JP3869651B2 - 足場板 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設作業現場で枠組みされる仮設枠組足場において、一定間隔おきに立設された互いに対向する足場用建枠の横材間に架け渡される足場板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は、建設作業現場で枠組みされた仮設枠組足場の一部を示したもので、各足場用建枠1は、一対の縦材3,3と、両縦材3,3をつなぐ横材2,2と、補強材6,6とによって形成され、上下複数段に継ぎ足される。足場板5は、足場板本体6とこれの両端部に夫々突設された係止フック7,7とからなる従来構造のもので、一定間隔おきに立設された対向する足場用建枠1,1の横材2,2間に2枚1組で並列状態に架け渡されて、作業通路を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の足場板5は、上記のように足場板本体6の両端部に夫々係止フック7,7を突設した構造であるから、この足場板5を、対向する足場用建枠1,1の横材2,2間に架け渡した時に、各足場用建枠1の横材2を挟んでその両側にある足場板5,5の対向端部間に隙間Sが生じる。このような隙間Sが作業通路に一定間隔おきに存在すると、ボルト・ナット等の金具を誤って隙間Sから落としてしまった時、その金具が下方の同様な作業通路で作業中の作業者に当たって怪我をさせるおそれがある。また、作業通路に隙間Sがあると、作業者が隙間Sに足を引っ掛け、転んでしまうおそれがあるなど、非常に危険である。
【0004】
このような問題を回避するために、上記隙間Sに隙間カバーを嵌め込むようにすることが考えられるが、足場の組み立て時にその隙間Sごとに一々カバーを嵌め込むには非常に手間がかかり、余分な作業を強いられることになる。そこで、本発明は、足場板本体の端部に上記隙間Sを塞ぐ隙間板を一体的に取り付けて、足場板架け渡し作業を行いながら、簡単な操作で上記隙間Sを塞ぐことのできる足場板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、互いに対向する足場用建枠1,1の横材2,2間に架け渡される足場板において、足場板本体8の前後各端部8a,8bに、足場用建枠1の横材2を挟んでその両側に架け渡される両足場板10の対向端部8a,8b間の隙間Sを塞ぐ複数の隙間ブロック91 〜93 が左右横方向に連なるように突設され、その少なくとも1つの隙間ブロック93 に、前記横材2の上側部に対し係脱自在なフック部材11が取り付けられると共に、前記横材2の下側部に対し係脱自在な浮き上がり防止用のロック部材13が左右何れか一端の隙間ブロック91 側に設けられ、足場板本体8の前後各端部8a,8bに左右横方向に連なるように突設される複数の隙間ブロック9 1 〜9 3 は、左右両端にある第1隙間ブロック9 1 と、その中間にある第2及び第3隙間ブロック9 2 ,9 3 とからなり、各隙間ブロックは、足場用建枠1の横材2より上方に配置されるブロック本体部14を有すると共に、第1隙間ブロック9 1 はブロック本体部14の下部に連設された横材2に係合可能な支持部片16を有し、第2隙間ブロック9 2 はブロック本体部14の下方にフック部材突入用空間部18を形成し、第3隙間ブロック9 3 はブロック本体部14の下方にフック部材取付用空間部20を有することを特徴とする。
【0007】
請求項は、請求項に記載の足場板において、足場板本体8の一端部側に突設された第2隙間ブロック92 と前後方向に対向する足場板本体8の他端部側の位置には第3隙間ブロックが突設され、足場板本体8の一端部側の第3隙間ブロック93 と対向する足場板本体8の他端部側の位置には第2隙間ブロック92 が突設されていることを特徴とする。
【0008】
