JP2002161636A - 足場板 - Google Patents

足場板

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JP2002161636A JP2000358434A JP2000358434A JP2002161636A JP 2002161636 A JP2002161636 A JP 2002161636A JP 2000358434 A JP2000358434 A JP 2000358434A JP 2000358434 A JP2000358434 A JP 2000358434A JP 2002161636 A JP2002161636 A JP 2002161636A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足場板相互間の隙間を塞ぐ隙間板を、足場
板本体の端部に一体的に設けて、足場板架け渡し作業を
行いながら、簡単な操作で上記隙間Sを塞ぐことのでき
る足場板を提供する。 【解決手段】 互いに対向する足場用建枠1,1の横材
2,2間に架け渡される足場板において、足場板本体8
の前後各端部8a,8bに、足場用建枠1の横材2を挟
んでその両側に架け渡される両足場板10の対向端部8
a,8b間の隙間Sを塞ぐ複数の隙間ブロック91 〜9
3 が左右横方向に連なるように突設され、その少なくと
も1つの隙間ブロック93 に、横材2の上側部に対し係
脱自在なフック部材11が取り付けられると共に、横材
2の下側部に対し係脱自在なロック部材13が左右何れ
か一端の隙間ブロック91 側に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設作業現場で枠
組みされる仮設枠組足場において、一定間隔おきに立設
された互いに対向する足場用建枠の横材間に架け渡され
る足場板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、建設作業現場で枠組みされた
仮設枠組足場の一部を示したもので、各足場用建枠1
は、一対の縦材3,3と、両縦材3,3をつなぐ横材
2,2と、補強材6,6とによって形成され、上下複数
段に継ぎ足される。足場板5は、足場板本体6とこれの
両端部に夫々突設された係止フック7,7とからなる従
来構造のもので、一定間隔おきに立設された対向する足
場用建枠1,1の横材2,2間に2枚1組で並列状態に
架け渡されて、作業通路を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の足場板5は、上
記のように足場板本体6の両端部に夫々係止フック7,
7を突設した構造であるから、この足場板5を、対向す
る足場用建枠1,1の横材2,2間に架け渡した時に、
各足場用建枠1の横材2を挟んでその両側にある足場板
5,5の対向端部間に隙間Sが生じる。このような隙間
Sが作業通路に一定間隔おきに存在すると、ボルト・ナ
ット等の金具を誤って隙間Sから落としてしまった時、
その金具が下方の同様な作業通路で作業中の作業者に当
たって怪我をさせるおそれがある。また、作業通路に隙
間Sがあると、作業者が隙間Sに足を引っ掛け、転んで
しまうおそれがあるなど、非常に危険である。
【0004】このような問題を回避するために、上記隙
間Sに隙間カバーを嵌め込むようにすることが考えられ
るが、足場の組み立て時にその隙間Sごとに一々カバー
を嵌め込むには非常に手間がかかり、余分な作業を強い
られることになる。そこで、本発明は、足場板本体の端
部に上記隙間Sを塞ぐ隙間板を一体的に取り付けて、足
場板架け渡し作業を行いながら、簡単な操作で上記隙間
Sを塞ぐことのできる足場板を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
互いに対向する足場用建枠1,1の横材2,2間に架け
渡される足場板において、足場板本体8の前後各端部8
a,8bに、足場用建枠1の横材2を挟んでその両側に
架け渡される両足場板10の対向端部8a,8b間の隙
間Sを塞ぐ複数の隙間ブロック91 〜93 が左右横方向
に連なるように突設され、その少なくとも1つの隙間ブ
ロック93 に、前記横材2の上側部に対し係脱自在なフ
ック部材11が取り付けられると共に、前記横材2の下
側部に対し係脱自在な浮き上がり防止用のロック部材1
3が左右何れか一端の隙間ブロック91 側に設けられて
なることを特徴とする。
