JP2002161637A - 足場板 - Google Patents
足場板Info
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Abstract
で、足場板間の隙間を塞ぐことのできる足場板を提供す
る。 【解決手段】 互いに対向する足場用建枠1,1の横材
2,2間に架け渡される足場板10において、足場板本
体8の各端部に、足場用建枠1の横材2を挟んでその両
側に架け渡される双方の足場板10,10の対向端部の
隙間Sを塞ぐ隙間板11と、横材2に対し上方向から嵌
脱自在なフック部材12とを突設すると共に、横材2に
対し水平方向に係脱自在な浮き上がり防止用のロック部
材13,13′をバネ14によって常時横材2に係合す
るように付勢して設け、このロック部材13,13′を
バネ14の付勢力に抗して横材2から離脱させるように
操作する操作部材15を足場板本体8の下面側に設け
る。
Description
組みされる仮設枠組足場において、一定間隔おきに立設
された互いに対向する足場用建枠の横材間に架け渡され
る足場板に関するものである。
仮設枠組足場の一部を示したもので、各足場用建枠1
は、一対の縦材3,3と、両縦材3,3をつなぐ横材
2,2と、補強材6,6とによって形成され、上下複数
段に継ぎ足される。足場板5は、足場板本体6とこれの
両端部に夫々突設された係止フック7,7とからなる従
来構造のもので、一定間隔おきに立設された対向する足
場用建枠1,1の横材2,2間に2枚1組で並列状態に
架け渡されて、作業通路を形成する。
記のように足場板本体6の両端部に夫々係止フック7,
7を突設した構造であるから、この足場板5を、対向す
る足場用建枠1,1の横材2,2間に架け渡した時に、
各足場用建枠1の横材2を挟んでその両側にある足場板
5,5の対向端部間に隙間Sが生じる。このような隙間
Sが作業通路に一定間隔おきに存在すると、ボルト・ナ
ット等の金具を誤って隙間Sから落としてしまった時、
その金具が下方の同様な作業通路で作業中の作業者に当
たって怪我をさせるおそれがある。また、作業通路に隙
間Sがあると、作業者が隙間Sに足を引っ掛け、転んで
しまうおそれがあるなど、非常に危険である。
隙間に隙間カバーを嵌め込むようにすることが考えられ
るが、足場の組み立て時にその隙間ごとに一々カバーを
嵌め込むには非常に手間がかかり、余分な作業を強いら
れることになる。そこで、本発明は、足場板本体の端部
に上記隙間を塞ぐ隙間板を一体的に取り付けておいて、
足場板を足場用建枠の横材間に架け渡すだけで、上記隙
間を塞ぐことができる足場板を提供することを目的とす
る。
互いに対向する足場用建枠1,1の横材2,2間に架け
渡される足場板10において、足場板本体8の各端部
に、足場用建枠1の横材2を挟んでその両側に架け渡さ
れる双方の足場板10,10の対向端部の隙間Sを塞ぐ
隙間板11と、前記横材2に対し上方向から嵌脱自在な
フック部材12とを突設すると共に、前記横材2に対し
水平方向に係脱自在な浮き上がり防止用のロック部材1
3,13′をバネ14によって常時前記横材2に係合す
るように付勢して設け、このロック部材13,13′を
前記バネ14の付勢力に抗して前記横材2から離脱させ
るように操作する操作部材15を足場板本体8の下面側
に設けてなることを特徴とする。
いて、前記ロック部材13,13′は、横方向に交互に
形成された凹欠部oと凸片部tを有すると共に、足場板
本体一端部側のロック部材13の凹欠部o又は凸片部t
とこれに対向する足場板本体他端部側のロック部材1
3′の凸片部t又は凹欠部oとが互いに凹凸嵌合する位
置に設けられていることを特徴とする。
板において、前記隙間板11は、フック部材12の取り
付けられる部分が切除されていることを特徴とする。
施形態について、図1〜図12、及び従来例を示す図1
3を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の足場
板10を示したもので、(A)はその平面図、(B)は
側面図、(C)は裏面図である。図2は図1の(C)の
矢印Vで示される部分の拡大図、図3は図2のX−X断
面図、図4は図1の(C)の矢印Wで示される部分の拡
大図である。
場板本体8は、表面板aの下面側に複数の補強縦桟bと