請求項は、請求項1又は2に記載の足場板において、足場板本体8の一端部8a側に設けられるフック部材11と、足場板本体8の他端部8b側に設けられるフック部材11とは、足場板本体8の平面視においてその対角線上に位置にあることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る足場板の実施形態について、図1〜図12、及び従来例を示す図13をも参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の足場板10の一部正面図、 図2の(A)は同足場板10の一部平面図、同図の(B)は(A)のX−X線断面図である。また、図3は同足場板10の一部裏面図、図4はフック部材が足場用建枠の横材2に係合する前の状態を示す斜視図、図5はフック部材が足場用建枠の横材2に係合した状態を示す斜視図である。
【0010】
足場板10は、図2及び図3から分かるように、両側一対のアルミニウム押し出し中空型材M1,M2を一体的に接合して形成される足場板本体8を有する。この足場板本体8の長手方向に沿った前後各端部8a,8bに、足場用建枠1の横材2を挟んでその両側に架け渡される両足場板10,10の対向端部間の隙間Sを塞ぐ複数の隙間ブロック91 ,92 ,93 ,94 が左右横方向(足場板本体8の長手方向と直交方向)に連なるように突設されている。ここで、隙間ブロック91 を第1隙間ブロック、隙間ブロック92 を第2隙間ブロック、隙間ブロック93 を第3隙間ブロック、隙間ブロック94 を第4隙間ブロックとし、また左右横方向に連なる一連の隙間ブロックを隙間ブロック群9とする。
【0011】
図2〜図5に示すように、足場板本体8の前後各端部8a,8bには複数個(この実施形態では9個)の隙間ブロック91 〜94 が左右横方向に連なるように突設されている。そして、図4及び図5を参照して、足場板本体8の一端部8aには、その左右両端に夫々第1隙間ブロック91 が配設されると共に、左右両端の真ん中に第4隙間ブロック94 が配設され、左端の第1隙間ブロック91 の右側に第2隙間ブロック92 、この第2隙間ブロック92 の右側に第1隙間ブロック91 、この第1隙間ブロック91 と真ん中の第4隙間ブロック94 との間に第3隙間ブロック93 が夫々配設され、また右端の第1隙間ブロック91 の左側に第3隙間ブロック93 、この第3隙間ブロック93 の左側に第1隙間ブロック91 、この第1隙間ブロック91 と真ん中の第4隙間ブロック94 との間に第2隙間ブロック92 が夫々配設されている。
【0012】
足場板本体8の他端部8bには、図2及び図3に示すように、一端部8aの第1隙間ブロック91 及び第4隙間ブロック94 と夫々足場板長手方向に対向する位置に、同じ第1隙間ブロック91 及び第4隙間ブロック94 が配設されるが、一端部8a側の第2隙間ブロック92 と対向する位置には第3隙間ブロック93 が、また一端部8aの第3隙間ブロック93 に対向する位置には第2隙間ブロック92 が夫々配設されている。
【0013】
そして、各第3隙間ブロック93 には、足場用建枠1の横材2の上側部に対し係脱自在なフック部材11が取り付けられ、また足場板本体8の一端部8aの右端にある第1隙間ブロック91 の外側面にブラケット12が取り付けられて、このブラケット12に、前記横材2の下側部に対し係脱自在なロック部材13が設けられ、足場板本体8の他端部8b側ではその左端にある第1隙間ブロック91 の外側面にブラケット12が取り付けられて、このブラケット12に、前記横材2の下側部に対し係脱自在なロック部材13が設けられている。この場合、足場板本体8の一端部8a側に設けられるロック部材13と、足場板本体8の他端部8b側に設けられるロック部材13とは、図3から分かるように、足場板本体8の平面視においてその対角線上の位置にある。
【0014】
図6〜図9は、上記した第1隙間ブロック91 〜第4隙間ブロック94 の夫々の構造を示す。これら第1隙間ブロック91 〜第4隙間ブロック94 は、夫々、足場板10の使用時において足場用建枠1の横材2より上方に配置されるブロック本体部14、及びブロック本体部14の基端側にあって、足場板本体8の前後各端部8a,8bに嵌合されるコ字状取付枠部15を有する。
