JP3620300B2 - 苗移植機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、予備の苗を載せる予備苗載台と、次回機体が通る位置を圃場に線引きするための線引きマーカとを備えた苗移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
苗移植機に設けられる線引きマーカは、一般的には、細長い棒状の支持アーム部の先端部に線引き作用部が取り付けられており、圃場に線を引く時には線引き作用部が接地するように支持アーム部を機体側方に転倒させ、線を引かないときには障害物に当たらないように支持アーム部をほぼ垂直に起立させるようになっている。走行車体の後方に苗植付部を設けた乗用型苗移植機においては、線引きマーカを走行車体側に取り付けたものと、苗植付部側に取り付けたものの両方が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
線引きマーカを走行車体側に取り付ける場合、機体の前部左右両側部に配置されることが多いが、その近傍には予備苗載台も設けられることが多く、両者が互いに干渉しないようにそれぞれの配置を考える必要がある。また、線引きマーカは前述の如く全長の長い構成物であるので、格納や運搬の際に機体の側方や上方に張り出さないように収納する必要があり、さらに、その収納状態において、走行車体への乗り降りや、予備苗載台への苗補給作業等の邪魔にならないことが望ましい。そこで本発明は、上記課題を満足できる合理的な予備苗載台と線引きマーカの配置と収納方法を提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明にかかる苗移植機は、予備の苗を載せる予備苗載台を機体の左右側部に設けるとともに、次回機体が通る位置を圃場に線引きするための線引きマーカを前記予備苗載台の左右外側に設け、当該線引きマーカを非使用時に前記予備苗載台の下側に収納可能に構成した苗移植機であって、前記線引きマーカは、その支持アーム部の基部に設けた取付枠により、予備苗載台支持フレームに支持されたマーカーステーの外端部に、予備苗載台の左右外側に設けた前後方向の回動軸回りに回動するように取り付けられ、該回動によって圃場に線を引く状態と引かない状態とに切り替えられるように構成するとともに、前記支持アーム部と取付枠との連結部には、前後方向に傾斜した回動軸を設けて、該回動軸によって、圃場に線を引かない状態で起立する線引きマーカを水平になるように回動させ、さらにマーカステーごと線引きマーカを内側に回動させることにより、線引きマーカが、背面視において走行車体のフロアステップと予備苗載台との間で、かつ平面視において予備苗載台支持フレームよりも内側の位置に水平姿勢で収納される構成となっていることを特徴としている。
【0005】
線引きマーカを予備苗載台よりも左右外側の機体左右側部に配置することにより、線引きマーカの全長が短くすることができ、該線引きマーカの収納が容易になる。その収納位置を予備苗載台の下側とすることで、線引きマーカを収納した状態において、畦等の機体側方部から予備苗載台への苗補給を容易に行える。また、機体側方からの走行車体への乗り降りも容易である。
【0006】
また、線引きマーカを予備苗載台の下側に収納することにより、予備苗載台が機体の左右端部よりも外側に張り出す位置と機体の左右端部よりも内側に収まる位置とに移動可能とすることができる。
【0007】
線引きマーカの起立部分を前後方向に対し上下に傾斜した軸回りに回動させ、前記予備苗載台の前方もしくは後方に通過させて収納位置へ移動させることにより、簡単な構成でありながら線引きマーカを無理なく予備苗載台の下側に収納することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は本発明のよる苗移植機の作業時の状態を表し、図3及び図4はその格納時の状態を表している。この苗移植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して水稲用の苗植付部4が昇降可能に連結されるとともに、苗植付部4による苗植付位置の側部近傍に施肥を施すように施肥装置5が設けられ、全体で乗用施肥田植機として構成されている。
【0009】
走行車体2は、駆動輪である各左右一対の前輪10,10及び後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該前輪ファイナルケースの変向可能な前輪支持部から外向きに突出する前輪車軸に前輪10,10が取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
【0010】
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジンの回転動力が、第一ベルト伝動装置21と第二ベルト伝動装置23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に入力された回転動力は、該ケース内のトランスミッションにて変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動し、残りが後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動軸27によって施肥装置5へ伝動される。