補強横桟cとを井桁状に枠組みしてなるもので、表面板
aの幅方向各側端部(左右各端部)は断面コ字状に形成
されている。この足場板本体8の長手方向各端部(前後
各端部)には、足場用建枠1の横材2(図4及び図13
参照)を挟んでその両側に架け渡される双方の足場板1
0,10の対向端部の隙間Sを塞ぐ隙間板11と、前記
横材2に対し上方向から嵌脱自在なフック部材12とが
突設されると共に、前記横材2に対し水平方向に係脱自
在な浮き上がり防止用のロック部材13,13′がバネ
14によって常時足場用建枠1の横材2に係合するよう
に付勢して設けられ、そしてバネ14の付勢力に航して
前記ロック部材13,13′を前記横材2から離脱させ
るように操作する操作部材15が足場板本体8の下面側
に設けられている。
(B)に示すように、断面コ字状の取付枠部15と一体
に形成されたもので、この隙間板11とコ字状取付枠部
16とはアルミニウム押し出し型材からなり、コ字状取
付枠部16を足場板本体8の前後各端部に嵌合し、足場
板本体8の表面板aにかしめ加工することによって、各
隙間板11が足場板本体8の前後各端部に取り付け固定
される。また、図1の(A)及び(C)から分かるよう
に、各隙間板11の左右両端部は、フック部材12の取
り付けられる部分が、フック部材12の厚さの約2.5
倍分くらいの幅をもって切除されており、その切除部分
を同図に11aで示している。
成されたもので、足場用建枠1の横材2に対し上方向か
ら嵌合する円弧状の嵌合部12aを有し、足場板本体8
の前後端部における左右各端に固着されている。各ロッ
ク部材13,13′は、図4〜図8から分かるように、
横断面略コ字状のアルミニウム押し出し型材からなるも
ので、その上辺部及び下辺部には夫々、凹欠部oと凸片
部tとが横方向に、即ちロック部材長手方向に交互に形
成されており、そして足場板本体8の一端部側にあるロ
ック部材13の凹欠部oと、これと対向する(足場板本
体8の長手方向に対向する)足場板本体8の他端部側に
あるロック部材13′の凸片部tとが互いに凹凸嵌合す
ると共に、足場板本体一端側のロック部材13の凸片部
tと、これに対向する足場板本体他端部側のロック部材
13′の凹欠部oとが互いに凹凸嵌合する位置に設けら
れている。
ついて更に説明すると、各ロック部材13,13′は、
図1の(C)から分かるように、足場板本体8内にその
長手方向にスライド自在に支持される両側一対のスライ
ド支持杆17,17の先端部に一体移動可能に取り付け
られている。両スライド支持杆17,17は、足場板本
体8の端部にあるコ字状取付枠部16と、足場板本体8
の中央部寄りの位置にある補強横桟cとを貫通して、こ
れらにスライド自在に支持されていると共に、補強横桟
cと各スライド支持杆17の間に介装されたコイルバネ
14によって、図1の(A)及び(C)に示すように常
時は前記隙間板11よりも先方に位置するように付勢さ
れている。
17の内方端部側にこれらスライド支持杆17,17を
一体的につなぐように取り付けられていて、両側にある
補強縦桟b,bの夫々内側面に沿って案内される。ま
た、図2、図3、図5及び図6に示すように、各スライ
ド支持杆17の内方端部は径小軸部17aを形成してお
り、この径小軸部17aに前記コイルバネ14が嵌挿さ
れると共に、補強横桟cを貫通した径小軸部17aの先
端部にストッパー18が取り付けてあって、このストッ
パー18が図3に示すように補強横桟cのところで係止
されることにより、スライド支持杆17,17の抜け出
しが阻止される。
は、図1の(A)及び(C)に示すように各隙間板11
よりも先方に突出しており、しかして足場板10を足場
用建枠1の横材2に掛止させる際には、図5に示すよう
に各操作部材15を手で持ってバネ14の付勢力に抗し
て内方側へ引張操作することにより、スライド支持杆1
7,17を内方側へスライドさせ、しかして各ロック部
材13,13′を図7に示すようにコ字状取付枠部16
に当接する状態まで引っ込めた後、各ロック部材13,
13′が足場用建枠1の横材2に水平方向に対向する位
置で各操作部材15を離すと、バネ14の付勢力でスラ
イド支持杆17,17が押されて、各ロック部材13,
13′が図6及び図8に示すように足場用建枠1の横材
2に係合し、足場板本体8の浮き上がりが防止される。
横材2に掛止させるにあたって、操作部材15によりロ
