JP2014150749A - 乗用型田植機 - Google Patents
乗用型田植機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014150749A JP2014150749A JP2013021637A JP2013021637A JP2014150749A JP 2014150749 A JP2014150749 A JP 2014150749A JP 2013021637 A JP2013021637 A JP 2013021637A JP 2013021637 A JP2013021637 A JP 2013021637A JP 2014150749 A JP2014150749 A JP 2014150749A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- driver
- seedling
- seat
- handrail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
【課題】乗用型田植機において、機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台を備えた場合、予備苗のせ台の適切な補強を行うことができるように構成する。
【解決手段】機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台32を備え、右及び左の予備苗のせ台32の上部に亘って横向きフレーム36を連結する。運転席の後側に左右方向に沿って手すり41を備える。横向きフレーム36と手すり41とに亘って、運転席の上側を通る前後向きフレーム43を連結する。
【選択図】図3
【解決手段】機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台32を備え、右及び左の予備苗のせ台32の上部に亘って横向きフレーム36を連結する。運転席の後側に左右方向に沿って手すり41を備える。横向きフレーム36と手すり41とに亘って、運転席の上側を通る前後向きフレーム43を連結する。
【選択図】図3
Description
本発明は、乗用型田植機における予備苗のせ台の構造に関する。
乗用型田植機では特許文献1に開示されているように、機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台を備えているものがある。
この場合、多数の予備苗を載置できるように構成すると、予備苗のせ台の高さが高くなるので、特許文献1では右及び左の予備苗のせ台の上部に亘って横向きフレームを連結して、右及び左の予備苗のせ台を補強している。日除けとしての屋根を横向きフレームに連結して、運転席の上方を覆うように後方に片持ち状に延出している。
この場合、多数の予備苗を載置できるように構成すると、予備苗のせ台の高さが高くなるので、特許文献1では右及び左の予備苗のせ台の上部に亘って横向きフレームを連結して、右及び左の予備苗のせ台を補強している。日除けとしての屋根を横向きフレームに連結して、運転席の上方を覆うように後方に片持ち状に延出している。
前述のように、機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台を備え、予備苗のせ台において多数の予備苗を載置できるように構成した場合、予備苗のせ台の補強という面で改善の余地がある。
本発明は、乗用型田植機において、機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台を備えた場合、予備苗のせ台の適切な補強を行うことができるように構成することを目的としている。
本発明は、乗用型田植機において、機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台を備えた場合、予備苗のせ台の適切な補強を行うことができるように構成することを目的としている。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型田植機において次のように構成することにある。
機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台を備え、右及び左の前記予備苗のせ台の上部に亘って横向きフレームを連結し、
機体の運転部の運転席の後側に左右方向に沿って手すりを備え、
前記横向きフレームと前記手すりとに亘って、前記運転席の上側を通る前後向きフレームを連結している。
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型田植機において次のように構成することにある。
機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台を備え、右及び左の前記予備苗のせ台の上部に亘って横向きフレームを連結し、
