JP7204521B2 - 枠組足場用足場板 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、枠組足場用足場板に関する。
建築工事現場などで設置される枠組足場用の足場板は、例えば、長さ2,000mm×幅450mmの長方形の鋼板からなる床板とその布枠を有し、建築対象となる建物の側壁に面し一定の間隔を置いて立設される各建枠の横架材間に、当該足場板の両端の四隅に設けられた逆U字状の掴み金物(掴み部)を架けることで懸架される。
そして、掴み部における逆U字状の開口部には、自重によって当該開口部の先端が閉じる方向に回動する外れ止め金具が設けられており、当該外れ止め金具により、足場板が横架材から外れるのを防止している。
このため、足場板を建枠の横架材に懸架するときと外すとき(着脱するとき)には、その都度、作業員が足場板の両端にある各掴み部の外れ止め金具を開く必要があり、作業員が一人で作業するには足場板の両端への移動を要し作業効率が悪い。
また、各掴み部の開口部の幅は、枠組足場の組み立て誤差を要することから、横架材の直径に対し余裕を持った幅で設計されている。このため、足場板は、外れ止め金具により横架材から外れはしないものの、作業員による足場板上での作業が進み、当該足場板にその作業に伴う振動が与えられ続けることにより、同足場板には横架材に沿った幅方向への位置ずれが生じ、並べて懸架された隣接する足場板との間に隙間ができてしまう。
並べて懸架された各足場板間の隙間は、作業員の安全を確保する目的で、法規上30mm以内に定められている。
従来、枠組足場の組み立て作業性を向上させるための種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1~3参照。)。
特開2004-278262号公報 特開平07-062855号公報 特開2005-171649号公報
本発明が解決しようとする課題は、足場板の位置ずれを軽減すると共に、枠組足場の組み立て解体に伴う作業効率を向上させることが可能になる枠組足場用足場板を提供することにある。
実施形態の枠組足場用足場板は、
足場板の少なくとも四隅に当該足場板の長手の側面を延長する方向に突出して設けられ、建枠の横架材に架けるための下方向の開口部を有する掴み部と、
前記足場板の長手方向の側面からそれぞれ前記横架材の側面に向けて突出したり引込んだりしてスライドするように設けられ、当該突出した状態で前記横架材の側面を押圧すると共に同横架材の下側面を支持する押し当て固定部と、
前記足場板の裏面に沿って前記足場板の裏面中央を回動中心にして設けられ、ユーザ操作に応じて、左右に回動する回動操作棒と、
前記回動操作棒の左右一方への回動に伴う当該回動操作棒の両端それぞれの回動を前記足場板の両端の方向へのスライドに変換して伝達する一対のスライド伝達棒と、
前記スライド伝達棒のスライドに応じて前記足場板の前記掴み部に沿って突出または引込んでスライドし、前記押し当て固定部を、前記突出する方向の先端に支持するスライド部材と、
前記回動操作棒を、前記各押し当て固定部を突出させた状態でロックするためのロック機構と、
を備えている。
第1実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の表面の構成を示す図。 第1実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の裏面の構成を示す図。 第1実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の表面の構成を示す図。 第1実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の裏面の構成を示す図。 第1実施形態の枠組足場用足場板10を含む枠組足場の基本的な組み立て構成を示す図。 図1Aの枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の掴み部13b付近の構成を横から見て示すA-A線矢視図。 図2Aの枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の掴み部13b付近の構成を横から見て示すB-B線矢視図。 第1実施形態の枠組足場用足場板10を作業員により横架材Ha,Hbに架けて固定する際の作業例を示す図。 第1実施形態の枠組足場用足場板10を作業員により横架材Ha,Hbから外す際の作業例を示す図。 第2実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の表面の構成を示す図。 第2実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の裏面の構成を示す図。 第2実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の表面の構成を示す図。 第2実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の裏面の構成を示す図。