【0011】
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。このフロアステップ35の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。また、走行車体2の前部左右両側部には、補給用の苗を載せておく予備苗載台37,37と、次回機体が通る位置を圃場に線引きするための線引きマーカ38,38と、作業時における機体の左右位置決めの目安とするサイドマーカ39,39とが設けられている。これら予備苗載台37、線引きマーカ38、及びサイドマーカ39の構成及び支持構造については後に詳しく説明する。
【0012】
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム45の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダを油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
【0013】
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、苗を載せて左右往復動し苗を一株づつ各条の苗取出口51a,…に供給する苗載台51、苗取出口51a,…に供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置52,…等を備えている。また、苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。これらフロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,…により苗が植付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が上下動検出機構57により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
【0014】
施肥装置5は、肥料を貯蔵する各条共用の肥料ホッパ60と、各条ごと設けられた肥料繰出部61,…等を走行車体2の後部上側に備え、各肥料繰出部61,…によって一定量づつ繰り出される肥料ホッパ60内の肥料を、施肥ホース62,…を介して、フロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド63,…まで移送し、該施肥ガイドの前側に設けた作溝体64,…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むように構成されている。モータ66で駆動されるブロア67で吸引され、左右方向に長いエアチャンバ68を通って各条の施肥ホース62,…へ吹き込まれるエアによって、施肥ホース中を肥料が強制的に移送される。なお、モータ66及びブロア67は、機体格納時に、回動軸69を支点にして内側に約90度回動させられるようになっている。
【0015】
次に、予備苗載台37と線引きマーカ38の構成及び支持構造について説明する(図5〜図10参照)。
予備苗載台37は、複数段の苗載せ枠37a,…に苗箱を長手方向が前後を向く状態でそれぞれ1個づつ載せるようになっている。この予備苗載台37は、前輪ファイナルケース13に基部を固着した予備苗載台支持フレーム70に取り付けられた上下方向の回動支点軸71を中心にして、図1及び図2に示す機体の左右端部よりも外側に張り出す展開位置と、図3及び図4に示す機体の左右端部よりも内側に収まる収納位置とにほぼ180度回動させることができる。予備苗載台37と一体に回動する円形プレート72のピン孔72a,…にロックピン73の先端部が係合することにより、上記展開位置、収納位置等に予備苗載台37が固定される。ロックピン73は、ピン孔72aに係合する上向きの方向にスプリング74により付勢されている。ロック解除ペダル75を踏んでロックピン73を下動させると、ロックピン73とピン孔72aから抜け、予備苗載台37が回動可能になる。
【0016】
線引きマーカ38は、先端部がへら状に形成された線引き作用部38aと、該線引き作用部を支持する棒状の支持アーム部38bとからなり、常態では線引き作用部38aと支持アーム部38bが背面視ほぼ直角に固定されており、支持アーム部38bを水平に転倒させて線引き作用部38aの先端を圃場の泥の中に挿入させると機体の進行に伴って圃場に線を引く状態となり、支持アーム部38bをほぼ垂直に起立させると圃場に線を引かない状態となる。また、線引き作用部38aは、支持アーム部38bに対し該支持アーム部の軸心回りに取り付けられているが、鉛直姿勢よりも前方へは回動しないように規制されるとともに、トルクスプリング80により前方に付勢されている。このため、線引きマーカが圃場に線を引く状態にあるとき、線引き作用部38aは、通常側面視で地面にほぼ垂直な姿勢となり、地面から大きな負荷を受けたときには後方に逃げて破損を防ぐようになっている。