機体の運転部の運転席の後側に左右方向に沿って手すりを備え、
前記横向きフレームと前記手すりとに亘って、前記運転席の上側を通る前後向きフレームを連結している。
(作用及び発明の効果)
乗用型田植機では、機体の運転部において運転席の後側に左右方向に沿って手すりを備えて、運転者が手すりを持ちながら(手すりで体を支えながら)、機体の後部の苗植付装置への苗の補給を行うことができるように構成しているものがある。
本発明の第1特徴によると、右及び左の予備苗のせ台の上部に亘って横向きフレームを連結することにより、予備苗のせ台の左右方向の補強を行っており、横向きフレームと手すりとに亘って、運転席の上側を通る前後向きフレームを連結することにより、予備苗のせ台の前後方向の補強を行っている。これにより、予備苗のせ台の前後及び左右方向の補強を適切に行うことができる。
乗用型田植機では、機体の運転部において運転席の後側に左右方向に沿って手すりを備えて、運転者が手すりを持ちながら(手すりで体を支えながら)、機体の後部の苗植付装置への苗の補給を行うことができるように構成しているものがある。
本発明の第1特徴によると、右及び左の予備苗のせ台の上部に亘って横向きフレームを連結することにより、予備苗のせ台の左右方向の補強を行っており、横向きフレームと手すりとに亘って、運転席の上側を通る前後向きフレームを連結することにより、予備苗のせ台の前後方向の補強を行っている。これにより、予備苗のせ台の前後及び左右方向の補強を適切に行うことができる。
右及び左の予備苗のせ台の上部に亘って連結されていることにより、横向きフレームは比較的高い位置に配置されている。手すりも同様に比較的高いものに構成される。
これにより、前後向きフレームを横向きフレームと手すりとに亘って連結する場合、前後向きフレームが運転席の運転者の邪魔にならないように、運転席の上側の比較的高い位置を通るように前後向きフレームを配置することが容易に行える。
これにより、前後向きフレームを横向きフレームと手すりとに亘って連結する場合、前後向きフレームが運転席の運転者の邪魔にならないように、運転席の上側の比較的高い位置を通るように前後向きフレームを配置することが容易に行える。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
前記運転部の上側に位置する屋根を前記前後向きフレームに取り付けている。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
前記運転部の上側に位置する屋根を前記前後向きフレームに取り付けている。
(作用及び発明の効果)
日除けとしての屋根を運転席の上側に位置するように備えると、屋根は比較的前後に長いものになる。
本発明の第2特徴によると、比較的前後に長い屋根を、同様に比較的前後に長い前後向きフレームに取り付けることによって、前後向きフレームにより屋根を前後に亘って支持することができる。これにより、特許文献1のように屋根を運転席の上方を覆うように後方に片持ち状に延出する必要がなく、前後向きフレームにより屋根を安定して支持することができる。
日除けとしての屋根を運転席の上側に位置するように備えると、屋根は比較的前後に長いものになる。
本発明の第2特徴によると、比較的前後に長い屋根を、同様に比較的前後に長い前後向きフレームに取り付けることによって、前後向きフレームにより屋根を前後に亘って支持することができる。これにより、特許文献1のように屋根を運転席の上方を覆うように後方に片持ち状に延出する必要がなく、前後向きフレームにより屋根を安定して支持することができる。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
前記屋根から垂れ下がって前記運転席の横部を覆う使用状態と上方に収納した収納状態とに変更自在なシート部材を、前記屋根に取り付けている。
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
前記屋根から垂れ下がって前記運転席の横部を覆う使用状態と上方に収納した収納状態とに変更自在なシート部材を、前記屋根に取り付けている。
(作用及び発明の効果)
本発明の第3特徴によると、例えば晴れの日にはシート部材を収納状態に設定して、運転部(運転席)の横側を開放すればよい。例えば雨の日にはシート部材を使用状態に設定して、運転部(運転席)の横側をシート部材により覆うことにより、運転部(運転席)に入り込む雨を少なくすることができて、快適性を向上させることができる。
本発明の第3特徴によると、例えば晴れの日にはシート部材を収納状態に設定して、運転部(運転席)の横側を開放すればよい。例えば雨の日にはシート部材を使用状態に設定して、運転部(運転席)の横側をシート部材により覆うことにより、運転部(運転席)に入り込む雨を少なくすることができて、快適性を向上させることができる。
