JP7278131B2 - 外壁パネル取り付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、外壁パネル取り付け方法に関する。
例えば都市部において鉄骨造の建物を施工するに当たり、施工対象の建物の外壁と隣地境界との間には、足場の組立てに十分なスペースがない場合が往々にしてある。あるいは、仮に足場を組むことができたとしても、足場と外壁設置位置との間に外壁パネルが入り込むスペースや、さらには、外壁パネルを設置するためのスペースがない場合がある。
通常、足場と外壁設置位置との間に十分なスペースがある場合は、クレーン等の重機にて吊り上げられた外壁パネルがこのスペースに落とし込まれ、足場上にいる作業員は、外壁パネルをその下方が外壁設置位置側に向くようにして斜め姿勢とし、外壁パネルの下端に取り付けられている取り付けボルトを、各階の外壁設置位置の下方に取り付けられている下方取り付け金具の有する溝に対してまず設置する。そして、この取り付けボルトと溝との係合部を支点として、外壁パネルの上方を外壁設置位置側に起こし、外壁パネルの上方を屋外側から室内側へ面外方向に回動させることにより、外壁パネルの上端に開設されているボルト孔を、外壁設置位置にある上方取り付け金具の有するボルト孔に位置合わせする。双方のボルト孔が位置合わせされることにより貫通孔が形成され、この貫通孔にボルトを挿通し、ナット締めすることにより、外壁パネルの取り付けが行われる。
すなわち、この施工では、外壁パネルの下端が固定されてここを支点として、外壁パネルの上方が屋外側から室内側へ円弧を描いて面外の動きで回動しながら設置されることから、外壁設置位置と足場との間には、ある程度余裕のあるスペースが必要になる。
そこで、上記するように足場を設置するスペースがない狭小敷地においても、外壁パネルを好適に施工することのできる建築方法が提案されている。具体的には、建物の躯体を構成する下階天井梁及び上階天井梁の長手方向に延びるように、それぞれ案内レールを設ける。一方、下階外壁パネル及び上階外壁パネルの上端部には、案内レールに引っ掛けられるハンガーを取り付ける。そして、それぞれのハンガーを各天井梁の案内レールに引っ掛けることにより、各外壁パネルは各天井梁に吊り下げられた状態となる。この吊り下げ状態においてハンガーを案内レールに沿ってスライドさせることにより、各外壁パネルを所定の取り付け位置に移動させる。この取り付け位置において、各外壁パネルを屋内側からボルト等により固定する建築方法である(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-127927号公報
特許文献1に記載の建築方法によれば、足場を設置するスペースがない狭小敷地においても、外壁パネルを施工することができる。しかしながら、下階天井梁及び上階天井梁の長手方向に延びるようにそれぞれ案内レールを設け、下階外壁パネル及び上階外壁パネルの上端部にそれぞれ案内レールに引っ掛けられるハンガーを取り付け、それぞれのハンガーを各天井梁の案内レールに引っ掛けて各外壁パネルを吊り下げ、ハンガーを案内レールに沿ってスライドさせることから、仮設部材が大掛かりなものとなり、仮設部材の製作コストに関して課題がある。さらに、大掛かりな仮設部材の設置と外壁パネル設置後の仮設部材の取り外しには、多大な手間と時間を要するといった課題がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、足場を設置するスペースがない狭小敷地においても、大掛かりな仮設部材の設置や取り外しを不要としながら、効率的に外壁パネルを取り付けることを可能とした、外壁パネル取り付け方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成すべく、本発明による外壁パネル取り付け金具の一態様は、
各階の梁に接合され、かつ、外壁パネルを構成するフレームに取り付けられている取り付けボルトが固定される、外壁パネル取り付け金具であって、
前記梁に接合される固定片と、該固定片に対して直交して前記フレームに当接する当接片と、を有し、
前記当接片には、下方に向かって徐々に近接する二つのテーパー状の案内部と、該二つの案内部の下端を繋ぐ下方に落ち込んだ係合部とを備えている案内係合溝が、間隔を置いて左右に二つ開設されており、
相互に隣接する前記外壁パネルの下方の隅角部にある取り付けボルトがそれぞれ、二つの前記案内係合溝に落とし込まれて係合するようになっていることを特徴とする。
本態様によれば、例えば重機にて垂下された外壁パネルを外壁設置ラインに沿って面内方向(外壁の幅方向)に移動(スライド)させながら、外壁パネルの下方の隅角部に取り付けられている取り付けボルトを、外壁パネル取り付け金具の有する当接片に開設されている、案内係合溝の備えるテーパー状の案内部に沿って下方に案内しながら、案内部の下端に連続する例えば円弧状の係合部に落とし込むことにより、狭いスペースにおいても、外壁パネルの下端を、外壁パネル取り付け金具を介して梁に効率的に取り付けることができる。
