JP3523551B2 - 床付き布枠 - Google Patents
床付き布枠Info
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Description
などの工事現場で作業床や作業員の通路などとして構築
される仮設足場の足場板として使用される床付き布枠に
関する。
どとして構築される仮設足場として、例えば図8に図示
するように鋼管からなる複数本の建地30を桁行き方向
に所定間隔おきに、また、2本の建地30をはり間方向
に所定間隔をおいてそれぞれ建て付け、桁行き方向に隣
接する各建地30,30間には鋼管からなる布地31
を、はり間方向に隣接する2本の建地30,30間には
鋼管からなる横地32をそれぞれ架け渡し、さらに各横
地32間に足場板33をそれぞれ架け渡して構築される
鋼管足場が知られている。
板としては、例えば図9(a)〜(b)に図示するよう
な床付き布枠34が知られ、一般に平行に伸びる2本の
布材35の両端部を梁材36で連結して細長い平面長方
形状の布枠(図省略)を形成し、この布枠に床板37を
取り付け、さらに長手方向の両端部につかみ金具38と
外れ止め39をそれぞれ取り付けて構成されている。
は、両端のつかみ金具38を横地32に上から引っかけ
ることで横地32間に架け渡され、また横地32の下側
に外れ止め39が突出していることで、つかみ金具38
が横地32から誤って外れないようになっている。
付き布枠はいずれも、法的規制により外れ止め39がつ
かみ金具38に取り付けられ、しかも、多くの場合つか
み金具38は互いにぶつかりあわないで横地32に係合
するように、例えば図10に図示するように折り曲げら
れているため、つかみ金具38の周囲と床付き布枠1と
横地32との間に大きな隙間Aが生じていた。
にリベット等によって突設されているので、その頭によ
って床付き布枠間にも隙間ができていた。このため、こ
れらの隙間からボルト等の小物が落ちたり、あるいは作
業員が足をつまづくおそれがある等の問題があって、安
全上問題があった。
なされたもので、特に布枠の周囲にできる隙間を極力な
くすことにより、ボルトや金物類の落下防止と作業の安
全性を高めた床付き布枠を提供することを課題とする。
枠は、横地間に設置される床付き布枠であり、平行に延
びる布材とその両端部間にそれぞれ架け渡された梁材と
からなる布枠の上に床板を有し、前記布材の端部につか
み金具を、前記梁材に外れ止め金具をそれぞれ有し、前
記つかみ金具と外れ止め金具は平面的に互いに離れて取
り付けてあり、かつ前記外れ止め金具は前記横地の円周
方向に移動して前記横地の下側に突出および前記梁材内
に挿入可能な落下錠を備えてなることを特徴とする。
載の床付き布枠において、外れ止め金具は断面略溝状に
形成され、かつ梁材の内側に取り付けられた支持金具
と、当該支持金具の左右フランジ間に支持ピンによって
支持され、かつ横地の円周方向に移動して梁材に形成さ
れたスリットから前記横地の下側に突出および前記梁材
内に挿入可能な落下錠とから構成されてなることを特徴
とする。
付き布枠の一例を示し、図において、床付き布枠1は布
枠2の上に床板3を、長手方向の両端部につかみ金具4
と外れ止め金具5をそれぞれ有して横長の平面長方形板
状に構成されている。
は、例えば図8に図示するような鋼管足場枠の横地32
(以下「横地6」という)に両端のつかみ金具4をそれ
ぞれ引っかけて各横地6,6間に架け渡されている。布
枠2は平行に延びる2本の布材7の両端部間に梁材8を
それぞれ架け渡し、かつ布材7,7の中間部間に横中桟
10を、また梁材8,8の中間部間には必要に応じて縦
中桟9をそれぞれ架け渡して平面矩形格子状に形成され
ている。
合(500mm程度)に取り付けられる。布材7と縦中
桟9はそれぞれ、床板3の幅方向の縁端部を下側に折り
曲げて断面略L字状に形成されている。また、横中残1
0は断面略L字状に形成され、両側の布材7と縦中桟9
間にそれぞれ架け渡されている。
横中残10と同様に床板3とは別部材として形成されて
いてもよい。梁材8は布枠2の内側に真横に開口する断
面略溝状に形成され、両側の布材7とその間の縦中桟9
との端部間にそれぞれ架け渡されている。
横地6間の隙間Aを塞ぐための塞ぎ部材11が突設され
ている。塞ぎ部材11は横地6の上側に横地6と上下に
重なるように突設されている。塞ぎ部材11としては、
例えば図5(a)に図示するように梁材8の上端部から
横地6の上側に水平に突出する水平フランジ11aとこ
の水平フランジ11aを下から支持する複数の垂直リブ
11bとから形成されているもの、または例えば図5
(b),(c)に図示するように梁材8の縁端部8aが