【0006】請求項2は、請求項1に記載の足場板にお
いて、足場板本体8の前後各端部8a,8bに左右横方
向に連なるように突設される複数の隙間ブロック91
3は、左右両端にある第1隙間ブロック91 と、その
中間にある第2及び第3隙間ブロック92 ,93 とから
なり、各隙間ブロックは、足場用建枠1の横材2より上
方に配置されるブロック本体部14を有すると共に、第
1隙間ブロック91 はブロック本体部14の下部に連設
された横材2に係合可能な支持部片16を有し、第2隙
間ブロック92 はブロック本体部14の下方にフック部
材突入用空間部18を形成し、第3隙間ブロック93
ブロック本体部14の下方にフック部材取付用空間部2
0を有することを特徴とする。
【0007】請求項3は、請求項2に記載の足場板にお
いて、足場板本体8の一端部側に突設された第2隙間ブ
ロック92 と前後方向に対向する足場板本体8の他端部
側の位置には第3隙間ブロックが突設され、足場板本体
8の一端部側の第3隙間ブロック93 と対向する足場板
本体8の他端部側の位置には第2隙間ブロック92 が突
設されていることを特徴とする。
【0008】請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載
の足場板において、足場板本体8の一端部8a側に設け
られるフック部材11と、足場板本体8の他端部8b側
に設けられるフック部材11とは、足場板本体8の平面
視においてその対角線上に位置にあることを特徴とす
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る足場板の実
施形態について、図1〜図12、及び従来例を示す図1
3をも参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の足
場板10の一部正面図、 図2の(A)は同足場板10
の一部平面図、同図の(B)は(A)のX−X線断面図
である。また、図3は同足場板10の一部裏面図、図4
はフック部材が足場用建枠の横材2に係合する前の状態
を示す斜視図、図5はフック部材が足場用建枠の横材2
に係合した状態を示す斜視図である。
【0010】足場板10は、図2及び図3から分かるよ
うに、両側一対のアルミニウム押し出し中空型材M1,
M2を一体的に接合して形成される足場板本体8を有す
る。この足場板本体8の長手方向に沿った前後各端部8
a,8bに、足場用建枠1の横材2を挟んでその両側に
架け渡される両足場板10,10の対向端部間の隙間S
を塞ぐ複数の隙間ブロック91 ,92 ,93 ,94 が左
右横方向(足場板本体8の長手方向と直交方向)に連な
るように突設されている。ここで、隙間ブロック91
第1隙間ブロック、隙間ブロック92 を第2隙間ブロッ
ク、隙間ブロック93 を第3隙間ブロック、隙間ブロッ
ク94 を第4隙間ブロックとし、また左右横方向に連な
る一連の隙間ブロックを隙間ブロック群9とする。
【0011】図2〜図5に示すように、足場板本体8の
前後各端部8a,8bには複数個(この実施形態では9
個)の隙間ブロック91 〜94 が左右横方向に連なるよ
うに突設されている。そして、図4及び図5を参照し
て、足場板本体8の一端部8aには、その左右両端に夫
々第1隙間ブロック91 が配設されると共に、左右両端
の真ん中に第4隙間ブロック94 が配設され、左端の第
1隙間ブロック91 の右側に第2隙間ブロック92 、こ
の第2隙間ブロック92 の右側に第1隙間ブロック
1 、この第1隙間ブロック91 と真ん中の第4隙間ブ
ロック94 との間に第3隙間ブロック93 が夫々配設さ
れ、また右端の第1隙間ブロック91 の左側に第3隙間
ブロック93 、この第3隙間ブロック93 の左側に第1
隙間ブロック9 1 、この第1隙間ブロック91 と真ん中
の第4隙間ブロック94 との間に第2隙間ブロック92
が夫々配設されている。
【0012】足場板本体8の他端部8bには、図2及び
図3に示すように、一端部8aの第1隙間ブロック91
及び第4隙間ブロック94 と夫々足場板長手方向に対向
する位置に、同じ第1隙間ブロック91 及び第4隙間ブ
ロック94 が配設されるが、一端部8a側の第2隙間ブ
ロック92 と対向する位置には第3隙間ブロック9
3が、また一端部8aの第3隙間ブロック93 に対向す
る位置には第2隙間ブロック92 が夫々配設されてい
る。
【0013】そして、各第3隙間ブロック93 には、足
場用建枠1の横材2の上側部に対し係脱自在なフック部
