JP3948394B2 - 農作業機 - Google Patents

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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01B69/00Steering of agricultural machines or implements; Guiding agricultural machines or implements on a desired track
    • A01B69/02Ridge-marking or like devices; Checkrow wires; Accessories therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C7/00Sowing
    • A01C7/08Broadcast seeders; Seeders depositing seeds in rows
    • A01C7/085Broadcast seeders

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線引きマーカの姿勢を制御する装置を設けた田植機等の農作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
田植機等の農作業機は、往復して苗植付を行うときに、次行程で農作業機の左右中心が通る位置を表土面に線引きする線引きマーカを備えている。この線引きマーカは農作業機の左右両側に起立・下降切替可能に設けられており、次行程側の線引きマーカを、その作用部が表土面に接するように起立位置から下降させ、その下降した線引きマーカの作用部で表土面を引っ掻いて線を引くようになっている。農作業機が、次行程で苗植付作業を行う時に、この線引き跡を機体の左右中心が通るように機体を進行させると、各行程の苗植付条が平行に仕上がる。そして、線引きマーカを走行車体側部に設けることが多い。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−75426号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平11−243716号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
変形田の畦際近くなどで部分的に起立した線引きマーカの先端を下降させて線引きができる状態にするとき(この状態を線引きマーカの作動状態ということにする)に畦に線引きマーカの作用部が当たり、マーカを破損させるおそれがある。
【0006】
また、このように線引きマーカを作動状態にしようとして作用部を下げた時に、マーカが畦などの障害物に当たると直ちに線引きマーカを非作動状態に戻すことが考えられるが、何回も作動状態と非作動状態の繰り返しをすることでアクチュエータによる無駄なエネルギ消費になる。
【0007】
そこで本発明の課題は、田植機等の農作業機の線引きマーカを起立位置(非線引き状態)から線引きマーカの下降位置(線引き状態)に切り替える場合の無駄な消費電力の消耗を避け、かつ線引きマーカの作用部が干渉物に当たり破損することがないようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を採用した。
すなわち、請求項1記載の発明は、走行車体2上に設けた農作業を行なう機体の進行と同時に次行程で機体が通る位置の圃場表土面に線引きする線引きマーカ80と、線引きマーカ80を機体の進行方向の左右一方側に伸ばした線引き位置と機体の上方に折り曲げた非線引き位置のいずれかに駆動するアクチュエータ89を装着した農作業機であって、アクチュエータ89により線引きマーカ80を線引き位置に切り替える動作をしても、線引きマーカ80が干渉物に干渉して線引き位置に切り替えられないとき、一度アクチュエータ89の作動を停止し、所定時間後に再度作動させて前記動作を繰り返す線引きマーカ制御手段97を備えた農作業機である。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、アクチュエータ89の無駄な作動がなくなり線引きマーカ80も破損しない。
【0010】
請求項2記載の発明は、線引きマーカ制御手段97が、線引きマーカ80による前記線引き位置への切り替え動作が所定回数繰り返されても線引き位置に切り替えることができない場合には、線引き位置に線引きマーカ80を切り替える動作を停止する請求項1記載の農作業機である。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、前記請求項1記載の作用に加えて、線引きマーカ80の無駄な切り替え動作を中止できる。
【0012】