横地6の上側に突出するように曲げ加工されたもの等が
ある。
な布材7と縦中桟9を、その間に長手方向に連続する複
数の補強リブ3aをそれぞれ有し、かつ全体に補強と滑
り止めを主な目的とするエンボス加工(凹凸加工)が施
されている。つかみ金具4は、先端部に上から横地6に
係合可能なU字状の係合溝4aを有して鋳造または鍛
造、鋼板などによって板状に形成され、かつ布枠2の長
手方向の両端部(各コーナ部)にそれぞれ取り付けられ
ている。
き2枚取り付けられ、その一方のつかみ金具4は完全な
平板状または布材7の端部から突出している部分が内側
にやや折れ曲がった曲板状に形成されている。また、他
方のつかみ金具4は布材7の端部から突出している部分
が一方のつかみ金具より内側に大きく折り曲げられて曲
板状に形成されている。
地6,6間に互いに隣接して架け渡される際に、例えば
図7に図示するように双方のつかみ金具4が互いに干渉
し合うことがなく、またつかみ金具4の周囲に生じる隙
間を極力なくすることができる。
内側に基端側をリベット止め、ビス止め、ねじ止めまた
は溶接する等して取り付けられている。その際特に、つ
かみ金具4が布材7の端部にリベット止め、ビス止めま
たはねじ止め、あるいは溶接される場合、例えば図2〜
図4に図示するように、布材7にビスやねじ等の頭部、
溶接部が収納されるような凹部7aが形成されているこ
とで、ビスやねじ等の頭部が布材7の側面部に突出しな
いようになっている。
付き布枠1を互いに密着させて敷き並べることができ、
隣接する床付き布枠1,1間に生じる隙間がなくなる。
凹部7aは、図2〜図4に図示するように、ビス等の頭
部の周囲に円形凹状に、または布材7の先端部分に長手
方向に一定範囲にわたって細長い断面略凹溝状に、ある
いは布材7の一端から他端にかけて断面略凹溝状に連続
して形成されている。
に、つかみ金具4の側面部に凹部4aを形成した場合を
示している。これにより、つかみ金具4は布材7に密着
し、ガタ等のない構造とすることができる。また、図3
(c)は他の実施例を示すが、経済性を考慮してつかみ
金具4に特に凹部4aを設けないで単純な矩形断面形と
することもできる。
支持金具12とこの支持金具12に支持されている落下
錠13とで構成されている。支持金具12は断面略溝形
状に形成され、梁材8の内側に取り付けられている。落
下錠13は横地6の円周方向に細長い略三日月形の板状
に形成され、支持金具12の左右フランジ12a,12
a間に上側支持ピン14と下側支持ピン15とによって
支持され、特に先端部分13aが梁材8の側部に形成さ
れたスリット16から横地6の下方に向かって突出して
いる。
支持ピン15は落下錠13にそれぞれ突設され、また上
側支持ピン14と下側支持ピン15がそれぞれ挿入され
ている案内孔17と18は落下錠13と支持金具12に
それぞれ形成されている。案内孔17と18はともに落
下錠13の長手方向に細長い長孔に形成され、案内孔1
8の上端部には案内孔18の軸直角方向に細長い案内孔
19が案内孔18と連続して形成されている。
(a)に図示するように落下錠13は横地6の円周方向
に一定範囲(案内孔17および18の長さの範囲)にわ
たって移動し、梁材8のスリット16から横地6の下側
に大きく突出できるようになっている。
に架け渡されている間、落下錠13が横地6の下方に大
きく突出していることで、つかみ金具4が横地6から外
れることはない。また、落下錠13が梁材8内に押し込
められ、先端部分13aがスリット16からわずかに突
出している状態で床付き布枠1の端部を軽く押し上げる
ことで、つかみ金具4は横地6から簡単に外れる。
下錠13は上側支持ピン14を回転軸に横地6側に一定
範囲(案内孔19の長さの範囲)回転し、先端部分13
aがスリット16から横地6の上に大きく突出できるよ
うになっている。これにより、つかみ金具4が横地6か
ら外されている側の落下錠13を、梁材8内に押し込
め、その先端部分13aをスリット16からわずかに突
出させた状態で、落下錠13を、上側支持ピン14を回
転軸にして横地6側に回転させて引き出し、横地6の上
に係止することで、床付き布枠1のつかみ金具4が外れ
ている側を横地6の上に仮置きできるので、床付き布枠
1を特に手で支えなくても反対側のつかみ金具4を軽く
上に押し上げるだけで横地6から簡単に外すことができ
る。よって、床付き布枠1の取り外しも簡単にできる。
に足場枠の横地に係止されるつかみ金具と外れ止め金具
が互いに離れた位置にあるため、これまでの布枠に比べ
てつかみ金具の周囲に大きな隙間が生じることはない。
材を有し、さらに一端側に2個あるつかみ金具のうち、
一方のつかみ金具が平板状または内側にやや折れ曲がっ