【0017】
線引きマーカ38は、支持アーム部38bの基部に設けた取付枠81により、前記予備苗載台支持フレーム70に支持されたマーカステー82の外端部に、前後方向の回動軸83回りに回動自在に取り付けられている。取付枠81に連結したマーカワイヤ84が引かれると線引きマーカ38が起立し、マーカワイヤ84が戻るとマーカ転倒スプリング85の張力で線引きマーカ38が転倒する。図11に示すように、左右のマーカワイヤ84L,84Rはそれぞれ昇降油圧シリンダ46のピストンロッド46aに繋がっていて、苗植付部4の上昇時にピストンロッド46aが突出作動すると、マーカワイヤ84L,84Rが引かれて線引きマーカ38L,38Rが起立し、苗植付部4の下降時にピストンロッド46aが引込み作動すると、マーカワイヤ84L,84Rが戻って線引きマーカ38L,38Rが転倒する。また、マーカ用ソレノイド86L,86Rによってマーカワイヤ84L,84Rが戻らないように規制すると、苗植付部4が下降しても、線引きマーカ38L,38Rが起立した状態のままに保たれる。このマーカ用ソレノイド86L,86Rは、機体を旋回させるとき旋回内側のソレノイドだけが作動するように図示しない制御装置で制御されているので、旋回が終了して苗植付部4が下降した際、苗がすでに植えられている側の線引きマーカ38は転倒が規制されて起立したままに保たれ、次回苗を植える側の線引きマーカ38だけが転倒する。
【0018】
線引きマーカ38の転倒・起立の回動支点(回動軸83)が予備苗載台37の左右外側に設けられているので、支持アーム部38bの長さを比較的短くすることができ、後に説明する線引きマーカの収納を容易にしている。また、展開位置にある予備苗載台37と側面視で重なる位置に線引きマーカ38が設けられているので、機体側方から走行車体に乗り降りするためのスペースを広くとれる。
【0019】
機体格納時に線引きマーカ38をコンパクトに収納するために、以下の構成が採用されている。まず、線引き作用部38aと支持アーム部38bの連結部は、前後方向の回動軸87を支点にして支持アーム部38bに対し線引き作用部38aが回動自在になっていて、支持アーム部側のプレート88に設けたロックピン89の先端部を線引き作用部側のプレート90のピン孔90aに係合させて、線引き作用部38aと支持アーム部38bを所定の角度(ほぼ直角)に固定している。ロックピン89は、スプリング91によりピン孔90aに係合させる側に付勢されている。このロックピン89をピン孔90aから引き抜くと、線引き作用部38aを回動させられる。
【0020】
また、支持アーム部38bと取付枠81の連結部は、前後方向に対し傾斜した回動軸92を支点にして、取付枠81に対し支持アーム部38bが回動自在になっていて、取付枠側のプレート93に設けたロックピン94の先端部を支持アーム部側のプレート95のピン孔95aに係合させて、取付枠81と支持アーム部38bを所定の角度に固定している。ロックピン94は、スプリング96によりピン孔95aに係合させる側に付勢されている。このロックピン94をピン孔95aから引き抜くと、支持アーム部38bを回動させられる。前記回動軸92は、支持アーム部38bが転倒した状態では前上りに傾斜し、支持アーム部38bが起立した状態では前部ほど内側に位置するように傾斜している。
【0021】
さらに、予備苗載台支持フレーム70とマーカステー82の連結部は、上下方向の回動軸97を支点にして、予備苗載台支持フレーム70に対しマーカステー82が回動自在になっている。予備苗載台支持フレーム側のガイドピン98がマーカステー側の円弧状ガイド穴99に嵌合し、マーカステー82の回動範囲を規制している。その回動範囲の前端部ではマーカステー82が外側方を向き(図6において実線で示す)、後端部ではマーカステー82が後方やや外側を向く(図6において鎖線で示す)。予備苗載台支持フレーム70とマーカステー82の間に、回動軸97を挟んで死点越えするスプリング100,100が張設されているので、回動範囲の前後両端部の位置でマーカステー82が安定するようになっている。
【0022】
線引きマーカ38の収納に際しては、まず、(A)回動軸87回りに線引きマーカ部38aを支持アーム部38bに対して折りたたみ、次いで、(B)回動軸92回りに線引きマーカ38が水平になるように回動させ、さらに(C)回動軸97回りにマーカステー82ごと線引きマーカ38を内側に回動させる。これにより、線引きマーカ38は、背面視で走行車体のフロアステップ35と予備苗載台37との間、かつ平面視で予備苗載台支持フレーム70よりも内側の位置に水平姿勢で収納される。回動軸92を前後方向に対し傾斜させることにより、(B)の折りたたみ工程によって線引きマーカ38が水平になると同時に、線引きマーカ38全体が内側後方へ移動する。よって、少ない回動箇所及び少ない工程で、適正な収納位置へ線引きマーカ38を移動させられる。本実施の形態では、線引きマーカ38が予備苗載台37の後方を通過して収納位置へ移動するようにしているが、予備苗載台37の前方を通過して収納位置へ移動するようにしてもよい。
