JP2017110437A - 床付き布枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】単管等の枕材に対して床付き布枠を極めて簡単に着脱できるようにする。【解決手段】床付き布枠1は、帯状の床部10と、床部10の幅方向両外側に沿って延在する梁部20と、上記床部10の四隅近傍に配設され受部30と、上記受部30の開口32に対して突出及び退避するように往復移動可能に配設され、突出状態において、収容部34に収容され得る外部枕材Mと係合する規制部40と、規制部40と係合し得る状態で長手方向及び/又は幅方向に配設されて、上記四隅に対して幅方向内側又は長手方向内側に離れた場所に位置する操作部66を移動させることで、規制部40を移動させる開閉装置60と、を備えるようにした。【選択図】 図4

Description

本発明は、建築現場等で枠組足場の作業床又は通路等で使用される床付き布枠に関する。
建築現場等で用いられる足場の作業床や通路は、所謂パイプ材(丸管又は単管)で構成される横桟や枕材の間に、床付き布枠(布板、足場板)が架け渡されて構成される。
この床付き布枠は、パイプ材に対して着脱自在に配設され、床面を構成する帯状の床部と、床部の両側に配置される断面コの字形の梁部と、床部の長手方向の両端に取り付けられる掴み金具部を有する。
掴み金具部は、例えば、床部の底面側が開口するように円弧状に湾曲した受部を有する。この受部を横桟又は枕材の上に引っかけることで、床付き布枠が架け渡される。更に掴み金具部は、受部に対して摺動自在に配置される規制部材を有しており、この規制部材の突端を、受部に収容される横桟又は枕材の下側(裏側)に突出させることによって、掴み金具部が横桟又は枕材から外れないようになっている(特許文献1参照)。
特開2000−179149号公報
従来の床付き布枠の掴み金具部の規制部材は、自重によって下方にスライドして、その突端が横桟又は枕材の下側(裏側)に突出する。従って、床付き布枠を横桟や枕材に架け渡す際は、作業者が、全ての掴み金具部の規制部材を個別且つ同時に手で上方に押し上げてから、受部に横桟又は腕材を引っかける必要があり、煩雑であり、作業者の負担が大きいという問題があった。
また、架け渡した床付き布枠を取り外す際も、全ての掴み金具部の規制部材を個別且つ同時に手で上方に押し上げてから、横桟又は腕材から受部を開放する必要があり、煩雑で作業者の負担が大きいという問題があった。
特に、低所に居る作業者が、高所の横桟や枕材に対して、一人で床付き布枠を設置する場合、床付き布枠の床部を底面側から両腕で保持して、この床付き布枠を高所に持ち上げて架け渡す必要がある。この際、規制部材を手で上方に押し上げることは極めて困難であることから、横桟又は腕木材の上に床付き布枠を仮置きし、その後、作業者が個々の掴み金具部の規制部材を順番に押し上げて、受部内に横桟又は枕材を挿入していかなければならない。従って、全ての掴み金具部が横桟又は枕材を完全に掴むまでの間、床付き布枠が不安定になるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、横桟又は枕材に対して容易に着脱可能な床付き布枠を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明は、帯状の床部と、上記床部の幅方向両外側に沿って長手方向に延在する梁部と、上記床部の四隅近傍のそれぞれに長手方向に沿って配設され、上記床部に底面側に開口する収容部によって、幅方向に延びる外部枕材に対して係合し得る受部と、上記受部の上記開口に対して突出及び退避するように往復移動可能に配設され、突出状態において、上記収容部に収容され得る上記外部枕材と係合して該収容部からの該外部枕木材の離脱を規制する規制部と、前記規制部と係合し得る状態で長手方向及び/又は幅方向に配設されて、上記四隅に対して幅方向内側又は長手方向内側に離れた場所に位置する操作部を移動させることで、該規制部を移動させる開閉装置と、を備えることを特徴とする床付き布枠である。