建物のうち、外壁パネルの設置位置にある各階の梁(各階の床梁(階間梁を含む)や土台梁等)の所定位置に、複数の外壁パネル取り付け金具を取り付けておく。この外壁パネル取り付け金具の取り付けは、現場にて行われてもよいし、工場等において梁に予め取り付けておいてもよい。一方、外壁パネルは、上方及び下方のそれぞれの左右端にある四つの隅角部に取り付けボルトを有しており、各取り付けボルトは、対応する外壁パネル取り付け金具の有するそれぞれの案内係合溝に係合されることにより、外壁パネルは外壁パネル取り付け金具を介して梁等の建物躯体に取り付けられる。
ここで、一階の土台にその下端が取り付けられる外壁パネルは、下方の隅角部にある取り付けボルトが外壁パネル取り付け金具の案内係合溝に係合される。一方、二階以上の上階にその下端が取り付けられる外壁パネルにおいては、下方の左右の隅角部にそれぞれ、上下に二つで一組の取り付けボルトが設けられ得る(従って、上階の外壁パネルには、下方の左右の隅角部に計四つの取り付けボルトが設けられる)。この場合、外壁パネルの下方にある一組の取り付けボルトのうち、上方の取り付けボルトが本態様の外壁パネル取り付け金具の有する案内係合溝に係合される。そして、一組の取り付けボルトのうち、下方の取り付けボルトは、下階の外壁パネルを取り付けるための別途の外壁パネル取り付け金具の有する案内係合溝に係合される。この別途の外壁パネル取り付け金具は、以下で詳説する別途の態様の取り付け金具となる。
本態様の外壁パネル取り付け金具は、外壁パネルの有する四つの隅角部のうち、下方の左右端の隅角部にある取り付けボルトが取り付けられる取り付け金具である。外壁パネル取り付け金具の有する当接片において、二つの案内係合溝が間隔を置いて左右に二つ開設されていることにより、それぞれの案内係合溝には、隣接する二つの外壁パネルの一方の外壁パネルの右下隅角部の取り付けボルトと、他方の外壁パネルの左下隅角部の取り付けボルトがそれぞれ係合される。
固定片が接合される梁は、土台を形成する土台梁をはじめ、各階の床梁(階間梁を含む)の例えば上面(梁がH形鋼からなる場合は、上方フランジの上面)に対して、ボルト等により接合される。水平方向に延出する梁の例えば上面に載置される、水平方向に延出する固定片に対して、鉛直方向に建て込まれる外壁パネルに当接する当接片が直交する態様で立ち上っており、この立ち上がり姿勢の当接片の上端に臨むようにして二つの案内係合溝が開設されている。
本態様の外壁パネル取り付け金具は、特許文献1に記載されるように大掛かりな仮設部材ではなく、比較的シンプルな構成で寸法も小さな取り付け金具となり得る。さらに、外壁の幅方向である面内方向に外壁パネルがスライドされる過程で、外壁パネルの有する取り付けボルトが自動的に落とし込まれて係合される案内係合溝を有している。これらのことにより、製作コストを抑制でき、足場を不要としながら効率的に外壁パネルを取り付けることが可能になる。
また、本発明による外壁パネル取り付け金具の他の態様において、前記当接片には、前記二つの案内係合溝の下方にそれぞれ、二つの第一ボルト孔が開設されており、
相互に隣接する前記外壁パネルの上方の隅角部にある第二ボルト孔がそれぞれ、二つの前記第一ボルト孔に位置合わせされ、ボルトが挿通されてボルト固定されるようになっていることを特徴とする。
本態様によれば、上階の外壁パネルの取り付けに関しては、上記する態様の外壁パネル取り付け金具と同様の作用により効率的に取り付けることができ、さらに、下階の外壁パネルの取り付けに関しては、第一ボルト孔に対して下階の外壁パネルの有する第二ボルト孔が位置合わせされ、双方のボルト孔により形成される連通孔に固定ボルトが挿通されて固定されることにより、一つの外壁パネル取り付け金具により、上階と下階の外壁パネルの取り付けを実現することができる。
本態様の外壁パネル取り付け金具は、主として、上階の外壁パネルの有する四つの隅角部のうち、下方の左右端の隅角部にある取り付けボルトが取り付けられるとともに、下階の外壁パネルの有する四つの隅角部のうち、上方の左右端の隅角部にある第二ボルト孔が取り付け金具の有する第一ボルト孔と位置合わせされてボルト固定される取り付け金具である。
例えば、各階の階間梁の下面(梁がH形鋼からなる場合は、下方フランジの下面)に対して、本態様の外壁パネル取り付け金具の有する固定片がボルト接合される。上記するように、上階の外壁パネルが、下方の左右の隅角部に計四つの取り付けボルトを有する場合、本態様の外壁パネル取り付け金具の有する案内係合溝には、下方の左右の隅角部にある二つで一組の取り付けボルトのうち、下段にある取り付けボルトが係合される。
