前記機体に着脱可能に構成された請求項3記載の茶樹畝用スクリーン巻取機。
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