ック部材13,13′をバネ14の付勢力に抗して横材
2から離脱させるように操作している状態を示す斜視図
で、内部構造が分かるように足場板本体8の表面板aの
一部aoを取り外した状態で示し、同図の(a)は内部
構造の一部を拡大したものである。図6は、各ロック部
材13,13′が足場用建枠1の横材2に係合したロッ
ク状態を示す斜視図で、同図の(a)は内部構造の一部
を拡大したものである。また図5及び図6では、ロック
部材13,13′の外観形状がよく分かるように、その
上辺部の中央部分を長方形状に切除しており、その切除
部分を2点鎖線で示している。
が足場用建枠1の横材2に嵌合し、各ロック部材13,
13′が横材2から離脱したロック解除状態を示す側面
図、(B)は縦断面図であり、図8の(A)は各フック
部材12及び各ロック部材13,13′が横材2に係合
したロック状態を示す側面図、(B)はその縦断面図で
ある。
足場板10を2枚1組で、対向する足場用建枠1,1の
横材2,2間に架け渡して、各横材2の両側にある足場
板10,10の対向端部間の隙間Sを、両足場板10,
10の互いに対向する隙間板11,11で塞いだ状態を
示し、図10は図9のY−Y線拡大断面図である。
けで横材2への架け渡し作業を行うことができる。即
ち、足場板本体8の下面側に操作部材15が一対設けて
あるから、作業員が、両方の操作部材15,15を両手
で握って互いに対向方向に引き寄せ、ロック部材13,
13′を非係合状態(ロック解除状態)にしたままで、
足場板10を持ち上げ、しかして先に両端部のフック部
材12,12を、対向する足場用建枠1,1の横材2,
2に上方から嵌合させ、この状態で両方の操作部材1
5,15を離すと、各バネ14の付勢力によりスライド
支持杆17が先方側へ水平方向にスライドして、各ロッ
ク部材13,13′が横材2に嵌合する。
1,1の対向する横材2,2間に架け渡され、各ロック
部材13,13′によって足場板本体8の浮き上がりが
防止されると共に、各横材2の両側にある足場板10,
10の対向端部間の隙間Sが、両足場板10,10の互
いに対向する隙間板11,11によって塞がれることに
なる。
浮き上がり防止のためのロック部材13,13′のロッ
ク作業、及び足場板10,10間の隙間Sの塞ぎ作業を
一人の作業員で容易に行うことができる。足場板10を
解体する時には、ロック状態にあるロック部材13,1
3′を作業員が両手で対向方向に引き寄せて、ロック解
除した状態でそのまま持ち上げればよいから、足場板1
0の解体作業もきわめて簡単容易に行える。
10,10間の隙間Sが、両足場板10,10の互いに
対向する隙間板11,11によって塞がれるから、その
隙間Sからのボルト・ナット等の落下を防止できると共
に、作業者が隙間Sに足を引っ掛け、転んでしまうおそ
れがなくなり、作業上の安全を確保できる。
3,13′は、足場板本体8の一端部側にあるロック部
材13の凹欠部oと、これと対向する足場板本体8の他
端部側にあるロック部材13′の凸片部tとが互いに凹
凸嵌合すると共に、足場板本体一端側のロック部材13
の凸片部tと、これに対向する足場板本体他端部側のロ
ック部材13′の凹欠部oとが互いに凹凸嵌合する位置
に設けられているから、足場用建枠1の横材2において
は、図4に示すように、一方の足場板10の一端側にあ
るロック部材13の凹欠部o又は凸片部tと、他方の足
場板10の対向端側にあるロック部材13′の凸片部t
又は凹欠部oとが互いに凹凸嵌合し、それによって両方
の足場板10,10が互いに横方向にずれるのを防止で
き、また前記隙間Sを塞いでいる両足場板10,10の
隙間板11,11が、両足場板10,10の足場板本体
8,8と間に段差を生ぜず、ほとんど面一状態となっ
て、作業者が足を引っ掛けるおれがない。
板本体8内にその長手方向にスライド自在に支持される
と共にコイルバネ14によって付勢されたスライド支持
杆17の先端部に取り付けられていて、常時はコイルバ
ネ14の付勢力で隙間板11よりも先方に位置するよう
になっているから、図11及び図12に示すように、複
数枚の足場板10を積み重ねておく時に、上段側の足場
板10のロック部材13,13′が下段側の足場板10
の隙間板11に当たらず、従って図12のように各足場
板10の足場板本体8どうしを密接状態で積み重ねるこ