請求項3記載の発明は、線引きマーカ制御手段97が、線引きマーカ80を線引き位置へ切り替えることができない場合には、線引きマーカ80の前記線引き位置への切換動作の停止の繰り返し回数を変更して設定することができる請求項1記載の農作業機である。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、前記請求項1記載の作用に加えて、線引きマーカ80の無駄な切り替え動作をそれぞれの環境にあった適切な回数に設定できる。
【0014】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明によれば、アクチュエータ89の無駄な作動を防止し、かつ線引きマーカ80の破損を防止することができる。
【0015】
また請求項2記載の発明によれば、前記請求項1記載の効果に加えて、線引きマーカ80の無駄な切り替え動作を中止できるのでマーカ80の破損の防止と電力の節約が一層図れる。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、前記請求項1記載の効果に加えて、線引きマーカ80の無駄な切り替え動作をそれぞれの環境にあった適切な回数に設定できるのでマーカ80の破損の防止と電力の節約が一層図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の農作業機の好ましい実施の形態である田植機について説明するが、施肥機や薬剤散布機等の他の農作業機についても本発明が適用できる。
【0018】
田植機1は、乗用走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して8条植えの苗植付部4を昇降可能に装着すると共に、苗植付部4側に肥料吐出口を設けた施肥装置5の本体部が乗用走行車体2の後部に装着してあり、全体で8条植え乗用施肥田植機として構成されている。なお、本明細書では田植機の進行方向を前後方向といい、進行方向に向かって左右の方向を左右方向という。
【0019】
走行車体2は、機体の前部にミッションケース10が配設されており、その左右側方に設けた前輪ファイナルケース11、11から外向きに突出する前輪車軸に前輪12、12が取り付けられている。また、ミッションケース10の背面部から後方に延びるメインフレーム14の後端部に、前後方向のローリング軸15によって左右の後輪ギヤケース16、16がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケースの外側部から横向きに突出する後輪車軸に主後輪17、17及び補助後輪18、18が取り付けられている。
【0020】
メインフレーム14の上にエンジン20が搭載され、該エンジン20の上方を覆うエンジンカバー21の上に座席22が設置されている。座席22の前方には、前輪12、12を操向操作するハンドル23が設けられている。そして、ハンドル23の下方には、各種警告ランプや各種操作スイッチや各種表示ランプが設けられた操作パネルBが配置されている。また、座席22とハンドル23の周辺部には、各種レバー、ペダル類、内部に後記制御装置97を内蔵した制御ボックス25等が設けられている。メインフレーム14上のメインステップ26と補助ステップ27、27は、その上をオペレータが移動できるようになっている。なお、メインステップ26及び補助ステップ27、27の後部は、主後輪17、17及び補助後輪18、18と干渉しないように高くなっている。また、機体左右側からステップ27、27上に乗り降りするときに使用する足掛け28、28がステップ27、27にそれぞれ取り付けられている。
【0021】
昇降リンク装置3は、メインフレーム14の後端部に固定して設けたリンクベース30に回動自在に取り付けられた上リンク31、31及び下リンク32、32を備え、これら上下リンク31、32の後端部に縦リンク33が連結されている。そして、縦リンク33の下端部から後方に突出する軸受部に苗植付部側に固着した連結軸34が回転自在に挿入連結されている。メインフレーム14に固着の支持部材に基部が枢支された昇降油圧シリンダ36のピストンロッドが上リンク31と一体に設けたスイングアーム37の下端部に連結されており、この昇降油圧シリンダ36を伸縮させると、昇降リンク装置3が昇降作動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
【0022】
苗植付部4は、図7に示すように植付伝動軸40(図1)を介して走行車体側の動力が伝達される伝動ケース41aと、左右並列に配置した4個の植付伝動フレーム41b、…と、伝動ケース41aと植付伝動フレーム41b、…を連結する連結パイプ41c、…とで苗植付部フレーム41を構成し、この苗植付部フレーム41の上側に苗載台42が設けられ、また各植付伝動フレーム41b、…の後端部左右両側に計8組の植付装置43、…が設けられている。
【0023】