尚、各階の階間梁の上面(梁がH形鋼からなる場合は、上方フランジの上面)には、既に説明する別途の態様の外壁パネル取り付け金具が接合されており、この別途の態様の外壁パネル取り付け金具の案内係合溝に対して、上階の外壁パネルの下方の左右端の隅角部にある二つで一組の取り付けボルトのうち、上段にある取り付けボルトが係合される。すなわち、一つの階間梁の有する上方フランジと下方フランジに対して、このように二種類の外壁パネル取り付け金具が接続され、上階の外壁パネルの下方にある二つで一組の取り付けボルトは、階間梁の上方フランジと下方フランジの双方に接続されている異なる種類の外壁パネル取り付け金具に対して係合される。
このことにより、上階の外壁パネルは、その上方に設けられている第二ボルト孔が、さらに上階用の外壁パネル取り付け金具の有する第一ボルト孔に位置合わせされてボルト固定され、その下方にある二つで一組の取り付けボルトが、階間梁の上方フランジと下方フランジの双方に接続されている二種類の外壁パネル取り付け金具の案内係合溝にそれぞれ係合される。このように、上階の外壁パネルは、その下方の左右の隅角部がそれぞれ二つで一組の取り付けボルト(総計四つの取り付けボルト)にて二種類の外壁パネル取り付け金具(既述する態様と本態様の二種類の外壁パネル取り付け金具)に取り付けられることにより、外壁パネルを面外に偏心させることなく、強固に建物躯体に対して取り付けることができる。
また、本発明による外壁パネル取り付け金具の他の態様は、前記固定片と前記当接片が、二つのフランジを介して一体とされていることを特徴とする。
本態様によれば、固定片と当接片が二つのフランジを介して一体とされていることにより、固定片から立ち上がる(もしくは立ち下がる)当接片を、一対のフランジにて支持することができ、外壁パネル取り付け金具の剛性を高めることができる。このことにより、梁にボルト固定される固定片と、外壁パネルに当接する当接片を、フランジを介して強固に接合することができる。尚、固定片と、該固定片に対して直交する記当接片に対して、一対のフランジが溶接にて接合される形態であってもよいし、固定片と当接片、及び一対のフランジが鍛造や鋳造等により一体に成形されてもよい。
また、本発明による外壁パネル取り付け方法の一態様は、
一階の土台梁の上面において、前記外壁パネル取り付け金具からなる第一外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、一階と二階の間の階間梁の下面であって前記第一外壁パネル取り付け金具に対応する位置において、前記外壁パネル取り付け金具からなる第二外壁パネル取り付け金具が取り付けられており、
重機にて垂下された前記外壁パネルが、前記階間梁と前記土台梁により形成される建物躯体に沿ってスライドしながら設置位置に配設され、該外壁パネルの有する前記取り付けボルトが、前記第一外壁パネル取り付け金具の有する前記案内係合溝に係合され、その際に、前記外壁パネルの有する前記第二ボルト孔が、前記第二外壁パネル取り付け金具の有する前記第一ボルト孔に位置合わせされて連通孔を形成し、該連通孔にボルトを挿通してボルト固定することを特徴とする。
本態様によれば、土台梁の上面に第一外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、一階と二階の間の階間梁の下面に第二外壁パネル取り付け金具が取り付けられていることにより、一階の外壁パネルを、これらの梁を含む建物躯体に沿って外壁の幅方向にスライドさせながら、スムーズに土台梁や階間梁に係合及びボルト固定することができる。そのため、足場を設置するスペースがない狭小敷地においても、効率的に外壁パネルを取り付けることができる。尚、外壁パネル取り付け金具の取り付けは、現場にて行われてもよいし、工場等において梁に予め取り付けておいてもよい。
また、本発明による外壁パネル取り付け方法の他の態様は、
前記外壁パネルは、その下方の隅角部において上下にある二つの前記取り付けボルトを備えており、
二階以上の上階において、上方の階間梁と下方の階間梁があり、該上方の階間梁と該下方の階間梁のそれぞれの上面の相互に対応する位置において、前記外壁パネル取り付け金具からなる第一外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、前記下方の階間梁の下面であって前記第一外壁パネル取り付け金具に対応する位置において、前記外壁パネル取り付け金具からなる第二外壁パネル取り付け金具が取り付けられており、