とができる。
2の取り付けられる部分が切除されているから、フック
部材12が足場板本体8の上面より高く突出していて
も、そのフック部材12の突出高さに関係なく、隙間板
11を足場板本体8の端部に足場板本体8の上面に沿う
ように設けることができ、それにより隙間板11と足場
板本体8上面との間に段差ができるのを回避することが
できる。
各フック部材を足場用建枠の横材に対し上方向から嵌合
して、足場板を対向する足場用建枠の横材間に架け渡す
ことによって、足場板間の隙間を、この隙間を挟んで対
向する両足場板の隙間板で塞くことができるから、その
隙間からのボルト・ナット等の落下を防止できると共
に、作業者が隙間に足を引っ掛け、転んでしまうおそれ
がなくなり、作業上の安全を確保できる。
で横材への架け渡し作業が行える。即ち、足場板本体の
下面側にある両方の操作部材を両手で握って対向方向に
引き寄せ、ロック部材をロック解除した状態で足場板を
持ち上げ、両端部のフック部材を対向する足場用建枠の
横材に上方から嵌合した状態で、両方の操作部材を離せ
ば、バネの付勢力によって各ロック部材が横材に係合す
ると共に、各ロック部材によって足場板本体の浮き上が
りが防止される。これと同時に、足場板間の隙間が両足
場板の対向する隙間板によって塞がれる。
がり防止のためのロック部材のロック作業、及び足場板
間の隙間の塞ぎ作業を一人の作業員で容易に行うことが
できる。足場板の解体時には、ロック状態にあるロック
部材を作業員が両手で対向方向に引き寄せて、ロック解
除した状態でそのまま持ち上げればよいから、足場板の
解体作業もきわめて簡単容易に行うことができる。
場板を対向する足場用建枠の横材間に架け渡すことによ
って、横材を挟んでその一方の足場板の一端側にあるロ
ック部材の凹欠部又は凸片部と、他方の足場板の対向端
側にあるロック部材の凸片部又は凹欠部とが凹凸嵌合
し、それによって両方の足場板が互いに横方向にずれる
のを防止することができる。
間板はフック部材の取り付けられる部分が切除されてい
るから、フック部材が足場板本体の上面より高く突出し
ていても、そのフック部材の突出高さに関係なく、隙間
板を足場板本体の端部に足場板本体の上面に沿うように
設けることができ、それにより隙間板と足場板本体上面
との間に段差ができるのを回避することができる。
その平面図、(B)は側面図、(C)は裏面図である。
図である。
図である。
材から離れるように操作している状態を示す足場板の斜
視図であり、(a)は内部構造の一部を拡大したもので
ある。
状態を示す足場板の斜視図で、(a)は内部構造の一部
を拡大したものである。
ック部材が非係合位置にある状態を示す側面図、(B)
は縦断面図である。
材2に係合した状態を示す側面図、(B)はその縦断面
図である。
建枠の横材間に架け渡した状態を示す平面図である。
である。
ある。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに対向する足場用建枠の横材間に架
け渡される足場板において、足場板本体の各端部に、足
場用建枠の横材を挟んでその両側に架け渡される双方の
足場板の対向端部の隙間を塞ぐ隙間板と、前記横材に対
し上方向から嵌脱自在なフック部材とを突設すると共
に、前記横材に対し水平方向に係脱自在な浮き上がり防
止用のロック部材をバネによって常時前記横材に係合す
るように付勢して設け、このロック部材を前記バネの付
勢力に抗して前記横材から離脱させるように操作する操
作部材を足場板本体の下面側に設けてなる足場板。 - 【請求項2】 前記ロック部材は、横方向に交互に形成
された凹欠部と凸片部を有すると共に、足場板本体一端
部側のロック部材の凹欠部又は凸片部とこれに対向する
足場板本体他端部側のロック部材の凸片部又は凸片部と
が互いに凹凸嵌合する位置に設けられている請求項1に
記載の足場板。 - 【請求項3】 前記隙間板は、フック部材の取り付けら
れる部分が切除されている請求項1又は2に記載の足場
板。
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JP3869652B2 (ja) | 2007-01-17 |
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