(第1実施形態)
図1Aは、第1実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の表面の構成を示す図である。
図1Bは、第1実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の裏面の構成を示す図である。
図2Aは、第1実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の表面の構成を示す図である。
図2Bは、第1実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の裏面の構成を示す図である。
図3は、第1実施形態の枠組足場用足場板10を含む枠組足場の基本的な組み立て構成を示す図である。
図4は、図1Aの枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の掴み部13b付近の構成を横から見て示すA-A線矢視図である。
図5は、図2Aの枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の掴み部13b付近の構成を横から見て示すB-B線矢視図である。
枠組足場用足場板10は、アルミニウムなどの鋼板からなる長方形の床板11と、当該床板11の外周を囲んで設けられた補強用の布枠11a,11b,12a,12b(布枠側面部11a,11bと布枠端面部12a,12bからなる)と、床板11の四隅に布枠側面部11a,11bをその長手方向に延長するように突出して設けられた4つの掴み金物(掴み部)13a,13b,13c,13dとを有する。
掴み部13a,13b,13c,13dは、何れもその側面から見て逆U字状になる開口部14(図4、図5参照)を有し、当該開口部14により横架材Ha,Hbを掴むように、床板11の一端側の掴み部13a,13cを一方の横架材Haに架け、他端側の掴み部13b,13dを他方の横架材Hbに架けることで、地面から立設された隣り合う各建枠2(図3参照)の各横架材Ha,Hb間に懸架される。
また、床板11の四隅のうち、対角に位置する掴み部13b,13cの近傍には、矢印Pa,Pb(図1A、図1B、図4参照)に示すように、布枠端面部12a,12bから横架材Ha,Hbの側面に向けてスライドして突出したり、逆に、矢印Pa´,Pb´(図2A、図2B、図5参照)に示すように、当該突出した位置から布枠端面部12a,12bに向けてスライドして戻ったりする断面L字状の押し当て固定部15A,15Bが設けられる。
押し当て固定部15A,15Bは、そのL字の長辺となる押し当て背面部15aと、底辺となる顎部15bとを有し、横架材Ha,Hbの側面に向けて突出した時には、押し当て背面部15aが横架材Ha,Hbの側面を押圧すると共に、顎部15bが同横架材Ha,Hbの側面から下に回り込んで引っ掛かる(横架材Ha,Hbを支持する)ことで、同横架材Ha,Hbに対し足場板10を直接的な固定の状態にする。
これにより、足場板10は、横架材Ha,Hbに対して、押し当て固定部15A,15Bの顎部15bによる引っ掛かり作用により上方への抜けが完全に防止されると共に、押し当て背面部15aによる押圧作用により当該足場板10の幅方向への位置ずれが防止される。
押し当て固定部15A,15Bは、その押し当て背面部15aの背面を垂直に支持するスライド部材16a,16bが、当該スライド部材16a,16bの幅と高さに応じた布枠端面部12a,12bの貫通孜に挿通されることでスライド可能に支持され、当該貫通孔の両端に沿って布枠端面部12a,12bの内方に向けて垂直に立設されたスライドガイド17により、スライドする方向が横架材Ha,Hbの側面に向けて垂直になる方向に保持される。
スライド部材16a,16bの先端には、結合ピン18a,18bを介し、床板11の裏面に略平行に沿って当該床板11の中央付近にまで延びる長さのスライド伝達棒19a,19bの一端が結合され、当該各スライド伝達棒19a,19bの他端側には、それぞれ、床板11の裏面中央に立設された回動支持部20を中点且つ支点として回動する回動操作棒(操作部)21の両端が、それぞれ、結合ピン22a,22bを介して結合される。
回動操作棒(操作部)21は、回動支持部20を中点として床板11の幅の2分の1程度の長さを有し、その両端がそれぞれ、各スライド伝達棒19a,19bの他端側の一定長さの先端部を残した位置に、結合ピン22a,22bにより結合される。