上記床付き布枠に関連して、前記開閉装置は、複数の前記規制部に亘って配設されており、共通の前記操作部の移動により、複数の上記規制部が連動することを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記開閉装置は、長手方向の両隅に配設される少なくとも一対の前記規制部亘って配設されることを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記開閉装置は、幅方向の両隅に配設される少なくとも一対の前記規制部亘って配設されることを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記開閉装置は、前記梁部の内部空間に長手方向に配設されて、端部が前記規制部と係合し得る長尺部を有することを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記操作部は、前記長尺部に設けられ、該梁部の周囲の開口又は隙間から外部に突出するように延在して、作業者によって操作され得ることを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記規制部を摺動自在に案内する案内機構を有し、上記案内機構による、突出状態から退避状態に向かって上記規制部を案内する際の初動角度が、前記床部の面直角方向且つ前記外部枕材の挿入方向に対して45°以下であることを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記規制部は、前記床部の幅方向に延在して、突出状態から退避状態に移動する際に前記開閉装置と係合可能な退避用凸部を有することを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記退避用凸部は退避用係合面を有し、前記開閉装置は、上記退避用係合面に対向し、且つ該退避用係合面と当接可能な当接部を有することを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記退避用係合面が、前記床部の面直角方向に対して傾斜しており、前記開閉装置の前記当接部が前記操作部によって上記面直角方向に移動する際に、該当接部と上記退避用係合面が摺動することを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記退避用係合面は、突出状態から退避状態に向かって前記規制部が移動する際の初動角度に対して略直角となることを特徴とする。
上記床付き布枠に関連して、前記規制部は、前記床部の幅方向に延在して、退避状態から突出状態に移動する際に前記開閉装置と係合可能な突出用凸部を有することを特徴とする。
本発明の床付き布枠によれば、装着時には枕材に当接した規制部が、床付き布枠の自重によって、床付き布枠に対して相対的に押し上げられて、規制部が開放位置まで移動して単管が受部の開口を通過した後、規制部は自重で元の位置、即ち、突出状態に移動して単管が抜脱しない規制が掛かった状態に自発的になり、また床付き布枠を取り外す際には、操作部を持ち上げることで、全ての規制部が同時に、強制的にスライド孔に沿って押し上げられて、退避状態に移動し、受部の規制を開放して単管を受部から容易に取り外すことが出来るように構成されており、そのため、単管等の枕材に対して極めて簡単に床付き布枠を着脱できるという優れた効果を奏する。
本発明の実施の形態における規制部突出状態の床付き布枠を示す斜視図である。 規制部突出状態における同床付き布枠の(A)正面図、(B)は平面図、(C)は側面図である。 同床付き布枠の底面図である。 (A)は同床付き布枠の分解斜視図であり、(B)は同床付き布枠の床部及び梁部を省略した規制部突出状態の斜視図であり、(C)は同床付き布枠の床部及び梁部を省略した規制部退避状態の斜視図である。 床部及び梁部を省略した同床付き布枠の(A)正面図、(B)平面図、(C)側面図である。 規制部突出状態の同床付き布枠の隅部近傍を拡大して示す(A)側面図、(B)平面図である。 規制部突出状態の同床付き布枠の隅部近傍において梁部及び受部等の部材の一部を切断した状態を拡大して示す(A)側面図、(B)平面図である。 (A)は同床付き布枠の隅部近傍を拡大して示す正面図、(B)は図6(A)のB−B矢視断面図、(C)は図6(A)のC−C矢視断面図、(D)は図6(A)のD−D矢視断面図である。 