【0015】
各隙間ブロックについて説明すると、先ず、第1隙間ブロック91 は、図6に示すように、ブロック本体部14と、コ字状取付枠部15と、これらブロック本体部14とコ字状取付枠部15の下端部から下向きに突出した断面略V字状の支持部片16とからなり、支持部片16の円弧状外側壁部16aが足場用建枠1の横材2の上側面部に係合するようになっており、そしてブロック本体部14とコ字状取付枠部15との間に支軸貫通用ポケット17が一体形成されている。
【0016】
第2隙間ブロック92 は、図7に示すようにブロック本体部14とコ字状取付枠部15とからなるもので、ブロック本体部14の下方には、足場板使用時に他の足場板10の足場板本体8の他端部8b側にある第3隙間ブロック93 に取り付けられたフック部材11を突入させるためのフック部材突入用空間部18が形成される。
【0017】
第3隙間ブロック93 は、図8に示すように、コ字状取付枠部15の下端部に断面略しの字状支持脚部19を垂下連設すると共に、この支持脚部19とブロック本体部14との間にフック部材取付用空間部20を形成し、このフック部材取付用空間部20内にフック部材11を取り付けるようになっている。
【0018】
第4隙間ブロック94 は、図9に示すように、ブロック本体部14と、コ字状取付枠部15と、断面略V字状の支持部片16と、支軸貫通用ポケット17とからなり、隙間ブロックの長さが第1隙間ブロック91 より長く(2倍)形成されているだけで、第1隙間ブロック91 と全く同じ断面構造を有するものである。尚、第1隙間ブロック91 〜第4隙間ブロック94 は、夫々アルミニウム押し出し型材によって形成される。
【0019】
上記のような構造の第1隙間ブロック91 〜第4隙間ブロック94 は、足場板本体8の各端部8a,8bに、4個の第1隙間ブロック91 と、2個の第2隙間ブロック92 と、2個の第3隙間ブロック93 と、1個の第4隙間ブロック94 とを図2〜図4に示すような配列状態にして取り付けるわけであるが、その取付にあたって、各隙間ブロックは、そのコ字状取付枠部15を足場板本体8の端部8a,8bに嵌合させ、その嵌合端部を足場板本体8に対しかしめることによって固定される。
【0020】
こうして足場板本体8の各端部8a,8bに固定される第1隙間ブロック91 〜第4隙間ブロック94 には、第1隙間ブロック91 及び第4隙間ブロック94 に夫々設けてある支軸貫通用ポケット17に亘って支軸21を貫通させると共に、この支軸21にフック部材11の軸孔Oを挿通して、このフック部材11の基端部11aを第3隙間ブロック93 のフック部材取付用空間部20に枢着する。
【0021】
上記のように基端部11aが第3隙間ブロック93 のフック部材取付用空間部20に挿入されて支軸21により枢着されたフック部材11は、係合部11bの先端部が図8の▲1▼及び図10の▲1▼に示すように下向き状態にある非係合位置と、この非係合位置から上向きに回動して、係合部11bが図8の▲2▼及び図10の▲2▼に示すように足場用建枠1の横材2の上側部に係合する係合位置との間でのみ回動可能となっている。
【0022】
足場用建枠1の横材2の下側部に係合するロック部材13は、第1隙間ブロック91 の外側面に取り付けられるブラケット12に取り付けられている。このロック部材13は、図11に示すように、上下2か所に長孔22,23を有する円弧状部片からなるもので、両長孔22,23に夫々通されてブラケット12に固着されたピン24,25によって、同図の実線で示すロック位置と仮想線で示す非ロック位置との間でスライド自在に取り付けられ、常時は自重によって実線図示のロック位置に保持されている。しかして、ロック部材13がロック位置にある時、このロック部材13と前記フック部材11とが前記横材2の外周の半周以上を抱持する状態となって、足場板本体8の浮き上がりを防止するようになっている。尚、ブラケット12は、足場板本体8の側端面に固着されている。
【0023】