材11が取り付けられ、また足場板本体8の一端部8a
の右端にある第1隙間ブロック91 の外側面にブラケッ
ト12が取り付けられて、このブラケット12に、前記
横材2の下側部に対し係脱自在なロック部材13が設け
られ、足場板本体8の他端部8b側ではその左端にある
第1隙間ブロック91の外側面にブラケット12が取り
付けられて、このブラケット12に、前記横材2の下側
部に対し係脱自在なロック部材13が設けられている。
この場合、足場板本体8の一端部8a側に設けられるロ
ック部材13と、足場板本体8の他端部8b側に設けら
れるロック部材13とは、図3から分かるように、足場
板本体8の平面視においてその対角線上の位置にある。
【0014】図6〜図9は、上記した第1隙間ブロック
1 〜第4隙間ブロック94 の夫々の構造を示す。これ
ら第1隙間ブロック91 〜第4隙間ブロック94 は、夫
々、足場板10の使用時において足場用建枠1の横材2
より上方に配置されるブロック本体部14、及びブロッ
ク本体部14の基端側にあって、足場板本体8の前後各
端部8a,8bに嵌合されるコ字状取付枠部15を有す
る。
【0015】各隙間ブロックについて説明すると、先
ず、第1隙間ブロック91 は、図6に示すように、ブロ
ック本体部14と、コ字状取付枠部15と、これらブロ
ック本体部14とコ字状取付枠部15の下端部から下向
きに突出した断面略V字状の支持部片16とからなり、
支持部片16の円弧状外側壁部16aが足場用建枠1の
横材2の上側面部に係合するようになっており、そして
ブロック本体部14とコ字状取付枠部15との間に支軸
貫通用ポケット17が一体形成されている。
【0016】第2隙間ブロック92 は、図7に示すよう
にブロック本体部14とコ字状取付枠部15とからなる
もので、ブロック本体部14の下方には、足場板使用時
に他の足場板10の足場板本体8の他端部8b側にある
第3隙間ブロック93 に取り付けられたフック部材11
を突入させるためのフック部材突入用空間部18が形成
される。
【0017】第3隙間ブロック93 は、図8に示すよう
に、コ字状取付枠部15の下端部に断面略しの字状支持
脚部19を垂下連設すると共に、この支持脚部19とブ
ロック本体部14との間にフック部材取付用空間部20
を形成し、このフック部材取付用空間部20内にフック
部材11を取り付けるようになっている。
【0018】第4隙間ブロック94 は、図9に示すよう
に、ブロック本体部14と、コ字状取付枠部15と、断
面略V字状の支持部片16と、支軸貫通用ポケット17
とからなり、隙間ブロックの長さが第1隙間ブロック9
1 より長く(2倍)形成されているだけで、第1隙間ブ
ロック91 と全く同じ断面構造を有するものである。
尚、第1隙間ブロック91 〜第4隙間ブロック94 は、
夫々アルミニウム押し出し型材によって形成される。
【0019】上記のような構造の第1隙間ブロック91
〜第4隙間ブロック94 は、足場板本体8の各端部8
a,8bに、4個の第1隙間ブロック91 と、2個の第
2隙間ブロック92 と、2個の第3隙間ブロック9
3 と、1個の第4隙間ブロック94とを図2〜図4に示
すような配列状態にして取り付けるわけであるが、その
取付にあたって、各隙間ブロックは、そのコ字状取付枠
部15を足場板本体8の端部8a,8bに嵌合させ、そ
の嵌合端部を足場板本体8に対しかしめることによって
固定される。
【0020】こうして足場板本体8の各端部8a,8b
に固定される第1隙間ブロック91〜第4隙間ブロック
4 には、第1隙間ブロック91 及び第4隙間ブロック
4に夫々設けてある支軸貫通用ポケット17に亘って
支軸21を貫通させると共に、この支軸21にフック部
材11の軸孔Oを挿通して、このフック部材11の基端
部11aを第3隙間ブロック93 のフック部材取付用空
間部20に枢着する。
【0021】上記のように基端部11aが第3隙間ブロ
ック93 のフック部材取付用空間部20に挿入されて支
軸21により枢着されたフック部材11は、係合部11
bの先端部が図8の及び図10のに示すように下向
き状態にある非係合位置と、この非係合位置から上向き
に回動して、係合部11bが図8の及び図10のに
示すように足場用建枠1の横材2の上側部に係合する係
合位置との間でのみ回動可能となっている。
【0022】足場用建枠1の横材2の下側部に係合する
ロック部材13は、第1隙間ブロック91 の外側面に取
り付けられるブラケット12に取り付けられている。こ