なお、各スライド伝達棒19a,19bと回動操作棒21の本第1実施形態における設計上の長さは、図1Bに示すように、当該回動操作棒21を矢印Ra,Rbに示すように左に回動操作し、各スライド伝達棒19a,19bを矢印Sa,Sbに示す方向にスライドさせることにより、図2Bに示すように、各スライド伝達棒19a,19bと回動操作棒21とが略直線となった場合に、各スライド部材16a,16bを介して支持された各押し当て固定部15A,15Bが、それぞれ各横架材Ha,Hbの方向(図1A,図1B,図4の矢印Pa,Pb)へ突出し、当該各横架材Ha,Hbの側面を十分強く押圧する力が得られるよう、各スライド伝達棒19a,19bが若干撓む程度の張力を与える長さとする。
回動操作棒21の、回動支持部20を境にした一端側の結合ピン22aより手前の中程と、他端側の結合ピン22bより手前の中程との、それぞれにおける矢印Ra,Rbに示す左への回動方向と逆の縁(つまり各押し当て固定部15A,15Bにより各横架材Ha,Hbを押圧するために回動操作部21を左へ回動させる方向Ra,Rbの後方側の縁)には、ロック凹部23a,23bが設けられる。
また、各スライド伝達棒19a,19bの他端側の先端部には、それぞれ、回動操作棒21の左への回動(矢印Ra,Rb)により当該回動操作棒21と各スライド伝達棒19a,19bとが略直線となった場合に、回動操作棒21のロック凹部23a,23bに嵌合するロック凸部24a,24bが設けられる。
なお、各スライド伝達棒19a,19bのロック凸部24a,24bは、図1Bに示すように、回動操作棒21を矢印Ra,Rbに示す方向に左へ回動させることで、図2Bに示すように、当該回動操作棒21と各スライド伝達棒19a,19bとが略直線となり、各押し当て固定部15A,15Bが各横架材Ha,Hbを強く押圧する状態となった場合に、回動操作棒21の各ロック凹部23a,23bに略嵌合し、更に、回動操作棒21を矢印Ra,Rbに示す左の方向に、各スライド伝達棒19a,19bと回動操作棒21との張力のピークを越えて若干回動させることで、当該張力に抗する力によって回動操作棒21の各ロック凹部23a,23bに完全に嵌合してロックされる。
床板11の裏面において(図1B,図2B参照)、各スライド伝達棒19a,19bが回動操作棒21の回動に応じてスライドして可動する範囲の中間部には、当該スライド伝達棒19a,19bを床板11の裏面に略平行に沿って保持するための可動保持板25a,25bが設けられる。
図2A,図2B,図5に示すように、回動操作棒21と各スライド伝達棒19a,19bとが略直線となり、各押し当て固定部15A,15Bの押し当て背面部15aが横架材Ha,Hbの側面を押圧すると共に、顎部15bが同横架材Ha,Hbの側面から下に回り込んで引っ掛かることで、同横架材Ha,Hbに対し足場板10を直接的に固定した状態(回動操作棒21のロック凹部23a,23bにスライド伝達棒19a,19bのロック凸部24a,24bが完全に嵌合してロックされた状態)において、回動操作棒21を矢印Ra´,Rb´に示すように右へ回動すると、各スライド伝達棒19a,19bを介して、矢印Sa´,Sb´に示すように各スライド部材16a,16bが布枠端面部12a,12bの内方に向けてスライドするのに伴い、矢印Pa´,Pb´に示すように各押し当て固定部15A,15Bが各横架材Ha,Hbを押圧している位置から離れ、布枠端面部12a,12b上の元の位置(図1A,図1B,図4参照)に戻る。
これにより、足場板10を下から持ち上げて、四隅の掴み部13a,13b,13c,13dから略一気に横架材Ha,Hbを抜くことができるので、作業員一人でも、当該足場板10を枠組足場から容易に外すことが可能になる。
ここで、図3に示す枠組足場の基本構成を参照し、当該枠組足場の組み立て手順について説明する。
<一層目>
(1)地面にベースジャッキ1を配置する。
(2)建枠2を二枠並列にベースジャッキ1に差し込んで立設する。
(3)並列に立設した各建枠2間に交差筋かい3を取り付ける。
(4)足場板10の各掴み部13a~13dを、各建枠2の横架材Ha,Hb間に架けて取り付ける。この際、前述した通り、足場板10の裏面にある回動操作棒21を左に回動操作することで、各押し当て固定部15A,15Bを、横架材Ha,Hbの側面に強く押圧させると共に、横架材Ha,Hbの下側面に引っ掛け、同横架材Ha,Hbに対し足場板10を直接的な固定の状態にする。
<二層目>
(5)下層の各建枠2のジョイント4に上層の各建枠2を差し込む。
(6)上層の各建枠2間に交差筋かい3を取り付ける。
(7)上層の足場板10を、下層の足場板10と同様に、上層の各建枠2の横架材Ha,Hb間に架けて取り付ける。