図2は、足場用建枠1の横材2に、一方の足場板10の一端部8aと、他方の足場板10の対向端部8bを架け渡した状態を示し、この図2のY−Y線拡大断面図を図12に示す。尚、図2では、他方の足場板10を仮想線で示している。足場板10の一端部8aを足場用建枠1の横材2に架け渡す際には、隙間ブロック群9の中の各第3隙間ブロック93 に取り付けてあるフック部材11を、図4及び図10の▲1▼に示すように係合部11bの先端部が下を向いた非ロック位置に手で回動してセットすると共に、隙間ブロック群9の端にあるロック部材13を手で非ロック位置に引き上げておく。
【0024】
こうしてフック部材11を非ロック位置にセットし、ロック部材13を非ロック位置に保持した状態で、足場板10の足場板本体一端部8aの隙間ブロック群9を足場用建枠1の横材2に接近させ、図10の▲1▼に示すようにフック部材11の先端部を横材2の上側部に当接させた状態から、足場板本体8の一端部8aを押し下げると、フック部材11は、その先端部が横材2に押し付けられることにより上向きに回動して、図10の▲2▼に示すように横材2の上側面部に係合した係合位置となる。この後、図11の仮想線で示すような非ロック位置に保持していたロック部材13を図11の実線で示すロック位置に引き下げることによって、一方の足場板10の足場板本体8の一端部8a側を足場用建枠1の横材2に掛止固定することができる。他方の足場板10の足場板本体8の対向端部8b側も上記のようにして横材2に掛止固定すればよい。
【0025】
図12は、上記のようにして一方の足場板10の足場板本体8の一端部8a
側が足場用建枠1の横材2に掛止されると共に、他方の足場板10の足場板本体8の対向端部8a側が同横材2に掛止された状態を示しているが、この図から分かるように、両足場板10,10の対向端部間に形成される隙間Sが、両足場板10,10の対向端部8a,8bに夫々突設されている隙間ブロック群9,9によって殆ど塞がれた状態となる。従って、隙間Sからボルト・ナット等の落下を防止することができると共に、作業者が足場板10を歩行中に隙間Sに足を引っ掛けて、転んでしまうおそれがなく、作業上の安全を確保することができる。
【0026】
この場合、足場板10,10の対向端部間の隙間Sを塞ぐのに、特別な作業を要するものではなく、足場板10の架け渡し作業を行う結果として、両足場板10,10の対向端部8a,8bに夫々突設されている隙間ブロック群9,9により隙間Sが塞がれるから、特別な作業を行う必要がなく、枠組足場の仮設作業を能率良く行うことができる。
【0027】
また、上記隙間Sは、各足場板10の隙間ブロック群9を形成する第1〜第4の隙間ブロック91 〜94 の夫々のブロック本体部14によって塞がれるが、第1隙間ブロック91 及び第4隙間ブロック94 の夫々下部には支持部片16が設けてあって、この支持部片16が足場用建枠1の横材2に係合可能となっているから、足場板10を横材2に架け渡した時に、足場板10側の荷重は、第3隙間ブロック93 に取り付けてあるフック部材11だけでなく、このフック部材11と、1隙間ブロック91 及び第4隙間ブロック94 の各支持部片16を介して横材2に支持されるから、フック部材11の荷重負担が少なくなって、フック部材11の使用寿命を延ばすことができる。
【0028】
また、上記のように第1隙間ブロック91 が支持部片16を有し、第2隙間ブロック92 がブロック本体部14の下方にフック部材突入用空間部18を形成し、第3隙間ブロック93 がブロック本体部14の下方にフック部材取付用空間部20を有するもので、これら第1隙間ブロック91 〜第3隙間ブロック93 の3種類の隙間ブロックを製作すれば、これら3種類の隙間ブロックの組合せによって、隙間ブロック群9を所望に形成することができる。尚、この実施形態では、第4隙間ブロック94 を設けているが、この第4隙間ブロック94 は、第1隙間ブロック91 と長さが異なるだけであって、実質的に第1隙間ブロック91 と同種類の隙間ブロックである。
【0029】