重機にて垂下された前記外壁パネルが、前記上方の階間梁と前記下方の階間梁により形成される建物躯体に沿ってスライドしながら設置位置に配設され、該外壁パネルの有する二つの前記取り付けボルトが、前記下方の階間梁に取り付けられている前記第一外壁パネル取り付け金具と前記第二外壁パネル取り付け金具の有するそれぞれの前記案内係合溝に係合され、その際に、前記外壁パネルの有する前記第二ボルト孔が、前記上方の階間梁に取り付けられている前記第二外壁パネル取り付け金具の有する前記第一ボルト孔に位置合わせされて連通孔を形成し、該連通孔にボルトを挿通してボルト固定することを特徴とする。
本態様によれば、二階以上の上階における下方の階間梁の上面及び下面にそれぞれ第一外壁パネル取り付け金具と第二外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、上方の階間梁の下面に第二外壁パネル取り付け金具が取り付けられていることにより、二階以上の上階の外壁パネルを、これらの梁を含む建物躯体に沿って外壁の幅方向にスライドさせながら、スムーズに上下の階間梁に係合及びボルト固定することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明の外壁パネルの取り付け方法によれば、足場を設置するスペースがない狭小敷地においても、大掛かりな仮設部材の設置や取り外しを不要としながら、効率的に外壁パネルを取り付けることができる。
第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例を背面斜め方向から見た斜視図である。 第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例が梁の上方フランジに取り付けられている状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例を正面斜め方向から見た斜視図である。 第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例が梁の下方フランジに取り付けられている状態を示す斜視図である。 外壁パネルの一例を背面斜め方向から見た斜視図である。 実施形態に係る外壁パネル取り付け方法の一例を説明する図であって、土台梁の上方フランジに複数の第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、一階と二階の間の階間梁の下方フランジと上方フランジにそれぞれ、複数の第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具と複数の第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、一部の外壁パネルが取り付けられている状態を示す正面図である。 図6に続いて、実施形態に係る外壁パネル取り付け方法の一例を説明する図である。 第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の案内係合溝に、外壁パネルの取り付けボルトが係合している状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の案内係合溝に、外壁パネルの取り付けボルトが係合し、かつ、第一ボルト孔に外壁パネルの第二ボルト孔が位置決めされ、ボルト接合されている状態を示す斜視図である。
以下、各実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例と、実施形態に係る外壁パネル取り付け方法の一例について、添付の図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
[第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具]
はじめに、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例について説明する。ここで、図1は、第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例を背面方向から見た斜視図である。また、図2は、第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例が梁の上方フランジに取り付けられている状態を示す斜視図である。
図1に示すように、第一外壁パネル取り付け金具10(外壁パネル取り付け金具の一例)は、梁30等(図2参照)に接合される固定片11と、固定片11に対して直交して外壁パネルフレーム54(図5参照)に当接する当接片12と、二つの対向するフランジ13とを有し、これらが一体に成形されている。図1に示す当接片12においては、外壁パネルフレーム54と当接する面と反対側の背面が示されている。