苗載台42は、植付伝動フレーム41b、…に取付部材44を介して取り付けた支持レール45と、左右両端の植付伝動フレーム41b、41bに基部が固着された苗載台支持フレーム46と、その上部に取り付けられたローラ47、…とによって左右に摺動自在に支持されており、伝動ケース41a内の横送り機構によって左右に往復動するようになっている。この左右往復動により、苗載台42の最下段に位置する苗が支持レール45と一体の苗受枠に形成された苗取出口45a(図2参照)、…に一株づつ供給される。その苗取出口45a、…に供給された苗を植付装置43、…が圃場に植付ける。苗載台42が左右行程の端部まで移動して最下段の苗が全て植付けられると、苗送りベルト48、…が作動して、台上の苗を1段分だけ下方へ移送する。
【0024】
伝動ケース41aに入力された動力は、連結パイプ41c、…と植付伝動フレーム41b、…内の伝動手段によって植付装置43、…へ伝達される。この伝動経路中には、植付装置43、…の作動及び停止を隣接する2条づつの単位で切り替えるクラッチ50、…が設けられている。このクラッチ50、…は、畦際での作業時に「切」に操作されることが多いことから、通常「畦クラッチ」と呼んでいる。畦クラッチ50、…の入・切操作は、苗載台支持フレーム46の上部に設けた畦クラッチレバー51、…で行う。
【0025】
苗植付部4の下部には、センタフロート53、53とサイドフロート54、54の計4個の整地用フロートが設けられている。これらフロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走する。そして、その整地跡に苗が植えられる。
【0026】
苗植付部4は、前記連結軸34を中心にローリング自在になっている。そして、前記縦リンク33には回動中心軸60を支点にして回動自在にローリングアーム61が設けられおり、そのローリングアーム61と苗載台フレーム46とがローリングスプリング62、62で結ばれ、苗植付部4を弾力的に左右中立位置に復帰移動するように作用する。また、苗載台42とローリングアーム61とがバランススプリング63、63で結ばれ、苗載台42が左右中央から左右に移動した場合でも苗載台42の左右のバランスが保たれるようにしている。ローリングアーム61の下部には扇形ギヤ65が形成され、該扇形ギヤにピニオン66が噛合している。ローリングモータ67でピニオン66を回転させると、ローリングアーム61が回動し、ローリングスプリング62、62を介して苗植付部4の左右傾斜が調節される。従って、乗用走行車体2の前輪12若しくは後輪17、18のうちの左右何れかの車輪が耕盤の凹凸により上下動して、乗用走行車体2が左右に傾斜すると、その車体の左右傾斜角を検出する検出手段である左右傾斜センサ95(図1)が検出して、自動的に苗植付部4が水平になるようにローリングモータ67を駆動して、ローリングアーム61を回動させて、常に苗植付部4が水平に維持されるように制御する。
【0027】
なお、苗載台42の左右外側1条分づつが上側に折り畳めると共に、支持レール45の左右端部が上側に折り曲げられるように構成されており、運搬時や格納時に苗植付部4の左右幅を縮小させることができる。
【0028】
施肥装置5は、走行車体1の後部上側に肥料タンク70、70と肥料繰出器71、…を設けると共に、各フロート53、53、54、54の左右両側に作溝具72、…と施肥ガイド73、…を設け、各条の肥料繰出器71、…と施肥ガイド73、…をフレキシブルな施肥ホース74、…で結んであり、肥料ホッパ70、70内の肥料を肥料繰出器71、…によって一定量づつ施肥ホース74、…内に繰り出し、その肥料をブロア75で発生させた圧風によって施肥ガイド73、…へ搬送し、作溝具72、…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥用の溝に落とし込むようになっている。
【0029】
走行車体2の前部左右両側には、苗載せ部77a…が多段に形成された予備苗載台77が設けられており、作業者は苗植付け作業中に苗載台42の苗が残り少なくなった時に、この予備苗載台77に載置された苗を取って、苗載台42に補給する。
【0030】
走行車体2の左右両側には、次行程で機体の左右中心が通る位置を表土面に線引きする線引きマーカ80、80が設けられている。この線引きマーカ80は、前輪ファイナルケース11に支持された支持フレーム29にマーカフレーム79基部が前後方向の回動軸79aを中心に支持され、マーカアーム82の基部が上下方向の回動軸81を支点にして回動自在に設けられており、そのマーカアーム82の作用部に線引き作用部83を折り曲げ自在に取り付けてなり、線引き作用部83の先端が接地するようにマーカアーム82が水平状に伸びた線引き位置(作用位置)と、マーカアーム82が上方に起立した後述の非線引き位置又は収納位置の両方の位置(非作用位置)に回動させられるようになっている。
【0031】
線引きマーカ80、80を作用位置に下降した状態で機体を進行させると、その線引き作用部83が表土面を引っ掻いて線を引く。次行程では、この線引き跡とセンターマスコットAが視覚上で合致するようにハンドル23の操作を行いながら機体を進行させる。
【0032】