[1]
乗用型田植機の機体の概要について説明する。
図1に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた機体において、右及び左の機体フレーム17が機体前後方向に配置され、右及び左の機体フレーム17の後部に縦壁状の右及び左の支持フレーム18が連結されており、機体フレーム17及び支持フレーム18に亘ってステップ19が連結されている。機体フレーム17の前部にミッションケース20が連結され、ミッションケース20の前部に支持フレーム21が連結されており、支持フレーム21にエンジン22が支持されている。
乗用型田植機の機体の概要について説明する。
図1に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた機体において、右及び左の機体フレーム17が機体前後方向に配置され、右及び左の機体フレーム17の後部に縦壁状の右及び左の支持フレーム18が連結されており、機体フレーム17及び支持フレーム18に亘ってステップ19が連結されている。機体フレーム17の前部にミッションケース20が連結され、ミッションケース20の前部に支持フレーム21が連結されており、支持フレーム21にエンジン22が支持されている。
図1及び図2に示すように、エンジン22を覆うボンネット23が備えられており、ボンネット23の右及び左横側部に、ステップ19につながる右及び左の前部ステップ24が形成されている。ボンネット23の後部に前輪1の操向操作用の操縦ハンドル25、走行用の静油圧式無段変速装置(図示せず)を操作する変速レバー26、後述する苗植付装置5を昇降操作する為の強制昇降レバー27が備えられている。
図1及び図2に示すように、ステップ19よりも高い後部ステップ28が、ステップ20の後部から後方に向けて延出されて、機体フレーム17及び支持フレーム18に支持されており、運転席11が後部ステップ28の前部に位置するように支持フレーム18に支持されている。運手席11の右横側部に昇降レバー29が備えられており、昇降レバー29は苗植付装置5の上昇位置、中立位置、下降位置及び苗植付装置5が植付作動する植付位置に操作自在に構成されている。
以上のようにして、運転席11及び操縦ハンドル25、ステップ19の付近に運転部30が構成されている。
以上のようにして、運転席11及び操縦ハンドル25、ステップ19の付近に運転部30が構成されている。
[2]
次に、苗植付装置5及び施肥装置31について説明する。
図1に示すように、機体フレーム17及び支持フレーム18の後部にリンク機構3が昇降自在に支持され、リンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられており、リンク機構3の後部に8条植型式の苗植付装置5が支持されている。
次に、苗植付装置5及び施肥装置31について説明する。
図1に示すように、機体フレーム17及び支持フレーム18の後部にリンク機構3が昇降自在に支持され、リンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられており、リンク機構3の後部に8条植型式の苗植付装置5が支持されている。
図1に示すように、苗植付装置5は伝動ケース6、伝動ケース6の後部の右及び左側部に回転駆動自在に支持された植付ケース7、植付ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8、接地フロート9及び苗のせ台10等を備えて構成されている。これにより、苗のせ台10が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、植付ケース7が回転駆動され、苗のせ台10の下部から植付アーム8が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
図1に示すように、運転席11の後側において支持フレーム18に繰り出し部12及びホッパー13が支持され、運転席11の下側にブロア14が備えられており、接地フロート9に備えられた作溝器15と繰り出し部12とに亘ってホース16が接続されて、施肥装置31が構成されている。これにより、ホッパー13に貯留された肥料が繰り出し部12により繰り出されて、ブロア14の風によりホース16から作溝器15に供給され、作溝器15により田面に形成された溝に供給される。
[3]
次に、右及び左の予備苗のせ台32について説明する。
図1,2,3に示すように、予備苗のせ台フレーム33の下部が支持フレーム21及びステップ19に連結されて、予備苗のせ台フレーム33が上方に延出されている。予備苗のせ台フレーム33の前側において、別の予備苗のせ台フレーム34の下部が支持フレーム21に連結され、前部ステップ24を外側に迂回して予備苗のせ台フレーム34が上方に延出されており、予備苗のせ台フレーム34の上部34aが後方に折り曲げられて予備苗のせ台フレーム33に連結されている。予備苗のせ台フレーム33,34の上下中間部に亘って、フレーム51が連結されている。