(8)下層と上層の各建枠2間にアームロック5を取り付けて、上下の各建枠2を連結する。
図6は、第1実施形態の枠組足場用足場板10を作業員により横架材Ha,Hbに架けて固定する際の作業例を示す図である。
すなわち、交差筋かい3を取り付けた各建枠2間に作業員が立ち、同作業員が足場板10を持ち上げ、足場板10の各掴み部13a~13dを各建枠2の横架材Ha,Hb間に架けて取り付けた後、同作業員の左手NLと右手NRで足場板10裏面の各スライド伝達棒19a,19bの先端を掴み、矢印Ra,Rbに示すように、回動操作棒21を左に回動操作する。
これにより、作業員一人の作業によって、容易に、図2A、図2B、図5で示したように、足場板10の各布枠端面部12a,12bから各押し当て固定部15A,15Bを突出させ、その押し当て背面部15aを横架材Ha,Hbの側面に押圧させると共に、その顎部15bを同横架材Ha,Hbの側面から下に回り込ませて引っ掛け、同横架材Ha,Hbに対し足場板10を直接的に固定することができる。
この際、足場板10は、横架材Ha,Hbに対して、押し当て固定部15A,15Bの顎部15bによる引っ掛かり作用により上方への抜けが完全に防止されると共に、押し当て背面部15aによる押圧作用により当該足場板10の幅方向への位置ずれが防止される。
図7は、第1実施形態の枠組足場用足場板10を作業員により横架材Ha,Hbから外す際の作業例を示す図である。
足場板10を各建枠2の横架材Ha,Hb間に懸架して取り付けた際と同様に、当該各建枠2間に作業員が立ち、同作業員の頭上に位置する足場板10の各スライド伝達棒19a,19bの先端を、同作業員の左手NLと右手NRで掴み、矢印Ra´,Rb´に示すように、回動操作棒21を右に回動操作する。
これにより、足場板10を外す場合でも、作業員一人の作業によって、容易に、図1A、図1B、図4で示したように、足場板10の各押し当て固定部15A,15Bを、各横架材Ha,Hbを押圧している位置から離し、各布枠端面部12a,12b上の元の位置に戻すことができる。よって、作業員一人でも、足場板10を下から持ち上げて、四隅の掴み部13a,13b,13c,13dから略一気に横架材Ha,Hbを抜くことができ、当該足場板10を枠組足場から容易に外すことが可能になる。
なお、足場板10の回動操作棒21を回動操作する作業は、必ずしも作業員の両手NL,NRによって行なう必要はなく、当該回動操作棒21を直接片手NR(またはNL)で掴んで行ってもよいのは勿論である。
したがって、このように構成した第1実施形態の枠組足場用足場板10によれば、足場板10の裏面中央の回動支持部20を回動中心にして設けた左または右に回動する回動操作棒21と、回動操作棒21の回動に伴う当該操作棒21両端それぞれの回動を足場板10両端の各布枠端面部12a,12bの方向へのスライドに変換して伝達する一対のスライド伝達棒19a,19bと、各スライド伝達棒19a,19bのスライドに応じて各布枠端面部12a,12bから足場板10四隅の対角にある(横架材Ha,Hbの)掴み部13b,13cに沿って突出または引込んでスライドする各スライド部材16a,16bと、各スライド部材16a,16bの先端に支持され、当該スライド部材16a,16bの突出時に各横架材Ha,Hbの側面を強く押圧すると共に、同横架材Ha,Hbの下側面に回り込んで引っ掛かる各押し当て固定部15A,15Bと、からなる横架材押圧固定機構を備え、作業員一人であっても、回動操作棒21を左または右に回動操作するだけで、容易に、各横架材Ha,Hb間に架けた足場板10を同横架材Ha,Hbに対し直接的な固定状態としたり同固定状態を解放したりできる。
よって、四隅の掴み部に外れ止め金具が設けられた従来の足場板を使用した場合に比較して、枠組足場に取り付けた足場板10の位置ずれを大きく軽減できると共に、枠組足場の組み立て解体に伴う作業効率を大幅に向上させることが可能になる。
なお、足場板10の裏面に沿うように設けられた回動操作棒21と、各スライド伝達棒19a,19bと、各スライド部材16a,16bと、各押し当て固定部15A,15Bと、からなる横架材押圧固定機構は、足場板10の布枠側面部11a,11bおよび布枠端面部12a,12bの上下の幅により定まる当該足場板10の厚み内に納めて構成されるので、枠組足場を解体し複数の同足場板10を重ねて運搬する場合であっても、その横架材押圧固定機構が邪魔になることなく、各足場板10…を隙間なく重ねて効率よく運搬することができる。
(第2実施形態)
図8Aは、第2実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の表面の構成を示す図である。
図8Bは、第2実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の裏面の構成を示す図である。