【0023】
上記位置に線引きマーカ38を収納すると、走行車体よりも左右外側や上側に大きく出っ張らないので、機体格納時に線引きマーカ38が障害とならないばかりか、畦の横に機体を停車して畦上から予備苗載台37に苗補給する場合に線引きマーカ38が邪魔にならない。また、線引きマーカ38が予備苗載台37の下側に収納されるので、線引きマーカ収納時においても、予備苗載台37を展開位置と収納位置とに移動させることができ、苗補給の作業性がよい。
【0024】
サイドマーカ39は、機体前端部から側方に突出する支持棒102の先端部に取り付けられている。支持棒102は回動軸103を支点に回動可能に設けられており、機体格納時には支持棒102ごとサイドマーカ39を後方に回動させられる。
【0025】
この苗移植機の機体格納時には、図3及び図4に示すように、予備苗載台37,37を収納位置へ回動させ、線引きマーカ38,38を予備苗載台37,37の下側に収納し、サイドマーカ39,39を後方に回動させ、モータ66及びブロア67を内側に回動させて、機体の左右幅を縮小する。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる苗移植機は、予備苗載台の下側に線引きマーカを収納して格納時等に機体をコンパクトにするように構成したものであり、線引きマーカを予備苗載台よりも左右外側に配置することにより、線引きマーカの全長を短くして収納を容易にすることができるとともに、機体側方から走行車体へ乗り降りしやすくでき、また、線引きマーカを上記位置に収納することにより、予備苗載台を機体の左右端部よりも外側に張り出す位置と機体の左右端部よりも内側に収まる位置とに移動可能に設けることができ、苗補給の作業性が向上するとともに、畦等の機体側方部から予備苗載台への苗補給を容易に行えるようになった。
【0027】
なお、圃場に線引きする線引き作用部と、該線引き部を支持する支持アーム部とを備えた線引きマーカにおいて、支持アーム部がほぼ垂直に起立した状態にある線引きマーカを前後方向に対し傾斜した軸回りに回動させ、予備苗載台の前方もしくは後方に通過させて収納位置へ移動させる構成とすると、線引きマーカ収納のための構成及び操作を簡略化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗移植機の作業時の状態を表す側面図である。
【図2】苗移植機の作業時の状態を表す平面図である。
【図3】苗移植機の格納時の状態を表す側面図である。
【図4】苗移植機の格納時の状態を表す平面図である。
【図5】予備苗載台及び線引きマーカの平面図である。
【図6】予備苗載台及び線引きマーカの背面図である。
【図7】図6のS1−S1断面図である。
【図8】図6のS2−S2断面図である。
【図9】図6のS3−S3断面図である。
【図10】図6のS4−S4断面図である。
【図11】線引きマーカの作動機構図である。
【符号の説明】
1 苗移植機
2 走行車体
3 昇降リンク装置
4 苗植付部
5 施肥装置
37 予備苗載台
38 線引きマーカ
38a 線引き作用部
38b 支持アーム部(線引きマーカの起立部分)
39 サイドマーカ
67 ブロア
92 回動軸
Claims (3)
- 予備の苗を載せる予備苗載台を機体の左右側部に設けるとともに、次回機体が通る位置を圃場に線引きするための線引きマーカを前記予備苗載台の左右外側に設け、当該線引きマーカを非使用時に前記予備苗載台の下側に収納可能に構成した苗移植機であって、前記線引きマーカは、その支持アーム部の基部に設けた取付枠により、予備苗載台支持フレームに支持されたマーカーステーの外端部に、予備苗載台の左右外側に設けた前後方向の回動軸回りに回動するように取り付けられ、該回動によって圃場に線を引く状態と引かない状態とに切り替えられるように構成するとともに、前記支持アーム部と取付枠との連結部には、前後方向に傾斜した回動軸を設けて、該回動軸によって、圃場に線を引かない状態で起立する線引きマーカを水平になるように回動させ、さらにマーカステーごと線引きマーカを内側に回動させることにより、線引きマーカが、背面視において走行車体のフロアステップと予備苗載台との間で、かつ平面視において予備苗載台支持フレームよりも内側の位置に水平姿勢で収納される構成となっていることを特徴とする苗移植機。
- 前記予備苗載台が機体の左右端部よりも外側に張り出す位置と機体の左右端部よりも内側に収まる位置とに移動可能である請求項1に記載の苗移植機。
- 線引きマーカの起立部分を前後方向に対し傾斜した軸回りに回動させることにより、前記予備苗載台の前方もしくは後方を通過させて線引きマーカを収納位置へ移動させるとともに、線引きマーカを、その支持アーム部に対し線引き作用部を前後方向の回動軸回りに回動させることにより折りたたみ可能とした請求項1又は2に記載の苗移植機。
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