次に、右及び左の予備苗のせ台32について説明する。
図1,2,3に示すように、予備苗のせ台フレーム33の下部が支持フレーム21及びステップ19に連結されて、予備苗のせ台フレーム33が上方に延出されている。予備苗のせ台フレーム33の前側において、別の予備苗のせ台フレーム34の下部が支持フレーム21に連結され、前部ステップ24を外側に迂回して予備苗のせ台フレーム34が上方に延出されており、予備苗のせ台フレーム34の上部34aが後方に折り曲げられて予備苗のせ台フレーム33に連結されている。予備苗のせ台フレーム33,34の上下中間部に亘って、フレーム51が連結されている。
図1及び図2に示すように、予備苗を載置する為の予備苗載置部35が、予備苗のせ台フレーム33,34に上下複数段に亘って取り付けられている。予備苗載置部35は、予備苗のせ台フレーム33,34から右及び左の横外側に延出されて予備苗を載置する使用姿勢、及び予備苗のせ台フレーム33,34に沿って上方に向く格納姿勢に切換自在に構成されている。
以上のように、予備苗のせ台フレーム33,34及び予備苗載置部35により、予備苗のせ台32が構成されており、右及び左の予備苗のせ台32が機体の右前部及び左前部(ボンネット23及び操縦ハンドル25の右及び左の横外側)に配置されている。これにより、機体の前側の畔等から運転部30に乗降する場合、運転者はボンネット23と予備苗のせ台32の間(前部ステップ24)を通る。
図1,2,3に示すように、右及び左の縦部分36a、横部分36bを備えてアーチ状の横向きフレーム36が備えられており、右及び左の予備苗のせ台フレーム33の上端部に亘って横向きフレーム36(縦部分36a)が連結されている。この場合、横向きフレーム36(縦部分36a)を、右及び左の予備苗のせ台フレーム34の上部34aに亘って連結してもよい。
[4]
次に、運転席11の後側に位置する右及び左の横手すり37、後手すり41について説明する。
図1及び図3に示すように、ホッパー13及び繰り出し部12、後部ステップ28の右及び左の横外側に位置するように、右及び左の横手すり37が備えられている。横手すり37は1本のパイプ材を折り曲げて構成されており、前縦部分37a、後縦部分37b、前及び後縦部分37a,37bの上部に亘る横部分37cを備えて構成されている。
次に、運転席11の後側に位置する右及び左の横手すり37、後手すり41について説明する。
図1及び図3に示すように、ホッパー13及び繰り出し部12、後部ステップ28の右及び左の横外側に位置するように、右及び左の横手すり37が備えられている。横手すり37は1本のパイプ材を折り曲げて構成されており、前縦部分37a、後縦部分37b、前及び後縦部分37a,37bの上部に亘る横部分37cを備えて構成されている。
図1及び図3に示すように、横手すり37の前縦部分37aの下部が機体フレーム17及びステップ19に連結され、横手すり37の後縦部分37bの下部が支持フレーム18及び後部ステップ28に連結されており、横手すり37の横部分37cが側面視でホッパー13の上面よりも少し上側に位置している(図1参照)。これにより、機体の右及び左の横外側から運転部30に乗降する場合、ステップ19の右及び左の横外側の下部に備えられた補助ステップ38に足を掛けながら、運転者は予備苗のせ台32と横手すり37との間を通る。
図1及び図3に示すように、右及び左の縦部分39a、右及び左の縦部分39aの上部に亘る横部分39bを備えて、アーチ状の横向きフレーム39が備えられており、横向きフレーム39の縦部分39aの下部が横手すり37の後縦部分37bにブラケット40を介して連結されている。横向きフレーム39の縦部分39aは、横手すり37と同じ位置に位置して、ホッパー13及び繰り出し部12、後部ステップ28の右及び左の横外側に位置しており、横向きフレーム39の横部分39bは、横向きフレーム36の横部分36bと略同じ高さに位置している。
図1及び図3に示すように、横向きフレーム39の縦部分39aに亘って、後手すり41(手すりに相当)が連結されており、後手すり41が運転席11の後側に左右方向に沿って配置され、後手すり41がホッパー13の後側でホッパー13の上面よりも少し高い位置に配置されている。これにより、後手すり41は横向きフレーム39の縦部分39a及び横手すり37を介して機体フレーム17及び支持フレーム18に連結されている。
以上の構造により、運転者がステップ19や後部ステップ28に立ち、横手すり37や後手すり41を持ちながら(横手すり37や後手すり41で体を支えながら)、ホッパー13への肥料の補給や、苗のせ台10への苗の補給を行う。
この場合、横向きフレーム39の縦部分39aが繰り出し部12及びホッパー13、後部ステップ28の右及び左の横外側に位置しているので(運転席11の後方に存在しないので)、ホッパー13への肥料の補給や苗のせ台10への苗の補給に対して横向きフレーム39の縦部分39aが邪魔にならない。