当接片12には、下方に向かって徐々に近接する二つのテーパー状の案内部14と、二つの案内部14の下端を繋ぐ円弧状もしくは半トラック状の係合部15とを備えている案内係合溝16が、間隔を置いて左右に二つ開設されている。
また、固定片11には、梁30等に開設されているボルト孔に位置決めされ、ボルトが挿通される複数の固定片ボルト孔17が開設されている。
第一外壁パネル取り付け金具10は、例えば鋳造や鍛造により一体に成形され、案内係合溝16や固定片ボルト孔17も、第一外壁パネル取り付け金具10の成形と同時に成形されてもよいし、後加工として切断加工されることにより形成されてもよい。
図2に示すように、H形鋼により形成される梁30の上方フランジ31の所定位置には、二つのボルト孔(図示せず)が一組として複数組開設されており、上方フランジ31の上面に固定片11が載置され、一組のボルト孔に対して一組の固定片ボルト孔17が位置決めされ、ボルトが挿通されてボルトナット60により接合される。図2に示すように、梁30の上方フランジ31の上面に第一外壁パネル取り付け金具10が固定された状態において、当接片12は上方フランジ31に直交する鉛直方向に延設した姿勢となる。ここで、第一外壁パネル取り付け金具10が固定される梁30には、基礎上に固定される土台梁や、一階と二階の間や、二階と三階の間等における上階の階間梁が含まれる。
図2に示すように、重機(図示せず)にて垂下された外壁パネル(図示せず)を、上下の梁(例えば、下方にある土台梁と、上方にあって一階と二階の間にある階間梁)に沿って、外壁の幅方向(面内方向)であるX1方向にスライドさせることにより、正面視矩形の外壁パネルの有する四つの隅角部のうち、下方の隅角部にある取り付けボルトは、一方の案内係合溝16の案内部14にX2方向に案内される。案内部14にX2方向に案内された取り付けボルトが、さらに係合部15にX3方向に落とし込まれることにより、外壁パネルの下方の隅角部は、第一外壁パネル取り付け金具10を介して下方の梁30に固定される。
[第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具]
次に、図3及び図4を参照して、第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例について説明する。ここで、図3は、第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例を正面斜め方向から見た斜視図である。また、図4は、第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の一例が梁の下方フランジに取り付けられている状態を示す斜視図である。
図3に示すように、第二外壁パネル取り付け金具20(外壁パネル取り付け金具の他例)は、一枚の鋼板が階段状に曲げ加工されることにより形成される、最上段にあって水平方向に延設する固定片21と、最下段にあって鉛直方向に延設する当接片22Bと、途中段にあって、略コの字状に曲げ加工された当接片22Aと、を有する。そして、当接片22Aが階段状の途中位置にて溶接接合されることにより、固定片21と当接片22A,22Bが一体とされ、さらに、これらの側方において一対のフランジ23が溶接接合されることにより、第二外壁パネル取り付け金具20が形成される。
上方にある当接片22Aには、下方に向かって徐々に近接する二つのテーパー状の案内部24と、二つの案内部24の下端を繋ぐ円弧状もしくは半トラック状の係合部25とを備えている案内係合溝26が、間隔を置いて左右に二つ開設されている。
一方、下方にある当接片22Bのうち、二つの案内係合溝26の直下にはそれぞれ、第一ボルト孔28が開設されている。
図4に示すように、H形鋼により形成される梁40の下方フランジ42の所定位置には、二つのボルト孔(図示せず)が一組として複数組開設されており、下方フランジ42の下面に固定片21が当接され、一組のボルト孔に対して一組の固定片ボルト孔27が位置決めされ、ボルトが挿通されてボルトナット60により接合される。ここで、第二外壁パネル取り付け金具20が固定される梁40には、一階と二階の間や、二階と三階の間等における上階の階間梁が含まれる。
図2に示すように、重機(図示せず)にて垂下された外壁パネル(図示せず)を、上下の梁に沿ってX1方向にスライドさせ、第一外壁パネル取り付け金具10の有する一方の案内係合溝16に対して、外壁パネルの下方の隅角部にある取り付けボルトが係合された際には、図3に示すように、外壁パネルの有する第二ボルト58(図5参照)が、第二外壁パネル取り付け金具20の有する当接片22Bに開設されている一方の第一ボルト孔28に位置合わせされる。そして、相互に位置合わせされた第一ボルト孔28と第二ボルト孔58により形成される連通孔に対し、第二外壁パネル取り付け金具20の背面側から固定ボルト59(図5参照)を螺合することにより、外壁パネルの上方の隅角部が第二外壁パネル取り付け金具20を介して梁40に固定される。