規制部退避状態における同床付き布枠の(A)斜視図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 規制部退避状態の同床付き布枠の隅部近傍において梁部及び受部等の部材の一部を切断した状態を拡大して示す(A)側面図、(B)平面図である。 開閉装置を移動させずに規制部のみを退避状態とした際の同床付き布枠の隅部近傍を拡大して示す(A)側面図、(B)平面図である。 本実施の形態の床付き布枠の変形例を示す(A)側面図、(B)及び(C)床部、梁部を省略した側面図及び正面図である。 (A)及び(B)は本実施の形態の床付き布枠の変形例を示す側面図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る床付き布枠1は、帯状の床部10と、床部10の幅方向両外側に沿って長手方向に延在する梁部20と、床部10の四隅近傍のそれぞれにおいて長手方向に沿って配設される受部30と、受部30の開口32に対して突出及び退避するように往復移動可能に配設される規制部40と、規制部40と係合し得る状態で長手方向及び/又は幅方向に配設される開閉装置60と、を備える。
図2(B)に示すように、床部10の上面には、長手方向又は幅方向に連続する孔・凹み・突起等により滑り止め加工が施されている(図1等では図示省略)。
梁部20は、図8(D)に示すように、上面部20Aと、外側面部20Bと、底面図20Cと、内側面部20Dがこの順に連なって構成される。従って、幅方向断面から視ると、梁部20は断面略コ字形状又は断面略ロ字形状となっており、剛性が高い。外側面部20Bには、幅方向内側に向かって凹む凹部20E(これは凸部であっても良い)が、長手方向に延びており、この凹部20Eによって梁部20の剛性が一層高められる。また、これらの構造により、梁部20には内部空間22が形成される。また、内側面部20Dの高さは、外側面部20Bの高さよりも小さく設定されており、結果、内側における内側面部20Dが存在しない箇所には隙間24(或いは切欠き)が形成され、そこから内部空間22を臨むことが可能となっている。なお、この隙間24は、後述する開閉装置60の移動空間として利用される。
図2(C)に示すように、受部30は、床部10又は梁部20から長手方向外側に突設されており、側面視すると、円弧状に湾曲した形状となる。結果、受部30の内周側には、底面側に開口32を有する収容部(収容空間)34が形成される。収容部34の輪郭(受部30の内周縁)は、ここでは、180°以下の部分正円弧となっている。従って、足場となる幅方向に延びる外部枕材M(これは例えば単管で構成される)が、開口32を介して収容部34に挿入されることで、収容部34の内周縁と外部枕材Mとが、床部10の表裏方向に係合する。
なお、図3に示すように、幅方向に隣り合う一対の受部30の基端側は、底面視コ字形状となる支持部36の端部と一体化されている。この支持部36は、床部10の底面及び/又は梁部20の内側面部20Dに対して溶接又は締結等で固定される。
図6、図7及び図10に拡大して示すように、規制部40は、後述する案内機構50によって案内される方向が長尺となる板状部材で構成されており、受部30の開口32に対して一方の端部40Aが突出する状態(図7及び図7参照)と、端部40Aが開口32から退避する状態(図10参照)の間を往復移動する。規制部40が突出状態の場合、収容部34に収容され得る外部枕材Mと規制部40が係合して、収容部34からの外部枕材Mの離脱を規制する。
受部30と規制部40の間には、規制部40を摺動自在に案内する案内機構50が配設される。この案内機構50は、受部30の基端近傍に対してねじ、溶接又はかしめ等によって固定される案内ピン52と、規制部40に形成される長孔となるスライド孔42によって構成される。このスライド孔42には案内ピン52が挿入される。
図7に示すように、案内ピン52は、規制部40を案内する方向に平行となる一対の摺動面52Aを有しており、この摺動面52Aと、スライド孔42の長尺方向に沿う内周面とが摺動することで、規制部40を直線的に案内する。