この場合、横向きフレーム39の縦部分39aが繰り出し部12及びホッパー13、後部ステップ28の右及び左の横外側に位置しているので(運転席11の後方に存在しないので)、ホッパー13への肥料の補給や苗のせ台10への苗の補給に対して横向きフレーム39の縦部分39aが邪魔にならない。
[5]
次に、日除けとしての屋根42について説明する
図1及び図3に示すように、横向きフレーム36の横部分36bと、横向きフレーム39の横部分39bとに亘って、2本の前後向きフレーム43が連結されている。これにより、横向きフレーム36と後手すり41とに亘って、前後向きフレーム43が連結された状態となっている(後手すり41は横向きフレーム39を介して前後向きフレーム43に連結される)。
次に、日除けとしての屋根42について説明する
図1及び図3に示すように、横向きフレーム36の横部分36bと、横向きフレーム39の横部分39bとに亘って、2本の前後向きフレーム43が連結されている。これにより、横向きフレーム36と後手すり41とに亘って、前後向きフレーム43が連結された状態となっている(後手すり41は横向きフレーム39を介して前後向きフレーム43に連結される)。
図1,2,3に示すように、合成樹脂製の屋根42が、横向きフレーム36,39の横部分36b,39b、前後向きフレーム43に亘って載置されて連結されており、屋根42が運転部30(運転席11)の上側に配置されている。
図1及び図2に示すように、透明(又は半透明)で可撓性を有するビニールシート状のシート部材44が、屋根42の右及び左の横側部に取り付けられている。図1及び図2に示す状態は、シート部材44が屋根42の右及び左の横側部においてロール状に丸められて紐により結ばれた状態である(上方に収納した収納状態)。
図1及び図2に示すように、透明(又は半透明)で可撓性を有するビニールシート状のシート部材45が、屋根42の後部に取り付けられている。図1及び図2に示す状態は、シート部材45が屋根42の後部においてロール状に丸められて紐により結ばれた状態である(上方に収納した収納状態)。
図1及び図2に示す状態において、紐を解いてシート部材44を下方に垂れ下がらせることによって、シート部材44により運転部30(運転席11)の右及び左の横部、繰り出し部12及びホッパー13の右及び左の横部を覆うことができる(使用状態)。紐を解いてシート部材45を下方に垂れ下がらせることによって、シート部材45により運転部30の後部(運転席11)、繰り出し部12及びホッパー13の後部を覆うことができる(使用状態)。
この場合、シート部材44の下部を予備苗のせ台フレーム33及び横手すり37に備えられたフック(図示せず)に係合させることにより、シート部材44の下部を固定することができる。シート部材45の下部を後手すり41に備えられたフック(図示せず)に係合させることにより、シート部材45の下部を固定することができる。
[発明の実施の第1別形態]
図4に示すように、苗植付装置5の後部に薬剤散布装置46を支持して、苗を田面に植え付けながら、薬剤散布装置46により除草剤等の薬剤を田面に散布することがある。
この場合、図4に示すように、横向きフレーム39の左右方向の横軸芯P1周りに、屋根42を後方に反転できるように構成してもよい。これにより、屋根42を後方に反転させることによって、薬剤散布装置46のホッパー46aに薬剤を補給する際に、雨等が薬剤散布装置46のホッパー46aに入るような状態を少なくすることができる。
図4に示すように、苗植付装置5の後部に薬剤散布装置46を支持して、苗を田面に植え付けながら、薬剤散布装置46により除草剤等の薬剤を田面に散布することがある。
この場合、図4に示すように、横向きフレーム39の左右方向の横軸芯P1周りに、屋根42を後方に反転できるように構成してもよい。これにより、屋根42を後方に反転させることによって、薬剤散布装置46のホッパー46aに薬剤を補給する際に、雨等が薬剤散布装置46のホッパー46aに入るような状態を少なくすることができる。
[発明の実施の第2別形態]
図5に示すように、屋根42を横向きフレーム39及び前後向きフレーム43に前後スライド自在に支持してもよい。これにより、屋根42を後方に移動させることによって、薬剤散布装置46のホッパー46aに薬剤を補給する際に、雨等が薬剤散布装置46のホッパー46aに入るような状態を少なくすることができる。
図5に示すように、屋根42を横向きフレーム39及び前後向きフレーム43に前後スライド自在に支持してもよい。これにより、屋根42を後方に移動させることによって、薬剤散布装置46のホッパー46aに薬剤を補給する際に、雨等が薬剤散布装置46のホッパー46aに入るような状態を少なくすることができる。
[発明の実施の第3別形態]