た曲板状を、他方のつかみ金具が一方のつかみ金具より
大きく折れ曲がった曲板状をなしているので、つかみ金
具の周囲だけでなく、横地との間に大きな隙間が生じる
ことはない。
またはねじによって取り付け、かつ布材にリベットまた
はねじの頭が収納される凹部を設けてあるので、隣接す
る床付き布枠間にも隙間はできない。よって、これらの
隙間からボルト等の小物が落ちたり、あるいは作業員が
足をつまづく等の課題を解決できて、安全性が高められ
る。
(a)はその一部破断平面図、(b)は端部側面図であ
る。
(a)はその端部側面図、(b)はその端部縦断面図で
ある。
(a)はその端部側面図、(b),(c)はその端部縦
断面図である。
(a)はその端部側面図、(b),(c)はその端部縦
断面図である。
(a)〜(c)はその端部側面図である。
(a),(b)はその端部縦断面図、(c)は(b)に
おけるイ−イ線断面図、(d)は支持金具の側面図、
(e)は落下錠の側面図である。
平面図である。
部平面図、(b)その一部拡大平面図、(c)その一部
側面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 横地間に設置される床付き布枠であり、
平行に延びる布材とその両端部間にそれぞれ架け渡され
た梁材とからなる布枠の上に床板を有し、前記布材の端
部につかみ金具を、前記梁材に外れ止め金具をそれぞれ
有し、前記つかみ金具と外れ止め金具は平面的に互いに
離れて取り付けてあり、かつ前記外れ止め金具は前記横
地の円周方向に移動して前記横地の下側に突出および前
記梁材内に挿入可能な落下錠を備えてなることを特徴と
する床付き布枠。 - 【請求項2】 外れ止め金具は断面略溝状に形成され、
かつ梁材の内側に取り付けられた支持金具と、当該支持
金具の左右フランジ間に支持ピンによって支持され、か
つ横地の円周方向に移動して梁材に形成されたスリット
から前記横地の下側に突出および前記梁材内に挿入可能
な落下錠とから構成されてなることを特徴とする請求項
1記載の床付き布枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37392299A JP3523551B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 床付き布枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37392299A JP3523551B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 床付き布枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001182315A JP2001182315A (ja) | 2001-07-06 |
JP3523551B2 true JP3523551B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
ID=18502980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37392299A Expired - Lifetime JP3523551B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 床付き布枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3523551B2 (ja) |
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KR200458240Y1 (ko) * | 2008-11-18 | 2012-01-31 | 주식회사 동성진흥 | 작업용 안전발판 |
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JPH08246663A (ja) * | 1995-03-13 | 1996-09-24 | Hasegawa Kogyo Kk | 伸縮式足場板 |
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-
1999
- 1999-12-28 JP JP37392299A patent/JP3523551B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001182315A (ja) | 2001-07-06 |
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