この案内機構50による、規制部40を突出状態から退避状態に向かって案内する際の初動角度Cは、床部10の面直角方向、且つ、外部枕材Mの収容部34への挿入方向Bを基準にして45°以下且つ0°を越えるの範囲内で傾斜している。このようにすると、規制部40が突出状態であっても、この規制部40と干渉させながら外部枕材Mを収容部43方向へ押し込めば、図11に示すように、案内機構50によって規制部40のみが退避状態に移動して、外部枕材Mを収容部43内に収容可能となっている。特に本実施形態では、案内機構50が規制部40を略直線的に案内するので、摺動面52Aに案内ピン52の周方向(回転方向)の応力が作用し難いので、規制部40を円滑にスライドさせることができる。一方、収容部43内に外部枕材Mを収容した後は、規制部40が、自重によって突出状態に移動することで、外部枕材Mの脱落を抑制する。外部枕材Mが収容部43から脱落しようとすると、その外周面と規制部40が干渉するので、両者の摩擦力によって、規制部40が一層、突出方向に引き出される。即ち、外部枕材Mの脱落方向への動作を利用して規制部40が同外部枕材Mの脱落を規制できるようになっている。なお、規制部40の重心位置は、側面視において略中央に位置することが好ましい。このようにすると、規制部40において自重に起因する回転モーメントを抑制できるので、摺動面52Aに案内ピン52の間の摩擦力が小さくなり、滑らかに進退できるからである。
外部枕材Mの押し込み動作によって規制部40を突出状態から退避状態に滑らかに移動させるためには、初動角度Cは40°以下が好ましく、より望ましくは35°以下に設定する。外部枕材Mの押し込み方向と規制部40の初動方向の差が小さくなり、押し込み力をそのまま規制部40の移動力に有効利用できるからである。初動角度Cを小さくする場合は、規制部40による開口32の開閉量を十分に確保する為に、案内機構50のストロークを長く設定することが好ましい。
なお、ここでは、案内機構50が規制部40を直線的に案内する場合を例示しているが、本発明はこれに限定されず、初動角度Cから終了角度まで角度が変化する部分円弧等の案内軌跡とすることもできる。
規制部40は、更に、床部10の幅方向に延在する退避用凸部46を有する。この退避用凸部46は、規制部40の他方の端部40B近傍に形成される。具体的には、規制部40の端部40Bが屈曲されることで退避用凸部46が形成されている。退避用凸部46は、規制部40が突出状態から退避状態に移動する際に、開閉装置60の当接部64の退避用当接面64Aと係合可能となっている。
退避用凸部46は、開口32方向に対向する退避用係合面46Aを有する。この退避用係合面46Aは、規制部の初動角度Cに対して略直角となる。即ち、この退避用係合面46Aは、床部10の面直角方向に対して傾斜するようになっている。また、退避用係合面46Aと退避用当接面64Aは互いに平行となる。従って、図10に示すように、開閉装置60の退避用当接面64Aが、床面直角方向に移動する際に、退避用当接面64Aと退避用係合面46Aが互いに摺動する。
規制部40は、更に、床部10の幅方向に延在する突出用凸部47を形成することも可能である。この突出用凸部47は、規制部40の側面に形成される。突出用凸部47は、規制部40が退避状態から突出状態に移動する際に、開閉装置60の当接部64の突出用当接面64Bと係合可能となっている。即ち、開閉装置60を底面方向に移動させる際、突出用当接面64Bが突出用凸部47を底面方向に押し下げるので、規制部40を強制的に突出状態に移動させることができる。
次に、開閉装置60について説明する。
図4に示すように、開閉装置60は、規制部40と係合し得る状態で長手方向に配設される。具体的に開閉装置60は、梁部20の内部空間22(図8参照)に長手方向に配設されて、その端部が規制部40と係合する長尺部62と、長尺部62において両端から長手方向内側に離れた場所(ここではほぼ中央)に配設され、作業者によって操作され得る操作部66を有する。
図8(C)に示すように、長尺部62は帯状部材によって構成されており、その平面方向が、梁部20の高さ方向に沿うように配設される。また、本実施形態では、長尺部62の上縁が幅方向内側に屈曲されており、その断面L字形状によって剛性が高められている。また、長尺部62の外側面62Aは、梁部20の内部空間22の内壁(具体的には、凹部20Eの内壁)と当接する。長尺部62の内側面62Bは、受部30の外側面と当接する。結果、長尺部62の幅方向の移動が規制され、内部空間22において高さ方向に案内される構造となっている。