図6に示すように、屋根42を横向きフレーム39の横部分39bの左右中央の上下軸芯P2周りに回転自在に支持してもよい。これにより、屋根42を後方に回転させることによって、薬剤散布装置46のホッパー46aに薬剤を補給する際に、雨等が薬剤散布装置46のホッパー46aに入るような状態を少なくすることができる。
図6に示すように、屋根42を横向きフレーム39の横部分39bの左右中央の上下軸芯P2周りに回転自在に支持してもよい。これにより、屋根42を後方に回転させることによって、薬剤散布装置46のホッパー46aに薬剤を補給する際に、雨等が薬剤散布装置46のホッパー46aに入るような状態を少なくすることができる。
[発明の実施の第4別形態]
苗のせ台10を以下のように構成してもよい。
図7(a)に示すように、苗のせ台10の上端部10aを、複数本のレール部材47によりスライドで前方上方に伸長自在に構成し、苗のせ台10の上部にロール状に巻かれたシート48を回転自在に支持して、シート48の端部を苗のせ台10の上端部10aに接続しておく。
苗のせ台10を以下のように構成してもよい。
図7(a)に示すように、苗のせ台10の上端部10aを、複数本のレール部材47によりスライドで前方上方に伸長自在に構成し、苗のせ台10の上部にロール状に巻かれたシート48を回転自在に支持して、シート48の端部を苗のせ台10の上端部10aに接続しておく。
図7(b)に示すように、苗植付装置5を上昇させた状態で、苗のせ台10の上端部10aを前方上方に移動させると、シート48が一緒に引き出されて、シート48がホッパー13の上方を覆う状態となる。これにより、ホッパー13に肥料を補給する際に、雨等がホッパー13に入るような状態を少なくすることができる。
[発明の実施の第5別形態]
屋根42を以下のように支持してもよい。
図8に示すように、施肥装置31(繰り出し部12及びホッパー13、ブロア14、作溝器15、ホース16)を廃止して、運転席11の後側において支持フレーム18に、後部ステップ28よりも大きな横幅を備えた予備苗のせ台49を設けている。後部ステップ28の右及び左の横外側に位置するように、右及び左の横手すり37を設けている。
屋根42を以下のように支持してもよい。
図8に示すように、施肥装置31(繰り出し部12及びホッパー13、ブロア14、作溝器15、ホース16)を廃止して、運転席11の後側において支持フレーム18に、後部ステップ28よりも大きな横幅を備えた予備苗のせ台49を設けている。後部ステップ28の右及び左の横外側に位置するように、右及び左の横手すり37を設けている。
図8に示すように、側面視でアーチ状の右及び左の前フレーム50を、ステップ19及び前部ステップ24の右及び左の横外側に備え、アーチ状の横向きフレーム36を右及び左の前フレーム50の上端部に亘って連結している。後手すり41が連結されたアーチ状の横向きフレーム39を、運転席11と予備苗のせ台49との間に位置するように右及び左の横手すり37に亘って連結し、横向きフレーム36,39に亘って前後向きフレーム43を連結して、横向きフレーム36,39及び前後向きフレーム43に屋根42を連結している。
本発明は、予備苗のせ台が高いものに構成された乗用型田植機に適用できる。
11 運転席
30 運転部
32 予備苗のせ台
36 横向きフレーム
41 手すり
42 屋根
43 前後向きフレーム
44 シート部材
30 運転部
32 予備苗のせ台
36 横向きフレーム
41 手すり
42 屋根
43 前後向きフレーム
44 シート部材
Claims (3)
- 機体の右前部及び左前部に右及び左の予備苗のせ台を備え、右及び左の前記予備苗のせ台の上部に亘って横向きフレームを連結し、
機体の運転部の運転席の後側に左右方向に沿って手すりを備え、
前記横向きフレームと前記手すりとに亘って、前記運転席の上側を通る前後向きフレームを連結している乗用型田植機。 - 前記運転部の上側に位置する屋根を前記前後向きフレームに取り付けている請求項1に記載の乗用型田植機。
- 前記屋根から垂れ下がって前記運転部の横部を覆う使用状態と上方に収納した収納状態とに変更自在なシート部材を、前記屋根に取り付けている請求項2に記載の乗用型田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013021637A JP2014150749A (ja) | 2013-02-06 | 2013-02-06 | 乗用型田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013021637A JP2014150749A (ja) | 2013-02-06 | 2013-02-06 | 乗用型田植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014150749A true JP2014150749A (ja) | 2014-08-25 |
Family