のロック部材13は、図11に示すように、上下2か所
に長孔22,23を有する円弧状部片からなるもので、
両長孔22,23に夫々通されてブラケット12に固着
されたピン24,25によって、同図の実線で示すロッ
ク位置と仮想線で示す非ロック位置との間でスライド自
在に取り付けられ、常時は自重によって実線図示のロッ
ク位置に保持されている。しかして、ロック部材13が
ロック位置にある時、このロック部材13と前記フック
部材11とが前記横材2の外周の半周以上を抱持する状
態となって、足場板本体8の浮き上がりを防止するよう
になっている。尚、ブラケット12は、足場板本体8の
側端面に固着されている。
【0023】図2は、足場用建枠1の横材2に、一方の
足場板10の一端部8aと、他方の足場板10の対向端
部8bを架け渡した状態を示し、この図2のY−Y線拡
大断面図を図12に示す。尚、図2では、他方の足場板
10を仮想線で示している。足場板10の一端部8aを
足場用建枠1の横材2に架け渡す際には、隙間ブロック
群9の中の各第3隙間ブロック93 に取り付けてあるフ
ック部材11を、図4及び図10のに示すように係合
部11bの先端部が下を向いた非ロック位置に手で回動
してセットすると共に、隙間ブロック群9の端にあるロ
ック部材13を手で非ロック位置に引き上げておく。
【0024】こうしてフック部材11を非ロック位置に
セットし、ロック部材13を非ロック位置に保持した状
態で、足場板10の足場板本体一端部8aの隙間ブロッ
ク群9を足場用建枠1の横材2に接近させ、図10の
に示すようにフック部材11の先端部を横材2の上側部
に当接させた状態から、足場板本体8の一端部8aを押
し下げると、フック部材11は、その先端部が横材2に
押し付けられることにより上向きに回動して、図10の
に示すように横材2の上側面部に係合した係合位置と
なる。この後、図11の仮想線で示すような非ロック位
置に保持していたロック部材13を図11の実線で示す
ロック位置に引き下げることによって、一方の足場板1
0の足場板本体8の一端部8a側を足場用建枠1の横材
2に掛止固定することができる。他方の足場板10の足
場板本体8の対向端部8b側も上記のようにして横材2
に掛止固定すればよい。
【0025】図12は、上記のようにして一方の足場板
10の足場板本体8の一端部8a側が足場用建枠1の横
材2に掛止されると共に、他方の足場板10の足場板本
体8の対向端部8a側が同横材2に掛止された状態を示
しているが、この図から分かるように、両足場板10,
10の対向端部間に形成される隙間Sが、両足場板1
0,10の対向端部8a,8bに夫々突設されている隙
間ブロック群9,9によって殆ど塞がれた状態となる。
従って、隙間Sからボルト・ナット等の落下を防止する
ことができると共に、作業者が足場板10を歩行中に隙
間Sに足を引っ掛けて、転んでしまうおそれがなく、作
業上の安全を確保することができる。
【0026】この場合、足場板10,10の対向端部間
の隙間Sを塞ぐのに、特別な作業を要するものではな
く、足場板10の架け渡し作業を行う結果として、両足
場板10,10の対向端部8a,8bに夫々突設されて
いる隙間ブロック群9,9により隙間Sが塞がれるか
ら、特別な作業を行う必要がなく、枠組足場の仮設作業
を能率良く行うことができる。
【0027】また、上記隙間Sは、各足場板10の隙間
ブロック群9を形成する第1〜第4の隙間ブロック91
〜94 の夫々のブロック本体部14によって塞がれる
が、第1隙間ブロック91 及び第4隙間ブロック94
夫々下部には支持部片16が設けてあって、この支持部
片16が足場用建枠1の横材2に係合可能となっている
から、足場板10を横材2に架け渡した時に、足場板1
0側の荷重は、第3隙間ブロック93 に取り付けてある
フック部材11だけでなく、このフック部材11と、1
隙間ブロック91 及び第4隙間ブロック94 の各支持部
片16を介して横材2に支持されるから、フック部材1
1の荷重負担が少なくなって、フック部材11の使用寿
命を延ばすことができる。
【0028】また、上記のように第1隙間ブロック91
が支持部片16を有し、第2隙間ブロック92 がブロッ
ク本体部14の下方にフック部材突入用空間部18を形
成し、第3隙間ブロック93 がブロック本体部14の下
方にフック部材取付用空間部20を有するもので、これ
ら第1隙間ブロック91 〜第3隙間ブロック93 の3種
類の隙間ブロックを製作すれば、これら3種類の隙間ブ
ロックの組合せによって、隙間ブロック群9を所望に形