図9Aは、第2実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の表面の構成を示す図である。
図9Bは、第2実施形態の枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の裏面の構成を示す図である。
第1実施形態の枠組足場用足場板10の横架材押圧固定機構では、図1A~図2Bで示したように、足場板10の四隅の掴み部13a~13dのうち対角に位置する2つの掴み部13b,13cに沿って、足場板10を架けた各横架材Ha,Hbの側面を強く押圧すると共に同横架材Ha,Hbの下側面に回り込んで引っ掛かる一対の押し当て固定部15A,15Bを設ける構成とした。
これに対し、第2実施形態の枠組足場用足場板10の横架材押圧固定機構では、図8A~図9Bで示すように、足場板10の四隅の各掴み部13a~13dに沿って、4つの押し当て固定部15A~15Dを設けることで、当該4つの押し当て固定部15A~15Dにより、第1実施形態より強固に、足場板10を架けた各横架材Ha,Hbの側面を押圧すると共に同横架材Ha,Hbの下側面に引っ掛けて固定可能な構成とする。
すなわち、第2実施形態の枠組足場用足場板10によれば、第1実施形態の各スライド部材16a,16bに代えて、各スライド伝達棒19a,19bのスライドに応じて各布枠端面部12a,12bから足場板10四隅の各掴み部13a~13dに沿ってコの字の各先端部が突出または引込んでスライドするコ字状の各スライド部材16ac,16bdを設ける。そして、各スライド部材16ac,16bdの各コの字の先端に、それぞれ、当該各スライド部材16ac,16bdの突出時に各横架材Ha,Hbの側面を強く押圧すると共に、同横架材Ha,Hbの下側面に回り込んで引っ掛かる各押し当て固定部15A,15B,15C,15Dを支持して設ける。
なお、図8Aの枠組足場用足場板10(第2実施形態)を横架材Ha,Hbに固定していない状態での当該足場板10の掴み部13b付近の構成を横から見て示すA-A線矢視図と、図9Aの枠組足場用足場板10(第2実施形態)を横架材Ha,Hbに固定した状態での当該足場板10の掴み部13b付近の構成を横から見て示すB-B線矢視図とは、図4と図5とを参照して説明した第1実施形態の枠組足場用足場板10と同様であるため、その図示を省略する。
また、本第2実施形態の枠組足場用足場板10において、回動操作棒21の各ロック凹部23a,23bと、各スライド伝達棒19a,19bのロック凸部24a,24bと、からなるロック機構の構成も、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
また、各スライド伝達棒19a,19bと回動操作棒21の本第2実施形態における設計上の長さも、第1実施形態と同様であり、図8Bに示すように、当該回動操作棒21を矢印Ra,Rbに示すように左に回動操作し、各スライド伝達棒19a,19bおよび各スライド部材16ac,16bdを矢印Sa,Sb,Sc,Sdに示す方向にスライドさせることにより、図9Bに示すように、各スライド伝達棒19a,19bと回動操作棒21とが略直線となった場合に、各スライド部材16ac,16bdを介して支持された4つの押し当て固定部15A,15B,15C,15Dが、それぞれ各横架材Ha,Hbの方向(図8A,図8B,図4の矢印Pa,Pb,Pc,Pd)へ突出し、当該各横架材Ha,Hbの側面を十分強く押圧する力が得られるよう、各スライド伝達棒19a,19bが若干撓む程度の張力を与える長さとする。
これにより、第2実施形態の足場板10は、横架材Ha,Hbに対して、第1実施形態よりも強力に、各押し当て固定部15A,15B,15C,15Dの顎部15bによる引っ掛かり作用により上方への抜けが完全に防止されると共に、押し当て背面部15aによる押圧作用により当該足場板10の幅方向への位置ずれが防止される。
そして、図9A,図9B,図5に示すように、回動操作棒21を矢印Ra´,Rb´に示すように右へ回動すると、各スライド伝達棒19a,19bを介して、矢印Sa´,Sb´,Sc´,Sd´に示すように各スライド部材16ac,16bdが布枠端面部12a,12bの内方に向けてスライドするのに伴い、矢印Pa´,Pb´,Pc´,Pd´に示すように各押し当て固定部15A,15B,15C,15Dが各横架材Ha,Hbを押圧している位置から離れ、布枠端面部12a,12b上の元の位置(図8A,図8B,図4参照)に戻る。
これにより、本第2実施形態の枠組足場用足場板10でも、第1実施形態と同様に、足場板10を下から持ち上げて、四隅の掴み部13a,13b,13c,13dから略一気に横架材Ha,Hbを抜くことができるので、作業員一人でも、当該足場板10を枠組足場から容易に外すことが可能になる。