[実施形態に係る外壁パネル取り付け方法]
次に、図5乃至図9を参照して、実施形態に係る外壁パネル取り付け方法の一例について説明する。ここで、図5は、外壁パネルの一例を背面方向から見た斜視図である。また、図6は、実施形態に係る外壁パネル取り付け方法の一例を説明する図であって、土台梁の上方フランジに複数の第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、一階と二階の間の階間梁の下方フランジと上方フランジにそれぞれ、複数の第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具と複数の第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、一部の外壁パネルが取り付けられている状態を示す正面図である。また、図7は、図6に続いて、実施形態に係る外壁パネルの取り付け方法の一例を説明する図である。また、図8は、第1実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の案内係合溝に、外壁パネルの取り付けボルトが係合している状態を示す斜視図である。さらに、図9は、第2実施形態に係る外壁パネル取り付け金具の案内係合溝に、外壁パネルの取り付けボルトが係合し、かつ、第一ボルト孔に外壁パネルの第二ボルト孔が位置決めされ、ボルト接合されている状態を示す斜視図である。
まず、図5を参照して、施工される外壁パネルの一例について説明する。図示する外壁パネル50は、井桁状の外壁パネルフレーム54(フレームの一例)と、外壁パネルフレーム54に対して縦下地材54aを介して固定されている外壁面材55とを有する。
外壁パネルフレーム54は、左右一対の縦桟51と、上下一対の横桟52と、一対の縦桟51の間に配設されている中間縦桟53とを有し、各部材が相互に溶接や釘留め、ビス留め等されることにより形成されている。
外壁面材55は、サイディング材から形成されており、複数の縦柄目地55aと横柄目地55bをその表面に備えている。このサイディング材としては、窯業系サイディング、アルミや鋼板からなる金属系サイディング、天然木を加工してなる木質系サイディング、塩化ビニル樹脂等からなる樹脂系サイディングなどが挙げられる。
縦桟51の上端近傍には第二ボルト孔58が開設され、上記するように、この第二ボルト孔58に対して第二外壁パネル取り付け金具20の有する第一ボルト孔28(図3又は図4参照)が位置決めされて連通孔を形成した後、固定ボルト59が連通孔に螺合されるようになっている。
一方、縦桟51の下端近傍には、上下に二つの取り付けボルト56,57(上方取り付けボルトと下方取り付けボルト)が取り付けられている。図示するように、取り付けボルト56,57には、一対の円形フランジの間にボルトが配設されており、一方の円形フランジにおいてはこのボルトが貫通して、ボルトの先端が縦桟51に螺合されるようになっている。一対の円形フランジの間のボルトが、第一外壁パネル取り付け金具10や第二外壁パネル取り付け金具20の有する案内係合溝16、26に係合され、その際に、一対の円形フランジは当接片12,22Aを挟むことにより、外壁パネルががたつくことなく、第一外壁パネル取り付け金具10等に固定される。
尚、図5に示す外壁パネル50は、以下で詳説するように、二階以上の上階に取り付けられる外壁パネルである。一方、一階にて使用される外壁パネルは50A(図6又は図7参照)、以下で詳説するように、図5に示す外壁パネル50から、上方取り付けボルト56を取り除いた外壁パネルである。
次に、外壁パネル取り付け方法について説明する。図6に示すように、鉄筋コンクリート製の基礎35の上に土台梁30が固定され、土台梁30の上方フランジ31の所定位置には、複数の第一外壁パネル取り付け金具10が外壁パネルの幅の離間を有して固定されている。図6には、一階の外壁パネル50Aと二階の外壁パネル50が、第一外壁パネル取り付け金具10及び第二外壁パネル取り付け金具20を介して既に途中まで取り付けられている状態を示している。尚、一階の外壁パネル50Aは、図5を参照して説明した二階の外壁パネル50から、既述するように上方取り付けボルト56を取り除いた外壁パネルである。
一階の外壁パネル50Aは、土台梁30に固定されている第一外壁パネル取り付け金具10の有する案内係合溝16に取り付けボルト57が係合し、階間梁40に固定されている第二外壁パネル取り付け金具20の有する第一ボルト孔28に第二ボルト孔58が位置決めされて連通孔が形成され、固定ボルト59が連通孔に螺合することにより固定されている。図8には、案内係合溝16に取り付けボルト57が係合している状態を明りょうに示している。