ID=51573272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013021637A Pending JP2014150749A (ja) | 2013-02-06 | 2013-02-06 | 乗用型田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014150749A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016067259A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 株式会社クボタ | 水田作業機 |
JP2017006075A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
JP2020124164A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 株式会社クボタ | 圃場作業機 |
CN114786463A (zh) * | 2019-12-25 | 2022-07-22 | 株式会社久保田 | 作业机 |
-
2013
- 2013-02-06 JP JP2013021637A patent/JP2014150749A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016067259A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 株式会社クボタ | 水田作業機 |
JP2017006075A (ja) * | 2015-06-24 | 2017-01-12 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
JP2020124164A (ja) * | 2019-02-05 | 2020-08-20 | 株式会社クボタ | 圃場作業機 |
JP7058619B2 (ja) | 2019-02-05 | 2022-04-22 | 株式会社クボタ | 圃場作業機 |
CN114786463A (zh) * | 2019-12-25 | 2022-07-22 | 株式会社久保田 | 作业机 |
KR20220116164A (ko) | 2019-12-25 | 2022-08-22 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 작업기 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014150749A (ja) | 乗用型田植機 | |
JP4512527B2 (ja) | 移植機 | |
JP2015084760A (ja) | 田植機 | |
JP3620300B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP2016077200A (ja) | 乗用型水田作業機 | |
JP6056750B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP6315073B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP3931923B2 (ja) | 乗用田植機 | |
JP5290028B2 (ja) | 移植機 | |
JP3931915B2 (ja) | 乗用田植機 | |
JP5532694B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP5703633B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP6620835B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP2011019487A (ja) | 移植機 | |
JP4862215B2 (ja) | 乗用作業機 | |
JP2011000037A (ja) | 作業機 | |
JP5921396B2 (ja) | 乗用型田植機 | |
JP2005040071A (ja) | 農作業機 | |
JP2013111052A (ja) | コンバイン | |
JP4390064B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP2012210231A (ja) | 乗用作業機 | |
JP3567917B2 (ja) | 苗植機 | |
JP2001055179A (ja) | 野菜等の作物収穫作業車 | |
JP3567916B2 (ja) | 苗植機 | |
JP5099171B2 (ja) | 乗用作業機 |