また、図6に示すように、長尺部62の長手方向両端には、それぞれ、梁部20から斜め上方に突出して当接部64を構成する。図8(B)に示すように、この当接部64は、長尺部62の上縁が幅方向内側に二段に屈曲されて断面ロ字形状に構成される。当接部64の上面は、退避用当接面64Aとなり、規制部40の退避用係合面46Aと係合する。当接部64の下面は、突出用当接面64Bとなり、規制部40の突出用凸部47と係合する。なお、規制部40が突出状態且つ開閉装置60が下方状態の場合は、退避用当接面64Aと退避用係合面46Aが当接(係合)可能の状態となるが、突出用当接面64Bと突出用凸部47が係合状態とならない位置関係となっている。即ち、開閉装置60が下方状態の場合は、規制部40のみが、突出状態から退避状態に自在に往復移動可能となっている。一方、規制部40が退避状態且つ開閉装置60が上方状態の場合は、突出用当接面64Bと突出用凸部47が係合状態となり、突出用当接面64Bによって突出用凸部47(規制部80)を強制的に押し下げることを可能にしている。
図8(D)に示すように、操作部66は、長尺部62の上限を幅方向内側に屈曲させて構成される。なお、本実施形態では、操作部66の剛性を高めるために、操作部66の幅方向内側端を更に折り返すことで二層構造にしている。操作部66は、梁部20の内周側に形成される隙間24(図8参照)から、幅方向内側に突出するように延在する。結果、作業者が梁部20を把持すると同時に、操作部66を操作することが可能となる。
図4(B)に示すように、操作部66の長手方向寸法L1は、一対の支持部36の長手方向内側同士(一対の受部30の基端同士)の距離L2と比較して少しだけ小さく設定される。このようにすると、隙間24の高さ方向(床部10の面直角方向)に操作部66を往復移動させることが可能となり(図4(C)参照)、一方で、操作部66を長手方向に移動させることは、操作部66と支持部36の干渉によって規制される構造となっている。勿論、案内機構を設けて移動を規制することも好い。この開閉装置60は、複数(ここでは長手方向の両隅の一対)の規制部40に亘って配設される結果となり、共通の操作部66の移動により、複数の規制部40を連動させることができる。
本実施形態の床付き布枠1は、規制部40と開閉装置60が互いに独立しており、開閉装置60が下方状態において、規制部40のみの進退方向の移動を許容している。結果、装着時、開閉装置60を操作せずに、外部枕材Aを規制部40に押し当てれば、その外力によって、規制部40を円滑に退避状態に移動させることが可能となり、装着作業を極めて簡素化することができる。
また、本実施形態の床付き布枠1は、四隅から長手方向内側に離れた場所に位置する操作部66を作業者が床面方向に操作することにより、突出状態の規制部40を退避状態に移動させることが可能となる。従って、高所の横桟や枕材(外部枕材M)に設置済みの床付き布枠1を、作業者が一人で取り外す際、一対の梁部20の長手方向中央近傍を底面側から両腕で保持しながら、その把持している両手で、それぞれの操作部66を上方に押し上げれば、全ての規制部40を同時に、強制的に退避状態に移動できるので、四隅の受部30から外部枕材Mを簡単に開放できる。
なお、装着時において、外部枕材Aを規制部40に押し当てても、何らの事情により、規制部40が退避状態に移動しない場合は、一対の梁部20の長手方向中央近傍を両腕で保持し、それぞれの操作部66を上方に押し上げても良い。結果、床付き布枠1の把持と同時に、全ての規制部40を強制的に退避状態に維持することができるので、四隅の受部30に、外部枕材Mを係合させることができる。その後、両手を操作部66から離すだけで、操作部66が自重で落下し、これに連動して、四隅の規制部40も自重により、及び/又は、開閉装置60の落下と連動して、突出状態に移動することができる。
従って、従来のように、着脱時の双方において、作業者が四隅に移動してそれぞれの規制部40の開閉操作を行うことが不要となるので、作業が大幅に簡素化され、作業時間を短縮できる。特に、この開閉装置60は、複数の規制部40をまとめて移動させることができるので、操作部66の数を削減することができ、作業者の操作負担を一層軽減することができる。