一方、二階の外壁パネルの下方の隅角部は、階間梁40の上方フランジ41に固定されている第一外壁パネル取り付け金具10の有する案内係合溝16に対して、上方取り付けボルト56が係合されている。さらに、階間梁40の下方フランジ42に固定されている第二外壁パネル取り付け金具20の有する案内係合溝26に対して、下方取り付けボルト57が係合されている。図9には、これらの固定態様を明りょうに示している。
尚、図6では、二階の外壁パネル50の上端の固定態様の図示が省略されているが、図示する階間梁40の上方には、例えばさらに別途の階間梁があり、この階間梁の下方フランジには、図示する階間梁40と同様に第二外壁パネル取り付け金具20が取り付けられており、この第二外壁パネル取り付け金具20の有する第一ボルト孔28に第二ボルト孔58が位置決めされて連通孔が形成され、固定ボルト59が連通孔に螺合することにより固定されている。
このように、二階の外壁パネル50の下方の隅角部が、階間梁40の上下にある第一外壁パネル取り付け金具10と第二外壁パネル取り付け金具20を介して二箇所で係合することにより、外壁パネル50の下方が面外方向(図6の紙面に直交する方向)に傾動(偏心)することが解消され、かつ外壁パネル50の下方を梁40に強固に固定することができる。
次に、図7に示すように、重機(図示せず)にて垂下された外壁パネル50Aを、上下の土台梁30と階間梁40等に沿って、外壁の幅方向(面内方向)であるX1方向にスライドさせることにより、正面視矩形の外壁パネル50Aの有する四つの隅角部のうち、下方の隅角部にある取り付けボルト57が、左右にある二つの第一外壁パネル取り付け金具10の有するそれぞれの案内係合溝16に係合される。そして、この係合の際に、上方の隅角部にある第二ボルト孔58は、第二外壁パネル取り付け金具20の有する第一ボルト孔28に位置決めされる。そして、対応する第一ボルト孔28と第二ボルト孔58により形成される連通孔に固定ボルト59を螺合することにより、外壁パネル50Aの上端が第二外壁パネル取り付け金具20を介して階間梁40に固定される。
二階の外壁パネル50も、同様に外壁の幅方向にX1方向にスライドさせることにより、外壁パネル50の下方にある上下二つの取り付けボルト56,57は、対応する案内係合溝16,26に係合され、上方にある第二ボルト孔58は、第二外壁パネル取り付け金具20の有する第一ボルト孔28に位置決めされ、固定ボルト59にて固定される。
このように、第一外壁パネル取り付け金具10と第二外壁パネル取り付け金具20を用いた外壁パネルの取り付け方法によれば、上下の梁30,40に対して外壁の幅方向から外壁パネル50,50Aをスライドさせながら設置することができる。そのため、足場を設置するスペースがない狭小敷地においても、効率的に外壁パネルを取り付けることができる。
また、各図からも明らかなように、第一外壁パネル取り付け金具10と第二外壁パネル取り付け金具20は、比較的シンプルな構成であり、かつその寸法も大きなものとはならないことから、製作コストも安価になる。
さらに、第一外壁パネル取り付け金具10と第二外壁パネル取り付け金具20は、仮設部材であると同時に本設部材でもあることから、外壁パネル設置後にその取り外しは不要である。
尚、上記実施形態に挙げた構成等に対し、その他の構成要素が組み合わされるなどした他の実施形態であってもよく、ここで示した構成に本発明が何等限定されるものではない。この点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10:第一外壁パネル取り付け金具(外壁パネル取り付け金具)、11:固定片、12:当接片、13:フランジ、14:案内部、15:係合部、16:案内係合溝、17:固定片ボルト孔、20:第二外壁パネル取り付け金具(外壁パネル取り付け金具)、21:固定片、22A,22B:当接片、23:フランジ、24:案内部、25:係合部、26:案内係合溝、27:固定片ボルト孔、28:第一ボルト孔、30:土台梁(梁)、31:上方フランジ、35:基礎、40:階間梁(梁)、41:上方フランジ、42:下方フランジ、50,50A:外壁パネル、51:縦桟、52:横桟、53:中間縦桟、54:外壁パネルフレーム(フレーム)、54a:縦下地材、55:外壁面材、55a:縦柄目地、55b:横柄目地、56:上方取り付けボルト(取り付けボルト)、57:下方取り付けボルト(取り付けボルト)、58:第二ボルト孔、59:固定ボルト、60:ボルトナット

Claims (3)

  1. 外壁パネル取り付け方法であって、
    第一外壁パネル取り付け金具と、第二外壁パネル取り付け金具を用意し、
    ここで、
    前記第一外壁パネル取り付け金具は、