また、足場板本体8の一端部8a側に突設された第2隙間ブロック92 と前後方向に対向する足場板本体8の他端部8b側の位置に、第3隙間ブロック93 が突設され、足場板本体8の一端部側の第3隙間ブロック93 と対向する足場板本体8の他端部8b側の位置に、第2隙間ブロック92 が突設されるようになっているから、足場用建枠1の横材2にその両側から足場板10,10を掛止する際に、一方の足場板10の一端部8a側と他方の足場板10の他端部8b側とを対向させるようにすると、互いに対向する端部8a,8b間において、第3隙間ブロック93 に取り付けてあるフック部材11を、この第3隙間ブロック93 と対向する第2隙間ブロック92 側に形成されるフック部材突入用空間部18にそのまま突入させればよいから、横材2に対する各足場板10のフック部材11の係合操作を容易に行うことができる。
【0030】
また、足場板本体8の一端部8a側に設けられるロック部材13と、足場板本体8の他端部8b側に設けられるロック部材13とは、図3から分かるように、足場板本体8の平面視においてその対角線上に位置するようになっているから、足場用建枠1の横材2にその両側から足場板10,10を掛止する際に、両足場板10,10の互いに対向突出するロック部材13,13が同じ位置に重なることがなくなり、従って足場板10の各端部8a,8bにはその左右方向全域を有効に使用して隙間ブロックを配設することができる。
【0031】
尚、この実施形態では、足場板本体8の各端部8a,8bにロック部材13を1個だけ設けているが、ロック部材13は、足場板本体8の各端部8a,8bに2個設ける、つまり各端部8a,8bにおける左右両端に夫々設けるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、足場用建枠の横材を挟んでその両側に架け渡される両足場板の対向端部間の隙間を、足場板本体の前後各端部にその横方向に連なるように突設した複数の隙間ブロックによって塞ぐことができ、それによって上記隙間からボルト・ナット等の落下を防止することができると共に、作業者が足場板を歩行中に隙間に足を引っ掛けて、転んでしまうおそれがなく、作業上の安全を確保することができる。
【0033】
この場合、足場板の対向端部間の隙間を塞ぐのに、特別な作業を要するものではなく、足場板の架け渡し作業を行う結果として、両足場板の対向端部に夫々突設された隙間ブロックにより隙間が塞がれるから、余分な作業が不要で、枠組足場の仮設作業を能率良く行うことができる。また、複数の隙間ブロックの少なくとも1つに取付けたフック部材を足場用建枠の横材の上側部に係合した状態で、左右何れか一端の隙間ブロック側に設けたロック部材を同横材の下側部に係合させることによって、足場板本体の浮き上がりを阻止して、足場板を安定に固定させることができる。
【0034】
また、本発明によれば、両足場板の対向端部間の隙間は、足場板の端部に突設した各隙間ブロックのブロック本体部によって塞ぐことができると共に、第1隙間ブロックの下部には足場用建枠の横材に係合可能な支持部片が設けてあって、足場板側の荷重は、第3隙間ブロックに取り付けてあるフック部材と、第1隙間ブロックの支持部片とを介して横材に支持されるから、フック部材の荷重負担が少なくなって、フック部材の使用寿命を延ばすことができる。
【0035】
また、第1隙間ブロックはブロック本体部の下部に支持部片を有し、第2隙間ブロックはブロック本体部の下方にフック部材突入用空間部を形成し、第3隙間ブロックはフック部材取付用空間部を有するもので、これら第1隙間ブロック〜第3隙間ブロックの3種類の隙間ブロックを製作すれば、これら3種類の隙間ブロックの組合せによって、隙間ブロック群を所望に形成することができる。
【0036】