また、本床付き布枠1は、開閉装置60の長尺部62が、梁部20の内部空間22内に配設されるので、長尺部62が梁部20によって保護されることになり、長尺部62が変形したり、破損したりする事態を低減できる。また、操作部66が長尺部62から延設されて、梁部20から外部に突出しているので、視覚的に操作部66を判別しやすく、誤操作を防止することができる。
更に本実施形態では、案内機構50による規制部40の初動角度Cが、45°以下に設定されている。また、規制部40と開閉装置60が互いに独立しており、規制部40のみの進退方向の移動を許容している。即ち、開閉装置60を操作すれば、強制的に規制部40を退避させることができると共に、開閉装置60を操作しなくても、外力によって規制部40のみの進退方向に移動させることができる。結果、装着時において、開閉装置60を操作せずに、外部枕材Aを規制部40に押し当てれば、その外力によって、規制部40を円滑に退避状態に移動させることが可能となり、装着作業をより簡素化することができる。
また更に、開閉装置60によって規制部40を移動させる際、規制部40の退避用係合面46Aと、開閉装置60の退避用当接面64Aが互いに摺動するので、この摺動構造によって、開閉装置60の上下動を、規制部40の傾斜方向の移動に変換できることから、一般的なリンク機構等と比較して、移動機構を簡素化できる。結果、長期間に亘って故障の少ない床付き布枠1を得ることができる。この際、退避用係合面46Aは、上述の初動角度Cに対して略直角となるので、退避用係合面46Aに作用する応力によって、円滑に規制部40を移動させることができる。なお、上記実施形態では突出用凸部47を利用して、開閉装置60によって規制部40を強制的に突出させることができるようにしているが、本発明はこれに限定されず、突出用凸部を省略することも可能である。仮に、規制部40が自重によっても、退避状態から突出状態に移動しない場合に限って、作業者の手作業により、個別に規制部40を移動させれば済むからである。
なお、上記実施形態では、開閉装置60が板状の部材によって構成される場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば図12(A)に示すように、梁部20内にワイヤWを配置し、ワイヤWの端部を規制部40に連結して、このワイヤWを作業者が引っ張ることで、規制部40を退避状態に移動させるようにしても良い。突出状態への復帰は、バネY等の弾性部材を利用することもできる。
また、上記実施形態では、両側面の梁部20のそれぞれに開閉装置60を配置する場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12(B)に示すように、幅方向に隣り合う一対の規制部40を、リンク部Rによって接続して一体化し、一方の規制部40の移動と、他方の規制部40の移動を連動させても良い。この場合は、共通の開閉装置60により、一方の規制部40又はリンク部Rを移動させれば、他方の規制部40を連動させることができる。
更にまた、上記実施形態では、開閉装置60が、長手方向の一対の規制部40を同時に移動させる場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば図12(C)に示すように、幅方向に隣り合う一対の規制部40に対して、幅方向の延在する開閉装置60を懸架し、幅方向の中央側において、作業者がこの開閉装置60をスライドさせることで、両端の規制部40を開閉させるようにしても良い。
また更に、上記実施形態では、案内機構50が、規制部40を斜め上方に向かって略直線的に案内する場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13(A)に示すように、案内機構50が揺動軸となっており、規制部40を揺動させることで、突出状態と退避状態の間を移動させても良い。また例えば、図13(B)に示すように、開閉装置60と規制部40が一体化しており、案内機構50によって、開閉装置60を長手方向に直線的にスライドさせることで、規制部40を開閉させるようにしても良い。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