    各階の梁に接合され、かつ、外壁パネルを構成するフレームに取り付けられている取り付けボルトが固定される、外壁パネル取り付け金具であり、
    前記梁に接合される固定片と、該固定片に対して直交して前記フレームに当接する当接片と、を有し、
    前記当接片には、下方に向かって徐々に近接する二つのテーパー状の案内部と、該二つの案内部の下端を繋ぐ下方に落ち込んだ係合部とを備えている案内係合溝が、間隔を置いて左右に二つ開設されており、
    相互に隣接する前記外壁パネルの下方の隅角部にある取り付けボルトがそれぞれ、二つの前記案内係合溝に落とし込まれて係合するようになっている、外壁パネル取り付け金具であり、
    前記第二外壁パネル取り付け金具は、
    前記第一外壁パネル取り付け金具の前記当接片において、前記二つの案内係合溝の下方にそれぞれ、二つの第一ボルト孔が開設されており、
    相互に隣接する前記外壁パネルの上方の隅角部にある第二ボルト孔がそれぞれ、二つの前記第一ボルト孔に位置合わせされ、ボルトが挿通されてボルト固定されるようになっている、外壁パネル取り付け金具であり、
    一階の土台梁の上面において、前記第一外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、一階と二階の間の階間梁の下面であって前記第一外壁パネル取り付け金具に対応する位置において、前記第二外壁パネル取り付け金具が取り付けられており、
    重機にて垂下された前記外壁パネルが、前記階間梁と前記土台梁により形成される建物躯体に沿ってスライドしながら設置位置に配設され、該外壁パネルの有する前記取り付けボルトが、前記第一外壁パネル取り付け金具の有する前記案内係合溝に係合され、その際に、前記外壁パネルの有する前記第二ボルト孔が、前記第二外壁パネル取り付け金具の有する前記第一ボルト孔に位置合わせされて連通孔を形成し、該連通孔にボルトを挿通してボルト固定することを特徴とする、外壁パネル取り付け方法。
  2. 外壁パネル取り付け方法であって、
    第一外壁パネル取り付け金具と、第二外壁パネル取り付け金具を用意し、
    ここで、
    前記第一外壁パネル取り付け金具は、
    各階の梁に接合され、かつ、外壁パネルを構成するフレームに取り付けられている取り付けボルトが固定される、外壁パネル取り付け金具であり、
    前記梁に接合される固定片と、該固定片に対して直交して前記フレームに当接する当接片と、を有し、
    前記当接片には、下方に向かって徐々に近接する二つのテーパー状の案内部と、該二つの案内部の下端を繋ぐ下方に落ち込んだ係合部とを備えている案内係合溝が、間隔を置いて左右に二つ開設されており、
    相互に隣接する前記外壁パネルの下方の隅角部にある取り付けボルトがそれぞれ、二つの前記案内係合溝に落とし込まれて係合するようになっている、外壁パネル取り付け金具であり、
    前記第二外壁パネル取り付け金具は、
    前記第一外壁パネル取り付け金具の前記当接片において、前記二つの案内係合溝の下方にそれぞれ、二つの第一ボルト孔が開設されており、
    相互に隣接する前記外壁パネルの上方の隅角部にある第二ボルト孔がそれぞれ、二つの前記第一ボルト孔に位置合わせされ、ボルトが挿通されてボルト固定されるようになっている、外壁パネル取り付け金具であり、
    前記外壁パネルは、その下方の隅角部において上下にある二つの前記取り付けボルトを備えており、
    二階以上の上階において、上方の階間梁と下方の階間梁があり、該上方の階間梁と該下方の階間梁のそれぞれの上面の相互に対応する位置において、前記第一外壁パネル取り付け金具が取り付けられ、前記下方の階間梁の下面であって前記第一外壁パネル取り付け金具に対応する位置において、前記第二外壁パネル取り付け金具が取り付けられており、
    重機にて垂下された前記外壁パネルが、前記上方の階間梁と前記下方の階間梁により形成される建物躯体に沿ってスライドしながら設置位置に配設され、該外壁パネルの有する二つの前記取り付けボルトが、前記下方の階間梁に取り付けられている前記第一外壁パネル取り付け金具と前記第二外壁パネル取り付け金具の有するそれぞれの前記案内係合溝に係合され、その際に、前記外壁パネルの有する前記第二ボルト孔が、前記上方の階間梁に取り付けられている前記第二外壁パネル取り付け金具の有する前記第一ボルト孔に位置合わせされて連通孔を形成し、該連通孔にボルトを挿通してボルト固定することを特徴とする、外壁パネル取り付け方法。
  3. 前記固定片と前記当接片が、二つのフランジを介して一体とされていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の外壁パネル取り付け方法
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