また、図3の側面図と図4の平面図に示すように線引きマーカ機構の駆動を電動モータ駆動式とした。図3、図4に示す電動マーカの構成では、支持フレーム29にはマーカーフレーム79が支持フレーム29との接続部を中心に、手動で水平方向に機体側面に沿って収納できるように折り曲げ可能な構成を有し、またマーカーフレーム79の先端にはマーカアーム82がマーカモータ89で折り曲げ自在に接続されている。
【0033】
マーカフレーム79の作用部にはブラケット88が取り付けられ、該ブラケット88にはマーカモータ89が設けられ、該モータ89の回転軸に取り付けたピニオン90とマーカアーム82の基部に設けた円形ギア91とが噛合している。また該ギア91の回転により、前記ブラケット88に取り付けたマーカセンサ92は、マーカアーム82の回動量を検出することができ、マーカアーム82が線引き位置である水平位置に移動を完了した時点でマーカモータ89の回転が停止する一方、マーカアーム82を起立させ、図3の点線位置(マーカ非線引き位置)または一点鎖線位置(マーカ収納位置)にマーカアーム82を移動させた後、停止させることができる。
【0034】
また、マーカアーム82の収納位置(一点鎖線位置)へのマーカアーム82の回動量の制御は、図5のマーカーフレーム79の作用部の側面図(ブラケット88とマーカモータ89の図示を省略)に示すようにマーカフレーム79とマーカアーム82の各端部にそれぞれ設けた一対の近接センサ93a、93bからなるマーカ収納センサ93を用いて行うこともできる。マーカアーム82が一点鎖線で示す収納位置に回動すると一対の近接センサ93a、93bがもっとも近接位置に来るので、このときマーカ収納センサ93がオン状態となるので、マーカ収納位置へのマーカアーム82の回動が行われたことが分かる。
【0035】
前記マーカ線引き位置又は前記マーカ収納位置へのマーカアーム82の回動量の制御はマーカモータ89の出力回転量を検出できるモータを利用するか、制御部97からの出力信号を制御することで行うこともできる。また、前記マーカ収納位置又はマーカ非線引き位置にマーカアーム82を移動させる制御をプログラムで行う。
【0036】
また、マーカアーム82がその収納位置へ回動すると、マーカアーム82の上下動を禁止するように電気回路又は前記プログラム制御を組み込んでも良い。なお、マーカアーム82がその収納位置へ回動するとマーカアーム82の上下動を禁止する理由は線引きマーカ80の収納位置でマーカアーム82が不用意に上下動することにより、線引きマーカ80及び機体を損傷するおそれがあるからである。
【0037】
図6には上記図3、図4に示すような線引きマーカ80の駆動制御装置の構成図を示すが、ステアリングセンサ94と苗植付部4を昇降可能に装着する昇降リンク装置3の昇降位置を検出する昇降リンクセンサ95と左右一対のマーカセンサ(ポテンショメータ)92R、92Lによるマーカアーム82の検出と左右の一対のマーカ収納センサ93R、93L(各一対の近接センサ93a、93bからなる)による左右のマーカアーム82R、82Lの検出で左右のマーカモータ89R、89Lの作動が制御装置97でコントロールされる。
【0038】
図7には農作業機のマーカ機構のマーカ収納位置から線引き位置への線引きセット動作の途中に線引きマーカ80の作用部83などが図9(a)に示す畦などの干渉物に当たった場合のマーカモータ89の作動制御のフローを示す。簡単にするために図6に示すマーカモータ89を制御装置97で駆動制御する機構を説明する。
【0039】
線引きマーカ80の作用部83などが畦などの干渉物に当ると、マーカセンサ92が、マーカモータ89R、89Lへの出力信号が出ているにも拘わらず、マーカセンサ92R、92Lの検出値に変化がないため、マーカモータ89がロック状態にあると判断できる(マーカモータ89R、89Lへの電流値を検出し、ロック状態を判断する方法もある)。その場合には、マーカ機構の線引き位置へのセット動作を中止する。そして5秒間が経過すると再度、前記セット操作を繰り返す。このときその再出力回数が上限値を超えているとマーカ80のセット動作は停止する。また再出力回数が上限値未満であるとマーカ80のセットの再動作を行う。
【0040】
こうして、変形田で畦際近くで部分的に線引きマーカ80をセットしたいときの無駄な動作を停止し、電力消費を節約すると同時に線引きマーカ80の損傷を防ぐ。
【0041】
また、図8のフローに示すように、電動線引きマーカ80の位置制御において、線引きマーカ80のセット動作中にロック状態を検出した時、一度セット出力を停止して、マーカ収納状態にするかまたは再度セット出力するかをマーカセンサ92の値、すなわち線引き作用部83の高さで決定すると共に、この値を外部から設定できるように構成することができる。
【0042】
図8のフローの場合では、図9(b)畦以外の障害物(壁等)に干渉したときに線引き作用部83機体側に近く、高い位置でロック状態となると、線引きマーカ80が破損するのを防ぐことができる。図8のフローにおいて、マーカ収納部動作とその停止はマーカスイッチ(図示せず)の入・切で行うこともできる。
【0043】