成することができる。尚、この実施形態では、第4隙間
ブロック94 を設けているが、この第4隙間ブロック9
4 は、第1隙間ブロック91 と長さが異なるだけであっ
て、実質的に第1隙間ブロック91 と同種類の隙間ブロ
ックである。
【0029】また、足場板本体8の一端部8a側に突設
された第2隙間ブロック92 と前後方向に対向する足場
板本体8の他端部8b側の位置に、第3隙間ブロック9
3 が突設され、足場板本体8の一端部側の第3隙間ブロ
ック93 と対向する足場板本体8の他端部8b側の位置
に、第2隙間ブロック92 が突設されるようになってい
るから、足場用建枠1の横材2にその両側から足場板1
0,10を掛止する際に、一方の足場板10の一端部8
a側と他方の足場板10の他端部8b側とを対向させる
ようにすると、互いに対向する端部8a,8b間におい
て、第3隙間ブロック93 に取り付けてあるフック部材
11を、この第3隙間ブロック93 と対向する第2隙間
ブロック92 側に形成されるフック部材突入用空間部1
8にそのまま突入させればよいから、横材2に対する各
足場板10のフック部材11の係合操作を容易に行うこ
とができる。
【0030】また、足場板本体8の一端部8a側に設け
られるロック部材13と、足場板本体8の他端部8b側
に設けられるロック部材13とは、図3から分かるよう
に、足場板本体8の平面視においてその対角線上に位置
するようになっているから、足場用建枠1の横材2にそ
の両側から足場板10,10を掛止する際に、両足場板
10,10の互いに対向突出するロック部材13,13
が同じ位置に重なることがなくなり、従って足場板10
の各端部8a,8bにはその左右方向全域を有効に使用
して隙間ブロックを配設することができる。
【0031】尚、この実施形態では、足場板本体8の各
端部8a,8bにロック部材13を1個だけ設けている
が、ロック部材13は、足場板本体8の各端部8a,8
bに2個設ける、つまり各端部8a,8bにおける左右
両端に夫々設けるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、足場用建
枠の横材を挟んでその両側に架け渡される両足場板の対
向端部間の隙間を、足場板本体の前後各端部にその横方
向に連なるように突設した複数の隙間ブロックによって
塞ぐことができ、それによって上記隙間からボルト・ナ
ット等の落下を防止することができると共に、作業者が
足場板を歩行中に隙間に足を引っ掛けて、転んでしまう
おそれがなく、作業上の安全を確保することができる。
【0033】この場合、足場板の対向端部間の隙間を塞
ぐのに、特別な作業を要するものではなく、足場板の架
け渡し作業を行う結果として、両足場板の対向端部に夫
々突設された隙間ブロックにより隙間が塞がれるから、
余分な作業が不要で、枠組足場の仮設作業を能率良く行
うことができる。また、複数の隙間ブロックの少なくと
も1つに取付けたフック部材を足場用建枠の横材の上側
部に係合した状態で、左右何れか一端の隙間ブロック側
に設けたロック部材を同横材の下側部に係合させること
によって、足場板本体の浮き上がりを阻止して、足場板
を安定に固定させることができる。
【0034】請求項2に係る発明によれば、両足場板の
対向端部間の隙間は、足場板の端部に突設した各隙間ブ
ロックのブロック本体部によって塞ぐことができると共
に、第1隙間ブロックの下部には足場用建枠の横材に係
合可能な支持部片が設けてあって、足場板側の荷重は、
第3隙間ブロックに取り付けてあるフック部材と、第1
隙間ブロックの支持部片とを介して横材に支持されるか
ら、フック部材の荷重負担が少なくなって、フック部材
の使用寿命を延ばすことができる。
【0035】また、第1隙間ブロックはブロック本体部
の下部に支持部片を有し、第2隙間ブロックはブロック
本体部の下方にフック部材突入用空間部を形成し、第3
隙間ブロックはフック部材取付用空間部を有するもの
で、これら第1隙間ブロック〜第3隙間ブロックの3種
類の隙間ブロックを製作すれば、これら3種類の隙間ブ
ロックの組合せによって、隙間ブロック群を所望に形成
することができる。
【0036】請求項3に係る発明によれば、足場用建枠
の横材にその両側から足場板を掛止する際に、一方の足
場板の一端部側と他方の足場板の他端部側とを対向させ
るようにすると、互いに対向する端部間において、第3
隙間ブロックに取り付けてあるフック部材を、この第3
隙間ブロックと対向する第2隙間ブロック側に形成され