したがって、このように構成した第2実施形態の枠組足場用足場板10によっても、第1実施形態と同様に、作業員一人であっても、回動操作棒21を左または右に回動操作するだけで、簡単に、各横架材Ha,Hb間に架けた足場板10を同横架材Ha,Hbに対し直接的な固定状態としたり同固定状態を解放したりできる。
よって、枠組足場に取り付けた足場板10の位置ずれを大きく軽減できると共に、枠組足場の組み立て解体に伴う作業効率を大幅に向上させることが可能になる。
なお、第1および第2実施形態において説明した横架材押圧固定機構の構成は、当該各実施形態にて開示した構成に限らないのは言うまでもなく、作業員が操作する操作部によって各押し当て固定部15A,15B(15C,15D)が共に突出し、横架材Ha,Hbを押圧すると共に同横架材Ha,Hbの下側面にその一部が回り込む構成となればよいものである。
また、第1および第2実施形態において、回動操作棒21の各ロック凹部23a,23bと、各スライド伝達棒19a,19bのロック凸部24a,24bと、からなるロック機構には、更に、例えば回動操作棒21それ自体の回動をユーザ操作に応じて機械的に阻止するためのもう一つのロック機構を設け、二重ロック可能な構成としてもよい。
また、第1および第2実施形態において、回動操作棒21を、矢印Ra´,Rb´に示す右周りの方向に軽く付勢するための付勢機構(例えば、回動支持部20に回転バネを取り付けて構成)を設けることで、枠組足場用足場板10を横架材Ha,Hbに固定していない状態では、各押し当て固定部15A,15B(15C,15D)が布枠端面部12a,12bに当接した元の位置(図1A,図1B,図4,図8A,図8B参照)に戻っている状態を維持できるように構成してもよい。これにより、掴み部13a~13dを横架材Ha,Hbに架ける際に、各押し当て固定部15A,15B(15C,15D)が当該掴み部13a~13dの開口部14に出て邪魔になるのを防止することができる。
また、第1および第2実施形態において、枠組足場用足場板10の重量を軽くするため、可動保持板25a,25bを省いた構成としてもよい。
ここまで本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ベースジャッキ、2…建枠、3…交差筋かい、Ha,Hb…横架材、
10…枠組足場用足場板、11…床板、11a,11b…布枠側面部、
12a,12b…布枠端面部、13a~13d…掴み金具(掴み部)、14…開口部、
15A~15D…押し当て固定部、15a…押し当て背面部、15b…顎部、
16a,16b,16ac,16bd…スライド部材、17…スライドガイド、
18a,18b,22a,22b…結合ピン、19a,19b…スライド伝達棒、
20…回動支持部、21…回動操作棒、23a,23b…ロック凹部、
24a,24b…ロック凸部、25a,25b…可動保持板。

Claims (4)

  1. 足場板の少なくとも四隅に当該足場板の長手の側面を延長する方向に突出して設けられ、建枠の横架材に架けるための下方向の開口部を有する掴み部と、
    前記足場板の長手方向の側面からそれぞれ前記横架材の側面に向けて突出したり引込んだりしてスライドするように設けられ、当該突出した状態で前記横架材の側面を押圧すると共に同横架材の下側面を支持する押し当て固定部と、
    前記足場板の裏面に沿って前記足場板の裏面中央を回動中心にして設けられ、ユーザ操作に応じて、左右に回動する回動操作棒と、
    前記回動操作棒の左右一方への回動に伴う当該回動操作棒の両端それぞれの回動を前記足場板の両端の方向へのスライドに変換して伝達する一対のスライド伝達棒と、
    前記スライド伝達棒のスライドに応じて前記足場板の前記掴み部に沿って突出または引込んでスライドし、前記押し当て固定部を、前記突出する方向の先端に支持するスライド部材と、
    前記回動操作棒を、前記各押し当て固定部を突出させた状態でロックするためのロック機構と、
    を備えた枠組足場用足場板。
  2. 前記押し当て固定部は、前記足場板の四隅のうち、対角にある2つの前記掴み部に沿って設けられる、
    請求項1に記載の枠組足場用足場板。
  3. 前記押し当て固定部は、前記足場板の四隅にある4つの前記掴み部に沿って設けられる、
    請求項1に記載の枠組足場用足場板。
  4. 前記押し当て固定部と、前記回動操作棒と、前記スライド伝達棒と、前記スライド部材と、前記ロック機構と、を含む横架材押圧固定機構は、前記足場板の厚み内に納めて構成される、
    請求項1ないし請求項の何れか一項に記載の枠組足場用足場板。
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