なお、作業者が前記マーカ収納状態を解除したいとき、マーカスイッチ(図示せず)等の操作具の操作や苗植付部の昇降動作等により解除する解除手段を設けておくと、線引きマーカ80の収納が不要にも拘わらず誤作動したときや畦以外の障害物等から回避したとき等、線引きマーカ80を再度セット出力することができる。
【0044】
前記図7又は図8に示すフローによる電動線引きマーカ80の位置制御において、マーカセット位置補正スイッチで、例えば左の線引きマーカ80をセット動作中に補正をしたとき、その補正量を記憶しておき、田植機を回行させた後に右側の線引きマーカ80をセット動作するとき、上記補正後の位置に右側の線引きマーカ80をセットすることができる。
【0045】
これは田植機の回行後も、土壌の硬軟や耕盤深さ等が同じような状態である圃場を線引きすることによるためであり、こうして、線引きマーカ80のセット位置を補正して作業性の向上を図ることができる。
【0046】
また、左右それぞれの線引きマーカ80のセット位置補正スイッチを設けておけば、傾斜地の線引き時に、線引きマーカ80のセット動作を圃場の傾斜に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の田植機の側面図である。
【図2】 図1の田植機の平面図である。
【図3】 図1の田植機の線引きマーカ部分の側面図である。
【図4】 図1の田植機の線引きマーカ部分の平面図である。
【図5】 図1の田植機の線引きマーカフレーム作用部の側面図である。
【図6】 図3の線引きマーカ制御装置のブロック図である。
【図7】 図3の線引きマーカ機構の作動制御フロー図である。
【図8】 図3の線引きマーカ機構の作動制御フロー図である。
【図9】 線引きマーカの作用部が畦に当たる場合と、建物などの壁に当たる場合(図9(b)を示す図である。
【符号の説明】
1 田植機(農作業機) 2 走行車体
3 昇降リンク装置 4 苗植付部(農作業部)
5 施肥装置 10 ミッションケース
11 前輪ファイナルケース 12 前輪
14 メインフレーム 15 ローリング軸
16 後輪ギヤケース 17 主後輪
18 補助後輪 20 エンジン
21 エンジンカバー 22 座席
23 ハンドル 25 制御ボックス
26 メインステップ 27 補助ステップ
28 足掛け 29 支持フレーム
30 リンクベース 31 上リンク
32 下リンク 33 縦リンク
34 連結軸 36 昇降油圧シリンダ
37 スイングアーム 40 植付伝動軸
41 苗植付部フレーム 41a 伝動ケース
41b 植付伝動フレーム 41c 連結パイプ
42 苗載台 43 植付装置
44 取付部材 45 支持レール
45a 苗取出口 46 苗載台支持フレーム
47 ローラ 48 苗送りベルト
50 畦クラッチ 51 畦クラッチレバー
53 センタフロート 54 サイドフロート
60 回動中心軸 61 ローリングアーム
62 ローリングスプリング 63 バランススプリング
65 扇形ギヤ 66 ピニオン
67 ローリングモータ 70 肥料タンク
71 肥料繰出器 72 作溝具
73 施肥ガイド 74 施肥ホース
75 ブロア 77 予備苗載台
77a 苗載せ部 79 マーカフレーム
79a 回動軸 80 線引きマーカ
81 回動軸 82 マーカアーム
83 線引き作用部 89 マーカモータ
88 ブラケット 90 ピニオン
91 ギア 92 マーカセンサ
93 マーカ収納センサ 93a、93b 近接センサ
94 ステアリングセンサ 95 昇降リンクセンサ
97 制御装置
A センターマスコット B 操作パネル

Claims (3)

  1. 走行車体2上に設けた農作業を行なう機体の進行と同時に次行程で機体が通る位置の圃場表土面に線引きする線引きマーカ80と、線引きマーカ80を機体の進行方向の左右一方側に伸ばした線引き位置と機体の上方に折り曲げた非線引き位置のいずれかに駆動するアクチュエータ89を装着した農作業機であって、
    アクチュエータ89により線引きマーカ80を線引き位置に切り替える動作をしても、線引きマーカ80が干渉物に干渉して線引き位置に切り替えられないとき、一度アクチュエータ89の作動を停止し、所定時間後に再度作動させて前記動作を繰り返す線引きマーカ制御手段97を備えたことを特徴とする農作業機。
  2. 線引きマーカ制御手段97は、線引きマーカ80による前記線引き位置への切り替え動作が所定回数繰り返されても線引き位置に切り替えることができない場合には、線引き位置に線引きマーカ80を切り替える動作を停止することを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  3. 線引きマーカ制御手段97は、線引きマーカ80を線引き位置へ切り替えることができない場合には、線引きマーカ80の前記線引き位置への切換動作の停止の繰り返し回数を変更して設定することができることを特徴とする請求項1記載の農作業機。
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