1 床付き布枠
10 床部
20 梁部
20A 上面部
20B 外側面部
20C 底面図
20D 内側面部
20E 凹部
22 内部空間
24 隙間
30 受部
32 開口
34 収容部
36 支持部
40 規制部
40A、40B 端部
42 スライド孔
43 収容部
46 退避用凸部
46A 退避用係合面
47 突出用凸部
50 案内機構
52 案内ピン
52A 摺動面
60 開閉装置
62 長尺部
62A 外側面
62B 内側面
64 当接部
64A 退避用当接面
64B 突出用当接面
66 操作部
Y バネ
B 挿入方向
C 初動角度
M 外部枕材
R リンク部
W ワイヤ

Claims (12)

  1. 帯状の床部と、
    上記床部の幅方向両外側に沿って長手方向に延在する梁部と、
    上記床部の四隅近傍のそれぞれに長手方向に沿って配設され、上記床部に底面側に開口する収容部によって、幅方向に延びる外部枕材に対して係合し得る受部と、
    上記受部の上記開口に対して突出及び退避するように往復移動可能に配設され、突出状態において、上記収容部に収容され得る上記外部枕材と係合して該収容部からの該外部枕木材の離脱を規制する規制部と、
    前記規制部と係合し得る状態で長手方向及び/又は幅方向に配設されて、上記四隅に対して幅方向内側又は長手方向内側に離れた場所に位置する操作部を移動させることで、該規制部を移動させる開閉装置と、
    を備えることを特徴とする床付き布枠。
  2. 前記開閉装置は、複数の前記規制部に亘って配設されており、共通の前記操作部の移動により、複数の上記規制部が連動することを特徴とする、
    請求項1に記載の床付き布枠。
  3. 前記開閉装置は、長手方向の両隅に配設される少なくとも一対の前記規制部亘って配設されることを特徴とする、
    請求項2に記載の床付き布枠。
  4. 前記開閉装置は、幅方向の両隅に配設される少なくとも一対の前記規制部亘って配設されることを特徴とする、
    請求項2又は3に記載の床付き布枠。
  5. 前記開閉装置は、前記梁部の内部空間に長手方向に配設されて、端部が前記規制部と係合し得る長尺部を有することを特徴とする、
    請求項1乃至4の何れかに記載の床付き布枠。
  6. 前記操作部は、前記長尺部に設けられ、該梁部の周囲の開口又は隙間から外部に突出するように延在して、作業者によって操作され得ることを特徴とする、
    請求項5に記載の床付き布枠。
  7. 前記規制部を摺動自在に案内する案内機構を有し、
    上記案内機構による、突出状態から退避状態に向かって上記規制部を案内する際の初動角度が、前記床部の面直角方向且つ前記外部枕材の挿入方向に対して45°以下であることを特徴とする、
    請求項1乃至6の何れかに記載の床付き布枠。
  8. 前記規制部は、前記床部の幅方向に延在して、突出状態から退避状態に移動する際に前記開閉装置と係合可能な退避用凸部を有することを特徴とする、
    請求項1乃至7の何れかに記載の床付き布枠。
  9. 前記退避用凸部は退避用係合面を有し、
    前記開閉装置は、上記退避用係合面に対向し、且つ該退避用係合面と当接可能な当接部を有することを特徴とする、
    請求項8に記載の床付き布枠。
  10. 前記退避用係合面が、前記床部の面直角方向に対して傾斜しており、
    前記開閉装置の前記当接部が前記操作部によって上記面直角方向に移動する際に、該当接部と上記退避用係合面が摺動することを特徴とする、
    請求項9に記載の床付き布枠。
  11. 前記退避用係合面は、突出状態から退避状態に向かって前記規制部が移動する際の初動角度に対して略直角となることを特徴とする、
    請求項9又は10に記載の床付き布枠。
  12. 前記規制部は、前記床部の幅方向に延在して、退避状態から突出状態に移動する際に前記開閉装置と係合可能な突出用凸部を有することを特徴とする、
    請求項1乃至10の何れかに記載の床付き布枠。
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