請求項に係る発明によれば、足場用建枠の横材にその両側から足場板を掛止する際に、一方の足場板の一端部側と他方の足場板の他端部側とを対向させるようにすると、互いに対向する端部間において、第3隙間ブロックに取り付けてあるフック部材を、この第3隙間ブロックと対向する第2隙間ブロック側に形成されるフック部材突入用空間部にそのまま突入させればよいから、横材に対する各足場板のフック部材の係合操作が容易に行えると共に、横材への足場板の掛止作業が容易となる。また、この場合、第3隙間ブロックのフック部材が、この第3隙間ブロックに対向する第2隙間ブロックのフック部材突入用空間部に突入することによって、両足場板の互いの横方向のずれが防止される。
【0037】
請求項に係る発明によれば、足場用建枠の横材にその両側から足場板を掛止する際に、両足場板の互いに対向突出するロック部材が同じ位置に重なることがなく、従って足場板の各端部にはその左右方向全域を有効に使用して隙間ブロックを配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の足場板の一部欠載正面図である。
【図2】 (A)は同足場板の一部欠載平面図、(B)は(A)のX−X線断面図である。
【図3】 同足場板の一部欠載裏面図である。
【図4】 フック部材が足場用建枠の横材に係合する前の状態を示す斜視図である。
【図5】 フック部材が足場用建枠の横材に係合した状態を示す斜視図である。
【図6】 隙間ブロック群のうち第1隙間ブロックを示す斜視図である。
【図7】 第2隙間ブロックを示す斜視図である。
【図8】 第3隙間ブロックの斜視図で、▲1▼はフック部材が非係合位置 にある状態、▲2▼は係合位置にある状態を示す。
【図9】 第4隙間ブロックを示す斜視図である。
【図10】 第3隙間ブロックの断面側面図で、▲1▼はフック部材が非係合位置にある状態、▲2▼は係合位置にある状態を示す。
【図11】 ロック部材を示す側面図である。
【図12】 図2のY−Y線拡大断面図である。
【図13】 従来の足場板の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 足場用建枠
2 足場用建枠の横材
3 足場用建枠の縦材
8 足場板の足場板本体
8a 足場板本体の一端部
8b 足場板本体の他端部
9 隙間ブロック群
1 第1隙間ブロック
2 第2隙間ブロック
3 第3隙間ブロック
4 第4隙間ブロック
10 足場板
11 フック部材
12 ブラケット
13 ロック部材
14 ブロック本体部
15 コ字状取付枠部
16 支持部片

Claims (3)

  1. 互いに対向する足場用建枠の横材間に架け渡される足場板において、足場板本体の前後各端部に、足場用建枠の横材を挟んでその両側に架け渡される両足場板の対向端部間の隙間を塞ぐ複数の隙間ブロックが左右横方向に連なるように突設され、その少なくとも1つの隙間ブロックに、前記横材の上側部に対し係脱自在なフック部材が取り付けられると共に、前記横材の下側部に対し係脱自在な浮き上がり防止用のロック部材が左右何れか一端の隙間ブロック側に設けられ、足場板本体の前後各端部に左右横方向に連なるように突設される複数の隙間ブロックは、左右両端にある第1隙間ブロックと、その中間にある第2及び第3隙間ブロックとからなり、各隙間ブロックは、足場用建枠の横材より上方に配置されるブロック本体部を有すると共に、第1隙間ブロックはブロック本体部の下部に連設された横材に係合可能な支持部片を有し、第2隙間ブロックはブロック本体部の下方にフック部材突入用空間部を形成し、第3隙間ブロックはブロック本体部の下方にフック部材取付用空間部を有する足場板。
  2. 足場板本体の一端部側に突設された第2隙間ブロックと前後方向に対向する足場板本体の他端部側の位置には第3隙間ブロックが突設され、足場板本体の一端部側の第3隙間ブロックと対向する足場板本体の他端部側の位置には第2隙間ブロックが突設されている請求項に記載の足場板。
  3. 足場板本体の一端部側に設けられるロック部材と、足場板本体の他端部側に設けられるロック部材とは、足場板本体の平面視においてその対角線上に位置にある請求項1又は2に記載の足場板。
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