るフック部材突入用空間部にそのまま突入させればよい
から、横材に対する各足場板のフック部材の係合操作が
容易に行えると共に、横材への足場板の掛止作業が容易
となる。また、この場合、第3隙間ブロックのフック部
材が、この第3隙間ブロックに対向する第2隙間ブロッ
クのフック部材突入用空間部に突入することによって、
両足場板の互いの横方向のずれが防止される。
【0037】請求項4に係る発明によれば、足場用建枠
の横材にその両側から足場板を掛止する際に、両足場板
の互いに対向突出するロック部材が同じ位置に重なるこ
とがなく、従って足場板の各端部にはその左右方向全域
を有効に使用して隙間ブロックを配設することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の足場板の一部欠載正面図である。
【図2】 (A)は同足場板の一部欠載平面図、(B)
は(A)のX−X線断面図である。
【図3】 同足場板の一部欠載裏面図である。
【図4】 フック部材が足場用建枠の横材に係合する前
の状態を示す斜視図である。
【図5】 フック部材が足場用建枠の横材に係合した状
態を示す斜視図である。
【図6】 隙間ブロック群のうち第1隙間ブロックを示
す斜視図である。
【図7】 第2隙間ブロックを示す斜視図である。
【図8】 第3隙間ブロックの斜視図で、はフック部
材が非係合位置 にある状態、は係合位置にある状態
を示す。
【図9】 第4隙間ブロックを示す斜視図である。
【図10】 第3隙間ブロックの断面側面図で、はフ
ック部材が非係合位置にある状態、は係合位置にある
状態を示す。
【図11】 ロック部材を示す側面図である。
【図12】 図2のY−Y線拡大断面図である。
【図13】 従来の足場板の使用状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 足場用建枠 2 足場用建枠の横材 3 足場用建枠の縦材 8 足場板の足場板本体 8a 足場板本体の一端部 8b 足場板本体の他端部 9 隙間ブロック群 91 第1隙間ブロック 92 第2隙間ブロック 93 第3隙間ブロック 94 第4隙間ブロック 10 足場板 11 フック部材 12 ブラケット 13 ロック部材 14 ブロック本体部 15 コ字状取付枠部 16 支持部片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する足場用建枠の横材間に架
    け渡される足場板において、足場板本体の前後各端部
    に、足場用建枠の横材を挟んでその両側に架け渡される
    両足場板の対向端部間の隙間を塞ぐ複数の隙間ブロック
    が左右横方向に連なるように突設され、その少なくとも
    1つの隙間ブロックに、前記横材の上側部に対し係脱自
    在なフック部材が取り付けられると共に、前記横材の下
    側部に対し係脱自在な浮き上がり防止用のロック部材が
    左右何れか一端の隙間ブロック側に設けられてなる足場
    板。
  2. 【請求項2】 足場板本体の前後各端部に左右横方向に
    連なるように突設される複数の隙間ブロックは、左右両
    端にある第1隙間ブロックと、その中間にある第2及び
    第3隙間ブロックとからなり、各隙間ブロックは、足場
    用建枠の横材より上方に配置されるブロック本体部を有
    すると共に、第1隙間ブロックはブロック本体部の下部
    に連設された横材に係合可能な支持部片を有し、第2隙
    間ブロックはブロック本体部の下方にフック部材突入用
    空間部を形成し、第3隙間ブロックはブロック本体部の
    下方にフック部材取付用空間部を有する請求項1に記載
    の足場板。
  3. 【請求項3】 足場板本体の一端部側に突設された第2
    隙間ブロックと前後方向に対向する足場板本体の他端部
    側の位置には第3隙間ブロックが突設され、足場板本体
    の一端部側の第3隙間ブロックと対向する足場板本体の
    他端部側の位置には第2隙間ブロックが突設されている
    請求項2に記載の足場板。
  4. 【請求項4】 足場板本体の一端部側に設けられるロッ
    ク部材と、足場板本体の他端部側に設けられるロック部
    材とは、足場板本体の平面視においてその対角線上に位
    置にある請求項1〜3の何れかに記載の足場板。
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